登録日:2018/08/06 (Mon) 22:19:30
更新日:2024/12/29 Sun 13:18:40
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三ノ輪 銀(みのわ ぎん)とは『鷲尾須美は勇者である』及び『
結城友奈は勇者である』に登場するキャラクターの1人である。
概要
神樹館手学校に通う11歳の6年生。公式サイトでは「火の玉ガール」と呼ばれており、実際非常に活発な性格。
園子には「ミノさん」と呼ばれている。
非常に丁寧な言葉遣いの
須美とは対照的に、フランクかつくだけた口調で話し、他人と打ち解けるのも早い。
活発で陽気な性格も相まって、彼女に想いを寄せる男子もいる。
家族思いであり、弟の世話や家事の手伝いなどを積極的に行っている。
おーい、お前は年が離れていても、この銀様の弟だろ?
だから泣くなって。泣いていいのは、母ちゃんに預けたお年玉が帰ってこないと悟った時だけだゾ。
何かと世話焼きでトラブルに巻き込まれやすい体質であり、外出時に困っている人を放っておけず親切を働くなどして訓練や学校に遅刻することもしばしば。
運動が得意であり、休み時間はいつも校庭で走り回っている。一方で勉強は苦手。ショッピングモール「イネス」がお気に入りで「イネスマニア」を自称するほど詳しい。
須美と園子を初めてイネスに連れ出し、ジェラートを体験させている。ちなみに一押しはしょうゆ豆ジェラート。
なお、ボーイッシュな雰囲気に対して
将来の夢は「お嫁さん」という乙女チックな部分もある。
この夢を語る際の彼女の表情は凄く可愛く、一見の価値あり。
いやぁ、家族っていいもんだから、普通に家庭を持つのもありかなって。
小さくて可愛らしいルックスであるため、コスプレ等をした際にはお人形さんのように愛くるしくなるのも特徴。
その可愛さは、一目見た須美が鼻血を噴出させ(園子曰く「そんな出し方する人初めて見た」)、銀ちゃん撮影会が始まるほど。
どうやら、須美にはこの頃からソッチ系の傾向があった模様。
勇者としての能力
勇者服の意匠は牡丹。武器は2丁の巨大な斧。
神樹館チームの攻撃の要であり、主に前衛を務める。
銀本人の気性によるものかタフネスも高く、攻撃を受けても怯むことは少ない。山羊座型戦では園子に代わって囮をこなした事も。
またここぞという時は三つ巴の模様が浮かび上がり、一時的に攻撃能力を増幅する事もできる。主にトドメの一撃として使用していた。
攻守に渡り能力が高いが、完全なるインファイトでしか力を発揮できないスタイルから、
支援担当の須美・タンク担当の園子というチームプレイがあってこその能力とも言える。
当初はやや先走りがちであったが、園子が隊長になってからは彼女の的確な指示を聞くようになり、闇雲に敵へ突っ込んでいくことはなくなった。
《鷲尾須美は勇者である》
神世紀298年7月10日、初めて複数体のバーテックスが襲来。
これを迎え撃った3人は、的確なチームプレイで序盤の戦局は優勢に立つ。
だが、3体目の出現と同時に3体の連携攻撃で須美と園子が負傷してしまう。
動けるのはアタシ1人。ここは怖くても頑張りどころだろ。
戦闘不能になった2人を戦線離脱させた彼女は、単身3体のバーテックスに立ち向かい、死闘の末に撤退させることに成功。
バケモノには分からないだろ、この力ぁッ!!これこそが…
人間様のぉ!!気合いとぉ!!根性とぉ!!「たましい」って奴よぉぉぉぉおおおッ!!!
だが、自身も右腕を失うほどの致命傷を負い、敵が去っていった方を睨みつけたまま
立ち往生を遂げる形で死亡。
享年11歳。まだ未来があるであろう少女の、あまりにも早すぎる死だった。
以降、彼女の死が須美や園子の心に永遠に癒えることの無い傷として残ることとなる…。
戦いの後、大赦により銀の告別式が行われた。
しかしその葬儀を取り巻いていた空気は、神樹の為に英霊となった事を尊ぶという、どこか命を軽視する空気だった…。
粛々と葬儀が行われる中、親族席の中から突然叫び声が上がる。
声の主は、銀が護ると誓っていた大切な家族の一人、上の弟の鉄男だった。
神様なんだったらなんで守ってくれなかったんだよ!姉ちゃんはずっと頑張ってただろ!それなのに…なんで姉ちゃんなんだよ!
姉ちゃんを連れてかないでくれよ!こんなの神様なんかじゃない!
大切な家族を奪われた悲しみを感情のままに叫ぶ鉄男だが、父親によって会場から退席させられてしまう。
そんな空気の中でも、バーテックスは容赦なく襲来してくる。
須美と園子は、「銀なら敵を倒そうと言う」と自分達を奮い立たせ、弔い合戦のようにバーテックスに立ち向かっていく…。
後に、大赦により勇者システムが改良され、「精霊」と「満開」が実装されることになる。
また、銀の使用していた端末は大赦によって回収され、改良された上で銀と近しい性質を持つ勇者候補・
三好夏凜に受け継がれた。
《結城友奈は勇者である 勇者の章》
故人である為直接の登場はないが、随所に出番がある。
1話にて園子が銀の慰霊碑に参る。その際にはいつかの遠足で約束した焼きそばを持参していた。
かつて担任であった安芸にとってはトラウマであり、同時に大切な教え子として残っている事がうかがえる。
また最終話にて絶望に打ちひしがれる東郷(=須美)の元に精神体として、先代の勇者・巫女達の中からいの一番に現れ手を添えた。
また大満開友奈が天の神に立ち向かった際、勇者部全員の花模様を束ねた一撃を放つが、
最後の力添えに銀の三つ巴がブーストされていた。
全てが終わった後に改めて東郷と園子(と安芸)が墓参りに訪れ、銀が受け取れなかった小学校のクラスメイト達からの応援横断幕が届けられていた。
花結いのきらめき
「花結いのきらめき」でも、わすゆ組では須美と園子に少し遅れての参入。アニメ出演勇者では最も遅いプレイアブル化となった。
戦闘では斧を用いたアタッカーとして活躍。本編の最期を考慮したのか、以外と打たれ強い面もあり優秀なアタッカーでもある。
イベントでは同年代の二人とは相変わらずの仲良しトリオであるが、成長した須美=東郷と園子には非常に溺愛されている
銀をセンターにした東郷と園子(中)のスリーショットでは、ドヤ顔の銀の横で二人が切なげな表情をしているカードもある。
また、後任勇者である夏凜の事を尊敬している素振りもあり、「夏凜さん」と呼び慕っている。
それ以外にも歳上には基本的に敬語で接しているため、タメ口のシーンが少ないくらい。
変わった所では、「のわゆ」の
土居球子とはお互いに腕白同士で気が合うのか、よく二人でイタズラをしたりしている。
ある日常イベントでは、東郷や須美、ひなたなどの胸を「霊峰」に例え、球子と一緒にビバーク(暗喩)を敢行した事も。
ウオォォォォォ!やりました!球子さん、アタシやりましたよ!
その球子の親友の
伊予島杏からは特に危険な目で見られており、時折シャレにならない発言をされる事も……やはり彼女はソッチ系の人間…
同じく、のわゆメンバーの
郡千景にも持ち前の明るさで接するなど懐いており、他人に対して壁を作りがちな千景が心を開ける数少ない相手となっている。
ちなみに銀、千景、球子、杏は4人とも誰かを守るためにバーテックスの前に立ち塞がり命を落としたという共通点があったりする。
とあるイベントでは、ウェディングドレス姿と白無垢姿の銀を拝む事が出来る。このイベントは涙腺崩壊であると同時に、非常に可愛らしい銀を見ることが出来るため必見。
なお、ウェディングドレス姿の銀のカードは「ゆゆゆい」内での人気カード1位の座に輝いたカードでもある。
やはり小学生は最高ということか…
この他にも銀のカードのイラストは特に幼さや愛らしさを強調したものが多く、最年少という事もあってか本編では見られない乙女チックな姿や、可愛らしい姿を多く見る事が出来る。
余談
明るく前向きなムードメーカーである銀だが、実は彼女は作中で一度も涙を流していないシリーズ通して唯一の勇者である。
出番が少ないからといってしまえばそこまでだが、どんな辛い時も絶対に涙は一滴も流さずに戦い抜いている。
アニメ版では一度だけ涙が見えてるシーンがあるが、園子の夢の中かつギャグシーンなので本人が泣いたワケではない。
ゆゆゆいでの立ち絵は須美や園子よりも小柄に描かれており、2人よりも幼く見える。
設定において、銀は身長と胸のサイズは全勇者中最小サイズである。
アニメ2期のBD特典の
ゲーム、結城友奈は勇者であるAにおいて、讃州中学の制服を着た中学生の銀の姿が描かれている。
外見は小学生の頃とほとんど変わらず小柄なままだが、ゆゆゆいと異なり13歳となっているため友奈達を呼び捨てにしている。
風先輩がもうすぐ抜けちゃうけど、樹があれなら、勇者部も安泰だな
とある理由により中学生であることは在り得ないはずの彼女だが、何故中学生の姿が存在するのかという理由に関しては、懐かしくも切なく悲しい親友の想いが関係していた…
なお、
結城友奈役の照井春佳氏は実況プレイしていた際にこのシーンで今にも泣き出しそうになっていた。
追記・修正できるのは私1人。ここは怖くても頑張りどころだろ。
- まさかわっしーの前にミノさんの項目が建つとは… -- 名無しさん (2018-08-06 23:21:24)
- 立て乙 アニメ4話での最期は不覚にも泣いてしまった… -- 名無しさん (2018-08-06 23:38:10)
- 明るくて -- 名無しさん (2018-08-07 00:52:34)
- ↑続き。元気で、優しくて、可愛くて、友達想いで、友達を守るために11歳の幼ない命を散らした悲劇の美少女… -- 名無しさん (2018-08-07 00:53:47)
- 銀タマコンビいいよね…登山SSRとかお銀と呼ばれて飛び出てくる阿吽の呼吸があったりとか -- 名無しさん (2018-08-07 02:42:57)
- 花結いだと群ちゃんにも懐いてて、壁作ってる彼女にしては優しく接しているという。あとなんとなく自分の未来を察しているのでは?素振りも・・・ -- 名無しさん (2018-08-07 07:25:54)
- 実は初めて声が付いたのは鷲尾須美の章ではなくゲーム版樹海の記憶だったりする 後中の人である花守ゆみりさんはゆゆゆ1期でモブ役(女子生徒)をやってたりする -- 名無しさん (2018-08-07 17:08:03)
- 彼女の精神コマンドほど予想しやすいもんはないよな。気合・根性・魂が確定だもの… -- 名無しさん (2018-08-07 22:24:09)
- まごうことなき勇者であった -- 名無しさん (2018-08-08 00:28:45)
- 銀ちゃんって抱きしめたら柔らかそう… -- 名無しさん (2018-09-02 23:14:37)
- 行く先々で困った人にエンカウントしてそれをみんな助けてあげるってこの子もしかして天使なんじゃ… -- 名無しさん (2018-09-07 16:30:37)
- ゆゆゆいで遂にその時が来てしまった。これからの自分に起こる運命を知る時が… -- 名無しさん (2018-11-28 10:20:19)
- 赤奈「三ノ輪銀ゥ!何故この讃州中学に中学生の君がいないのか、何故東郷と園子が君にベタ甘なのかァ!」 -- 名無しさん (2018-12-02 00:28:26)
- ゆゆゆいの花結いの章が終わって元の世界に帰ったら今まであまりの可愛さでみんなを癒してくれた銀ちゃんに待ち受けるのは… -- 名無しさん (2019-03-06 11:43:44)
- 須美と園子は中学生の姿からの逆算で幼少期のルックスが設定されてるのに対して銀ちゃんは最初から小学生という前提で描かれてるから二人よりも幼く見えるんだよね -- 名無しさん (2019-04-24 01:13:22)
- 若葉と仲良くバーテックスを食った勇者として語られてやっぱりネタキャラじゃねーか -- 名無しさん (2019-10-01 12:07:15)
- 勇者続けられないほどの重傷で離脱なら生存しつつ原作の歴史に近くなるのではと考えてしまう、結局神世紀組では唯一死亡してしまったキャラだからほんま悲しい -- 名無しさん (2019-12-15 00:39:34)
- 鉄男くん、あれからどうなったんだろうな… -- 名無しさん (2019-12-15 00:41:59)
- ↑ヘリのパイロットにでもなったんじゃなかろうか…え、てつを違い? -- 名無しさん (2020-03-30 12:23:50)
- あの二人が一生消えない傷を抱えてるってことは分かるんだけどさ、ぶっちゃけ親友を失ったと家族を失ったじゃ傷が全然違うわけじゃん?でも描かれるのは友達視点やかつての担任視点だけで、娘・姉を失った遺族のことに触れられることは全然無い。あの二人も、東郷に会った三ノ輪銀本人でさえ残された家族を気にかけるような素振りは全くなかった。はっきり言ってスタッフも逃げてるんだよね、三ノ輪銀を死なせたって事実から。だからこそ描かれるのは三ノ輪銀の死によって齎された明の部分だけで、世界が救われた裏に永遠に救われることのない遺族がいるって暗の部分には絶対に触れようとしないし、ましてや遺族が一生抱え続ける悲しみを描くこともない。 -- 名無しさん (2021-12-19 23:19:14)
- 6月にやるイベントでも三ノ輪銀役の人だけ出演せず、やっぱり神世紀組の中で唯一もういない人だからか? -- 名無しさん (2022-05-31 08:27:17)
- 中の人が「声優でやりたかったのってこんなんだっけ?」ってなってた時に銀ちゃんやって、一気に情熱が戻ったと知って泣いた。 -- 名無しさん (2022-05-31 12:45:29)
- 死後も銀の存在をチラつくからユーザーがここから受け入れるか問題だな。わすゆ組が銀を引っ張ると他のキャラと温度差がスゴい -- 名無しさん (2023-01-08 16:05:08)
最終更新:2024年12月29日 13:18