左近寺竜之介

登録日:2018/10/14 (日) 09:59:36
更新日:2024/12/24 Tue 21:15:37
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き…効くぜ…こいつは…


左近寺竜之介とは、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の登場人物である。

CV:岩崎征実(テレビアニメ)、竹内順子(少年時代)*1


プロフィール


生年月日:12月31日
年齢:推定30代
身長:182cm
体重:95kg
血液型:A型
出身地:埼玉県


人物


警視庁葛飾警察署に所属している警察官で階級は巡査。
「格闘技の鬼」の異名を持つ人物で、あらゆる格闘技に精通している。
趣味の格闘ゲームでもその強さを遺憾なく発揮しているが、とあるきっかけで恋愛シミュレーションゲームを知ってからはそれにのめり込むようになった。

日々のトレーニングで鍛え上げた屈強な肉体が特徴で『ストリートファイターⅡ』の「ガイル」っぽい髪型をしている。
道着か白と紫のボーダー柄タンクトップかジャージを着ている事が多く、制服を着ているシーンはほとんどない。
実は上のプロフィールを見て分かるようにボルボと身長と体重が一緒であり、誕生日と血液型まで同じである。
…というか髪型(ボルボ→短髪、左近寺→やや長く逆立っている)と眉毛(ボルボ→やや丸みがある、左近寺→鋭角的)以外外見もほぼ同じである。
そのためか第199巻収録の「マイソウルナンバーの巻」は連載時ボルボが左近寺の髪型だった事もある。(単行本では修正)
また『コマンドー竜』というゲームキャラとよく似ているらしく、コスプレを勧められて普段着で会場に向かっただけでコマンドー竜のコスプレイヤーと認識された。

ゲームオタクなので両津とは気が合い、よくニコニコ寮の自室に両津や後輩達を招いてゲームをやっている。
腕力が半端ないので彼のコントローラーはヒビだらけになっており、十字キーを握り潰した事もあるという。
コンシューマ機では時々熱中しすぎて隣にいる相手に肘うちなどをして物理的に倒してしまった事態も…
主にゲーム系か体力系のエピソードで出番があり、両津やボルボや本田と一緒に活躍する事が多い。
なおポジションの近しいボルボと比較すると、登場当初は両津に敬語で話していたボルボとは異なりこちらは最初から対等の口を利いており、名前も「両津」呼びだった。

自宅には多くのゲーム機や関連本がある。
格闘技好きでもあるので格闘家のポスターを壁や天井に貼っており、トレーニング用の器具も置いてある。
恋愛シミュレーションにはまってからは恋愛ゲームを買い漁るようになり、パソコンを購入しゲームマーケットにも顔を出すようになった。

当初は格闘ゲーム一筋のゲーマーであったが、ひょんな事で人気恋愛シミュレーションゲーム『どきどきメモリアル』を知り、
「自分の名前をヒロインが呼んでくれるシステム」に衝撃を受けた事で興味を持つようになる。
ヒロインの早乙女沙織が特にお気に入りで、彼女の甘い声で呼びかけられる度に「効くぜこいつは…」とデレデレになっている*2
フィギュアやガレキにも手を出すようになったが、ガレキは今まで作った事がなかったので彩色等は両津に頼んでいる。
うめ大戦』をやるようになってからはヒロインの橘弥生に似ている早矢に惚れ、
彼女を悪漢やサメ等から守るために勇敢に戦った事もある。
一時期BLものと知らずに買ったゲーム*3にはまったせいでオネエのように変貌し、いけない趣味にはまりかけた*4事があるが、再登場時には元に戻っていた。

前述の理由で早矢に惚れており、彼女に惚れた事で柔道場を素直に空け渡し弓道部へと入部してしまう。
またチャットで知り合った美人女子大生と付き合っていた事もある(その後進展があったかどうかは不明)。

新型PHSのイメージCMに起用された事があり、そのキャラが女性に人気となり、CD化、ゲーム化、アニメ化、フィギュア化した事で一躍時の人となっている。
またゲーム化のCMで『うめ大戦』の橘弥生役の早矢と共演した時には幸せそうな表情を浮かべていた。

恋愛ゲームに熱中する男性として考えられたキャラで、当初は一回だけの登場の予定だったが、当時はギャルゲーブーム末期だったのもあり、彼のキャラクター性が読者に大うけしたので準レギュラーとなった。

性格


とても硬派な性格で、柔道等の大会でも表情を一切崩さず試合に臨んでいる。
だが格ゲーをプレイしている時には両津以上に熱くなり、対戦を一回しただけでも柔道を一試合したぐらいの汗をかく。
ゲームに熱くなるとつい反射的に暴れてしまい、勢い余って周囲の人間を殴ってしまう事がよくある。
しかし白熱していた時の記憶はあまりなく、我に返った時には自分で殴り倒した後輩達を見て驚いている。

ストイックに試合に臨む姿に憧れる女性も多いが、当初は女性に興味がなく声援をかけられても全く相手にしようとしていなかった。
恋愛シミュレーションにはまっても二次元の女性にしか興味はなかったが、ゲームのヒロインに似ている早矢が現れてからは彼女に好意を抱くようになり、
段々と現実の女性にも興味を持つようになった。

アニメ版では女嫌いという設定で、小学生の時に沙織にそっくりな少女に一目惚れをしたのだが、柔道の大会でその少女と対決することになり、試合前に緊張してトイレに行くのを忘れて試合の最中に漏らしてしまい、それを皆に笑われた事で極度の女嫌いとなってしまった。
「どきメモ」をプレイし始めてから女嫌いは少しずつ直っていったが「どきメモ」で告白に失敗し、そのショックで女嫌いはさらに酷くなった。
またなにかしら「沙織〜!!」と叫ぶ口癖、沙織の人形の乳首を触り興奮する癖(フィギュアのサイズによって反応が大きく異なる)や悲しい時に失禁する癖も追加された。

自分より弱い相手でも絶対に手を抜かず、女性に指導する時でも容赦はしない。
格ゲーをしている際も同様で、相手がギブアップしていても必ず止めを刺す。

泣き上戸であり、酷く酔った時には「ギャルゲーのどこが悪いんだ!」「どきメモはギャルゲーではなく純粋RPGだ!」等と愚痴っていた。


能力・特技


「格闘技の鬼」の異名は伊達ではなく、柔道をはじめ、合気道、空手、テコンドー等のあらゆる格闘技の師範証を持っている。
特に柔道は中量級の両津と共に警視庁代表に選ばれるほどの実力で、全国優勝を果たした事もある。
大会で何度も入賞を果たしており、自室はいたるところにトロフィーや賞状、盾を飾っている。
早矢の影響で弓道をやるようになってからはメキメキと腕を上げ、早矢からも上手いと褒められた。

実戦でも非常に強く、両津が個人的に犯罪者の集団を相手に乗り込む時などは幾度か助っ人に呼ばれるなど、戦闘力に対する信頼は高い。

体がとても頑丈であり、携帯ゲーム版どきメモに熱中するあまり電車に飛び込んでも数箇所に包帯を巻く程度の怪我で済んでいる。

格ゲーもかなりの腕前であり、両津と一緒に効率の良い闘い方や裏技等を日々研究している。
コマンドは勿論ダメージ量まで全て暗記しており、よく両津と目隠し格闘ゲームで対戦をしている。


左近寺家



  • 左近寺の弟
名前不明。というか本人が登場しない。
左近寺(竜之介)が自分が欲しいと言い出せず「弟に頼まれた」と嘘をついたのが初めての言及で、
両津が一応怪しまなかったところからすると存在自体はして両津も知ってはいる模様。
ただ「こんなのやるかな」と疑問は持っていたので、兄とは違ってゲームはあまりやらないらしい。
その後、会話に何度か登場したが結局最後まで登場せず、コロンボのかみさん状態で終わった。
アニメでは前述の場面で両津が「弟? お前に弟なんていたのか? 初耳だぞ」と返しており、当初からいないことになっている。







追記・修正…
き…効くぜ…こいつは…


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最終更新:2024年12月24日 21:15

*1 EDクレジットでは「竜之介」。

*2 余談だが、アニメ版で沙織を演じたのは『どきメモ』の元ネタ作品で主人公に一目惚れする女の子を演じた菊池志穂である。

*3 愛していた美女が実は“美少年”で「おホモ達になる」というゲーム内容。

*4 その状態で柔道大会に出た時には気味悪がって逃げようとした相手をやる気満々で捕まえていた