ジェドーラ

登録日:2011/05/18 Wed 08:38:01
更新日:2025/03/15 Sat 00:45:08
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「あ~困った困った!」




ジェドーラとは、劇場版ドラえもん『ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?』に登場したドラえもんズの友人。



概要

誕生日は5月17日。
好きなどら焼きは生クリーム入りどら焼き。辛い物は苦手。
視力は悪く、ネコ型ロボットで唯一メガネをかけている。

ロボット養成学校ではシェフロボット養成コースに在籍していただけあり、料理が得意。なお料理は腕だけじゃなく、楽しく作る事が大切だと考えている。
経緯は不明だが在籍中にドラえもんズと知り合い、お菓子パーティーを開いた。

常に出している舌は「成分解析味見ベロ」で、触れるとその物の成分が分かる。

また、困り果ててしまった際に「困った困った!」と言いながら蒸気機関車の様に走り回る癖がある。
通称「シュッポ・シュッポ・ダンス」


映画での活躍


オカシナナ王国で開かれた「オカシナナまつり」に参加。
ドラえもんズのメンバーに材料を持ってくる様に頼んでいた。
ちなみに頼んだものは

ドラ・ザ・キッド→世界一うまいミルク

ドラメッド三世→伝説の小豆

ドラリーニョ→新鮮産みたて卵

ドラニコフ→究極の蜂蜜

ドラえもん→宇宙一ふんわり焼ける小麦粉

なお王ドラエル・マタドーラにも材料を頼んでいたが、輸送途中でライバルであるニガニガの妨害工作にあって材料を燃やされてしまったため、何を頼んでいたかは不明。

他のドラえもんズたちもニガニガの妨害に遭いながらもなんとか材料を調達するが、妨害工作のせいで到着が遅れたためコンテスト終了までの残り時間があとわずかになってしまう。

急げばまだ作れるものがあると言う王ドラとエル・マタドーラだったが、王ドラは「あんこ饅頭」マタドーラは「生クリームケーキ」をそれぞれ作るものとして主張し喧嘩を始める。

しかしジェドーラがそこで養成学校時代にドラえもんズたちとお菓子を食べて楽しかったことを思い出し、「お菓子作りに必要なのは、みんなで楽しく作ること」だと主張。

その言葉に感化された2人は喧嘩をやめ、ドラえもんズ全員で協力して持ち寄った材料を使ってハニー姫に「宇宙一の生クリームどら焼き」を作り、ハニー姫の笑顔を取り戻した。

ちなみに生クリーム入りどら焼き制作中にお醤油を少々入れていたのが決め手になったとかならないとか。

関連人物


ニガニガ


ジェドーラのライバルで、本作品における悪役。語尾に「~ニガ」とつける。複数の部下を連れている。

お菓子造りの技術そのものはそれなりにあるようだが、自分たちの技術で勝負するよりもライバルたちの足を引っ張ることを最優先にする卑怯な性格。

「オカシナナまつり」でグランプリを獲得するため部下たちとドラえもんズの材料運搬を妨害し、他の参加者の作品も調味料をすり替えたりするなどの妨害工作を行っていた。

ドラえもんズの発表以前に「一番マシ」と評価されてグランプリを獲得しかけたが、ドラえもんズのどら焼きがグランプリとなり、往生際悪く「そんなの失格ニガ!」と審査に文句を付けようとしたが、ドラリーニョのミニドラたちに足元にロケットを括り付けられており、それまでの悪事に対する報いをうけるようにそのロケットに引っ張られて部下たちと乗っていたUFOともども地平の彼方へ吹き飛ばされていった。

お菓子戦隊フルーツマン

コンテストの出場者で戦隊ヒーローっぽい人たち。顔に番号が書いており「フルーツ」と喋る。
「フルーツのサバイヨンソース」を出品し、サト国王には「大量生産できそう」と評価されるが、ニガニガが砂糖と塩をすり替えていたため塩辛い味付けになってしまい失格となる。

21エモンご一行

まさかの他藤子作品からのゲスト出演。グランプリの商品目当てでの出場だろうか。
「さつまいもの水飴ロケットステーション」を出品し、こちらはシュガ王妃に「ちょっぴりゴージャス」と評価されるが、ニガニガが水飴を瞬間接着剤に作り替えていたため、歯が欠けるほど固くなってしまい失格となる。


コーラ

田中道明版漫画第6巻に収録された「ジェドーラの恋」に登場した女性ロボット。宇宙開発センターからの留学生である。
しずかちゃんに似たツインテール髪の美少女であり、7つの博士号を持つ天才ロボットだが、料理の腕は壊滅的で、卵を割らせると周囲が卵まみれになる他、ふくらし粉と火薬を間違えて入れたり、自ら調理用マシンを開発して使用してはことごとく暴走させてしまう。

遅刻しそうになったジェドーラが学校に急いでいる途中でぶつかった事から出会い、一目惚れする。
ジェドーラは結局遅刻して立たされていると、寺尾台校長が彼女をシェフロボット養成コースの転校生として紹介した事で再会できた。

コーラの特別コーチに任命されたジェドーラは、ある日彼女がノラミャー子(あるいはその同型機)やトモダチロボットと会話しているのを偶然耳にして、彼女が好きな人の誕生日にケーキを焼くために特訓していた事、その人の誕生日が自分と同じ5月17日である事を知り、当日にケーキを焼いて告白を決意する。
だが彼女が発明した万能調理マシン「おいしんぼ」くんの暴走に巻き込まれる事になり、ドラえもんズの協力を借りてこれを鎮圧する。

そこへ寺尾台校長が宇宙開発センターのパイロットロボット・イエガー隊長を連れてきた。
彼は明日にコーラが火星基地に出発するために迎えに来たのであり、彼こそがコーラの好きな人だったのである。
ジェドーラは告白を諦めて自分の焼いたケーキを2人に譲り、2人が去った後、王ドラとマタドーラの提案でドラえもんズと共にお菓子パーティを始めるのであった。



余談

  • 元は視聴者の応募によって生まれたキャラクター。といっても最優秀賞が一人選ばれたというわけではなく、複数の投稿作品を基にアイデアをミックスさせて生まれた。

  • 漫画版については、田中版では映画のコミカライズの他、前述の第6巻に1話だけ登場。三谷版では映画公開を記念して登場した事はあるが、単行本未収録である。

  • 名前の由来はイタリアのアイスクリームである「ジェラート」と思われる。


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