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ワレス(FE)

登録日：2019/01/12 Sat 08:08:53
更新日：2025/05/05 Mon 01:12:56
所要時間：約 5 分で読めます


我が名はキアランの重騎士ワレスなり！

死を恐れぬ者はかかってくるがいい！

ふははははははははは


ワレスとは、ゲーム『ファイアーエムブレム 烈火の剣』に登場するキャラクター。

●概要

スキンヘッドと厳つい顔が特徴の元キアラン重騎士。
引退後は畑を耕していたが、ラングレンから偽公女討伐の命を受けリン達の前に立ちはだかる。
しかし実際に会ってみて悪人ではないと確信したワレスはそのままリン達の側に加わることに。

豪快で押しが強く、新兵を鍛えるのが趣味。
兵士の間では「兵士強化マニュアル」なるスパルタ教育を行うことで知られ恐れられている。ワレス曰く『一項目でも抜いたら意味がない』とのことだが…
なおこのスパルタ教育にまともについてこれたのは恐らくリンの父親であるハサルくらいである。超人過ぎる。
しかしただの脳筋ではなく主君やキアラン家のためを考えて行動する思慮深い一面も。

極度の方向音痴で、エリウッド(ヘクトル)編ではベルンからキアランに帰ろうとして何度も同じ場所を彷徨っていた。
エピローグでも何故かイリアに辿り着き、凍てついた大地を耕すべく奮闘する日々を送るようになる。

●性能

  • 初期値と成長率
アーマーナイト LV12 → ジェネラル LV1
HP-30→34(75)
力-13→15(45)
技-7→9(40)
速さ-5→8(20)
幸運-10(30)
守備-15→17(35)
魔防-2→5(35)
体格-13→15
属性-雷
武器LV-槍A→槍A/斧E

  • 所持品
鉄の槍/鉄の斧/傷薬/騎士の勲章(リン編)
銀の槍/手斧/特効薬(エリウッド・ヘクトル編)


リン編では終盤の9章で登場。
チュートリアルの一環とはいえレベル12でクラスチェンジするという暴挙に出る。ノーマルモードでは回避不能。
今作はCCするとレベル1から再出発、という定番のシステム。なので一般的なFE経験者にとって血涙モノな演出を見せられることとなる。
というか初心者にこんな非効率的なやり方を教えて良いんだろうか…。
このため実質的にお助け役の初期上級職となっており、リン編のラスボスであるラングレンのステータスを殆んどの面で上回る。
2周目以降はハードモードを選択すればチュートリアルがスキップされるため騎士の勲章を自由に使える。使えない鉄の斧はドルカスにでも渡しておこう。
この章の敵将イーグラーや次章のラングレンをボスチクすればワレスを下級レベル20まで育てるのも容易である。
このあたりは敵の弱さやワレス自身の強さからまずやられることはない。

エリウッド(ヘクトル)編では24章到達時にロード3人のレベル合計が49以下の場合に行くロイドルートで登場。
同盟軍として単身【黒い牙】に向かって突っ込んで行き、キアラン家の人間で説得することで再び仲間になる。
ロードの合計レベルが高い場合は代わりにライナスルートでウォーリアのガイツが加入する。
リン編から能力を引き継ぐためCCさせなかった場合はアーマーナイトとして登場し、かなり難易度が上がる。
リン編でロストしておけばジェネラルとして再登場させられるので覚えておきたい。
ただし自軍から遠く離れた場所で暴れ回るため、ジェネラルの状態でも無事に仲間にするのは骨が折れる。
飛行系や騎馬系などで一刻も早く救助したい所だが、霧で視界がきかないので一筋縄ではいかない。
あまり救出が遅れるとどんどんマップを進んでいってしまい、ぎんの剣やランスバスター、アーマーキラー持ちかつ高レベルの剣士隊とぶつかってしまう為ジェネラルLV1の彼ではノーマルでも危険。
それらを掻い潜ったとしても最終的には敵将ロイドにまで勝負を挑んでしまう。ロイド相手ではステータス差で歯が立たず瞬殺されてしまうのでなるべくお早めに。

ユニットとしては壁役として必要な能力は備えており、ハードでレベル20まで鍛えてからCCすれば相応に強くなる。
意外にも技や魔防の成長率が高めで、速さとやや低めなHP以外はバランスの良い能力になることも多い。
ただ同職のオズインが強すぎるため、大抵ほっぽかれてしまう。
下級職LV20まで育てられた事を前提としてワレスが目立って優れているのは幸運の初期値が高い分必殺を受けにくい・力や技の成長が幾らか上回っている事である。
反面要の守備や速さ、HPの成長では大きく下回っているのは厳しい。守備の初期値はオズインより多少は上なのでまだ誤魔化せるが…。
さらに同じアーマー系のヘクトルもいるので彼らより劣りがちな3番手が必要かというと…。しかも彼らは相互支援させるとより強力になる。
ワレスは雷属性なので支援を受けるとオズインよりも必殺や回避に長けた補正を得られるが技や速さの低さから活かすのが難しく、そもそもヘクトルも雷属性である。
初期上級職は武器レベルの高さが差別化要素となることも多いが、オズインは最初から槍レベルがBと高いためワレスの槍Aのメリットがほぼなく、斧レベルはというとワレスはCCのチュートリアルを兼ねていたせいで斧Eでありこちらも全くオズインと差をつけられない。
また終章に連れていくと名有りモルフは主要ステカンスト+S武器で攻撃力がかなり高いため、ワレスの守備力が高くとも追撃でガンガンHPを削られる。
苦手な斧や魔法はおろか、ルーンソード(笑)にすら追い詰められる可能性がある。
使えなくはないが、あえて起用するメリットを見出しにくい。

競合相手のガイツが同じ戦士系のバアトルやドルカスより優秀と評価されやすいのでなおさら選ぶ理由がなくなる。
騎士の勲章もセインやケントに奪われてしまうことが多い。
もし『封印』や『聖魔』に登場していれば主力になれる機会も増えただろう。

何かとプレイヤーを困惑させることや苦労して仲間にしても活躍の場があまりないことからか「ワロス閣下」と呼ばれたりする。
余談だが2005年にPS2で発売されたベルウィックサーガにも「ゴーゼワロス」という敵キャラがおり、そちらもその特徴的すぎる名前から「ワロス閣下」と呼ばれている他、彼が登場するMAPは色々と楽しめる要素がある事で有名である。

●支援会話

  • リン
リンのタラビル山賊団への憎悪の深さが克明と描かれ、ワレスがベルンに来たのはリンの両親の仇であるタラビル山賊を彼女の代わりに滅ぼすためだったと判明する。
リンの両親のことをよく知るワレスはリンに復讐のために生きるのではなく幸せになって欲しいと語る。

かつてリンの両親が駆け落ちした時、2人の幸せやキアラン家の将来を慮ってあえて見逃し、処罰されたことを語る。
リンの出生に関わる貴重なエピソードであると同時に、ケントはただ主君に従うだけが騎士の忠義のあり方ではないのかもしれないと考え始める。

「兵士強化マニュアル」の本領を発揮しウィルに厳しい訓練を受けさせようとする。
それからというものウィルはワレスから逃げ続ける事を強いられるが、そのための体力をつけるために結局自主的に訓練させられていたりする。結果オーライである。

  • ヴァイダ
騎士として意地の張り合いから腕を競い、最終的には好敵手として認め合うようになる。

ワレスがおよそ30年前まだ騎士見習いだった頃、キアランの傭兵団に雇われていたレナートと瓜二つで同じ名を持ち、そして同じ物言いまでする傭兵から手ほどきを受けていたことが判明する。
若い頃のワレスは線が細く女のようだとからかわれていたらしい。
…すまんが、想像出来ん。


追記・修正はアーマーナイトのワレスを救出してからお願いします。

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