THE BOYS(ドラマ)

登録日:2019/11/11 Mon 22:13:12
更新日:2024/12/29 Sun 20:56:39
所要時間:約 7 分で読めます


タグ一覧
19年夏ドラマ 20年秋ドラマ 22年春ドラマ AmazonPrime R18 THE BOYS この世の地獄の見本市 この世界に神はいない もしも…スーパーヒーローがスーパー屑野郎だったら? アメコミ アンチヒーロー ガース・エニス ガース・エニスの本気 クズ クソゲスヒーローをぶちのめせ! ゲス ザ・ボーイズ スパイス・ガールズ スプラッター スーパーヒーロー ダメな大人の万国博覧会 ダリック・ロバートソン ディストピア デッドプールが全年齢向けに見える ドラマ ネタの宝庫 パニッシャー キルズ・マーベル・ユニバース パロディ ヒーロー ブラックコメディ ブラックジョーク ブラックユーモア ブラックユーモアを楽しめないと理解不能 レジスタンス 下種 下衆 人間のクズの温床 人間の屑の温床 全員悪人 反逆 叙事詩 商業主義批判 善いやつもいる 善人を装ったゲス野郎 地獄絵図 堕落 外道 復讐 汚いTIGER & BUNNY 汚いアベンジャーズ 汚いタイバニ 汚い大人の見本市 汚れた英雄 海外ドラマ 社会風刺 神作 腐れ外道 腐敗 裏社会 超人 逆襲 風刺 鬱展開


『THE BOYS』とは、ガース・エニス、ダリック・ロバートソンによる同名コミックを原作としたアメリカ合衆国製作のAmazonPrimeオリジナルドラマ。
2019年7月にシーズン1全8話が公開され、2020年9月よりシーズン2全8話が公開、2022年6月よりシーズン3全8話が公開された。
その他、『インサイド・ザ・ボーイズ』という撮影時の裏話を語った特典エピソードやスピンオフにドラマ『ジェン・ブイ』や同じくスピンオフアニメ『ダイアボリカル』も配信されている。

パッと見は近年実写化で大成功を収めているMARVELやDCのようないわゆるスーパーヒーロー物だが、
その実態は、強力な力を持ったがゆえに驕り高ぶったヒーロー達に、能力を持たない一般人が制裁を加えるべく立ち向かうアンチヒーローブラックコメディドラマである。

レーティングはR18。エロ描写とグロ描写が満載なので苦手な人は注意。
特にグロ描写に関しては、臓器が飛び散るなど地上波放送がまず不可能なレベルで描かれている。

あらすじ

舞台となるのは、特殊な能力を持った人間達がヒーローとして国民の平和を守る文化の根付いた現代のアメリカ。
そうしたヒーロー達は企業の看板として人気を博し、街は彼らの広告やグッズで溢れかえっていた。
電気屋で働く青年・ヒューイは、職場に遊びに来るほど仲の良い恋人・ロビンと何気ない日常を過ごしていたが、
そんな彼の平和な日常は、ある日起きた出来事によって、一瞬で崩れ去った……



登場人物


ヒューイと関係者


  • ヒューイ・キャンベル(演:ジャック・クエイド/吹替:平野潤也)
本作の主人公。街の電気屋で働くしがない青年。
父親とは微妙な関係にあるが、恋人にも恵まれ、慎ましくも平穏な日々を送っていた。
しかし、あるヒーローとの邂逅が、彼の人生の歯車を大きく狂わせる事となった。
元々ただの青年であったため、普段は弱気や臆病さを覗かせることもあるが、やると決めたらやる芯の強さも持ち、非常に機転が利く。
電気屋で働いていた経験と知識から来る、カメラの設置や電化製品などへのハッキングなどのサポート・工作活動や、時にはヒーローすら出し抜くほどの弁舌が彼の得意分野である。

  • ロビン(演:ジェス・サルゲイロ/吹替:向坂伊織)
ヒューイの恋人。婚約などはしていないが、彼の父親とも面識があり、交際は順調だった様子。
ヒューイの人生を狂わせた当日も、彼の職場を訪れ、とりとめもない恋人同士のやり取りをしていた。
が、超スピードで犯罪者の追跡をしていたヒーローと偶然接触してしまったことで、物語開始のわずか数分で、ヒューイと手を繋いでいた両腕だけを残して「轢き」殺され、彼を絶望の淵に叩き落した。

  • ウィリアム(ビリー)・ブッチャー(演:カール・アーバン/吹替:宮内敦士)
「ザ・ボーイズ」を率いるリーダー。
ヒーロー達に対しては並々ならぬ怒りと憎悪を抱いており、彼らには拷問や殺害といった手段を躊躇わず実行する。
恋人を失ったヒューイに接触し「奴らに復讐したいか?」とチームに勧誘した事から、この物語は動き出していく。
元FBI捜査官と本人は語っているが……?


セブン

ヒーロー達を統括し、彼らによる防犯活動、メディア展開をマネジメントしている企業・ヴォート・インターナショナル。
そのヴォート社の中でも選ばれし7人の精鋭達がこの「セブン」である。
いずれも能力的にも人格的にも優れた者達で構成されており、アメリカ国民の尊敬を一身に受ける存在。


  • ホームランダー(演:アントニー・スター/吹替:近藤浩徳)
能力:目から発される鉄をも切断する熱線・自力での単独飛行・透視・わずかな物音さえ聞き逃さない地獄耳

人格、人気、能力いずれも「アメリカの象徴」「最高峰のヒーロー」と目されるセブンのリーダー格。
青いボディースーツに星条旗をマントとして身につけた、コテコテのアメリカンスーパーヒーローを具現化したような存在。
タイトルバナーで目から赤いビームを出しながらサムズアップしているのも彼である。
愛国心に溢れ、犯罪者を捕らえるだけでなく様々な慈善活動にも従事しており、まさに聖人君子を地で行く人物。
人々の中には彼を神と同一視する者もいるほど。


  • スターライト/アニー・ジャニュアリー(演:エリン・モリアーティ/吹替:山咲しづ香)
能力:素手で壁を破壊する怪力・光や電気を操る

本作のヒロインで生まれついての超人。
幼い頃からヒーローという存在に憧れており、これまでは母親のサポートと共に犯罪と戦っていたが、
物語冒頭でオーディションによってセブン加入が決定し一気にスターダムを駆け上がった。
ヒーローとしては新人だが、何よりも正義を重んじる高潔な女性であり、セブンへの加入は彼女にとっても何よりの悲願であった。
だがヒューイとの出会いもあり、やがてヴォート社、そしてセブンの腐敗を知る事となり……。


  • A-トレイン/レジー・フランクリン(演:ジェシー・T・アッシャー/吹替:柏野昌俊)
能力:瞬間移動にも見えるほどの超高速移動

この物語の全ての発端となる「世界最速の男」
400mトラックをわずか数秒で1周するほどの高速移動能力の持ち主で、それを生かした犯罪者の追跡を主な任務としている他、
その身体能力で陸上競技のアスリートとしても活躍しており、そちらでも高い人気を誇る。
だが、その高速移動は普通の人間にとっては非常に危険であり、移動中の彼に接触しただけで、衝撃で身体が粉々に吹き飛ばされてしまうほど。
犯罪者を追跡中にヒューイの職場に遊びにきていたロビンに激突して彼女を死なせてしまうが、全ては任務中の不幸な事故として処理された。


  • ディープ/ケビン・モスコウィッツ(演:チェイス・クロフォード/吹替:村井雄治)
能力:生身による水中での無制限の活動・水棲生物との対話

「七つの海の支配者」と呼ばれるセブンのNo.2。
体にエラがある特異体質の持ち主で、人間でありながら生身で水中を自由自在に活動できる他、
水棲生物とは言語を用いた意思疎通が可能で、味方につけることも可能。
水のあるところは彼の独壇場で、海難事故の救援活動や海洋生物の保護などで活躍しており、水族館の広告塔にもなっている。


  • トランスルーセント(演:アレックス・ハッセル/吹替:手塚ヒロミチ)
能力:皮膚を炭素系メタ物質に変化させてのステルス及び硬化

その名の通り、変化させた皮膚による光の屈折で透明人間となるヒーロー。
単純に透明化するだけでなく、炭素系メタ物質自体が非常に強固な代物なため、銃弾すらいともたやすく跳ね返す堅牢な防御力を誇る。
潜入や偵察などの隠密活動においてはこの上なく強力な能力だが、服までは透明化させられないため任務中は全裸が基本である。


  • クイーン・メイヴ/マギー・ショウ(演:ドミニク・マケリゴット/吹替:高宮彩織)
能力:バスを腕一本で支えるほどの怪力・トラックに衝突されても傷ひとつ負わない肉体

アニーの加入前はセブン唯一の女性ヒーロー。名前の由来はケルト神話のアルスター伝説に登場するコノートの女王・メイヴ。
これといって特殊な能力は持たないが、故に己の肉体ひとつで悪に立ち向かうセブンでも屈指のマッチョウーマン。
端麗な容姿の持ち主で男性はもちろん「アメリカ的な強い女性像の象徴」として、同性からの支持も厚い。


能力:体の各部に仕込んだ暗器を使用した格闘術

頭から爪先まで真っ黒なコスチュームに身を包んだ謎多きヒーロー。
素顔を晒さないのはもちろん、一言も喋っている場面がない*2など非常に寡黙でミステリアスな存在。
しかし、CM撮影の際に日本の茶の湯を美しい所作で嗜む姿を見せたり、見事なピアノの演奏を披露するなど非常に高い教養を得ていることがうかがえる。

「忍者はどの層からも人気」ということからかその寡黙な姿から世間からの人気はホームランダーと並ぶほど。


  • ストームフロント/クララ・ライシンガー(演:アヤ・キャッシュ/吹替:池田海咲)
能力:怪力・電撃・飛行・再生能力

新たにセブンに加入した女性。サバサバした性格で撮影中に平気でP音が必要なワードを口にするなどあまりタレントらしくない言動が多い。
新参でありながらホームランダーに対しても対等だと言わんばかりに臆さず接している。

  • シスター・セージ(演:スーザン・ヘイワード/吹替:青木瑠璃子)
能力:非常に高い知能

シーズン4からセブンに加入。
元「ティーンエイジ・キックス」のメンバーで「世界一賢い女性」と称されている。
若さに見合わぬ知性故、あのホームランダーでさえ普通の格好で訪ね、助言を求めるほどの人物。


  • ファイアクラッカー(演:ヴァロリー・カリー/吹替:高柳知葉)
能力:指先で火花を散らす、格闘能力

シーズン4からセブンに加入。
敬虔なキリスト教徒であり、貧しい人々の言葉に耳を傾ける清貧な女性。
ポッドキャストで自身の意見を発信し続けており、セブンに加入してからはその人気が加速し数十万人のフォロワーを有するようになる。



セブン以外のヒーロー (および能力者)


  • エゼキエル
能力:体のあらゆる部位を伸縮させるゴム人間

宗教団体サマリタンズ・エンブレイス財団の牧師として活動しているヒーロー。
名前の由来はグリゴリ天使団の一員である同名の堕天使・エゼキエル。
金髪の髭面に白いタンクトップというマッチョな風貌だが、多くの信者を抱えている敬虔な聖職者。


  • ショックウェイブ
能力:目にも止まらない高速移動

A-トレインと同様の高速移動能力を持つヒーロー。
歳は若いが次世代のホープと期待されており、アスリートとしてはA-トレインと人気を二分する存在。
世界最速の座をかけた彼とのレースがマッチアップされている。

  • ポップクロー
能力:両手首から鋭い爪を生成する

女優との二足のわらじを履くヒーローでA-トレインの恋人。
だか、A-トレインが自身のイメージを気にして彼女が恋人である事は公表しておらず、最近欲求不満気味のようで……。

  • メズマライザー
能力:精神感応
メズマーの愛称で呼ばれる子役俳優として一世を風靡したヒーロー。
少年時代は中性的な美少年だったが、現在は中年太りによりその美貌は見る影も無くなっている。
接触した相手の精神を読み取ることが出来る。ただしイメージ程度で心理や考えを完全に暴ける訳ではない。

能力:変身能力
性別、年齢問わず他者に化けることが可能なヒーロー。ただし長時間化け続けることは不可能。
本来の姿は頭髪のハゲあがった太った中年男。


  • イーグル・ジ・アーチャー
能力:弓矢を正確に放つ (劇中未登場)
狩人を思わせる風貌の青年。ヒーローとしての知名度はあまり高くない。


  • ナキーブ
能力:爆発エネルギーの放出
アメリカ政府と敵対するスーパーテロリスト。上半身裸で胸にアラビア語のタトゥーがある。


  • ケンジ
能力:テレキネシス
日本人のスーパーテロリスト。その力は強力で、店の中を丸ごと吹き飛ばしたりする。


  • ゲッコー
能力:再生能力
ヴォート社内部で勤務する青年。アニーとは面識がある。


  • ランプライター
能力:炎を操る

元セブンの一員。
物語開始と同時にアニーと入れ替わる形で引退したヒーロー。炎を操る能力者であり、セブン内でもなかなかの実力者だったようだ。


  • スーパーソニック
能力:音波を操る

アニーの元カレ。セブン候補であり歌手としても活動している。
シーズン3にて、セブン加入直後にアニーからその腐敗を聞かされ、彼女に協力する姿勢を見せるが……。

  • ブルーホーク
能力:常人離れしたパワー。警棒術。

警官のような服装をしたヒーロー。


  • ウェブウィーバー
能力:粘着質の糸を放出する
全身スーツを身に纏ったヒーロー。
そのキャラクター性故に若手のヒーローの中でも随一の人気を博している。


  • テックナイト
能力:鋭敏な五感、高い捜査能力

犯罪捜査番組「真実の全貌」のホストであり、その頭脳と超感覚を用いて数々の事件を解決に導く名探偵。
由緒正しきヴァーノン家の末裔であり、ヴァーノン刑務所の運営者でもある。

その人気はホームランダーやブラックノワールとも並び、ホームランダーが自身のパーティに現れた時は「二大ヒーローが揃った」と喜んでいた。



ペイバック

セブン発足以前に活動していたヒーローチーム。
構成人数などは、概ね、現代におけるセブンを踏襲している。
リーダーであるソルジャーボーイの死後は個人で活動を行っており、メンバーそれぞれが今なお根強い人気を誇っている。



  • ソルジャーボーイ(演:ジェンセン・アクレス/吹替:東地宏樹)
能力:盾を使った戦闘術、あらゆる攻撃に対する高い耐久性、胸部から放つ核エネルギー、能力者の無効化

ペイバックのリーダー。
軍人として第二次世界大戦で活躍し、冷戦時も反米勢力からアメリカを守るために尽力した。

倒壊する原子力発電所に押し潰されて死亡したが、その伝説は引き継がれ、ヴォートの顔として今なお人気を博している。


  • クリムゾン・カウンテス
能力:両手の平から発する火球

ソルジャーボーイと恋仲だった女性ヒーロー。
ヒーロー活動の傍ら、シンガーとしても活躍しており、自身の能力を利用した派手なステージパフォーマンスで観客を魅了している。


  • ガンパウダー
能力:高度な射撃術、跳弾を操る。

ソルジャーボーイの仲間だった銃使いの男性ヒーロー。
ヴォート・ライフル協会の会員であり、かつてのヒーローとしてライフル協会の宣伝の顔に抜擢されている。


  • スワット
能力:背中の翅による飛行

ペイバックで唯一の飛行能力を持つ昆虫を模したヒーロー。


  • TNTツインズ
能力:手を繋ぐことで強力なエネルギー波を放つ

2人揃うことで初めて能力を発揮できる、変わり種の男女ペアのヒーロー。


  • マインドストーム
能力:他人の心を操る。

スーツを着たミステリアスな雰囲気のヒーロー。


なお、現在『セブン』に参加しているブラックノワールも元々はこのチームのメンバーである。

ザ・ボーイズ(THE BOYS)

このドラマの表題ともなっているアンチヒーローチーム。
いずれも特殊能力を持たない普通の人間で構成されており、その経歴も様々。
その目的は一貫して「のぼせ上がったヒーロー共に制裁を加える」の一点のみ。

  • フレンチー (演:トマー・カポン/吹替:下川涼)
その名の通りフランス人。合間にフランス語を挟む喋り方が特徴。
銃の密輸入を始め、あらゆる裏社会の仕事に精通するアウトロー。
また違法な薬物にも詳しく、ある程度の医療技術も持っている。病院に潜入して薬品棚を見つけた際には目を輝かせていた。
チームの汚れ仕事は基本的に彼とブッチャーが担当する。
ヒーローの殺害に関しては「面倒事に巻き込まれるのはゴメンだ」と乗り気ではなかったが、ブッチャーの強引な手法によりなし崩し的にチームに加入する事となる。

  • マザーズミルク(演:ラズ・アロンソ/吹替:ボルケーノ太田)
黒人の大男。名前は「母乳」という意味だがれっきとした本名で、ヒューイに名乗った際には驚かれていたが本人は特に気にしている様子はなかった。
ニックネームはMM。子煩悩な愛妻家でよく子供や奥さんと電話でイチャついている。
ブッチャーとは絶縁状態だったが、彼の要請によりチームに加入した。
非行少年の保護・更正を指導するカウンセラーを生業としており、人の心の機微に敏感。
それを生かして映像などからでも人間の心理を読みとき、その後に取る行動を推理・予測する事ができる。

  • キミコ・ミヤシロ(演:福原かれん)
監禁されていたところフレンチーが助け出した少女。日本人。
光解放軍というアジアのテログループに弟共々誘拐され、少年兵として戦わされていたが、ある理由でアメリカに送られた。
誘拐とその後の過酷な経験によって口が利けなくなっているが、自分に特別な思い入れを以て接するフレンチーに心を開き、ザ・ボーイズの一員に。


その他

  • ベッカ・ブッチャー
ビリーの妻。ヴォート社で広報担当を務めていたがホームランダーにレイプされ消息を絶った。
ビリーはそのショックで人知れず自死を選んだ、あるいはホームランダー本人か協力者に殺されたと思い込んでいたが、
シーズン1のラストで、実はヴォート社に保護され、ホームランダーの息子であるライアンを密かに育てていたことが判明。
妻の生存を知ったビリーは、ヴォート社にひた隠しにされている彼女の家を探し出し、今度こそ取り戻そうとするが…

  • ライアン・ブッチャー
ホームランダーにレイプされたベッカが産んだ、ホームランダーの息子。
ホームランダーを恐れ、嫌悪するベッカの教育方針もあり、父親のことは知らされないまま、普通の子どもとして生きてきたが、
シーズン1の最終盤で自分に息子がいることをホームランダーが知ったことで、彼の「一般人」としての人生は終わりを告げる。


  • グレイス・マロリー
CIA副長官の壮年女性。
かつてはセブンの闇を追い詰めようとしていたが、セブンに孫を殺されるなどしてモチベーションを失いつつある。

  • マデリン・スティルウェル
シーズン1における副社長。ヴォート社の顔ともいえるキャリアウーマン。
それなりの年齢のはずだが未だに母乳が分泌される体質である他、テディという息子を(恐らく体外受精で)劇中で授かっている。


  • アシュリー・バレット
ヴォートの広報担当。セブンやスタン、マデリンなど幹部のサポートに奔走する神経質な女性。


  • スタン・エドガー(演:ジャンカルロ・エスポジート/吹替:菊池康弘)
ヴォート社の経営責任者。黒人の紳士でありヒーロービジネスを成功させた敏腕経営者。


  • ヴィクトリア・ニューマン(演:クローディア・ドゥーミット /吹替:桜木可奈子)
ヴォート社とホームランダーを批判する上院議員。
ブッチャーらボーイズにとっては数少ない味方であり、ヒーローの暴走を危惧する勇敢な女性である。


余談

「何の能力も持たない人間が能力を持つスーパーヒーロー達へ復讐する」という筋書きから、かの有名なマーベルヒーロー「パニッシャー」のifを描いたコミック、
『パニッシャー キルズ・マーベル・ユニバース』を連想したアメコミファンも見られている。
それもそのはずで、そちらと本作は原作者が同じガース・エニス氏なのである。
最近では日本でも様々な異世界作品からキャラを悪役化した上でパロった作品も出たが、なんやかんやで元ネタを上手く踏襲している本作とは異なり、
「元ネタに対する理解が表れていない」「パロキャラ要る?」と評判だったこともあってか1話で連載中止の憂き目に遭ってしまった。
尤も本作も原作漫画は過激な描写からか出版社変更の憂き目に遭うなど、ガチで打ち切りになりかけたことがあるのだが…


追記・修正はケツに爆弾を突っ込んでからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • THE BOYS
  • ザ・ボーイズ
  • AmazonPrime
  • 海外ドラマ
  • ヒーロー
  • アンチヒーロー
  • 下衆
  • ディストピア
  • レジスタンス
  • アメコミ
  • 風刺
  • 商業主義批判
  • クソゲスヒーローをぶちのめせ!
  • クズ
  • ゲス
  • 下種
  • R18
  • 腐敗
  • 堕落
  • 超人
  • デッドプールが全年齢向けに見える
  • 外道
  • 腐れ外道
  • 反逆
  • スーパーヒーロー
  • もしも…スーパーヒーローがスーパー屑野郎だったら?
  • 鬱展開
  • ブラックジョーク
  • ガース・エニス
  • 裏社会
  • パロディ
  • ドラマ
  • 19年夏ドラマ
  • 20年秋ドラマ
  • 22年春ドラマ
  • 善いやつもいる
  • 人間のクズの温床
  • 人間の屑の温床
  • 汚い大人の見本市
  • ネタの宝庫
  • 善人を装ったゲス野郎
  • 神作
  • ブラックユーモア
  • ブラックユーモアを楽しめないと理解不能
  • ダメな大人の万国博覧会
  • 地獄絵図
  • 社会風刺
  • 復讐
  • 逆襲
  • パニッシャー キルズ・マーベル・ユニバース
  • ダリック・ロバートソン
  • ガース・エニスの本気
  • この世の地獄の見本市
  • この世界に神はいない
  • スプラッター
  • 全員悪人
  • 汚いTIGER & BUNNY
  • 汚いタイバニ
  • ブラックコメディ
  • スパイス・ガールズ
  • 汚いアベンジャーズ
  • 汚れた英雄
  • 叙事詩

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年12月29日 20:56

*1 結局ホームランダーは意思を変えず、むしろレーザーで威嚇したため諦めるが、悲痛な表情で市民たちに対する謝罪を呟いていた。

*2 スマホで連絡を取るシーンがある他、映画の撮影時に「ブラックノワールと台詞合わせがある」とホームランダーが語っている為喋れないという訳ではないと思われる

*3 ちなみにホームランダーは「セブンは白人至上主義と言われるがA-トレインは黒人だ」と発言しており、彼女ほどの人種差別意識は持っていない