登録日:2010/06/17 Thu 18:11:30
更新日:2025/03/29 Sat 17:19:16
所要時間:約 20 分で読めます
「
MARVEL COMICS」のキャラクター。
その個性の強さからアメリカでは非常に人気のあるキャラクターであり、日本でも最近有名に。愛称はデップー。
(○)(○)プロフィール(○)(○)
本名:ウェイド・ウィルソン
身長:188cm
体重:95kg
好物:チミチャンガ
○能力・武器
- ヒーリングファクター
- 強化身体能力
- マーシャルアーツ
- テレポート装置(誤作動あり)
- 不死の呪い(完全な不死)
-
第四の壁の破壊(コミックのタブーの破壊)
- 銃、刀、手裏剣、手榴弾など。
○家族など
- 両親(死亡 ある人物に殺害される)
- 新妻 シクラー(妖魔界の女王)
- 子供 エレノア(通称エリー デッドプールの実子)
- カルメリタ(故人 エリーの母親)
(○)(○)概要(○)(○)
金さえあれば何でもする冷酷な傭兵だった彼は、ある日悪性の肺ガンに侵されていたことが発覚し、
死の宣告を受ける。
そんな時に肉体を強化する実験を行っていることを聞きつけ、自発的にウエポンX計画の実験に参加。
ウルヴァリンのヒーリングファクターを移植される。
そして何とか命を繋ぎ、脅威の回復能力と超人的な身体能力を手に入れ、後天的なミュータント(ミューテイト)となる。
しかしガン克服を狙った回復能力はむしろガン細胞の増殖を促し、ガンが凄まじい勢いで全身に転移してしまい、身体は醜く変容し精神にも異常をきたしてしまう。
破壊された精神で、物事を他人とは違う視点で捉えるサイコキラーとなってしまったウェイドは失敗作と見なされ、まるで収監施設のような研究所に送られる。
そこは被験者の生死をネタに「Dead pool」を行う地獄のような施設だったため、友人が看守に殺害されたのを機に、その看守を殺して収容者仲間と脱獄。
その後ウェイドは自虐的に「デッドプール」と名乗るようになる。
科学者バトラーに洗脳・利用されたことがあり、デッドプールの両親と妻子(シクラーではない)の人生を大きく狂わされる。
……といったシリアスな過去と現在を持つ彼だが、作中ではコメディを担当することが多い。
戦闘中も喋ることを止めず、下らないジョークを連発する。
無論そのシリアスな経験から展開次第ではかっこいい彼の一面を見ることができる。
普段はコスチュームで全身を覆い、
マスク無しでは電話にも出ない。 人に醜い姿を見られるのが嫌なのか?と思いきや自分から進んで顔を見せたりもする。
酷い時は女性用コスチューム(レオタード風)を着て食い込みを見せ付けたりする。嫌がらせか。
(○)(○)第四の壁破壊(○)(○)
MARVELでは珍しい
メタ発言も多く、読者に語り掛けてきたりもする。
これは狂気に蝕まれた挙句に自身をコミックのキャラクターであると認識したため。
コミック以外の媒体に出演した際もそれぞれに合わせて「
ゲームの中の自分」「アニメの中の自分」としてきっちり認識できている。
またその狂気は脳内の別人格や各種幻覚としても現れており、無軌道な発言や行動もそれが原因。
ちなみにメタ発言に関しては、コミック(カラー)では吹き出しや思考ボックスを、その他の媒体でも台詞の背景を「黄色」にする事で通常台詞との違いを強調している。
こんな風にな!
ただし、良く勘違いされがちだが、この認識はあくまで「コミックの登場人物である事実を認識出来るだけ」であり、基本的にはそれを用いて何かを行う事は出来ない。
自身の登場しないページを読んで知り得ない事を知るとか、先のページを読んで未来を予知するとか、コミックを描き変えて展開を改変するとか、そういう事は出来ない。
あくまで世界のあり方について認識出来るだけの能力にすぎない。
まあ「基本的には」と書いた通り、なんらかの事情がある場合はその限りではないが。例えば
ギャグ補正とか、超展開補正とか。
例えば、後述するMVC3では格ゲー補正を受けて
体力ゲージをぶん回し
、ディスクウォーズではギャグシーンで
画面を破壊している
。
コミックスでも、現実改変能力で存在を消滅された際に、
MARVEL社に乗り込んで抗議し、強引に復活したことさえある
。
また、あまりに狂った行動が多くジョーク連発なために勘違いされがちなデッドプールだが、実のところ
かなり空気が読める
性格だったりする。
それはこの能力で自分が登場人物であると認識しているからと言う理由も大きく、
「他人が主役のシーンでは活躍を譲る」「自分が主役のシーンでは思う存分はっちゃける」「シリアスシーンでは狂気を抑えてキメる」など、物語の場面場面にきちんと合わせて行動している。
単純に悪人を容赦なくしばき倒す以外にも、本当にシャレにならないほどにやばい道を激走し始めた奴は本気で止めようとするなどの行動も見受けられる。
友人の死を悼む際には思い出のある国の人々を守るために戦い、尊敬しているヒーローの一人は後述するようにキャプテン・アメリカであるなど、
本気で正統派のヒーローを理想としているような一面もある。
その狂気っぷりと、シャレにならないほど周囲に迷惑をかけまくり、自制も自省もしないので、割と渇望している割には正統派ヒーローにはなれないのだけど。
この辺りが、ただの空気の読めないコメディキャラと一線を画する点であり、出番増加や人気向上の秘訣であろう。
ちなみに、第四の壁を認識している存在は彼以外にも存在しているようだ。
(スクイレル・ガールやシーハルクなど。あのスパイダーマンもアルティメット・スパイダーマンの彼だと該当する。)
(○)(○)人間関係(○)(○)
死の女神・デスと相思相愛であるが、嫉妬したサノスによって不死の呪いをかけられたため会いに行くことができない。
……はずなのだが、呪いをかけられた後も何度か会っている。
X-MENのケーブルとは少々物騒な親友同士で、出会い頭に頭を吹き飛ばされたりメモを残す際に心臓にナイフで突き立てられたりしているが、そんな事をされても気にも留めない程度に仲がいい。
実はデスに限らず数多くの女性からモテており、最近もドラキュラ伯爵から
サキュバスの女王シクラーを略奪婚したりしている。
その
結婚式が行われたの際のコミックの表紙が最多参加人数と言う事でギネスに登録されたのだが、
このコミックはデッドプール個人誌…つまりタイトル自体がデッドプールのため、ギネスにデッドプール本人の名前が載ったということになる。
当初は上記の経歴からウルヴァリンを逆恨みしていたが、現在は口汚いことを言いつつも和解。
(ちなみに某実写映画の
名前だけのデッドプールについては偽物だとしてかなり根に持っており、めちゃくちゃ節操なく設定もどこへやらな能力ごつ盛り状態だったことでウルヴァリンと渡り合うにはそれらが必要だとか、更にそんな彼がウルヴァリンに負けたせいでウルヴァリンより弱いという扱いについては遺憾の模様)
また、ウルヴァリンを通してキャプテン・アメリカとも親しくなった。
X-MENに憧れるようになり、自分も仲間に入れて貰おうするが、拒否される。当然だね。(※そもそもミュータントでないデップーさんは入隊資格がありません。ミュータントだったとしても性格の問題で却下されたと思うが……)
自分の力を認めて貰えば良いと考え奮闘するも、精神がイカれているために本人的に良かれと思ったことは他者にとって基本有り得ない行動であり、逆効果になってしまうことが多い。
一応デッドプール本人はウルヴァリン達とは友人だと思っている。
スパイダーマンは彼が尊敬するヒーローでもあり同時に親しい友人として(勝手に)接している。
概ねヒーローたちからは厄介な人物として認識されているが、
一方でデッドプール自身がヒーローに対して感じている友情は本物なため彼らを助けることや共闘も少なくなく、その点ではヒーローたちも親しくしている。
……大抵デッドプール自身の行動のせいで信頼を完全に勝ち取れてはいないが。
最近は意外と義理人情に厚い所が出てきており、世話になった人物の為に東奔西走することもある。
コミック(カラー)では吹き出しや思考ボックスが黄色く、
その事を認識しているため
、他のキャラにその事について絡んだりしてるらしい。
だけど黄色い救急車は呼ばないであげよう
能力表現の必要からか、作中では腕が千切れたり頭が木っ端微塵になったりと非常に怪我をしやすい(ただし死なない)ため弱く見られる事があるが、実は単純な戦闘力は非常に高い。
具体的に言うと、全6つあるパラメータのうち
知性と力以外の4つは7段階評価の最高値である7
。
もちろん最高値の中でもピンキリはあるが、それでも立派なものであり、なんと
あのキャプテンアメリカに対し全ての面で優っている
。
なんかおかしくね? と思うだろうが、数値で測れないのがヒーローという事なのだろう。
(○)(○)所属チーム(○)(○)
本人は
X-MEN入りを望んでおり、実際一時期は裏の
X-MENと言えるX-FORCEに所属していたりもしたが、団体行動に壊滅的に向いていないためレギュラーとしての登場は少ない。
その後、もっとも威厳のないヒーローチームといわれる「GLA」(グレート・レイクス・アベンジャーズ)
を占拠に少しだけ在籍したが、
リーダーが自分以上に絶対に死なないからって何度も殺害するなどして楽しんでいたので残念ながら追放される。当然だね。
現在は
サンダーボルツというチームに所属している。
このサンダーボルツは過去にも同名のチーム(ヴィラン側の事が多い)がいくつか存在したが、特にそれらとは関係なく新設されたヒーローチーム。
メンバーは以下の4人+デッドプール。
見た目は赤い肌の
ハルク。
能力は怪力と怒りによって発生する熱。
正体はハルクの妻の父でありハルクを敵視していたサンダーボルト・ロス将軍。
スパイダーマンの
ライバルである
ヴェノムの
シンビオートが、スパイダーマンの中の人であるピーター・パーカーの友人、フラッシュ・トンプソンに寄生した姿。
これまでも複数の人物がヴェノム化しているが、一時的にではなく正式にヴェノムとして活動した者としては4代目にあたる。
フラッシュ自身はスパイダーマンに憧れている常人だったのだが、軍に入りイラク戦争で両足を失う。
そして政府のシンビオート利用計画によりシンビオートと結合され、ヴェノム化している間はシンビオートが両足を形成し歩けるようになった。
初代ヴェノム同様にスパイダーマンとほぼ同じ能力を持っており、それに加えて生成した触手により多数の銃器を操れるようになっている。
暗殺者の女性。
元は主にNYのヘルズキッチンで活動しているクライムファイターであるデアデビルの敵ヴィランだったが、後に更生。
デアデビルのパートナーと言ってもいい関係となる。
言わずと知れた犯罪者皆殺しマン。
以前ウルヴァリンの息子のダケンに殺害された上にフランケンシュタインの怪物状態になっていたが、最終的に蘇生している。
アメコミではよくあること。
と軍人や元軍人、暗殺者、そして傭兵というやたら戦闘力に偏重したチームとなっている。
その後、結局チームを脱退。
そしてちょっと死んで生き返って新展開に突入。
ア ベ ン ジ ャ ー ズ に 正 式 加 入 す る 事 が 決 定 し た
いや待て、アベンジャーズと言っても実際はいくつかのチームに分かれている。
きっと色物系が集まったチームに違いない。
と言うわけでこのチームの他のメンバーはと言うと…
超人血清の効力が切れて老化し、キャプテンアメリカの名と盾は後輩ヒーローに譲ったものの、アベンジャーズのビッグ3は伊達ではない。
デッドプールが尊敬しているヒーロー。上記の通りウルヴァリンを通してデッドプールとは親しくなった。
日本での知名度ナンバーワンと言っても過言ではない大人気ヒーロー。最近は身体を乗っ取られ取り戻したら社長になっていたりと忙しい。
マーベル悪ガキ3人組の一人。
アベンジャーズに勝るとも劣らないヒーローチーム、FF(ファンタスティック・フォー)の創設メンバー。
マーベル悪ガキ3人組の一人。
近年、
X-MENやアベンジャーズの映画で活躍している高速ヒーロー。
色々と問題を起こす事はあるがアベンジャーズの主要メンバーの一人。
触れた相手の能力を吸収する能力を持つミュータント。
X-MENの中核メンバーでもあり、実写映画3部作でも主要人物として活躍した。
一時期はDr.ストレンジからソーサラー・スプリーム(至高の魔術師)の称号を受け継いでいた事もあるほどの魔術師。
等々。
どう見てもガチのメンバーです本当にありがとうございました。
こんなガチのチームにこいついれて大丈夫なのか、アベンジャーズ…
というか早速スパイディと揉めているようである。
やっぱりというか、デップーの身勝手に我慢できず、スパイダーマンはアベンジャーズ・ユニティ・スクワッドを脱退することに。
しかし彼の受難は続き、2016年より始まった「スパイダーマン/デッドプール:ブロマンス」で本格的にチームアップし、裸踊りやら辺獄に落とされたりする羽目に…
ちなみに彼はスパイダーマンとウルヴァリンをベースにMARVEL社の
ライバル、DCコミックスの「デスストローク」の要素を足したものだとされる。
経歴から
スレイド・ウィルソン
という本名、そして見た目までかなり被っている。
実際、デスストロークがモデルである事をデッドプールの生みの親の1人も公言している。
…と言うか本名まで被せて関連性を匂わせているあたり、そもそも隠すつもりは無いもよう。
ついでに言ってしまうとDCコミックス側でも善悪が逆転した世界のデスストローク(元がヴィランなのでヒーローとなる)は明らかにコスチュームを変えただけのデッドプールであり、
作中でも散々「実は俺の名前はデッドプ…」等の発言を行い、著作権に多大な挑戦を行っていたりする。
(○)(○)映画では…(○)(○)
元はウルヴァリンたちと同じミュータント部隊に所属していた
日本刀を使うお喋りな男だったが、
戦後に複数のミュータントの能力を移植されたウエポンXIに改造される。
ウルヴァリンの爪のように腕に仕込まれた
日本刀、テレポート能力、ヒーリングファクター、
さらにはサイクロップスのオプティックブラストまで使ってウルヴァリンとセイバートゥースを苦しめるも、わずかな隙を突かれ首を切り落とされた。
しかしエンディングで蘇生しており、次回作に登場すると思われる。
なお、口が縫い合わされていたため本編では完全に喋らなかったが、蘇生時に口が元に戻り、
しかも
観客に向かって口止めするようなジェスチャーをしている。ようやく本調子になったようである。
あまりに原作とかけ離れてるせいか批判が強く、後述するMVC3で、それを皮肉った台詞が登場している。
そして、彼を主役とした
スピンオフ映画「
デッドプール」も2016年2月に全米公開、日本では2016年6月1日(水)に公開された。
こちらは原作にかなり近く、焼け爛れた素顔にコミックのものとほぼ同じコスチューム、
例え戦闘中だろうが、誰が相手であろうがおかまいなしにひたすら下らないジョークを飛ばし続ける態度等、
この
クソ無責任ヒーローっぷりこそがデッドプールだと言わんばかりの再現度となっている。
エログロ描写や過激な台詞があるためR指定(日本ではR15+指定)になっているが、
20世紀フォックス作品及びR指定映画のオープニング記録を更新し、
X-MENシリーズの中で最大のヒット作となった。
R指定のアメコミ映画の大ヒットは業界に衝撃を与え、ウルヴァリンシリーズ最終作「
ローガン」がR指定に踏み切られ、
「
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」のソフト版では劇場公開時に削られたR指定のカットを追加収録したアルティメット・エディション(ディレクターズカット版)が発売。
その後、ケーブルとドミノが登場する「
デッドプール2」が2018年に公開。
彼らを含めた更なる
スピンオフ映画「X-FORCE」も制作予定だったが、20世紀FOX映画がディズニーと吸収合併したことで白紙となるも、
MCUのラインナップとして、「ローガン」を以て
X-MENユニバースから卒業したヒュー・ジャックマンをウルヴァリン役に迎えた、
『
デッドプール&ウルヴァリン』が2024年7月26日に全米公開。
本作ではオリジナル(?)のデッドプールだけでなく、レディ・プールを始めとした別アースのデッドプールたちが登場する。
なお、このレディ・
プールの声は、字幕版(原語版)ではデッドプール/ウェイド役を演じるライアン・レイノルズの妻であるブレイク・ライヴリー、
吹き替え版ではデッドプールではなく、ウルヴァリンの声を担当する
山路和弘の妻である朴璐美と、どちらも主役陣の俳優(声優)と縁が深い演者が起用されている。
ちなみに、本作は日本でも同日公開の予定だったが、6月18日に全米より二日前倒しして7月24日に公開されることが発表された。
吹き替えは「ウルヴァリンZERO」「デッドプール」シリーズ共に加瀬康之が担当した。
(○)(○)ゲームでは(○)(○)
MVC3でのテーマ曲は非常に格好いい。
…が、歌詞は狂気の産物である。
カメラを掴んでプレイヤーに直接話しかけるなどのメタ的な行動も再現されている。
特にLv.3専用ハイパーコンボは
体力ゲージやパワーゲージを振り回す
という破天荒なものになっている。
製作スタッフからは並のキャラ2~3体分の労力をかけたという発言があった。
ちなみに近年の邦訳媒体では半ばデフォルトになりつつある「デッドプールの一人称は『
俺ちゃん』」という設定はこのゲームが初出と言われている。
普通に考えれば勝手にこんな改変をするのはアウトな気もするが、まあ何故かタスキーが「である」口調のギャグキャラになるような
ゲームなので……。
また、単独でのゲーム化として2013年6月にPS3/XBOX360/PC向けに『DEAD POOL』が発売。こちらはTPS(サードパーソン・シューティング)で刀・銃・グレネード等を駆使し、簡単操作でコンボが繋がる爽快なアクションゲームに仕上がっている。
残念ながら国内版は発売されなかった。
(○)(○)アニメ/カートゥーンにおいて(○)(○)
ディズニーXDで放送されている『アルティメットスパイダーマン』では第41話「アルティメット・デッドプール」にゲスト出演。
コミックとは別次元、アース12046出身のデッドプールである。そのため年齢が10代と若く設定されている。
吹き替え声優は内田岳志で、一人称は『俺』ないし『俺様』。
タスクマスターに奪われたS.H.I.E.L.D.の機密情報を奪還するためスパイディと組むことになるが、アバンタイトルからずぶ濡れ状態のスパイディの画面をタップしてデップーのカンフーアクションに移ったり、目くらまし攻撃の後「攻撃成功!ボーナスポイント獲得!」の音声と共に右上に「×2が記されたブリーフのマークが浮かび上がったり、タイトルを乗っ取ったり、SDデップーが現れたり、フューリーやらトニーやらをおちょくったりとスパイディを食いまくりでやりたい放題だった。なお、当作ではスパイディを見るや否や「俺様のコスプレ?」と小馬鹿にしたり二転三転するデタラメな オリジンを話したりするあたり、彼へのリスペクトはまったくなし。妄想バトルでスパイディと対決するというデップーらしさ全開な展開もあるよ!
スパイディ「……あんたなんか大っ嫌いだ!」
デップー「愛してるくせにぃ~♪」
アニマックスで放送された
マッドハウス版「X-MEN」でも第12話で世界各地で活躍するX-MENメンバーとしてナイトクロウラー/カート・ワーグナー共々セリフなしの
モブキャラとして登場。紫色の稲妻をバックに立つ両名はどことなく悪役チック。
そしてテレビ東京系アニメ「
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」では第27話「禁断のヒーロー登場?」にて地上波に初登場。
『
アベンジャーズのリーダーになりゃ、モテる!』という理由と自身をモデルにした日本製のカッチョイイフィギュア欲しさからアベンジャーズに入隊しようとするが……結果はお察しください。
そもそも彼をヒーローにカウントしていいのかと言う問題はあるのだが、それはそれ。
なお「日本製のカッチョイイフィギュア」はもう複数のメーカーから出ている。ブキヤとか。
画面の前の視聴者に話しかけるわ、ゲームでエドにボロ負けした後「
俺ちゃんスパイディじゃなきゃやだぁ~!!」と駄々こねるわ、スマホやらタイガーシャークの強化やらに番組スタッフに文句をつけるわ、アイキャッチを乗っ取ろうとするわ、
これぞデッドプールと言わんばかりの
大暴れをする。
むしろ自分で
とか言ったり、
とかやってのけてしまう。
なお声優は「
子安武人」で、特徴的な笑い声や時々のイケボなど、デッドプールらしさはかなりのものだった。
もっとも、アメコミ歴が浅い人は「アメリカ版
ボーボボ」「ディスクウォーズかと思ったら
ビーストウォーズだった」と認識したらしいが。
ちなみにパンツの柄は
は・ぁ・と♪
さすがに夕方のお子様が見る時間にグロい素肌は見せられないからつるっつるの素肌で風呂上りしていた。
その後、上記のハジケ祭りからたった3話後「クリス、決断の時」にて、早すぎる再登場を果たす。
スラム街のマンションでマブダチのタスキーことタスクマスターに
アイアンフィストの
メンコディスクを売りつけようとするが当の相手はレッド・スカルの地球破壊計画に恐れをなして拒否。
どいつもこいつもレッド・スカル、レッド・スカルってビビりやがって…ガイアライン?そう簡単に地球が滅びてたまるかっての…
だって~!アベンジャーズが負けたら、この番組今日で最終回になっちゃうじゃんね~!?
しかしこの後、
ブラック・ウィドウの非通知着信を受ける。
俺ちゃんネットの匿名掲示板と非通知電話は相手にしないって決めてんのよ…
…が、彼女の姿を見て一目惚れ。
結婚しよォォォォ~~ッ!HONEEEEEEYYYYYY♪
彼女の依頼を快く承諾し、主人公の一人であるクリス・テイラーに協力するというサブキャラ的ポジションに落ち着く。
シクラー? デス? 何の事かな??
今回は地球の危機という状況の為か、持ち前のハイテンションと
メタ発言はそのまま真面目に大活躍。
先に進ませるため、
グリーン・ゴブリンに挑んで犠牲になったS.H.I.E.L.D.隊員(コールソンズ)に悩むクリスに対し、
「
所詮モブキャラだろ?どうなろうが知ったこっちゃねー。いちいち気にしてたらストレスでハゲちまうぞ?」
と、かなりドライな台詞を言い放つ。
この後、「あいつらは命がけで戦った!
モブキャラなんかじゃない!ヒーローだ!」というクリスの反論にも、
「戦場は時に、究極の選択を迫られる。その重みに耐えられる者が、本当の戦士になれる」とキャップことキャプテン・アメリカのフォローにも、背中を向け
「
大げさなんだよ。こんなもん、タダの慣れだ」
とベテランの傭兵らしく流す。
あ~、やめやめ!暗い展開は視聴率に響くってテレビ局のお偉いさんも言ってたぜ?
その後、地球破壊計画の要たるガイアアンカー(でかっ!)を守るヴィラン、バロン・ジモに「招待券を持たぬ者」と皮肉られた際には静かに激怒、本気と書いてマジモードに。
ガキの頃からクラスメートのパーティーに招待してもらえなかった、俺ちゃんのトラウマ踏んじまったなあ?
お前、終わったわ…完璧に終わったわ…
ケーキの代わりにてめーをカットしてやんぜ!!
氷漬けのホークアイを人質にされても動じず、Dスマッシュできないクリスに業を煮やし
ビジネスの時間だ…ガキンチョはすっこんでな!
金はもらった。ハニーが待ってる。ホークアイに義理はねえ。
ついでにテレビの前のお友達は、いいかげんこの鬱陶しい展開にイラついてる!!
バロン・ジモ…てめーを殺らない理由が…見当たらねー!!
と、自らバロン・ジモと真剣勝負を繰り広げるが、ディメンション・スフィアの力で強化されたバロン・ジモの×の字斬撃により、超回復能力が発動せず窮地に陥る。
しかし、倒れ込む際に「悩まずに済むように…してやんぜ!!」とクリスの目の前でホークアイを銃で打ち砕く非情な一面も見せた。
実際、ホークアイはスフィアの力による偽物だったのだが、デッドプールが事前にそれを見抜いていた描写は特に無く、ガチでホークアイを殺す気で撃ったと思われる。一杯喰わされたってワケかよ…
その後、バロン・ジモはクリスとキャップの活躍によって倒される(俺ちゃんの銃がなかったらあいつらもケーキにされたけどね!)も、デッドプールのダメージは深刻であり、治療の為にDセキュアをしようとするが…
「ヤダ」
と、きっぱりと拒否。
Dセキュアは治療はできるものの、ディスクに封印されるという大きすぎるリスクもある。ディスクん中じゃ、テレビゲームできねえじゃん…それに5分中じゃ、ハニーと楽しい時間過ごせねえしな…
それを良しとしないデッドプールは「自由を奪われるぐらいなら死んだ方がマシ…世の中、そんなヤツもいんのさ…」と、最後まで自由である事を望んだ(どうせ死なないのだが)
結局クリスがDセキュアせず肩を貸し脱出。
デップー「
バカ野郎が…」
クリス「これが俺の選択だ…甘いって笑うか?ガキだって笑うか?
いいさ…それでも俺は、俺のやり方で…本物の戦士ってヤツになってみせる…!」
その後、基地の爆破の影響で通路を断たれてしまうが、皮肉にもデッドプールがタスキーに売りつけようとしたアイアンフィストが脱出口を切り開き、両者は無事に生還。グリーン・ゴブリンの猛攻から生還していたS.H.I.E.L.D.隊員らと再会を果たす。
だからヒーローものにガキンチョキャラはいらねーって、いつも言ってんだ…バッキーも、ジュビリーも、アマデウス・チョウも…みんなまとめてどっかいっちまえ…
しかし、バロン・ジモから受けた傷は深く、療養の為に一線を退いた。
その後、ウィドウに看病してもらっている際に調子に乗ってセクハラしたら、ヘリキャリアから叩き落された。
最後にテレビの前のお友達に自ら
「俺ちゃんの出番はここまで!」
と律儀に別れの挨拶ついでに画面にキスしながら「もっと出番が見たい人はハガキを送ってくれ!」と言った。
放送後、公式サイトで行われたヒーロー&ヴィラン
人気投票で念願のヒーロー1位に入賞するほどの人気をゲット!
ちなみにヴィラン1位は
ヘタレ笑いの神ことロキさんで、第40話「ヒカルとソーと謎の声」で両者ともに再登場を果たした。
ただし、我らがデップーは当話ラストにてセレブリティ5のリーダー格たる
蛇口仮面ティム・ギリアムに「ああ、そういやこんな奴もいたが…」と紹介されたがロキさんに
「必要ない、消せ」とスルー、あっさり紹介画像を消されてしまうご無体な扱いだった。
……俺ちゃんの扱いひどくね?
40話ED後のオマケコーナー・エドペディアではエド(エドワード・グラント)が
「ヒーローというかヴィランというか…」と困りながらも
「計算高くて、気まぐれで、キケンなヤツだ!」と紹介してくれた。
人聞きの悪いこと言うんじゃねーよ、メガネくん。ディスプレイの前のお友達が勘違いすんだろ?
……よし!俺ちゃんの項目書けた!
でも物足りないな……
……おっ!
おい!そこのお前!!そうお前だよ!!
オレがここで文字打ち込んでるってのに
お前は悠長にニヤニヤしながら眺めやがって。不公平じゃねぇか!
wiki篭もりなら自分で追記・修正くらいしろよ!
わかったか?
わかったなら左下にある『項目変更』ってとこをとっとと押しな
間違ってもロックなんかするんじゃねえぞ!
あ!ちょ、おま、カーソルが「項目ロック」に合ってるぞ!
やめろって!押すな!押すなってマジで!
You press the wrong buttooooon!!!!
そ の ボ タ ン じ ゃ ね え だ ろ ー ! ! ! !
画像出典:CABLE & DEADPOOL、「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」第27話、第30話より
© MARVEL
「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」:2014年4月2日から2015年3月25日までテレビ東京系にて放送/全51話
© 2014 MARVEL
最終更新:2025年03月29日 17:19