上里ひなた

登録日:2019/12/15 (日曜日) 14:09:39
更新日:2020/01/14 Tue 18:44:00
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私たちは必ず帰るんです……この日常に……

上里ひなた(うえさと ひなた)とは『乃木若葉は勇者である』に登場するキャラクターで、四国を守る勇者を導く巫女の一人である。


概要

中学二年生で、四国を守る勇者を導き神から神託を受ける巫女の一人。趣味は家事。
身長は約150cmと低い部類に入るが、なかなか豊満な双丘をもっていて、それを球子や同じ巫女である安芸真鈴にからかわれることも。
主人公の若葉とは幼馴染み兼大の親友同士。

常に敬語を使うが、親しくなった人をからかうなど意外とノリが軽く、真面目一徹ではなく柔軟性に富んだ優しさに溢れる性格。
面倒見は非常によく、本当に同い年か?と軽く疑われ事も。
これだけならばよくある面倒見のいい登場人物なのだが、幼い頃から若葉の写真を撮り続けており、「若葉ちゃんの秘蔵コレクション」なる写真集を所持。
ゆりかごから今に至るまで、と徹底していてコレクションは現在進行形で着々と増えている。
その腕前はもはやプロのカメラマン顔負けで、雑誌に掲載された若葉の写真を見ては「これでは若葉ちゃんの良さが引き出せない」と嘆いたりも。

巫女と言う立場上、物理的に若葉に守られているが、精神的には若葉を守る側であり、若葉が弱音を吐ける数少ない人物。
――ただ甘やかしているというわけではなく、他者との接触と交流を促したり、あえて厳しく突き放すことも。
優しい性格をしているため、非情な判断をする度に良心の呵責を感じている。

若葉の耳かきを得意とするが、最近ではライバルが出現中。

・巫女としての能力
イメージカラーは柔らかめな赤色。
約300年後の純粋な巫女より高くはないが物語の始まりである七・三〇天災の際に巫女として選ばれるほどには素質がある。
曖昧なイメージとして送られる事が多い神託を即座に解釈し、言葉で神託を告げれる豊富な知識と語彙力を持ち合わせている為、
最前線に立つ巫女としては最高クラスの実力を持つ。

以下、本編ネタバレ
+《上巻》
さっきはありがとう
ひなたがいてくれなかったら、さっきもまたクラスメイトたちから距離を置かれるところだった
いえいえ
私は若葉ちゃんが誤解されるのが嫌だっただけですよ

物語冒頭。四国から島根県へ修学旅行へやってきた若葉とひなた。
避難先ではしゃぐクラスメイトたちにどう声をかけていいか分からず距離を置かれようとするも、ひなたのお陰で輪の中に入ることが出来た。
その友情に報いたい若葉を見て、ひなたは過激なコスプレをすることを候補に挙げるが――

かの王が持つ神器の中に、冥府に由来する一本の刀があります
単純で。それゆえに美しく。並ぶものなき殺傷力を持つ武器――
その名は――生太刀
今、若葉ちゃんが握っている刀には神威の力が宿っています!

天より降り来った異形の化け物たちから人々を守るべく、ひなたは若葉に祭壇に秘された武器の在り処を教える。
地の神の王*1が使った太刀を手に入れた若葉だが多勢に無勢。
生き残りを引き連れ、故郷である四国を目指したひなた達は奪われてしまった世界を進みながら遂に故郷にたどり着く。

…………
今、若葉ちゃんが抱える問題は、自分で答えを出して、自分で乗り越えるしかありません

第七話。罪なき人々を殺戮したバーテックスへ復讐を与えんと突出した若葉は何とか集中砲火をしのぎ切るも、高嶋が意識不明の重体となってしまう。
千景に激しく糾弾され意気消沈した若葉はひなたを頼り答えを乞う。
――しかし、ひなたは答えを言うことはなかった。今まで若葉は自分を頼ってくれた。
だが、自分で悩みを抱え、悩みの果てに答えを見出さなくては成長はできない。
そう考えたひなたは若葉を優しくも厳しく突き放し、殻を破るきっかけを築く。

……少しだけ、夢を見ていた
どんな夢を見ていたんですか?
優しくて……厳しい……そんな夢だった

後世に「丸亀城の戦い」と呼ばれる総攻撃で負った損害は一般人・勇者ともにゼロ。
完全勝利を遂げたひなたたち六人は、大社に命じられ生命反応があった北方と南方の大地を向けて旅立つ。
果たしてそこにあったのは――絶望に染まり廃墟と化した世界の姿だった――

+《下巻》
目を背けたら駄目です
きっと白鳥さんも若葉ちゃんに、諏訪の結末を知って欲しいはずです
たとえその結末が、どんなものだったとしても……

生き残りのいない廃墟と化した諏訪の現状と結末から目を背けるな、と促すひなた。
そんなひなたも梅沢駅の惨状が焼き付いて離れず、あの惨劇を繰り返させないという思いが後に再出発する彼女を支えることになる。

(私にできるのは……これぐらいですから)
(だからせめて――せめて、彼女たちの体を清めるくらいのことは、自分の手でしてあげたいんです……)

まるで花弁が堕ちるかのように命を散らした杏と球子の遺体を、丁寧に濡れた綿でふき取るひなた。
それが酷く残酷なものでも、戦うことが出来ない自分にはそれぐらしいか出来ない……と。

人類の再起の可能性を……徹底的に潰しているんですね……

千景は若葉をかばって死に、高嶋は精魂尽き果てたところを神樹に吸収されて生命反応が消失。
目の前で世界が地獄のような赤く爛れた灼熱の海に変えられ絶望するひなただったが、それに浸っている暇などどこにもなかった……。

本来なら、私も生贄に選ばれるはずでした
でもうまく立ち回って、人選から外れることができました
死ぬのは嫌ですし。ずるいんです、私は

火の海に巫女を投じる生贄の儀式に選ばれたが、うまく立ち回って外れることが出来たと酷薄な顔で告げる。
だが、幼馴染みである若葉だからこそ分かった。生贄から外れたのは、自分のためであるということに。

ええ。私こう見えて怒ってますから。絶対に挽回しましょう
神樹様が消えれば四国も消えるとはいえ、寿命は数百年保つはずです
その間に対抗策を見つけ出すんです

かつて地の神の王が誓ったように四国から出ないことと、勇者の力――神の力を放棄することを条件に赦しを得た人類。
しかし天の神を欺き、力を蓄えることを誓ったひなたは、新たなる戦いに赴く。全ては人々の日常と奪われた世界を取り戻す為に――。

花結いのきらめき

「花結いのきらめき」にも登場。讃州中学勇者部が初めて出会った異なる時代の人物であり、「ゆゆゆい」の切っ掛けともいえる役処を担っている。
第一期の戦いの末、日常を取り戻したはずの勇者部と神樹世界で接触し、彼女たちにもろもろの説明をすると共に導く。
生まれた時代が時代なので仕方ない面があるが、子猫の里親募集や浜辺の清掃などといった所帯じみた勇者部の活動にカルチャーショックを受ける事も。
バレンタインイベントにてうたのんにチョコを渡したのだが……食べた瞬間に何故か目が曇り普段の元気さを失ってしまった……。後にカカオ100%のチョコと分かるがやっぱり怪しい……?
巫女として活躍する常識人枠と思われていたが……。

神樹「巫女としての素質は申し分ないし、きっと多くの勇者達を導くだろう……そう思っての召喚だった」

「だがヤツは…弾 け た

「それはですねぇ……乃木若葉という人は、私なしでは生きられないからです」

人気者を相方に持つ東郷さんと、ぐんちゃん、そしてみーちゃんの三人は、なぜ若葉の人気っぷりを気にしないのかを訪ねた。
が、
返ってきた答えは……。

  • 若葉の人気が高まれば高まるほど、最後に戻ってきた喜びが増す。
  • 午前中の運動量が多ければ、昼餉の塩分は多めに。機嫌が悪ければ甘いおやつを。
  • 風呂には一緒に入り傷がないかを確認し、夜眠る際には子守唄を歌う。
  • 私物は自分が管理しているため、若葉は靴下の場所などを知らず、外でどれほどチヤホヤされようと必ずひなたの元へ戻ってくる。

等、三人をドン引きさせるのには十分なやべー案件だった……。

「そんなの嘘に決まってるじゃないですか!」
「皆さんが、あんまりにも深刻にお悩みだったから、ちょっとドッキリさせてみただけですよ♪」

冗談であると告げるひなただったが、多くの勇者部員たちに「いや、これ実際やってるだろ……」と、訝しがられた……。
システム的には名ステージを有利に進められる条件をアドバイスする“ひなたの神託”というものもあり、
はじめたばかりのプレイヤーは参考にしてみるのもいいだろう。

余談

  • 何故か神世紀の巫女は一般人はおろか家族とも接触を制限されるほど厳しい管理下に置かれているため、ひなたは最初で最後の勇者達に付き添った巫女という事になる。
  • 神世紀では乃木と上里の両家が大赦のトップだが、上里家の人間はゆゆゆやスピンオフ作品でも描かれていない。

若葉ちゃんは私の部屋に来ると、困り顔で追記・修正案を相談してきたり、膝枕で耳掃除してほしいとねだってきたりしますね
ひ、ひなた!

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