登録日:2020/01/16 Thu 21:24:22
更新日:2024/06/14 Fri 07:40:31
所要時間:約 2 分で読めます
『ドラえもん 対決ひみつ道具!!』とは、1991年3月1日にエポック社が発売した
ゲームボーイソフト。
あらすじ
ある日、
タイムマシンのコンピューターの機能を使って迷路ゲームで遊んでいた
ドラえもん、
のび太、
しずか、
スネ夫、
ジャイアン。
しかし突然、タイムマシンから謎の煙が噴き出してしまい、ドラえもん達はその謎の煙に包まれてしまう。
気絶していたドラえもんが気が付くと謎めいた迷路空間が広がっており、更にのび太達の姿もなく、ひみつ道具もチャンピオングローブしか無かった。
しかし近くを見るとミチビキエンゼルもあり、ドラえもんはミチビキエンゼルと共に謎の迷路空間を冒険するのだった。
特徴
初めは見下ろし型マップで冒険する。フィールド上には何故かあちこちに
どこでもドアが存在しており、そこに入ることにより、横スクロールアクションもしくは縦シューティングステージに突入(1画面のみのボーナスステージもある)。
そこをクリアするとストーリーを進める為のアイテムが貰えるか、ヒントを聞くことが出来る。
ただし全てそうなっているという訳でもなく、中にはクリアしても1UPなど残機が増えるのみや、会話のみのステージもある。
別の所にワープするだけのドアもある。
そしてある程度イベントを起こしてボスがいるどこでもドアに入るとボス戦になり、ボスを倒せばステージクリア。友達を救出し、合言葉を聞くことが出来る。
ドラえもんは大抵ひみつ道具を武器とするのだが、ゲーム開始時にはチャンピオングローブしか持っていない。「ひみつ道具で何とかなるだろう」というツッコミをいきなり撥ね退ける。
アクションステージ・シューティングステージで色々な武器型ひみつ道具を手に入れることで、その武器に変更されるがボスを倒す度にエネルギー切れという理由で強制的にチャンピオングローブに戻る。
チャンピオングローブ:最初から持っている装備。威力は高いが射程が非常に短い。
空気ピストル:連射可能。しかし威力が低い。
衝撃波ピストル:空気ピストルの上位互換。画面上に3発出すことが出来る強力な武器。
空気砲:前3方向に弾を発射出来る。しかし威力は低く連射不可能。
たつまきストロー:前後に弾を発射する。連射不可能。
しゃぼん玉ピストル:画面上に1発しか出ないが威力が高く、敵を貫通する。かなり強力。
ブーメラン:チャンピオングローブの上位互換で、貫通も出来るが、正直言って微妙。数ある武器の中では唯一ひみつ道具ではない。
また、それ以外にもサポート系等のひみつ道具も出てくる。
カミナリだいこ:画面内の敵を全滅させることができるが、3回使うと消滅する。装備中には1回だけ敵の攻撃を肩代わりする事が可能。
うちわ風神:上述したカミナリだいこと同様の効果。
SLえんとつ:一定時間無敵になり、移動速度も速くなる。
タンマウォッチ:一定時間敵の動きを止められる。ただしこの状態でも止まっている敵に当たったらミスになるので注意しよう。
バリヤーポイント:3回敵の攻撃に耐えられる。
分身ハンマー:1回だけ敵の攻撃に耐えられる。
桃太郎印のきびだんご:5秒間敵が攻撃しなくなり、敵の弾も消滅する。
ハッスルネジ巻き:ドアに入るかミスになるまで早く移動出来る。
登場キャラ
ご存知ネコ型
ロボット。本作では操作できるのは彼のみ。
ドラえもんの頼れる妹。本作の冒険の舞台を調査している他、ヒントも教えてくれる。
メインキャラクターの4人。それぞれのステージのボス達に捕らわれる。
ひみつ道具の1つ。原作だとはた迷惑な道具だったが本作ではドラえもんにヒントも教えてくれる有能な道具として出ている。
第2ステージ以降に登場するひみつ道具の1つ。本来は持つ者の考えている事を喋る道具だが本作では上記のミチビキエンゼルと同じ役割。顔がちょっと怖い。
最初のステージ
ゲーム開始直後ということもあり、まだ簡単なステージ。
第2ステージ
ジャングル風のマップで、最初のステージと比べてグンと広くなる。
このステージから、ドアの中では
タケコプターが使用可能となり、アクションでは飛行しながら海を渡り、トゲを避けながら進めるようになる。
第3ステージ
本作で一番明るい?と思われるステージ。水中面、洞窟面が追加される。
マップ上に出てくるカエルの様な敵は、こちらを追尾&弾を吐くため、簡単にミスしてしまう可能性がある。また、ミニゲーム等では左右反転した状態での操作を求められるので、第4ステージよりも難しいかもしれない。
第4ステージ
最後のマップであり、今作独特な世界観が最も表れている。
敵の数が尋常ではなく、あちこちから押し寄せてくる。難しさもさることながら、各アクション・シューティング面一つ一つが長く、集中力も必要になってくる。
ボス達
最初のステージのボス。しずかを拘束していた。
第2ステージのボス。スネ夫を拘束していた。縦シューティングでのバトルとなる。
第3ステージのボス。ジャイアンを拘束していた上に、最初はジャイアンに化けていた。
第4ステージのボス。のび太を拘束していた。速い弾と遅い弾を使い分けてくる。
その黒幕は何とタイムマシン。
のび太を救出して発覚するのだが、実はあの時タイムマシンが故障してしまい、その故障したタイムマシンは乱暴に使われていたひみつ道具達をモンスター化させていた。ボス達の名前で察した人も多かっただろうが、
今まで戦ってきたボス達の正体はひみつ道具だったのである。
実はパッケージイラストでヒラリマントラー以外はタイムマシンも含めて堂々とドラえもん達と対決しているのでバレバレなのは秘密だ
最終ステージではドラえもんがスモールライトで自らを小さくし、タイムマシンのコンピューターの内部へ潜入、その心臓部と最終対決をする事となる。
そして倒すとドラえもんが隙を付いて心臓部に
タイムふろしきを使って修復し、ドラえもんはひみつ道具を大切に使うことを誓うのであった。
その他
パッケージにはドラえもん以外のキャラも共闘しているように見えるが、実際にはドラえもん以外のキャラの活躍はほぼ皆無。ある意味パッケージ詐欺な感じもする。対決している相手といいツッコミどころの多いパッケージである
更に本作はとにかく
なのである。
特に第4ステージでは最初のステージと同様に宇宙のようなステージなのだが、敵たちが不気味なデザインであり、
BGMも怖いものになっている。
更にこのステージでは正直太郎が
唐突に何者かに壊されるという意味不明な展開がある(描写はない)。この時の正直太郎は台詞がバグったようなシッチャカメッチャカなものになり、
顔の怖さとも合わさってトラウマになりかねない。
因みにだが合言葉入力画面で「むてき」と入力するとドラえもんが無敵になるという裏技がある。
また、「ももこ」と入力すると無敵に加えセレクトボタンを押すことで武器を変更出来るようになるなど、複数の効果が得られる。また、会話シーンが高速になる。
追記・修正はひみつ道具を大切に使う人がお願いします。
- 衝撃波ピストルが強力すぎて他の武器が用なしだったりタケコプターが手に入る2面以降は地形が無意味だったりとデコボコしたゲームであった。 -- 名無しさん (2020-01-16 21:49:56)
- 最終ステージの曲は、後にSFCの妖精の国とトイズランド大冒険でも使われてたりする隠れた名曲。 -- 名無しさん (2020-01-16 22:25:00)
- 会話シーンのBGMからして既に怖い。悪夢の中にいる気分で夜にあんまりやりたくなかった。 -- 名無しさん (2020-01-17 21:51:19)
- タケコプターとタイムマシンは使用回数の多さ、大長編のバッテリー切れや定員オーバーで壊れたりと乱暴に使われてきたけど、ヒラリマントやうそつきかがみは微妙だな。 -- 名無しさん (2020-01-18 13:58:57)
- あちこちでドラえもんについて「主人公」という記述を消してる人、まだ粘着してたのか。原作も作者が「ドラえもんが主人公。のび太は副主人公」と明言してるし、このゲームだって操作キャラはドラえもんオンリーなんだから主人公以外の何物でもないだろ。それでも記述を消すのはもはや荒らしだと思うんだが -- 名無しさん (2020-01-19 01:11:32)
- 藤子先生作品のゲームで怖いと思うやつでタメを張れるのはやっぱりファミコンで発売されたキテレツ大百科ぐらいだろうな…あっちは背景ですら怖かったけど -- 名無しさん (2021-03-08 19:41:53)
- 衝撃波ピストルが強力すぎて他の武器が用なしだと思って最終ステージ道中に落ちてるしゃぼん玉ピストルを無視するとラスボス戦で苦戦するんだよな。 -- 名無しさん (2021-07-31 20:59:07)
最終更新:2024年06月14日 07:40