登録日:2020/04/09 Thu 11:10:37
更新日:2025/09/04 Thu 23:07:09
所要時間:約 11 分で読めます
……通達する。我々は全人類に通達する
この惑星はこれより、古く新しい世界に生まれ変わる
人類の文明は正しくなかった
我々の成長は正解ではなかった
よって、私は決断した
これまでの人類史―――汎人類史に叛逆すると
 
プロフィール
身長:187cm
体重:74kg
出身地:
イギリス
特技:占星術、天体魔術、高速詠唱
好きなもの:ウォーキング、フェンシング、ベーキング
嫌いなもの:事前調査不足による失敗、厚ぼったい服装、酒類
人物
元『人理継続保障機関フィニス・カルデア』の精鋭である
Aチームのリーダーであり、カルデア初代所長にして時計塔の学部長マリスビリーの直弟子。
白い衣服を纏った金髪ロングの青年。
第一部ではAチームの一員として汎人類史を救うべく人理修復に赴こうとするも爆破事故に巻き込まれてコフィンごと凍結処理されて眠りに付く。
第二部において、己を死の淵から救ってくれた『異星の神』と協力、彼の伝達者「
秘匿者(クリプター)」として不十分な世界と見なした汎人類史を抹消し、新たなる世界を作る為の「人理編纂」を目論み、カルデアと対立していく。
大西洋異聞帯「神代巨神海洋アトランティス/星間都市山脈オリュンポス」の二つの章を担当する。
概要
千年を超える名門一族ヴォーダイム家の当主であり、時計塔の天体科の首席を務めた才能豊かな人物。
数多の天才達が凡人に堕ちる時計塔において尚も天才と呼ばれた希代の青年。
もしもマリスビリーに影響されてカルデアに行かなければ、時計塔に新たな派閥を作り上げる事すらも可能とされた“期待の星”。
経歴・出生からスタンダードな貴族魔術師と思われがちだが、本質は別物。
本来、異星の神はキリシュタリアのみを救う予定であった。そして、それは当然だった。
キリシュタリア以外の6人が彼に及ぶことはあり得ないのは明白であり、彼一人さえいれば計画遂行には充分なのは明らかだったのだから。
だが彼は己一人では不足として仲間たちの蘇生を異星の神に要求する。
異星の神も、そのやり取りを見ていた
オフェリアさえも困惑する中で、彼のみが他の6人が己を超える成果を出す可能性を捨てなかった。
瀕死の仲間を救うには世界を敵に回すに等しい苦難を味わうことになるという言葉に対して、その決意は揺るぐことはなく。
「もちろん、それが人に出来ることであれば、必ず」
その一言ともに彼は疲弊と絶望で歪んだ顔を瞬時に取り払い苦行に挑み、そして目的を成し遂げた。
彼の本質・有り様は『人の可能性』を重んじる、ある種の人類愛の持ち主である。
選民思想の持ち主で尊大・理想家・自信家・冷徹とされる性格であり、それを感じさせる言動を放つ一方で傲慢・冷血
というわけでなくどこか人情派。
他者を見下すこともなく人それぞれの可能性を信じ、例え平凡とされる人物であろうともそれもまた資質とし価値のあるものと考えている。
自他を問わず人の行える最大の成果を重視し、その為に必要ならば己の身を切ることすら迷わない。
クリプター達の救済もその理念に沿ったものであり、彼らが自分以上の成果を出して自分を負かしても構わないと本気で考えているらしく、己の嘆願で命を拾えた事についても、下手に教えて彼らの力を発揮できないのはよくないとして明かさなかった。
その性質から油断と慢心はなく妥協というものを嫌悪し、訓練さえも常に全力で行っていたという。
上記の思想はキリシュタリアの特異性にも繋がっているようで、クリプター内において、もう一人の天才であるデイビットが「人に不可能なことすら成し遂げる天才」ならばキリシュタリアは「人に可能なことならば確実に成し遂げる天才」と称される。
両者の資質自体に優劣はないが、堅実で確実性が高いキリシュタリアの方がリーダーとしては適しているとか。
汎人類史との決別も不十分な選択をし続けてきた人類に対する不満が発端のようで「汎人類史は間違いではないが、正解でもない」というのが動機の一つ。
曰く余りにも無駄の多い世界。人類は間違いを重ねすぎた。どのような時代も文明も英雄も国家も「正解」を選べた事は一度もない、との事。
過激な思想とも思えるが、彼の思惑を知る
ペペロンチーノは「キリシュタリアの考えも分からなくもない」と理解を示しており、少なくとも彼らが正当性を感じる何かがあるらしい。
そして、彼が理想とする、人が至るべき正しき人類史は「人が神を利用した世界」。
その理想を叶える為に接触した世界こそがギリシャ異聞帯である。
ギリシャ神話に名を轟かせる大神
ゼウスが統べる汎人類とは異なる歴史を歩んだ世界。
その世界は未だに神代の物理法則が保たれ、神々も健在。
人類は神々の恩恵を与えられた事で弱者が廃された栄光の歴史を歩み、文明は汎人類史以上に発展し、人々は幸福な笑顔で満ち満ちた一つの理想郷へと到達した。
その戦力は凄まじく、一般兵すら並のサーヴァントに比肩、凌駕するレベルに加えて、オリュンポス十二神は汎人類史では喪失した機神の肉体を維持している為に強大な力を有しており、他の異聞帯とは文字通り比較にならない程に強大である。
この異聞帯をこの星の正しき新たな世界とすることがキリシュタリアの目的である。
能力
時計塔においてもあらゆる分野で極めて優秀な成績を誇ったというその能力はAチームでも抜きんでており、純粋な魔術師としての能力は彼がトップ。
仲間同士の会談によると人間にもかかわらず神霊であるカイニスを打ち負かしたという異常な戦闘力を持つ。
一方で戦闘訓練においてはオフェリアの方が自分以上に優れた戦力と賞賛しており、その異常な力には何らかのタネがあることが仄めかされていた。
そしてアトランティスにおいて、その力の源が神代魔術を更に遡る理想魔術によるものだと判明した。
    
    
        
星の形。宙の形。神の形。我の形。
天体は空洞なり。空洞は虚空なり―――
『虚空には神ありき』
 
宇宙に魔力が満ちていた頃の神代よりも更に古代に存在していた魔術。
占星術のオリジナル。
星の並びを操ることで惑星直列を起こす惑星轟。
自身のみならず、大地と天空、天上の全てを魔術回路とする。
現代では起動不可能の魔術理論にすぎなかったが、神代の魔力が満ちたギリシャ異聞帯に来たことにより発動可能になったアニムスフィアに伝わる魔術式である。
天上、即ち宇宙運営の法則であり、このギリシャ異聞帯自体が彼の魔術回路。
人類史上最大と言える魔術回路である、これを起動させれば凄まじい規模の魔術を行使することが可能になる。
虚空の神よ!今人智の敗北を宣言する
眼は古く、手足は脆く、知識は淀んだ…
最後の人間として、数多の決断、幾多の挫折、全ての繁栄を、ここに無と断じよう
この一撃をもって、神は撃ち落とされる
変革の鐘を鳴らせ!
『冠位指定/人理保障天球』!!
 
作中では主に巨大な隕石を無数に放つ爆撃じみた攻撃を展開した。
その威力は主神ゼウスの雷霆や機神アルテミスの、十二の命を持つヘラクレスが様々な防御魔術を重ねたにもかかわらず二発で消しとばされた矢に匹敵する魔力数値であり、高位を含むカルデアに味方するサーヴァント達を瞬く間に戦闘不能に追い込んだ。
ちなみに『
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』でも
オルガマリーによって使用されており、アインナッシュの仔を全て焼き払った。
上述の通り現代では発動不可能な魔術のはずだが、この魔術の本家であることと他の魔術師によって術式を補助したことにより、威力を落として発動可能になったと推測できる。
そうなるといくら神代ギリシャとはいえ魔術の本家でもないのに単独でこれが使えるキリシュタリアのお化けぶりも際立つのだが。
現状、サーヴァントと渡り合える人間は僅かながらいるものの半ば人外に近い存在と化している者も多い例外中の例外と言える存在である。
そんな中で生粋の人間ながら複数のサーヴァントを圧倒するそのを落として戦闘力は脅威の一言。
真っ当な人間に限ればFateシリーズ作品最強の魔術師といっても過言ではない。
実際にその力を間近で観測したダヴィンチは「人間の頂点」とさえ称しており、事実ディオスクロイ に加えて、異聞帯の王であるゼウスすらも初手での初見殺しという奇策込みとはいえ打ち負かしたという。
この力こそが異星の神がキリシュタリア以外のクリプターを不要とした理由であると推察されている。
     
 
本編での活躍
二部プロローグで異星の神による濾過異分子現象に困惑するカルデアにクリプターとして宣戦布告。
その後はクリプター内の会議で異星の神の降臨の準備に取り掛かり、各異聞帯の空想樹の発育状態の確認やカルデアの残党の対応などに着手しており、クリプターとしての役割に意欲的な姿を見せている。
5章の時点では空想樹の育成を異星の神の降臨可能まで僅か数日まで漕ぎつけており、異星の神と協力的に対応している。
そして5章前半「神代巨神海洋アトランティス」で遂に本格的に動き出す。
カルデア残党に対して、ある種の拘りがあるらしく自らが闘わなければならないとして主人公達の前に立ち塞がる。
事前情報で
カイニスを打ち負かしたと言われていたとはいえ、サーヴァントではなくキリシュタリア本人とのまさかのバトルに驚愕したプレイヤーも多く、
しかもその際の彼はHP644,160、そして
ブレイク4つと意味不明なスペックだけでなく、最初のターンからスキル「天は巡らず」を使用。その内訳は
「自身に攻撃力アップ&精神異常無効&防御無視&無敵貫通状態を付与 控え含む敵全体に強化無効状態(5回/解除不可)を付与という
読んでるだけで頭が痛くなるような内容。
それでも頑張って最終ゲージまでたどり着くとスタン、スキル封印を無視して「地は動かず」を使用。
自身の弱体状態を解除し自身のCTを最大まで増やす。
そして宝具を使えば問答無用で戦闘終了(耐えきっても意味はない)なので
勝つ手段がほぼ皆無である。
ここまで強いのには理由があるのだが、
その理由を解消してもなお強い。
尚、何故かマシュに対してはターゲット集中など攻撃を誘うような行為をしなければ積極的に攻撃はしない、という奇妙の行動をとってくる。
物語における事情をバトルに反映し、伏線とするのは今作では度々見受けられるのでマシュorカルデアに対して何か思う所がある或いは利用する気ではないか、と予想するプレイヤーもいる。
実際に作中ではカルデア排除を願う仲間の声を黙殺するなど奇妙な行動を取っている。
圧倒的な力でねじ伏せた後も追撃を放ち、カルデア残党を仕留めに掛かるも立ちはだかるカルデアの者との交戦を避ける為に撤退。
5章後半「星間都市山脈オリュンポス」にて
ゼウスと友情を結びながらも神々と協力関係になりながらカルデア残党の殲滅に策を講じ、自身は大望の準備へ取り掛かった。
    
    
        | + | 以下、キリシュタリアの目的および星間都市山脈オリュンポスのネタバレ | 
 
 
彼の目的、それは異星の神の排除と
空想樹アトラスに満ちた力を利用することで人間を完全なる生命体である「神」とさせること。
 
 
異星の神については、実際の所、キリシュタリアは異星の神に人類を託すつもりはなかったのである。
 
 
異星の神は正しく空想の存在、その真意は使徒すらも知らずに接触も出来ない。
そんな得体のしれない不確かなものに人類を委ねる気はない、と目的の為に異星の神すら利用しているにすぎなかった。
 おそらく、まともに歯向ってはキリシュタリアといえど粛清されるだけ、という打算もあったであろう。
 
 
カドックやペペと言った敗残クリプターに対しても粛清しないどころか大令呪をそのまま持たせ続け、情報も明かさなくていいと告知するなど寛大に扱っていた。
それはいざ自分が敗死・粛清されたときに彼らに自らの地位を引き継いでもらうことを期待していたためであった。
 また、異星の神に睨まれている自分からあえて距離を置かせることで粛清に巻き込まないためでもあったのである。
 
 
 
そして彼の本来の目的は、それは神によって振り回された、愚かで無知ながらも優しい人間を一歩先のステップに進めるというもの。
人間は(自分も含めて)正解は選べない、それは個ではなく種としてのあり方故。
 幾度も繰り返された争いの歴史、人間とは他者から奪うことで成り立つ弱い存在。
 ならば強くする。一人一人が世界に影響を齎す存在、即ち神にすることで人々を争いと不平等を無くせる正解に辿り着く存在に導くこと、それが彼の計画だった。
 
 
 
 
ただしその「神になる人間」にキリシュタリア本人は含まれていない。
その術式を組み上げる自分自身は、術式の中心人物なので変化の影響を受けることができないのであるが、それでも人類の未来に繋がるならば特に問題とは考えていなかった。
 別に実行したらすぐに死ぬというようなものではないので、そうしたら「最後の神でない人間」として隠居するつもりだったらしい。
 
 
自身の最も信頼するサーヴァントであるカイニスは、「神に暴行されたことに怒り自らを男にさせた」という経歴を持つことで、「人の弱さを克服した先達」と見ていたために狙って召喚したものだった。
途中でカイニスがディオスクロイに粛清されたが、カイニス救出のために令呪を投入。カルデアとカイニスの合流も半ばキリシュタリアの差し金であり、カイニスとの信頼関係は最後まで確かなものであった。
 一方のディオスクロイはゼウスの副官として、人間に対する憎悪の点だけは信用していたが、思想的な共鳴は全くなかった。
 
 
物語終盤、己の計画を明かして主人公達と激突。
汎人類に敵対するクリプターとして、人理を守ろうとしたAチームのリーダーとして戦った。
 
 
キリシュタリアとの2度目の対決では、ブレイク3回に減った状態になるが、始めからいくつかの特殊バフ(一部は回数制)が付与されており、ブレイクするたびに再度それを完全な状態で付け直してくる。
 
また、初ターンの開始時には「人理装填」で即宝具 という懐かしい初見殺しもしてくる。以前と違ってスキル封印での回避はできないので基本人理砲は食らうものと思ったほうがいい。
 
更にブレイク1回目では自身の弱体解除と強化解除、2回目では再度チャージMAXにしたりと一瞬たりとも油断できない。
 
しかしキリシュタリア自身の攻撃力はそこまで高くなく、キャスタークラスなのでライダーやルーラーなら被ダメージを抑えられる。ここにシナリオ上で特殊バフの入るマシュも合わせれば超えられない相手ではない。
人理砲があることを考慮しても、シナリオ的な意味でも令呪の切りどころでもあるので彼の望み通り全力で立ち向かうこと。
 
 
 
激闘の末キリシュタリアはカルデアに敗北。
その直後、育成した空想樹が突然炎上を始める。
 さらに「人間が強くなっては困る」男…人を殺すこと、美しい物を壊す事でしか自らの存在を証明できない「ベリル・ガット」によって一瞬の隙を突かれ重症を負ってしまった。
 また、キリシュタリアは空想樹の中にギリシャ神話における“世界巨神”アトラスを召喚することで空想樹を異星の神に使わせないようにしようとしていたが、このアトラスが千子村正に斬られ、空想樹に異星の神が降臨してしまう。
 
 
 
その後、降臨した異星の神から主人公達を逃がす為に殿として立ち上がり大令呪を行使して異星の神を攻撃。
この攻撃そのものは異星の神に傷一つ付けられなかったがちっぽけな存在に噛みつかれたこと自体に狼狽して異星の神は撤退。
 カルデア残党を未来へ繋げることに成功した。
 
 
    
    
        | + | 以下、キリシュタリアの過去 | 
 
学生時代、彼は既に周囲から称えられる優秀な魔術師であった。
家柄と才能に恵まれ、それに溺れずに努力を重ねることに苦痛も感じない。
 自分は選ばれた才人という自負を持ち、日々を己の研鑽に当てる忙しい日常を送っていた。
 美しいものを、素晴らしいものを作りたい、使命感にも似た情熱が彼を突き動かしていた。
 そんな彼にとって、路上の浮浪者など嫌悪も同情も意識さえも向けるに値しないものだった。
 いずれはそれなりの人物になる自分にとって、関わることがない存在にすぎないのだから。
 
 
だが15の時、優秀過ぎたせいで自らの父親に暗殺されかけてしまう。
そこを見知らぬ浮浪者の少年に命を救われることになる。
 彼は非常に汚く、言葉もロクに知らず、日々を生きるだけでも精一杯の小さな子供だった。
 どこかで少年は姿を隠す魔術礼装を手に入れており、このおかげで残飯あさりができ、またキリシュタリアもこの礼装のおかげで追手から見つからずに済んだのである。
 
 
子供は自分の少ない食料ーキリシュタリアにとっては全く口にあわない正体不明の何かーを食べさせようとする等、
「キレイ」と評したキリシュタリアに献身的な介抱を行った。
 彼の献身によってキリシュタリアは命をつないだ。
 だが、キリシュタリアのために食料を手に入れようとした少年は姿を隠す礼装をキリシュタリアを隠すために手放した。
 金もなく食料を手に入れようとする者に人々は寛容ではない。
 少年は手に入れた食料と引き換えに暴力を受け、少年の弱った体はそれには耐えられず、息を引き取った。
 
 
その際、キリシュタリアの内にあったのは愚かな自分との訣別だった。
美しいものを作りたい、と口にしながらも何が美しいものなのかを考えず、ただ言葉だけを妄信した愚かな自分。
 そんな彼の価値観は「他人を助けようとする」「人間」に出会った事で、大きく変革を遂げた。
 
 
そう、根本に「人類愛」を捧げ、人の可能性を信じる「キリシュタリア・ヴォーダイム」はここに誕生したのであった。
 
 
同時に現在の本来の彼の人柄も判明。
 
周りから完璧主義の擬人化、お堅いリーダーと見られがちでキリシュタリア本人もその声に合わせてる節もある為に素の彼を知る者はほぼいなかった。
 
実際は「話の途中だがワイバーンだ」 と発言したり、興が乗ったからと裸になろうとするなど面白行動を実行しようとする。
 
カドックが深読みするも実際は裏がないとフランクでありながらやや天然混じり、他者への信頼と気遣いが出来る好青年であったことが発覚。
 
人間嫌いの芥ヒナコ や最終的に牙を剥いたベリルを含め、クリプターは皆キリシュタリアをリーダーとして認めていた。
 
多くのプレイヤーからもキリシュタリアの真実を知って「キリ様と一緒にギャグイベントやりたかったなぁ」 とその退場を惜しむ声が噴出。 パイセンがカルデア屈指のネタキャラになっただけに
オリュンポスクリア後に配布される概念礼装は多くのユーザーに突き刺さるものになっている。
 
Aチームだけでなく関わる時間が多くなかった主人公も、こうしたキリシュタリアの人柄や目的の詳細を知る機会はなかった。
オーディオコール『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』で一度コヤンスカヤに教えられたため知る機会はあったが、最終的に同章の出来事そのものが無かったことになったため覚えてはいない。
 
 
実際に『もしもこの特異点(ギャグイベント)にキリシュタリアたちと向かっていたら』という内容の作品を描き、Twitterなどに投稿するユーザーも現れることとなった。
なおユーザーの中には2019年初頭にネタとしてキリシュタリアがイベントを全力で楽しむ面白人物として描いた者もいたが、まさかの大当たりで頭を抱えた者もいる。
 高杉かと思ったらヅラだった、という妙な例えも
 
 
更に2023年のエイプリルフール恒例の1日限定アプリ「Fate/Grail League」では過去Aチームのチームワーク向上のために野球をしようと提案し、超強豪チームになっていたということに。ギャグ描写ではあるが実際に発言してもおかしくないところが恐ろしい…
18時開放の追加シナリオでは聖杯の力により「クリプター7」として他のクリプターと共に一時的に復活、エイプリルフールながらまさかのAチームとの再会という流れ
 と無法なスキルにユーザーを驚かせた。投手系ステータスで投手力は素でEXランクであり、スキルは打撃力を上げる打力強化、外野を増やす外野フルチャージに加えて固有スキルの隕石魔球を持つ。名前から分かるようになんと野球に惑星轟を持ち出してきており、確定ストライクというだけでも恐ろしいが振ってしまうとバットが焼失してその番バットを振れなくなるという初見殺し。本編の高難易度のごとくスキル説明を確認しなかったプレイヤーを葬り去っていった。対策としては打席続行(確率で復活)や水分補給(ストライクカウント減少)スキルなどで球数を減らすのが有効。
 またサーヴァントと同様に吹っ飛ばして勝利すれば味方で使えるのだが、味方使用時はなんと隕石魔球の使用回数が9回に増え、ルール上1イニングしか投げないため前述のスキルがない相手にはこれを9連発するだけで確定で完封できてしまう。
 
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余談
- 現状、第二部における重要人物であると言える彼だが登場当初は金髪・エリート魔術師といった歴代キャラクターとの共通点、メンバーのまとめ役でありながら5面ボスという情報から所謂噛ませ枠という風評も見受けられた。
 
 その後、物語が進むに連れてその力量やクリプター達への振舞いから油断・慢心が少ない真っ当な強敵エリート枠という予想も増えていき、
 いざ闘ってみるとサーヴァントすら圧倒する化けものじみた強さを発揮、プレイヤーの度肝を抜く圧倒的な力を見せつけた。
 噛ませやエリート枠かと思ったら化け物枠だったとされ、プレイヤーの評価を一転された。- 一方であくまで5章と物語半ばの立場での変わらないので、次に続くボスであるベリルや物語初期から黒幕と怪しまれているマリスビリーといった者達から出し抜かれるのでは?という予想も多く、良くも悪くもその結末に注目されているキャラクターである。
- なおキャラクターデザイン担当のこやま氏はリーダーなので噛ませっぽくないように風格ある姿にするのに苦労したという。
 
    
    
        | + | 以下星間都市山脈オリュンポスのネタバレ | 
しかし実際のところマリスビリーとは同志に近い状態であり、彼の「机上の空論」を実現させようとしていた。
だがベリルに関してはあたってしまった。前述の通り彼の壮大な計画は第六異聞帯とベリルによって失敗となったのである。
 …しかしそのベリルに対して恨みを持つ者も現れており、彼の巻いた種は第二部全てに根付いていると思われる…。
 | 
- 奈須きのこによると、もしも主人公と同じ立場で人理修復に挑んだ場合は彼ならば順当にソレを成し遂げることが可能との事。但し、彼はあくまでクリプターである為にその時点で第2部では半分程度が限界であるという意味深な回答が為されている。
- 彼の担当する5章の直前キャンペーンでは必ずまとまった数の黄金の果実(通称:金林檎)がログインボーナスで配布された。その際のバナーにはキリシュタリアがでかでかと映っていたこともあり一部のプレイヤーからは林檎農家などと呼ばれるようになった。
- ゲーム中に登場する名有りの敵ボスキャラクターの中で、実装時点では唯一の「人間」特性持ちだった。
なお現在は2部7章でイスカリが登場して唯一ではなくなっている。
追記・修正お願いします。
    
    
        
-  キリスト・オーディンからとったような名前だが…  -- 名無しさん  (2020-04-09 11:56:11)
-  項目名おかしくない?  -- 名無しさん  (2020-04-09 12:27:25)
-  5章後半が公開されたあとでも良かった気はする  -- 名無しさん  (2020-04-09 12:36:44)
-  金林檎農家のお兄さん!  -- 名無しさん  (2020-04-09 13:18:22)
-  林檎くれるお兄さん!林檎くれるお兄さんじゃないか!  -- 名無しさん  (2020-04-09 13:57:57)
-  ↑3 今日配信開始も決まったしね。まあ作ってしまったもんはしゃーない  -- 名無しさん  (2020-04-09 14:21:31)
-  さて超最速なら今夜彼の運命が決まるのか  -- 名無しさん  (2020-04-09 16:51:28)
-  項目名がおかしいので、「キリシュタリア・ヴォ―ダイム」→「キリシュタリア・ヴォーダイム」に修正願います  -- 名無しさん  (2020-04-09 16:53:23)
-  ↑対応しました。  -- 名無しさん  (2020-04-09 18:48:47)
-  非の打ちどころのない人物なのは確かなんだろうが、だからこその欠点ってのを書いてくるのもこのシリーズだからな。  -- 名無しさん  (2020-04-09 19:25:47)
-  この世界観でほぼ全ての貴族型魔術師が持ってしまう「噛ませフラグ」というデバフが無ければどんだけヤバいか教えてくれる御仁  -- 名無しさん  (2020-04-09 23:48:27)
-  オリュンポス終わったけどクッソ良いキャラで草生えたわ もうお前が主人公やれ  -- 名無しさん  (2020-04-10 10:55:10)
-  一緒にバカやって、肩並べて戦いたかったなぁ  -- 名無しさん  (2020-04-10 11:38:25)
-  本当にOPのあの噛ませ臭い笑みは何だったんだと言いたくなるレベルの奴だった。対決直前はわりとそれっぽい表情あったけど  -- 名無しさん  (2020-04-10 20:48:50)
-  文字通り半分が限界だったとは…  -- 名無しさん  (2020-04-11 11:14:09)
-  一緒に人理修復したかったしトンチキイベも走りたかった。きっといい同人誌を描いてくれただろうに  -- 名無しさん  (2020-04-11 13:13:18)
-  相手の正義を悪と断ずる事をせず、受け入れた上で自身の握る正義をぶつける。これができる人は少ないよ。実力、精神共に最高の人だったよ  -- 名無しさん  (2020-04-11 14:29:20)
-  カドックが一部で平成一期の2号ライダーみたいなメンタルとか言われてたけど、この人はメロンニーサンやヒゲみたいなタイプだよね  -- 名無しさん  (2020-04-11 14:47:49)
-  予想以上の良キャラで満足 色々な意味で超人だった  -- 名無しさん  (2020-04-11 19:24:04)
-  ↑×6 決戦前のセリフからしてぐだを煽るための演技だったっぽいな  -- 名無しさん  (2020-04-11 20:01:12)
-  この人ならチェイ手ピラミッド姫路城も一緒に楽しんでくれたんだろうな…。  -- 名無しさん  (2020-04-12 03:31:28)
-  叶うなら、この人と一緒に世界を救いたかった。この人ならきっと、神殿から脱出しようとするマシュと一緒にぐだの手を……多分、この人が2部だと半分あたりで限界なのは、途中で〇令呪使っちゃうからなのかな…  -- 名無しさん  (2020-04-12 23:12:37)
-  橋の浮浪者君は偉大だったなぁ。なんだあの聖人要件全部満たしたみたいな人。欲を全部捨てて悟りを得るとかあるけど、最初から欲を持ってないってか  -- 名無しさん  (2020-04-12 23:28:38)
-  あの少年とキリシュタリアの立ち位置はまんま切嗣と士郎と同じなんだよね。前者二人は最後に救われたけど、後者二人に対して人生を縛る呪いを与えた点がまさに一緒  -- 名無しさん  (2020-04-13 02:03:13)
-  今際の言葉泣いちゃうわ、アゾられてなおベリルの事も大切なんだろうなぁ  -- 名無しさん  (2020-04-13 02:37:51)
-  しかしカドックと二人でサーヴァントなんとかできるとは、ノーマルでもフツーにツエーんだな  -- 名無しさん  (2020-04-13 05:04:05)
-  とんでもない無能だったな・・・  -- 名無しさん  (2020-04-13 11:47:32)
-  ここまで非の打ち所がないキャラも珍しい。強いて言うなら、人間の可能性を信じるが故に、ベリルの狂った心中を見抜けなかったことか…  -- 名無しさん  (2020-04-13 12:48:05)
-  ベリルが裏切るのは分かってたんじゃない?  -- 名無しさん  (2020-04-13 14:57:59)
-  ↑のコメの続きだけどキリシュタリアはブリテン異聞帯を直に見てなかったからいきなり槍の光が落ちてくるのが予想できなかったんだと思うよ。  -- 名無しさん  (2020-04-13 14:59:47)
-  頼もしく、愉快で、痛快で、見栄っ張りで、偉大な"先輩"だった。願わくば一緒に人理修復の旅をして、共に世界を救いたかった。  -- 名無しさん  (2020-04-13 20:15:01)
-  善性に救われて悪性に殺された「人間」  -- 名無しさん  (2020-04-14 01:21:31)
-  つってもベリルの攻撃って実際はキリシュタリアの死因ではないどころか致命傷にすらなってないんだよな……ベリルはそんなの百も承知だろうし、何か口で語った以上の思惑が今回の凶行にありそう。仮にもキリシュタリアが人理修復を共にして信用出来ると感じた相手なわけだし  -- 名無しさん  (2020-04-15 13:20:58)
-  「殺人好き」を押し出すことで真の理由を隠しているということも考えられる。「自分を騙すことも得意で嫌なことでも真摯にやり遂げる」ということは、今回の凶行が「嫌なこと」だという可能性もある訳だし。  -- 名無しさん  (2020-04-15 15:58:11)
-  橋の下の子供とベリルの笑い声似てるけどまさかね…  -- 名無しさん  (2020-04-16 03:56:32)
-  今記事内容見ると「ああ…そういえばこんな印象の人だったなぁ」ってなる…。  -- 名無しさん  (2020-04-16 07:07:09)
-  予想されてたけど、やっぱきのこ担当というかガッツリ関わっていたか  -- 名無しさん  (2020-04-16 21:22:28)
-  主人公の完全上位互換  -- 名無しさん  (2020-04-16 23:37:56)
-  割と楽しそうに旅してたのにオフェリアが見るには死ぬ程キツい目にあってた、ってそういう事かよ……どの周回でもアメリカ大陸までにはパートナーが脱落してエルサレム、バビロニアは1人で攻略してたとか辛すぎる。何周目かでぺぺに会えたのはほんと僥倖だったね  -- 名無しさん  (2020-04-17 13:13:16)
-  人理修復の旅の中でデイビットだけ登場しなかったのはなぜだろう・・・  -- 名無しさん  (2020-04-17 15:29:06)
-  怪文書界隈ではすっかりエンジョイ勢の一員に  -- 名無しさん  (2020-04-18 00:11:32)
-  断章でボロが出て吹いた。  -- 名無しさん  (2020-04-18 12:34:36)
-  ファイル整理がめっちゃ下手だったりパスワードが簡単だったりPC初心者丸出しなのも好感持てる  -- 名無しさん  (2020-04-18 13:06:02)
-  ↑5 キリシュ戦のギミックでエルサレムやバビロニアに何の効果も無かった理由が「一人ではなんの感慨も、意味も感じなかったから」ってのが泣ける…  -- 名無しさん  (2020-04-21 05:52:27)
-  プロフで「選民思想に寄り過ぎている」とか書かれているが、何処が?・・・とか思ってしまった。それともあれ、ブラフだったのだろうか。  -- 名無しさん  (2020-04-21 13:31:02)
-  >「選民思想に寄り過ぎている」  -- 名無しさん  (2020-04-21 13:53:20)
-  おっと途中で送ってしまった。キティさんみたいに全員選んでいるみたいな感じだったりするかも  -- 名無しさん  (2020-04-21 13:54:15)
-  ↑10 完全は無いだろ逆に失礼だ  -- 名無しさん  (2020-04-21 14:13:26)
-  ↑22どこが?お前が思う無能な部分とやらを上げてみろよ  -- 名無しさん  (2020-04-22 19:19:49)
-  七文字のパスワードがAチームの頭文字とか  -- 名無しさん  (2020-05-03 16:33:53)
-  あれって自分に何かあったとき他のクリプターに読ませること前提なんじゃないの?エルメロイ二世以外に時計塔の魔術師がPC使うって段階でかなりレアだとは思うが  -- 名無しさん  (2020-05-10 11:37:41)
-  デイビッドが回想に登場してない&デイビッド由来っぽいスキルがないの、デイビッドは脱落せずに2人での攻略に達成したからでは。  -- 名無しさん  (2020-05-10 12:08:50)
-  5章後半のは追記しないのか…  -- 名無しさん  (2020-05-10 12:17:08)
-  色々と凄まじいネタバレだからどこまで追記したら良いかわからないのかもね(配信から1ヶ月経つから編集自体は問題ない)  -- 名無しさん  (2020-05-10 13:40:47)
-  人理装填や脱出間際のラストバトル終局特異点を  -- 名無しさん  (2020-05-16 13:03:52)
-  ↑途中送信失礼 なんとなく終局特異点を彷彿とさせられた  -- 名無しさん  (2020-05-16 13:05:25)
-  ↑19プレイしたうえで言ってるのそれ?  -- 名無しさん  (2020-07-24 17:05:55)
-  いかにも腹に一物ありそうな冷酷エリートっぽい顔で、カドックとかからもそう思われていたけど、実はただ真心と茶目っ気しかなかったってキャラクター性が好きすぎる  -- 名無しさん  (2020-07-24 17:29:00)
-  誰かがオリュンポスはカドックが通学電車で必死に単語帳めくってる横でキリシュタリアは週刊少年ジャンプ読んでた。って例えてたのすごい好き、そのままカドックに布教しやがれください  -- 名無しさん  (2020-07-31 13:35:47)
-  Aチームって書くと、特攻野郎Aチームを思い出すので何とも言えん気分になる......  -- 名無しさん  (2020-08-02 01:28:09)
-  俺、あなたと一緒にチェイテピラミッド姫路城を昇ったり、夏のイベントを過ごしたりしたかったよ……  -- 名無しさん  (2020-08-16 17:48:57)
-  奈須先生曰く、ぐだと立場がお互い逆でも似たような結末になったくらい似た者同士らしいね。力も積み重ねてきたものも桁違いだけど、ぐだもキリ様のような思想を持った可能性もあり得たかもね  -- 名無しさん  (2020-08-18 04:28:52)
-  チェイテピラミッド姫路城見たら「ロボには!ロボには変形するのかい!??」と目を輝かせていただろうなぁ  -- 名無しさん  (2020-09-04 20:29:21)
-  某所で「高杉や愛染かと思ったらズラだった」という例えが的確過ぎて草  -- 名無しさん  (2020-10-28 12:32:23)
-  ここの文だけ読むと酷薄な天才が博愛主義の厨ニ病に目覚めた言うところかな  -- 名無しさん  (2021-01-25 17:07:07)
-  侵略宇宙人の裏をかこうと加担するフリしてるうちにダチの内の一人に刺された、と  -- 名無しさん  (2021-01-25 17:52:17)
-  (今回のイベントでキリさんの遺影を掲げて)ごらん…キリ様…。あれが伝説のチェイテピラミッド姫路城だよ…!  -- 名無しさん  (2021-01-25 18:18:41)
-  SAN値はぐだより絶対上だろうなぁ、ゴッフが現実逃避、ぐだが頭痛案件でもキリ様は平然とボケてくれそう  -- 名無しさん  (2021-02-04 01:04:16)
-  「話の途中ですまないがワイバーンの群れだ!!」は不意打ち過ぎてズルかった。得体のしれない大物感あふれる敵が、意外とおもろい兄ちゃんだったネタはズルい  -- 名無しさん  (2021-02-25 18:41:05)
-  ↑2ぐだの成長に期待するんや……  -- 名無しさん  (2021-06-01 21:19:21)
-  一緒に人理修復したい上司No.1  -- 名無しさん  (2021-07-06 16:02:48)
-  この人ですら『滅びて貰わないと困る』と言わしめるブリテン異聞帯。そうだねとしか言えない  -- 名無しさん  (2021-12-25 11:42:40)
-  型月のエリート魔術師ってんで高慢なタイプかと思いきや、親しみやすい天然な人だった。キリ様の過去の話は初見で泣いた。  -- 名無しさん  (2022-08-02 12:24:14)
-  なぜブリテン異聞帯に滅んでもらわないといけないのかは、6章をやればわかる。終盤やれば納得するぐらいに酷いぞ、あそこは。  -- 名無しさん  (2022-12-06 13:39:13)
-  エリート魔術師らしからぬ愉快な人だった。  -- 名無しさん  (2023-01-05 17:10:41)
-  パスワードは残存Aチームのカドックやペペに読ませるためもあるだろうけどファイル整理がヘッタクソなのは素っぽいのが草  -- 名無しさん  (2023-03-23 09:14:03)
-  ↑そこら辺ちょっとドジなの、本当にキリ様あざといなぁって思う。  -- 名無しさん  (2023-06-10 23:51:37)
-  妖精國の妖精はキリ様の理想の負の部分、ミクトランのディノスは理想の正の部分を描いていると思う。  -- 名無しさん  (2023-06-11 00:31:46)
-  キリさま見た目で冷徹な貴族主義者かと思いきやお茶目な質実剛健を体現した魔術師だった。  -- 名無しさん  (2023-11-11 20:46:43)
-  糞無能のアホ。というかアトランティス自体がイキリ無能の溜まり場のガキの砂場やったな  -- 名無しさん  (2024-08-11 14:20:02)
-  ↑のコメントは不快を越えて、どこの部分を見てその感想が出たのか純粋に興味があるから是非説明してほしい。  -- 名無しさん  (2024-12-24 18:03:00)
 
 
最終更新:2025年09月04日 23:07