登録日:2020/05/09 Sat 17:17:51
更新日:2024/01/10 Wed 08:36:23
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フラッシュ/バリー・アレン
「
フラッシュ(Flash)/バリー・アレン(Barry Allen)」はDCコミックスのキャラクターで1956年に初登場した。
初登場は『Showcase』#4。
偉大なヒーローの名を受け継ぎ、新たな時代を切り開いた赤い閃光。
【概要】
50年代のヒーローコミック冬の時代を変えるべく生み出された、過去のヒーローのリメイクキャラクター第1弾。
フラッシュ(ジェイ・ギャリック)からの変更点は少ないが、よりSFテイストを強くしたオリジンとコスチュームで人気を博し、
この成功を受けてグリーンランタンやホークマンなどかつてのヒーローたちが次々と再生されることになった。
こうして始まったコミック第2の全盛期はシルバーエイジと呼ばれ、ヒーローコミックを盤石な存在へと変えた。
『Showcase』#4でデビューすると、ジェイが活躍した『Flash Comics』のナンバリングを引き継ぎ『The Flash Vol.1』がスタート。
サイドキックの
キッド・フラッシュ登場やジェイとの共演によるマルチバースの誕生など活躍を続けた。
しかし70年代に入り連続性のあるストーリーを求められると、ジェイとの変更点の少なさが災いし人気は低迷していった。
そして宿敵リバース・フラッシュとの死闘を経て連載は終了し、交代劇の起爆剤となるべく『
クライシス』で壮絶な死を遂げた。
その後フラッシュの座はキッド・フラッシュだったウォリー・ウェストが引き継ぎ、この
世代交代は成功を収めた。
復活が当たり前となったヒーローコミックの中でも珍しく復活の気配も見せないほどだった。
しかしウォリーがヒーロー・人間として完成され、新たなフラッシュ(バート・アレン)への交代が失敗したのを受け、
2008年の『
ファイナル・クライシス』で復活し、再びフラッシュの座に返り咲いた。
それからはウォリー時代の路線を受け継いで『DCユニバース』の中心で活躍し、
実写化でも成功を収め存在感を発揮している。
【人物】
本名…バリー・アレン(Barry Allen)
セントラルシティの科学捜査官であるバリーは、自身のラボで雷が直撃すると共に様々な薬品を浴び超スピード能力を得た。
幼い頃からコミックヒーローのフラッシュ(ジェイ)に憧れていた彼は、フラッシュの名を借りてヒーロー活動を開始した。
コスチュームは未来的な深紅のラバースーツに胸や腰回りに稲妻マークが付いている。
全身タイツとも違うこのコスチュームは新たな時代の象徴とも言えた。普段は小型化され指輪に収納されている。
『ポストフラッシュポイント』からは各部にラインが入ったデザインに変更された。
ちなみに『シルバーエイジ』の私服は蝶ネクタイを好んでおり、その後の時代でも重要な場面で身に着けている。
超スピードを操ることが可能で、他のスピードスターと同様にスピードを利用して様々なパワーを発揮する。
スピードを強化するマルチバースに渦巻くエネルギー『スピードフォース』とつながる前に命を落としたため、
その力は後継者のウォリーに遠く及ばないとされていたが、復活後は『スピードフォース』と密接な関係を持ちパワーアップした。
その影響からかスピードを発揮すると稲妻を纏うようになった。
ヒーローらしい正義感と警察官とは思えない優しい性格の持ち主で、チームの緩衝材として活躍することが多い。
昔から遅刻魔であり超スピードを得てからも変わっていない。また大きな悩みを相談せず抱えがちなことが多い。
普段はセントラルシティで科学捜査官をしており、超スピードを活かして上手く両立している。
ヒーローの中でも特に市民から信頼を得ており、街に巨大な博物館『フラッシュ・ミュージアム』が建てられている。
私生活では記者のアイリス・ウェストと関係が深く、結婚したこともあった。
【主な活躍】
【シルバーエイジ】
1956年の『Showcase』#4で初登場。ローグスやゴリラ・グロッド、リバース・フラッシュといったヴィランと戦いながら、
後に後継者となるキッド・フラッシュやフラッシュ(ジェイ)との共演によるマルチバースの誕生にも関わった。
また極端に太ったり、頭が巨大化したりとフラッシュが奇妙な外見に変身するエピソードが頻発していた。
新たなヒーローチーム『ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ/JLA』の中心メンバーとしても活躍していく。
恋人アイリスとも結婚し幸せな人生を歩んでいたが、宿敵リバース・フラッシュの手でアイリスは殺されてしまう。
さらにしばらくして再婚を誓った女性フィオナにまでリバース・フラッシュの魔の手が迫ったため、彼の命を奪ってしまった。
殺人の容疑で逮捕され有罪判決を受けるが、その裏には復讐を目論むアブラ・カダブラの陰謀が存在した。
結審が迫る中、30世紀の未来に逃れていたアイリスの協力で
正当防衛を勝ち取ると、カダブラを倒し妻の待つ未来に旅立った。
しかしその直後『クライシス』による異変が発生し、次元を超える力を恐れたアンチモニターによって囚われてしまう。
何とか脱出すると敵の切り札である『
反物質砲』を発見し、自らの命を犠牲に『反物質砲』を破壊した。
彼の死後、フラッシュの座はキッド・フラッシュだったウォリー・ウェストが引き継いだ。
バリーは度々ウォリーの前に過去の時間軸として現れ、悩みを抱える彼を導いた。
またバリーの肉体は『反物質砲』の爆発と共に稲妻に変わり、過去のバリーに力を与えるという一種のループを形成していたと思われたが、
『
インフィニット・クライシス』でジョニー・クイックたちと共に『スピードフォース』の中で生きていることが明らかになった。
そして『ファイナル・クライシス』でダークサイドのオライオン暗殺を防ごうとした際に『スピードフォース』から脱出を果たした。
さっそく再会したウォリーと共にダークサイドを倒すと『
ブラッケスト・ナイト』でも最前線で活躍、
さらに復讐のために両親の死を変えた
リバース・フラッシュを打倒して新たなスタートを切った。
25世紀の対フラッシュチーム『Renegades』やキャプテン・ブーメランの手で脱走したリバース・フラッシュとの戦いの中で、
過去を変えることが出来る可能性を知ってしまい、危険性を知りながら母を救いに旅立ち『フラッシュポイント』を生み出した。
自分が過去を変えたことに気付かずにバットマン(トーマス・ウェイン)やサイボーグと協力して世界を元に戻そうとしていたが、
リバース・フラッシュから真実を知り、世界を救うために母の死を受け入れて過去の自分を止め、新たな世界の誕生に携わった。
『DCユニバース』全体の歴史が変更され、バリーはアイリスとウォリーとの絆を失い、新たな人生を歩み始めた。
『ジャスティス・リーグ』の創設メンバーとして活躍する一方で、生まれ変わったキャプテン・コールドやグロッドと戦っていく。
戦いの中でアイリスを巻き込み、恋人パティの信頼を失うなど苦難に見舞われ、一時街を離れてしまう。
しかし『ローグス』の暴走とグロッドの襲撃を前に帰還、事態を収拾してパティに正体を明かし絆を深めていった。
その後『スピードフォース』とつながった者を狙う新たなリバース・フラッシュ(ダニエル・ウェスト)との戦いを経て、
彼の息子でアイリスの甥ウォレスと交流を重ねていたが、過去をやり直そうとする未来の自分に立場を奪われてしまう。
『スピードフォース』に閉じ込められるも何とか帰還したが、未来の自分の暴走を見たパティから別れを切り出されてしまった。
コスチュームをリニューアルし心機一転を図る中、ついに因縁の相手プロフェッサー・ズーム/リバース・フラッシュが姿を現した。
手下を伴いさらに父ヘンリーや警察まで利用する宿敵に苦戦を強いられるが、ウォレスと父の協力やズーム自身の欲深さ、
そして前に進み続けるという意志で更なる力を発揮して打倒ズームに成功、彼を逮捕して父の無実を証明した。
その後コスチュームを戻し、『
DCユニバース:リバース』でウォリーとの再会を果たして気持ちを新たにし、
セントラルシティを襲う『スピードフォース』の嵐で生まれた新たなスピードスターの訓練を開始する。
同僚のオーガストや『STARラボ』の科学者ミーナと協力してテロ組織『
ブラックホール』と戦っていくが、
関係を深めたミーナは戦いの中で姿を消し、オーガストはゴッドスピードを名乗って暴走していく。
精神・肉体共に追い詰められるも、覚醒したキッド・フラッシュ(ウォレス)と新たなスピードスターたちの協力で勝利した。
改めてアイリスとキッド・フラッシュと絆を深め、活動を再開させた『ローグス』との戦いと
『ボタン』を巡る事件を経て、
再びリバース・フラッシュが出現、彼の手で正体をアイリスに明かされさらに彼女との子供がヴィランになることを知ってしまう。
その事態を回避するため、アイリス達の安全と引き換えにして『ネガティブ・スピードフォース』に身を投じたが、
リバース・フラッシュを信じることが出来ず『ネガティブ・スピードフォース』を身に着け帰還した。
新たな力でリバース・フラッシュを倒したが、永遠に苦しめ続けると宣言するリバース・フラッシュをアイリスが殺害、
さらに今回の戦いと正体を含めた数々の嘘が原因でアイリスと大きな溝が生まれ距離を置くことになった。
その後、感情に悪影響を与える新たな力に苦しみ、それが原因で『アイアンハイツ刑務所』に異動することになってしまうが、
『ネガティブ・スピードフォース』は『ブラックホール』に協力するミーナによって強引に引きはがされ事なきを得た。
さらに『ローグス』が企てた暴動をゴッドスピードと協力して解決し、彼のアドバイスでアイリスと向き合い絆を取り戻した。
直後グロッドが操る『ブラックホール』に街を支配されてしまうが、全スピードスターが協力して勝利した。
決戦を経てアイリスと恋人関係になるも、彼女と再会したウォリーに『ポストクライシス』の記憶が蘇ってしまう。
さらにズームの嘘に踊らされウォリーが暴走したため、第2の『フラッシュポイント』を防ごうと彼を追い走り出す。
その結果『スピードフォース』の障壁が崩れ、ズームは新たな力を得てしまったがウォリーの活躍で勝利した。
しかしウォリーの心の傷は癒えず、さらにキッド・フラッシュに『フラッシュポイント』のことを知られ溝が生まれてしまった。
25世紀から現れ取り残されたコマンダー・コールドや『ポストクライシス』の記憶を取り戻したアイリスと協力しながら、
ズームとの戦いで解放された『スティルフォース』『ストレングスフォース』『セイジフォース』の謎を追っていく。
しかしその間に『
ヒーローズ・イン・クライシス』が起き、
アイリスとは再び心が離れてしまった。
また
トリックスター(ジェームズ・ジェシー)との戦いを経て警察に復帰し、『スティルフォース』の力で初期の戦いを振り返った。
『フラッシュ・ミュージアム』内に『スピードラボ』を建造し、キッド・フラッシュたちと共に改めて3つの力の調査を開始。
力の所有者を狙うブラックフラッシュとズームに立ち向かい、その途中で関係を修復したアイリスの力添えもあって、
ズームに過ちを気づかせることとブラックフラッシュの打倒に成功したが、『スピードフォース』に乱れが生じた。
さらに解散していた『ローグス』がルーサーの『ギフト』でパワーアップし街を征服してしまう。
コマンダー・コールドが犠牲となり、キッド・フラッシュたちを含め力がコントロール出来ず追い詰められていくが、
ルールを破り暴走するコールドを見過ごせない『ローグス』メンバーの協力でコールドとの一騎打ちに勝利した。
その後『ローグス』には逃げられてしまうが、ミーナたちの協力で『スピードフォース』の安定を取り戻した。
【関連人物】
セントラルシティの記者で恋人。『ポストクライシス』までは妻で、生まれは30世紀だった。
シルバーエイジにリバース・フラッシュの手で殺されるも、未来の両親の力で生き延びバリーと再会した。
『ポストクライシス』ではバリーと死に別れてしまうも子供たちを育て上げ、孫のバートの成長のために現代に帰還した。
以降、陰ながらウォリーとバートを見守っていたが、バリーの復活で再び記者として活動を開始した。
『ポストフラッシュポイント』では当初バリーとは友人だったが、『DC Rebirth』からは恋人関係になっている。
アイリスの甥でサイドキックであり後継者。バリーにとっては弟も同然の存在で、死後も彼の活躍を見守っていた。
『ポストフラッシュポイント』では姿を消してしまうが、バリーとの絆で再会を果たした。
『New 52』から登場したアイリスのもう1人の甥でもう1人のウォリー。
戦いの中でスピードに目覚め、『DC Rebirth』からはキッド・フラッシュとして主に『ティーン・タイタンズ』で活動している。
バリーとは対等の関係で接し、それ故にバリーとぶつかる事も多い。
- インパルス/キッド・フラッシュ/フラッシュ(バート・アレン)
バリーの孫。『ポストクライシス』から登場し、バリーを尊敬していたが、実際に会った際には距離を取っていた。
『ポストフラッシュポイント』でも『ポストクライシス』の彼がそのまま登場している。
バリーのもう1人の孫。『ポストクライシス』から登場し『リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』の一員として活躍した。
実はバリーとの明確な面識はない。
両親。『ポストクライシス』までは存命だったが、バリーの死後に人知れず亡くなっていた。
しかしノーラは『
The Flash: Rebirth』でバリーへの復讐を目論むリバース・フラッシュの手で殺されたことになった。
ヘンリーは妻殺害の犯人とされ『ポストクライシス』では獄中死したが、『ポストフラッシュポイント』では生存、
後にリバース・フラッシュの罪が立証され釈放された。
- トルネード・ツインズ(ドン・アレン、ドーン・アレン)
バリーの子供で双子の兄妹。元々は30世紀出身のフラッシュの大ファンだったが、『ポストクライシス』からは実子になった。
父親とは会えずじまいでひねくれた面を持つもそれぞれ結婚し、ドンはバートを、ドーンはジェニを儲けている。
『ポストフラッシュポイント』では可能性の未来で登場し、忙しい父親と会えない日々から悪の道に走っている。
バリーの上司で『ポストフラッシュポイント』からは養父。しばらく姿を消していたバリーを受け入れる度量の持ち主。
『ポストフラッシュポイント』では上司と養父の2つの顔でバリーを支えたが、フラッシュとは時に対立することもあった。
ヘンリーが釈放されたことで役目を終え、『DC Rebirth』からはシンに後を任せ警察を去った。
フィオナはシルバーエイジに登場した恋人。アイリスの死後に関係を築き、結婚も決意した。
しかし彼女を狙うリバース・フラッシュを目の前で殺したため、そのショックから姿を消してしまった。
パティは科学捜査官の同僚。『ポストフラッシュポイント』からは恋人で正体を明かし同棲するほどの仲だったが、
未来から現れたバリーの暴走を目の当たりにし、恐怖を覚え姿を消した。
- デビッド・シン、ジェームズ・フォレスト、クリステン・クレイマー
バリーの同僚。シンは後に上司となった。二重生活で不審な行動を取ることも多いバリーを信頼している。
アフリカの奥地、ゴリラシティの王。シルバーエイジでは唯一ゴリラシティの出入りを許されるほどの仲だったが、
『ポストクライシス』からは人間との対立を深め、協力者程度の関係になっている。
彼に憧れてフラッシュを名乗るほどバリーが尊敬する存在。シルバーエイジではマルチバースを超えて共演。
『ポストクライシス』ではキーストーンシティごと封印されたジェイを救い出し、互いに新たな一歩を歩み始めた。
- キッド・フラッシュ(バート・アレン/バー・トール)
『New 52』で登場した新たなキッド・フラッシュ。記憶喪失で、かすかな記憶とその能力からバート・アレンを名乗っていた。
その正体は30世紀の未来人。バリーとはあまり縁を持たないまま姿を消した。
『DC Rebirth』で登場した中華系フラッシュ。『スピードフォース』の嵐で能力を身に着け、
中国のヒーローチーム『ジャスティス・リーグ・オブ・チャイナ』の一員として活躍している。
その後も度々セントラルシティに現れ協力している。
ゴムの様に形を変える肉体と探偵としての才能を持つヒーロー。妻スーとはおしどり夫婦で知られ、世間に正体を明かしている。
活動初期からの友人で、復活した際に彼らの死を知った時にはショックを受けていた。
宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。同時期にデビューした大親友。
メトロポリスを守る鋼鉄の男。スーパースピードを持ち、何度かスピード対決を繰り広げた。
ゴッサムを守る闇の騎士。優れた捜査能力を持ち、度々協力して事件を追っている。
25世紀の犯罪捜査チーム『Renegades』の1人。対リバース・フラッシュのために『ローグス』を参考にしている。
何度か現代に現れバリーと戦ったが、『ポストフラッシュポイント』ではズームの暴走で現代に残ることになった。
ヴィランとの戦いや『スピードフォース』に連なる力の調査に協力していたが、キャプテン・コールドに殺された。
フラッシュに敗北したヴィランが手を組んだ犯罪者チーム。後に女・子供は傷つけないなど独自のルールを掲げるようになった。
メンバーはフラッシュに恨みを持つ者ならば誰でも参加するが、バリー復活後のメンバーは基本固定。
凍結銃を操るフラッシュのライバル。武器と知略で何度もバリーを追い詰めてきた。
鏡を使って空間転移など様々な力を発揮する犯罪者。『クライシス』で命を落とすも、
『ポストフラッシュポイント』からは再び『ローグス』の一員として活動している。
催眠効果を持った笛を武器にする資産家の息子。『ポストクライシス』では改心しウォリーに協力、
『ポストフラッシュポイント』からはバリーとも友人で度々彼のピンチを救っている。
天候を操る『ウェザーワンド』の使い手。攻撃の規模は『ローグス』最大級。
様々な危険な小道具を使う元サーカス芸人。『ポストクライシス』では改心しFBIで活躍したが、
『ポストフラッシュポイント』からは危険な犯罪者として再び姿を見せている。
ジェームズの後を継いだ新たなトリックスター。メンバーの中では最も若く危うい存在。
様々なギミックを持つブーメランを駆使するヴィラン。一度落ちぶれて死亡するもバリーと同時期に復活。
しかし『ローグス』から見切られ、『ポストフラッシュポイント』からは『スーサイド・スクワッド』で活動している。
回転に魅了され高速回転を操る犯罪者。一度死亡し他人に乗り移って復活するも、『ローグス』からは距離を置かれている。
『ポストフラッシュポイント』では『スピードフォース』とつながる者としてリバース・フラッシュの手下として現れた。
火炎放射器を操る放火魔。キャプテン・コールドとは相性が悪いが、犯罪者としては信頼している。
空中浮遊など様々な力を操るキャプテン・コールドの妹。兄想いで彼のためならどんなこともする。
- リバース・フラッシュ/プロフェッサー・ズーム(イオバード・ソーン)
フラッシュへの憧れが憎しみに変化したバリー最大の宿敵。バリーを苦しめるために周囲の人物も傷つける危険人物。
何度も死亡しているが、過去が変化するたびに復活し、バリーを追い詰めている。
超能力を操るゴリラ。サイキックによる洗脳が得意な強敵。ゴリラとしてのパワーも強力。
邪悪な二重人格を持つ科学者。元素を変化させる『賢者の石』を操る。
未来の科学の力で魔法を再現する64世紀の犯罪者。
『ポストフラッシュポイント』で登場したもう1人のリバース・フラッシュ。その正体はアイリスの弟でウォレスの父。
事故でスピードを操る力を身に着け、自分の人生に影響を与えた父との過去を変えようとした。
セントラルシティを襲った『スピードフォース』の嵐でスーパースピードを身に着けたバリーの同僚。
当初は人助けをしようとしていたが、復讐のために力を使いバリーと対立した。敗北後は改心し度々バリーに協力している。
セントラルシティを襲った『スピードフォース』の嵐でスーパースピードを身に着けた『STARラボ』の科学者。
バリーと共に『スピードフォース』を研究していたが、『スピードフォース』の危険性を知り対立した。
また当時バリーが持っていた『ネガティブ・スピードフォース』を奪い自分の力にしている。
その後、街を支配したグロッドとの戦いで協力するも逮捕され、研究者としてバリーに協力している。
スピードを奪う力を持つフラッシュの天敵。『ポストフラッシュポイント』ではバリーの最初の強敵になった。
悲劇を乗り越えさせることでヒーローの成長を願う狂人。周りの時間を操る力を持つ。ウォリーのライバル的存在。
『ポストフラッシュポイント』でバリーと対決し、リバース・フラッシュのアドバイスで自身が最強のフラッシュになろうとした。
【主なメディアミックス】
演…ジョン・ウェズリー・シップ 吹…
山寺宏一(テレビ版)/
石丸博也(ビデオ版)/
江原正士(『Arrowverse』)
1990年に放送されたドラマ作品。いくつかのエピソードが再編集されビデオでも発売された。
クオリティは高くないが、筋骨隆々な姿が印象に残る。また当時のウォリーの設定が採用され、やたらと腹を空かせている。
マーク・ハミルがトリックスター役で出演しており、その時の演技が後の
ジョーカー役につながったという。
ジョンは『THE FLASH/フラッシュ』でバリーの父ヘンリーとフラッシュ(ジェイ・ギャリック)を演じている。
また2018年のクロスオーバー『
エルスワールド』では本作のフラッシュが『Earth-90』の人物として登場、
さらに2019年のクロスオーバー『
クライシス』にも登場し、原作の名場面であるフラッシュの最期の再現が行われた。
ちなみに『THE FLASH/フラッシュ』ではマーク・ハミルもトリックスターを再演しており、その声は石丸博也が担当している。
声…チャーリー・シュラッター 吹…井上剛
2004年から始まったアニメ作品。活動を始めて間もないバットマンの成長と発展を描いた作品。
最終シーズンに登場し、ミラーマスターとの戦いや最終決戦に協力した。
本作で吹き替えを担当した井上剛は『ティーン・タイタンズ』でキッド・フラッシュを演じていた。
声…アラン・テュディック 吹…佐藤拓也
バットマンと様々なヒーローのコンビ/チームの活躍を描いたアニメ作品。第41話に登場。
更なる力を狙うリバース・フラッシュに捕まっていたが、バットマンやジェイ、ウォリーの協力で解放され、
リバース・フラッシュを倒して未来を救い現代に帰還した。
本作で吹き替えを担当した佐藤拓也はレゴシリーズでもフラッシュを演じている。
演…グラント・ガスティン 吹…
福山潤
2014年から始まったドラマ作品。『Arrowverse』の1つ。
ウォリー時代の設定やキャラクターを活用しつつ、はったりを利かせたSFでバリーの成長を描いている。
『Arrowverse』はそれまでダークでオカルト風味が強かったが、本作の登場で世界観が大きく広がった。
本作のバリーは自分の問題を抱えがちで、そのことがよくトラブルにつながっている。
演…エズラ・ミラー 吹…小林親弘(『
スーサイド・スクワッド』まで)/
細谷佳正(『
ジャスティス・リーグ』から)
2013年の『
マン・オブ・スティール』から始まった映画シリーズ。
『
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でカメオ出演し、秘かに人助けをしていた。
またとあるシーンではブルースの前に現れてメッセージを送っていたが、ユニバースそのものの
路線変更に伴い、この
伏線は無かったことにされている(後に『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』で拾われたが)。
『スーサイド・スクワッド』でもカメオ出演し、キャプテン・ブーメランを捕まえていた。
『ジャスティス・リーグ』で本格的に登場、そのスピードと持ち前の明るさで個性豊かなチームを支えた。
2019年の『Arrowverse』のクロスオーバー『クライシス・オン・インフィニット・アース』では、『THE FLASH/フラッシュ』版のバリーと奇跡の競演を果たしている。
追記・修正お願いします。
- 項目名おかしくない?「バリー・アレンという作品に登場するフラッシュというキャラクター」ではなくて、「バリー・アレン=フラッシュ」でしょ?他の作品の似た事例に倣うなら、「フラッシュ/バリー・アレン」か、「バリー・アレン(フラッシュ)」辺りが妥当だと思う。同時に立った他の項目も同じ。 -- 名無しさん (2020-05-09 17:39:03)
- ご指摘ありがとうございます。 -- 名無しさん (2020-05-09 17:52:54)
- DCおいかけてないが、ライバルというか敵なはずなのににクリスマスをともに祝って「俺たちは家族だ」という奇特な人々のインパクトが強いせいでほのぼの路線かとおもいきやそういう訳ではないのだね -- 名無しさん (2022-06-02 19:23:40)
- 2014年版FLASHシリーズが1番好き。日本語版声優の方が似合ってるし展開も他のシリーズのキャラが中々な活躍で出て来たりして見てて飽きない -- 名無しさん (2023-01-21 23:46:44)
最終更新:2024年01月10日 08:36