七宝(犬夜叉)

登録日:2020/06/11 (木) 00:58:15
更新日:2024/02/05 Mon 18:23:07
所要時間:約 3 分で読めます






おらがしっかりせねば。




出典:犬夜叉、88話「猿神さまの三精霊」、読売テレビ、サンライズ、
2000年10月16日~2004年9月13日まで放送、©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2000

概要

七宝(しっぽう)』とは『犬夜叉』の登場人物。


子狐の妖怪。体重は4㎏、年齢は人間換算で7歳。実年齢は不明だが作者曰く「意外と(歳くってる)」らしい。
子供の狐ながら人間に変化できるなど、こう見えてなかなか格の高い妖怪なのだ。
嗅覚も鋭く、妖怪の匂いの中に人間の匂いを嗅ぎ分ける事で半妖を見分けられる。
ちなみに、かわいらしい外見にキャストが女性なので初見では間違い易いが性別は♂で、後述のように人間の少女に恋心を抱いたこともある。

性格はませた部分はあるものの、年相応に無邪気かつ勝気なお調子者。「~じゃ」という語尾が特徴。のじゃロリならぬのじゃショタ?
普段は強気ながら、自分では対処できそうにない強そうな妖怪に対峙するとビビッて後ろに下がる。
知力と洞察力が高いが、そのせいで犬夜叉に余計な事を言っては怒られている。
また当初は完全な妖怪という事にも誇りを持っており、半妖である犬夜叉を見下していた。
しかし彼に助けてもらい道中で一緒に過ごすうちに半妖を見下すことはしなくなった。

恋愛に関してもそれなりに敏感。犬夜叉の恋愛関係を白い目で見ており、犬夜叉・かごめ桔梗の三人だけにならないように気を使う出来たところも。
「この三人が会うと犬夜叉と桔梗が妙な雰囲気になるため、余ったかごめを慰めるのが自分の役目」と豪語している。
本人の恋愛に関しては、旅の途中で出会ったサツキという少女に恋をしている。
しかしまだ四魂の欠片を探す旅の途上だったため、別れを告げてのちは劇中で再会することはなかった。


本編においては、犬夜叉一行の同行者の中では一番早く3巻で登場している。
当初父親と一緒に過ごしていたのだが、父親が四魂の欠片を五個も所有していたため、飛天と満天の雷獣兄弟に命を狙われ、父親は彼らに殺され毛皮にされてしまった。
その後色々あって犬夜叉たちが雷獣を兄弟倒したことで、彼らの仲間入りをする事になった。
中盤以降は主に弥勒の肩に乗っている。


最終決戦では強引に留守番させられる羽目になったが、これは万が一犬夜叉たちが敗北した場合、
十分に実力をつけてから自分たちに変わって奈落を打倒してほしいという思いから。


最終回では立派な大妖怪になるべく、村の外に修行に出ているらしい。

出典:犬夜叉、88話「猿神さまの三精霊」、読売テレビ、サンライズ、
2000年10月16日~2004年9月13日まで放送、©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2000

戦闘

格の高い狐妖怪なので潜在能力は高いらしいが、子供なので戦闘力は低い。
基本的には狐妖術を用いた変化・幻術を使った味方のサポートが七宝の役目。
また完全な妖怪なので邪気や瘴気に対する耐性がかごめ並みに高く、珊瑚や弥勒が耐えられない環境の中でも動ける。
その代わり聖なる結界の中では動けないのでお留守番である。

どうしても戦闘面に関しては実力不足になりがちだが、これは敵妖怪が強すぎるが故。むしろ七宝は狐妖怪の中では早熟。神童といってもいいほどである。
特に妖術で敵を翻弄することに関しては優秀で、幾度となく相手を出し抜いている。大抵その相手が味方であるはずの犬夜叉なのは一体なぜなのか……
七宝も終盤まで知らなかったが、狐妖怪の中には実力を位で測る『狐妖怪位』というものがある。
狐妖怪位とは『小初位下』から始まり『正一位』に終わる全30位。
これは年に一度の『妖術昇級試験』をクリアすることで昇級するもので、試験の難易度は非常に高いという。
七宝はこれに初挑戦したその時に第25位『従八位上』となり、そのまま第24位の『正八位下』、最終回では第19位『正七位上』にまでなった。

まだ未熟なためか、変化してもぐにゃぐにゃに曲がった弓*1や、ずんぐりした牛のような馬になってしまうなどどこかずれていた。
上手く化けられたと思っても、葉っぱや尻尾が見えたままだったりする。それはそれでかわいい。
本編でよく化けるものはピンクの珍妙な姿をした何か
もっと詳しく書いてよとお思いかもしれないが何せとても名状しがたく、なんていうか空飛ぶ気球なのか風船なのか……とにかくピンクのナニかに変化する。ぜひご自分の目で確認されたい。
ちなみに、この姿になると空を飛べるので便利。

  • 狐火
青い炎を出すお馴染みの技。
本物の炎に比べ火力はないが、炎に対する壁にしたり、小さなものを燃やしたりする事ならできる。

  • 潰し独楽
巨大な独楽を相手に投げつけて潰す……という幻術を相手に見せる技。

  • 爆雷筒(ばくらいづつ)
小型の筒を投げつけると爆発するという一種のダイナマイトなのだが、火力が低く実質爆竹のようなもの。

  • お地蔵さんを召喚
掴まれた時とかに自分の代わりにお地蔵さんを出し相手の手を潰す。その間自分は逃げる。
このお地蔵さんに妖力を込めた札を貼ると犬夜叉ですら身動きが取れなくなる。

  • 合図
泣きキノコの胞子をばら蒔き発芽させることで自分の足取りを後続の仲間に教えたり、泣くドングリをばら蒔くことで自身の窮地を伝えたりする。

  • 藁の馬
普段は掌サイズだが、必要に応じて七宝が乗れるくらいの大きさになる。
移動手段となり、少しなら飛ぶことも可能。いざという時は、破裂させて上述のドングリをばら蒔くこともできる。



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最終更新:2024年02月05日 18:23
添付ファイル

*1 かごめにはかたつむりと勘違いされた。