犬夜叉(キャラクター)

登録日:2020/06/03 (水) 00:17:47
更新日:2020/06/24 Wed 03:55:44
所要時間:約 4 分で読めます







かごめは俺に会うために生まれてきてくれたんだ。

そして、俺も――かごめのために……。




出典:犬夜叉完結編、17話「曲霊の邪念」、読売テレビ、小学館、サンライズ、
2009年10月3日~2010年3月29日まで放送、© 高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2009

概要

『犬夜叉』とは『犬夜叉』の主人公。

CV:山口勝平関俊彦(少年サンデーCM劇場)ムースから乱馬に

銀色の長い髪をした美形の半妖。人間換算で15歳。
実年齢に関しては原作では不明で(少なくとも50歳以上)、
アニメでは『天下覇道の剣』にて約200年前に生まれた事が明言されている。
右目には父の巨大な墓があるあの世とこの世の境への扉となる黒真珠が埋め込まれている。

長く生きている反面、性格は非常に子供っぽく口も悪い。
生まれ育った環境が環境なだけにしょうがないが、口より先に手が出ると言っても良い程の暴れん坊である。
とはいえ根は優しく、彼なりにかごめに気を使ったり、敵でも事情があると見逃したりする。
特に同じ半妖についてはかなり気にしている。
序盤は、妖怪に捕まった子供ごと妖怪を倒そうとするなど残忍な所もあったが、かごめや仲間と共に旅をするうちに徐々に変化が訪れ、
仲間の危機に自身の至らなさを後悔したり、アニメ版では妖怪の術で過去のトラウマに苛まれる仲間を1人1人必死に説得し立ち直らせたりと仲間想いな一面も芽生え始める。

戦国時代の約200年前に、人間の女性であり貴族の十六夜と、犬の大妖怪である父との間に生まれた。殺生丸は腹違いの兄。
しかし犬夜叉が生まれる日に心配した父親が屋敷に向かうと、十六夜に恋慕していた刹那猛丸が妖怪に取られるならば、と十六夜を殺していた。
父親の天生牙のおかげで十六夜は蘇ったが、追って来た猛丸と戦うために十六夜と息子を逃がしている。
この際に十六夜に息子の名前は『犬夜叉』と告げ、その後猛丸と相打ちした。

その後は母親と共に何処かの都で他の貴族たちと共に過ごしていたが、半分が妖怪という出自のせいで周囲から拒絶され誰からも受け入れてもらえなかった。
母が存命の頃は慰めてもらえていたが、母の死後はこの境遇に一人で立ち向かわなければならなくなった。
人間からも妖怪からも半端者と蔑まれ虐げられる日々……犬夜叉は自分の居場所を得るためには力に頼るしかなかった。
野に下った彼は自分の命を狙う妖怪と命がけで戦う日々を送り、幾度となく死にかけ血肉にまみれながらも生き延びてきた。
こうして今の犬夜叉の人格が形成されていったのである。
そんな経緯からか、父に対する想いは限りなく薄いが母への慕情は強い。

そして本編の50年前、四魂の玉の情報を得て完全な妖怪になるために玉を持つ巫女・桔梗を狙う。
しかし呆気なく返り討ちにされ、それでも彼女をつけ狙ううちに徐々にだが交流を持ちはじめ、
やがて互いに惹かれ合って恋愛関係になった事で、玉を使って完全な人間になってもいいように思うようになる。
だが、奈落の策略によって桔梗と互いに憎しみ合うように仕向けられ、
致命傷を負った彼女の破魔矢で胸を射抜かれ、意識がないまま50年もの間村の御神木に磔になる形で封印され続ける事となった。
桔梗はその姿を見届け、妹である楓に四魂の玉を自分と共に火葬するよう託して命を落とす。

そして本編の頃、桔梗の生まれ変わりである日暮かごめに封印を解かれて目覚め、失われた筈の四魂の玉をかごめが持っていた事が分かり、
それを彼女から奪おうとまたも付け狙うも、紆余曲折の果てにかごめが放った矢により四魂の玉が砕けて欠片が四方に散ってしまい、かごめと共に四魂の欠片を探す旅に出る。

なお、理由は不明ながら「骨喰いの井戸」で時を越えることができ、かごめの迎えなどで度々平成の世を訪れている。
現代文化を理解しておらず服装もそのままだが、耳は怪しまれるため日暮家から借りた野球帽で隠している。
かごめの弟である草太からは「犬夜叉の兄ちゃん」と呼ばれたり、
その他家族からかごめの彼氏として普通に受け容れられている他、アニメ版ではかごめの学園祭に訪れていたりと頻繁に現代ライフを楽しんでいる。
しかし現代にいるのは過去から来た犬夜叉だけであり、年齢的には存命なはずの現代の犬夜叉は姿を現さなかった。
理由は不明であり、タイムパラドックスが起きるのを気にしているのか、あるいは既に故人になってしまっているのか……。

尚、かごめを狙ってる最中に楓から言霊の念珠を首にかけられ、
かごめが放つ魂鎮めの言霊を受けると本人の意思に関係なく地面に叩き伏せられてしまうようになった。
以後、おイタをやらかしたりしてかごめに制裁されるという流れが定番となるが、思わぬ場所で彼を救ったりもしている。
「おすわり!!」
「ふぎゃッ!!」

かごめが現代から持ってくつお菓子やカップ麺などが大好物で、特にカップ麺が好き。
かごめの自転車を乗りこなそうとしたり、いつの間にか懐中電灯を使いこなしていたりもする。数学の教科書を読んだ時は何かの呪文にしか見えなかった。
逆に辛いものが苦手(舌が痛くなるので)。特にカレーは匂いをかいだだけで怖気ついて逃げてしまう程。

19年に行われた『全るーみっくアニメ大投票』では数多くいる人気キャラを抑え見事1位に選ばれている。

恋愛

日暮かごめの事は当初桔梗の生まれ変わりであり、容姿も匂いも桔梗と一緒という事で嫌っていたが、彼女の気の強さや優しさから徐々に惹かれていく。
鉄砕牙を変化させる事が出来るようになったのも、かごめを想う心故である。
しかし序盤で、死んだ筈の桔梗が鬼女である裏陶の手により死人(ゾンビ)として蘇った為、元カノに未練があった事と、
そもそも殺し合ったのも奈落のせいと分かったため、両者の間で揺れ動く。

実質かごめと桔梗は同一人物なのだから、メチャクチャ一途と言えば一途なのだが、
犬夜叉は「かごめはかごめ」「桔梗は桔梗」と夫々別人として考えるようにしているため、実質誤魔化せないくらい二股である。
犬夜叉が二股野郎ということは読者だけではなく三人の関係を知る者達からも言われていることであり、その流れになった際の犬夜叉一行からの犬夜叉を見る目は白い。

奈落も桔梗に恋慕するがかごめに興味を待たず、鋼牙もかごめに惚れているが桔梗に興味がなく。
弥勒も弥勒で女なら誰でも良さそうに見えて、実は一貫して珊瑚に惚れていたりするから、犬夜叉の二股が酷く見えるのである。

良くも悪くも二人の女を愛した父親の子供か。


余談だが、後に蛇骨(♂)からもゾッコンな程気に入られている。



戦闘

半妖とは言え妖怪の血を引くので身体能力は高く、肉体自体もそこそこ頑丈で火鼠の衣を着ているので火を初めとした防御力や耐性も優れる。
犬の妖怪なので嗅覚も鋭く、鋭い爪で相手を切り裂く。一行の中では終始主力、頼みの綱である。
ただし嗅覚の鋭さは、悪臭を利用した戦法などを前にすると犬夜叉自身を無力化させかねない欠点と化してしまう。

しかし犬夜叉は変化が中途半端なこの姿が真の姿であり、兄や父と違い犬の姿にはなれない。
また兄が空を飛び、爪には毒があり強力な毒耐性があるのに犬夜叉にはそれがない。爪はただの爪である。
身体能力が高いと言っても兄に及ばず、得意の嗅覚も兄に比べればよくない。
とスペックだけなら父や兄には及ばないが、半妖とはいえ大妖怪の息子なのでその辺の妖怪よりは強い。

戦闘スタイルは主に力や直感に頼ったゴリ押しスタイルで頭脳戦などはかなり苦手。鉄砕牙の扱いに関しても主に大技頼りな節がある。

七人隊や弥勒のように、相手が卓越した武技の使い手の場合、兄の殺生丸は初見で軽くあしらう相手であっても、
犬夜叉の場合は技量で圧されて苦戦する。
ただし、同じ相手と交戦を重ねるうちに動きを見切って対処出来るようになっていく辺りから、
武術の才に欠けているのではなく、強敵との交戦経験や技術面の知識不足が原因であることが窺える。


また半妖なので妖力が弱まり人間になってしまう日がある。犬夜叉の場合は朔の日(新月)。
黒髪になり人間の耳が生え身体能力も人並みになる*1。こうなってしまうと弥勒や珊瑚よりも弱い。
それどころか妖力がないので鉄砕牙の本領を出せなくなるので、破魔の力が使えるかごめよりも弱くなってしまうため、一行のお荷物に。
また、強力な浄化の気に晒される事でも一時的にだが人間にされてしまう。*2

逆に完全に妖怪になってしまう時もある。それは鉄砕牙を手放し身に危機が訪れる時。
半妖という存在に大妖怪の血は強力すぎて人間の血が耐えられず、犬夜叉に危機が訪れると妖怪の血が犬夜叉の体を支配し、心まで妖怪にしてしまう。
こうなってしまうと、知力が大幅に低下し敵味方区別なく戦い出す獣と化す。
しかも、妖力が普段の倍化するのみならず、知力以外の全てのステータスが殺生丸とほぼ同等にまで上がるため、厄介極まる。
思考回路も誰かを殺す事への快楽に染まり、戦意を無くし命乞いをする人間が相手だろうと容赦なく手にかける。
父親は犬夜叉がこうなることを予期していたため、鉄砕牙を犬夜叉に託してのだ。
元の半妖に戻す為には鉄砕牙を持たせたり、或いはかごめの「おすわり」で強引に鎮静化させる必要がある。
ただし、鉄砕牙を持っていても強大な邪気にあてられたりすると妖怪化してしまう。


妖怪としては上記の通りなので、身もふたもなく鉄砕牙が本体などと言われる事が多い。詳しくは鉄砕牙の方を参照。
事実、攻撃の要の殆どが鉄砕牙から来るものであり、この刀の成長は犬夜叉のそれを軽く上回るのだ。
そして鉄砕牙は父の牙なので、これ息子じゃなく親父が強くなっているだけなのでは?とも読者に思われてしまっている。
ただし鉄砕牙は途中で一度へし折られ、犬夜叉の牙を材料に補強修理したため単なる父親の形見……とは異なる代物として生まれ変わっている。
犬夜叉は当初こそその重みに翻弄されつつも最終的には使いこなしている他、半妖でなければ扱えないという事情のみならず、
奥義・爆流破を扱うのに必要な相手の大技に勝る気(妖気等でなく気迫の類)等の鉄砕牙が認める力量技量が無ければこの刀の力を満足に引き出せないので、
犬夜叉あってこその武器でもあり、本人のスペックや成長も決して無視出来ない大切な要素なのである。

火鼠の衣も、本人が「下手な鎧より頑丈」と豪語するようにかなりの防御力を誇り、人間の首を軽く切断するワイヤー状の髪や炎に撒かれても無傷で居られるほど。
ただしこれも犬夜叉の妖気に反応しての作用なようで、彼が人間に戻るとただの衣服になってしまう。破れても再生するメンテ要らずの優れもの。

以下は犬夜叉本人の技について記す。


  • 散魂鉄爪
その鋭い爪で相手の肉を切り裂く技。
流石に鉄塊を切り裂くような威力はないものの、人間の具足程度であれば軽々粉砕する。

  • 飛刃血爪
爪に血を付けて、硬化させながら相手に向かって飛ばす。
自分の血を使うため、この技を使う時の犬夜叉は満身創痍の事が多い。最後の悪あがきともいう。




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