珊瑚(犬夜叉)

登録日:2020/05/22 (金) 00:20:34
更新日:2025/04/01 Tue 07:39:44
所要時間:約 4 分で読めます





いやだ! 置いていくくらいなら……ここで一緒に死ぬ!



出典:犬夜叉、143話「父を訪ねて三千里」、読売テレビ、サンライズ、
2000年10月16日~2004年9月13日まで放送、©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2000


概要

『珊瑚』とは『犬夜叉』及び『半妖の夜叉姫』の登場人物。


妖怪退治を専門とする一族の女性。16歳。雲母という代々里で飼われてきた猫型の妖怪(猫又)が相棒。
長い黒髪をした美少女で、瞼に赤いアイシャドウのような模様を入れている。
父親は妖怪退治の里の里長であり、琥珀という弟がいる。
弟はまだ半人前だが珊瑚は父をして里一番の手練れと評価するほどの実力者。

勝気なところもあるが本質は年相応で、作者の高橋留美子先生に、
「最も人間的な弱さを持っている」と評されるように、後述の琥珀や弥勒の件で度々葛藤する事となる。


ある時、人見蔭刀の父親が城主を務める城に大蜘蛛の妖怪が出現したと聞き、父と琥珀を始めとする精鋭と一緒に出向く。
しかし、この依頼は奈落が仕組んだ罠であった。

大蜘蛛はあっさり倒せたが配下の子蜘蛛が琥珀を操って父と仲間たちを皆殺しにしてしまい、
珊瑚もまた隙を突かれ背中に鎌を刺されてしまい、琥珀は乱心者として矢を浴びせられ息絶え、城の者に土葬された。
しかし人見も驚くほどの驚異的な生命力で土の中から這い出す。

一方で奈落は城の警護で精鋭がいなくなった退治屋の里を滅ぼすために雑魚妖怪の群れを差し向けており、一夜にして滅ぼした*1
そして珊瑚にはあたかも犬夜叉が里を滅ぼしたかのように言いくるめ、珊瑚と犬夜叉の共倒れを目論んでいた。

復讐心に捕らわれた珊瑚は犬夜叉一行を襲うが、紆余曲折の末誤解は解け、以降は仲間として同行する事になった。
目的は里を滅ぼした奈落をこの手で討伐する事と、琥珀を取り戻す事。
実は死んだと思われていた琥珀だが、奈落によって四魂の玉の欠片を使って蘇っていた*2のだ。
さらに琥珀は記憶を失っているのと奈落による洗脳もあって容赦なくこちらを襲って来る。
なんとかして琥珀を助けたいと思っているが、助けたとしても犬夜叉一行の目的は『四魂の玉の消滅』、
つまり、目的を果たすと欠片で命を繋いでいる琥珀が死んでしまうため、道中、珊瑚は苦悩し続ける事になる。

当初は弥勒をセクハラ(主に尻を触られる)されるので嫌っていたが、旅の中で交流を続けていく内に想い合うようになる。
しかし弥勒の方はいずれ風穴の呪いで死ぬかもしれない自分以外と真っ当に幸せになって欲しいと思っていたため、
中々珊瑚の気持ちに向き合わず恋人未満の関係だったが、中盤に珊瑚にプロポーズ、晴れて恋人に。
まぁそれからも弥勒の昔の過ちとか色々あったが。
弥勒への想いは強く、他の女性と絡んでいるとかなり露骨にヤキモチを妬く。
特に自称弥勒の許嫁が登場した際は「怒ってないよ。悪かったね邪魔して(死ねバカ)」と侮蔑した目で眺めていた。
一方で弥勒の方も彼女への独占欲は強いらしく、珊瑚がとある湖の主に攫われそうになった時はその主をコテンパンに叩きのめしていた。

最終回では夫婦として暮らしており、双子の姉妹と男の子を授かっている。
弥勒はプロポーズで最低10人くらい欲しいと言ったので、後7人は産むのだろうか?
続編アニメ『半妖の夜叉姫』にて、双子の姉妹の名前が『金烏(姉)』『玉兎(妹)』といい、弟が『翡翠』と名付けられた事が判明した。
時間が止まっていた犬夜叉・かごめとは異なりフツーに十数年経過しており30代前半くらいにもかかわらず外見は全く変わっていない

日暮かごめとは年が近い女同士ということもあってすごく仲が良いが、お互いに内心「どうしてあんなダメ男に惚れているんだろ?」と思い合っている。



戦闘


出典:犬夜叉 天下覇道の剣、東宝、サンライズ、2003年12月20日に公開、
©2003 高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ・小学館プロダクション・日本テレビ・東宝・読売テレビエンタープライズ


普段は長い黒髪を下ろして着物を着用しているが、戦闘となるとポニーテールにし黒いボディスーツのような戦闘服を着用する。
(アニメでは一瞬で着替えている。着物の下がこの姿なのかも?)
他の仲間達とは違い妖力や霊力・法力といった特殊な能力や大技は持たないが、
幼い頃から磨いてきた妖怪退治屋としての知識と技術こそが最大の持ち味。
その妖怪に合わせた戦術や工夫をこらす事で力押しで通用しない相手であっても優位に戦えるのである。
実際、強烈な匂い玉で犬夜叉の戦力を削いだり、奈落の分身妖怪「影郎丸」が地面に潜んで犬夜叉達を翻弄しているのに対し、
地面に毒を流す事で地面から引きずり出した上で弱体化させトドメへの足掛かりにしていたりする。

主な武器は飛来骨という巨大なブーメランを飛ばすことであり、接近戦を挑まれても仕込み刀や毒など隠し武器で応戦する。
巨大なブーメランを飛ばしてキャッチするほど身体能力が高いが、
逆に言えば身体能力が高いだけなので邪気や瘴気に対して耐性がないため、退治屋共通の防毒面を所持している。

犬夜叉一行には空を飛ぶ相手に通用する技があまりないため、主に珊瑚が雲母に乗って空中戦を担う。

  • 飛来骨
メイン武器。重量は50㎏ほどとかなり身体能力が高い弥勒ですら重いと感じるほどの巨大なブーメランであり、
これを勢いよく投げる事で速度と重量で妖怪をバラバラにしていく。硬度もかなり高い。
しかし大体の名有り妖怪は飛来骨を迎撃する手段がある、もしくは固いとか再生能力があるとかで基本通じない。そもそも彼女の周りの攻撃手段がチート過ぎて陰に隠r
なので主に雑魚妖怪の群れを殲滅するのが仕事。

この飛来骨は妖怪たちの骨を集めて作った武器であり、奈落の成り立ちと通じるところがある。そのため使われた妖怪たちの魂が宿っている。
珊瑚とは長い付き合いで妖怪でありながら信頼を寄せていたようだ。
そのため作中珊瑚が弥勒を助けるために飛来骨をも溶かす毒を飛来骨に塗りズタボロになり、薬老毒仙に直してもらった際、

飛来骨「珊瑚とは心通じていたと思っていたのに、なんであんなことすんの? もう二度とあんなことすんじゃねーぞ」
珊瑚「無理。また法師様がピンチになったらする」
飛来骨「我らより弥勒の方が大事なの?」
珊瑚「共に生きると決めたから。飛来骨にも力を貸して欲しい」
飛来骨「(珊瑚と弥勒の覚悟を感知して)しゃーねー、毒の件認めてやるわ」

と飛来骨は文句を言いに出て来たが、意外と物分かりが良かった。
また薬老毒仙に直してもらった際、薬を得たことで瘴気を破壊するという能力を入手。瘴気で戦う奈落と戦える力を得た。




追記・修正はスケベ坊主に惚れた方がお願いします。

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最終更新:2025年04月01日 07:39
添付ファイル

*1 妖怪退治を生業としてる以上妖怪から相当恨まれていたらしく、奈落はそれを利用した形である。

*2 正確に言えば息絶える直前の状態で止まっている。