ケテル(lobotomy corporation)

登録日:2020/06/21 Sun 14:09:18
更新日:2021/01/21 Thu 22:44:52
所要時間:約 29 分で読めます









注意!


この項目は、lobotomy corporationの重大なネタバレを扱っています!



あなたの「発見する楽しみ」を台無しにする可能性があります。注意してください。


























愛するものたちが壊れたまま去っていってから、ずいぶんと経ったな。

ずいぶん遠回りだったが、やっと会うことができた。

いつの日にだか……君に手紙を送った事もあったな。

差出人と受取人が同じ、奇妙な手紙をな。




ケテルとは、lobotomy corporationに登場するセフィラではない。


概要


ケテルとは、下層部門の抽出部門記録部門を最大開放した後に、名実ともに最深の部門にして最後の部門である設計部門。

そこで待ち受ける、A達自身である。

と、言うのも。ここまで読み進めた管理人なら承知だろうが、「Xとは、あるシナリオ完遂のために、ロボトミー社の中で記憶を消してループしているA」だという事実がある。
そこまでして、カルメンや失った犠牲者達に報いたかったのだろう。彼の決意は如何程なものか。

だが。46日目に現れる謎の老人曰く、「(このループを繰り返すうちに)外では10年もの年月が経過していたようだが、ここでは1万年も繰り返していた……」と述べていて、相当な回数ループを行った模様。

そして、それだけループを行ったのなら、何らかの異常が生じてもおかしくない。

そう。今のXに至るまで、何百何千という「過去のX」がシナリオ完遂に挑み、散っていった。それを繰り返すうちに、「Aの意識を持っている人物」が複数に分裂してしまったのだ。

彼らは全て、違う名前を語り、各々の考え方で未来、現在、過去に絶望している。そして、自らの段階に「止まる」ことを、皆推し進めてくる。

最後にして最強の敵は、「自分自身」である……それは、Aに限らずとも、我々だってそうだ。

ここまで歩んできたX……管理人達よ。まずはその健闘を祝福しよう。

そしてこれが、最後の試練である。

ここまで来た道は間違いではないか?後悔するところはないか?

この道を最後まで突き進む覚悟ができたのなら、改めて。


「新しく始めよう。彼女を称えるためのロボトミーを」






+46日目「力の証明」
蒼白の深夜鎮圧&エネルギー精製



まず、ケテル戦は46日目から50日目までぶっ通しで行われる。
一日ごとに『違うA達』が相手となる。

さて、46日目の相手は……いない。

いや、厳密には、上述した謎の老人が設計部門にまでたどり着いたXの前に現れ、もてなしてくれる。

しかし、謎の老人は、「ここから先は、本当に過酷だぞ」と何度も何度も念を押して忠告しており、まずはここから先を進める力が、Xにあるのかどうかをテストしてくれる。

と、いうわけなので。始まる46日目。

46日目固有の悪影響はないが、ケテル戦共通の悪影響は及ぼされる。それは以下の通り。

・セフィラコア抑制を行った全部門で再びクリフォト暴走が発生するようになる

・発生する試練が、全て「蒼白の試練」固定となる

蒼白の試練とはなんぞや?と思った方もいると思うので、このタブで詳しく解説する。


蒼白の黎明

雑務から遺跡探査や殺しまで、相応しい対価さえ支払われるなら
彼らは速やかに仕事を遂行する。


蒼白の黎明は、別名「依頼」とも言われる。この試練では、ランダムな「便利屋」が一体出現する。

便利屋は「赤の便利屋」「白の便利屋」「黒の便利屋」「青の便利屋」の四種類がいる。



赤の便利屋

RED属性の攻撃を司る便利屋。全身を鋼鉄の装甲を身に纏っている、いうなればサイボーグっぽい外見をしている。危険度クラスはWAW
彼が着ているパワードスーツは「路地裏」と呼ばれる場所で開発された最新装備であるとの事。
RED属性を司っている分、使用する攻撃はRED属性のみ。また、RED属性に対する攻撃は全て無力化するので注意。
攻撃はやたらと素早く小出しにしてくるため、ちょっと赤の便利屋との戦闘を放っておくと、エージェント達のHPがゴリッと減らされることとかはよくある話。目を離さないようにするか、心配ならREDシールド弾を撃って援護してあげよう。

ただ、一番注意を払わなければならないのは撃破時にある。赤の便利屋を撃破すると、便利屋は金属の頭部から施設を横断するレーザーを発射し、それを時計周りにグルンと回す。……中々の初見殺しである。
そのため、できれば無関係なエージェントは赤の便利屋撃破の際にはレーザーが及ばないところにまで避難させておくのが無難。

弱点はWHITE属性。


白の便利屋

WHITE属性の攻撃を司る便利屋。白い装甲と、羽やら輪っかやらと、やたら「天使」をイメージさせるような装備をしている。危険度クラスはWAW
こちらも使用してくる攻撃はWHITE属性のみ。WHITE属性無効化。
彼女が身につけた神々しい装備は「遺跡」で手に入れたものらしい。

背負っている大砲のような武器を構えて、白い霧を噴射してWHITE属性ダメージを与える。白い霧が充満している場所は継続してWHITEダメージを受ける。噴射方法も2パターンあり、真横に噴射するか、真上に噴射して時計回りにグルンと旋回させて広い範囲に霧を散布するか。またか

また、もう一つ大きな特徴があり、白の便利屋がキンキン、という金属音を立てながら祈りを捧げた場合、その間に受ける全てのダメージを反射する。これを知らずにエージェントに殴らせ続けていると、鎮圧に向かったエージェントが全滅するため注意。少し祈りを捧げればやめるため、隣の部屋に待機させよう。

撃破すると、白い武器が白の便利屋を押しつぶして死亡する。白の便利屋ェ……
その間、白の便利屋の遺体がある部屋に白い霧が充満するため注意。赤の便利屋程厄介ではないが。

弱点はPALE属性。




黒の便利屋

BLACK属性の攻撃を司る便利屋。外見は、なんか棘棘しい服装に身を包んでいる探検家、といった風体。危険度クラスはやっぱりWAW
彼が身に包む装備は「外郭」で得られた戦利品で、その見た目はどことなく「黒い森の鳥達」を思わせる。

手にした黒いハンマーを使ってこちらに攻撃してくる。例によって使用攻撃は全てBLACK属性で、自身はBLACK属性無効。

戦闘能力自体は大したことはないのだが、実は、多くの管理人から出現が確認されたら最優先で鎮圧対象になる程危険視されている。
というのも、こいつの特殊攻撃は、その場でハンマーを掲げて、ゴウン、ゴウン、という音を鳴らして部屋の中にいる者にBLACKダメージを与えるのである。
勿論それだけに終わらず、この攻撃が完全に完了したら、黒の便利屋がいる部門の収容室のクリフォトカウンターを全て0にする、というとんでもないことをやらかす。

幸い、弱点はRED属性とありふれているので、黒の便利屋を発見したら集団でボコりに行こう。

黒の便利屋を鎮圧すると、黒の便利屋がいた部門の収容室全てにクリフォト暴走を発生させる。





青の便利屋

PALE属性を司る便利屋。危険度クラスはWAW
なんか世界虚空情報統制なんとかとかそこら辺に属してそうなエージェントと言った感じの姿をしており、別の「翼」より貸し与えられた特異点武器を用いる。

攻撃方法は至ってシンプルで、手にした銃で撃ち抜いたり、ナイフで斬りかかったり。たまにカバンの中に潜ませている触手を使って攻撃することも。私を傷んだ青と呼んだ管理人は、例外なくブチ殺すことにしている

だが、ダメージ属性があのPALEなのが厄介。割合ダメージの暴力でエージェントを挽き肉してくる。
ALEPH装備職員で、かつ弱点であるWHITE属性持ちがいれば安定して鎮圧可能。一定時間職員が見当たらないと、ランダムな場所に向けてテレポートする点も踏まえ、なるべく優先して鎮圧したいところ。

倒された時には、暴走した触手によって青の便利屋自身の頭を潰されて死亡する。

なお、青の便利屋は後述する蒼白の夕暮の試練にしか出現しない。



蒼白の黎明は、赤・白・黒いずれかの便利屋が一体出現し、鎮圧すれば達成。


彼は様々な会社や組織、そして翼に属して仕事を行う。
その仕事は些末な事から偉大なる使命まで多岐にわたる。





蒼白の白昼

さあ、探せ。
翼の技術、裏路地の発明品、外郭の戦利品、遺跡の遺物……


別名、「武器」。
赤・白・黒の便利屋の内、黎明で出現しなかった2体が出現する。

組み合わせによっては、優先して鎮圧するべき相手と、後にすべき相手が出てくる。例えば、黒の便利屋と白の便利屋が出てきた場合、黒の便利屋は放っておくと大惨事を引き起こすためまずはこちらに鎮圧エージェントを向かわせるべき。
対して、白の便利屋は反射行動を持っているため、鎮圧するには付きっきりて管理人が指示を飛ばさなくてならない。その都合上、白の便利屋を優先したり、同時に鎮圧指示を飛ばすのはあまりよろしくない。
幸い出現する便利屋の色はわかっているので、白昼を発生させる前に相応の準備をしよう。


今までどおり、武器を手に取り、その身に刻まれた力で仕事をこなすだけだ。






蒼白の夕暮


そびえ立つ光の塔は図書館と呼ばれ、その神秘的な生と死の場所に
便利屋たちが惹かれるのは、当然の事だ。

別名を、「便利屋」。

それぞれ別部門の部屋に、計4体の便利屋が出現する。

余程の理由がなければ、基本は

黒>>>>>>>

の優先度で鎮圧にかかるといい。

また、非常に広い範囲を攻撃する赤と白の便利屋を鎮圧するまでは、全職員を一箇所に集めとくといいかもしれない。



ブックハンター…… 便利屋たちは、
いつかは蒼白な司書が管理する図書館を荒らし回る、ブックハンターの前身だ。





蒼白の深夜


世界の秘密を巧みに扱う。
それこそ「頭」と「目」、そして「爪」の特権であり、
絶対的な武力だ。


別名、「爪」
そう、「爪」といえば、ゲブラーの項目などで出てきた、調律者配下の戦闘員のことである。

今度は、管理人自身の力で、「爪」を退けなければならない。

「爪」は、長身のスマートな体型をした、スーツ着用の男性、といった外見をしている。ただ、頭部は金属製の仮面で覆われていて、左腕はまるごと義手に付け替えられている。義手に嵌められている爪を使って戦う。
また、背部には様々な色の液体が入った注射器が刺さっている。
危険度クラスはALEPH。手加減無用である。

「爪」は、その義手を振るって攻撃する他、注射器に入っている薬品を使って特殊攻撃を行ったり回復したりする。

の薬品→その場で一定時間屈み、その後施設の壁に激突するまで突進して、接触した職員に100ポイントのREDダメージ。

の薬品→義手に緑色の光を宿わせ、「爪」自身のHPを一定値回復する。

の薬品→その場でセフィロトの樹の文様を描き始め、ランダムな職員に青いリングのマーキングを施す。描き終えたら、マーキングした職員の元に瞬間移動して強襲し、25~30のBLACKダメージ。なお、マーキングはアブノーマリティの作業を行うことで消すことが可能。

また、HPが減ると以下の行動も使用する。


全ての薬品を使用→その場で屈んで攻撃のチャージを行う。この間、「爪」はダメージを一切負わず、ランダムな職員に青いリングのマーキングが施される。チャージが完了すると瞬間移動し、マーキングした職員を強襲して攻撃。60ポイント強のPALEダメージを受ける。マーキングは、アブノーマリティの作業を行うことで消すことが可能。

ALEPH装備職員を中心に構成した鎮圧部隊で、ひたすらに殴り続けるのがベター。

但し、青の薬品を使用した時や全ての薬品を使用した時のワープ強襲が厄介。この攻撃を警戒する場合、全エージェントは鎮圧部隊以外はバラけさせた方が得策。

一時停止機能もふんだんに活用して、「爪」の挙動を冷静に見抜き、攻撃していけば、ボスである調律者をも退けた我々には容易い敵である。ここまでこれた管理人なら、なんとか突破できるはず。



いったい誰が彼らに歯向かえようか。彼らがいる限り巣の物語が終わることはない。




蒼白の深夜を鎮圧したら、晴れて46日目は突破である。





+47日目「倦怠と待望」

夢から覚めたなら、この絶望を克服できるだろう。
まだ間に合う... だから私の話を聞くんだ



47日目には、46日目にも現れた老人が再び姿を見せる。

しかし、46日目の時にはもてなすような雰囲気だった彼は、今度はこちらをとことん糾弾するような厳しい雰囲気でこちらに問いかけてくる。

彼は、自身の名をアベルと呼んだ。

アベルは、自らを「己の怒りと強情さに埋もれながら、惨めに忘れされる日を待っている最中だ」と自虐しながらも、あることを語る。

コギト。
全ての始まりとなり、エリヤジョバンニエノクにまつわる悲劇を引き起こした魔の薬品。
あれはそもそもなんなのか。ビナーによる解説も、抽象的なものであった。

この世界には、「人類の『井戸』」がある。
井戸とは、過去、現在、未来全ての可能性を内包する「太古の海」の一部である。

そしてそれを、専用の抽出機たる「釣瓶」を用いて抽出したのがコギトだ。

カルメンはコギトに、希望を見出した。
彼女が提唱するに、今の人々は「心の病」を患っていて、人間らしく生きることができないのだという。

ならば、釣瓶を用いて、全ての人からコギトを抽出し、「自分だけの可能性」……心の光を見出し、「心の病」を癒やすことが可能だと。

しかし、アベルはこうも言及する。「知らずのうちに傲慢になっていたのだろうな。『人類が忘れてしまった過去の、生命の水あり火を思い出すのだ』とな。しかし、人類に火を与えた神がどんな最後を迎えたか。そして、我々は何を成し遂げた?むしろ失わなかったモノを数える方が早いかもしれない」

そしてアベルは次に……恐らく、Xがもっとも目を背けたい情報の一つを、敢えて開示した。

ここに潜伏していた、ベンジャミンの最後である。

ベンジャミンは、Xと、ここ(設計部門)にいたA達を連れて逃げようとした。しかし、アンジェラによって補足され……ホクマーへと改造された。ていうか、やっぱりお前かよ

そして……トドメと言わんばかりに、アベルは絶望的な事実を述べる。

彼は、抽出部門の機能を用いたのかどうか詳細は分からないが、Xが知らない未来を垣間見てきたのだという。

それは、Xがなそうとしているシナリオが完遂された後の世界だった。

世界は、変わらなかった。

あれだけの犠牲を出して、X自身も魂を削るような思いをして、シナリオをなしても

変わらなかったのだ。

そしてアベルは最後に言う。「『私たち』が忘れてきてしまったことを、君は知ってるか?」



……。

知っている。

知っているとも。

もっとも基本的で、初歩的で。しかし、他の何よりも優先して心に刻んでおきたいものを。
自分が何処から来て。何処に向かうのか。何処に立っているのか。それを把握しなければ。私達、人は歩いていけない。

まずは、しっかりと両足で立って、自分の居場所を確かめるのだ。そうすれば、意思は後からでも付いてくる。

それを、人は……いや、Xの罪の象徴たる、ある女性は。



それを聞いたアベルは、だからどうしたと糾弾を続ける。

「真っ直ぐ立てたところで、辺りを見渡した途端、悲惨になるだけだ」と。
そしてこうも告げる。そういう、感情を任せた判断は、「私たち」を憂鬱にするだけで、なんら助けにならなかった。

そう。感情に任せて行動することはいい結果を生まない。
だが逆に、偽りの理性で自らを押さえつけることも、新たな悲劇を生んでしまうのだと。

Xの知る、とある几帳面な男性は、それを打破するための、

「分別できる理性」を持つのだと。

口論は、次第に激しくなる。アベルはこうも言う。思考を整理したところで、「私たち」の行いは後悔だらけになり、次第に目的すら失ってしまった。

だが、それでも。過去には程々に見切りをつけて、一縷の望みをかけて、"いい人"になれるように進んでいく。
Xが知る限り本当に心優しい少女はこれを、


アベルは、負けじと糾弾を続ける。もう「私たち」には何も残っていない。生きる意味すらないのに、何にそこまでしがみついて、生きようとしているのか?

しがみついているものなどない。ただ、Xは生きようとしているだけだ。生きて、その後に、あらゆる可能性を見出すのだ。

生きる意味を問いていた男性が、

「生き続ける勇気」を、その胸に抱いたように。


アベルは呆れたかのように……もしくは、どこか安心したかのように告げる。

ここまで淀むことなく反論できたのなら、Xが持つ意思は本物だろうと。
ならば、この目で実際に、その力を確かめさせてくれと言い。アベルは、彼の権限が具現化される「試験」の扉を開くよう、言うのだった。



クリフォト暴走レベル6達成&「エネルギー精製」


「私たち」は分からなかった。 どこに向かうべきかを。 いまさら前に進めば良くなると思うかね? いいや、違う。

そして迎えた、アベルとの決戦である。

アベルとの決戦では、46日目で説明したケテル戦共通の悪影響に加え、以下の固有の悪影響を受ける。


・開始時:作業表が全て???となり、全作業が入れ替わる(マルクト)
以降、偶数のクリフォト暴走が発生する度に作業が入れ替わる。

・クリフォト暴走レベル2達成:施設全体の解像度が大きく低下し、ピクセル化する(イェソド)

・クリフォト暴走レベル3達成:全エージェントのステータスが55低下する(ホド)

・クリフォト暴走レベル4達成:回復手段が全て無効となる(ネツァク)
また、作業指示を出した際に、作業取りやめができなくなる(マルクト)


もしかしたら 「私たち」の魂は とっくの昔に死んでしまったのかもしれない。 カルメンがあれほど救いたかった 死んだ生を生きる人間になっていた。


まさかの上層のセフィラコア抑制のオンパレードである。
一応、クリフォト暴走レベル6達成とクリアまでに掛かる時間が短めなのが救い。

だが、マルクトとイェソドの効果でミスを誘い、ホドとネツァク効果でクリフォト暴走が進む度にミスを犯す度に深刻な状況に陥れられてしまう。
まずは、落ち着いてマルクト効果でかき乱された作業表を確認しつつ、イェソド効果によって限定的にしか閲覧できなくなった情報を全て活かして、何が何でもミスを出さないように心がけるのがベター。


僅かな悪あがきも 長くなり過ぎたのだ。 君が私のように絶望し怒りに支配されるのを 私は望まんのだ……



慣れてくれば、通常の管理業務なら問題なくこなせてくるようになる。が、問題なのは、蒼白の黎明、及びネツァク効果の下でも遠慮なく襲来してくる蒼白の白昼。

イェソド効果で多少見ずらいだろうが、ガン見するレベルで便利屋と格闘しているエージェントを監視して、犠牲を抑えよう。

暴走レベル6達成し、エネルギーノルマ達成すると、見事47日目は突破となる。




+48日目「贖罪と後悔」
静かに眠ろう……永き孤独の時を過ごしたカルメンと共に沈んでいこう……

48日目には、白衣の研究服を身に纏った、しかし髪の毛及び髭が伸び放題になってる青年が出迎える。

彼の名はアブラム

アブラムは、二つの扉の話を始める。彼は、永遠に開けたくなかったと呟きながら……。

最初の扉は、Aのオフィスの扉。カルメンがノックしている音が聞こえる。

Aは、この時カルメンがどういうことを話すのか予想がついた。彼女は時折、極端とも思える無謀なことをする。恐らくは、その相談に来たのだろう。
だが、仕方なく扉を開けるA。部屋に入ったカルメンは、ゆっくりと自身の仮説を語り始めた。

彼女の話術は、いつものことながら凄まじく、普段なら言語道断だと斬って捨ててしまうような話でも、次第に「その方法しかない」と思わせてしまったのだった。

……ただ、アブラムが「扉を開けたくなかった」と話していることから、この時の話は、曲がりなりにも彼女の友人であったなら何としてでも反対するべき内容だったのだろう。

事実、この時カルメンは限界だった、と推察できる。

一向に進まない研究。研究を進めるには、「ある素材」から釣瓶を作らなければならない。しかしその素材の調達は上手く行かなかった。

その「素材」とは、「釣瓶適合者の脳及び脊髄」。つまり、適合する人間一人の遺体を探していたわけなのである。

そして……神様がいるなら、なんて酷いめぐり合わせを考えたものだろうか。
現状居合わせた研究メンバーの中で、釣瓶を作るに耐える適合者はただ一人、カルメンだったのである。

だが、旧ロボトミー社の研究メンバーはそれを良しとしなかった。カルメンはみんなの中核のような存在でいて、これ以上いない最高の人材で、旧ロボトミー社にとっての太陽だった。

そう、こんなにもみんなはカルメンに期待していて……

???「カルメンさんなら……」
???「カルメンさん!」
???「カルメンさんならできますよ!」
???「カルメン……」




??「あんたが死ぬべきなのよ……」


その言葉は、カルメンを決定的なところにまで行かせてしまった。


そして、二度目の扉。今度はAがドアをノックしている。

……いや、ノックなんて生易しいものではない。この時Aは、脳裏に嫌なイメージが張り付いて消えなかった。もう殆ど、カルメンの部屋の扉を叩くような感じで、彼女の名を呼んだ。

返事はなく。水の音だけが聞こえた。

痺れを切らしたAが扉を押し破ると、目に入ってきたのは、

彼らの太陽が、目を閉じて、血溜まりの浴槽に沈んでいる姿だった。

……だが、本当におぞましいのはここからである。実はこの時点で、カルメンはまだ生きていた。意識混濁していながらも、まだ脳は活動を続けていた。

そして、この世界の医療技術を推察するに、Aがカルメンを発見した時点で応急処置を施せば、十分蘇生の見込みはあったのだ。

あったが、旧ロボトミー社の研究メンバーとAは、そうしなかった。

彼らは各々の理由で自らを納得させて、探していた理由をようやく見つけたため、カルメンを遠慮なく釣瓶へ加工してしまった。


そしてアブラムは、「彼女」の現在の姿を見せる。

釣瓶となり、コギトを沸かせる以外できなくなった彼女の姿を。


アブラムが言うには、「私たち」の罪はこれだけではないという。
疑問に思わなかったか?

『たかが』翼に成り上がるために、生きたまま脳を掻き出して。
『たかが』自分が企てた計画のためだけに、死人を再び蘇らせて生き地獄に送って。
『たかが』エネルギーのためだけに人をアブノーマリティに食わせて。

これらの行いが、正常な考えをしている人間がなせることだと?
最初は精神的苦痛が伴った。だが、二度三度繰り返す度に、A……X達は無感情にそれをこなすようになったではないか。

だから、こんな大罪を犯した自分たちがやれることは、もう贖罪しかないのだと。


……しかし、Xは、知っている。

自分たちが大罪を犯していることは知っている。アブラムは、大罪を犯してまでも行う行為は無意味だと言っているのだ。
ある少女も、最初はそうだった。今は亡き愛すべき片割れが、何に期待して何故命を投げ出したかも分からなかった。

そんな彼女も、今は。

「存在意味に対する期待」を持って、前へ進もうとしている。

アブラムは、自らの存在を期待して何になる、と一笑に付した。
何より、カルメンを死に追いやったのは「私たち」だと。その事実は覆らない。

だが、ある勇敢な女性戦士はXに告げた。

「守り抜く勇気」を。彼女は、X達が罪悪感で苦しむことよりも、約束を守り抜き、彼女が遺したものを守ることを望むはずだと。


その点を突かれて、それだけは潔くアブラムは認めた。確かに、カルメンは自分たちに、遺していくものを守ってくれと頼んできた。
だが、実際はどうだろうか。X達は無力で、もう誰も、自分たちの周りにはいない。

確かに、X達は至らなかった。しかし、犠牲になった者たちは、A……Xを信じて逝った。Xのことを「快く信じ任せられる相手」なのだと、ある伊達男が説いてくれた。

ここまで聞かされ、アブラムは心底不快そうに問いかける。「なんで君はそこまで確信に満ちているんだ?」

彼の意見は変わらない。自分たちは、後悔と贖罪の中に沈み込むべきなのだと。

そして……アブラムは、話には出さなかった、二人の目の前にある扉について話す。

これは最後の扉。アブラムは開けない扉。いや、開けられない扉だ。

「君は開けられると思っているのか?」

無論、この手で未来を作るまで。どんな扉でも開けてみせよう。




明日も君を待ってるのは後悔だ。 愚かな「私たち」にはお似合いだよ。



クリフォト暴走レベル10達成もしくは赤い霧鎮圧


そして迎えたアブラム戦である。

アブラム戦で起きる固有の悪影響は以下の通り。

・開始後:画面中央上部にある、各属性を司る四つの三角のうち、ランダムに二つ点灯する。
点灯した三角に対応する属性は、受けるダメージが五倍になる(ケセド)

・クリフォト暴走レベル4達成:懲戒部門メインルームに赤い霧が出現する(ゲブラー)
赤い霧は最大HP2000と弱体化している。それ以外はゲブラー戦と同じ。
赤い霧が出現した後、下記の状況に至るまで三角は点灯をやめる。

・クリフォト暴走レベル7達成:三角が再び点灯を再開し、三つ点灯する。


今までの行いは、そこまでして得る価値はあったのか? 言ってみろよ……


今度は中層セフィラオンパレード。

クリア条件が二つ存在するため、どちらを目指すかによってプレイスタイルが異なる。

  • 赤い霧鎮圧(ゲブラー)ルート

メリットとしては、途中から厄介なケセド効果を気にしなくて済む点。
デメリットとしては、赤い霧鎮圧に慣れていないと、犠牲者が出やすい点(特に第四形態)。

恐らく多くの管理人に選ばれるクリア方法。逆を言うと、それだけケセド効果が厄介ということなのだが。
赤い霧が出現した後は、ゲブラーの項目も参考にして立ち回ること。


あれから「私たち」は誰も信じようとしなかった。 そのくせに必要になったら眠っていた仲間を蘇らせた。 なんて図々しいんだ……



  • クリフォト暴走レベル10達成(ケセド)ルート

メリットとしては、赤い霧が苦手な管理人にはこちらの方が楽だという点。
デメリットは、ケセド効果の下で蒼白の試練をこなさなくてならない点。

こちらのルートはデメリットが強烈で、運が悪いと蒼白の夕暮の時にPALE点灯……なんて悪夢を見ることも。
もしそのような状況になった場合、「魔弾の射手」「赤ずきんの傭兵」辺りに頼って強引にでも鎮圧してもらうか、素直に再挑戦しよう。PALE五倍はぶっちゃけ無理ゲーに近い。

また、地味に蒼白の深夜も苦戦必死になること請け合いなので、こちらのルートは余り選ばれない。もしこのルートで攻略する場合、熟練エージェントもある程度使い捨てる覚悟は間違いなく必要になる。


赤い霧を鎮圧、もしくはクリフォト暴走レベル10を達成した場合、48日目は突破となる。







+49日目「自由と救済」
人間たちは絶えず苦境の涙を流し、届きもしない希望を目指して生きている。
だが「私たち」には力がある! 救ってやるしかなかろう?


さて、49日目に会うことになるのは、なんか白い貫頭衣を身に着けた、髪の毛も真っ白な青年。

前二人がネガティブだったから余計にそう感じさせるのかもしれないが、なんかいやにポジティブ。「お前も知ってるだろ、この感覚。例えるなら、『線』を知ったものにとって、『点』の世界は何ら興味を惹かれない、みたいな?」とか言ってる。みたいな?って……

彼は、Xが救おうとしている世界について評じた。日々新たな「特異点」が生まれ、「翼」が行う非論理的な行いをみんなが許容する。そんな世界は、退屈極まりないものだと。

そうだ。だからこそ、Xはカルメンの遺志を継ぎ、「心の病」を治そうと……

「そうだ。『私たち』だけは真理を見ることができた」
「アブノーマリティらはもう影ではない」

……。
あ、えーと。そうか。

貴方もAだったな。納得。

……そう。自身のことを新たなる人類の祖となる「アダム」と名乗っているこの御仁、言ってることを要約すると、人間にはもう可能性がないから、アブノーマリティにしようぜ!カルメンが言ってた自分だけの可能性って、アブノーマリティのことなんだよ!ってことである。

履き違えもいいとこだろ……とこちらが思っていると、「『人間は、どう生きればいいのか?』結局はその問いに、答えられなかった。だが私は答えを見つけた。見せてやるから、一緒に来い」と、どうやらXを自身の同志かなにかだと思っている模様。

無論、そんなトンデモ終末論の同志なんかと一緒にされては困る。
声を大にして、反論してやろう。

まず、人は恐怖と向き合うべきだ。そこから全てが始まる。
「鎖を断ち切り、恐怖と向き合う瞳」を説いた女性がいた。彼女とXは仇敵だったが、偶然にも、二人は同じ方法で「恐怖を飲み込んだ」人だった。しかし彼女は、それによって得た残忍さによって、今、途方も無い罰を受けている。……いや、あらゆる人間から拒絶された、といってもいい。

Xも、「恐怖を飲み込んだ」が故に、悲劇をここまで大きいものとしてしまった。だから、今からでも恐怖と向き合うことで――


「今までまともに向き合うことができてなかったってのに、今更向き合ったところでどれだけ分かるっていうんだ?」


分かるとも。もう片方の瞳が、「過去を受け入れ、未来を作りだす瞳」であるならば。

人は、生まれた時から傷ついたり、苦悩したりした過去にとらわれる。だがそうして苦しんだ過去があるから、可能性を……未来を作ることができるのだ。

それに対し、アダムは「私と共にする未来を捨てて、どうにかなるかも分からない明日に進むっていうのか!?」と言った。信じられない、とでも言うかのように。

ならば、見せよう。

恐怖と向き合い、未来を作る(Face the Fear, Build the Future)ということを。




今まで道はイバラの道だった。 目の前には闇だけが広がる苦行だ。


クリフォト暴走レベル10&「エネルギー精製」達成、もしくは調律者の鎮圧


最後の関門、アダムとの決戦である。

49日目の固有の悪影響は、以下の通り。

・開始時:ゲーム内速度が1倍速に固定されて、一時停止機能の使用が制限される。
一時停止を行うと、画面が割れる演出と共に、X人のエージェントがパニック、もしくは死亡する(Xにはこれまで何回一時停止を行ったかの回数が入る)(ホクマー)

・クリフォト暴走レベル4達成:抽出部門メインルームに調律者が出現する。
調律者のHPは3000にまで低下しているが、それ以外はビナー戦と一緒(ビナー)。

・クリフォト暴走レベル8達成:ゲーム内速度が1.5倍に固定される。
以後調律者は動きを停止し、鎮圧することも不可能となる。

・クリフォト暴走レベル9達成:ゲーム内速度が2倍に固定される。


力を持っているのであれば、使わずにしてどうする。


最後は……下層セフィラの悪夢のコラボレーション。

例によって、クリア条件が複数あるため、それによってプレイスタイルが異なる。


  • 調律者鎮圧(ビナー)ルート

メリットとしては、ホクマー効果の中蒼白の夕暮、深夜をこなさくて良いこと。
デメリットは、調律者の鎮圧に向かう関係上、多大な犠牲者が見込まれるということ。(但し、ホクマールートでも犠牲者が出ないわけではない)

まず誰もが先に考えるのがこちらだが……考えても見て欲しい。

調律者が出現した後、

特殊クリフォト暴走&調律者の柱攻撃による通常のクリフォト暴走の対処&鎮圧班の調律者の攻撃の対処&調律者の全体攻撃によるダメージの回復、といった考慮要素を、ホクマー効果の中、一時停止が気軽にはできない中で全てこなさなければならない。メタグロスの頭持ったカイリキーでもないと無理だろ

というわけで、このルートをまともに攻略するのは非常に困難。なので、一般的にウサギチームを用いた戦法が使われる。

詳しくはググって欲しいが、ウサギチームはどうやら調律者には職員と認識されないらしく、調律者がいる部門をウサギチーム出動による封鎖がなされていると、テクテクと歩くことしかしなくなる。ウサギチームにめっちゃ撃たれながら

これにより、調律者を比較的簡単に鎮圧しよう、という方法なのだ!強いぞウサギチーム!

ただ、いくらか留意事項と問題点があるのも事実。これ以上は自己責任で各々が調べて見て欲しい。


ここに来るまで どれほど多くの犠牲があったか お前も知ってるだろう。 決して無かったことにはしてはならない。 無駄にしてはならない。 故に私と共に進むんだ。


  • クリフォト暴走レベル10&エネルギーノルマ達成(ホクマー)ルート

メリットは、調律者に必要以上に近寄らなくて済む点。相変わらず特殊暴走による嫌がらせはしてくるが、ほぼ即死の斬撃などを考慮せずに済む。
デメリットは、ホクマー効果の中、蒼白の夕暮、深夜をこなさなければならないこと。

こちらの攻略法を目指すなら、通常、特殊暴走による対処は取捨選択をしよう。施設内に常に脱走アブノーマリティがいる状態でも、無視できるなら全然OK。
ツール型アブノーマリティも基本無視。クリフォト暴走レベル7までいけば調律者は黙るので、エネルギーを貯めるのはそこからでも十分間に合う。

調律者が黙った後は、リアルタイムの判断力が物を言う。夕暮ならエージェントを一箇所に集める、深夜ならシールド弾を撃ちまくって短期決戦を仕掛けるなどの工夫が有効。





49日目をクリアすると……




+さんびきのA
もう一度本来の「彼」に会う前に。「彼」がなぜ三人に分かれてしまったのか。それを解説する秀逸な補足説明が某ゆっくり実況動画のコメントで成されていた。それを引用したいと思う。

アベル、アブラム、アダムの3人は、どれが本物のAという訳ではなくて、全員がAの一面です。
大企業LCの取締役として、こんな社会に帰属し組み込まれつつ、隠れて目標を目指すには、「アベル」のように外面よく合理的、しかし冷酷な経営者として、大人であらねばならなかった。
半端に強くはあったので、腐った中身を偽りの理性で隠し、一見冷静に振る舞えてはいたが、しかしその実、内面では「アブラム」のように、ずっと苦しんでいたし、自己嫌悪で泣いていた。
当然そんな苦痛の中、AのSAN値はガリガリ削れる、人類への失望や、世界への怒りもあり、内側では「アダム」の狂気と妄想が少しずつ育つ、次第にA自身にも制御不能になっていった。
体感時間にて1万年、TT2プロトコルで数万回のループを繰り返す中、無数のXが生まれました。
このたった一人のXを生み出す為に、数万人のX達が、失敗し、辿り着けず、間違えてきました。
「アベル」のように踏み出せず、妥協し、現状維持を選び、何も変えない事を選んでしまったX達。
「アブラム」のように、自身の外道さと罪深さに慄き、罪悪感に潰されて自罰、自殺に走ったX達。
「アダム」のように、アブノーマリティという存在の可能性に魅せられ、妄想と狂気に溺れたX達。
そんな無数のXの集積の重みが、翻って雛型、総体であるはずの、Aそのものをも引き裂いた。
――故にこそ、Xという希望、決意と意思を鍵に、この3つの大欠片を抑制、統合できれば割れた鏡は修復され、そこにもう一度Aの姿が映る、かつての彼に会えるかもしれません。





























+50日目

さあ、いつも通りの仕事をしよう


身も心もボロボロになったXは、それでも、最後の「自分自身」を退けることに成功する。

そして、その先に現れたのは、「自分」だったのだ。正真正銘の。
まるで、鏡を見ているかのように……否、割れていた鏡が合わさったのか。

「彼」は言う。

カルメンには「人の心と向き合って、人々の心を救う」という崇高な目的があったが、A達は「人の心と向き合う」という点は受け継いでいなかった。だから、各々の絶望を抱えて進むことをやめた。

だが、こうして。カルメンの本当の願いに気づき、本当の「自分自身」と向き合うことができたXは。到達した。

到達したのだ。あるべき場所へ。

「彼」は続ける。

最後の仕事がある。それは、長年の約束を果たすことだ。
人の心に、種を植える。光の種を。希望が実る光の種を。

そうしてできる森をXは見たがったが、「彼」は残念ながら、それは叶わない、と言う。

また、それをなすために、まだXにも仕事がある。それは、「アブノーマリティを管理して、エネルギーを製造する」ことだ。
そう、いつも通りの、嫌というほどこなした管理業務。それをこなして……


さてと。管理人としての最後の出勤といくか。


自分たちは、成すのだ。「考える自分」を持って。




光の木
エネルギー生成


ここまで来た管理人へ。おめでとう。

悪影響は、何もない。それどころか、試練も、クリフォト暴走も、50日目には存在しない。

後は指示された通りエネルギーを製造するだけ。


さて、ここから先どうなるのかは……知らない方は、今からでも管理人となって、自らの目で確かめて見て欲しい。

ここでは敢えて、50日目の業務以降の展開は、端折らせて頂く。

そして、見届けよう。

光の木を。







そして、その後に待ち構える「建物」にも。





追記修正は、「彼」の名前を呼んでから、お願いします。

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最終更新:2021年01月21日 22:44