SCP-2501-JP

登録日:2020/07/16 Thu 00:04:24
更新日:2025/03/08 Sat 22:35:04
所要時間:約 25 分で読めます




SCP-2501-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は「廻り舞台」。JPのコードが示す通り日本支部の管轄にある。
オブジェクトクラスは「Safe」で、一応収容はされているオブジェクト……なのだが、こいつかなりの曲者である。


はじめに

まず本オブジェクトはSCP-2000-JPコンテスト参加作品である。SCP-X000コンテストはいずれも何かしらのテーマが定められているが、2000-JPのテーマは「変遷」。
そのテーマ通り、SCP-2501-JPも「変遷」していく様を扱っているが、その意味を一読で読み解くのはかなり困難だろう。

というのもこのオブジェクト、2000-JPに相応しく、日本国内の要注意団体のほとんどが参加する(ただし後述するが、参加していてもおかしくないある一団体だけ一言も触れられていない)非常にゴージャスな報告書になっているが、そのせいでSCP初心者にはかなり難易度の高い記事にもなっているのだ。
さらに、読む際の前提となっているオブジェクトも非常に多い。

とりあえず、
SCP-280-JP 「縮小する時空間異常」
SCP-1280-JP 「ヒュームの穴」
SCP-1500-JP 「和魂祭」
辺りには目を通してからこの記事を読み進めてほしい。
……これらの記事を読み込んでいる人なら勘づいただろう。このオブジェクト、要注意団体の中でもトップクラスの警戒対象である「あの男」絡みの代物なのだ。

概要

本オブジェクトは、財団が要注意団体と協力して収容している富士山の麓、青木ヶ原樹海内に存在する、とある空間である。
そう、珍しく財団が他の団体と協力しているのだ。それだけヤバい代物ということなのだが。

この空間周辺には4つの建造物があり、それぞれに異なる要注意団体の意匠が存在する。

  • 東……東弊重工の意匠が見られる工場。不明な金属音を響かせている。
  • 南……日本生類創研の意匠が見られる鉄筋コンクリートの建物。 鉄筋コンクリートなのに生物的な挙動をする
  • 西……穴熊*1の意匠が見られる長屋。内部は時空間異常が起きている。
  • 北……蒐集院残党の意匠が見られるSCP-052-JP*2が貼られた寝殿造りの建物。財団の侵入はここからのみ可能。

北の建造物以外の場所は不可視の障壁が張られており、侵入することは不可能。

空間の直径は半径2キロ程度なのだが、内部は20キロほどあるとされており、明らかな時空間の拡張が行われている。
内部では「奇跡論的なエネルギーの選択的な流入」や、現実性の揺らぎが頻繁に起きており、普通の人間では専用の装備なしにとどまるのは不可能。
しかしそんな環境なのに、四季は普通に存在し、生態系も成立しているらしい。

SCP-2501-JP中心部には特殊な放射能を発する「ナニカ」が存在し、これはSCP-2501-JP-Aと称されている。
外見は観測者によって異なるものの、概ね東洋の「龍」、もしくは西洋の「ドラゴン」を模した姿として認識される。
ただし、この形は元々決まった姿のないものに後天的に無理矢理形を与えただけで、-A本来の姿ではない。
現在は活発な活動を行っておらず、おそらくは休眠状態にあると推測される。

SCP-2501-JP-Aの本来の姿は周囲のあらゆるものを吸い込む時空間異常であるとされており、財団はこれをSCP-2501-JP-A-αとしている。
それを現在の龍の姿に留めて休眠させるために、財団は複数の要注意団体と協力して「プロトコル-無常」を実施している。
プロトコル-無常の詳細は触れられていないが、音声を用いた奇跡論的儀式であるらしい。
これに関しては、実は機械化が可能なことが判明し、東弊重工、日本生類創研と共に機械化を行い、2000/1/1には西面以外の建築物は無人化させることに成功した。

SCP-2501-JPは元々蒐集院の管轄下にあったオブジェクトであり、財団への吸収合併の際に管理が移譲された複数のオブジェクトの一つである。
そのため、財団に管理が移譲される際に蒐集院の研儀官へのインタビューも行われている。


このインタビューで、SCP-2501-JPの大体の性質が見えてきたのではないだろうか。
  • もともとは、蒐集院がSCP-1500-JPの主体たる桜の木を管理していた場所だった
  • 現在龍が存在する場所は、桜の木が元々植えられていた場所である
  • 龍の元々の姿は、SCP-1280-JPに近い、「周囲から現実性をくみ取り続ける穴」である
  • 機械を使って封じ込めるのはやめた方がいい。常に揺らいでいないと停滞してしまう

+ あれ?スクラントン現実錨の開発って……
スクラントン現実錨の開発は、SCP-3001によると、2005年以降。
しかしこのインタビューは20世紀に行われているのに、現実錨の存在に触れている。
この辺はややこしい事情も絡むので、SCP-3001の蛇足部分も参照。
簡潔に言うと、「現実錨が19世紀に既に開発されているヘッドカノンもあり、SCP-2501-JPはそのヘッドカノンを採用している」と考えればいいだろう。


インシデント2501-JP発生

インシデント2501-JP(通称「廻り舞台」)とは、ある日発生したSCP-2501-JPへの複数の要注意団体の襲撃イベントである。
なお、項目名とインシデントの通称が同じだが、項目名はあくまで「メタタイトル*3」なのに対し、インシデントの通称は報告書内でも用いられているので、財団内部においては正式に存在する用語である、という違いがある。

この襲撃イベントだが、参加した勢力が非常にゴージャス。
  • 五行結社…世界オカルト連合の加盟団体の一つだが、方法論の違いから実質半独立状態にある勢力。
  • 負号部隊…かつて大日本帝国軍において異常存在を用いた兵器を研究していた部隊
  • 日奉一族…「日奉」という人型異常存在の一族。現状アニヲタ支部に記事が存在するのはSCP-745-JPのみだが、その異常性から度々トラブルを起こしている。本オブジェクトでは、東弊重工から甲種警戒対象として指定されているPoI-0009"日奉 榊"及びPoI-0009-s"日奉 梻"が登場している(他に実質名前だけだが、「日奉茜」という人物も)。
  • アマテラス機関…現状登場している報告書がこのオブジェクトのみであり、当報告書内でも詳細に触れられていない正体不明の組織。名前からして恐らく神道系の組織と思われる。

これに対し、財団はJAGPATO*4に従い、世界オカルト連合及び日本国政府へ協力を要請。
同時に、SCP-2501-JPを管理する他の要注意団体である東弊重工、日本生類創研とも会合を行い、インシデント2501-JPへの対処方法を話し合った。


全面的とは言えないまでも、両団体の協力を取り付けた財団は、続けて「穴熊」の構成団体にも協力を要請。
蒐集院残党を始め、イワナガ美容組合*5、有村組*6、九十九機関*7からも応援が派遣された。暴力団はともかく、美容品セールスマンの組合が何の役に立つのか微妙に謎だが……

そして、 日本国内のあらゆる要注意団体同士の頂上戦争が始まった


00:00: 作戦開始。上空からの掃射、爆撃はSCP-2501-JP隔壁により失敗。呪的攻撃として"四方祓え"を実行するも術者の錯乱により失敗。これを受け、南面、北面より第一陣として財団=連合=諸団体部隊10隊がSCP-2501-JP内部に侵入、展開する。東面より東弊重工による対低現実UAV"千代包"3基、LAWSドローン"御霊会"1基を投入する。これと同時にSCP-2501-JP外部の術者捜索が日本政府の協力を受け行われる。

00:20: 内部において複数の敵戦闘員と交戦。戦闘員の一部は死体を利用していると推測2され、銃火器による無力化が困難であるため、蒐集院残党及び連合の排撃班を中心とした戦闘が行われる。

00:45: 敵戦闘員の攻撃を受けた部隊員が炭疽症に似た症状を発症。敵戦闘員が生物兵器を使用していることが確認され、ドローンを通し日本生類創研による緊急処置が行われる。これにより2隊が戦線離脱。

01:33: 中心部の方向から突如軽度の奇跡論的パルスの放出及び現実性の乱れが観測される。これを受け、敵戦闘員の一部が消滅。3隊が被害を受け撤退、"千代包"2基が通信途絶。同時にSCP-2501-JP内部に断続的な降雪及び熱波が確認される。小型スクラントン現実錨(Scranton Reality Anchor, 以降SRAと略記)の使用を許可。第二陣として新たに10隊を投入。また、東弊重工からも"千代包"2基、対高度神霊二足駆動兵器"蚩尤"1基、日本生類創研からSCP-030-JP及びSCP-373-JPに類似した生物兵器が追加投入される。

02:49: 部隊が中心部に到着、現実性の乱れが増加し周囲のHm値が著しく減少したことにより、境界が不安定となっている様子が確認される。また、周囲に桜の花弁が散乱していることが確認される。SCP-2501-JP-Aは休眠から目覚め、五行結社と推測される人員から弓矢による呪的攻撃を受けている。PoI-0009及びPoI-0009-sは確認されず。本部からの指揮により到達部隊が人員に攻撃するも、高度の奇跡論的攻撃により失敗、1隊と数十名が消失。これを受け第一陣に撤退の勧告が行われる。

03:14: 有村組構成員により外部の術者が捕捉される。イワナガ美容組合と日本政府の協力により捕縛することに成功。使用したとされるレイラインは"堤体"の打ち込みが即時決議、九十九機関の援助により実行され、現在では使用不可。これにより、外部からの敵戦力注入は停止されるも内部の抵抗が激化。

04:41: 西面を不明な人員2名が突破、内部へ侵入する。侵入した人員は第二陣を補佐、所属に関する確認には応答しないものの、司令部の判断によりこれとの協力を決定。不明人員の攻撃により敵戦闘員の3割が損耗。これより不明人員は敵戦闘員の不死性に対し対抗手段を持っていると推測される。不明人員が戦線を維持することにより第二陣の行動が大幅に前進する。

互いにあらゆる超常能力を駆使しての全面戦争である 。財団からオブジェクト指定されている代物も複数体投入されている。それだけの価値がSCP-2501-JPにはある、ということだが。そして地味に美容組合がファインプレーをしている
なお、SCP-030-JPSCP-373-JPについては詳しくは項目を参照して欲しいが、 どっちも文明を滅ぼしかねない特級のKeterクラス生物オブジェクト である。外部に流出しなくて本当に良かった……
ちなみに、04:41に侵入した不明な人員2名は、「超電救助隊HERO」の所属メンバーと推測されている。あのお騒がせ救命部隊も、この危機的状況に座して滅びを待つほど愚かではない、ということか。まぁ方法論が間違っているだけで、彼らの正義の心自体は疑いようのないものであるし。
しかし、ここで作戦本部に不審な通信が入る。

05:10: 作戦本部に不明な人物からの通信。内容は"カモノハシの真なる存在理由とは何か?"の一文。

……カモノハシ?一体何を言いたいのだろうか。

06:12: 第二陣が中央部へ到達。空間全体が白くぼやけており、視認は困難。桜の花弁が吹き荒んでいることが確認される。この段階でSCP-2501-JP-Aの外観は曖昧なものとなっており、SCP-2501-JP-A-αへの遡及が進行していると推測される。前述の人員は不明な石室によって隔離されていることが確認された。カント計数機の反応より現実性の崩壊が危険域に達していると推測され、SRA及び連合による試作段階の対神霊装置(秘匿により詳細不明)が使用されるも、突如出現したPoI-0009に率いられた一団との交戦により中断。

不審な通信は気になるが、作戦は続行。遂に「黄龍」の本体へと到達。しかし……

06:13: 作戦本部に不明な人物からの通信。内容は"緞帳の紐を引け"の一文。

再度の不明な人物からの通信。どうやら何か事情を知っている人物のようだが……

06:14: PoI-0009-sが出現。SCP-2501-JP-Aの頸部を切断する。

ここまで動向不明だった日奉梻が混乱に乗じて突然の闇討ちを敢行。 大本命である黄龍の首を切断することに成功する

06:15: SCP-2501-JP-Aの崩壊と同時にSCP-2501-JP-A-αが発生し、大規模な現実崩壊が発生。部隊を含めた周囲の現実が崩壊する。不明な人型実体の出現が確認される。以降、10:55まで関連する全職員、関連者の意識及び記憶が喪失。何らかの改変が発生したと推測される。

黄龍が形を失ったことで、「現実性を飲み込むウツロ」はその本来の形に戻り、現実性を飲み込み始める。
このまま世界はウツロに飲み込まれ消え果てるかと思われたが……

10:55: 全職員の意識が復帰。本部に所属していた人員は"プロトコル - 無常"における文言を唱えており、部隊員は数名を除き消失が確認された。SCP-2501-JP-Aは再び休眠状態に移行していることが確認され、敵部隊員は確認されず。周辺の調査が行われたのち、異常性の復帰が確認される。これを受け、部隊及び本部が解散。作戦は終了したとされ、各団体による事態収拾への調整が行われる。

事態は突然の収束を迎える。失われた命は戻ってこなかったが、 全てはかつてあったままのように戻された

大山鳴動して鼠一匹。財団としては、元通り収容することに成功したので一応の勝利と言えるが、多数の優秀な人材を失ったことを考えれば実質的に痛み分けに近い状態である。
財団がこの戦争で得たものは、複数の要注意団体に関する重要なデータ。しかし、それは同時に要注意団体側にも財団のデータが流出したであろうことを意味している。

結局、財団、東弊重工、日本生類創研は、かつてのアドバイス通り機械に頼った収容プロトコルを中断し、人員により「プロトコル-無常」を行い続けるプロトコルに変更された。


何か釈然としないものを残しながらも、財団はこれからも黄龍の収容を続けていくのだろう。 今まで通り、これからも



























Saigaの兆候が確認されませんでした。データを開示します






















廻り続けろ


変わり続けろ


交わり続けろ









財団は、インシデント-2501-JPから生還した職員にインタビューを行っている。
ここから先の文章は、あなたが「犀賀」の一派ではない、と確認された場合のみ閲覧することができる。

インシデント-2501-JPにおいて、黄龍の首が切断された直後、突如として現れた謎の人型実体……彼は自らをこう名乗った。

「犀賀六巳」と。

複数の世界を渡り歩く謎の男。
「全ての世界を滅びから救う」ことを目的とする救世主。
「最も多くの世界」を救うためならば、「少数の世界」を切り捨てることを厭わない危険人物。

そんな男が、このバカ騒ぎを収めるために現れたのだ。

謎の機械……恐らくはSCP-802-JPと同種の機械らしきものを携えて。


彼は生き残った人員にこう告げた。

「もう大丈夫」

「私が全てを救おう」

「君たちは助かる」


……彼にはそれを為すだけの力があった。そして そのために自らの命を捨て去る覚悟も

その言葉を聞いた生存者たちの心に一つの感情が浮かび上がる。


助けてくれたことへの感謝……? ―否

その尊い自己犠牲の精神への感動……? ―否

自らを犠牲に世界を救う姿への悲哀……? ―否


彼らの心に浮かび上がったのは、最も原始的で最も強い感情。






ふざけるな


怒りであった。


まるでどうしようもなくなった物語を機械仕掛けの神様が無理矢理締めくくるような、「全ては何もなかったかのように」整えられてしまうような、そんな大団円など誰も望んではいなかった。



―鋼の兵器が吠えた。

―生物兵器が蠢いた。

―祝詞が紡がれた。

―呪詛が吐かれた。


普段ならばいがみ合い、時には殺し合う者達……犀賀六巳に言わせれば、彼が撒いた「種」たちが、一斉にその身に宿した異能を用いて、犀賀六巳を止めようとした。





それでも、幸福も、不幸も、全てはこの世界に生きる「俺たち」のものだと、「外の世界」からいきなりやってきた機械仕掛けの神に物語の結末を奪われる謂れなどないと、その時全ての者の心が一つになった。


……誰かの叫びか、宇宙が割れる音か、クジラの歌か、全てが吠え続けた。

「俺たちはここにある」と。

「機械仕掛けの神などに居場所を奪われてはならない」と。

SCP-2501-JPに元からそういった異常性があったのか、あるいは数えきれないほど使われたいずれかの異常物品が作用したのか……

人々の決死の抵抗は少しずつ「現実性」を手繰り寄せていった。

全ては、例えこのために犀賀六巳が撒いた「種」だったとしても、交わり、動かし、変わり続けて行った彼らが作った可能性だった。

やがて、犀賀六巳は驚いたように頷くと、「それもまた一つだ」と笑った。


そして、桜の花と酒の香りと共にSCP-2501-JP-A-αは裂け、 人々は元に戻った 。SCP-2501-JPもまた。



……舞台を選ぶ権利はない。脚本を選ぶ権利はない。役者を選ぶ権利はない。

それでも、舞台を廻し続ける権利だけは私たちのものなのだ


SCP-2501-JP


廻り舞台



余談

日本支部要注意団体オールスターともいえる本オブジェクトだが、ここまで読んでいただけた方なら冒頭で示した「関わっていてもおかしくないのに影も形もないある人物」に思い当たるだろう。

「博士」である。

他にも直接かかわっていない要注意団体はいくつかある(闇寿司とか)が、本オブジェクトの元になったと思われるSCP-1500-JPに関わっている要注意団体で、本オブジェクトに登場していないのはコイツだけ。
SCP-1500-JPの成立にも直接関わった節がある「博士」がこのお祭り騒ぎに一切関与していないのは、いささか以上に不自然に思える。

さしもの愉快犯も、世界の存亡をかけた戦いを茶化すほど野暮ではなかったか……?

あの狂人にとって、この乱痴気騒ぎは興味を示す対象ではなかったのか……?

あるいはもっと別の可能性も……?

全ては謎である。


ちなみに、SCP-2501-JPを囲う4つの建物はそれぞれ四神に対応している。
  • 北……かつて蒐集院が蒐集していた、「玄武」に対応するSCP-777-JP
  • 東……玩具の恐竜の中に入れられた魂だけの「青龍」、SCP-173-JP*8
  • 南……日本生類創研が研究し復活させた、魂だけの「朱雀」、SCP-444-JP
  • 西……大穴に突き落とされた「白虎」、SCP-040-JP




追記・修正お願いします。


CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-2501-JP - 廻り舞台
by kyougoku08
http://scp-jp.wikidot.com/scp-2501-jp

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最終更新:2025年03月08日 22:35

*1 「穴倉」という異常領域に所属する複数の要注意団体の集合体。全体像は不明ながら、東弊重工、日本生類創研、蒐集院残党、イワナガ美容組合、有村組、九十九機関等の関与が確認されている。

*2 貼った空間内に「異物」を除去する結界を形成するお札。「異物」の判定基準は不明。

*3 あくまで第四の壁の向こうにいる我々が付けたもので、財団世界において存在しているかどうかは定かではない。

*4 財団、世界オカルト連合、日本国政府による、日本国内での対異常存在プロトコルを定めた友好協定。

*5 販売員ミヨコを始めとしたセールスマンが不可思議な美容品を売りさばいている組合。

*6 異常存在を活用している暴力団。

*7 詳細不明。一部の記事では幕末から戦前にかけ活動した三菱財閥関連の正常性維持機関で、戦後は財団に合流したともされる

*8 ただし、これの元記事では東弊重工の関与は示されていない。あくまで「SCP-2501-JPのヘッドカノンでは関わっている」というだけに留めた方がいいだろう。