登録日:2020/08/25 Tue 22:17:00
更新日:2024/12/04 Wed 20:16:09
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バーダックの妻にして、
原作の連載終了から20年の時を経て登場した主人公
孫悟空の母親である。
CV:渡辺菜生子
【概要】
本シリーズにおける数少ないネームド女性サイヤ人の一人である。
【容姿】
ツリ目とセミロングのボサボサの黒髪が特徴。サイヤ人の特質故か、2児の母にしてはだいぶ若々しい美人さん。羨ましいぞバーダック
服装は
ストラップタイプの旧式戦闘ジャケットだが、腰から下はスカート型になっている。
戦闘員ではないためか、尻尾は腰に巻いておらず垂らしている。
【人物像】
しかしギネはただでさえ数少ない女性のサイヤ人の中でも更に珍しい突然変異体であり、冷酷な本能を殆ど持たずに生まれたため、穏やかな性格の持ち主である。そのため当初は
バーダックと共に4人でチームを組んで戦っていたものの、バーダックと交際するようになってからは戦闘員をやめ、惑星
ベジータの肉の配給所で働いていた。
家族に対する愛情も深い。バーダックとは繁殖目的ではなく純粋な恋愛感情から結ばれており、後述の「飛ばし子」のシーンでは直前まで悟空と
ラディッツの身を案じていた。
【活躍】
ある日、
フリーザからの帰還命令で遠征から帰宅したバーダックに、3歳を前にした頃のカカロットを惑星ベジータから他の惑星に逃がすことを告げられる。
はじめこそ危険な行為である「飛ばし子」に反対するが、以前からフリーザの動向に不審を募らせていたバーダックに、カカロットを守るためであると説得される。その日の晩、夫と二人でカカロットを移動用ポッドに乗せ、宇宙でもフリーザの目が届かない、比較的安全な地球へと送った。
その後、フリーザの手によって夫含む他のサイヤ人共々、惑星ベジータと運命を共にしたことがラディッツによって示唆されている。
【関連人物】
ご存知孫悟空ことカカロットの父親であり、『ドラゴンボールZ』のアニオリ展開から産まれたシリーズ屈指の人気キャラ。
ギネとは単なる繁殖目的ではなく純粋な恋愛感情から夫婦となっており、『放たれた運命の子供』作中でもお互いに見つめ合いながら抱き合うなど存分にいちゃついている。リア充爆発……しちゃったんだよな……
『Z』では低い戦闘力で産まれたカカロットをクズ呼ばわりして気にも留めていなかったが、『放たれた~』ではフリーザの脅威から逃すためにあえて「飛ばし子」として地球に送り込み、ポッドの中のカカロットに対して「絶対に生き延びるんだぞ」と愛情の籠もった言葉をかけるなど、打って変わって家族愛に溢れた性格になっている。
この性格改変に関してはファンの間でちょくちょく話題になるが、後者が作者による描き下ろしであるため、鳥山明本人の解釈はこちらであると考えられる。ベジータの性格の変遷といい、「たとえサイヤ人であっても愛する女性と出会い、家庭を作った男は冷酷なだけではいられない」というのが作者の考え方なのかもしれない。
尤もそのような感情に対して「ギネの甘ったるい病気が感染った」とこぼしている辺り、サイヤ人としては異質な考えであることは自覚しているようである。
ご存知ドラゴンボールの主人公にして、地球育ちの穏やかな心を持ったサイヤ人。
ギネとバーダックの間に産まれた次男坊だが、幼い頃に「飛ばし子」として地球に送り込まれたため、両親の記憶は全く残っていない。
それでも彼が無事に地球へと到着し、数多くの友や師匠との交流、そして宿敵たちとの戦いを経て、強さと優しさを兼ね備えたサイヤ人として育ち、地球の危機を幾度も救うことになったのは、サイヤ人には本来存在し得ない、二人の親としての愛情が生んだ奇跡と言えるだろう。
なお忘れられがちだが、
初期の悟空はどちらかというと本来のサイヤ人に近い、酷薄な気質の持ち主だった。頭を打って残忍ではなくなったが、命を奪うことには無頓着だった。
悟飯じっちゃんが早く死に、しかもじっちゃん以外の人間と触れ合うことがなく、閉鎖的・野性的な環境で過ごしたためか、
ブルマを妖怪と見做して殺そうとしたり、
ウミガメやウーロンを「捕食対象」と見做している場面がある。
特に悟飯じっちゃんの初期教育がなければブルマは確実に殺されていた。その教育も「女は守られなければいかん」と教えられたからであって
「命は大事だから」というのは理由に入っていなかった。
また初期には人間を含めて簡単に殺している場面が多い(多くは
レッドリボン軍兵士などだが、確認しないうちから殺す場面も)。
そんな彼が
クリリンの死に涙して
仇討ちを誓い、
フリーザの
命乞いに心を動かされるまでになるのは、悟飯じっちゃんの教育や仲間たちとの生活による成長が大きなウェイトを占めている。
ご存知悟空の実の兄で、悟空を除くと原作で初めて登場したサイヤ人。
ギネは『放たれた~』の作中で「(地球に飛ばされることを)ラディッツにも伝えておくからね」と言及していることから、カカロット同様息子として愛情を抱いていたことが窺える。
尤も当の本人はというと、典型的なサイヤ人気質であったためか、惑星ベジータが滅んだ事を聞いても両親のことは全く気にしていない様子だった。
カカロットとラディッツ、二人は間違いなく共に両親に愛されていた存在であったが、環境の違い故に文字通り骨肉の争いを演じることとなり、最終的に心中も同然の末路を迎えることになったのは、あまりにも残酷な運命だと言わざるを得ない。
ちなみに、ラディッツの髪型はボサボサのロングヘアであり、容姿に限って言えばギネの血筋の方が濃い様子。
追記・修正は、『たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだ
Z戦士 孫悟空の父~』でもギネが登場してからお願いします。
- 声がチチの人と同じなのがニクい -- 名無しさん (2020-08-25 23:51:19)
- サイヤ人滅びた際にこの人は天国行きの可能性も高そうだけど、バーダックが居るからと天国行きを蹴って地獄を選んでそうな気がする… -- 名無しさん (2020-08-26 00:52:30)
- 登場作品は一つだけで、描き下ろしのページ数も多くないんだけど女性サイヤ人ってこともあってインパクトあるんだよな。孫に会わせたら滅茶苦茶可愛がりそうな人である。 -- 名無しさん (2020-08-26 10:12:04)
- 人造人間編の時の長髪悟飯と髪型そっくりだったし、事故で性格変わった悟空と違って生まれつき穏やかな悟飯は祖母の隔世遺伝ぽい -- 名無しさん (2020-08-26 10:14:52)
- 尻尾を巻かずに垂らしている……。あの尻尾って絶対サイヤ人の夜の営みにも使われてるよな…… -- 名無しさん (2020-08-26 12:27:35)
- なんらかの形で悟飯や悟天やパンに会うことがあったらメチャクチャ可愛がりそう…それこそ「お義母さん落ち着いて」と言われかねないレベルで -- 名無しさん (2020-08-26 13:42:32)
- 女性個体が少ないってのは繁殖を考えると特定の一人(しかも下級戦士)と恋愛なんて認められなさそうだけどそこんとこどうなんだろうね。 ①人工子宮的なものを使うから女体は必要ない ②バーダックの子も含めてすでにたくさん産んだから解放された ③穏やかな心(=戦闘民族的には欠陥)を持ってたから敬遠された さてどれだ? -- 名無しさん (2020-08-26 19:03:40)
- ↑バーダックが力ずくで黙らせたんじゃない?サイヤ人は力が全てだし強い奴には逆らえんのでしょ -- 名無しさん (2020-08-26 19:21:07)
- ↑×3 息子が無事生き延びたどころか家庭持って孫まで作ってくれてたら -- 名無しさん (2020-08-26 20:38:01)
- (続き)そりゃ嬉しいなんてもんじゃないだろうね……。 -- 名無しさん (2020-08-26 20:38:36)
- 描写された他のサイヤ人も情というものを理解してないわけではなく仲間意識はむしろ強いあたり、総じて先天的に冷酷ってわけなんじゃなく、闘争本能の強さから生み出された社会教育が原因だろうな。逆に闘争本能が良い方向に働いたのが第6宇宙のサイヤ人。 -- 名無しさん (2020-08-27 02:41:21)
- この人の他に先天的に温厚っていうとターブルで、見てるとやっぱギネさんと似たようなところがあるんだよな。後天的に穏やかになったタイプより更に温厚で闘争本能が低い。 -- 名無しさん (2020-08-27 06:19:21)
- チチというよりブルマっぽい口調と人柄 -- 名無しさん (2020-12-23 11:54:31)
- バーダックを善人にする為に作られたキャラだな。バーダックに直球で「お前の甘ったるい病気がうつった」って言わせてるし。 -- 名無しさん (2023-07-27 00:04:55)
- 元々1割くらい戦闘向きではない個体もいるという設定はあったんよ。研究職とかしてるって。脳筋だけじゃ社会動かないからね -- 名無しさん (2024-12-04 20:16:09)
最終更新:2024年12月04日 20:16