クリリン

登録日:2010/10/10 Sun 06:04:47
更新日:2024/03/12 Tue 11:59:04
所要時間:約 14 分で読めます





「修行の成果をみせてやる…!」



鳥山明原作の「ドラゴンボール」の登場人物。

【プロフィール】

生年月日:エイジ736年生まれ
身長:153cm
体重: 45kg(成年時)
趣味:カラオケ
好きな食べ物:中華バイキング
好きな乗り物:スポーツカー


主人公である孫悟空の親友であり兄弟弟子。
作中ではヤムチャに次ぐ二番目に出てきたZ戦士で東の村の生まれ。
名前は適当につけられて(くりくり坊主)、レギュラーの予定ではなかったらしい。

「強くなって女の子にモテたい」という思いと、先輩からのいじめに耐え切れず8年間修業していた多林寺を逃げ出し、亀仙人のもとにやって来た。
上記の不純な動機な為に、筋斗雲には乗れない。
一方で初期段階でも100mの自己ベスト10秒1と、常人としてはかなり俊足で亀仙人の修行についてくるタフネスも持つ。

上記で説明したようにクリリンは悟空にとってかけがえのない親友である為に、
普段は温厚な悟空もクリリンを殺したタンバリンフリーザには明確な殺意を見せ激怒している。
タンバリンには「ぶっ殺してやる」と初めて『殺す』という言葉を使い、フリーザの時には怒りが頂点を越え超サイヤ人へ変化するきっかけを作った。


余談ではあるが三回死亡はZ戦士の中で餃子と並び最多である。
また、鼻が無いと言われたかと思いきやハナクソほじっていたり、何か良く分からん生命体でもある…本当に人間、というか地球人なのか?
天津飯は三つ目族の末裔という設定)


【悟空との出会い】

悟空が亀仙人に弟子入り志願をする中で、手漕ぎの船に乗って登場。悟空と同様に弟子入りを志願し、この時13歳。
何も渡さない悟空と違いエッチな本を袖の下として送るしたたかさは、後に役立つ事になった。
不純な動機から始まった修行の日々から、後に宇宙を巻き込む壮絶な戦いに身を投じていくことになる。

修行初期、亀仙人が遠くに放り投げた「亀」と書いた石を探してくる修行では
  • 適当な石で模造品を捏造する
  • 悟空が見つけた本物を騙して取り上げる
  • 追ってこれないよう吊り橋を落とす
…とかなり狡猾な面が目立ち、『GT』の最終回でも悟空との会話でその件が登場した。


【人物・性格】

登場当時はツンケンとした嫌みな性格だった。目つきも異なる。
自分の利益の為に悟空をだますなど、人物としても小悪党で難があった。
だが作品が進むにつれこの傾向は軟化し、悟空との友情を育んでいくにつれて最終的には作中でも屈指の常識人になった。

技だけでなく師匠のスケベさもしっかり継承しており、ザンギャや人造人間18号など敵に見惚れるなど女好きな面も見られる。

「俺も最初は悟空なんか嫌いだった」
こう語るように友人関係を造るのも上手く、悟空・ヤムチャ・悟飯デンデなどと仲が良い。
特にかつては敵同士だったピッコロやベジータ等とも率先して会話し、いち早く打ち解ける事が多く、仲間となる架け橋になる事も少なくなく、コミュ力はZ戦士でも1、2を争う。

同時に人一倍仲間思いでもあり、自分の身を顧みずに格上相手に立ち向かう事が多い。
圧倒的に実力の離れたフリーザや完全体セルに奇襲を掛け、悟飯や18号を身体を張って護る場面も見受けられる。
アニメでは魔人ブウから18号を護る為に特攻もしている。

惚れた18号のために頑張る姿はまさにで、ドラゴンボールで神龍に彼女を普通の人間に戻してくれるよう頼みもした。
そこまでされた18号はすっかりクリリンにやられ、後に結婚した。(ちなみに普通の人間に戻す事はできなかったが、代わりに彼女の体内の爆弾消滅させる願いを叶えた)
チンピラ時代に碌な知人が居なかった18号は、クリリンの素朴で誠実な人柄に惹かれたという。ちなみに18号は「押し掛け女房」
なお、結婚後は超のアニメ版限定で18号さんと呼び敬語で話すシーンもあるが、原作、Z、GT、および超の漫画版では何れも18号と呼び捨て、かつタメ口のままである。
ちなみに原作では結婚後、お前、嫁さん等と呼ぶシーンはあるが、実は正確には名前を直接呼んだシーンは無い。

肝心の戦闘力だが、人造人間編以降はインフレに置いていかれて余り戦闘面で活躍することはない。ナッパ戦で戦闘力1770。フリーザ戦で75000。
ただし他のZ戦士と違ってピッコロと並んで頭が回り、戦術的・戦略的な観点でもクリリンの機転や発想で状況が好転する事は多い。
単純なパワーや格闘センスはサイヤ人等には遠く及ぼないが、悟空曰く「気の扱いが上手い」との事もあり、玄人な戦術を得意とする。
殺傷力の高い気円斬や拡散エネルギー波は局地的でボスを唸らせる強さを見せたり、雑魚を一掃する露払い的な役回りを見せる事もある。
ぶっつけ本番で悟空から託された極大の気の集まりである元気玉を形にしたのはセンスの成せる技であろう。
あと、なかなか技が多彩。一度見ただけの他者の技を再現してみせたり、作中でも屈指の技巧派である。
悟飯もイメージトレーニングでクリリンと闘った際、勝負自体には勝ったものの「クリリンさんの技の多彩さにはビックリしました」と評している。
技のクリリン、力の悟空といったところだろうか。


【技】

天下一武闘会の餃子戦にて初披露。
亀仙人は「にわか仕込みのかめはめ波ではどどん波には勝てんぞ」と零すものの、
撃ち合うと見せかけて気を溜めたままどどん波が迫る直前でジャンプ。空に舞い上がると空中でかめはめ波を放ち、不意を突いて直撃させた。
それを見て「ちゃんと教えたかめはめ波であったなら、今の一撃で勝負は決まっていた」と弟子の成長を認め、感嘆していた。
この動きには当時敵であった天津飯でさえ「なんて奴だ、あの一瞬でどどん波を避けた上に攻撃を仕掛けるとは…!」と驚いており、クリリンの技巧がうかがえる。
その後はさらに技に磨きをかけ、威力を増していった。クリーンヒットする機会は少なかったが……。

  • 太陽拳
鶴仙流の技を独自に盗んで取得。気を光に変えて強烈な閃光を放つ。ハゲで太陽光を反射させるわけではない。
ダメージではなく目を晦ませるという性質上、格上の相手にも通じやすく、使い勝手はかなり良い。
特に「気を探る能力を身につけておらず、探知レーダーなども持っていない」相手には絶大な効果を発揮する。
クリリン曰く「そんなに難しい技じゃない」との事だが、元の使い手の天津飯以外は悟空とセルしか使っていない。ハゲ頭じゃないと意外と難しいのか?
フリーザ編のドドリアとの戦いで初使用。以後は何度も命を助けてくれたクリリンに欠かせない技。
太陽拳を知る相手はこの構えを見ると反射的に目を瞑ってしまうため、これを応用してフェイントにも用いられる。
さらに上位となる100倍太陽拳があり、こちらは腕で目を覆っていても目が晦んで動きが止まるという完全ガード不能技。
とは言え何度も使える(見せられる)技では無く、クリリンの奥の手と言える。

  • 気円斬
サイヤ人編にて初使用。
クリリンが独自に編み出した、クリリンの代名詞ともいえる技。
気を円盤状のカッターにして放つ。
威力は不明ながらも切断力がかなり高いようで、ちょっとやそっとではガードできない。
しかも戦闘力が圧倒的に格上の相手でも通用するという利点を持つ。
放たれたナッパは「くだらん技」と完璧に油断し、真正面から受ける気でいたが、ベジータの忠告がなかったら確実に死んでいた。
餃子自爆や天津飯の気功砲ですら直撃してもナッパに大したダメージを与えられなかったことを考えるととんでもない殺傷力である。
フリーザ戦でも使用。戦闘力75000のクリリンが戦闘力100万超えのフリーザの尻尾をぶち切った事でもその殺傷力の高さが窺える。
アニメ版では完全体セルにも使用したが、さすがにこちらには通じなかった。
映画ではなんとバイオブロリーの首をほぼ切断している。…すぐ修復されたけど。

その使い勝手の良さから非常に愛された技で、悟空・ベジータ・フリーザ・18号も真似て使った。アニメではセルも使っている。
なお、悟空の気円斬は油断してたとはいえノーマル状態でブウを切断した(こちらもすぐ再生されたが)。
太陽拳と組み合わせれば良かったものを…。ちなみに上記のブウを切断した場面では悟空は瞬間移動と組み合わせるという即死コンボで使っている。
超では3枚(+1枚)の動きを同時に操作するフリーザのパクリ返しを披露し、「気円斬 三枚刃」という分裂する新技を繰り出した。
ヤムチャ涙目である

他にもフリーザ戦で放った気円斬を連続で撃つ「気円連斬(気円烈斬)」という派生技もあり*1、ゲーム作品でクリリンの究極技として扱われることが多い。

  • 高エネルギー波
特に技名はなく、追跡・拡散の二つのタイプがある。どちらも不意打ちを目的としたクリリンらしい技巧技。
追跡の場合は天下一武道会のマジュニア戦にて使用。両手からそれぞれ繰り出される二つの気砲。
実はこのエネルギー波は囮であり、上手く誘導し気をそらせて背後に周り、拳の一撃を当てるなど撹乱に使う技である。
これが手動操作の繰気弾より先に出てきてしまった辺りがヤムチャのヤムチャたる由縁のような気がしなくもない*2

拡散の場合はかなり大きな気弾を放ち、敵の目の前で上空に曲げ、複数に分裂させてシャワーのように浴びせる技。
拡散前はピッコロ曰く「凄まじいエネルギーだがスピードがない。避けろと言っているようなもの」だが、上空に軌道を曲げる際は一気に加速する。
更に上空から拡散後は高速で落雷のように降り注ぐ為、初見で避けるのはなかなかに至難の業。
サイヤ人編にて初使用。爆死したヤムチャの仇を取る為に栽培マン4体・ベジータ・ナッパに使われた。
分裂した1発1発が栽培マンを倒せるだけの威力を持つが、エリート級サイヤ人達には通じなかった。
また追尾型と違い拡散型には追尾性はないらしく、栽培マンを一体撃ち漏らしていた。
その特性からRPG作品で愛された技で、「拡散エネルギー波」表記で全体攻撃になっている事が多かった。
栽培マンの戦闘力は1200、ヤムチャの戦闘力は1480、クリリンが気を開放した状態で1770である。
この戦闘力で6分の1に拡散して1200の栽培マンを即死させているというのも地味にすごい事。

  • 舞空術
これも鶴仙流から輸入。作中で一番使われた定番中の定番。
マジュニア戦にて初使用。作中亀仙流の戦士としては初の使用で、しかも独学のため亀仙人は「信じられん」と驚愕し、天津飯も「自分だけいつの間に…」と感嘆していた。
後にほぼ全員の戦士がマスターしている。悟飯がビーデルに教えたりと、それなりの実力者であれば気の操作のコツを掴む練習にいいらしい。

  • 残像拳
目にもとまらぬ速さで移動することで残像を作り出し、相手を翻弄する技。
こちらも悟空をはじめ、色々なキャラが使える。
分身ではなく単純なスピード技であるため、その性質上、格上の相手には通じない。

  • 分身
マジュニアや天津飯と共に開発した技。残像拳と違い、本当に自分の分身を増やす技。
アニメ版で使用し、三人に分裂してナッパと戦った。(この際、分身したクリリンがやられて積み重なっており、残像ではない事が描写されている)
天津飯の「四身の拳」と同じ系統の技らしく、気の分散はあるが技能は本体と同じ。攪乱に使用する。パワーダウンするがスピードは同じらしい。


【戦歴】

原作

vs悟空
晩御飯を賭け、石探しにて頭脳プレーにて勝利。
晩御飯を食べることができたものの、亀仙人やランチさんと共にフグの毒に当たる。
よく死ななかったな…(特にランチさん)

vs多林寺No.1
かつての修業先の先輩。
性格は悪くかつて同門のクリリンをいじめており、天下一武道会で再会時も嘲笑していた。
クリリンも最初は萎縮していたものの、修行の成果ですでに実力は遥かに上回っており軽く蹴り飛ばし勝利。
先輩はその後行方不明。アニメ版ではギランに喧嘩売ってKOされてた。

vsバクテリアン
悪臭に苦戦するも悟空から「お前には鼻がないじゃないか」との助言を受け見事に勝利。
お前ブルマのパンツに入ってたドラゴンボールの匂い嗅いでたやんけ

vsジャッキー・チュン
下着作戦など善戦するも実力負け。
なおけん制のためハナクソを飛ばしている。
バクテリアン戦は悟空が間違えていて、自分でも焦って忘れていたとでも考えるしかない。

vsブルー将軍
かなりの実力者で超能力の使い手でもあったが、彼をあなどって相手していたために窮地に追い込まれてしまう。
危うく殺されそうになるが、間一髪で悟空が登場したので難を逃れた。

vsドラキュラマン
コウモリにもなれるドラキュラマンに翻弄され、吸血攻撃で敗北。

vs餃子
超能力に苦戦するも頭脳プレーが冴え辛勝する。

vs悟空
天下一武道会にて初対決。「手を抜いたら絶交」と約束しお互いが全力でぶつかる。
尻尾の弱点を上手く突くも、すでに悟空は克服した後であった。
実力負けをしたものの名勝負なのは間違いない。

vsタンバリン
悟空のドラゴンボールを守ろうとするが、首の骨を折られて、死亡する
白熱した決勝戦、天津飯と餃子と和解した直後に起きた惨劇は、悟空たちだけでなく読者にも衝撃を与えた。

vsマジュニア
天下一武道会にて対決。善戦はするものの相手が悪すぎたために降参負け。
しかし、この戦い振りに感動したギャラリーも多く、「素晴らしい武道家になった」と師から賛辞も貰った。
また、マジュニアもクリリンとの戦いの後、世界を簡単には支配できないと警戒を深めている(後述)し、
試合を観戦していた悟空に「目からエネルギー波(怪光線)を出せる」「腕が伸びる」というマジュニアの戦法を結果的に伝えており、
後の悟空の試合を間接的にアシストしている(悟空はどちらも有利に対処しており、「予め見て知っていた」ことは大きかったと思われる)。

vsラディッツ
酔っ払いだと思って追い払おうと油断していた所を尻尾の一撃で吹き飛ばされた。

vs栽培マン
ヤムチャのの怒りから残り4人の栽培マンを拡散エネルギー波にて一掃。逃した一匹はピッコロの手で倒された。
栽培マンだけでなく、ベジータとナッパにも同時に攻撃したが、彼らは無傷だったことに驚愕する。

vsナッパ
ピッコロとのコンビネーションで戦うも、やられないようにするのがやっとだった。
ただ、気円斬が直撃していれば、ナッパを倒せたというのが大方の見解。
…まぁ、そうなっていたらベジータに3人まとめて瞬殺されていただろうから一概にそれが良かったとも言えないのだが。

vsベジータ
悟空が直接対決を望んだ為に悟飯と避難。しかし、劣勢になる悟空の元に再度駆け付ける。
悟空から貰った元気玉を命中させることに成功するが、倒すまでには至らなかった。
大猿悟飯との戦いで完全に戦闘不能となったベジータにトドメを刺そうとするが、悟空の頼みにより見逃した。
こうして見るとサイヤ人編のクリリンは悉く相手を倒せるチャンスで倒せなかったのが、結果的には良い方向に繋がっている。
なお、サイヤ人らの会話から「ナメック星にもドラゴンボールがある」ことを聞き覚えており、この戦いでの死者を蘇らせた功労者である。
(「奴らは確かにこう言った」と言いながら 言ってもいない情報が加わっている ことはよく突っ込まれる)

vsグルド
最長老様に眠っていた潜在能力を引き出して貰ったことで、戦闘力が10000を越えた。
これには特戦隊も多少驚いており、特にスピードでは完全にグルドを翻弄するも、彼の超能力に苦戦。
最終的にはベジータに助けられてグルドには辛勝する。

VSリクーム
ベジータ対リクーム戦に乱入。
口から極太ビームをぶっ放し中のリクームの脳天から膝蹴りを打ち込んだため、口を閉じてしまったリクームは歯が吹っ飛び鼻からビームが飛びだして結構なダメージを負った。
しかし却ってリクームを怒らせてしまい、反撃を食らい一撃で骨を砕かれて戦闘不能。
だが普通に戦っていたらダメージも与えられず瞬殺されていただろう事から、非常に善戦したと言える。

vsギニュー
悟空とチェンジ状態のギニューとの対決。
悟空の体を手に入れたものの、界王拳が使えず力を引き出せないギニューを相手に終始押していた。
チェンジ後のギニューの戦闘力は23,000なので、それを圧倒したクリリンはグルド戦より少なからず成長していると思われる。

vsフリーザ
悟空が回復するまで終始大苦戦だが、第2形態の尻尾を気円斬で切断した。
元気玉の直撃で死の恐怖を感じたフリーザにサイコキネシスで爆☆殺され二回目の死亡。ブチ切れた悟空が超サイヤ人となり勝利。
Vジャンプによれば、この時、クリリンの戦闘力はザーボン・ドドリアを超える75000。
フリーザ戦前にベジータの台詞に「こいつらの戦闘力はどんどんと上がっている。特にチビの方(=悟飯)は自分でもよく分かっていないほどの底力を秘めている」という台詞があり、クリリンも戦闘力が上昇していることがわかる。
これは上記の悟空体ギニュー戦で23000のギニューを圧倒していた事からも事実だろう。
仮説だが最長老の潜在能力解放は一回で急激に能力を上げるだけではなく、経験を積むかもしくは時間経過で徐々に上がっていく物だったと考えれば納得がいく。

vs人造人間17号人造人間18号
多数の戦士と共に戦うも実力の差から傍観しか出来なかった。
この時に18号から挑発でキスを受け惚れる。
クリリンちょっと表に出ろ。

vs完全体セル
18号を吸収したセルに激昂。殴り掛かる特攻をするも簡単にあしらわれる。
アニメでは気円斬が首にクリーンヒットするも、全く通じなかった。気円斬の必殺神話が崩れた瞬間である。

vs18号
結婚後、しっかりすることをしていたと思われる。
どっちが先に果てたかは不明だが、種を仕込んで孕ませた意味で、アッチの意味での戦闘力も高いことがうかがえる。
爆発しろ。いやもうしてたわ。

vsプンター
久しぶりの天下一武道会。嫁と共に賞金目当てで参加し、暫くの間無双をして天下一武道会が遊びじゃないってとこを見せつけ完勝。

vsダーブラ
バビディ等を見ていたものの、奇襲してきたダーブラに石にされる。

vs魔人ブウ
天界に乗り込んできた魔人ブウにチョコにされ食べられ三回目の死亡
アニメではそのシーンが描写されたが、18号たちを逃がすために死を覚悟で単身特攻していくなど、男らしい一面も見せた。

ドラゴンボール超

vsフリーザ軍残党
何百人もの兵隊相手に無双の強さを発揮。今更この程度の相手に苦戦するはずもない。

vs孫悟飯
力はあるが経験の少ない悟飯を戦術で一杯喰わせた形。
ガード不能の100倍太陽拳で動きを止めてからのラッシュで場外に落としてクリリンの勝利。

vs悟空(超)
気円斬3連射→太陽拳のフェイントからエネルギー弾連射→最初に投げた気円斬3発をUターンさせる。
気円斬を悟空のエネルギー弾で破壊させた時の爆風に紛れてパンチで吹き飛ばし高エネルギー波で追撃。
悟空が衝撃波で高エネルギー波を相殺した時にできた瓦礫に気を消して潜伏するがばれる。
しかし最初の気円斬連発中に小型気円斬も隠して発射し、こっそり悟空の足元を繰り抜いてトラップを作っていたなど戦術で悟空に舌を巻かせた。
最後にかめはめ波を撃ち合うがあろうことか相手は超サイヤ人ブルーなので勝てる訳も無く、18号が援護したことで何とか助かった。
実力を見たかっただけなので決着は無し。超サイヤ人ブルーの姿でかめはめ波撃ち合うのは実力を見たかっただけというには殺意高すぎるというツッコミもあるが

力の大会

vsジウム
クリリンの気円斬三枚刃と亀仙人のかめはめ波で勝利。

vsショウサ
クリリンと18号の連携技で勝利。

vsマジョラ
的確に相手の嗅覚を潰しかめはめ波で勝利。

漫画版

vsユンパ
気円斬と残像拳を駆使した戦術で勝利。

スーパーヒーロー

気円斬で18号を守ったり、太陽拳で隙を作ったり、ピッコロに巨大化を思い出させたりいぶし銀な活躍を果たす。


【評価】

  • ピッコロ 「ふっふっふ……正直驚かされたぞ。…………舞空術になどではない。貴様の技や動き、そしてタフさにな」
滅多に他人を褒めないどころか、この時点では完全悪人のピッコロにしては最大級の賛辞。
実際、この発言の後にピッコロは「勢い余って殺してしまった」と思うほどの、手ごたえのある一撃をクリリンの頭部に叩きこんでいるのだが、
死ぬどころか、よろよろながらも起き上がってきた(直後に尻もちをつき、さすがに限界を悟って降参したが)クリリンに心底驚いている。
自分の認識の甘さや慢心を悟り「どうやらたやすくはこの世をオレ様のものにはできんようだな」と警戒しており、
クリリンの戦いぶりが、悟空同様の警戒すべき相手と判断させた事は特筆出来ることだろう。
以後、ピッコロはクリリンと早期から信頼関係を築いている。

  • ベジータ「ほう!動きだけはなかなかのものだ」
プライド高きベジータにしてみれば正当に評価したのだろう。
なお、クリリンに限らずZ戦士はフリーザ軍と比較して、パワーよりもスピードが優れている様子がある*3

  • ヤムチャ 「平気! 平気! あんなのどうって事ないさ! お父さんは世界で一番強いんだ! ………地球人の中じゃね」
ヤムチャの言葉が意味するように、地球人No.1の強さを誇る。
……と言われているが、本当にそうなのだろうか?忘れてはいないだろうか、セル編が終わった後も修行を続けていたあの三つ目の人こと天津飯である。
彼のセル編以降の登場シーンは超3ゴテンクスを吸収した魔人ブウとアルティメット悟飯が戦っている際
ブウが悟飯に放った気弾を気功砲で消して登場したのである。
その後、魔人ブウに蹴られて退場するが、その際ブウに相当な達人と絶賛されるのだ。
しかも蹴られたが(全力ではない)、致命傷にはならなかった(クリリンは完全体セルに蹴られて死にかけた、もちろん全力ではないが…)。
つまり上記のピッコロさんの賛辞が霞むほど天津飯は凄いのである。
(ただし、後年に天津飯は実は宇宙人の末裔という設定に変更されて地球人からは除外されているし、そもそもピッコロもクリリン戦後に天津飯の多彩な技に驚いている)

  • 天津飯
その天津飯とは同じ坊主格闘家同士、割と仲が良い。
敵対していたころからも「さすがクリリンだ」と称賛しており互いに実力を認め合ってはいたが、
その後も人造人間編にてクリリンが寒がり上着を買うカネを欲しがった際に「俺だって寒いんだ」とナチュラルに弱気を吐き漫才していた。
その際一緒にいたピッコロは寒さを感じない為寒がる2人に「地球人は不便だな」とぼやいており、かつて血で血を洗う関係だった3人が仲良くしているのは隠れた名シーンと言えるだろう。
ピッコロに頼めば服を出してくれたかもしれないが、実はピッコロが服を作れる事をクリリンと天津飯は知らないので仕方ないっちゃ仕方ない。
ちなみに天津飯からの呼称は呼び捨てだが、クリリンからは呼び捨てだったりさん付けだったり一定していない。

  • 悟空 「背が低いけど、凄く強い」
正確には悟飯の台詞だが、クリリンの事を悟空はこんな風に評価していた。そして身長の事をネタにされていた事を知ったクリリンは拗ねた
この他にも悟空と対戦した際には「こんなに楽しいのオラはじめてだ」と言われたり、ピッコロとの戦いの善戦っぷりに感嘆して健闘を讃えている。

自他共に認める(改造などしていない)地球人最強であり美人でエロい嫁(18号)と、可愛い愛娘をgetした「勝ち組」。
アニメ版では嫁と出会う前には可愛い彼女もいた(最終的に別れたが)。
特にアッチの戦闘力に関しては地球人最強かもしれない。
そう思うとやたら死ぬ彼の扱いにも納得がいく。
リア充爆発しろ(←マジで爆死しました)

なお、娘の名前の由来は原作者が「クリリン(栗)の子どもですのでそのままマロンからとった」と説明している(ドラゴンボール完全版公式ガイド 人造人間編~魔人ブウ編)。
アニメオリジナルの元カノから付けた説はガセネタであるので注意されたい。


【外部作品での活躍】

GBAゲーム『舞空闘劇』には彼が主役のIFストーリーが収録されている。
フリーザ編までは基本的に原作通りなのだが、人造人間編以降は独自のものとなっている。
何故か未来からトランクスがやってこず(この理由は終盤明かされる)、悟空が心臓病で病死してしまう流れとなっており、
死の間際の悟空から地球の守護を託されたクリリンの戦いが描かれる。

友から託された重大な使命の責任感からか、
  • 17号と18号をピッコロとのタッグとはいえ、戦闘不能に追い込む
  • 17号と18号との戦いで疲弊していたとはいえ、2人にトドメを刺そうとする超サイヤ人のベジータと対等に立ち回る
等、明らかに原作を遥かに上回る戦闘力を発揮している。
更に1日限定で現世に帰還した悟空から短時間で元気玉と界王拳を習得するという、優れたセンスも発揮した。
これはひとえに彼が作中でも屈指の気のコントロールが上手いからできたことである。
尚、ゲーム的には界王拳は悟空のものと同性能ながら、体力の減りが遅いという上位互換性能である。

その後、超サイヤ人となった悟空との模擬戦も制し、彼から「今のお前ならセルに勝てる」と太鼓判を押され、満を持してセルゲームに挑む。
しかし流石に完全体セルの壁は厚く、ピッコロと悟飯は早々に戦闘不能に追い込まれ、自身も界王拳で挑むも、地力の差から劣勢に追い込まれる。

最後の切り札として、戦闘中に同時進行で元気玉を作り上げるという離れ業を決行。
本来ならとんでもないチャージタイムと集中力を要するこの技を戦闘中に行えるのは、彼のコントロール力の高さ故だろうか。
なんとか隙を作ったセルにこの元気玉を叩き込み、見事勝利を掴んで見せた。

ブウ編では原作通り18号と結婚しており、マーロンも授かっているが、未だ戦いに身を置いているせいか髪を伸ばしていない。
ブウとの戦いでは再生能力に苦しめられるも、全力のかめはめ波でバビディごと消滅させている。
尚、この際にクリリンの背後に悟空が現れ、同時にかめはめ波を放つというなかなかにニクい演出がある。

番外編では、未来世界からやってきた17号と18号を妻の18号と共に相手にする事に。
未来トランクスが現れなかったのは、上記の二人に殺害されたせいであり、タイムマシンもその際に手に入れた様子。
クリリン的には「18号に手を上げるヤツは許さない」ということで、未来世界の18号を相手にしても戸惑う事なく倒した。
倒した後には流石に「ちょっと心が痛む」と狂気のまま滅び去った二体に同情の念を向けていたが。
一方、現代の18号はクリリンに「アンタがいてくれなかったら、私もアイツ(未来の18号)のようになっていたかもしれなかった」と、正しい道へ導いてくれた事に感謝した。

ドラゴンボール ザ ブレイカーズではトランスボールとなっており、サバイバーは一定時間クリリンになることが可能。
だがどちらかというと活躍してるのは本人よりもアクティブスキルの「クリリンの靴」である。
どういうものかというと相手レイダーに臭い靴を投げつけて一定時間行動不能にするというもの。
どんなサバイバーにも一定の効果がある上に行動を中断させることができるためほぼ必需スキルとなっており、今日もあちこちでレイダーめがけて臭い靴が投げつけられている。

劇場版『超戦士撃破!勝つのは俺だ!』ではラストに髪がないので姿は変わらないが超サイヤ人の出す黄金の気を出しており超地球人?の描写がある。
作画のうっかりなのかは定かではない。
ちなみに劇場版ではここぞというときにZ戦士の中でなぜかクリリンだけ活躍できず、
流れ弾とかが直撃して「なんで俺だけ…」と言うのが『この世で一番強いヤツ』Dr.ウィロー戦からの定番である。
最後に登場したバイオブロリー戦では多少活躍して面目躍如が出来た。


余談だが、地球人最強決戦は
クリリンVS東方不敗(機動武闘伝Gガンダム)
らしい。

……うん、クリリンが勝てる気がしない貴方は間違ってない。だってあの人生身でMF破壊出来るんだもん。
GUNDAM WARでは場合によってはトランザムさえ使える人外に勝てる地球人がいたら見てみたい。
でもクリリンはクリリンで生身で地球を破壊できるサイヤ人編のベジータより強いんだけどね。
ってか、師匠の亀仙人がやれるくらいなので、ラディッツ登場時に既に亀仙人を超えていたクリリンは生身で月を破壊できる
石破天驚拳も真っ青である。
上記のことから作中のイメージがいかに大事かよくわかる。


更なる余談だが、『GT』では「17号の気が消えた……!?」という迷台詞を残している。人造人間だから気は感じられないはず…
まぁ、人造人間も有機パーツを造っている人間ベースの存在なので、気の使い方を勉強して修得なり出来ないことも無いかも知れないが。
いや、でもなあ……

また、その後四回目の死亡を経験しており、生き返った後にウミガメに死の多さを突っ込まれている。

このGTにおいては、悟空とクリリンの最終回に関しては、リアルタイムで追っていた人間にはなかなか感慨深く、評価が高い。

「お前は子供の時みてえだし、武天老師様も昔と変わんねえ。
なんか…俺だけ年取ってよ…すっかり変わっちまった…」



追記・修正は地球人最強になってからお願いします

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最終更新:2024年03月12日 11:59

*1 原作では気円斬と言って放っている。技名はゲームなどから

*2 もっとも本命が肉弾戦となるこの技と、本命が油断させた後の気弾の直撃である繰気弾では用途が違う。さらに言えば繰気弾は相手に当たろうが地面にめり込もうが消滅しない圧縮された気の塊であり、潜ませて不意打ちはもちろん、一発の強力な気弾で何度も滅多打ちにする事ができる利点がある。

*3 ギニューと悟空の戦闘では、界王拳を使わない悟空はギニューの羽交い絞めを解けないなどパワーで劣っていた。にもかかわらず悟空はスピードでギニューを上回っている。