BBドンパ

登録日:2020/09/12 Sat 23:34:40
更新日:2024/04/18 Thu 18:05:18
所要時間:約 4 分で読めます






お前もしかしてボーゾック?

BBドンパ!

俺様の力でチーキュの車達を歌って踊らせ、宇宙に騒音を巻き散らすのだ!
そうすれば……

!!


次回!


踊る騒音公害


道路に飛び出すと、危ないぞ!




チーキュの車達よ、お前達はアーティストだ!シンガーだ!ミュージシャンだ!

さぁ、大空で大合唱をしよう!!それェ!!


BB(ビービー)ドンパとは、『激走戦隊カーレンジャー』の第2話「踊る騒音公害」に登場したボーゾックの荒くれ者。

CV:田中和実*1



【概要】

全身が鉄柵のようなもので覆われた怪人。
歯並びが悪そうな口元を露出させ、大きく反り返ったリーゼントハート型の胴体、背中に描かれた翼の生えたドクロのマークも特徴。
攻撃手段として両腕に装備した三連ホーンや胸部からビームを発射する。

また指揮棒で自動車を自由に操り、この能力から「宇宙のベートーベン」というキダ・タローを彷彿とさせるセンスの異名で呼ばれている。
ちなみに荒くれ者の中では唯一異名に「ボーゾック(一)の~」と付かない。


【活躍】

副長ゼルモダを除いてボーゾックのメンバーがだらけきった様子を見せる中、「パラリラパラリラ」と鳴らしながらバイクに乗って登場。

テメェは宇宙のベートーベン・BBドンパ!

ヘッヘェ~…俺に任せろ!ベーン!!

かくしてチーキュを花火にすべく、ボーゾックの実質的なトップバッターとしてバリバリアンから出撃。

その後、ジョギング中*2恭介にバイクで疾走する姿を目撃され、彼や野次馬の前で演奏を始める。
ドンパの指揮により車達はクラクションを鳴らしながら、チーキュの周囲を取り囲もうと一斉に宙を舞う。

自分達を優れた歌手だと勘違いした車達が、チーキュの大空でクラクションを鳴らす。

するとその音は宇宙の騒音となり…怒った宇宙人がチーキュを攻撃する!

いくら激走戦隊カーレンジャーが強くても、全宇宙の宇宙人を相手にしては戦えまい!!

回りくどい内容だが、2話目にしては大規模すぎるこの攻撃こそがドンパの作戦だった。
…どうやって車に自我が芽生えたのか、そもそも真空の宇宙空間でクラクションを鳴らせるのかといった些細な疑問は気にしちゃいけない。野生の車までいるような世界だし。

驚く恭介の前にゼルモダが現れ、ワンパーを召喚して戦闘に突入する。
変身したレッドレーサーをゼルモダやワンパーが食い止めているうちに演奏を続け、次々と車達を宙に浮かばせていく。

5人揃ったカーレンジャーにも車を操って攻撃し、地面に衝突させて爆発を起こすなど大規模な破壊活動もあって苦戦させる。
だが、そこにダップが完成したギガフォーミュラーに乗って登場し、分離したフォーミュラーウェポンをカーレンジャーが手にすると形勢逆転。
ワンパーが次々と倒されていく様子に憤慨し、ビームの一斉掃射でカーレンジャーを攻撃する。

カーレンジャー、まだギガフォーミュラーの最終兵器がある!

説明書を読むんだ!

説明書?

ダップの言葉を受けてレッドレーサーが周囲を見渡すと、タイヤの下敷きになりながら燃えている説明書があった。

組み替えると……『フォーミュラーノバ』になる!

5人は説明書の燃えているページを読みながら、フォーミュラーウェポンを必殺武器の『フォーミュラーノバ』に合体させた。
ワンパーを回収したゼルモダに続いてドンパも撤退しようとするが、背後からフォーミュラーノバの直撃を受ける。
ドンパの敗北と共に車達は正気に戻り、そのままチーキュに戻っていくのだった。

その後、ゼルモダ達と共に命からがらバリバリアンに帰還するが、騒音に怒った宇宙人の乗るUFOがビームでバリバリアンを攻撃。

ウルセーーーーッ!!!!

他のメンバーが身をすくめてかわす中、ドンパだけはビームの直撃を受けたのか、腕だけを残して消滅してしまった……


BBドドンパ

第9話「(スター)へのUターン」冒頭で登場したドンパそっくりの怪人。リーゼントが金髪になっている点以外はあまり違いがない。
いきなり巨大な姿で登場し、カーレンジャーを踏み潰しや口からの火球で攻撃しようとした。

RVロボが合体直後に放ったRVソード・激走斬りで爆散した…ところで目を覚まし、寝ボケた状態で社長にも激走斬りをかます恭介。
全ては夢の産物に過ぎず、実際には存在しない荒くれ者だった。

この時の居眠りから社長と一悶着起こし、会社を辞めようと考えていた恭介があるレーサーと遭遇するのはまた別の話。


【余談】

デザインを担当した野崎明氏によると、レギュラー陣の延長線として進められ、ミュージシャンやスピーカーといった音楽要素にゾンビも加えているらしい。
更に『ジャッジ・ドレッド』の影響から無国籍なアウトロー風になるよう一捻り加えて完成し、野崎氏にとってもお気に入りの一体であるとの事。

Vシネマ『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』では、SS(スタスタ)スタタンゾの家出したくなるガソリンを入れられた車達が一斉に宙を舞うという、今回と似たような光景が描かれた。

CVの田中和実氏は今回が唯一の特撮出演となった。



追記・修正はクラクションで演奏しながらお願いします。

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最終更新:2024年04月18日 18:05

*1 OPだとノンクレジット。

*2 実際は、ダップがギガフォーミュラーの調整不足について数々の専門用語を交えて一人で喋り出した事に辟易して脱走した。