マイロ・マーフィーの法則

登録日:2020/11/28 (土曜日) 10:23:02
更新日:2021/07/29 Thu 19:14:11
所要時間:約 4 分で読めます





マイロ・マーフィーの法則(Milo Murphy's Law)は、ディズニーが製作したテレビアニメの一つ。

概要

フィニアスとファーブ』の原作者として有名なダン・ポベンマイヤー氏とジェフ・マーシュ氏が手がけた作品。
そのため舞台は『フィニアスとファーブ』と共通の世界であり、一部のエピソードではフィニアスやファーブなどお馴染みのキャラクターもゲスト出演している。

マーフィーの法則をテーマとしたSFアニメであり、主人公のマーフィー少年は、マーフィーの法則を提唱したエドワード・A・マーフィー・ジュニア氏*1の子孫であるという設定である。

日本では有料放送のディズニー・チャンネルで放送されている他、かつては無料放送のDlife*2でも一部のエピソードが放送されていた。

同じ作者の『フィニアスとファーブ』や、ディズニーの他のドラマに参加していた声優の一部が、本作品の一部のキャラクターの声を担当していることでも有名である。

登場人物

マイロ・マーフィー

CV:小松史法

主人公。いつも元気な中学1年生の男の子。
明るい性格で、座右の銘は「人生思いっきり楽しまなきゃ損」
彼の周りではマーフィーの法則の発生確率が非常に高くなっているらしく、(本人の意図に関係なく)突然モノが壊れたりするなどのハプニングが発生し、ときにはそれが連鎖反応を起こしてカオスなことになってしまうことも。そのため一部の人間からはあからさまに距離を置かれている。
しかし本人は前向きであり、常に持ち歩いてるバックパックに入っている道具を使ってそれすら楽しい冒険に変えてしまう。

メリッサ・チェイス

CV:丸山有香

もう一人の主人公の女の子。マイロとは幼い頃からの親友であり、良き理解者でもある。
男勝りで気が強いが、根は優しくて面倒見が良く、しっかり者。頭も良く成績優秀。クラスでもお姉さんのような存在である。
また、中学1年生にしてはおっぱいが大きい。同じ作者のキャラクターであるキャンディスの方が年上なのに…。
マイロとは小学校の頃からの付き合いだが、最初の頃は他の子供たちと同じようにマイロを敬遠していた。だがどんな危機に遭遇しても決して諦めないマイロの勇気を見て親友になったというエピソードがある。
理科の自由研究の作品の上にジェットコースターが落ちてきて台無しになってしまったことがトラウマである。
彼女のパパは消防士である。

原語版の中の人が『ガール・ミーツ・ワールド』というドラマに出演していたサブリナ・カーペンター氏であることから、それに対応させる形で日本語版の『ガール・ミーツ・ワールド』のマヤ・ハート役と同じ声優を起用している。

ザック・アンダーウッド

CV:阪口周平

マイロやメリッサが通う中学校に転校してきた少年。おそらくインド系かアフリカ系アメリカ人。
マイロやメリッサに比べると気が弱く小心者。特に魚は見るだけでパニック発作を起こすほど苦手。
マイロたちと行動を共にするようになってからは昔よりはメンタルは強くなったようだが、魚だけは未だに苦手らしい。
実は元々はボーイズバンドのメンバーだったという過去を持つ。
ママはお医者さんである。

マーフィー家

マイロの家族。

マーティン・マーフィー

CV:祐仙勇
マイロのパパ。町の安全検査官。
息子と同じように彼の周りでもマーフィーの法則が発生しやすい。

ブリジット・マーフィー

CV:友永朱音
マイロのママ。職業は建築家。良妻賢母である。

サラ・マーフィー

CV:阿澄佳奈
マイロのお姉ちゃんである女の子。高校生。見た目は金髪碧眼で、マーフィー家の他の人間とはだいぶ異なる。
「ドクター・ゾーンファイル」というSFドラマの大ファンで、ファン仲間とのチャットで忙しいらしい。ケータイ依存症である。

ディーオージー

マイロ家の愛。マイロがいるところにはほぼ必ずと言って良いほど現れるが、その度に「うちに帰れ」と命令されてしまう。だが全くのネタキャラ・役立たずというわけではなく、稀にマーフィーの法則の収束に役立つこともある。
名前の由来はおそらくDOGを意味する英単語)。

アマンダ・ロペス

CV:友永朱音

マイロ達の同級生の女の子。髪色は紫。
完璧主義者で、計画が狂うとパニックになってしまう。そのため彼女はマイロを敬遠している。マイロは彼女に片想いしているのだが。

ブラッドリー・ニコルソン

CV:白石兼斗

メガネをかけた少年。マイロとは正反対のネガティブな性格の少年で、学校の人気者であるマイロに嫉妬している。
嫌味を言うことが多い。性格が悪いので学校では嫌われている。

エリオット・デッカー

CV:陣谷遥

町の安全対策委員長を自称している変人。もっとも、実際にやっていることは交通指導のボランティアなのだが。
表面に「STOP」、裏面に「MILO」と書かれている赤い標識(止まれ、マイロ)を常に持ち歩いている。
町の要注意人物である(と思い込んでいる)マイロを敵視している。
一度マイロがいない世界を体験したことがあったが、自分の存在価値を失いかけて絶望、元の世界に戻った後は以前のようにマイロを敵視しなくなった。

ちなみにサラが通っている高校の卒業生である。

バルサザール・T・キャベンディッシュ

CV:西村知道

22世紀の未来からマイロ達が住む町にやってきたタイムトラベラーである老紳士。任務は上司の大好物であるピスタチオを守ること。
ドジなため実は何度も死んでいるのだが、相棒のダコタの活躍によって命を救われている(後述)。
毎回任務をマイロに邪魔されているため(勿論マイロに悪意はない)、マイロを敵対組織のエージェントと誤解していたが、とあるエピソードでその誤解は晴れる。

中の人は英語版、日本語版ともにモノグラム少佐と同じ。

ウィニー・ダコタ

CV:多田野曜平

キャベンディッシュの相棒で、オレンジ色のジャージ姿の男。
相方と違って任務に対する情熱はそれほど強くなく、のんびり屋である。また、何かをつまみ食いしている描写が多い。動物園が好き。
実は相方よりもしっかり者であり、ドジなキャベンディッシュが死ぬ度にタイムトラベルをして悲劇を防いでいる。その際、同じ時間軸に自分が2人いてはいけないので、古い時間の自分を「ダコタ島」に島流ししている。ちなみにダコタ島には100人以上のダコタが住んでいる。

中の人は英語版、日本語版ともにドゥーフェンシュマーツ博士と同じ。

タイム教授(ハインツ・ドゥーフェンシュマーツ博士)

CV:多田野曜平

フィニアスとファーブ』からのゲストキャラクター。
本作ではタイムマシンを発明した偉人、タイム教授として登場している。キャベンディッシュやダコタは彼のことを尊敬している。
マーフィーの法則によって自前のビルが崩壊してしまったため、マーフィー家に居候させてもらっている。


追記、修正はマイロと一緒に冒険した人にお願いします。



最終更新:2021年07月29日 19:14

*1 実在の人物で、航空工学の研究者である。

*2 現在は閉局している。