鋼鉄武装アドベンジャー/海賊戦艦キャプテンシャーク

登録日:2020/12/31 (木曜日) 20:01:09
更新日:2025/05/31 Sat 06:50:01
所要時間:約 10 分で読めます






鋼鉄武装アドベンジャー海賊戦艦キャプテンシャークは、サンライズ・名古屋テレビ(現:メ〜テレ制作のロボットアニメ勇者シリーズ』第六作『黄金勇者ゴルドラン』に登場するロボ




チェイーンジ!


鋼鉄武装! アドベンジャー!!



鋼鉄武装アドベンジャー



データ

全高:20.1m
SLモード時全長:26.5m
重量:38.2t
最大出力:96,000馬力
最高速度:135.2㎞/h(SLモード時2550.5㎞/h)
武器:メガライフル
   アイアンキャノン
   スマートガン
   ガトリングショット
   4連装フットランチャー
   4連装ショルダーランチャー
   ヘッドフラッシャー



概要

初登場は第2話「その名はアドベンジャー」。
原島タクヤたち悪ガキトリオ(通称メケメケ団)が黄金剣士ドランに続いて蘇らせた二人目の勇者。
伝説の黄金郷『レジェンドラ』を守るために超文明の技術で生み出された黄金の勇者の一人(一体?)でもある。
水色のパワーストーンから復活、実直で勇猛果敢な性格でタクヤたちに仕える。

ドランの記憶に残された、四角錐のマークを元にアジプト大陸のホラミッドを探索するタクヤたちがスミインクスの問題にすべて答えることでパワーストーンを入手。
最後の問題はドランのフォローがなければやばかった
復活後はC62型蒸気機関車にも似たSLモードからロボットモードに変形。レジェンドラの勇者8人の中では唯一、単機で合体機並みの巨体を誇る。

復活後は、タクヤのアイデアで石ノ輪港に漂着した廃タンカー内で待機、隠れ家兼勇者たちの輸送拠点として運用される。
線路なしでも走行できるが、水中移動や飛行も可能。
復活した勇者たちの記憶に残されたヒントを手がかりに、パワーストーンを求め世界中を冒険する。
後半はレジェンドラに通じる線路『光のレール』を走り抜け、宇宙を股に掛けた大冒険に乗り出していく。
ブリッジ内はタクヤたちだけでなく自動車モードのドランが入り込めるほど大きいが、それ以外の勇者はコンテナで待機している。


戦闘力

素手でも充分強く、初陣では悪太ことワルター・ワルザックの駆るデザートロンの人工砂嵐攻撃を片手で防ぎ止め、拳一つで巨大ファンを粉砕する強さを見せ付けた。

第11話「出現!超ド級要塞ロボ」におけるザゾリガン戦では、『主』ことタクヤが負傷したことで頭部の煙突を吹かせ激怒。
この後、真の力である『フルアーマーモード』が解放され、以後この形態がデフォとなる。
右手に持つビームライフル『メガライフル』をはじめ、右肩の長距離キャノン砲『アイアンキャノン』、右腕の『スマートガン』に左腕の『ガトリングショット』
さらに両脚部に内蔵されたミサイル砲『4連装フットランチャー』に左肩のミサイル砲『4連装ショルダーランチャー』と全身これ武器の塊。
全火器を一斉掃射する攻撃も強力だが、胸部のカバーを展開し大型プラズマ光弾を発射する『ギャラクティカバスター』が最大の必殺技。

それ以外にも額のランプを発光させ敵を撹乱する『ヘッドフラッシャー』や放水機能を持つ。

当初のモチーフは武蔵坊弁慶であり、武器を大量に持っているのはその名残である。



宇宙の海は俺の海。


海賊戦艦・キャプテンシャークとは、俺のことだ!!


海賊戦艦キャプテンシャーク



データ

全長:20.7m
戦艦/バトルタンク時全長:42.5m
重量:68.3t
出力:1,072,000馬力
最高速度:260.2km/h(戦艦時マッハ15.5、バトルタンク時546.5km/h)
武器:キャプテンソード
   ショルダーキャノン
   16連装スパイラルランチャー
   シャークハーケン
   ロケットアンカー

CV:山野井仁


概要

実弟であるシリアス・ワルザックの駆るデスギャリガンに敗れたワルター。
彼が自身の駆るリバイバロンごとに飛ばされた際、意識が朦朧とする中で偶然掴んだ黄色のパワーストーンを手に呪文を唱えたことで蘇った勇者が、キャプテンシャークである。
レジェンドラの伝承にも記されていない勇者で、地球に眠る8つのパワーストーンがすべて悪人の手に落ちた時の為に生み出した保険的存在。
ロボットモードお披露目回でもある第35話サブタイトル通りの『掟破りの新勇者』ともいえる。
単体で合体機並みのサイズ、かつフェイスマスクがなく口元が露出している勇者もシリーズでは歴代唯一で、メタ的にもやはりイレギュラーな存在といえる。

自ら「レジェンドラの勇者にして宇宙海賊でもある」と称している。
性格もまたの男らしく豪快で気風がよく、どんな相手でも弱音を吐かず真っ向勝負を挑んでいく。
ワルター改め宇宙海賊イーター・イーザックを『船長』と呼び、彼の命令を「アイアイサー!」と引き受け行動する。

通常は巨大なサメ型宇宙戦艦モードで宇宙を航行、のレールに乗りレジェンドラへと向かうタクヤ&ドランたちを陰ながらサポートする。
ロボットモードはその名の通り海賊帽状のメットと右目の眼帯状のスコープ、そして胸にあるサメの顔が特徴。
メット部と胸部にはパワーストーンとクロスボーンが目立ち、あたかも海賊のシンボルマークである髑髏マークのごとく形成されている。


戦闘力

海賊らしく荒削りだが、型にはまらない豪快な戦い方が得意。
戦艦モードの砲塔は『ショルダーキャノン』として運用、右腕には『シャークハーケン』というモリ、左腕には『ロケットアンカー』というフック状の鉤爪を装備。
右手に携えた曲刀『キャプテンソード』で立ち塞がる敵を斬り捨てては右肩の『16連装スパイラルランチャー』による速射攻撃で木っ端微塵にする。

シリアスが送り出した対勇者ギア・バザルドのオールレンジ攻撃にもびくともしない頑強さも持っており、それを生かしてバトルタンクモードに変形し突進することも可能。
保険的存在の名は伊達でなく、グレートゴルドランを除く他の合体勇者いずれをも凌駕するパワーを持っている。
惑星ソドラでは、本物より22%強く作られたレジェソドラの偽勇者軍団をキャプテンひとりで一蹴するという強さを見せつけた。

困ったときの神頼みならぬ鮫頼みとはこのことか。


合体技


ハイパーギャラクティカバスター


キャプテンシャークとアドベンジャーの合体技
SL形態に変形したアドベンジャーがスパイラルランチャーと換装する形でキャプテンシャークの右肩とドッキング。
キャプテンのエネルギーを巨大バズーカ砲に見立てたアドベンジャーに注入することで、より強力な破壊光線を発射する。
39話にてギャラクティカバスターの通じないエンブリオに対して使用、ビームの競り合いを制する形で敵を撃破した。

合体して他の勇者の武器になれる勇者は他のシリーズにも存在していたが、主役ロボ以外で合体して武器になる勇者はキャプテンシャークとアドベンジャーの組み合わせが唯一である。
一方の主役ロボに合体する勇者である空影は単純な武器にならず直接的な中間強化形態の合体要員という立ち位置で、アドベンジャー&キャプテンシャークとの差別化もバッチリと抜かりがない。
また、この合体により本作登場の勇者は、大型サブ勇者ロボを含めた全員が合体機能を持つというすごいことになっている。



今こそ我々の力を、一つに合わせる時!!


いくぜえええいっ!!

黄金の力!

一つに集め!

ここに生まれし!

大いなる!

奇跡!



ミラクルギャラクティカ!バスタァァァァァッ!!


ミラクルギャラクティカバスター


ハイパーギャラクティカバスター発射状態のアドベンジャー&キャプテンを中心に、全レジェンドラの勇者のパワーを結集させて放つ超合体技。
アドベンジャーの車体からメガライフル、アイアンキャノン、ガトリングショット、スマートガンを展開後、キャプテンシャークの左部にレオンカイザー、右部にゴッドシルバリオンが固定。
さらにゴルドランが右肩にアイアンキャノンを担いだ後、鷹モードの空影がアドベンジャーのジョイント凸部の出た上部に乗っかる形で発射体制を取る。
その後、黄金色のオーラが勇者たちの全身を包む形でエネルギーチャージ完了後、ゴルドランの頭部が吹っ飛びそうなまでに凄まじい威力のビームが放射される。

この手の超合体技としては珍しく、通算3度登場している。
初使用は43話で、キャプテンシャークすら苦にしなくなった強化型エンブリオ戦で使用。
5機が合体して全勇者を苦戦させたエンブリオを一撃で貫き、後方遥か遠くにいたデスギャリガン3機もまとめて始末した。
次の44話ではレジェンドラの門を通過する際、強いエネルギーを放つ集合形態か必要になったため非戦闘目的で使用。一度目は弾かれて失敗したが、その後同じく通過に失敗したシリアスと一時的に手を組み、ミラクルモードとシリアスの艦隊のエネルギーを合わせることで通過に成功している。
更に続く45話ではシリアスがタクヤ達のいる惑星ラドンに向けて旗艦シュヴァンシュタインの惑星破壊兵器プラネットバスターを放とうとしたためまたもや使用。再び強力なビームの競り合いとなる。
シリアスが限界値を超えて出力を上げた結果、一時は競り負けそうになるも、シュヴァンシュタインが程なくオーバーヒートを起こしてパワーダウンしたため、そのまま押し切って致命的なダメージを与えるに至った。
このときはお子達と離れていたことや、ビームを押し返す必要があったことからミラクルモードを咄嗟の判断で使用している。


勇者シリーズの超合体技は強い雑魚敵1体を相手にオーバーキル気味に使われることもあるが、ハイパーモードもミラクルモードもシリアス本人との対決で使用されており、いずれも順当な使われ方をしている。

玩具について

放送当時、スポンサーのタカラから『DX 鋼鉄武装アドベンジャー』(以下、DXアドベンジャー)と『DX 海賊戦艦キャプテンシャーク』(以下、DXキャプテンシャーク)が発売。

『DXアドベンジャー』は劇中通りSLモードからロボットモードに変形、車両後部の石炭庫は真上に回転することで脚部アーマーになる。
外付け装備でノーマルモードからフルアーマーモードに換装可能、計13発のミサイル発射ギミックを備えている。
両脚部カバーを展開することでフットランチャーも展開、左肩のショルダーランチャーともども押し出し式でミサイルが発射される。
右肩のアイアンキャノンはスプリング式でミサイルが飛び、胸部カバーを展開しゼンマイを回す事でプロペラ弾が発射。
本編でも見せ付けた全身火器っぷりおよびギャラクティカバスターを再現している。
玩具オリジナルギミックとして、SLモードの下部にフルアーマーモードの装備がマウント可能。余剰パーツを出さないで済むように配慮されている。
また、『DX 黄金合体ゴルドラン』のゴルゴンおよび『DX 獣王合体レオンカイザー』のカイザーを乗せる台座は巨大なとして左腕に装備することができる。

他にも、機関車形態では自動車モードのドランを格納。車体に空影、付属の荷台はマシンモードのシルバーナイツを搭載しゴルゴン&カイザーの台座ともども運搬可能。
ころがし運転することでちょっとした冒険気分を楽しめるであろう。流石に本編ではコンテナのみだったが、アイキャッチで登場してくれた。
本編での登場は2話(2月11日)だったが、フルアーマーモードが11話(4月15日)まで伏せられていたため、玩具の発売も2ヶ月ほど遅くなった。

『DXキャプテンシャーク』はロボット・宇宙戦艦・バトルタンクの三形態に変形。
マシンモードはいずれも後部ハッチにキャプテンソードを収納可能。
さらに、バトルタンクモードは『DXアドベンジャー』の最後部であるレオンの荷台と連結し『超連結モード』となる。
ロボットモードでは後部のダイヤルを回すことでスパイラルランチャーが劇中同様に16発発射可能。
『DXアドベンジャー』とも合体でき、超合体技であるハイパーギャラクティカバスターやミラクルギャラクティカバスターのシークエンスも再現。
さらに、玩具オリジナルギミックとしてSL形態のアドベンジャーの最後部と連結することも可能。


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最終更新:2025年05月31日 06:50