登録日:2021/01/17 Sun 17:34:00
更新日:2025/02/02 Sun 05:48:10
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父君 あれが資格持たぬ者の分を弁えぬ浅ましき実態!長兄として誠に恥じ入るばかり!
このベンジャミンが責任持って枝打ちし!!カキンの大樹を守る事この場で誓いまする!!
●目次
概要
ハンター世界にある架空国家『
カキン帝国』第1王子。第一王妃ウンマの第一子。
私設兵の数は13名。
外見としては厳めしい顔付きで、筋骨隆々の巨体を持つ男性。
第4王子
ツェリードニヒ=ホイコーロは同腹の弟。
王子ながらカキン帝国の
軍事最高副顧問の地位にも就いており、彼自身を含む彼の私設兵は全員が
念能力者。
尚且つ全員正式な国王軍兵士としての地位を持ち、この兵士たちの経歴はベンジャミン自身の念能力にも生かされている。
そういった経歴からかあまり王族らしい華美な服装は着込まず、専ら平時から
軍服を身につけていることが多い。
人物
直情型でキレやすく、最短の道を好む上に傲慢でプライドも高い……という、パッと見は典型的な脳筋キャラ。良く言えばガチガチの軍人気質。
周辺人物からも敵対者には『その場で死ぬ』か『抵抗して殺される』か選ばせるのが彼なりの慈悲、とみなされているように、非常に苛烈。
他者と同盟を結ぶような考えはあまり持たず、「敵に回せば厄介だが、味方にはかなりしづらい」タイプと評される。
それ故自分以外の王子が王の座に就こうとすることを「身の程知らず」と唾棄し、他の全王子を殺すことに躊躇いがない。
その中でも特に同腹の弟であるツェリードニヒとの関係は最悪で、互いに憎悪を向け合い殺意を隠そうともしない。
腹心のバルサミルコ曰く、「たとえ自分のためだろうと命乞いなどという行為を最も忌み嫌っている」とのこと。
一方で(直前までブチ切れていても)臆せず根拠と合わせて順序良く説明すれば、部下の進言を素直に受け入れて的確な作戦指揮を下せる柔軟性と冷静さも併せ持つ。
実質的な副官であるバルサミルコにはかなり信頼を寄せているように伺え、自身のみで思案するときなども戦略を血の気のままに決めることはない。
その気質をバルサミルコは「豪胆さと部下の進言を聞く度量を持ち、発展途上のカキン国を率いるべき剛柔相備わる王の器」と讃えており、部下からは全幅の信頼と忠誠を預けられている高いカリスマと指揮官の資質の持ち主でもある。
カキン帝国の国是である「世界統一」が目標であり、自分のために死んだ部下のために世界統一を改めて心の中で誓う一面をもつ。
他の弟妹と比較しても頭一つ抜けた王の器を持つ傑物であることに間違いはないが、一方でその苛烈な気質ゆえに父ナスビーが想う「権謀術数に長け、深謀遠慮の才溢れる王子」としての資質にはやや難があるように見受けられる。
能力
ライオンを生身で絞め殺し、すさまじいサイズのダンベルで筋トレをするなど超人的な怪力の持ち主。念能力者。
かなり鍛え抜かれており、かなり近くからカミーラに拳銃を立て続けに撃たれたが、座ったまま一切微動だにせず防ぎきったほど。
「ノーガード・オーラのみで銃撃を無効化する」という行為は念能力者の中でもかなりハイレベルな所行で、これを作中で行った描写があるのは幻影旅団のウボォーギンのみ。
◯守護霊獣
カキン帝国王家に代々伝わる儀式
『壺中卵の儀』により生み出された寄生型の念獣。
屈強な身体と頭部に大きな歯茎がついた
エイリアンのような人型。
側近のバルサミルコからは「次代の王に相応しい雄々しき霊獣」と評されている。
能力不明。
◯星を継ぐもの
お前達の遺志はオレが継ぎ…!!
必ずやこの手でカキンの世界統一を成し遂げる!!
彼に忠誠を誓った念能力者が死亡した場合、その能力を受け継ぐ事が出来る能力。
能力を受け継いだ場合、ベンジャミンの手の指の甲に「☆」のマークが現れる。
クロロやレオルのような、劇中で時折出てくる他人の能力を獲得できるタイプの念能力だが、こちらは発動すれば以後条件無しに永続的に能力を得られるのが特徴。
ただし制約として能力を引き継げるのは
「カキン国王軍学校を卒業し、ベンジャミンの私設兵団に所属している者限定」と非常に限定的。
受け継げる数に上限があるかは不明。
ベンジャミン側にダメージが発生しなので一見ノーリスクの引き継ぎにも見えるが、「自分に忠誠を誓った優秀な念能力者の犠牲」というのは純粋に重く、動かせる戦力という点で見ればかなりの大打撃である。
ベンジャミンにとっては、手札の増加や能力のコレクション目的ではなく、「部下の死を無駄にせずに前に進むための能力」という趣が強いと言えよう。
また、副次的な効果として「能力が引き継がれているか否か」で部下の生死の確認が可能。
部下のムッセはカミーラによって死体ごと消滅させられたので行方不明扱いになっているが、能力が受け継がれていたベンジャミンは即死亡を確信した。
名称の由来はジェイムズ・P・ ホーガンのSF小説『星を継ぐもの』から。
ルビの方はF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を原作とする映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』から。
◇ベンジャミンの護衛(私設兵)
全員が正規国王軍のメンバーであり、皆ベンジャミンに絶対の忠誠を誓っており団結力も強固。
ボディガードらしい黒スーツ姿の一般警護兵と異なり、軍装ベストを着用しているのが特徴。
またベンジャミンが軍事最高副顧問として軍のトップに立っているため、本来私設兵には配属不可能な正規軍で構成された王室警護兵への所属が可能で、これにより各王子に護衛という名目で懐に潜り込めるなど様々な面で他王子の兵よりも有利な権力を持つ。
更には全員が鍛え上げられた
念能力者で、それぞれが単独で推察・判断できる頭脳を持ち、能力自体も私設兵間の連携を前提としているなどチームとして大変な完成度を持つ。
15名所属。
コベントパなど、ウンマ王妃所属兵も兼ねている様子。
当初、一部のものしか知らない秘匿技術=念能力を用いた急襲作戦を早々に展開する手はずだったが、クラピカの緊急通信によってその存在が広まったことと、未知の念獣が深く介入していることが重なり、専門家集団であるハンターが本気で警戒するようになってしまう。
これにより各王子陣営も念の情報収集に積極的になり、「謎のパワーで初見殺し」という奇襲性が失われ作戦を変更。護衛や守護霊獣の能力把握に努め、それぞれの王子の暗殺を狙う。
決して雑ではなく極めて慎重に動いているのだが、護衛の名目で全ての陣営にメンバーを送り込んでいる都合上、物語の進展にあわせて誰かが死にやすく、各陣営の中でも消耗が激しい。
メンバー
・バルサミルコ=マイト
ベンジャミン私設兵隊長。階級は曹長。
やや小柄な壮年の黒人で顔の左側面に傷がある。ベンジャミンを「ベンジャミン殿」と呼ぶ。
ベンジャミンの二面性の強い性格と性質を熟知しており、冷静に注言とサポートを行える側近にして事実上の副官・参謀格。
経験豊富で頭が切れ、操作系念能力の肝でもある「操作系は先手必勝」ということも知っている。
わずかな期間で守護霊獣全体の“ルール”も見抜いたり、「敵の能力が強力ならば使わせなければよい」と多角的な対応もとれる優秀な男。
念の本家とも言えるハンターですら力量や経験によって大きく知識に差が出るにもかかわらず、ベテランプロ並みの知識、洞察力、判断力を持つ経歴の気になる人物。
ベンジャミンに心服しており、直情的なベンジャミンや時に血気流行る部下達のブレーキ役、敵戦力の洞察も行うブレインとして私設兵隊の要となっている。
しかし最優先の排除対象となったハルケンブルグの暗殺を狙おうとした際、逆にハルケンブルグの念能力によってハルケンブルグに意識を乗っ取られてしまうこととなった。
・ビンセント
顔が長く丸刈りで大柄な男性。
警護担当はワブル王子。
もちろん王子の警護は表向きのもので完全な刺客である。その真の任務は他の護衛の排除、法の抵触を避けるカバーストーリーのでっち上げ、そしてワブル王子の殺害。
入室と同時に出迎えの侍女を殺害し、正当防衛を主張ながら部屋に上がりこんでくるという「目撃者や証拠が無ければ裁けない」グレー全開の強引な手口で作戦を開始する。
コイツの立場と任務上、協力・傍観してしまえばそのまま王子が殺されてしまうのはもちろん、反抗的な意思を見せれば「防衛権を行使してそのまま皆殺し」→「適当なストーリーをでっち上げる」展開に進み、そのままこいつを返り討ちにした場合は「護衛全員逮捕」→「フリーになった王子を次の刺客が抹殺する」という乱暴なようできっちり逃げ道の少ない作戦で攻めてきている厄介な相手。
確かに状況としては非常に優位な立場であったが、単独で乗り込んできている上にカバーストーリーを重視していたビンセントは虚を突かれる形でクラピカとビルの連携により瞬時に制圧されてしまう。
法的な証拠の弱さから「自分は護衛に来ただけ」と拘束を免れようとするものの、オイト王妃がビンセントの暴挙を証言すると宣言したこと・能力が割れていないクラピカがビンセントを操る操作系能力を匂わせた(ブラフ)ことで、情報隠蔽のために服毒自殺した。
◯虚空拳
名称だけ判明しており詳細不明。銃弾の効かないビルに使用しようとした。
ベンジャミンとバルサミルコが「念を使える状況なら2対1でも体術で秒刷されるのは考えにくい」と発言していることから直接攻撃系だと思われるが詳細は不明。
発動しようとした矢先にクラピカの妨害を受け不発に終わった。
現在はベンジャミンに引き継がれている。
・バビマイナ
カリフラワーみたいなアフロの青年。
ビンセントの後任としてワブルの元に送り込まれた私設兵で、ワブルの守護霊獣の能力やクラピカらワブルの護衛の念能力の把握を任務としている。
ベンジャミンからは『最重要任務』と通達されているが、その仔細は不明。
思慮深く冷静沈着な青年。潔癖症なのか能力に影響があるのか、人に触られた個所をはたいたりしている。
能力の詳細は不明だがカウンター型の念能力者で、王族の居室を覆い尽くすほど広範囲に広がる円も使えるなど相当の手練れ。
他の王子の心配をもするオイト王妃の心情を慮ってか、オイトやクラピカの監視のための円を解いたりする一面も持つが…?
オイトの優しい性格を見た後は、時にオイトに対して協力的な姿勢を見せたり、クラピカにもほとんど干渉せず情報収集に徹する姿勢を見せる。
その姿はヒュリコフから悠長ではないかと思われもしたが、クラピカの優秀さを見たヒュリコフは後にバビマイナの慎重な方針を肯定している。
・ヒュリコフ
あご髭を生やした、垂れ眉で角刈り頭の巨漢。
他のメンバーと比べると粗野な印象が強く、実際銃撃の報復から拘束時にカミーラの腕をへし折ったりしているが、任務の話などでは常に真剣で、邪険に扱われたり挑発的な言動をされても全く意に返さない等ちゃんと切り替えられる人物。
大変な洞察力の持ち主で、長年の経験から相手の外見・仕草・話し方などの所作を通じて念の特性や系統のヒントを掴むことができる。動きが無くとも纏を見るだけでもどの系統か推測が可能。
ヨークシン編でも見せたようにクラピカは常に鎖を出しておくことで自身の系統を操作系だと誤認させるように仕向けているが、オーラをみて具現化系だときっちり見破った。
その洞察力はベンジャミンらにも評価されているらしく、クラピカ達の念能力の把握のため講習会の参加者に選ばれた他、「自分はヒュリコフほどの目利きではない」と自身の判断に確実性を見出せないメンバーもいるほど。
念講習会では、当然ながら既に念使いであることを公言もしており、クラピカによって助手役としても使われている。
「そもそも念能力者か否か」も見ただけで判別する事ができ、継承戦の物語的にも美味しい役どころ。本人曰く、横から見た眼球周辺のわずかな揺らぎがもっとも顕著に現れる違いとのこと。
念講習会の場で、隠れ念能力者を4人発見する。
該当者の内の3人、ハルケンブルグの守護霊中の能力を受けた彼の部下二人、“11人いる!”の念能力の対象となっていた第10王子従事者はそもそも無自覚な上に「念の影響下にある」といった方が正しい状態だった。
もう一人である第5王子陣営のロンギはかなり巧妙に偽装しており、明らかに手練れだったために“11人いる!”の念能力者だと予想する。
・ムッセ
左右で目の形が異なる男。これは念能力使用中の目は大きな目つきとなるため。
警護担当はカミーラ。
カミーラの護衛達から行動を制限されているが意に介さず、鳥状の念を用いて盗聴を行っている。
カミーラがベンジャミン殺害を公言し行動に移そうとした際、彼女の能力が迎撃型と気づきながらも「殺害できれば最善。能力を把握できれば次善」と自分への迎撃を覚悟の上で射殺。
自身の懸念通り、彼女の能力により逆に殺害され死亡した。
だが最後まで己の責務を遂行した結果、命と引き換えにベンジャミンにカミーラの能力の一端を伝えることに成功するファインプレーを見せ、カミーラの拘束に大きな貢献を果たした。
その体はカミーラの能力で抹殺され痕跡もカミーラの部下によって消されたため、カミーラ側は「ムッセがカミーラを殺そうとして失敗し逃亡、ベンジャミンが匿っている」と主張、ベンジャミン側は「匿っていない」と主張しているため、公的には死亡ではなく行方不明扱い。
◯裏窓の鳥
3種類の鳥の念獣を具現化して操る念能力。
諜報に特化した念。
ミミズクは対象者に触れることで発動し、術者にしか視えず、対象の言動全てをテレパシーで術者に伝える。対象を見る時、片目が大きくなる。
他の2種は不明。
現在はベンジャミンに引き継がれており、カミーラの監視が可能。
名称の由来はアルフレッド・ヒッチコック監督の映画『裏窓』及び『鳥』から。
ルビの方はスティーヴン・キングの中篇小説を原作とする映画『シークレットウィンドウ』から。
・シカク
四角い顔が特徴の青年。操作系の念能力者。
警護担当はハルケンブルグ。
念を
バリアのように前方に展開し、ハルケンブルグの攻撃を防ごうとするが失敗。
ハルケンブルグの部下スミドリに意識を乗っ取られ、ハルケンブルグの念能力解明の実験もかねて、スミドリの意志によりルズールスの部屋の前で自害した。
側から見れば、「ベンジャミンの部下が、狂乱したかベンジャミンの命令で自殺したという状況」となった。
バルサミルコはこれを受けて、「操作系は先手必勝。先に操作した方の指示を受ける」はずなのに、「シカクがおそらく操作されていないにもかかわらず自殺を選択」という事態になった理由が分からずハルケンブルグを一層警戒することとなった。
他の王子陣営からも、呪憑型・呪殺型の“死後の念”の持ち主だったのではないかと警戒された。
◯
遊戯王
遊戯王(カルドセプト)を名乗り
デュエルマスターズのシールドのような念を作り出す
矛盾の塊のような能力。
操作系の能力であり、発動時には自身を操作するため、他の操作系の攻撃を受けない長所を持つ。
攻撃してきた相手の念をカード状にして封じ込める能力と思われるが、ハルケンブルグの念攻撃を防げずその効力は発揮される事は無かった。
シカクの自殺後、能力はベンジャミンに受け継がれた。
・リハン
オールバックにした黒髪を持つ厳しい顔の男。
警護担当はサレサレ。
サレサレの守護霊獣の特性を見抜き、自身の念能力“異邦人”で排除に成功した。
守護霊獣も自分の能力で排除できると判明したため、以降は守護霊獣排除担当として“攻撃”の要となっている。
その後ツベッパの警護を担当しているが、守護霊獣が姿を見せないため能力把握に難航している。
その能力から、バルサミルコも彼に満足に情報を与えられないこともある。
理屈っぽい能力に反映されているように考えすぎる面も持ち、シカクの死後には“異邦人”をもつ自分がハルケンブルグの傍について未知数の彼の能力を洞察すべきではないかと思考していたが、「他者に操られないはずの操作系のシカクがなぜか操られて?自殺した」という事実を見落としていた。バルサミルコによると、「『先手必勝』は操作系の肝であるため、リハンは知らないのだろう」とのこと。
◯
異邦人
具現化系能力。
術者がターゲットを定め念を発動すると術者の体内で能力が育ち始める。
ターゲットの能力に関する術者の解析・理解が正しい程ターゲットの能力を凌駕する「捕食者」、つまり
天敵として成長しやすい。
能力の洞察に成功し完成した「異邦人」は念獣となって具現化。自動で動き、ターゲットの念を捕食して無力化する。
相手の能力に応じて変化し、敵が強化系や放出系の念能力の場合は念能力者当人を攻撃したり、時には
除念能力として機能する。
その威力は術者が「ターゲットの能力を未知の状態で正しく予測する」程強くなるため、推理・予測をする意味がないシンプルな強化系や放出系などの攻撃に対しては無力という欠点を持つ。
未知の状態で念能力を解析しなければ意味がないため独力で解析する必要があり、誰かにターゲットの念能力について解説された場合も同様に無力化される。
念獣は自動で動くため、敵が複数の念能力を持っていた場合は相性が悪く、特に“攻撃されなければ使わない”迎撃型を相手が持っていた場合は回避できない。
成功すれば強力な分、捕食完了から48時間の間一切の念が使えなくなるという重いリスクも背負っている。
はっきり言って成功させるのが難しく成功した場合もリスクが重い「下手な鉄砲」だが、「当たりさえすれば必殺である弾丸」。
ウショウヒにフウゲツの守護霊獣の能力をほとんど説明されて本人が少し肩透かしを食らったこともあるが、これは能力の無力化より把握できていることが最重要であり、
その「下手な鉄砲で数も限られる」ゆえにフウゲツに対してわざわざ異邦人を使う必要がないとウショウヒが判断したものと思われる。
名称の由来はアルベール・カミュの小説『異邦人』から。
また、久保田早紀の楽曲『異邦人』の説もあり得るところ。
ルビの方はジョン・マクティアナン監督の映画『
プレデター』から。
・ウショウヒ
丸刈りで吊り目の男。
暗殺対象の傍で機を窺っている間にスリルを感じ、それ以上に標的が死ぬ瞬間を好む残忍な性格。
警護担当はフウゲツだったが、後にリハンと交代でサレサレの部屋へ異動。無防備になったサレサレの暗殺を実行した。
◯殺人を無罪にする方法
小さな蚊のような念獣「虫射球」を具現化する能力。
詳しい能力は不明。
念能力者以外には羽音を含めた虫射球の存在そのものを知覚できないが、その特性を利用して、「耳元に羽音が聞こえて無反応な者はいない」ことから簡易念能力者判別装置として運用できる。
標的が術者の半径20mを離れると強制解除されるだけでなく、虫射球が発見され直接標的から取り除かれるとその標的には二度と能力が効かないという重い制約が掛けられている。
おまけに能力者でない者に使う場合は容易な分暗殺に掛かる時間が大幅に増える。
その為運用には長い潜伏期間の間付かず離れずを維持しなければならない。
リハン曰く「14人の中で最も暗殺向き」。
名称の由来はアメリカのTVドラマ『殺人を無罪にする方法』から。
ルビの方はスティーヴン・キングの中篇小説を原作とする映画『
スタンド・バイ・ミー』から。
・ビクト
眉や髭の毛が深い男。
警護担当はモモゼ。モモゼ殺害の容疑者として逮捕されるも、その後モモゼ暗殺の犯人タフディーの遺書が見つかったことで解放された様子。
シカクの死後にハルケンブルグ警護につくが、彼の防御不可・攻撃不可の念能力を前に敗れて行方不明に。
ハルケンブルグの部下に乗っ取られてしまい、軍用手話を用いてバルサミルコの視線を一時的に釘付けする役割を担った。
◯表裏一体
詳細不明ながら、ベンジャミン曰く、直接戦闘用の念能力で、攻防を兼ね備えた技との事。
名称の由来はゆずの楽曲『表裏一体』から。
アニメ版におけるテーマソングだったための選曲だろう。
・コベントパ
禿頭の大男。
警護担当はチョウライ。
ウンマ王妃所属兵の役割を兼任し、ドゥアズル所属兵との情報交換も行える。
・ブッチ
丸目丸鼻で禿頭の男。眉間には常に深い皴が刻まれている。
当初の警護担当はツベッパ。
・オラーウ
禿頭が特徴の
ゴリラのような顔つきの男。
警護担当はタイソン。
・カンジドル
口髭と顎髭を生やした坊主頭の男。
警備担当はルズールス。
それなりの戦力洞察はできるが、未だバルサミルコには及ばない。
「銃弾を放ってから言い訳を考える方が楽」というタイプの短慮な性格。故に慎重さを期すバルサミルコやベンジャミンらの事を正直回りくどいと思っているが、同時に自分の性格に沿った行動では継承戦を勝ち抜けない事もきちんと認識し自戒してもいる。
追記権行使による項目修正!! 即ち"良項目化"を許可する!!
- 権謀中枢では無く権謀術数だと思う…… -- 名無しさん (2021-01-17 18:16:02)
- こいつが王になったらバリバリの軍事国家になるのかな。あっちこっちに戦争を仕掛けるほど馬鹿じゃないと思いたいが… -- 名無しさん (2021-01-17 20:33:03)
- 何気に初登場のツェリードニヒとの電話の時点では圧倒的にベンジャミンの方が実力的に優位だったという -- 名無しさん (2021-01-17 21:21:35)
- ↑2 狂犬の類ではないよ、ただし暴れ虎みたいな男ではあるからついていけない弱者は切り捨ててくだろうが -- 名無しさん (2021-01-17 21:57:13)
- リハンが死んだら恐らくベンジャミンが妊娠するの笑う -- 名無しさん (2021-01-17 21:59:51)
- ある意味では国のトップを担う才覚はあるし、物理的な実力も今の所判明してる限りは継承候補の中で最上位だが最終的に生き残らない予感がムンムンする。 -- 名無しさん (2021-01-18 13:26:58)
- 脳筋だけど有能というキャラは嫌いじゃない。王になった場合カキンは軍国主義・覇権主義に絶対なるだろうが、それでもツェリードニヒが治めるよりはマシに見える -- 名無しさん (2021-01-19 02:58:06)
- ベンジャミィ -- 名無しさん (2021-01-20 21:07:28)
- 誰だよベンジャミィとか言ったやつ -- 名無しさん (2021-02-07 00:02:06)
- ↑誤送信したすまん。ベンジャミィまじすこ -- 名無しさん (2021-02-07 00:02:53)
- ベンジャミンがウボォーギンと、腕相撲勝負したら勝てるかな? -- 名無しさん (2021-04-18 11:08:18)
- ↑ベンジャミンはあくまで、「一般的な軍人としては規格外の体力」なだけで、強化系念能力者としても単純に規格外なウボォーとは比較にもならないと思う。ただ、その辺の実力差を冷静に見極める観察眼はあるし、「真っ向勝負などさせない」形での勝負に持ち込めば勝敗はわからない。 -- 名無しさん (2021-05-19 10:50:37)
- まんまラオウタイプ -- 名無しさん (2021-08-17 20:22:31)
- 能力の対象に忠誠は必要ないよね? そうなるともし獅子身中の虫がいた場合には単純に能力奪えるだけ得になるか。 -- 名無しさん (2022-11-02 15:51:29)
- 他の漫画ならラオウ赤犬タイプか -- 名無しさん (2022-11-14 08:30:35)
- 儀式開始後から脱落した陣営を除けば唯一戦力増加がなく減少一途な陣営(第二陣営は念のネタばれのみで脅威度はともかく戦力減少してない) -- 名無しさん (2022-11-19 19:04:55)
- ナスビー王が「代々のカキン国王に求められてきた資質と考えている権謀術数」には遠い気がする割に表立って否定する様子もないのは「最も勝ち残った王子こそ今の時代に最も求められる君主の素質を備えた適者生存」という感じの見解なんだろうか……? -- 名無しさん (2022-11-20 01:41:33)
- 数少ないまともに王様できそうな王子の一人。 -- 名無しさん (2024-01-09 09:07:47)
- 将軍なら良いが王には向いてなさそう -- 名無しさん (2024-06-11 16:57:18)
- 全国民が努力を怠らず犯罪も犯さずベストを尽くす前提で政治しそうなのがな…武断派の大臣職とか将軍職がベストで王は別の人間の方がよさそう -- 名無しさん (2024-09-04 17:02:56)
- 現実世界でも戒厳令発動しててワラエナイ -- 名無しさん (2024-12-04 23:15:02)
- 実は子持ちで自分が死んでも最悪自分の子供が王位に就けるならOKらしい -- 名無しさん (2024-12-14 03:13:18)
- ↑最初は脳筋と思ったらわりとまとものうえ子どもに愛情がある父親キャラで サイコパスな弟や我儘な妹にキレ 病死した弟の死を悲しめる愛情もあるお兄ちゃんキャラでもあるとわかったら印象がかなり変わった -- 名無しさん (2024-12-14 16:42:11)
- 星を継ぐもの(ベンジャミン・バトン)の死後自分の能力を継承するって性質的にベンジャミンが死亡した場合ベンジャミンの子供が能力を引き継ぐとか有りそう -- 名無しさん (2025-02-02 05:48:10)
最終更新:2025年02月02日 05:48