アットウィキロゴ

ベンジャミン=ホイコーロ

登録日:2021/01/17 Sun 17:34:00
更新日:2026/09/09 Wed 21:03:53
所要時間約 8 分で読める項目だ!!





父君 あれが資格持たぬ者の分を弁えぬ浅ましき実態!

長兄として誠に恥じ入るばかり!

このベンジャミンが責任持って枝打ちし!!

カキンの大樹を守る事この場で誓いまする!!


ベンジャミン=ホイコーロとは、『HUNTER×HUNTER』の登場人物である。

+ 目次

×概要×

国家「カキン帝国」第1王子。第一王妃ウンマの第一子。私設兵の数は13名。

外見としては逆立った髪型の厳めしい顔付きで、筋骨隆々の巨体を持つ男性。
第4王子ツェリードニヒと第9王子ハルゲンブルグ=ホイコーロは同腹の弟。

王子ながらカキン帝国の軍事最高副顧問の地位にも就いており、彼自身を含む彼の私設兵は全員が念能力者
尚且つ全員正式な国王軍兵士としての地位を持ち、この兵士たちの経歴はベンジャミン自身の念能力にも生かされている。
そういった経歴からかあまり王族らしい華美な服装は着込まず、専ら平時から軍服を身につけていることが多い。

カキン帝国の国是である「世界統一」を目標に掲げる。
このため彼が国王に就任した場合、その瞬間からカキン帝国は軍事政権に変貌するとツベッパは予見している。

×人物×

一人称は基本的に「オレ」。ただし初期は「オレ様」と言う描写もあり、一人称が「カミィ」カミーラとは性格の根っこが同じだとツェリードニヒに突っ込まれたこともある。
直情型でキレやすく、最短の道を好む上に傲慢でプライドも高い……という、パッと見は典型的な脳筋キャラ。良く言えばガチガチの軍人気質。
周辺人物からも敵対者には『その場で死ぬ』か『抵抗して殺される』か選ばせるのが彼なりの慈悲、とみなされているように、非常に苛烈。
他者と同盟を結ぶような考えはあまり持たず、「敵に回せば厄介だが、味方にはかなりしづらい」タイプと評される。
それ故自分以外の王子が王の座に就こうとすることを「身の程知らず」と唾棄し、他の全王子を殺すことに躊躇いがない。
その中でも特に同腹の弟であるツェリードニヒとの関係は最悪で、互いに憎悪を向け合い殺意を隠そうともしない*1
腹心のバルサミルコ曰く、「たとえ自分のためだろうと命乞いなどという行為を最も忌み嫌っているとのこと。

一方で臆せず根拠と合わせて順序良く説明すれば、部下の進言を素直に受け入れて的確な作戦指揮を下せる柔軟性と冷静さも併せ持つ。
実質的な副官であるバルサミルコにはかなり信頼を寄せているようにうかがえ、自身のみで思案するときなども戦略を血の気のままに決めることはない。
その気質をバルサミルコは「豪胆さと部下の進言を聞く度量を持ち、発展途上のカキン国を率いるべき剛柔相備わる王の器」と讃えており、部下からは全幅の信頼と忠誠を預けられている。総じて高いカリスマ性と指揮官資質の持ち主。

初期の段階では弟妹に対しても血の気の多さと殺意ばかりが目立っていたが、内心ではツェリードニヒを除いてそれなりに目をかけていたようで、
  • ツベッパとタイソン
    • 「私怨があるわけでもない 人として敬うべき所もある」との評価を下す。
      とはいえ、王の器ではないと断じ、彼女等を殺して理想国家の礎にすると内心で誓い細菌兵器による暗殺を決行。曰く「安らかに逝くがいい」
  • フウゲツ
    • 心身ともにもう長くないと見抜いた上で「次は平凡な家庭で生まれるといい」と案じ安らかに殺してやることを誓うなど彼なりの慈悲を向ける
といった具合に弟妹全員を皆殺しにして「己の勝利」という形で継承戦を完遂するという前提条件ありき且つ独善と陶酔が多分に混じってはいるものの、彼なりに弟妹を案じる気持ちは見受けられる。
ただし犬猿の仲のツェリードニヒに関しては「ずっと溜めていた宿便」「カキンを内から蝕む寄生虫」「人間すら失格の男」などとボロカスに罵倒。
王子の取り換え・偽装という大罪を犯したオイト王妃に関しても実子を護りたいという彼女の想いを汲んだ上で、彼女の覚悟を評価。
彼女の証言が真実ならば一族の国外追放処分に収めるとした。
しかし、嘘だったならば「姑息なトリックで王の座を狙ったもの」と判断し子供を含めた一族郎党を皆殺しにすると断じてもいる。

総評すると、他の弟妹と比較しても頭一つ抜けた王の器を持つ傑物であることに間違いはない。
が、一方でその苛烈な気質ゆえに父ナスビーが想う「権謀術数に長け、深謀遠慮の才溢れる王子」としての資質にはやや難があるように見受けられる。


×念能力×

訓練時にライオンを生身で絞め殺し、すさまじいサイズのダンベルで筋トレをするなど超人的な怪力の持ち主。
相当に鍛え抜かれた念能力者でもあり、至近距離からカミーラに拳銃を立て続けに撃たれたが、座ったまま微動だにせず防ぎきったほど。
「ノーガード・オーラのみで銃撃を無効化する」という行為は念能力者の中でもかなりハイレベルな技であり、他にこれを作中で行った描写があるのは幻影旅団ウボォーギンのみ。

星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)


お前達の遺志はオレが継ぎ…!!

必ずやこの手でカキンの世界統一を成し遂げる!!

彼に忠誠を誓った念能力者が死亡した場合、その能力を受け継ぐ能力。
能力を受け継いだ場合、ベンジャミンの手の平に「★」のマークが現れる。
クロロやレオルのような、作中で時折出てくる他人の能力を獲得できるタイプの念能力だが、こちらは発動すれば以後条件無しに永続的に能力を得られるのが特徴。
ただし制約もあり、能力を引き継げるのは「カキン国王軍学校を卒業し、ベンジャミンの私設兵団に所属している者限定」と非常に限定的。受け継げる数に上限があるかは不明。

ベンジャミン側にダメージや引き継ぎ時のリスクが発生しないので一見ノーリスクにも見えるが、「自分に忠誠を誓った念能力者の手勢の犠牲」というのは純粋に重く、動かせる戦力という点で見ればかなりの大打撃である*2
ベンジャミンにとっては、手札の増加や能力のコレクション目的ではなく、「部下の死を無駄にせずに前に進むための能力」という趣が強いと言えよう。

また、副次的な効果として「能力が引き継がれているか否か」で部下の生死の確認が可能。
部下のムッセはカミーラによって死体ごと消滅させられたので行方不明扱いになっているが、能力が受け継がれていたベンジャミンは彼の死亡を確信している。

名称の由来は恐らくジェイムズ・P・ ホーガンのSF小説『星を継ぐもの』から。
ルビの方はF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を原作とする映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』からであろうか。

作中で受け継いだ念能力

  • 虚空拳(エアブロウ)
ビンセントの念能力。系統不明。
作中では受け継いだ事実のみが確認されており、ベンジャミンの使用描写もなく詳細不明。

  • 裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)
ムッセの念能力。系統不明。
3種類の鳥の念獣を具現化して操る、諜報に特化した念能力。
「ミミズク」は対象者に触れることで発動し、術者にしか視えず、対象の言動全てをテレパシーで術者に伝える。対象を見る時、片目が大きくなる。
ムッセは生前、カミーラに念獣を取り憑かせたまま殺害されたため、ベンジャミンは彼女の監視を継続することができた。

その後、長時間休みなく監視を維持し続けたことによって、ベンジャミンは独自に能力のレベルを上げることに成功。
リアルタイムで送られる映像だけでなく、過去の映像を巻き戻して視る能力に進化した。
作中の事例では、ムッセが死ぬ直前まで視ていた映像を視ることを可能とし、カミーラの念能力の秘密を看破するに至った。

  • 遊戯王(カルドセプト)
シカクの念能力。操作系念能力。
相手の攻撃を念能力による盾で受け止めてカードにするといった能力であった模様。
能力発動時に自身を操作対象とするため、「操作系能力は先手必勝」というルールを達成しており、相手の操作系能力の効力を受けないというアドバンテージを持っている。
作中ではシカクの断片的な使用描写と説明のみで、ベンジャミンは能力を受け継いだという事実のみ確認しており現状未使用。

守護霊獣

カキン帝国王家に代々伝わる儀式『壺中卵の儀』により生み出された寄生型の念獣。
屈強な身体と大きな歯茎が目立つ頭部を持ち、エイリアンを彷彿とさせる人型形状。
側近のバルサミルコからは「次代の王に相応しい雄々しき霊獣」と評されている。
威嚇をして自発的に低級邪霊を祓う描写がある。
他の王子の守護霊獣と違い、地の文で「ベンジャミンに憑く守護霊獣」と、どこか含みのある表現がなされているが…?

流浪の民(ボヘミアンラプソディー)


(オレ自身が壺中卵の儀に代わるカキン大樹の霊的根幹となり!!指導者の守護神となる!!)

(これは正に!!国王を超越した最高の権威!!)

ベンジャミンの守護霊獣の念能力。
ベンジャミンの死後、彼の「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」と合体。血族の内誰か1人を選び、その者の守護霊獣となる能力。
血縁者(自然血族)の誰かに憑依するかを決めるには、先ず最初にベンジャミンと守護霊獣のどちらが憑依先を選ぶのかを定め、以後は血縁者(宿主)が死んで次代の宿主と交代する度、順番に選んでいく。
ベンジャミンの死と継承戦の終了を大前提としたシステム的な念能力であり、ベンジャミンが生きている間守護霊獣はベンジャミンにメリットを一切齎さないため、現状分かっている守護霊獣達の能力の中でも大分異質。
ベンジャミンの理想である「カキン帝国及びホイコーロ一族永遠の繁栄」を叶えるための能力とも言え、「未来永劫!!オレがカキン国を護る事が出来る!!」とはヒュリコフ経由で能力を知ったベンジャミンの評。
ヒュリコフも「万世一系!!栄華盤石の大国を築く事間違い無し!!」とこの能力を絶賛している。

ただしこの能力が発動して守護霊獣と融合し、現世の人間に宿る術を失った場合、その時点で死亡判定を下され王位継承戦レースから脱落。
継承権は喪失するのだが、「世界征服を果たしたカキン帝国の永遠の繁栄とホイコーロ一族の永遠の独裁を支える守護神に死後の自分が至ることができる(要約)」確信してしまったベンジャミンは全く意に介していない。
それどころか歴代の継承戦や『壺中卵の儀』すらも、自分という「王家と一族の守護神」を精選するための永き聖戦だったと断言するほどの陶酔を獲得してしまった。

名称の由来は、恐らくロベルト・シューマンの重唱曲『流浪の民』から。
ルビの方は、クイーンの楽曲『ボヘミアン・ラプソディー』からか。


×ベンジャミンの護衛(私設兵)×

15名所属。ウンマ王妃所属兵を兼任する者もいる。
全員が念能力者かつ正規国王軍のメンバーであり、皆ベンジャミンに絶対の忠誠を誓っており団結力も強固。
ボディガードらしい黒スーツ姿の一般警護兵と異なり、軍装ベストを着用しているのが特徴。
詳細は個別項目を参照。







追記権行使による項目修正!! 即ち"良項目化"を許可する!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年09月09日 21:03

*1 ただし彼の事を「クズ」と呼ぶなど、ツェリードニヒの本性を知っている数少ない人物でもある。

*2 単純に考えても、鍛えられた念能力者の部下が生存している方が便利で強力なため、ある意味でリターンよりもリスクの方が大きい条件とすら言える。