シンドイーネ

登録日:2021/04/11 Sun 08:55:00
更新日:2025/04/06 Sun 23:08:26
所要時間:約 3 分で読めるんですけど~!





もうバカバカバカバカバカ!

キングビョーゲン様は倒されてなんかい〜ま〜せ〜ん~!
ちょっと追いつめられただけです~!

ね?キングビョーゲン様♡

シンドイーネは『ヒーリングっど・プリキュア』に登場する敵キャラクター。


概要

作中本編に登場したテラビョーゲン達の紅一点で、体と髪は濃さの違う紫で塗られている。
ビョーゲンズの中では比較的お茶目な一面が強い癒し枠*1
因みにそこそこある
主に水に関係するエレメントさんに目星を付ける。

人物

名前とは正反対に鬱陶しいぐらい活力のある女性。
常に余裕を感じさせる小悪魔的態度の持ち主だが、一方で割と短気であり、同僚からの些細な言葉で簡単に感情的になる。
また、想定外の事態には弱く、第3話にてフォンテーヌの参戦には「プリキュアって一人じゃないの!?」と驚いていた他、第5話にてペギタンを(半分不可抗力で)人質に取った*2際には、自分の言葉を無視して生身のまま突っ込んできたひなたと取っ組み合いになり、メガビョーゲンに助けを命令するもそれがあだとなってペギタンを取り返されている。
と、このように直情的かつ行き当たりばったりな言動が多く、見た目に反して根は子供っぽいことが分かる。
一方で、バテテモーダのわざとらしすぎる態度に不信感を募らせるなど、警戒心が強く察しのいい一面もあり、良くも悪くも、「女性」らしい二面性の持ち主。

テラビョーゲンの中でも人一倍キングビョーゲンを慕っており、眠っている彼にも頻繁に話しかけている。
…が、彼女もまたキングビョーゲンの姿を見たことがなく、それでも「キングビョーゲン様はいます〜」「私には見えます〜」当のキングビョーゲンは返事さえしてくれないのに盲目的に崇拝している彼女の姿は、滑稽であると同時にある種の痛さ哀れさも感じさせる。
そして主たるキングビョーゲンの為なら自然や生物を傷つけることも厭わないビョーゲンズらしい一面も併せ持つ。

パワーアップ

メガパーツ登場後、それを使って積極的にメガビョーゲンの強化について研究するグアイワルや、テラビョーゲンを即席で生み出していくダルイゼンとは対照的に目立った活動は行っていなかったが、それが仇となってキングビョーゲンから無視されるようになってしまう。
少しでも最愛のキングビョーゲンの役に立って気を引きたい彼女は、自分の身に危険が及ぶであろうことを承知の上でメガパーツを自身に移植し、急激なパワーアップを遂げる。
その姿は、纏っているコートが黒みがかって丈も長くなると同時に、角にも金色の装飾が追加されるなどの変化が起こって荘厳な姿になっている一方、左の目元にはまるで大粒の涙のような水飛沫が描かれていた。

また、このパワーアップによって新たな力にも目覚めたらしく、試しに標的にした円山孝太を庇った円山教生にナノビョーゲンを憑りつかせ、新種のビョーゲンズ「ギガビョーゲン」を誕生させたが、プリキュア達の新たなる技ヒーリングっどアローによって浄化された。

メガパーツでパワーアップした事で第5話からは想像できない肉弾戦もこなすようになり、様々な技を使用してプリキュア達と激闘を繰り広げる。

後にプリキュアがビョーゲンキングダムに侵入し、キングビョーゲンが討たれた(と思い込んだ)際、テラビョーゲンとしての自我が芽生えた直後にキングビョーゲンと出会い、彼から自身の名前を頂戴されたという愛執の切っ掛けを思い出した。
そして主への忠誠心からキングビョーゲン復活のために暗躍し遂に成功。初めてその姿を見たシンドイーネの心の内は歓喜に満ち溢れた。

この時、同胞であるはずのグアイワルやダルイゼンをキングビョーゲンの生贄に差し出す冷酷な本性を見せ、彼女のお茶目な一面に騙されていた視聴者に「ビョーゲンズという存在がどんな奴らなのか」を改めて知らしめた

愛を欲した末に…

ダルイゼンとグアイワルを吸収したネオキングビョーゲンのために、シンドイーネは残ったメガパーツを全て自身に投与して更なるパワーアップを遂げ、キンググアイワルに匹敵する戦闘力でプリキュア達を追い詰めるが、スパークルの機転により隙を晒した事でヒーリングっどアローを浴びて元の姿に戻ってしまい、さらに追い討ちをかけるようにアースに抑えられる形でヒーリング・オアシスも浴びせられた事でシンドイーネは「ナノシンドイーネ」になってしまい(この時点で彼女自身の自我は消滅した模様)、ネオキングビョーゲン攻略の糸口としてアースに吸収され、バリアを破る攻撃に利用されることとなった…。

シンドイーネ自身はネオキングビョーゲンに吸収されても本望の姿勢だったため報われない最期だが、ネオキングビョーゲンは彼女の事は何とも思っていなかった。
そういう意味ではダルイゼングアイワルのように吸収されずに済んだだけ考えようによってはマシな末路でもあったとも取れる。

もしもの展開

ところで、もし弱体化したダルイゼンを取り込んだネオキングビョーゲンが、さらなる進化を求めシンドイーネも取り込んでいたらどんな進化を遂げていただろうか(事実、自身を犠牲にしようとするシンドイーネに対して、進化前のキングビョーゲンは「お前ほど忠実なしもべを失うことは惜しい」と、この時は吸収を阻んでいた)。
理論上は可能であろうし、プリキュアはさらなる苦戦を強いられただろう。
だが、当のネオキングビョーゲンは慢心してこれ以上の進化を求めなかったためか、結局彼女を取り込むことは無かった…。


余談

名前の由来は「しんどい」から。病気の症状としての「しんどい」と推しが尊くて「しんどい」のダブルミーニングである。

なお、伊藤氏は10年前のプリキュアシリーズではとあるプリキュア役で出演していた。(ちなみに本作ではシンドイーネ役の他にも「喫茶 純」マスター役も兼任している)

また、シンドイーネが浄化された後、ネオキングビョーゲンが「この程度のしもべ、いくらでも作れる」と発言した際、伊藤氏はテレビの前で「ちくしょーあの野郎……!」と怒り心頭だったという。

初期の頃はビョーゲンズをキュアアースの中に住まわせて共存させる案もあったようで、シンドイーネくらいは生かそう(=アースの中にナノシンドイーネを住まわせよう)という話がスタッフの間であったらしいが、最終的には和解をせずナノシンドイーネを攻撃に利用するだけという方針で落ち着いたようだ。

キュアアースが、「わたくしの心も体もわたくしのものですから」と言いながらもシンドイーネの一部であるナノシンドイーネを利用し彼女の愛するネオキングビョーゲンを攻撃した事には、ダブルスタンダードではないかと批判がある。ただ元々はメガパーツを利用する計画だったためナノシンドイーネを利用したのは不可抗力であったかもしれない。

キュアアースの冷淡さは、いずれ人類とヒーリングアニマルとの間で争いが起こった時に、彼女が人類の敵となる事の暗示とも取れるが…。


わたしが1番に追記・修整するのよ……追記・修整を1番にッ!!

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  • ※日曜朝8時30分です。
  • どうも息子がお世話になってます
  • 愛すべき外道
最終更新:2025年04月06日 23:08

*1 ただしこれは視聴者目線での評価でしかなく、作中におけるシンドイーネは地球や他の生命からすれば他のビョーゲンズと同じ生まれながらの地球を蝕む病魔である。

*2 実際は仲間とはぐれたペギタンがたまたまシンドイーネと鉢合わせになっただけだった。