沢泉ちゆ/キュアフォンテーヌ

登録日:2020/02/23 (日) 00:00:26
更新日:2024/02/20 Tue 16:47:57
所要時間:約 4 分で読めるわ





私はあなたより大きいから、少しは力になれると思う。
もし勇気が足りないなら、私のを分けてあげる。
大丈夫、私がいるわ!


「沢泉ちゆ」とは、『ヒーリングっど・プリキュア』の登場人物である。

CV:依田菜津
誕生日:8月21日

概要

すこやか市のすこやか中学校に通う中学2年生。
青みがかった黒髪を一本に結んでいる。

花寺のどかとは、第1話にてランニングの最中に落としてしまったシュシュを拾ってもらったことで出会う。
第2話にて初登校したのどかと改めて対面し、クラスメイトとなる。
同話の終盤にてビョーゲンズダルイゼンによって校庭で起こったメガビョーゲンの暴走騒ぎに巻き込まれて一時退避した後、落ち着いて様子を見に来た際に偶然ヒーリングアニマルと話すのどかを目撃する。

そして、第3話では遂にのどかが変身してシンドイーネが生み出したメガビョーゲンと戦う場面に遭遇。
自分を庇って劣勢に追い込まれるグレースを見かねると、「ヒーリングアニマルと力を合わせれば自分も戦える」事を理解し、その場に残っていたペギタンを上記の台詞で説得すると、キュアフォンティーヌに変身し、グレースに加勢した。

そうして、本作の二人目のプリキュアへと目覚めたのだった。


人物像

常に落ち着いていて大人びた雰囲気の持ち主。
しっかり者で周囲の軌道修正役を担う事もあり、のどかを前にテンションが上がって本人を困らせていた平光ひなたを注意する一幕もあった。
初対面の時点で、疲れていたのどかに水を上げたり、学校に迷い込んだラテを預かってもらうよう一緒に先生に頼んだりと、面倒見も良い。

観察力・適応能力が高い一面もあり、運動音痴なのどかがその動きから本当は経験不足であることを見抜いたり、上記の通りグレースの戦闘に出くわした際には、一切の説明を受けずにプリキュアとして戦える手段が存在することを短い時間の間に理解し、変身にまでこぎつけている。
また、そういった方法があると分かるや否や躊躇うことなく自分も戦おうとするなど内には大きな胆力を秘めている。
一方で、真面目故に根を詰めすぎ安い面もあり、不調を押して頑張りすぎる姿から周囲に心配されることもある。

スポーツ万能で普段からランニングなどの鍛錬に励んでいる。
学校では陸上部に所属し、走り高跳びで好成績を残している模様。
元々は泳ぐことが好きであり、ある日、夢中で泳いでいる内に空と海の境界線が曖昧に感じられ、そのまま「空で泳いでみたい」という思いが強くなり、陸上に打ち込むようになったという。
そのおかげか普段はロングスカートなどの露出の少ない服を着ている為分からないが程よく鍛え上げられた健康的な美脚の持ち主。
また、学業面も優秀と過去シリーズの青キュアに多い文武両道な人物。

…と、一見非の打ち所のない完璧な才女であるがひなたの天然ボケに対しては盛大にズッコケたり、なんてことはないダジャレに涙を流すほど大笑いするなど、クールに見えてリアクションによる感情表現は豊か、かつ笑いのツボが妙にズレている。
写真にはあまり慣れていないらしく第9話にて3人で写真を撮った際には彼女一人だけ笑顔が引きつっていたが、第36話の頃にはだいぶ慣れていた模様。

最終回において、ヒーリングアニマルのサルローから「地球を蝕むという視点では、今の人間たちもビョーゲンズとそう変わらない」「ヒーリングアニマルは人間だって浄化していくべきなんだ。この星のためにな」と厳しい言葉を言われた際は、「そうね…。人間が便利に暮らすために、空気や海を汚しているのも事実よ」と考え込んでいた。

実家は歴史ある温泉宿「沢泉」を営んでおり、母親はその若女将。
学校での席順は一番後ろの列で、黒板から向かって右角から二番目という、のどかの右隣。
学校にいる際には制服の上から水色のカーディガンを羽織っている。

名前の由来は「治癒」と思われる。


家族構成

母は第3話、他の家族は第17話で登場。
ちゆと同じくそれぞれ癒しに関する名前になっている。
その他に川井という従業員もいる。

  • 父:沢泉りゅうじ(CV:遠藤大智)
温泉宿「沢泉」での役職については彼のみ最後まで判明しなかった。
ちゆの走り高跳びは彼女が幼少期の頃からりゅうじがサポートしていたようで、息子のとうじと一緒に陸上大会で娘の活躍をよく観戦していたと思われる。

  • 母:沢泉なお(CV:佐古真弓)
温泉宿「沢泉」の若女将。
女将でもある祖母のおもてなしになお自身は今でも学ばされる事は多い模様。

  • 祖父:沢泉きよし(CV:水内清光)
温泉宿「沢泉」の板前。
沢泉家の献立の味噌汁は彼が毎日作っており、孫たちのお気に入り。寡黙な性格。

  • 祖母:沢泉はるこ(CV:野沢由香里)
温泉宿「沢泉」の女将。
宿泊客に合わせた彼女のおもてなしを気に入った常連も多い。

姉と同じくしっかり者で温泉宿「沢泉」のお手伝いをしている。
彼の知らないところでペギタンから対抗意識を持たれているが、同時に彼の頑張りを陰ながら間近で見ているので失敗続きで落ち込んでいた時はペギタンからアスミを通して励ましていた。
「燃えよ、ビーバレ!」を欠かさず見ている視聴者のひとりでもある。
中の人は3年後の「ひろがるスカイ!プリキュア」にも出演。


ペギタン



僕のほうこそ、ちゆがいたから、がんばれたペエ。だから、その…これからも僕と一緒にお手当てして欲しいペエ!


CV:武田華
ちゆのパートナーであるペンギン型のヒーリングアニマルの男の子。
体色は白と水色で、黄色い前髪を持つ。
ヒーリングアニマルの中では、唯一「心の肉球」が足裏にある。「ペンギンに肉球ってあったっけ?」などと言うのは禁句である。
一人称は「僕」で、語尾に「ペエ」と付ける。

気弱な性格で言動も常にオドオドとしており、パートナーの条件も「優しい人がいい」としていた。
但し、第2話でのどかとのパートナーを一方的に解消したラビリンに対して「酷いペエ」と注意して謝るよう促す等、言うべきことはハッキリと言う。
また、根は自分の未熟さ故に巻き込んだ人を危険にさらしたくないという、ラビリンに負けず劣らずの優しさを持っている。

当初は自分の力不足とちゆの身を案じていたことで中々戦いに踏み切れなかったが、ちゆの言葉に突き動かされて、彼女をパートナーとした。
ちゆにはパートナーして大きい信頼感を寄せており、彼女がイップスに陥った際には非常に心配して休むよう勧告していた。

当初は他のアニマル達と共に隠れて花寺家に暮らしていたが、ちゆの初変身以降は、彼女の下に引き取られた。


キュアフォンテーヌ



スタート!

プリキュア、オペレーション!

エレメントレベル上昇ペエ!

キュアタッチ!

キュン♡


交わる二つの流れ!

キュアフォンテーヌ!

ペエ!


沢泉ちゆがペギタンが合体したヒーリングステッキと、水のエレメントボトルで変身した姿。

髪は変身前よりもはるかに増量し、結び目が頭頂部付近に上がり、そこから二つに分かれている。
頭には中央に青いハートをあしらったティアラを付けている。

服装はベースはグレースと同じパフスリーブのワンピースとなっているが、あちらの花の要素を全て水に置き換えたかのように濃さの違う青で彩られ、胸元には水の流れを思わせる白いスカーフを巻いている。
白い手袋をはめ、水色のハイソックスと青いパンプスを履いている。

戦闘スタイルはスピードを重視したもので、素早い動きで相手の懐に飛び込み、そこから連打攻撃を見舞う。
その分、パワーと耐久力はグレースに譲る模様。

フォンテーヌ (fontaine)はフランス語で「泉」の意味。苗字の捩りと思われる。
おっはよーおっはよーボンジュール♪

ちなみにペギタン曰くフォンテーヌの魅力は行動力と優しさとの事。大きなお友達のようにモジモジしながら魅力を語ってニャトランにツッコまれた。


装備

  • ヒーリングステッキ
本作のプリキュアの変身アイテム兼メイン武装。
詳しくはグレースの項目を参照。

  • エレメントボトル
エレメントさんの力が宿ったアイテム。
キュアフォンティーヌはペギタンが元々持っていた「水のエレメントボトル」を変身に使用する。
攻撃の際には氷のエレメントボトルや雨のエレメントボトルを使うこともある。

使用技

  • プリキュア・ヒーリングストリーム

エレメントチャージ!

キュン♡キュン♡キュン♡

ヒーリングゲージ上昇!

プリキュア・ヒーリングストリーム!

ステッキで上向きの三日月を描いた後に肉球を3回タッチすることで発動。
ステッキから青い光線を放ち、エレメントさんを摘出して相手を浄化する。

  • 冷凍弾(名称不明)
氷のエレメントボトルで発動。
ステッキからビームを放ち、命中した箇所を凍結させる。
汎用性が高いのか使用機会が多く、中の人達もその事について触れていた。

  • 降水弾(名称不明)
雨のエレメントボトルで発動。
空に向けてステッキからエネルギーを放ち、雲を雨雲に変え、雨を降らせる。
青いエネルギーを放つことも出来る。
雨水の塊をぶつけて攻撃することも可能。



余談

演じる依田菜津氏は前々作『HUGっと!プリキュア』からプリキュアシリーズに出演しており、同作で幼少時代の若宮アンリ、前作『スター☆トゥインクルプリキュア』で天宮えれな/キュアソレイユの弟・天宮たくと・いくとの他、複数の端役を演じてきた。

変身シーンでの流し目が非常にセクシーであると、早い段階で多くの大きなお友達のハートを射抜いていた。

2024年現在、祖父母の存在が両方確認されている最後のプリキュアでもある。

また、劇場版『ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』の後は台詞付きで客演したことが一度もない。


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  • 運動神経抜群
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  • 温泉旅館
  • 旅館沢泉
  • 成績優秀
  • 過去作のOBが演じたプリキュア
  • しっかり者

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最終更新:2024年02月20日 16:47