登録日:2021/05/05 (水) 06:00:00
更新日:2024/12/26 Thu 22:23:55
所要時間:約 8 分で読めるのよ
私はあんたを認めない。たとえそれであの子たちに嫌われようとも
概要
好きな食べ物:パンケーキ
好きな飲み物:常温の水、タピオカ
嫌いな食べ物:漬物
好きな動物:
ウサギ
よく見るテレビ:バラエティ
得意教科:英語
日課:美容パックとヨガ
好きな映画:若手俳優が出てくる系
お気に入りスポット:バイト先
本を読むなら:ファッション誌
朝食:パン派
風太郎の呼び方:上杉
→フー君
中野家五つ子の次女。
特徴は黒い
リボンと
ツーサイドアップ。
イメージカラーは公式では
黒だが、どちらかというと
ピンクの方が馴染みがある。
もっとも、ピンクは五つ子全員を総括して用いられることもあるため、その場合は
紫を宛がわれることも多い。
電車のドアに頻繁に挟まれてしまうほどの見事な長髪と前髪パッツンの姫カットが特徴的。
コンタクト歴は3年だが、未だに付けるのに片目で5分かかってしまう。
学校でぶりっ子キャラで通すことは早々に諦めている。
寝坊したときは30階降りるエレベーターの中でメイクを済ませる。
制服を着る際は黒のカーディガンとニーハイを着用することが多い。
制服の衣替えという概念を失っているため姉妹の中で唯一
ブレザーを着用せず、1年中カーディガンで通している。
また、私服のセンスは姉妹の中でもバツグン。
竹達彩奈で中野といってもこの人は一切関係ない。むしろ向こう二乃と真逆で小さい。何がとは言わないけど小さい。
あろうことか放送局(TBS)もソフトレーベル(ポニーキャニオン)までも一緒だったりする。
人物
姉妹の中で最も気が強く、勝ち気で毒舌。
その歯に衣着せぬ言動から姉妹(特に
三玖)と対立することも多いが、時にはそんな無遠慮な言葉が姉妹を救うことも。
だが、その実非常に繊細な性格であり、姉妹への想いも人一倍強い。作中では四葉のやらかしを尻拭いしたり、落ち込んだ三玖のフォロー等でそれが表現されている。
そのため、風太郎のことも姉妹の中に入り込む「異分子」とみなし、当初は徹底的に毛嫌いしていた。そのスタンスは項目冒頭のセリフにも表れている。
だが、姉妹のために奮闘する風太郎の姿に不器用ながらも徐々に態度を軟化させていき…。
ワイルドな男性が好みなようで、幼少期の風太郎の写真を見て「めっちゃタイプ!」と言っている(ただし風太郎とは気づいていなかった)。また、上杉の父にも「イケメン」と言っている。
三玖曰く「面食い」とのこと。
また、姉妹の中ではしっかり者であり家事・料理をこなし、ファッションセンスも高く、姉妹では最も女子力が高い。
社交的で友人にも恵まれている。
実はこの超ロングヘアは幼少期のものそのままであり、当初は昔の何もかも同じだった姉妹への思い入れが強く、過去から抜け出せないでいた。
しかし、とある事件をきっかけに変わりゆく今を受け入れると決意し、その証としてショートヘアに断髪する。
関連人物
学校内で二乃と一緒にいる事が多い女子生徒コンビ。
リボンを付けている山田は二乃と同じく気が強い性格で林間学校のカレー作りでは男子生徒と口論していた。
黒髪の大鳥は他2人よりは落ち着いた性格をしている。
坊主頭の男子生徒でカレー作り中に山田と口論していたが、二乃の笑顔の圧によって大人しくなった。
肝試し中に山田はそんな彼に対して後の二乃みたいなツンデレのような反応をして大鳥は呆れていた。
風太郎がアルバイトしているケーキ屋の店長。
見た目はチャラそうだが、売り上げを伸ばすため一花が出演する映画撮影にさりげない宣伝を試みるなど抜け目がない。
後に二乃が採用された事で彼女のケーキ作りを称賛したり、焦っている彼女に休憩を設けたりするなど理想の上司でもある。
後に三玖が働く向かいのパン屋に敵意を剥き出しにしていたが、事故で入院中にパン屋の店長がお見舞いにきていたため何だかんだで友好関係になった模様。
女心の変化にも気づきやすく、風太郎に対して天然のタラシとジェラシーを燃やしていた。
作中の行動
2年生
上記の通り当初の印象は最悪。
風太郎を排除しようと動き続け、勉強もまったくやる気がなかった。
一応初日から五月以外の姉妹をリビングに集合させたのは二乃ではあるが、風太郎に睡眠薬を盛って、そのうえでわざわざタクシーに乗せて家に追い返した。
なのだが、姉妹喧嘩した際は仲直りのために話を聞いてもらい、祭りでははぐれた姉妹を集めるために奔走するなど、姉妹のために動く風太郎に少しずつ心を開く。
中間試験では風太郎の家庭教師の存続の危機の中でもやはりやる気がなかったが、二乃がまさかの「私たち5人で五科目全ての赤点を回避したわ」と父を言いくるめて風太郎のクビは回避される。
そして林間学校の肝試しで金髪のカツラを被った風太郎にまさかの一目惚れ(もちろん二乃はこれが風太郎とは気づいていない)。
風太郎はとっさに「金太郎」と名乗り、二乃もそれを信じ込む形で夜のデートを一通り楽しみ、別れ際に「私と踊ってくれませんか?」と申し込むものの、風太郎が風邪でダウンしたことで結果的にフラれたという形に終わった。
それでも風太郎のことは基本的に敵視しており、そのせいで三玖などと対立することも多くなった。
2学期の期末試験を前にしても勉強に身が入らない二乃は三玖や風太郎と口論になり、風太郎が手書きで作ってきた学習プリントを破り捨ててしまう。
直後、その行動を五月に咎められ、思い切りビンタを食らってしまう。
姉妹が悉く風太郎の味方をすることにショックを受けた二乃は
あんなドメスティックバイオレンス肉まんお化けとは一緒にいられないわ!
と作中屈指の迷言を言い放ち五月ともどもそのまま家出してしまった。
その後はひとりホテルに滞在し、風太郎と三玖が訪問してきても追い返していたが、なおも諦めない風太郎の前についに根負けして部屋に招き入れる。
そこで聞いた風太郎と零菜の話に号泣すると「ちょうどいい泣ける話!」と語り、そのままプリントを破いたことを謝罪した。だが、相変わらず五月に謝る気はない模様。
その翌日も風太郎は当たり前のようにホテルに来る。
「人が変わっていくのは避けられない 過去を忘れて受け入れていかないとな」という彼の言葉を聞き、二乃は昔のなにもかも同じだった五つ子への想いを語る。
かつては今のように個性が分かれることもなく、本当に何もかも同じ五つ子だった。
全員の思考が共有されてるような感覚に二乃は心地よさを覚えていた。
だが変わりゆく五つ子の中、二乃だけ取り残されたような感覚を覚えていたのだ。
そして過去を振り切ることを決意した二乃だったが、キンタローとの思い出が心残りと語った。
これを姉妹仲直りの好機と見た風太郎は再びキンタローとして二乃の前に現れることを決断する。
しかし「キンタロー君さえいればいいから」という二乃の言葉に対し、風太郎が思わず「試験なんてどうでもいい 五人で一緒にいてほしい」と素の言葉を発してしまったことをきっかけに正体がバレてしまう。
結果、二乃はキンタローへの想いを断ち切り、その決意の証として三玖に髪を切ってもらい、五つ子とも和解して試験に臨んだ。あと風太郎はまた睡眠薬を盛られた。
すると今度は風太郎を強く意識するようになる。当初はキンタローへの想いがまだ残っているからだと決めつけていた二乃だったが、最後の期末試験突破記念の打ち上げに迎えに来てもらった際、
バイク二人乗りの中、彼への想いを吐露する
ついに好意を自覚した二乃は姉妹の中で一番最初に風太郎に告白した
その後、風太郎とともに打ち上げの片付けをすることになる。
しかし、驚くほど平常心な風太郎に違和感を感じた二乃がバイクでの件を問い詰めたところ、なんと風太郎は告白を聞き逃していたことが発覚。
二乃は「聞かれなくてよかった」と一瞬なかったことにしようとするが
すぐに思い直し、まさかの再告白。
風太郎にその気が無いことを確認したうえで、「対象外なら無理にでも意識させてやるわ」と宣戦布告。
以降、風太郎と同じバイト先で働き始めたり、なにかと密着しようとしたりなど、彼に猛烈な「直球勝負」のアプローチを仕掛けるようになる。
その積極性は「愛の暴走機関車」「ブレーキが壊れている」(一花談)と言われるほど。
また、この頃から三玖の考案したあだ名をそのまま使う形で「フー君」と呼ぶようになる。
3年生
進級しても二乃の恋心はとどまるところを知らず、引き続き猛アタックを仕掛けまくる。
特に彼女とは正反対の「変化球勝負」を仕掛ける
一花とは火花を散らすほどの熾烈な争いとなっていた。
修学旅行の班決めでは姉妹と風太郎の
目の前で
と宣言するなど、他の姉妹にも一切容赦なく仕掛ける。
なのだが、これは二乃なりの姉妹への思いやりであり、三玖が言っていた「公平に戦う」を地で行くスタイルである。
修学旅行では風太郎と接触する機会がなかなか訪れず、やきもきしていたが、暴走した一花が三玖の心を折って泣かせたことを知ると激怒して一花を問い詰める。
2日目、ショックでホテルの部屋に引きこもる三玖のもとを変装&仮病を使って訪れ、話をする。
自信を失い、
「慰めならいらない」と語る三玖に
「そんなことする訳ないじゃない」「恋のライバルが勝手に手を引いてくれたんだもの。私にとってはラッキー以外の何物でもないわ」と言い放つ。
一見そっけないようだがこれも二乃なりの励ましの言葉。互角な「恋敵」「
ライバル」と三玖を認めているからこそ出てくる言葉である。
その想いは
「私はあんたをライバルだと思っていたわ」という言葉にも表れており、一花や二乃を可愛いと言ってなおも塞ぎ込む三玖に対し
と言い放ち、部屋をあとにした。
その後は最終日に三玖と風太郎の映画村デートを他の姉妹ともどもアシストし、三玖の告白を涙ながらに見届けた。
一花とも和解し、帰るころにはより一層五つ子の絆は深まっていたのだった。
だが、それはそれとして風太郎のことも諦める気はさらさらないようで、プールでは水着で風太郎に抱き着き、店長のお見舞いに行った際は押してダメなら引いてみるを実践しすぎてしまった。このせいで変な空気になりかけたが何とか乗り越える。
文化祭では、
たこ焼き派とパンケーキ派で別れる中で「パンケーキは自分だって失敗することがある」という理由で
たこ焼き派につく。
ここで散々風太郎にアプローチしてたのに
クラスメイトにはそのことは認知されていなかったことが判明。
また、義父を招待しようと計画し、四葉とともに招待状を書き上げる。
しかし、当日になっても一向に義父は現れず、
「どうせ私たちのことなんか考えていないんだわ」と半ば諦めていたが、風太郎の会いに行こうという提案と放送部のインタビューに義父が映っていたことを受け、また風太郎のバイクに乗って病院へ向かう。
義父を待ち、零奈と五つ子の思い出の味であるパンケーキを彼に振舞う。
初めて義父と本音で向き合い、そして彼からもその努力と成長を認められ、風太郎と二人で歓喜した。
その後、二乃が廊下でよろけて危うく事故チューしそうになるが、ちょうど義父が部屋から出てきたところで寸ででとどまる。
しかし、彼の視線が外れたところで二乃は改めて風太郎にキスした。
最終日には風太郎の選択を三玖とともに涙ながらに受け入れた。
その後、選ばれた身でありながら自分を心配してくる四葉とぶつかり合い、最終的に彼女の想いを認め、そのうえで「ほんの少しでも隙なんて見せたら私が彼を奪い取ってやるんだから」とライバル続行を宣言。
二乃の恋物語はまだまだ続く。
将来の夢は自分の店を持つこと。(キャラクターブックでも「ケーキ屋のバイトで夢に一歩近づく」と書かれている他、映画の公式サイトにも明記されている)
これを明かしたのは四葉だが、なんと四葉は風太郎と図書館に行った際に二乃の夢を忘れてしまっていた…。
卒業後は三玖とともに調理系の
専門学校に進み、
最終回では三玖と共に自分の店「なかの」を持った。
この店は、上杉家が昔開いていた食事処を改装して
喫茶店にしたもので、家族ぐるみでより深い関係が続いている。
なお原作ではようやく常連が、の表現があるがこんな美人姉妹の店、普通三日もあればバズる
余談
風太郎にデレるまで姉妹の中で彼との関係がもっとも険悪な状況が長らく続いた影響からか
人気投票で二乃は姉妹の中で最下位になってしまうが、彼女のキャラクターブックではデレてからは姉妹で一、二位を争う人気キャラになったと作者がインタビューで語っている。
物語の途中で断髪したため、アニメ版第2期OPとEDは途中から断髪バージョンが使用されている。
二乃役の
竹達彩奈は2019年6月23日に結婚した事で作者はTwitterで二乃の記念イラストを載せている。
- デレた二乃の可愛さマジでヤバい…可愛すぎて発狂しそうになるくらい可愛い!! -- 名無しさん (2021-05-05 11:41:00)
- アニメでの愛の暴走機関車の演出ほんとすき -- 名無しさん (2021-05-10 20:34:53)
- 序盤で風太郎に睡眠薬を盛ったシーンの影響からか人気投票で姉妹の中では最下位という…。 -- 名無しさん (2021-09-25 18:52:19)
- 梶担当の専門家(笑) -- 名無しさん (2022-01-06 21:42:16)
- この手のキャラで巨乳なのは珍しい -- 名無しさん (2022-01-07 00:27:51)
- 最初はあんまりいい印象を持ってなかったけど、再告白シーンで思わずハッとなった。五等分の花嫁にハマり出したのはこのシーンがきっかけだった。 -- 名無しさん (2024-12-26 22:23:55)
最終更新:2024年12月26日 22:23