登録日:2021/07/01 Thu 16:24:01
更新日:2025/05/01 Thu 20:26:26
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性能諸元
分類:A級ヘビーメタル
所属:ポセイダル軍
設計者:オルドナ・ポセイダル
生産形態:少数量産
頭頂高:20.7m
全高:21.2m
重量:20.0t
動力源:太陽光エネルギー
装甲材質:オールラバー
フレーム:Mサイズ
装備:太刀セイバー ×2本
パワーランチャー ×2門
バスターランチャー
スロウランサー ×6本
エネルギーボンバー ×5門
バインダー
ミサイル
Sマイン ×2枚
ロングスピア
スーパーフロッサー
《主なヘッドライナー》
ギャブレット・ギャブレー
アントン・ランドー
ヘッケラー・マウザー
ワザン・ルーン
バーン・ガニア・キラーズ
概要
ポセイダル軍が使用するA級ヘビーメタル(HM)。
劇中に登場する物はポセイダルが設計したレプリカで、オリジナルのバッシュは大半がヤーマン系かポセイダル系に分類されるHMの中にあって珍しくコアム王朝が開発したもの。
ただし、オリジナルのバッシュは過去の大戦で既に失われているとも、1機のみ現存しているともされるが、どちらにせよ行方不明とされている。
鎧武者のような厳ついフォルムに違わず、ポセイダル軍の保有するHMの中でも高い出力と良好な運動性が生み出す優れた汎用性・攻撃力を持つ機体であり、共通のムーバルフレームを持つとされる
エルガイムとは
「同じ技量のヘッドライナーがエルガイムとバッシュに分かれて戦えば必ずバッシュが勝つ。」という設定がある程優秀な性能を誇る。
だってよギャブレー君。
その有用性から、グルーンと共に10数機程度ではあるが量産され、ポセイダル正規軍のヘッドライナーに愛用されているA級HMである。
劇中ではギャブレット・ギャブレーの他にネイの副官のアントンとヘッケラー、13人衆第5席次ワザンなどの手練れ達が乗り込み、ダバ達反乱軍の前に幾度となく立ちはだかった。
主な装備
両脚部側面に1本ずつ取り付けられた接近戦用装備。
「セイバー」はペンタゴナワールドでは人間からHMまで広く使用されている
レーザーの剣で、バッシュのそれは「太刀セイバー」という刀のような偏平なレーザーを発振する出力強化タイプである。
柄が長く、片手でも扱えるが基本的に両手で振るう点からも「太刀」らしさを醸し出している。
HM用の標準的なレーザーランチャー。
バッシュは内蔵型で、前腕に1門ずつ備えている。
他のHMのように装着式のパワーランチャーも装備可能だが、代わりにバインダーかエネルギーボンバーのどちらかが装備出来なくなるので劇中では使われなかった。
HMの持てる最大級の火器。
高出力のパワーランチャーを撃つ「ランチャーモード」と、詳細不明の「ブラスターモード」、火線から半径50mの範囲を焼き尽くす超強力な「バスターモード」を使い分けられる。
バッシュの場合は特にバスターランチャーとの相性が良く、劇中でも頻繁に使用する場面が見られた。
もっとも、ダバ達に当たってしまうと物語が終わってしまうので大体外すか整備不良で性能が発揮出来ないかのどちらかだったが……
ちなみに反乱軍で使っているバスターランチャーの内1本はヘッケラーのバッシュが落としていったやつを再調整した物だったりする。
腕部の装置から発射される5連装のエネルギー弾。
原理は不明だが、これに当たると一時的な行動不能に陥ってしまう。
投擲用の短剣型セイバー。
ショルダーアーマー内に片側6本ずつの合計12本内蔵されている。
バリアシステムを内蔵したHM用の
シールド。
エルガイム同様、尖った先端部で打突にも使用可能。
バインダー表面に備え付けられた円盤状の
爆弾。
磁力で目標に吸着し、化学反応で起爆するので迎撃されても誘爆の心配がない。
バインダー側面に内蔵されたマイクロミサイル。
パワーランチャー内蔵の長
槍。
本来はグルーンの装備だが、接近戦に強いバッシュとの相性も良く、劇中ではワザンやヘッケラーのバッシュが装備していた。
HMの背部に装着する空間戦・飛行用装置。
ただバッシュは素の出力が高く、これを装備しなくても十分飛べるのであまり装備されなかった。
主な活躍
第17話「ライム・ライト」から登場。
ギャブレーに与えられた初のA級HMで、初陣でエルガイムを追い詰めたものの結局取り逃がした。
初登場時の気合が入りまくった作画と描写は必見。
その後アシュラ・テンプルなど他のA級が配備されてからも愛しのクワサン・オリビーからアトールを貰うまでの間に時々搭乗していたが、ダバ達もいい加減慣れてきたのか最初の頃程の強さは発揮しなかった。
ギャブレーが乗り換えた後もアントンとヘッケラー、ワザンなど手練れの愛機として猛威を振るった。
特にヘッケラーは三つ巴の最終決戦でギワザ軍の先鋒を務め、13人衆第12席次ハンス・アラハートのカルバリーテンプルと激闘を繰り広げるなど獅子奮迅の活躍を見せた末に、自軍幹部のマクトミンを庇って壮絶な最期を遂げた。
最終決戦では再びギャブレーが搭乗。
ポセイダルに追い詰められたエルガイムMk-Ⅱを救い、ポセイダルの最後を見届けた。
そのまま反乱軍に加担し、一人逃走を図ったギワザの離脱を妨害して反乱軍の完全勝利に貢献する。
ギワザとの戦闘で損傷したものの最後まで生き残り、エネルギーを使い果たして海上に落下したエルガイムの手を取る場面で若者達の
戦争は終わりを告げた。
TV本編以外ではOVA『フルメタル・ソルジャー』で13人衆第11席次バーン・ガニア・キラーズが搭乗。
エルガイムをあと一歩まで追い詰めたが、功を焦った兵士のせいで取り逃がしてしまった。
ゲームでの活躍
他のA級ヘビーメタル共々わんさか量産されて出てくる。
特に『F』ではまともな戦力が
ガンダムMk-Ⅱと
ゲッターロボと
ゲシュペンストくらいしかいない序盤から複数出てきてバスターランチャーを打ち込んでくる。
ギャブレーが仲間になる時に持ち込んでくる等して味方機として運用できることも多い。
『
GC』では比較的早い時期から鹵獲して運用でき、サブシナリオを通れば確定で1機入手できるため、ディザードやアローンをまとめてお払い箱にできる。
ちなみに、終盤でギャブレーが乗って味方になるものと捕獲できる
量産機は実は性能に差があり、初期攻撃力はギャブレー機のほうが高いが、捕獲機の方が改造効率がよく、最終的には捕獲機の方が高火力になる。
捕獲した機体は2周目以降も最初から引き継げることもあって、主力として使うなら捕獲した機体を改造したほうがお得。
なお、「ギャブレーが仲間になる時に~」とは言ったが、ヤツはちょくちょく
アシュラテンプルを持参して自軍に参入してくる事がある。
その場合のバッシュの立場はお察し。
第4次なんて代わりにオリビーがバッシュに乗って味方入りするのに何故かそのバッシュは説明もなく行方不明になる
余談
- 永野氏のイメージでは真っ黒な機体だったが、TV画面ではわかりにくいということで紺色に変更された。
実際、真っ黒なカルバリーテンプル(近衛隊仕様)は宇宙戦だと背景色に溶け込んてしまってよく動きがよくわからなくなっていた。
- バスターランチャーといえばバッシュかエルガイムMk-IIかというイメージが強いが、バッシュは準備稿だと劇中デザインとは違う物が記載されていた。
これが議論を呼び、いわゆる「バスターランチャー論争」を起こした。
ただし準備稿版のバスターランチャーもしっかりと本編に登場しており、何を隠そう作中に初めて映ったのも(バッシュの登場予告)、初めて使用されたのも(ギャブレーのアシュラテンプル)、この準備稿版のバスターランチャーである。
ちなみに肝心のバッシュはこちらのバスターランチャーを使用したことはないが、人気の高さからか近年の立体化では大体準備稿版が付属する。もう一方の形状のランチャーがエルガイムMk-IIに付属するからという事情もあるだろう。
追記・修正をお願いします。
- ヘビーメタルで一番好き。見た目も格好いいし強いし -- 名無しさん (2021-07-01 21:16:43)
- バスターランチャーのブラスターモードはパワーランチャーモードの3倍の威力 -- 名無しさん (2021-07-03 01:48:25)
- スパロボだと序盤の強敵のイメージ -- 名無しさん (2021-07-03 13:11:26)
- スパロボF完結編では最終盤までアシュラテンプルと並んでポセイダル軍の悪夢の象徴 -- 名無しさん (2021-07-12 09:39:24)
- 主役機みたいなカッコよさをしてる -- 名無しさん (2023-04-14 10:40:28)
- 漆黒の機体!というといかにもかっこいいが、アニメの作画的には発色も汚いし動きもわかりづらいしで鬼門なんだよな -- 名無しさん (2024-07-04 08:58:23)
最終更新:2025年05月01日 20:26