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ゲシュペンスト

登録日:2009/09/24(木) 11:01:09
更新日:2026/03/31 Tue 22:59:11
所要時間:約 5 分で読めます





ゲシュペンストヒーロー戦記、コンパチヒーローシリーズ、スーパーロボット大戦シリーズに登場する機動兵器。
その名はドイツ語で「幽霊」「亡霊」「幻」を意味する。
デザインはガンダムシリーズなどに関わったあの名メカニックデザイナー・大河原邦男氏によるもの。



○機体設定

◆ヒーロー戦記

初登場作品。ここではギリアム・イェーガー専用のパワードスーツとして登場。
大きさはギリアムの身長と同じくらい(ちなみに共演する「ガンダム」シリーズの機体も、本来の設定とは違い本作ではパワードスーツ的ニュアンスを持つほぼ等身大の存在である)。
パーソナル転送システムにより、どこからでも呼び出せる。
武装はビームサーベル、スプリットミサイル、メガ粒子砲、プラズマカッター、ニュートロンビーム、ヴァンピーアレーザー、メガバスターキャノンなど、ガンダム系と互換性がある。
ビームサーベルは通常攻撃だが、後の作品のプラズマカッターのような武装ではなく、左腕からカタールに近い形状のビームの刃が出てきて敵をぶん殴るという独自の機構になっている。
じゃあプラズマカッターではどうなっているかというと、右腕にプラズマをまとってチョップする武装になっている
また、射撃兵装は全部ニュートロンビームの砲身から撃つ。メガ粒子砲もニュートロンビームもヴァンピーアレーザーも、メガバスターキャノンもスプリットミサイルも全部同じ砲身。
……ニュートロンビームの銃口から飛んでいくミサイルはスパロボでの活躍の方が有名になった今から見ると違和感バリバリだろう。
また、ガンダムが使うものと同じ形状のシールドも装備できる。ガンダムシールドの白い縁がオレンジがかったものになっており、真っ黒なゲシュペンストに装備させるには色が噛み合ってない気もする。

後に地獄大使が崩壊寸前のビルに立てこもった時、女の子を探すためビルに残ったギリアムは行方不明となる(ちなみに女の子はゲシュペンストに乗っていて無事)ため、使える期間は短い。
しかし、ギリアムは死んでおらずアポロン総統として敵となり、ゲシュペンストは「XNガイスト」のコアユニットに組み込まれ、アポロン総統と共に立ち塞がることになる。

なお普通に進めているとメガバスターキャノンまでは解禁が間に合わない、もしくは解禁しても使う暇がない。ヴァンピーアレーザーがギリギリ間に合うかどうかという感じ。
スプリットミサイルとニュートロンビームは序盤から使えることもあり、後に「スーパーロボット大戦」で参戦した際も標準武器となっている場合が多い。

各キャラに1つずつ存在する特殊能力は「リカバー」。自身のHPを少し削って自分以外の味方全体のHPを回復する。
回復技を使えるのがウルトラ戦士(ギリアムがパーティーインしてる状況ではレギュラーキャラのウルトラセブンのみ)しかいない上に技のコストが貴重な本作では便利は便利だが、発動に失敗することがあるのが弱点。ギリアムがパーティーに居る間は痛烈な全体攻撃をしてくる敵もそんなにはいないので、コストの安い回復アイテムで治療した方が早くて確実ということも……

◆バトルドッジボールII

ストーリーモードで最終ボスチーム「ゴッドファクトリー」のメンバーとして登場。
文字数の関係で名前は「ゲシュペン」だが、登場時のビジュアルではメットを外した中の人が出てくる。ギリアムさん何してんすか。*1
本作では腕の3つの突起が「ハンドバルカン」と解釈されている。

◆スーパーロボット大戦シリーズ

以下は、基本的にOGシリーズの設定。
第○次シリーズ、αシリーズ、IMPACTA等それぞれの作品内で細かい設定に差異があることに注意されたし。

いずれも共通しているのは「パーソナルトルーパー」というカテゴライズがされたこと。
基本的にはこのカテゴライズをされた初の機体がゲシュペンストという設定で、連邦軍が対異星人を銘打って採用試験を行っている。
開発したのは作品によっても違うが、OGではマオ・インダストリー
OGでは後継機のゲシュペンストMk-Ⅱが量産を念頭において開発されている都合もあって、チューンによっては元祖ゲシュペンストが後継機を凌ぎうる性能を誇る。

試作機として固定武装などが違う機体が何機が生産されており、これまた作品にもよるが三機生産されているという設定がメジャー。(旧シリーズ・T・30以外は全て「3機試作された」と設定がある)
それぞれタイプR、S、Tと分類される。

  • タイプR
汎用性を重視して作られた機体。
この機体が採用評価試験に提出され、見事制式採用された。
が、問題点もあったために、様々な強化改修が為された上で特殊戦技教導隊へと配備され、基本モーション作成に使用された。
この機体を元に全てのパーソナルトルーパーへと発展した。
さらにギリアム専用機へと改造され、ゲシュペンスト・タイプRVへと生まれ変わる。
旧シリーズでは「R」表記はないが、ほぼ同じ設定のゲシュペンストがいる。

  • タイプS
宙間運用を目的としていたが、タイプRが汎用性を重視して作られたのを受けて真逆のコンセプトに走り、重装甲・高出力を主眼とした改造を施された。
当時、開発されたばかりのプラズマ・ジェネレーター(後のプラズマ・リアクターの原型)を搭載し、胸部にはブラスター・キャノンを装備し、高火力を実現させた。
タイプRと同様に教導隊に配備されたが、操縦が難しくカーウァイ・ラウ大佐以外にはまともに扱うことができなかった。
しかし、カーウァイ・ラウ大佐と共にこの機体は行方不明となってしまい、エアロゲイターに改造されて立ちふさがる。
なお、エアロゲイターに改造された際に付加されたのかは不明だが、飛行能力を持っている。
後にこの機体のノウハウがグルンガストに生かされている。
後にゲシュペンスト・ハーケンの開発の際に本機をベースとしているが、再ロールアウトされた機体なのかは不明。
旧シリーズでは「S」表記はないが以下略。

  • タイプT
地上戦闘を想定されて開発された。
唯一、この機体だけ教導隊に配備されなかった。
後にアルトアイゼンへと生まれ変わる。
アルトアイゼンのベースが本機体であるという設定は初出の「COMPACT2」からあるが、COMPACT2では3機試作されたゲシュペンストMk-Ⅱの内の1機が、αシリーズの裏設定では量産型ゲシュペンストMk-Ⅱの内の1機が、本機に改造されたという設定。
その後設定が整理され、OGでは元祖ゲシュペンストのタイプTがアルトアイゼンに改造されたということになったが、
現状アルトアイゼンとしてしか登場しないので、素のタイプTがどのようなものであったのかは不明なままである。
特徴としてはタイプRやタイプSとは異なる独特の駆動音があり、これはアルトアイゼンに改造されてからも変わっていない。


○機体情報

  • ゲシュペンスト・R
形式番号:PTX-001
全長:21.2m
重量:72.4t
機体色:黒
パイロット:ギリアム・イェーガー、第4次・Fリアル系主人公

主な武装
  • プラズマカッター
  • スプリットミサイル
  • ニュートロンビーム

典型的なリアル系。武装は「ヒーロー戦記」の序盤に使えるものが採用されているが、ゲームシステムの都合かリカバーは使えない。
『第4次』ではニュートロンビームがビーム属性でなかったため、序盤のHM相手にビームコートをぶち抜いて大暴れ可能。
スパロボでは主人公が乗るばかりで、ギリアムが乗るのはOGまで10年近く待つことになる。
OGではギリアムの愛機(乗せ換え可能)であり、勿論彼がかつて使っていた「ゲシュペンスト」ではないがやはり思い入れがあるらしい。
ニュートロンビームは「OGS」にはバリア貫通能力があり、「T」と「30」でもニュートロンビームはビーム属性がなくバリア貫通持ちのため、バリア持ち機体対策として機能する。

  • ゲシュペンスト・S
形式番号:PTX-002
全長:21.2m
重量:72.4t
機体色:黒
パイロット:カーウァイ・ラウ、第4次・Fスーパー系主人公

主な武装
  • プラズマカッター
  • スプリットミサイル
  • スマッシュビーム(第4次)
  • ブラスターキャノン(F以降)

究極!ゲシュペンストキック(F)
必殺!ゲシュペンストパンチ(〃)


飛行が可能だが、性能的には疑似スーパー系のリアル系で中途半端
必殺技は主人公の性格が「真面目でやさしい熱血漢」でなければ習得できない。
OGでは同名の機体は出るが中身はエアロゲイター極まりない別物なので、厳密には登場していない。
ゲシュペンストパンチはジェット・マグナムの台詞パターン、ゲシュペンストキックはMkII・Sの必殺技として継がれていった。

スパロボオリジナルと言える、スマッシュビームというかブラスターキャノンは当時のアニメーションの都合上どこから出ているのか不明だったが、後に胸の開口部が空いてそこから放射することが判明している。

  • ゲシュペンスト・T
形式番号:PTX-003

以下、不明


形式番号:PTX-001RV
全長:22.8m
重量:75.9t
機体色:黒
パイロット:ギリアム・イェーガー

主な武装
  • スプリットミサイル
  • メガ・プラズマカッター
  • ヴァンピーアレーザー
  • メガバスターキャノン

「OGs」以降のOGシリーズに登場する、ゲシュペンスト・Rにテスラドライブ、フライトユニット、新武器などを搭載し強化した機体。
連邦軍の主力が量産型ヒュッケバインMk-Ⅱに移行していく過程でゲシュペンストをもう一度最前線にというプランによって改良されたもの。
特に大した前振りもなく、突然ギリアムの新機体としてヒーロー戦記のタイトルテーマをアレンジしたBGM「英雄戦記」と共に登場し、懐かしの武器と共に暴れまわる姿で、「ようやく本来のゲシュペンストが帰ってきた」と往年のヒロ戦ファンを感動させた。
そのフォルムはXNガイストを思い出させる。

前述の通りヒーロー戦記で頑張れば使えるヴァンピーアレーザーとメガバスターキャノンを引っ提げている。代わりにニュートロンビームはリストラされた

○バリエーション

ゲシュペンスト・タイプSをベースとしたカスタム機。


  • ゲシュペンストMk-Ⅱ
ゲシュペンストの後継機。ただし旧シリーズでは純粋に後継機扱いなのだが、「α」「OG」(と、α外伝からデータを流用したIMPACT)では量産を念頭においた機体となっており、
多く生産された一方で量産性に優れた部品を使ったりした結果性能面ではオリジナルに劣るものとなっている。
一方でロールアウト後に改良されたタイプRタイプS・タイプTが存在しており、タイプRとSはチューンを施したオリジナルに近しいポテンシャルを持つ。
タイプTはヴァイスリッター(COMPACT2ではこれに加えてアルトアイゼンも)へと改造された。
量産されたゲシュペンストMk-Ⅱの方はタイプMとタイプTTという区分がされており、Mが一般仕様でTTは「T-LINK TEST」の略。
さらにその量産型を最新技術で高級カスタム機へと改造した量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改が存在する。

教導隊のゲシュペンスト運用データを元に作られた機体。
優秀な機体だが、コスト、過敏な反応速度、操縦が困難という問題点があったので量産には至らなかった。
この機体からヒュッケバインへと派生する。
メタ的にはゲシュペンストとヒュッケバインをデザイン面で繋ぐ機体であり、足回りのシルエットがゲシュペンストと共通している。

ゲシュペンストをベースに重装甲・重武装を施して開発された砲撃戦用機体。
整備性やコストの問題で量産には至らなかったが、支援機としては優秀。
後に量産型ゲシュペンストMk-Ⅱルートにその遺伝子を残す。

タイプSの延長線で誕生した特機と呼ばれるスーパーロボット。


スパロボTでのゲシュペンスト

主人公チーム、特務三課の勤め先である「VTXユニオン」の特務一課の主導で開発され、主人公機・ティラネードと正式採用を争い、そして共闘する機体という位置づけである。*2
パイロットは選ばなかった方のサブ主人公。主人公をサイゾウにしていれば「堕天使」の異名を持つサギリが乗ることになる。
武装の体系はゲシュペンスト・Rをベースにスラッシュリッパー、修理装置、そしてカスタムボーナスの補給装置と、まさかのヒーロー戦記さながらの戦闘もサポートもこなせる機体という位置づけとなった…が、最大火力が低いので最終的に辛くなる。
サギリ搭乗なら脱力要員としての使い道があるが、サイゾウ搭乗だと半端極まりない性能に…。

戦闘アニメとしては、スプリットミサイルからのニュートロンビームやスラッシュリッパーの最中にプラズマカッターで切り込むといった乱舞的な演出が目立つ。
(メタ的に言えば、換装武器として各武装が独立してしまっているOGシリーズとの差別化もあると思われる)


スパロボ30でのゲシュペンスト

第1弾DLCに合わせた無料アップデートにて参戦。パイロットはギリアム。
旧シリーズの世界線から転移しているが、特に整合性はとっていないとのこと。このため旧シリーズのギリアムはMk-IIに乗っていたのに本作では通常のゲシュペンストに乗る上、同じ世界からきたイルムガルト・カザハラがグルンガストに乗っているので本来はゲシュペンストもスーパー系になるはずだが、本作ではリアル系となっている。
旧シリーズのゲシュペンストだからか空を飛べなくなり修理・補給装置がなくなったが、カスタムボーナスでスラッシュリッパーの攻撃力が上がるなど、やや戦闘向きに調整された。
戦闘アニメがTの流用なので、本来パイロットカットインが入る部分で何も入らずに間延びした演出になってしまっている。
スラッシュリッパーがギリアムによるリボルクラッシュリスペクトなんて言われる事もあるが、上記のとおり『T』の流用なのでただの偶然である。そもそもギリアムはリボルクラッシュがリボルケインを突き刺す技なんて知らないし*3


追記、修正、ヒーロー戦記もよろしくお願いします。

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最終更新:2026年03月31日 22:59

*1 後にギリアムはスパロボシリーズで「ゴッドファクトリー」のチームメイトと昔会ったことがあるかもしれないという匂わせの発言をしている

*2 「別の機体と次期量産機の座を争う」というエピソードはスパロボAを思わせるものがあるが、スパロボTには過去タイトルを知ってるとニヤリとさせられるネタが多いので、多少は意識したのかもしれない。

*3 ヒーロー戦記でのリボルクラッシュは飛びかかりながらリボルケインで切り裂くという原作と全然違う技。