battle for money 戦闘中

登録日:2021/08/04 Wed 11:48:33
更新日:2024/03/02 Sat 23:24:22
所要時間:約 15 分で読めます







戦闘の誓い



一、ゲーム中は 真剣勝負を楽しむこと。


一、ルールを守り 全力で勝ちにいくこと。


一、勝者への リスペクトを忘れないこと。





自分以外は、全員が



勝ち残った1人だけが、賞金を獲得できる



それが……





battle for money



戦闘中




《概要》


『battle for money 戦闘中』とは、フジテレビ系列で不定期に放送されているバラエティ番組で、『run for money 逃走中』の姉妹番組にあたる。2012年3月30日にパイロット版が放送され、2012年5月19日に初回が放送された。

『逃走中』が所謂広いエリアを使った大人の鬼ごっこなのに対し、『戦闘中』は所謂広いエリアを使った大人のドッジボールである。
原則的に陣地という概念がないので、至近距離まで接近してのボール投擲が可能など、独特の駆け引きが存在する。

基本ルールはプレイヤーたちがバトルボールを使って他のプレイヤーを撃破して賞金を奪い合い、最後の1人になった者が賞金を総取りできるという、プレイヤー同士協力し合いながら逃げる『逃走中』とは違って自分以外は全員敵という、『密告中』と同じ感じのルールである。
プレイヤーたちが賞金のために敵を撃破していく中で繰り広げられる、個人同士が同盟を組んだり裏切ったりする駆け引きが展開されるなど、逃走中とはまた違った魅力がこのゲームの醍醐味となっている。

放送頻度の激減やおよそ3年ほどの放送休止の間で、『逃走中』とは対照的に基本ルールの変更があったり「クロノス社」の設定が曖昧になったりとしていたが、「プレイヤーvsプレイヤー」の構図は初回から変わっていない。(詳細は後述)



《主な基本用語》

  • プレイヤー
番組の主役。
お笑い芸人、タレント、俳優、女優、現役&元アスリートと、逃走中同様そのジャンルは幅広い。
戦闘中は逃走中とは違って脚力ではなくバトルボールを投げる際の肩力やバトルボールを避ける瞬発力が重要となる。
プレイヤーは基本18人前後が参加している。
逃走中同様、プレイヤー同士の通話やメールを受け取るための携帯電話とエリアを示した地図を渡される。また、プレイヤーは逃走中同様プロテクターを装備しており、体には鎧のようなベストを着用する。


  • バトルボール
戦闘中におけるメイン武器で、これがないとゲームが成り立たない。
放送開始当初は隕石のように無数の穴が開いたボールで、中には光るプラスチック製のボールが入っていた。休止後の放送からは、学校によくあるようなオーソドックスなボールに番組オリジナルのデザインがあるものを使用している。
このボールをノーバウンドで他のプレイヤーに当てれば撃破となる*1
撃破されたプレイヤーは失格となり、ゲームから除外される。

放送当初のボールの色は基本だが、回によっては、はたまたもある。現在使用されているボールの色はで統一されている。


  • 賞金
賞金の積み立て方、そもそもの有無は時期によって異なる。

放送開始から『忍の卵を守り抜け』までは、1秒単位で賞金が増えていく逃走中とは違って、戦闘中では全プレイヤーが最初から賞金を持っている(1人25万円~30万円程度)という、過去に行われたクロノスゲームでも類を見ない形式となっている。
撃破すれば、そのプレイヤーの所持金を全て獲得でき、最後の1人になったプレイヤーが賞金を総取りできる。
プレイヤーは所持金を後述のイベントで自由に使うことができる。ただし、当然ながら使えば使うほど賞金総額も減っていく上、使い切ると失格になるのでよく考えて使わなければならない。
なお、ゲームスタート時の賞金総額は500万円程度という超大金であるが、プレイヤーたちはゲーム中に賞金をどんどん使っていくため、ここまでの大金を獲得することはまずない。
一時期はチームでの固定された賞金の獲得や、賞金はなく「勝利の名誉」を与えるということになっていたが、『激突!最強vs最強』ではかつてより金額は下がったとはいえ賞金制度が復活した。


  • エリア
逃走中同様、貸し切られたテーマパークなどを使用する。
戦闘中は『和』をイメージしているため、エリアも江戸の町や平安の都など『和風』をイメージしたエリアとなっている。

また、一部のエリアは逃走中の回とつながりがある設定になっている。
たとえば第3陣の『激突!忍ヶ原の乱』のエリアは、逃走中『信長と忍者の里』編と『禁断の恋と財宝村~ロミオとジュリエ~』編と同じエリアとなっており、エリア内には信長軍撃退合戦場跡として建てられた双龍の石碑や、赤坂村と青山村を繋いだ英雄として、あるプレイヤーの銅像が建てられていた。

他にも第5陣の『欲望の都』のエリアは、この回の前の週に放送された逃走中『奥様はかぐや姫』編と同じエリアになっており、建物の名称(かぐやの家や助麻呂の屋敷など)もそのままになっている。

また、洋風エリアや現代的エリアの登場もあり、決して『和』に偏ったステージのバリエーションという訳ではない。

ゲーム時間は100分から140分と「逃走中」に比べてやや長めなのが特徴である。
この時間までに自分以外のプレイヤーを撃破しなければならない。最後の1人になった時点でゲーム終了となる。
ゲーム時間が0になった時点でプレイヤーが2人以上残っていた場合は全員失格となりGAME OVER。賞金も全額没収となる。



《エスケープ》

最後の1人になる以外で賞金を獲得する方法。
その時点までの所持金を獲得し、ゲームからリタイアするという逃走中における自首と同じ手段である。
エリア内にある指紋認証装置か携帯でメールでエスケープを宣言すればいいのだが、第2陣以降は宣言してから一定時間他のプレイヤーに撃破されなければエスケープ成立となる。当然その間に撃破されれば失格となり、エスケープも無効となる。

なおエスケープ宣言をすると、その通知が他のプレイヤーにも通達されるため、エスケープ宣言者は他のプレイヤーから集中して狙わざるを得なくなる。
というのもエスケープが成立すれば、賞金総額が減ってしまうため、他のプレイヤーにとっては休戦協定を結んでまでも阻止しなければならない。

現時点でエスケープを宣言したのは鈴木拓(ドランクドラゴン)のみだが、最終的に小澤亮太に撃破されたためエスケープ失敗。
そのためエスケープに成功した者は誰もいない。



忍(シノビ)

戦闘中における最大の肝となる、黒い忍者のような姿をした戦闘用アンドロイドである。
後述の武器屋で購入出来たり、一部のミッションをクリアすると獲得することができる。
逃走中のハンターが終始プレイヤーの敵だったのに対し、忍は契約したプレイヤーの頼もしい味方となり、共に行動してくれる。契約したプレイヤーの指示に忠実に従い、攻勢にも守勢にも応じるため*2、戦術の幅がかなり上がる。
ただし、忍は完全に無敵と言うわけではなく、忍自身、もしくは契約したプレイヤーが撃破されれば機能停止してしまう(ゲームから排除されるわけではない)。
当然忍にも強さの違いがあるため、契約したプレイヤーどのように扱うかが重要となる(初陣のはるな愛のように忍を手に入れたからって終始頼りっぱなしにして何もしなければ忍を持つ意味がなくなってしまう)。

なお、忍はハンター同様アンドロイドなのでしゃべることは出来ないが、契約時に握手したり、指示を聞いたり了解すると頷いたりサムズアップしたり、更にはポーズやギャグ*3を覚えさせることも可能で撃破した際に勝ち名乗りの如く、プレイヤーと一緒にやってくれる。
ただし、キスやハグなどセクハラじみた行動に関しては一切受け付けず、わざとらしく周囲の警戒動作を始める。え?大久保佳代子(オアシズ)はダメなのに眞鍋かをりはいいのかって? それは…まぁ…ね…

このように無機質感漂うハンターとは違って忍は意外と有機質感が漂っている。

ただし、回によっては完全な敵だったり、待ち伏せや一時撤退を行ったりするなどハンター以上に強力で高度な知能を持つアンドロイドとして登場している。


契約の腕輪

忍との契約に必要なアイテムで、プレイヤーと忍が同じ腕輪を装着することで契約が完了し、忍は契約したプレイヤーを主人と認識して共に行動する。

なお、契約の腕輪は後述の武器屋でも売られていることがあり、これを購入し、停止した忍に装着すれば、再契約することができる。



特殊な


忍には、通常の忍以外にも特殊な装備をした忍も存在する。

ビッグバトルボール忍

鎖に繋がった巨大なバトルボールを装備した忍で、ハンマー投げのごとくビッグバトルボールをぶん回して攻撃する。
更にビッグバトルボールを振り回してバトルボールを弾くという盾代わりにも使用できる。
しかし、その反面機動力が低いのと、鎖のジャラジャラ音で他のプレイヤーに気づかれやすいのが欠点。
また、攻撃した後の隙も大きいため、その部分を如何にカバーするかがカギとなる。

大盾忍

プレイヤーが隠れるほどの巨大な盾を装備した忍で、防御力に特化している。
この忍がいれば、真正面からの攻撃は怖くないであろう。
ただし攻撃は一切できないため、忍の中ではかなり扱いにくい分類に入る。

の忍

2体が1組となって行動する強力な忍。
ただでさえ強力な忍が2体もいるため戦術的には最強候補に該当する。片方を別行動させたり、敵プレイヤーを挟み込んだり、波状攻撃で盾(忍専用も含む)を貫通させたりなど戦法は色々。
ただし2体が連携して動くため、片方が撃破されればもう片方も停止してしまう。
また、彼らは『契約の腕輪 双龍』と呼ばれる専用の腕輪で動いているため、後から通常の契約の腕輪で再契約した場合は連携が解除され、通常の忍として使用することになる。
なお、正式登場する前に『逃走中アルティメット』にて「コンビネーションモード」というペアで行動する忍が登場している(ストーリー上では双龍の忍のテスト運用という設定)。こちらは確保された逃走者の復活挑戦ミッションを阻む敵だった。
『忍の逆襲』では片方はビッグバトルボール、もう片方は大盾を持ち登場。より攻守のバランスがとれたいわば「ラスボス」としてプレイヤーを苦しめた。

ランチャー忍

バトルボールではなく、小型のバトルボールを放つシューターを持つ忍。死角から撃ってくるため厄介ではあるが、装填の隙をつけば通常の忍よりも撃破しやすい。

影忍

通常の忍よりも軽装で攻撃力も高くはないが、数の暴力や水中からの急襲という攻撃でプレイヤーを苦しめた。

キッズ忍

「逃走中」のキッズハンターに続き、こちらでもキッズが登場。野球ボールサイズのバトルボールは速く、続けて投げられるため油断は出来ない。

怪力忍

攻撃力を若干下げたものの盾を持ち防御力がついたビッグバトルボール忍といった感じだが、スタミナがないという致命的な弱点を持つ。
時折エリア内のベンチに座り休憩を取る様子はおよそアンドロイドとは思えず、ネタ方面では大いに活躍した。

くのいち

合計6丁のバトルガンを持つ女性型忍。当然連射が効き、球も速いため非常に強力である。


《イベント》

所持金を利用して、戦力を強化することができる。ただし上述の通り、所持金を使えば使うほど賞金総額も減ってしまう。なお、所持金が0になると失格のため、注意が必要である。

武器屋

その名の通り、アイテムを販売している店で様々なアイテムを購入して戦力を強化することができる。勿論数は限られているため早い者勝ちとなる。なお、一部のアイテムを売却することも可能。
武器屋には原則1人しか入ることは出来ない。
一定時間半額になるタイムセールや電話で指定の場所に届けてくれるデリバリーサービス(要送料)を実施するなど、便利なキャンペーンを行うこともある。


主なアイテム

※バトルボール・忍・契約の腕輪は上述に表記しているため割愛


他のプレイヤーからの攻撃を守る盾で、女性プレイヤー(初陣&第2陣のはるな愛や第6陣のIVANのようなニューハーフも可)の初期装備となっている。
しかし女性プレイヤーの大半は忍を購入するため、盾を売ることが多い。


  • 忍の盾
その名の通り、忍専用の盾。プレイヤー用の盾とは違い、忍の腕に装着するタイプ。大盾と比べると大きさは遥かに小さいが、コンパクトな分リスクなく忍を強化でき、更にはビッグバトルボールも防げるためかなり万能。
事実第3陣~第6陣までの優勝者は盾付きの忍を装備して優勝している。


  • バックシールド
プレイヤーの背中を守る盾であり、無防備である背中を守るのに使うことができる。
これも意外と万能である。


  • バトルランチャー
超高速バトルボールを発射するランチャーで、射程も長い。球は5発。
かなりの重荷でかなりの高価だが、これさえあれば、アスリートだろうと忍だろうと敵なしである。

しかし、あまりの強力さに視聴者から「バトルランチャーって忍より強いだろ」「さすがにチートすぎないか」という声もあったため、プレイヤーの武器として使用されたのは初陣のみとなっている。


  • バトルシューター
バトルボールを放つスリングショット。球は4発。
バトルランチャーとは違い、自分で発射するため命中率と弾速はプレイヤーの腕次第。



闘技場

特設ステージにおいて、忍や戦力の獲得を賭けて、プレイヤーVS忍、もしくはプレイヤー同士で対決を行うことができる。ここでは通常のドッジボール同様に陣地の概念がある。
闘技場で使用できるのは専用のバトルボールのみで自分の武器を持ち込むことは出来ない。陣地はセンターラインで分けられており、このラインを超えることは出来ない。男性VS女性の場合は女性へのハンデとして陣地が少々広く設定される。
なお、闘技場では負けても失格にはならない。
また参加費として数十万円支払う必要があり、参加費は勝とうが負けようが戻ってこない。
盾の売却で忍を購入できない男性プレイヤーが序盤から安価で忍を入手する貴重な手段となりうる。
『激突!最強vs最強』からは多数のアンドロイドがロープを持ち円形を作り、その手で持つバトルボールを適宜プレイヤーが取って攻撃を行うようになった。特設ステージほどの広さや豪勢さはないが、手元にボールがなくなる可能性はほぼない。


《ミッション》

逃走中同様戦闘中はイベントの他にもミッションが存在する。参加するかしないかはプレイヤーの自由。ミッションにクリアすれば有利になる内容もあればミッションに失敗すると不利になる内容もある。

主なミッション

  • ボールチェンジ
主に終盤で発動するミッション。規定時間になると、それまで使用していたバトルボールが使用禁止(ビッグバトルボール・バトルランチャー・バトルシューターは除く)となる。なので、プレイヤーは特定の条件を満たして、新たなバトルボールを獲得しなければならない。

  • 認証ミッション
規定時間までに他のプレイヤーと出会い、携帯でお互いの顔を認証しなければ、所持金が1万円を残して没収されたり全ての武器を没収されてしまう。
なお、認証はお互いが交渉して穏便に認証してもいいが、相手を騙し討ちして撃破してから認証することも可能。そのため、信用し合えるプレイヤーと出会うことがカギとなる。

なお、撃破して認証しようとしたプレイヤーは基本ロクな目に遭っていない。



《クロウ》

ローブ姿とその名の通りカラスのようなマスク(ペストマスク?)を被ったアンドロイド。初登場は初陣だが、名称が明らかとなったのは第3陣からである*4
ゲームに関する雑務をこなす働き者たちであり、怪しい見た目に反してどこか愛嬌のある仕草に、視聴者たちからも可愛いと評判。
なお彼らも忍同様アンドロイドのため喋ることは出来ない。

クロウの種類


ブラウンクロウ

その名の通り茶色いクロウ。武器屋や闘技場などの受付や、賞金の受け渡しなど多くの作業をこなすオールマイティなクロウで出番も一番多い。
とにかくお金に目がないのか、武器屋では先払いを優先したり、賞金没収もさっさと行うなど意外とがめつい性格。落ちているバトルボールを拾い集めて移動販売したり(割高)、格安だが契約に制限時間のある「レンタル忍」が登場した際は残り時間のボードを持ちながら契約者に付き添うなど、アクティブな面もある。
上述の通り、アンドロイドのためしゃべれないので武器屋の接客も無言で行うためプレイヤーから指摘されることもしばしば…*5

なお、公式設定では「しっかり者で商売上手」。


レッドクロウ

その名の通り赤いクロウ。機械操縦に特化したクロウで、ランチャーやメガキャノン砲をいとも簡単に扱う。それらを用いてプレイヤーへ容赦ない攻撃を仕掛けてくるなど結構Sなキャラである。
プレイヤーを撃破すると何故がお辞儀をするのだが、それが撃破したプレイヤーへの礼儀かそれとも煽りなのかは不明。

なお、公式設定では「攻撃的で負けず嫌い」


ブルークロウ

その名の通り青いクロウ。走力に特化しており主にアイテムの運搬を担当する。
運搬する際には鞄か大八車を使用する。
お客様を見つけられず辺りをキョロキョロ見回したり、大八車が溝にはまって動けなくなって泣いたり*6などクロウの中では一番愛嬌がある。

なお、公式設定では「おっちょこちょいでお調子者」


《ドラマパート》

逃走中同様、戦闘中でもゲームの途中途中でドラマパートが挿入されている。ただし、未来ドラマとエリアドラマの2種類ある逃走中とは違って戦闘中は未来ドラマのみとなっている。
戦闘中は逃走中に続くクロノス社の新たなゲームとして開催されたという設定となっている。


登場人物


高月ハンゾウ

演:高知東生
戦闘中開発者及びゲームマスター兼エンターテインメント部門チーフ。
逃走中のゲームマスター『月村サトシ』の上司であり、彼から慕われている。逃走中ではサブキャラクターとして月村を支援していた彼だが、戦闘中では本格的なゲームマスターとなり、ゲームを進行していく。
なお、高月は初陣以降の逃走中で月村が不在の場合は逃走中のゲームマスターも代行していた。


水無月ユリエ

演:上原歩
忍の開発担当にして高月の部下。
非常に優秀で、ミッションやイベント発動のサポートをしている。また、月村に好意を抱いている描写も…
なお、彼女の初登場は逃走中第1部最終回とも呼べる『ラストミッション』だが、この時はまだ名無しのキャラ扱いで、エンディングでの表記もなかった。

実は月村にもかつては『望月ミレイ』という助手がいたのだが、望月はハンターX計画の協力者であったため、初陣で彼女を見た際に怪しむ視聴者も多かったとか…


青山シズカ

演:足立梨花
『大江戸決戦!忍の乱』以降の2代目ゲームマスターであり、逃走中とゲームマスターを兼任している。
こちらでも忍たちを「行っておいで。」と送り出すなどアンドロイドへの愛着は深い。


この他にも月村サトシ(演:細田よしひこ)など逃走中側のキャラクターも登場する。また、一時期の放送ではスポーツ中継風にフジテレビのアナウンサーがバトルの模様を実況していたため、ゲームマスターは不在であった。


《炎上》

逃走中の例に漏れず、戦闘中でも度々炎上することがある。
炎上する根源としては、『騙し討ちなど卑怯な手段でプレイヤーを撃破した』というケースになる。
このケースで炎上したことがあるのは、中田敦彦(オリエンタルラジオ)、鈴木拓(ドランクドラゴン)、尾上松也の3人である。

だが、戦闘中は完全な個人戦である。
しかも逃げ切れば何人でも満額を獲得できる逃走中と違って戦闘中の場合は最後に生き残った1人だけが獲得できる以上、一時の利害の一致*7で協力することはあっても最終的には必ず潰し合うことになる。
確かに騙し討ちなどは決して褒められるような戦法ではないが、これも作戦の一つであり、何もルール違反はしていない。
代償も大きく、一度実行してしまえば信用を失うため、以降の協力型ミッションで協力を得られず仕舞いになることもあり得る。
プレイヤーたちはルールを守ったうえでゲームに挑んでいるため、個人の感想として叩くまでは良いが、SNSに引っ張り出して炎上させる行為はお門違いだということを決して忘れないで欲しい。



《番組の大幅改変 それに伴う放送休止…》


第5陣までは個人戦、そして第6陣と第7陣ではコンビ戦となったりと色々ルール変更をしていたが、第8陣となる『アスリート天下統一戦』ではルールが大幅に改変された。


第8陣での主な改変部分


  • これまでの様な個人戦からチーム戦に変更

  • ドラマパートを完全廃止

  • バトルロワイアル制からステージ制に変更

  • ナレーションであるマーク・大喜多氏に代わって実況が追加され、解説者がゲーム展開を解説する形に変更(マーク氏は状況解説のみ出演)

  • 賞金システムが廃止され、優勝チームには天下統一という称号が与えられるようになった


更に続く第9陣『超人サバイバル大決戦』では更にルールが改変された。


第9陣での更なる改変部分


  • バトルボールが以前までの形状から赤いゴムボールへと変更

  • この回から忍が完全な敵となった

  • 賞金システムが復活し、優勝チームは賞金100万円を獲得できる


だがこれらのルール変更に、視聴者たちからは「こんなの戦闘中じゃない!」「ただのスポーツバラエティ」「実況なんていらない!」などと大量の批判の声が殺到し、ネットニュースにも取り上げられることになった。

その結果戦闘中は放送休止となり、長きにわたり放送されなくなってしまったが…
















《3年ぶりの復活》

感染症の影響やその対策もあり『逃走中』以上にロケは難しいと思われたが、2021年3月21日に約3年ぶりにルールが大きく一新された状態で戦闘中が復活された。


主な変更部分


  • チーム戦から再び個人戦に変更された

  • 前半戦と後半戦に分けて行い、前半戦はプレイヤー同士の個人戦で、後半戦は生き残ったプレイヤー(+復活プレイヤー)で忍軍とのチーム戦を行う
    しかもここでの忍は囮作戦を見抜く、不利なときは撤退する、待ち伏せや挟み撃ちを行うなどかなり頭(AI?)が良い

  • 賞金システムが再び廃止され、それに伴い武器屋や闘技場も廃止

  • バトルボールは第9陣同様赤いゴムボール

  • 女性プレイヤーの標準装備が盾から拳銃式のバトルランチャーに変更*8

  • 新たな忍として、ライフル式のバトルランチャーを装備したランチャー忍が登場。そして、双竜の忍が変更され、ビッグバトルボール忍と大盾忍*9のペアになった。

  • 撃破テロップが逃走中の確保テロップと同じものに変更

  • 戦闘BGMが新しいもの(番組オリジナル曲)に変更


また、2021年10月24日にはこの新ルールを引き継ぎ同年2度目となる放送があった。
賛否両論の声は大きかったものの、終わってみれば視聴者からはそこそこ好評であった。
だが、賞金システムを廃止したことに番組自体に心配の声も上がっていた。

《またまた復活》

2022年10月9日にほぼ1年ぶりとなる放送が行われ、再びルールの変更があった。


  • 賞金システムが再び復活し、忍撃破数に応じた出来高制となった。ただし武器屋は復活していない

  • バトルボールは第9陣同様赤いゴムボール

  • 2つのステージに分かれ、1stステージは忍軍団との戦い、2ndステージは第五陣までとほぼ同じ個人戦

  • 新たなる忍として、キッズ忍、くノ一、怪力忍が登場した

詳しくは該当項目参照。


《護衛中》


実は戦闘中より過去のゲームで「護衛中」と呼ばれるゲームが存在している。開催回数は「クロノス」で2回、「ジャンプ!○○中」で1回の計3回。
ルールはやはり広大なエリアを使用したドッジボールだが、個人戦の戦闘中とは異なり、「姫」と呼ばれるプレイヤーを中心とした4〜5人1組のチームが計3組で戦闘を行うチーム戦。
通常のプレイヤーは攻撃してくる敵を撃破し、「姫」を守るのが仕事。
通常のプレイヤーが撃破されても勝敗に影響はないが、「姫」が撃破されるとそのチームは敗退(生き残っている同じチームのプレイヤーも強制失格。)となる。
また賞金の方式も異なり、「クロノス」では通常の逃走中と同じく1秒ごとに賞金が増えていき、決着時点での賞金を山分けする。一方「ジャンプ!○○中」は最初から賞金が固定されている。
(当然だが団体戦なのでエスケープのシステムもない。)

こちらでも「鎧武者」や「甲冑男爵」などの戦闘中の忍に近いキャラが出てくるが、彼らはどのチームにも属さない敵キャラでプレイヤーを見つけ次第、追いかけてきて撃破する。










戦闘中の記事作成、お疲れ様でしたハンゾウチーフ!



あぁ、ありがとう!



これならこのゲームの知名度もあがりそうですね!



もう次のクロノスゲームの記事作成のプランは考えてある! 水無月!準備に取り掛かるぞ!!


はい!










ハンゾウさん! この記事の追記・修正も忘れずにお願いします!




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最終更新:2024年03月02日 23:24

*1 ボールが地面に落ちる前にキャッチした場合、もしくはバウンドした場合は無効となる

*2 プレイヤーとある程度離れて行動させる指示も可能だが(挟み撃ち、ターゲットの追い回しなど)、一定限度がありそれ以上は離れない。

*3 例として田中卓志(アンガールズ)は持ちネタの『ジャンガジャンガ』を、佐野岳は忍者のポーズを教えた

*4 第2陣まではただ単に『アンドロイド』と呼ばれていたが、田中卓志(アンガールズ)が「山根に似てない?」と発言したことから一部の視聴者からは「山根アンドロイド」と呼ばれていた

*5 杉村太蔵からは「『いらっしゃいませ』くらい言った方がいいね」と言われ、高橋茂雄(サバンナ)からは「お客さんへの感謝無かったらいずれ店潰れるよ」と言われた

*6 その様子を斉藤慎二(ジャングルポケット)が発見するも「それどころじゃないから」とシカトされるも、その後眞鍋かをりが手伝ってくれたため、そのお礼として武器屋半額チケットを彼女にあげた

*7 例を挙げると、第4陣の最終盤で眞鍋かをりと大久保佳代子(オアシズ)が両者女性で忍は1体ずつに対し、小澤亮太は男性で双龍の忍持ちのため、先に双龍を倒さないとお互いに敗色濃厚だったケースが該当する

*8 その後『忍の逆襲』からは再び盾に変更され、拳銃式のバトルランチャーはバトルガンという名称になった

*9 この大盾は、盾が二つに分かれるタイプで、両手に装着して、二つで一つとなる。