登録日:2022/01/21 (金) 01:05:05
更新日:2025/02/21 Fri 22:36:32
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出典:デルトラクエスト、22話『魔女テーガンの復活』、2007年1月6日~2008年3月29日まで放送。
OLM、テレビ愛知、電通、デルトラクエスト製作委員会、
(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知
■概要
CV:藤田淑子
『嘆きの湖』付近からトムの店までの一帯を支配する緑色の肌に銀髪をした美女。
見た目は若い美魔女だが、実際は100年以上の歳月を生きる強大な
魔女。
アニメではこの見た目は魔力で維持されているとされ、魔力を吸い取られたら年相応の老婆になっていた。
また彼女には13人もの子供たちがいるが、いずれもテーガンには似ても似つかない怪物たち。なお父親が誰かは不明。
勿論テーガンは子供たちに魔法を伝授しており、子供たちは母には及ばずとも幻覚や変身魔法を巧みに扱う。
アニメではテーガン自身も、テーガン以上に厳しかった母親に師事して魔女になった事が言及されている。
モンスターブックではこの件が幾らか掘り下げられており、聡明で善良な魔女だったテーガンの母タムは、
娘の生まれついての悪性に気付いて矯正を試みるも失敗。
テーガンはそのまま家出し行方を晦ませたのだという。
テーガンの好物は
カラス。
ジャスミンの友達であるカラスのクリーも、テーガンに家族を喰われてしまった。
またモンスターブックの著者ジョゼフは、タムがカラスに変身する魔法を得意としていたことから、
カラスを好んで食べるという行為は、自分を厳しく躾けようとした母への憎しみの表れではないかと推察している。
傲慢な性格の持ち主で、命があり、美しくて自由なものを何よりも憎んでいる。
そのため100年前に『黄金の街ドール』を『嘆きの湖』に、住んでいたドール族を湖に周辺に住む生物に、族長のナニオンを『ソルディーン』に変えた。
これに怒ったララド族はテーガンに抗議したが、テーガンはそれを無視したあげくララド族から声を奪ってしまった。
このようにただでさえ強かったテーガンだが、影の大王がデルトラへと侵攻した際に手を結ぶ。
影の大王に協力する代わりに力を分けてもらい、昔の10倍もの魔力を有するようになり、その力を盾にデルトラ北部を支配下に置いた。
強力な魔力を手に入れた引き換えに「血を一滴でも流せば即死する」という体質になってしまったものの、全身を魔法で武装しているため並大抵のことでは血を流さない。
そのため何人ものララド族の戦士がテーガンに挑むも敗北している。
しかし、実はテーガンは左手の小指の先から魔法を使うのだが、そのため
この小指だけは魔法で庇いきれない唯一の急所だった。
そのため油断していた一瞬の隙にクリーの嘴で刺された事で血を流し、死に絶えた。
テーガンが死んだことで維持されてきたドールの街やララド族への魔法も効力が絶え、無事元の
平和が訪れたのであった。
原作ではこれで出番終了だが、アニメではテーガンの遺体で唯一残っていた指輪から影の大王が蘇生させた。
以降は影の大王の命令で行動するが、当人的には「部下」ではなくあくまで「協力者」という認識らしく、側近のファローら他の部下達のように大王に特に諂う事はしない。
デル城の謁見室でも(流石に不遜とまでは行かないが)対等のような口を利いている。
またそのファローとは非常に折り合いが悪く、「お前の指図は受けない」と面と向かって威圧すらしている。
自分を殺した
リーフ一行を子供達と罠にはめて殺そうとするも失敗し、
ラピスラズリの魔除けの力で魔力を取られ、またしても指を攻撃され殺されてしまった。
もう一度大王に蘇らせてもらうものの、二度も失敗したとあって愛想を尽かし始めていた大王から「その美貌を失いたくなければ今度こそ奴らを倒せ」と事実上の最後通告を突きつけられる。
ここで負ければ後は無い……焦りと怒りに駆られながらも三度リーフ一行に挑み、分断したうえで彼らの抹殺を試みるがまたしても失敗し、本来の老婆の姿に戻されたことで
絶望。
自暴自棄になって魔力を暴走させ自殺しようとするが、生き残っていた子供たちが母の後を追って魔力の暴走の中に飛び込んできたことで理性を取り戻す。
最後は子供達と共に浄化されていった――
■子供達
出典:デルトラクエスト、22話『魔女テーガンの復活』、2007年1月6日~2008年3月29日まで放送。
OLM、テレビ愛知、電通、デルトラクエスト製作委員会、
(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知
テーガンの子供達。全員母とは似ても似つかない怪物。
本当にどんな父親だよ。
魔法も使え、幻覚や変身魔法が得意。本編では
狼や人間に変身していた。
13人もいるが、その内
双子の組み合わせが幾つもある。
すぐに仲間割れをするので兄妹仲は(双子を除き)あまりヨロシクないようだが、母の事はちゃんと慕っており、
復讐のために一丸となる。
作中では母の仇を取るためにリーフたちを生け捕りにしたが、三人をどのように配分するかで揉める。
そこでリーフたちが「人数を減らせば、等分できる」と仲間割れするように誘導した事で喧嘩が始まる。
最終的にイカボッドが他の兄妹をノしたことでイカボッド以外の出番は終了。
原作ではイカボッドに倒された連中が死んでいるのか生きているのか不明。アニメではその後も出番がある。
兄妹の順番は不明。ここでは作中の歌の通りに記載している。
CV:近藤孝行(ホット)、谷口節(トット)
兄妹で一番小さい。黄色の体に
モヒカンという特徴を持つ。
アニメでは堪え性がなく、母に「生きて自分の元へ連れてこい」という命令をされたのに、連れてくる前にリーフたちを食べようとしたほど。
魔法で狼の他、フランソワーズの帽子や
鞄に化けた。
アニメではラピスラズリの力で暴走したテーガンの魔法によって
消滅してしまう。
CV:真山亜子(ジニ) 、樫井笙人(ジッド)
最初に登場した子供達。双子の兄妹でありジニが妹でジッドが兄。
ジニはずんぐりした体型に黄色い牙が生えた怪物。ジッドは体にこぶが盛り上がり蛇のような舌を持ち、歯の代わりに口内に鉄釘を打ち込んでいる。
この二人は人間の老人に化け、周囲が底なし沼に囲まれた家に住んでいる。
彼らは底なし沼に気付かず死にかけた人をあえて助け、それで二人を信用した人間に睡眠薬を盛り、眠った所を食す。
この獲物が小柄で食う部分が少ないと
奴隷にする。このやり口からも窺える通り、後に登場する兄弟たちより頭の回転は良好(というか他の面子が酷過ぎる)。
最後は底なし沼の底がある部分の目印を変えられたことで自分達が引っ掛かってしまい、沼に沈んで死んでしまう。
アニメでは死後魂だけとなって、他の子供達に協力する……が、イカボット達の単純さに苦言を呈する事も。
CV:伊東みやこ(フィー)、池田千草(フライ)
緑色の巨体の怪物。
原作ではフライの方が兄だが、アニメでは声的に姉妹かもしれない。
アニメではリーフたちをテーガンの元へ連れて行くために、
フランソワーズという美少女に変身する。
テーガンを恐れているからというのもあるだろうが、堪え性に関しては兄弟たちの中ではマシな部類。
ホット達と同様に暴走に巻き込まれて死亡。
なおアニメで演じる二人はフィリとクリーの二匹コンビだったりする。
CV:太田哲治
紫色のデカい怪物。ピクたちより上の兄妹らしい。
切り株のような太い足が六本もあり『六本足のザン』と呼ばれる。
リーフ一行の配分を決めるさいにフィーを気絶させた。
CV:三宅華也
灰色の怪物。隻眼で、体がこぶのように盛り上がっている。
リーフをシチューの具にしたがっていた。
アニメでは「あたし」と言っているので女の子のようだ。
CV:園部好徳(ピク)、伊東みやこ(スニック)
毛むくじゃらの双子。体はそっくりだが顔の造形は割と違う。
ピクの方は牙が二本だけで口が長いが、スニックは角も二本あり口は伸びていない。
ジャスミンを「痩せっぽっち」だからと
スープの出汁にしたがっていた。
アニメではプランディンに変身し、
バルダと戦う。
CV:池田千草(ラン)、保村真(ロッド)
茶色の怪物。こちらも体がボコボコしている。
バルダを丸焼きにして食いたがっていた。
アニメではイカボッドと手を組み巨大な
蜘蛛に変身してリーフ一行を襲う。
CV:
郷里大輔
兄妹で一番大きい赤色の怪物。喧嘩の腕も兄妹で一番。
性格は暴力的であり、兄弟たち皆から嫌われている。
自分で自分を嫌われ者と歌っているのはどんな心境なのだろう?
原作では出番が少ない子供たちの中で一番多く、終盤にベタクサ村を襲撃してデインをさらう。
最後はスカールに敗北して死亡。
追記・修正はカラスを丸呑みしてからお願いします。
- 双子を除き、全員父親が違ってると考えるのが自然か... -- 名無しさん (2022-01-21 02:15:08)
- 原作だと2巻冒頭の早い段階で「恐ろしい魔女」として名前が出てくるも、本人の出番は10ページ足らずという -- 名無しさん (2022-01-21 22:09:20)
- そもそも父親がいるのだろうか?魔法生物とか -- 名無しさん (2024-09-15 02:44:14)
最終更新:2025年02月21日 22:36