登録日:2022/05/04 (水曜日) 20:40:33
更新日:2025/03/04 Tue 13:13:09
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【概要】
シリーズ三代目主人公である少女。台詞に漢字が使われているため、前作までの主人公である少女達よりは年上である模様。小説版で小学三年生だと判明した。
デフォルトネームはユズだが、これはプレイヤーの方で最初に自由に決める事ができる。
容姿も変更することができ、髪の色や髪型、
鞄やアクセサリーや服まで自由に変える事ができる。
ゲーム中でも自室のクローゼットを調べることでいつでも容姿を変更することができる。(あのクローゼットの中にはヘアサロン並みの設備が用意されてるのだろうか)
性格はやや臆病で、頼まれたら断り切れない所もあるが、お化けたちの願いをかなえようとする等、先輩達に負けず優しい一面もある。
今までの少女達と異なり、物陰に隠れるのではなく目を閉じることでお化けをやり過ごしていく。
【ストーリー】
冒頭から彼女はクラスメイト達から陰惨な虐めを受けており、背後からゴミやボールをぶつけられる、机に落書きは勿論のこと、
トドメとばかりに蠢く何かを食べさせられており(選択肢は出るが、食べない選択はできない)精神的に追い詰められていた。
絶望した彼女は屋上から飛び降りるも、気が付いた時には雪が降り積もる森の中にいた。
そこでユズは得体の知れない何かの襲撃を受け、目が開けられなくなるが、謎の声に導かれる。
目を開けてみると、そこには謎の少女がいた。
彼女によると、ユズは呪いを受けてしまい、夜明けまでに解かなくてはいけないとのこと。そのためにはユズが忘れてしまった思い出を思い出さなければいけないらしい。
彼女によって元の世界に戻ってきたユズは、愛猫のムギと再会し、忘れてしまった思い出を探しに夜の町へ繰り出すのだった。
【関連キャラクター】
- おねえさん
- ユズの思い出に現れる、色の薄いロングヘアーの少女。ユズより年上。小説版だと「高校生ぐらい」。
- ユズとは彼女が小さい頃に一度会っており、その後ある目的で町に来た際に再開する。
- ムギ
- ユズの飼い猫。ふわふわしている。
- ユズに懐いており、時折彼女の前に姿を現す。
【余談】
一人称選択と公式紹介文から、「性別選択可能」と取るプレイヤーや二次創作もいた。しかし
日本語以外の一人称はだいたい男女共通の一種類だけということもあって、海外版その選択肢は削除される。
小説版ではびっくりするほど地の文に貶されている。「50メートル走はいつもビリ」「25メートルプールを半分も泳げない」「よく転ぶ」「よくものを無くす」「忘れっぽい」「ぽやっとしている」「頭の中のことをうまく口で説明できない」等々……小学三年生なので低スペックなのは当たり前だが、ここまで明記するのはさすがに酷い。
学校・竹やぶ・商店街・廃村・水門・洞窟・廃船を周り全ての思い出を集めたユズ。
最初にあの世界から戻ってきた場所である廃ビルの屋上に行くと、そこには今まで何度も襲い掛かってきた謎のお化け「
人面鳥」が現れる。
執拗な攻撃をかいくぐり奥まで行くと、ユズは驚愕の真実を知る。
人面鳥の正体は、ユズを導いてくれた思い出の中に現れたおねえさん「コトリ」だった。
その後、ユズの体にも異変が起き、呪いが深刻化してユズも半ばお化け化(以降前髪は変更不能になる)。
再び家に戻ったユズは再度思い出を思い返し本当の記憶を見つけ、再度人面鳥と対峙し鍵となる鈴を入手。
その後最初に訪れた森へ向かい、コトリと再会。
2人で森の奥へ向かい、鈴を返すことで呪いを解く。
そして元の世界に帰ってくるも、そこにコトリの姿はなかった。
元の生活に戻ったユズは相変わらずいじめられていた。
しかし今度は大丈夫、コトリからもらった勇気の出るおまじないがあり、彼女は強くなったのだから。
そして、コトリのくれた勇気を胸に、ユズは今宵も町へ繰り出すのだった。
【関連キャラクター】
- コトリ
- おねえさんの本名。
- 実はユズより先に呪われており、人面鳥に変えられていた。
- 呪いを解くにはあの森から持ち出された鈴が2つ必要で、1つは自身が持っていたが、もう1つはユズの記憶の中に忘れ去られてしまう。
- そのため、ユズに思い出を取り戻すように頼むのだった。
- その後鈴を返すことに成功するも、コトリ自身は既に手遅れであり、元の世界に戻ることはできなかった。
- もしかするとユズの実姉では?と匂わせる描写がゲーム内にも存在していたが…
- 小説版では血の繋がった実の姉妹であることが判明する。
- ムギ
- 実はユズがもっと小さかった頃に既に亡くなっている。
- しかしユズはムギを愛するあまり自らの認知すら歪め、ムギの幻を見続ける事でムギの死を忘れていた。
- そして、ムギの持っていた鈴こそもう1つの鈴であり、それはムギの墓に埋められていた。
- 神様
- ある方法でしか行くことのできない森に巣食う何か。
- その森に入り込んだ者を呪うが、それは森にあった鈴が持ち去られていたせいで怒り狂っていたからで、
- 鈴を返されると素直に呪いを解くあたり、過去シリーズの神様よりは良心的。(あくまで彼等と比べたら、だが)
- クラスメイト
- ユズの学校の同級生。
- 当初は一緒に肝試しに行くほど仲が良かったが、肝試し中に怖がる友人を置いてユズがムギを追って単独行動し、
- その上お化け化していたコトリと一緒にいたことで彼女が呪われたと思い、虐めるようになった。
- 全てが終わった後でも虐めは続いていたが、その後どうなったかは不明。
- 小説版では男の子の方が「高橋くん」、女の子の方が「サユリ」という名前で、サユリはユズを虐めているメンバーのリーダーという扱い。高橋くんの方はあの後懲りずに肝試しを行った結果こっくりさんとエンカウントしてしまい死亡した模様。
【余談】
夜廻シリーズの主人公としては、初の
五体満足で生還した主人公である。
むしろ先輩2人の代償がやばすぎる
もっとも、ユズの場合身を削られる以上の物を失ってしまったのだが…
追記・修正は思い出を取り戻してからお願いします。
- 神が人間に対して執着してなかったから呪いに飲まれる前に何とかなった感 -- 名無しさん (2022-05-05 00:32:15)
最終更新:2025年03月04日 13:13