IPPONグランプリ

登録日:2022/05/21(土) 21:00:00
更新日:2022/06/26 Sun 07:56:28
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IPPONグランプリを開催いたします!


IPPONグランプリとは、2009年からフジテレビで放送されている大喜利番組である。


【概要】

「お台場笑おう会」という団体が芸能人10人を招待し、大喜利No.1を決定する選手権である。
大会チェアマンは松本人志。

もともと松本は「かざあなダウンタウン」(テレビ朝日)や「一人ごっつ」等でこの手の企画を実施しており、
その流れから生まれたのが本番組である。
それまでの大喜利と言えば「笑点」「お笑いマンガ道場」に代表されるメンバー罵倒ネタが中心だったが、
本番組の人気から「お題に対して不条理な回答を返す」「写真に面白いキャプションを付ける」というスタイルが主流となり、
バッファロー吾郎が主宰するイベント「ダイナマイト関西」*1とともに大喜利の定義を変えた存在として知られる。
番組では本編のお題に対する一般回答も募集しており、採用者にはUSBメモリやマスクなどのグッズがプレゼントされる。
大会のイメージカラーはイエローで、タイトルやセット、グッズなど各所に使用されている。

番組は年2回、4~5月頃と11~12月頃に「土曜プレミアム」枠で放送される。
放送前には同局のドラマ出演者がお題に挑戦する番組宣伝CMが流れるほか、
放送当日の昼には優秀な一般回答を紹介するスピンオフ番組の「IPPANグランプリ」が放送される。

2022年6月25日には特別版として「まっちゃんねる・IPPON女子グランプリ」が放送された。
これは本家の女性出場者が(2022年まで)7人しかなく、決勝進出者は1名もいないという状況から企画されたもので、芸人編は箕輪はるか(ハリセンボン)*2、加納(Aマッソ)、イワクラ(蛙亭)、福田麻貴(3時のヒロイン)、タレント編は神田愛花、滝沢カレン、王林、渋谷凪咲(NMB48)と計8人が登場し、審査は松本と本家王者であるバカリズム・川島・大悟の4人が担当した。

番組テーマ曲は「止まらないHa〜Ha」、出題時には「ルイジアンナ」と矢沢永吉の楽曲が使用される。
オープニングは出演者の写真に黒い羽を付けてイラスト化したもので、王者には回を追う毎に星マークが追加される。
YAZAWAの楽曲をバックに出演者が次々と紹介されるカッコよさは異常。


【ルール】

予選

大会出場者は10名で、A・Bブロックの5名に分けられ予選を競う。
予選で出題されるお題は5問で、制限時間は1問につき7分。
回答権は早押し形式で与えられる。
回答の審査・採点を行うのはそれぞれ他のブロックに分けられた出場者で、
審査員の持ち点は一人2点、点数を獲得すると回答席に設置された黄色のネオン管が次々点灯し、モニターに映し出された回答者の顔が埋まってゆく。
10点満点で「IPPON」となり、トータルのIPPON最多獲得者1名が決勝に進出する。
1ネタ1ネタに具体的な採点が入るという形であり、仮に0点を取ると非常に居心地が悪くなる。

ブロック終了時に最多獲得者が並んだ場合は、同点1位同士でサドンデスを行う。
この場合は最初にIPPONを獲得した人が勝ち抜けとなる。

決勝

A・Bブロックの勝者が1名ずつで決勝を競う。
回答の審査・採点は予選で敗退した8名が担当し、16点満点で「IPPON」となり、3問先取で優勝となる。


主なお題として出るのは文章のほか、以下のものがある。

・写真で一言/写真で一言ルーレット
そのものずばり、ランダムで選ばれた写真に対して一言入れるもの。
現在はあらかじめ用意した写真からルーレット形式で写真を選択して回答する形式の「写真で一言ルーレット」になっている。
写真で一言ルーレットは早押しではなく、各回答者に順に回答権が与えられる形式。第22回までは3巡で、現在は2巡。
画像はアフロ・ゲッティからのフリー素材なのだが、どこからチョイスしたのかかなり珍妙なものが揃っている。
ロシアの偉いさんやアメリカ元大統領の奥さん(かつ現役政治家)など、怖いもの知らずのお題が出たことも。

・かるたの読み札
実在のカルタの絵から、読みの言葉を考えて回答するもの。

・ドラムロール大喜利
「○○していそうな芸能人は?」という悪意あふれるお題に沿った芸能人を回答するもの。
そのお題故回答によってはただの悪口になりかねない、ていうかただの悪口ので、絶妙なバランス感覚が要求される。
それでも全員お題が出るたびにイヤそうな顔をしている。
こちらも順番に回答権が与えられる形式で1巡する。

・動画でアフレコ
決勝で実施される。
無音の動画を見て、動画内の人や動物の動作・表情に合わせて即興でアフレコをする。


【出演者】

本項では出場者を除くレギュラーについて述べる。

・松本人志
大会チェアマン。大会中は別室で回答の様子をモニタリングし、試合模様について副音声形式で解説を行う。
また、予選が終わると解説及び一般回答の中から優秀作を選んで発表し、その際松本も自身の答えを発表する。

出場芸人と会話するのは開始時とブロック終了時と優勝者へのトロフィー贈呈のみ。
これは、松本が大会内に登場すると出演者側が委縮してしまい、
本来の力が発揮できなくなる可能性があることから、敢えてオブザーバー的立ち位置で見守るようにしたもの。
余談だが第1回のみMEGUMIと茂木健一郎が別室ゲストにいたが、松本曰く茂木さんが邪魔で仕方なかったという。

・伊藤利尋・榎並大二郎
両者ともフジテレビアナウンサーで、フロア進行を行う。時系列的には1~12回が伊藤、13~23回が榎並、24回以降が伊藤となる。
前述の通り松本は大会進行にタッチしないため、番組の事実上の総合司会を担っている。

・遠藤憲一
ナレーション担当。一本を取った時の「IPPON!」というコールや出場者紹介を行う。

・観覧ゲスト/スーパーサブ
その名の通り埋め合わせ会場観覧のゲストで、若手の俳優やアイドルなどが登場する。
ただ楽しく回答を観覧・・だけではなく時折フロア進行から回答を振られることも。

2020年の第24回からはスーパーサブと呼ばれる芸人ゲストが2名用意されるようになった。
これは新型コロナウイルス感染症対策の一環で、収録当日に欠員が出た場合の補充を兼ねている。
幸か不幸か今のところその役割を果たした例はなく、実質ただの観覧ゲスト扱い。
さすがにそれでは不憫と思ったのか、選ばれた芸人のうち一人は次大会の出場権を獲得している。

【主な出場者】

本項では歴代王者を中心に解説する。
出場者は全員スーツ姿で、胸に黄色い羽根を挿して登場する。
基本芸人がほとんどだが、伊藤修子のように異業種から本選に出場した例もある。

・バカリズム
第2回以外の全大会に出場、優勝5回・準優勝5回・IPPON獲得13回と圧倒的な強さを誇り、
スピンオフの「IPPANグランプリ」の司会も担当するIPPONの申し子。
フリップに絵を描くという回答を最初に持ち出したパイオニアでもある。
予選の際は着席位置が右側に固定されている。

・堀内健(ネプチューン)
出場回数は18回だが、優勝4回・準優勝3回・IPPON獲得13回とバカリズムに匹敵する強さを誇る。
酔拳に例えられたこともあるホリケンワールドに引き込んだ時の強さは圧倒的だが、たまに不調に陥ることも。

・設楽統(バナナマン)

・秋山竜次(ロバート)

・大悟(千鳥)
「最初の語り出しを聞いて完全に作り話だなと思う怪談」のお題でIPPONを獲った回答「?」は非常に高い汎用性がありよく使われている。

・川島明(麒麟)
第26回大会では、同年開始で彼がMCを務めるTBS系のお笑い特化型朝のバラエティ番組「ラヴィット!」が人気を博しており、決勝戦では「日本の朝を変えた男」「朝の大喜利支配人」という煽りで登場。その勢いのまま2-2での決勝戦5問目を1発目の回答で決めて優勝を果たしている。

・千原ジュニア(千原兄弟)

・有吉弘行
自身が大喜利を査定する壁に回ったこともあり、第12回の優勝を最後に事実上の卒業。

・西田幸治(笑い飯)
笑い飯の陶芸家ロン毛で髭の方。
初登場は第3回大会と早かったものの、その後しばらく出場していない間に千原ジュニアの座王で大喜利の王となり第24回大会で凱旋参戦。
過去2大会の王者であるバカリズム、博多大吉の二人を下し頂点に立った。

・若林正恭(オードリー)

・博多大吉(博多華丸・大吉)

・ハリウッドザコシショウ
ルール上テレビ出演では数少ない服を着た姿が見られる。
王者でもなく決勝進出経験もないが持ちギャグと勢いでゴリ推すスタイルが予想外の笑いを生む。
松本チェアマン曰く「意外とまじめ」




「アニヲタ一同が驚いた追記・修正とは?」

フロア進行「それでは、お考えください!」


この項目が面白かったなら……\IPPON!/

最終更新:2022年06月26日 07:56

*1 こちらはバッファロー吾郎のソロ活動が増えたこともあり、2016年を最後に開催されていない。

*2 唯一本家に出場経験あり。