ヴァルキリモン

登録日:2022/07/19 Tue 13:45:49
更新日:2024/02/11 Sun 08:02:19
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黄金鳥(フレイア)が危険を察知!凍結魔剣(フェンリルソード)で迎撃する!!

『ヴァルキリモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

世代 究極体
タイプ 戦士型
属性 フリー
必殺技 フェンリルソード
相手が凍り付き、生命活動が停止してしまう絶対零度の魔剣で切りつける技。
セントランス
※公募時に設定されていた必殺技。
得意技 アウルヴァンディルの矢
背中に背負ったクロスボウから百発百中の矢を放つ技。
クロスボウ自体の名前が『アウルヴァンディル』なのかは不明。
サンクションストーム
『フレイア』が嵐を巻き起こす技。
レーザージャベリン

【概要】

北欧神話にも登場するといわれる戦士型デジモン。
純白の羽毛を持つ鳥人といった出で立ちで、そこに白銀の軽鎧を纏い、腰の両側には矢筒と剣を帯びている。
疾風のように現れて、目にも止まらぬ速さで敵を斬りつける神速の持ち主でもある。
「デジモンウェブ第2回ドット絵コンテスト」で入賞した公募デジモンの1体。

従者として黄金の鳥「フレイア」を連れており、独立した意思を持つだけでなく、ヴァルキリモンの身に危険が迫るとそれを知らせてくれるという。
(普段は両腕の前腕に手甲か小型の盾のような形で収まっている)
また、身につけている輝く鎧からはオーロラを発生させることも可能。
これは、戦いで敗れた勇者のデータを再生し、新しいデジタマへと還元する能力を持つと伝えられている。

育成ゲームとしての初登場は『D-3 Ver2』*1
ホークモンの究極体として登場。

名前の由来は、このWikiを見ているような方にはわざわざ言うまででもないだろうが、北欧神話の戦乙女ヴァルキリー(ワルキューレ)』であろう。
まあ、こちらはどう見ても逞しき男性の姿なのだが……とはいえ人間男性型のデジモンの中では細マッチョで比較的中性的な部類。ぶっちゃけ、世代的にはソルダートJ
また、上述の「フレイア」を始めとし、「フェンリル」や「アウルヴァンディル*2」等、北欧神話関連の用語が多用されている。


【関連種】

◆シルフィーモン

世代 完全体
タイプ 獣人型
属性 フリー
必殺技 トップガン
両腕を前に突き出しながら、エネルギー弾を打ち出す技。
デュアルソニック
上空から超スピードで滑空して、衝撃波を敵にぶつける技。
得意技 エアフィールド
アクィラモンとテイルモンがジョグレス進化した獣人型デジモン。
強靭な脚力を持ち、その跳躍力は遥か上空にまで達すると言われている。
また、上空高くまで飛び上がった後、両腕を広げグライダーの様に滑空し、飛び回ることができる。
両耳の部分にあるレーダーで捉えた情報を画像処理し、頭部に装着されているヘッドマウントディスプレイに表示されるため、昼夜関係なく敵を正確に捉えることができる。


【関連作品でのヴァルキリモン】

ハッキリと言うと


不 遇

の一言に尽きる。
不遇なデジモンは数多いが、このヴァルキリモンは上述したように、デジアド02主人公の究極体なのである。
すなわち…
等が同期なのである。

……なのだが、ヴァルキリモンはアニメには長らく登場できず、ゲーム作品でも彼らと比べると登場回数は多くはない。
彼らとは知名度・活躍において雲泥の差を付けられたと言っても過言ではないのが現状である。

ヴァルキリモン「どうしてこうなった…」
あまりにも “シルフィーモンの正統進化” 然とし過ぎていたのがいけなかったのだろうか・・・


PSソフト『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』

デジアド02最盛期の頃のゲームのため、ホークモンの究極体としてアクィラモン、シルフィーモンと進化して登場。
使用デックは自然単色の『戦神デック』。

当然、カードとしても登場している。
自然属性最高峰の攻撃力と「〇を0に」の×攻撃特殊効果を持つ使いやすい1枚。
また、援護効果が「相手のボタンは〇になる」というもので、〇カウンター持ちのカードと組み合わせると強力なコンボを決められる。
ただし、通常のパックからは入手できず、シルフィーモンとガルダモンのカードを特別合成する必要がある。

また、この頃はWSソフト『ディーワンテイマーズ』や『タッグテイマーズ』などにもホークモンの究極体として登場していた。

NDSソフト『デジモンストーリー』

本作ではシルフィーモンの究極体として普通に登場。
ただし本作にはジョグレスの概念がないので、アクィラモン→シルフィーモン→ヴァルキリモンと順当に進化する。

第2作目『サンバースト/ムーンライト』でも引き続き育成枠として登場。
ただし、エンジェウーモンデラモン、アウルモンのいずれか2体のジョグレスによって誕生する*3

シルフィーモン「どうしてこうなった…」
ちなみに、そのシルフィーモンはオファニモンヴァロドゥルモンの材料となる。
また、本作ではコロシアム受付でパスワード入力の担当をしているヴァルキリモンも登場している。

第3作目『ロストエボリューション』では無事にシルフィーモンから進化するルートに戻されたので一安心。

第4作目の『超クロスウォーズ』でも続投。


PSVitaソフト『デジモンストーリー サイバースルゥース


媒体が変わり、フルポリゴンになったせいもあって遂にデジストシリーズからもリストラの憂き目に会う。




……と思いきや、2016年3月の無料アップデートでまさかの追加!!
約70億人のヴァルキリモンファンが涙した
さすがにバンダイも、アンキロモン→シャッコウモン→ヴァイクモンは用意したのに、アクィラモンだけシルフィーモン止まりは可哀想だと思ったのだろうか*4

また、続編である『ハッカーズメモリ』にも当然ながら続投している。
これによって、デジストシリーズでは皆勤賞を成し遂げた。


アニメ『デジモンアドベンチャー:

CV:夏樹リオ
第63話『勇気の紋章』にて、遂にアニメ初登場を果たす。
なお、演じた夏樹氏は『デジモンアドベンチャー02』でホークモン…ではなく、そのパートナーである井ノ上京を演じた経験がある。

旅の途中で太一とアグモンはナイトモンが守る不思議な古城に辿り着く。
その奥で彼らの目の前に何処からともなく飛来する黄金の鳥、そして光が形を取り、太一らに語り掛ける。
偉大な相手というのは輝いて見えるものだヨ

…というのも、本作でのヴァルキリモンはかつての闇との戦いで滅び、魂のみを現世に止めているだけの状態。
戦士の生きざまを見届け記録する、かりそめの姿でしかなかったのである。

作中では、《勇気の紋章》の持ち主である太一に試練を与え、「大いなる力(オメガモン)」とそれを動かす「心」「勇気」について教えた。


追記・修正は黄金鳥(フレイア)に導かれた先でお願いします。

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最終更新:2024年02月11日 08:02

*1 登場自体は図鑑ギア『ディーターミナル』が先

*2 「エッダ」の登場人物

*3 Lv45以上のリュウ×Lv45以上のトリで生み出される『DBハーフエッグ』から誕生することもある

*4 シルフィーモンからはサクヤモン、ホウオウモン、デュナスモンへのルートはあったが