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「森の命は必ず護ります」
ファンファーレで自分の他のフォロワーを全てバウンスしてその数だけスタッツを上げるフォロワー。
コスト3の2/3守護というだけでも当時では希少であり優秀(*1)。 一見デメリットに見えるセルフバウンスも、プレイ回数稼ぎや効果の再利用ができるためむしろメリットに近い。 総じてエルフの戦法にマッチしたエルフらしいレジェンドといえるカードで、黎明期は入らないデッキがないくらい使用率が高かった。 環境の変化により使用率が下がっていっても、コスト2の横展開カードやリノセウスのリメイク実装等により再評価されることもあった。
後に構築済デッキ第1弾にイラスト違いのものが収録されている。
「妖精たちよ、我がもとに」
ファンファーレで手札いっぱいに《フェアリー》を補充するフォロワー。
手札を補充しても所詮は1/1バニラなため嵩増しにしかならなず、レジェンドの割りにやることがしょっぱい。 6ターン目ともなれば他のカードで《フェアリー》の供給は事足りていて、わざわざスタッツも低いこのカードを使うまでもないことも多い。 おまけに手札がいっぱいになるため、コスト0のカードと一緒に使わないと次のドローが燃えてしまう。 それを避けようとすると、実質コスト7で使わなければならない点も残念。 一応嵩増ししてることには変わりないため、《新たなる運命》を使う【冥府エルフ】でなら使えなくもない。
使いにくい効果に反して非常に可愛らしい
「真紅の花びらがあなたを誘うわ」
ファンファーレで手札の《フェアリー》をフォロワーにもリーダーにも撃てる3点火力スペルに変えるフォロワー。
他のレジェンドと比べると癖はあるものの、1/1バニラをダメージソースに変えれるのは優秀。 変化後のスペルもレジェンド扱いなので、手札が虹色に染まるのも圧巻の一言。 エルフのフィニッシャー代表格である《リノセウス》と比べるとコストは重いものの、守護を無視してリーダーに通せる点が強み。 黎明期の【コントロールエルフ】ではフィニッシャーとして使われていた。 しかし《古き森の白狼》が登場してからは1ターンでもっとダメージを叩き込める《白銀の矢》の方が使われることが増えていった。
始めは小さな存在に過ぎなかった。魔女に出会い、力を与えられることで…その姿は膨らみ、全身を覆う殻は厚くなった。
一見ただの貧弱な疾走フォロワーだが、ファンファーレでこのターンのプレイ回数に応じて攻撃力が上がる能力を持つ。
《フェアリー》1枚を事前に使うだけでも攻撃力は2になりコスト相応。 「フェアリー、ミチビキ、フェアリー、ミチビキ、リノセウス!リノセウス!!リノセウス!!!」で進化も使えば一気に20ダメージを叩き出しOTKが成立する。 登場時からエルフのフィニッシャーとして相手リーダーの返り血を浴び続けたエルフを代表するカードの1枚。 その強さは一切リーダーを殴らず準備を整え、このカードで一気に決着をつける【リノセウス(OTK)エルフ】というデッキが生まれたほど。 使う前に体力を削り切れるかプレイ回数を計算する「リノ算」という特有の技術が必要になるため、意外とプレイ難度が高い。
在るべき場所、母なる者の懐へ。
お互いのフォロワーを全バウンスする除去スペル。
バウンスなため相手のラストワードを働かせず、エルフならセルフバウンスも利用できるため色んな使い方ができる。 もちろん10枚目以降の手札は燃えるため相手の手札次第では再利用すら許さない除去にもなる。 効果上《死の祝福》のような貧弱なフォロワーをバフして展開するカードに対しては理想的なカウンターとして使える。
あまりにも汎用性が高かったのが災いし、後のアップデートでコスト7へと弱体化してしまった。
またその際に公式が発表した説明文書にて 「相手がプレイした《根源への回帰》によって手札があふれる状況を強いられるのは、このカード特有の過剰なストレスだと言えます。」 と言い得て妙な言い回しをされていたことから、このカード自身も「過剰なストレス」という渾名でネタにされている。
「神樹さまの導きのもとに…」
進化時にコスト0の《フェアリー》を2枚手札に加える効果を持つフォロワー。
スタッツや進化時効果持ちな点から勘違いされがちだが、ベーシックではなくSTDのカードである。 一見盤面に干渉しない効果なため微妙そうだが、コスト0のカードを2枚も用意できるためプレイ回数稼ぎにはうってつけ。 特に先述の《リノセウス》とは相性が良く、上手くいけば早期バーストも狙えるほど。 その後もプレイ数参照効果を持つカードが出るたびに出番があり、ローテ落ちまでエルフのコンボデッキを支え続けた。
豊穣に感謝を。
ターン中に(このカードを含む)カードを3枚使えばターン終了時に1ドローできるアミュレット。
盤面に残るアミュレットなためテンポやOTKタイプのデッキとは相性が悪め。 しかし当時の環境の覇者【冥府エルフ】では重要なドローソースとして大活躍していた。 当時はアミュレットを破壊できるカードが稀であり、破壊できても条件があったりコストが重かったりと使いづらい物が多かった。 エルフなら3枚プレイくらい容易に達成できたのもあり、莫大なアドバンテージが約束されたカードであった。
【冥府エルフ】弱体化のため、後のアップデートでコスト4に弱体化された。シャドバ史上初のナーフされたカードでもある。
流石に4ターン目に置いてる暇はないため、一気に使用率が下がった。自身が重くなったせいで出したターンのドローが狙いにくくなったのも痛い。 後の『星神の伝説』にてこのカードをコスト0で手札に加えられる《ヴィーナス》が登場した。
「ねえねえ、何して遊ぶの?」
ファンファーレでランダムな相手フォロワーに1点を飛ばすフォロワー。
普通に使っても低コスト1体と相打ちを取るのが精一杯なカードだが、そこはエルフのカード。 セルフバウンスを併用して使いまわせば、序盤の主導権を握りやすくなる。 総じて普通に使うより他のカードと組み合わせて真価を発揮するエルフらしいカードと言えよう。
木々の声に従い、森の者らは帰還する。
俺は何故、この森に「帰ってきた」と思ったんだ?――迷える旅人
自分のフォロワー1体をバウンスし、1枚ドローするスペル。
わざわざボードアドバンテージを減らしてすることが1ドローという、一見《知恵の光》の下位互換にも見えるカード。 もちろん雑に使うものではなく、実体はプレイ回数稼ぎや《リノセウス》やファンファーレ持ちの再利用手段としてうってつけなカード。 ドローよりも他カードとのコンボを前提としたエルフの基本が詰め込まれたカードである。
ローテ落ちした後も『鋼鉄の反逆者』にて再録されたり、同じ効果を持ったアクセラレート持ちフォロワーが何体か実装されたりしている。
今でもエルフの基本カード扱いされているようだ。 |
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「この剣に誓う…貴方の勝利と栄光を!」
ファンファーレで相手のフォロワー数だけ打点が上がり、3体以上ならアンタッチャブル効果を得るフォロワー。
場ががら空きの時に使うとただの光ってる《天剣の乙女(*2)》だが、相手の場の頭数に応じて強化されていく。 元々の体力が高い守護なため効果上アグロ相手に滅法強く、小粒を並べたアグロにとってこのフォロワーは天敵でしかない。 黎明期のミッドレンジ以上のロイヤルではよく採用された。お世話になったロイヤル使いも多いだろう。
「タイやヒラメが舞い踊る♪」
「「「「乙姫様をお守りします!」」」」
ファンファーレで1/2のトークンを場の上限まで出すフォロワー。
ロイヤルのクラス特性を体言しているかのようなカードで、このカード1枚で盤面いっぱいにフォロワーを展開できる。 合計スタッツ7/12が並ぶさまは圧巻の一言(*3)。 黎明期はその後にファンファーレで場のフォロワー全てを+1/+1する《セージコマンダー》を出して一気にバフをする動きが強力。 「乙姫セージ」と呼ばれロイヤルの基本コンボとして扱われた。 当時は有用なAOEも少なかったため、一部のデッキではこの動きをされるだけで一気に苦しくなるほどに猛威を振るった。 ただし弾が進むと、AOEの充実や横並べカードが「量より質」を求められるようになってくるなどの変遷が発生。 いくら上限いっぱいでも所詮《ヴァンガード》相応を並べているだけのこのカードは徐々に使用率を落としていった…。 しかし『時空歪曲』にて自分のフォロワーが15体破壊されたら直接召喚される《炎獅子の大将軍》が実装。 アンリミテッドにおいてフォロワー数稼ぎとしてうってつけなため息を吹き返した。
後に構築済デッキ第1弾にイラスト違いのものが収録されている。
「我が怨嗟の剣、お受けください」
ファンファーレで相手の大型を除去できる潜伏フォロワー。要するに《ジャイアントスレイヤー》を内蔵している。
ロイヤルの侍や忍者系フォロワーに多い除去能力持ちの代表格。 相手の大型を処理しながら潜伏で取られづらい4/3を場に残せるため、ボードアドバンテージを重視する【ミッドレンジロイヤル】で多く採用された。 ただし効果上大型を出すことが稀なアグロデッキに対しては腐り気味になってしまう。
「凌ぎ切ってみせよう!」
「砦は決して落とさせん!」
コストもスタッツも高い守護で、ラストワードで追加の守護も出すフォロワー。
スタッツのバランスも良く、倒しても後続で追加の守護を出すためロイヤルフォロワー随一の硬さを持つ。 【コントロールロイヤル】でよく採用された。劣勢や拮抗時に出てくるこのカードに助けられたロイヤル使いも多いだろう。 フレーバーテキストも熱く必見。
ローテ落ち後も《シールドフォーメーション》《ノーブルガーディアン》のトークンとしてローテーションにたびたび顔を出している。
さあ、お前たち!やっておしまい!
「お頭の身はあたしが守りやす!」
2/3守護と3/2疾走を同時に場に出すスペル。
攻守どちらにも使え、汎用性が高いことから様々なロイヤルデッキに採用された。 ただしアグロに関しては『星神の伝説』で出た《円卓会議》の方が疾走を多く出せるためあまり採用されなくなっていった。
後に『リバース・オブ・グローリー』にアルビダ本人がレジェンドカードとして登場。
「俺がいる!だからもう恐れるな!」
攻撃時に《ナイト》を1体出す。…これだけしか持たないフォロワー。
出てくるのが1/1のバニラではあまりにも心もとないし、そもそも4ターン目で展開したいならベーシックの《フローラルフェンサー》で十分。 登場時から使われることのないカードであった。
そんな彼だが、黎明期に発売された「神撃のバハムート」コラボスキンにおいてロイヤル担当として選ばれた。
さらになんと約5年後に放送されたTVアニメ無印の第1話にて主人公・竜ケ崎ヒイロが最初に戦う相手・牙倉タクマのエースカードとして登場。 …したのだが その後もヒイロのエースカード《イグニスドラゴン》に一掃されたりと優遇なのか冷遇なのか分からない扱いだった。
「お帰りなさいませ、ご主人様!」
ファンファーレで指揮官カードを1枚手札に加えられるフォロワー。
スタッツは低いが使いやすいシンプルなサーチカード。 【コントロールロイヤル】では単純なドローソースとしても使えるし、指揮官カードの採用を絞って確定サーチも可能。 『星神の伝説』で《太陽の槍・ルー》が登場するまではミッドレンジ以上のロイヤルでよく採用されていた。
「あたしに任せな!」
コスト2の守護フォロワー。
非常にシンプルな性能をしているが、それ故に使いやすく小回りが利く。ミッドレンジ以上のデッキなら難なく採用できる。 後に回復効果を持ってる実質守護の《ユニコーンの踊り手・ユニコ》も登場したため、兵士かニュートラルかで使い分けよう。
「一番乗りの勲章はいただきだァ!」
1/1/2と最軽量のコスト・スタッツを持つ、身も蓋もない言い方をしたら兵士がついた《ゴブリン》。
しかしそれでもコスト1フォロワーなことには変わりないため、軽量フォロワーで固めるアグロ寄りのロイヤルでは真っ先に採用されていた。 勿論タイプ:兵士な点も魅力で、ロイヤルの各カードによりバフを受けることができる。 |
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「これがあなたの運命」
ファンファーレと進化時にスペルブースト持ちスペルをサーチでき、攻撃するとスペルブーストができるフォロワー。
ファンファーレと進化により2回手札を補充できるうえ、攻撃時効果と噛み合いも良いため率先して進化を使っていける。 そのためスペブを積極的に使っていくデッキ、特に《次元の超越》を採用した【超越ウィッチ】にはほぼ確実に採用されてた。 『星神の伝説』以降は進化時に2回スペブができる《マジックオウル》に枠を譲ることが多くなったが、ウィッチの一時代を築いたカードと言える。
元ネタはかの有名なアーサー王伝説に出てくる、アーサー王をエクスカリバーへ導いた老獪な魔術師。
昨今なら某人理修復ソシャゲに出てくるものが有名だろうか。 後に構築済デッキ第1弾にイラスト違いのものが収録されている。
「やれやれ…肩慣らしを始めるかの」
ターン終了時に相手フォロワー1体にダメージを与えるいわゆるシステムフォロワー。
毎ターン大ダメージを与えられるといえば聞こえはいいが、終盤である8ターン目でやることが相手フォロワー1体除去だけというのはあまりにも悠長。 さらにリーダーには飛ばない上、相手の場が小粒だらけだったら精度も下がる等取り回しも悪い。 そもそも効果がスペルとも土の秘術とも関係が無いため、わざわざこのカードに枠を割く余裕はない。
神バハコラボスキンのウィッチ担当に選ばれ、後に『バハムート降臨』では《エラスムスの秘儀》のトークンカードとして登場。
狂気の魔術師が創りし巨像。主を失った今も、彼は命令を守り、己が内の魔力を荒れ狂わせる。
ファンファーレでスペルブーストの数だけ相手フォロワーにダメージを与えられるフォロワー。
相手の場を一掃できるのだが、このカード自体が非常に重い。 さらにダメージがリーダーに飛ばないため、フィニッシャーとしても露払いとしても使うのが難しい。 そもそもスペル軸ならこのカードのスペブを溜めて一掃するまでも無かった。 《次元の超越》と一緒にスペブでコスト軽減できる大型フォロワー《フレイムデストロイヤー》を並べてリーダーを殴ればよかったのだ。 残念ながら上記のエラスムス同様、使われることがほとんど無かったレジェンドである。
「さあ、飛ぶわよ!」
使用した次のターンにエクストラターンを行なえる驚異のスペル。
その代わり素のコストが非常に高く、基本的にはスペブで下げていかないと使用できない。 とはいえデッキ構築を特化すれば、大抵は7~9ターン目には使えるようになる。 圧倒的コストを有してるものの使用したときのリターンは絶大で、大抵は使い始めたらほぼ勝ちが決まる。 その唯一無二な性能から、ひたすら相手の場を除去しつつスペブを溜め、超越とフィニッシャーを連発する【超越ウィッチ】なるデッキも存在する。 特にSFL期で猛威を振るい、後の2017/11/29のアップデートを以てコスト20に弱体化した。 とはいえカードの能力はそのものは弄られてない以上、いままでと同じ運用で問題なく使用できる。 結局一線級の力を残したまま活躍し続け、多くのプレイヤーにストレスとトラウマを与えたままローテ落ちした。 更に恐ろしいのが黎明期からローテ落ちまではもちろん、ローテ落ちした後の今現在(CDB期)のアンリミテッド環境でも一定数存在している事。 とっくに時代遅れの性能が多い旧STDカードの中でも貴重な現代でも通用する性能で、恐らくこれからもしばらくは一定数存在し続けるだろう。
イラストに描かれている女性は『バハムート降臨』に登場する「次元の魔女・ドロシー」その人。
発動時のボイスも彼女の実装時に追加された。
あれ!?これってもしかして大発見じゃない!?
ファンファーレの土の秘術と、ターン終了時に《ガーディアンゴーレム》を出すアミュレット。
コストは重いが、3ターン続けて3/3守護を出すためかなり粘り強く戦える。 STD期~ROB期の【秘術ウィッチ】はコントロール色が強かったため、その期間の土の秘術を支えたカードともいえる。 《バハムート》は最大の天敵。
ノノ本人も後に『極天竜鳴』にて実装。
だって、白い方が綺麗でしょう?
お互いのフォロワーを1/1バニラにしてしまうスペル。
どんなに強力なフォロワーも変身させてしまえるが、頭数は減らないためアグロなどの横並べデッキとは相性が悪く腐りやすいのがネック。 真価を発揮したのは4弾先のWLD期。 潜伏で処理しづらい強力フォロワー《昏き底より出でる者》やガチガチ耐性の《ビューティ&ビースト》への対抗手段として採用されることがあった。
小さな呟きが重なり、大いなる詠唱と化す。
1枚ドローしながら、自身を唱えた分を含めて3回スペルブーストができるスペル。
シンプルにこれ1枚でスペブ回数を稼げるため、【超越ウィッチ】ではよく採用されていた。
七色に瞬く虹が瞳を奪い惑わせる
コスト2以下のカードをバウンスしながらドローができるスペル。
どちらの場のカードもバウンスできるが、基本的には相手のカードをバウンスすることが多い。 ドローとスペブを進めながら時間稼ぎができるため、【超越ウィッチ】含めスペルウィッチではよく採用されていた。 意気揚々と出したコスト2フォロワーや割れる寸前のカウントダウン持ちアミュレットが戻されるのは鬱陶しいったらありゃしない。
全ては、カードが指し示すままに。
カードに魔力が満ちる時、運命は再び動き出す。
シンプルに2ドローでき、スペルブーストでコストを軽減できるスペル。
シンプルイズベストという言葉が似合うウィッチの代表的カードで、とにかく使いやすい。 スペブが進めばコスト0で手札アドを一気に稼げるだけでなく、このカード自体がスペルなため他のスペブも進められる。 【スペルウィッチ】がこのカードを回し始めたら、一気にソリティアが始まることも。 その圧倒的汎用性からあらゆるウィッチデッキでローテ落ちまで使われ、『蒼空の騎士』で再録された際も同じくローテ落ちまで使われた。 |
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「我が暗黒の翼、落としてみよ!」
尖ったスタッツを持ち、覚醒すれば攻撃されなくなる疾走フォロワー。
詳細は該当項目へ。
「今、お前たちを解き放つ」
ファンファーレと進化時に5/5の《ドラゴン》を出すフォロワー。
こちらは横並べに重きを置いたカードで、出てくるトークンも5/5とサイズがでかい。 黎明期には【ランプドラゴン】で採用されていたが、追加カードが増えてくるたびにデッキに居場所を失い、後期はほとんど使われなくなった。
元ネタは東ヨーロッパの西スラヴヴェンド地方の伝説に登場するとされた、黒いドラゴンの見た目をした魔法の神・ツィルニトラ。
「天地を焦がす…」
ファンファーレで全体に2点AOEを放つフォロワー。
現代シャドバの目線で見れば「たった2点?」と失笑されるようなダメージ量。 だがSTD期の頃は後述のジェネシスと並ぶ【ランプドラゴン】の中核を担うカードであった。 当時は有用な確定除去が貴重だったため高スタッツなこのカードは十分採用圏内。 それに微力ながらも着地時の隙を抑えながら出せる効果持ちだったため冗談抜きで使われていたのである。 当時の環境の主力カードである乙姫に対しある程度のカウンターとして機能したのも評価されたポイント。 しかし次々弾、このカードのスタッツを軽く上回り2点どころじゃない全体除去をまき散らすカードが登場したことにより一気に使用率が激減した…。
元ネタは北欧神話及びリヒャルト・ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指輪』に登場する邪竜・ファフニール。
神話とオペラでは討伐することとなる人物が異なる。シャドバにおいてはジークフリートなためオペラ版の個体のようだ(*4) 宿敵・ジークフリートも『ダークネス・エボルヴ』で実装された。
「創造の前には破壊がある…!」
高コスト高スタッツの疾走という、非常にシンプルなスペックのフォロワー。
開発側の「PPブーストしてフィニッシャーに使ってね」と言う意図がひしひしと伝わる1枚。 実際に【ランプドラゴン】のフィニッシャーとして上記のフォルテとともに採用され続けた。 何気にケツデカなため有利トレードもしやすく、攻守ともに活躍できる。 『神々の争乱』で同コストで効果てんこ盛りなレジェンド《ゼウス》が登場しやや出番を減らした。しかし攻撃力に関しては此方の方が高い。 そのため後に《魔海の女王》《癒しの奏者・アンリエット》と組み合わせる「魔海ジェネアンリ」というコンボにも採用された。 こちらだと1ターンで最高18ダメージを叩き出せるOTKレベルのフィニッシャーと化す。 その後もローテ落ちまで【ランプドラゴン】の代表的大型として、クラスを支え続けた。 ドラゴンの疾走フォロワーのお手本みたいな存在で、ローテ落ち時もこのカードの後継と言える《アジ・ダハーカ》が実装されるほどである。
「私たちの炎で導いてあげる!」
「我こそ、終焉を呼ぶもの」
ファンファーレで手札のカード1枚のコストを2下げるフォロワー。
高コストカードを下げて早出し、低コストカードを下げて同時出しなど柔軟な動きができる。 特にミラーでは相手より早くPPブーストや大型の着地を目指さなければならないため、このカードの存在が非常に頼りになる。 ランプの他にも、《サタン》の早出しを狙った【サタンドラゴン】でもよく採用された。
()内のカード名はSFL期に開催されたアニゲラコラボ時の期間限定ミッションで入手できた絵違いカードのもの。
コラボ終了後は復刻がされていないため、《抜刀する執行者 タージ》とともに持っているプレイヤーはかなりの古参ということになる。 アジルスの詳細については該当項目で。
それはもう一つの太陽。もう一つの理
ファンファーレ時とそれ以降のお互いの手札のカードのコストを半分にする、豪快な効果を持った浪漫の塊のアミュレット。
詳細は該当項目へ。
魔竜は洞窟に閉じ込められていた。微かな光だけを頼りに助けを求めて鳴き続けたが…空を飛ぶ仲間には届かなかった。
2/3守護が貴重だった当時どころか現代目線でもオーバースペックなスタッツ持ちな
まぁ当然そんな旨い話があるはずもなく、代わりに攻撃ができない完全に壁専用のフォロワー。 序盤が苦手な【ランプドラゴン】では貴重な低コスト守護だったため、『神々の争乱』で《ラハブ》が出るまではよく採用されていた。 進化後のスタッツ補正は控えめなものの、進化すると攻撃が可能に。コスト3の3/2が進化したようなものなためそこまで損はしてない。
風が吹き、嵐と成る。そして…烈風の最中から、大翼の竜が姿を現した。
覚醒時に疾走を得ることができるフォロワー。
普通に使うとマナレシオ以下のスタッツだが、覚醒でコスト2の2点疾走となかなかの強さになる。 ランプの最後の一押しにも使えるし、SFL期で大暴れした【原初ドラゴン】でもよく採用されていた。 後に『時空転生』の《竜の集結》にてトークンカードとして登場し、もう1周ローテで使えるようになった。
最近はどちらかと言えばゲーム内より放送中のアニメ・Fでの活躍の方が見る機会が多そうである。
「あたし、強くならなきゃ!」
ラストワードでPPブーストしてくれるフォロワー。
シンプル故に使いやすいPPブーストとして非常に出番が多く、ローテ落ちまであらゆるドラゴンデッキで採用されてきたドラゴンの顔。 相手からすれば破壊するタイミングも悩まされるため、結構生き残ってリーダーを削り続けることも少なくない。 対ビショップでは法典やハゲに消されるのがオチなためあまり当てにしない方がいい。
後に第7弾、第13弾と2回リメイクされ、レアリティもゴールド→レジェンドと順当に出世していった。
さらに同キャラクターのカードでありながら、リメイク名義含め3回もリーダースキン投票候補に選ばれるなどかなり優遇されている。 |
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「さーて、ひと暴れしちゃおっと♪」
「やってやるワン!」 「ぶっ飛ばすワン!」
神バハ・グラブルではお馴染み、
ファンファーレで特定のスペルを2枚手札に加える。 2点ダメージと2点バフは一見地味に見えるが、このスペルが小回りが利きコスパもかなり高い。 どちらもリーダーへ影響を与えられる効果なため、アグロやミッドレンジのような早めのデッキと特に相性がいい。 後述の《ファントムハウル》と《ミミ》《ココ》を合わせ6ターンで11点ダメージを叩き出せる「ミミココハウル」のコンボが有名。
後に構築済デッキ第1弾にイラスト違いのものが収録されている。
さらに後に行われた第1回リーダースキン投票で見事ネクロ部門で1位を獲得。 『時空転生』にてリーダースキン付きカードとしても実装された。 これにより同名カードでイラスト違いが3枚も存在するというかなり優遇された存在となった。 元ネタの時点で人気が高いキャラなためか、かなりイラスト違いやリメイクに恵まれているカードである。
元ネタはアニヲタなら誰でも知ってるであろう、ギリシャ神話に登場する冥府の番犬にしてハデスの飼い犬。
こちらだと完全な人型だが、持っているマペットっぽいミミとココにもそれぞれ意思があり、それで三頭が表されている。 兄弟であるオルトロスも後に『神々の争乱』にて実装される。
「開け、死の門よ…」
一見するとただのファッティだが、場のカード4枚を破壊しコスト0でプレイできるフォロワー。
条件さえ整えば早期ターンに8/8のフォロワーをプレイでき、圧倒的スタッツでゴリ押すことが可能になる。 そのためこのカードの早出しに命を賭ける【骸ネクロ】なるデッキが黎明期から存在していた。 しかし実際に使ってみると見た目以上に条件が難しい。 さらに出せても後続を用意できないため、処理されたらリソースが尽きて終わりというかなりピーキーなデッキとして知れ渡っていた。 そのためSTD期の頃は大して活躍することはなかったが、《氷漬けのマンモス》《天界の階段》等の相性の良いカードが次々と実装されて弾けた。 その頃になると更なる早期プレイに後続やリソース問題も解決していき、次第に環境デッキと戦えるほどの力を得ていく。 そして現在では、超越と並ぶ現代シャドバでも通用する旧STDの先鋭となっていた。 過去のネタカードがインフレに抗いながら最前線で戦うカードになっていくのだから、カードゲームとは面白いものである。
しかし実装から約6年半後2023/1/26、アンリミで長期にわたって暴れまくった代償として、ついに低下コストが-8(1コスでプレイ)に弱体化。
アンリミにおいて1ターンのテンポロスはローテ以上に深刻なため、今後の動向に注目となる。
「魔神復活の礎となりなさい」
ファンファーレで相手フォロワーを破壊し、そのスタッツを丸々奪い取ってしまうフォロワー。
相手が出した大型フォロワーを除去し、さらにそれ以上の大型を場に置いて相手にプレッシャーをかけることができる。 カードプールが貧弱なSTD期こそ使われたが、『ダークネス・エボルブ』でネクロ自体が下火に。 後に登場するレジェンドたちとも相性が悪く、8ターンで確定除去だけは遅いため次第にほとんど使われなくなってしまった…。 後に『バハムート降臨』で出た《冥府神の契約》のエンハンスでも登場する。
元ネタはローマ神話における冥府の神。ギリシャ神話におけるハデスと同じ立ち位置の存在。
「いざ、尋常に」
ラストワードで同名カードを場に出す、つまりほぼ不死身に近いフォロワー。
継戦能力が高く、ネクロの自壊カードをノーリスクで使うことができるため非常に相性が良い。 とくに有名なのが《ウルズ》でモルディカイを破壊して2体に増殖させるコンボだろう。 STD期含め、『バハムート降臨』に登場した《ネフティス》とも非常に相性が良く、コントロール系ネクロのフィニッシャーとして使われ続けた。
後に神バハコラボスキンのネクロマンサー担当に選ばれた。
腐臭に気付いた時にはもう遅い。お前は既に、死竜の胃袋に収められているだろう。
そのままでは重い3点疾走フォロワーだが、ファンファーレでネクロマンス20を発動させると13点疾走に化けるネクロ屈指のロマン砲。
他のネクロマンス持ちとは桁違いの数(通常は多くても6程度)を要求するため、他のネクロマンスを迂闊に使えず、相手にもバレやすいのが欠点。 しかし決まった時の豪快さや爽快感は他のカードにはないものがある。 『ダークネスエボルヴ』で一時的に墓場の枚数を13枚ブーストするアミュレット《死霊の宴》が登場。 これにより「相手にバレやすい」という欠点もある程度補えるようになった。 『神々の争乱』では《魂の番人・ミント》が登場し、墓場の枚数に関係なく効果を発動できるようになった。 『星神の伝説』以降は上記の《骸の王》と組み合わせて使用されることが多くなった。
右から順に、あなたの母親、あなたの父親、あなたの弟よ。…あら?逆だったかしら。
《ゾンビ》を3体出し、ネクロマンス6で2/3守護に強化するスペル。
1枚でフォロワーを3体並べる優秀さに加え、ネクロマンスで2/3守護3体とコスト9相当のコストパフォーマンスを持つ。 単純に壁として優秀で、並べてからのバフで決着を決めに行くこともできた。 この「3」というHPがまたイヤらしく、特にAOEが貴重だったSTD期では2/3守護3体は処理が難しかった。 また、このスペルと出したゾンビで墓場が4枚増えるので、実質的に墓場消費が2で済むため非常にコスパが良い。 おおよそほとんどのネクロのデッキに採用できる。 スペルなため採用フォロワーを絞る必要がある【ネフティスネクロ】でもフォロワーとして採用できるほどの汎用性を誇った。
亡霊の嬌声が夜を裂き生者を裂く。
場が埋まるまでネクロマンスで《ゴースト》を召喚するスペル。
つまり1/1疾走が最大で5体並ぶことになる。攻めてよし、守ってよしの万能スペル。 特に上記の《ケルベロス》と合わせて使えば6ターン目に9点、進化を使えば11点のバーストダメージを叩き込むことができる。 このコンボは「ミミココハウル」「ケルハウル」と呼ばれ、ネクロマンサーというクラスの伝家の宝刀とされた。 【アグロネクロ】というデッキはこのカードがあるからこそのものと言える。
「死よ、我が鎌にィ!!」
ファンファーレ時のネクロマンス4で4点バーンを与えるフォロワー。
ネクロマンス4も7ターンくらいなら特に意識せずとも貯まっていることが多かったため、コストやスタッツの割には意外と使い勝手が良い。 当時では貴重な4点というそこそこ大きめのバーンを与えられるため、黎明期の【ミッドレンジネクロ】のフィニッシャーとして採用されていた。
ネクロフィニッシャーの代名詞として認識されてるのか、アニメの方も無印・F両方で登場。
どちらもネクロ使いの主要キャラである黒羽アリス・真壁スバルがトドメとして使用した。 |
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「悦びと喪失の狭間で・・・」
ファンファーレで小粒の守護二体を展開するフォロワー。
地味ではあるが癖がなく腐りにくい効果なため、コントロールを筆頭にアグロ以外のヴァンプデッキで採用されていた。 何気に自身の効果で出た《フォレストバット》以外にも守護を与えるため、先に《眷属の召喚》等を使えばさらに守護を増やせる。
後に構築済デッキ第1弾にイラスト違いのものが収録されている。
「魂を寄越せ。話はそれからだ」
4/6/4守護と言うコストの割にとんでもないスタッツを持っているフォロワー。
しかし代償としてファンファーレでリーダーの体力を半分にしてしまう。 この時点で「このカードで復讐になってね」と言うスタッフの思いを汲み取ることができる。 最短4ターンで復讐状態に持っていけるカードであり、手札や状況次第では復讐時効果で一気に勝負を決めることも可能。 しかし当の本人は攻撃力こそ高いが体力は低く、守護なのもあって場持ちはしない。 きちんと手札や状況を見極めて用いないと逆にこちらの危機を招くこともある、使いどころが難しいカードでもある。 現在は《ベルフェゴール》や《揺らぎの斬姫・ナルメア》に枠を奪われ、見かける機会はほとんどなくなってしまった。
「アタシのモノにしてあげる」
スタッツはコスト以上だが、復讐状態を維持しないとターンの開始時に自分のリーダーにダメージを与えて弱体化してしまうフォロワー。
コスト以上でも所詮はただのファッティなため、お世辞にも使いやすいとは言えない。 一応1回スタッツが下がっても(当時の)コスト5帯以上のスタッツではあるため圧力をかけることは可能。 次弾までの【ミッドレンジヴァンパイア】等で採用されることもあったが、『バハムート降臨』辺りからは採用されることはまず無くなった。
「その命、私に捧げなさい」
ファンファーレで好きな相手に5点ダメージを与え、さらにこちらのリーダーを5点回復するフォロワー。
相手からしてみればこちらに大きな損害を与えた上にリーサルが遠ざかるため堪ったものではない。 しかも効果である関係上守護などを無視してリーダーに直接ダメージを通すことが出来る。 対ヴァンパイアで「5」という体力をどんな盤面でも意識しなくてはならないのはほぼコイツのせい。 【コントロールヴァンパイア】におけるフィニッシャーとして、ローテ落ちまで活躍し続けた。
創るのに七日。壊すのは一秒。
《テミスの審判》と並ぶシャドバを代表する(ほぼ)全体除去スペル。
8点を耐えるフォロワーはそうそういないため、大抵の場合は使えば場は更地となる。 最大の特徴は、復讐時はコスト4で使用できる点。 これにより相手は下手に体力を削れなくなり、場合によってはアグロ相手にも除去が間に合うことも多々あった。 ローテ落ちまで【コントロールヴァンパイア】の全体除去を支え続けた。
元ネタは新約聖書の「ヨハネの黙示録」。ダメージの「8」は世界の崩壊が記されている第8章『神のラッパ』が由来していると思われる。
そしてカードイラストに描かれているのはクトゥルー神話でお馴染みの、旧支配者の一柱ことハスター。 ちなみに旧支配者たちは海外版神バハのみで実装されている。
「裁きを受けるがいい」
耐久寄りのスタッツを持ち、復讐状態だとファンファーレで必殺とドレインが両方付与されるフォロワー。
あくまで登場時に付与した能力なため、出した後に復讐状態が解除されても継続する。 復讐状態でこいつを出し、進化させて相手フォロワーを殴れれば最高。 体力を安全圏まで回復した上で相手フォロワーを駆除しつつ、自分は強力な効果を持つフォロワーを保持できる。 何気に単純なスタッツの押し付け合いならば同コスト帯のバニラと相打ちできる絶妙な調整も魅力。 こういったカードが揃っているため、ヴァンパイアを相手にする場合は不用意に体力を削って復讐状態にさせるのはかえって危険と言える。
間違っても、魔狼を手懐けようなどと思わぬことだ。下手に近寄れば、手どころか腕を噛み千切られることになろうだろう。
ファンファーレでの自傷効果を持つ代わりに、コスト2でありながら2点の疾走を持つフォロワー。
アグロデッキや復讐軸のデッキといった積極的に攻め立てるデッキで活躍する。 ヴァンパイアの高速デッキが猛威をふるったため、2018/1/29のアップデートでアンリミテッドの制限カードに指定された。が、後に解除された。
人々の憎しみから産まれた負の影。人間の心に寄生し、歪みと生命を吸い上げ、昏い力を蓄える。
コストが軽い上にファンファーレもシンプルながら強力なフォロワー。
それでいてスタッツも1/2という標準のもの。 かつてはビートダウン系のデッキならば有無を言わさず3積みされていた。 2018/3/29のアップデートで、スタッツが1/1へと変更された。以後採用するかはよく考える必要がある。 |
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「私は月に狂う獣…」
「月が私を獣に変える…」
疾走を持つ上にターン終了時に体力全回復するため、フォロワーを倒しても消耗しないフォロワー。
トドメの一撃としても用いることができ、優勢時に出すと強力。 攻撃的なデッキでフィニッシャーのひとつとして採用される。
リリース1周年記念のリーダースキン投票で、ビショップ部門の1位を獲得。
『起源の光、終焉の闇』にて《ムーンアルミラージ・ラミナ》名義でスキンとスリーブ付きの新規イラストで収録された。
「無に還るのだ…」
ファンファーレで自陣のアミュレットを全て破壊するフォロワー。
カウントダウンアミュレットとの併用が前提のカードなのだが、STD期当時はわざわざ破壊したいアミュレットがほとんど存在しなかった。 DRK期に入って破壊する意義のあるカード自体は登場したものの、《白翼の守護者・ガルラ》等のもっと使いやすいアミュレットを割るカードが同時実装。 コストが重いこのカードの居場所はどこにもなかった。 全くと言っていいほど使われなかったが、実装から約4年後に突如として超強化。アミュレットを出すたびにコストが下がっていくようになった。 そのため最速でコストを下げてアミュレットを割り一気に展開する【カウントビショップ】がアンリミテッドで大流行。 あまりに流行した結果、2021/1/26にコスト10に弱体化されてしまった。
かつてのネタカードがまさかナーフを食らうほどに強力なカードになるとはだれも思わなかっただろう。
「我らには神がついておられる!」
ファンファーレでAOEとバフを同時に行える、グラブルでもおなじみの聖女のフォロワー。
…なのだが、どちらとも2点とコストの割には低すぎていまいち使う場面が訪れない。 結局重いだけでバフも除去も中途半端なフォロワー扱いされ、一切日の目を浴びることなくローテ落ちに…。
元ネタは言うまでもなく、イングランドとの百年戦争に勝利を収めた「オルレアンの乙女」にしてフランスの英雄・ジャンヌダルク。
後に『神々の争乱』にて闇落ちした姿も実装された。
畏れるな。この光は天上への階段である。
コスト6の全体除去スペル。要するにこれのシャドバ版。
アミュレットは破壊しないため、予め詠唱アミュレットを置いたりしておくと巻き返しが容易となる。 また、自身のフォロワーも破壊するため事前に攻撃などしておくとより効果的。
カード名の「テミス」とはギリシャ神話に登場する法・正義を司る女神のことで、古代ギリシャ語で「不変なる掟」と言う意味を持つ。
天の光が、汝を護る。
体力4以上のフォロワーに守護を与える、鉄壁の守りを実現させるアミュレット。
4以上の体力があるフォロワーが全て守護になる関係上、壁をどんどん並べられるようになる。 またビショップには守護を持たないが相手のターンにのみ強化されるフォロワーそこそこ存在する。 そういった通常なら無視されがちなフォロワーに無理やりぶつけさせることもできる。 ニュートラルのカードだろうと体力の条件を満たせば守護が付与されるため、これがある状態で後述する《サタン》を置かれると非常に厄介。 上記の組み合わせは【陽光サタンビショップ】と呼ばれ黎明期から成立。 守りに特化したビショップのデッキとして長く存在し
「そこぉ!また怪我してるじゃないの!」
ファンファーレで少量の回復を行うフォロワー。
体力が1と低いが、回復持ちのフォロワーとしては非常に軽い。 後に登場した《エイラの祈祷》等と相性が良く、回復軸のデッキで採用される。
響き渡る笛の音に従い、輝ける神鳥が降り立つ。
3/4疾走を出す詠唱アミュレット。
詠唱の中ではコスト3とやや重め。だが出てくる《壮麗の隼》が優秀で、カウントダウンも短い。 疾走軸のデッキで積極的に採用される。
天恵をもたらす、純粋なる願い。
置いてから3ターン後に2枚ドローできる詠唱アミュレット。
速効性に欠ける分コスパ・汎用性に優れるため、詠唱アミュレットに特化したデッキでなくとも採用の価値があるカード。 ただしバウンスされるとまた3ターン待つ事になるためそこだけは要注意。 ビショップの使い勝手の良いドローソースとして、後継カードもいくつか存在する。 |
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「絶望よ、来たれ」
「氷獄で眠れ…」 「我は漆黒の迅雷」 我が終焉の一刀によって裁かれよ。 命運は尽きる。
素で出せる最重量のコスト10であるフォロワー。
その割に本体のスタッツはそこまで高くないが、デッキそのものを変えるという唯一無二の効果を持つ。 ファンファーレで自分の使うデッキが上記の凶悪なカード10枚で構成された「アポカリプスデッキ」に変わる。
速効性こそ無いもの、一度これらのカードをプレイし始めるともはや対処不能に等しい。
遅いデッキにとりあえず挿せばフィニッシャーにできてしまうため一時期は「サタンゲー」などと言われることも珍しくなかった。
特に
と相性が良い。
一応アポカリプスデッキは10枚しかなく、それまでのデッキは無くなる。
が、どのカードもフィニッシャーたりえるので大体はデッキ切れの前に決着は着く。 しかし本人がコスト10である都合上、よほど変な運用をしない限り展開が次ターン以降になるために相手に少なくとも1ターンの猶予を与えてしまう。 またデッキの内容が重く全体除去などは無いので横の展開に弱い等の弱点もそこそこある。 特にロイヤルやヴァンパイア等の速攻を得意とするタイプのデッキには出した次のターンに逆にトドメを刺されてしまうこともままある。 確かに強力なカードなのだが、戦況を見極めないと実質PPの無駄遣いとなってしまうこともある。なんとも悩みの尽きないカードである。
CM放送記念第2弾で味方単体に強力なバフをかけるフォロワー《ガブリエル》と一緒にこの《サタン》も配布された。
これによってスタンダードパックのニュートラルレジェンドは全て1枚ずつ配布されたこととなる。
元ネタは説明する必要があるか分からないが、多数の宗教における神・人間と敵対する悪魔・サタン。
スペル名にある「ディース」は北欧神話における豊穣・運命・戦いを司る霊的存在の一種のこと。 破滅と不吉の予言が迫っている事を警告し運命に介入する役割を持つとも言われている。 「アスタロト」は地獄を支配するユダヤ/キリスト教の悪魔で、ソロモン72柱の一人でもある。 ここでは説明し切れないため別項目の底で、また会おう…。
「世界の調和こそが、私の望みだ!」
「かつて私は、希望を信じていた…」
ターン終了時に進化前はリーダーを4回復、進化後は相手リーダーに4ダメージを与えるフォロワー。
進化後の効果で守護を無視して相手にトドメを刺すことはもちろん、進化権が残っている状態で意図的に進化せずにターン終了する運用もアリ。 回復しつつ相手にプレッシャーを掛けることができる。 ただこの場合、進化せず4回復しても相手フォロワーを放置して殴られては焼け石に水、しかし進化して盤面処理しようとすると回復できない… …と言うジレンマに悩まされていたが、『バハムート降臨』で登場した《サハクィエル》を併用する事で、 コスト7のサハクィエルによってルシフェルを突進付きで踏み倒して相手フォロワーを破壊 →ターン終了時に4回復してサハクィエルのデメリットで手札へ戻る →コスト8でルシフェルを出し4回復 の流れによって粘り強く戦う事ができるようになった。 ビショップの《エイラの祈祷》と合わせると回復しつつスタッツが上がっていくため、進化権がなくとも相手にとっては相当のプレッシャーとなる。 また進化時のスタッツの上がり方は基本的に+2/+2なのだが、彼は珍しく+3/+1されて9/8となる。
レジェンドカードだがCM公開記念で全ユーザーに配布された。
元ネタは
神バハでは別人だが、キリスト教においてはサタンが堕落する前の姿、つまりサタンとは同一人物と扱われている。
「あなたに純白の力を」
ファンファーレで自分のフォロワー1体に大きめのバフを掛けるフォロワー。
主な使い方としては、場に残ったフォロワー等に使っていきなりリーサルを取ることが多かった。 黎明期は【ミッドレンジロイヤル】等の前のめりなデッキで採用されていた。 しかしインフレの波に飲まれ、上記のレジェンド達より早めに環境から姿を消すこととなった。
上記の《サタン》と同じタイミングで配布された。
元ネタは旧約聖書に登場した、神の言葉を伝える天使・ガブリエル。
キリスト教においてはラファエル・ミカエルとともに三大天使と呼ばれている(ユダヤ教ではウリエルを入れて四大天使)。
「これが、定められし理」
ファンファーレで場のフォロワーを破壊して再召喚するという変わった効果を持ったフォロワー。
そのまま使うだけでは何のアドバンテージも取れないが、
など攻防一体で非常に使用用途が広い。
主にラストワードが多いネクロマンサーや、疾走が多いドラゴン・ビショップで使われる事が多い。
元ネタは北欧神話に登場する運命の女神・ノルンたちの一人。
死は誰にでも平等に訪れる。
条件は難しいが、達成すれば相手全てに6点と言う破格のダメージを与えるアミュレット。
発動すればまず相手の場を一掃した上でリーダーにダメージを与えられる。 その上登場当時はアミュレットの破壊は限られた手段しか無いためほぼ勝ちが確定するほどだった。 欠点は墓場が30枚以上必要という条件。デッキが40枚なため工夫しないとデッキ切れを起こしやすい。 また、時間がかかる都合上発動前に攻められ続けると厳しい。 使うのであれば手札交換で一気に墓場を肥やせる《新たなる運命》を採用する等、すぐに起動できるギミックを用意しよう。 特に量産しやすい《フェアリー》で墓場をカサ増しできるエルフと相性がよく、【冥府エルフ】として最初期の環境を支配していた。 その後はROB期辺りからローテ落ちまでは過去のカード扱いで環境で活躍することなくローテ落ちした。 しかし定期的に相性が良いカードが生まれ、今でも更なる早期起動が狙えるコンボが開発され続けている。 「条件が難しくてもリターンが破格」なカードは、カードプールが増加するたびに強化されていくことが分かるカードと言える。
イラストに描かれているのはギリシャ神話の冥府の神・ハデスその人であり、彼自身も後にネクロマンサーのレジェンドカードとして実装。
アニメ無印でもジュスティーヌ姉妹の姉・ヴァネッサが使用。本人が使ったのは至って普通の【冥府エルフ】。 しかし墓場肥やしが得意な【ネフティスネクロ】使いの妹・ビビアンとタッグを組み冥府の早期起動を狙うという反則染みた戦法で戦う。 ヒロイン組の天宮ミモリ・黒羽アリスのコンビを苦しめた。
「風の加護を与えよう…」
ファンファーレとターン開始時に自身を含めた味方の攻撃力をバフできる、ジェネリック版《セージコマンダー》みたいなフォロワー。
当時では貴重なニュートラルで横バフができるカードだったため、テンポ系のアグロデッキで良く採用されていた。 特にバフが少ないクラスでは重宝する効果である。
ちなみに、相方の雷神の実装は5年ほど待つこととなる。
「リンゴンリンゴーン♪」
攻撃力0の守護で、ラストワードでに1ドロー可能なフォロワー。
シャドバのマスコットともいえる存在。詳細は該当項目にて。
「さぁー、働け働けー!」
当時基準ではコストに対して高いスタッツを持っているが、デメリットとしてファンファーレで自陣に3点AOEを撒く守護フォロワー。
通称「ゴブマウ」「GMD」。 スタッツだけ見れば《天剣の乙女》の上位互換で、デメリットがあまり気にならない【ランプドラゴン】等で採用されていた。 次弾にて天敵の《死の舞踏》が実装されるが、それでもROB期辺りまでは貴重な大型守護として一部デッキで使われた。
アニメでも無印第1話にて、
壁として召喚されるも、返しに《竜の怒り》と《ムシュフシュ》で相打ちとなった。 アニメでは初のニュートラルカードの使用シーンでもある。 |
《収穫祭》
コスト2→4
《根源への回帰》
コスト5→7