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地震なまず(ドラえもん)

登録日:2023/04/15 Sat 16:55:00
更新日:2026/07/26 Sun 22:04:17
所要時間:約 4 分で読めます





『地震なまず』とは、漫画ドラえもんに登場したひみつ道具の名称である。
主に『小学五年生』1981年1月号に掲載され、てんとう虫コミックス版には第26巻に収録されたエピソード「地震なまず」に登場している。


【概要】

デフォルメされたなまずのような形をした道具*1。大きさは手に持てるぐらいで、通常は水の入った透明な容器に入っている。普段はのほほんとした悪意を感じさせない笑みを浮かべている。
容器の蓋を開けて「〇〇に付け」と指示を出すと、容器から飛び出し指示された人物の足元の地中に音もなく飛び込む。*2そのままくっついた相手の足元をついて回り、相手が「地震」と発言をすると*3その場で暴れ出す。暴れる事で強い振動が起き、くっついた相手の足元のみが強く揺れて地震が起きたと錯覚させることができる。
振動が起きる範囲が非常に狭く、付かれた人の隣に立っていても揺れには気付かない。その一方で揺れそのものは非常に強く、作中では残像ができるレベルで揺れており非常に強く恐怖心を煽られる
音に反応する仕組みなのか、「地震」と同じ読みの単語には全部反応する模様。作中では「自信」だったが、恐らく「自身」でも「磁針」でも「時針」でも発動すると思われる。


【登場したエピソード】

◇原作

ある日珍しくスネ夫の家でスネ夫と二人で過ごしていたのび太。その時に起きた日本ではそこまで珍しくない規模の小さな地震にのび太は仰天。パニックを起こし恥を晒す格好になってしまう。


キャアアー!

「男のくせに女の子みたいな悲鳴上げるんだな…」って?ドラえもんじゃよくある事です

のび太のお願いなどまるで存在していなかったのように無視して、のび太の醜態を広めるべく電話に向かったスネ夫*4。スネ夫を止めてほしいというのび太の頼みに呆れながらもドラえもんが出した道具が「地震なまず」
のび太で実験をした後「地震」という言葉に反応し、足元のなまずが暴れ出す事で、なまずに取りつかれた人の足元のみが強く揺れて地震が起きたと錯覚させる道具であると説明するドラえもん。
スネ夫の家に向かうドラえもんとのび太。スネ夫の家に着くと、丁度スネ夫が家から出た所であった。誰も電話に出なかったようで、直接言いふらす事にしたらしい。

ドラえもんは背後から忍び寄り、なまずをスネ夫に付け、スネ夫の話を妨害する事に成功。
ジャイアンを始めとする町の少年たちの前で強烈な揺れによるパニックを起こし、這う這うの体でスネ夫は家に帰っていった。


地震が…。
ゴゴゴゴゴゴ
地震だあ。
何やってんだ。地震なんて、寝ぼけてやがる。


しかしこれでこの男が懲りるハズもなく。
スネ夫は筆談なら可能(地震は起きない)事に気付き、再び言いふらすべく動き出した。

静香を相手に筆談に成功するスネ夫。それを見たのび太はショックを受け、そんなのび太の様子を見たスネ夫は勝ち誇るあまり思わず禁断の一言を口走った…。


へへん、おつむの良さにかけては自信(地震)があるんだ。
ゴゴゴゴゴゴ


完全に不意打ちをくらい、通常ならば二度と町を歩けなくなりかねない醜態を静香に晒すスネ夫。スネ夫の醜態を通り越した何かを見届けたドラえもんとのび太は、もう滅多なことは言わないだろうと確信し満足げに帰っていくのだった。


◇大山版「「地震なまず」でスネ夫に逆しゅう!」

1981年5月12日に初放送。
2023年現在、地震なまずがアニメ化され、アニメに登場したのはこの1回のみ。
大まかな道具の登場、使用状況は原作とほぼ同じであった。


【余談】

  • この道具が登場するエピソード「地震なまず」はメイン回でひたすら酷い目に遭う事に定評があるスネ夫が中心の話で、期待に違わぬやられっぷりを見せてくれる。ドタバタぶりが楽しい本作だが、題材が題材なのもあってかアニメ化には恵まれておらず、大山版の初期に一度のみ。わさドラに至ってはこの話以外の地震ネタもほとんど作られておらず、今後のアニメ化が厳しい話の一つであると言える。
  • いまいち用途が分かりにくい道具だが、22世紀ではメジャーな悪戯系ジョークグッズの類なのかもしれない。
  • なまずのヒゲはアンテナやレーダーに近い役割を持っており、周囲からの刺激に反応するようになっている。この道具も「地震」の発音にヒゲで反応している様子が描かれている。
  • 古来よりなまずは地震と関連が深い魚であると言われており、その昔は「大地震が起きるのは定期的に地面の下で巨大な鯰が暴れるからだ」という説も存在したほど。鯰絵のように文化として定着した物もある。
  • アニメ版が大山版の初期に一回しかやっていないのもあって、「ドラえもんとなまず」と言うと色々な意味で伝説のED「あぁ いいな!」を連想する人も多いだろう。ただし、この歌とこの道具とは一切関係が無い。


追記、修正すると、あれが起こるんだ。


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最終更新:2026年07月26日 22:04

*1 恐らくロボットだと思われる

*2 どんぶら粉のように、水中であるかのように飛び込める。

*3 この時、前述の表情から一変し、驚いたかのような表情になる。

*4 当時はまだ小中学生がケータイ、スマホを持ち歩く時代ではなかった……というかそういったガゼット自体無かった。