高石義生

登録日:2023/09/09 Sat 13:23:54
更新日:2025/03/29 Sat 23:44:56
所要時間:約 6 分で読めます






……喰ってやる!



高石義生(よしき)タフ・シリーズのキャラクター。
モデルは多分高橋義生+高山善廣。

CV:梁田清之(OVA版)


概要

初登場は高校鉄拳伝タフの8巻。アイアン木場が灘神影流を潰すファイターを探すついでに引退試合の相手を選ぶときに「キー坊を倒せばその相手になってもらう」という自身への挑戦権の餌に食いついたファイターの一人であった。

根っからのプロレスファンで、かつてはプロレスラーとしても活動していたが、エンターテイナーとしてのプロレスラーをやる気はなく、メキシコのルチャ・リブレでチャンピオンを半殺しにした過去がある。
このチャンピオンは国境を超えて世界的な影響力を持つプロレスラーであり、それを再起不能にしたせいで日本国内のみならず世界規模でプロレス界から永久追放となった。
その狂暴さと悪名から「人喰い義生」と称される。

品が無くて頭が悪そうという理由で関西弁が嫌い。
初期はロン毛にバンダナを被って顔に傷が付いた鋭い目付きの極悪人面だったが徐徐に軟化して最終的には短髪に髭面となった。
キー坊とは当初敵対していたが、戦友として仲良くなってからは「ヨッちゃん」と呼ばれ、行動を共にする相棒ポジションとなった。


戦闘力

強くなるために鍛えることにはかなり貪欲で、青春をアマレスに捧げて更に本場タイで3年ほどムエタイの修行をした。
その結果、高度な投げ技と組技とタックルと打撃技を身につけた総合格闘家と成った。
その有り余るパワーとスタミナでグイグイ押して来るタイプの剛の格闘家である。
アイアン木場から戦闘力を高く評価されており、灘神影流潰しの成功を期待されていたりTDKに招待されたりと実力を高く買われている。

友人だろうが兄弟だろうが強い相手に出会うと手合わせをせずにはいられず、とびきり強いやつと闘っているときこそが最も生きてる実感を感じるというまるで戦闘狂のようなメンタルをしている。
ただし強ければ誰でもいいというわけではないらしく、ケンカとセックスは本当にヤりたいと思った相手としかヤりたくねェらしい。
ナイフで深く刺されても普通に戦闘を続行できるタフさや体格にも優れている。
かつてはデビル・ファクトリーに所属してトレーニングをしていたようだが、所長のショーン・J・阿久津と反りが会わなかったらしく短期間で脱退している。


  • タックル
アマレスで鍛え上げたヨッちゃん自慢の低く鋭いタックル。

  • キャノンドライバー
両脚を捕らえてジャンプして顎を足で固定しながら踏み潰すように垂直に叩きつける、ヨッちゃんオリジナルの大技。
衝撃を吸収するプロレス用のリング上ならば顔面が崩壊する程度で済むが普通の地面でやると一輪の鮮血の花が咲く。

  • ドラゴンスクリュー
  • 逆エビ反り固め
  • ドロップキック
  • パワーボム
河野戦で使用したプロレス技の数々。そのほとんどが不発か空振りに終わった。

  • アイアン木場に捧げる"愛の"ジャーマンスープレックス
ジャーマンスープレックスの使い手だったアイアン木場を思わせるような美しい弧を描くジャーマンスープレックス。


活躍

高校鉄拳伝タフ

神戸編

ある日キー坊の学校にカチコミをかけてきた宝船商業の御国野とその手下たちを一人でボコボコにする。
そのままキー坊との対決が始まるかと思いきや御国野に背後からナイフで刺されてしまい、更に調子に乗って腕を使わず筋肉を膨らませてナイフを抜くパフォーマンスのせいで出血多量して病院送りになった。

アイアン木場への挑戦権を得るためにキー坊を襲撃しようとしたが、キー坊から輸血してもらったことで次第に仲良くなりレムコ戦に向けたトレーニングに付き合ったりした。
レムコとの決着が着いた直後にショーン・阿久津からデビル・ファクトリーのファイターがキー坊に差し向けられたときにはそのファイターを撃退しつつ、
キー坊に「あくまで俺はお前の敵だということを忘れるな」と言って突き飛ばすなどツンデレライバルキャラのような言動を見せてガチンコの戦いを約束する。

数日後ようやくキー坊と勝負の段取りをつけて友情を超えた熱い戦いを始めるが、空気の読めない葵新吾に水を差されたあげく1分くらいで腕を壊されて実質的に敗北するというカマセと化す。
新吾戦で実況役を務めた次はアイアン木場に挑むキー坊を黒田オニ平らと共に支え、加古川の菊村率いる不良たちと大乱闘をしたり六甲山牧場でロデオ修行をつけた後に二人の戦いに立ち会った。


武者修行編

アイアン木場がガルシアに再起不能にされたバーリ・トゥードに出場して一回戦を突破したがそのときの怪我のせいで二回戦には出れず棄権した。

キー坊の付き添いで東京での修行に付き合って黒龍寺にも行く。
主に実況・解説・リアクション要員で、黒龍寺で大学時代の後輩だった間樫と戦ったくらいで特にこれといった目立った活躍は無し。
この辺から髪型や顔がモリヤンに似た見た目に変わり、一部読者からは猿空間送りにされたモリヤンを「喰った」とされている。


TDK編以降

アイアン木場の遺言で開催された格闘技トーナメントTDKにエントリーされて静虎に出場を反対されたキー坊に付き添って会場へと向かう。

一回戦は旧知の河野正哉と戦う。
ヒールレスラーを演じつつプロレスは実戦で通用しないと言いきるプロレスラー河野に対してプロレス技のみを使って挑み観客を沸かせながら勝利する。

その後笹川エンゾウに襲われて重傷を負い、死にかけているキー坊を援護するためにとエンゾウに再び勝負を挑むがボロカスにされる。
二回戦の相手は朝昇だったのだが、エンゾウとの戦いであばら骨が折れて内蔵に刺さっている状態であり、試合開始直後に吐血してダウンし事実上不戦敗となって脱落した。
その後もエンゾウと和解したりカズ冨士田と仲良くなって彼らと一緒に友としてキー坊の訓練を手伝い、新横浜プロレスの祠部矢治との戦いではタッグを組んで戦うなどして最後まで協力した。

最終話ではキー坊の灘神影流第15代目当主襲名相続式典にも出席し、まさかの媒酌人という大役を仰せつかった。


TOUGH

ハイパー・バトル編

キー坊が朝昇と再会したときに名前が出てくる。インドに虎退治をしに行くと言ったきり音信不通になっているらしい。


幽玄真影流編

キー坊vs覚吾の最終決戦をネット中継で観戦していた人たちが描写されるなかでしれっと登場。
虎退治がどうなったかはわからないが、教え子たちと戦いを観戦してキー坊の空眼の目付について「選ばれた人間にしか辿り着けない境地」とコメントした。


関連人物

  • 御国野
宝船商業の不良。いつもサバイバル・ナイフを携帯していて誰彼構わず刺すという。
しかし急所はあえて狙わず相手に恐怖を植え付けることを至上とするアブナイやつ。
ヨッちゃんにボコボコにされてもなおナイフで背中を刺す意地を見せるが手をグシャグシャに握り潰されて蹴りを入れられて停止した。

  • 高石アケミ
CV:沢城みゆき(OVA版)

猿漫画では珍しい美少女の妹。全く似てない。
キー坊に一目惚れされたがわりとすぐ猿空間送り東京に帰ってしまい忘れ去られた。



追記も修正も…
本当にやりたいと思った項目にしかやりたくねェ

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最終更新:2025年03月29日 23:44