登録日:2023/07/28 (Fri) 00:36:22
更新日:2024/06/14 Fri 18:28:49
所要時間:約 8 分で読めます
『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』とは、2022年10月~12月に放送されたオリジナルテレビアニメ。
【概要】
ものづくりの町・
新潟県三条市を舞台に、DIYに青春を捧げる女子高生の部活動を描いた作品。
三条市がオフィシャルサポーターとしてロケハンを始め全面協力し、実在の街並みや店舗を再現。
そのため
アニメ聖地不毛の地として有名だった
新潟県から初めての聖地が誕生する形に。
メインキャストはコラボレーションの一環で新潟県や三条市の地元イベントに出演した。
現地の企業である株式会社髙儀協力の元、作中に登場する工具は同社の商品が提供されている。
Blu-ray数量限定版には自らの手で組み立てる木箱、コラボドライバー、軍手というアニメグッズとは思えない異色の特典が付属し、想定以上の注文数で
材木が足りなくなり限定版のみ発売日が延期した。
2023年夏に『
DIY‼︎ -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』のタイトルでTBSの関西系列・毎日放送(MBS)制作で実写ドラマ化。主演は日向坂46の上村ひなの。
ロケは聖地である新潟県三条市で行われた。
アニメでは商品名がぼかされていた中野の都こんぶが実際のパッケージで登場。
ドラマ版では結愛家に暮らす
猫のたま、子豚のミートの存在はオミットされ、部屋のぬいぐるみやせるふの鞄のステッカーといったアイテムに変更されている。
【あらすじ】
のんびりした性格の女子高生・結愛せるふは、世界最先端のエリート校「湯々女子高等専門学校」通称・湯専の受験に失敗し、湯専の巨大な校舎に囲まれるよう存在する滑り止めの「潟々女子高等学校」通称・潟女に入学。
湯専に入学した幼馴染・ぷりんこと須理出未来とのすれ違いに悩む中、偶然DIY部の部長・くれいに助けられた事をきっかけにDIY部に入部。
大人しい眼鏡っ娘のたくみん、飛び級で留学してきた天才少女ジョブ子、天真爛漫で身体能力抜群のしー、といった部員たちも増え、予算カットの危機にあるDIY部は更に部員を集めるため人目を引くツリーハウス作りに挑戦する。
【登場人物】
CV:稲垣好/演:
上村ひなの(日向坂46)
本作の主人公である、潟女の1年生。「まあいっか」が口癖
よく妄想に耽って人の話を聞き流している、のんびりした性格の少女。
妄想癖が祟って頻繁に空想に耽り、注意散漫でよく転び生傷が絶えず、年中
絆創膏を貼っている。
授業中や
テストの居眠りは日常茶飯事でありながら、学年3位(1位はたくみん、4位は苦手な国語で点を下げているジョブ子)の成績をキープし、部屋には数多くの
トロフィーや賞状が飾られている隠れた天才。
エリート校の湯専に落ちた理由もぷりんから「試験中寝てた」と推測され、純粋な学力面では問題無かった模様。
幼馴染のぷりんと距離ができたのを機に、かつて2人でよく遊んだベンチを作るためにDIY部に入部する。
幼少期から工作好きだったがあまりにも不器用で危なっかしく、身を案じたせるふの母に禁止された代わりに絵を描くことを覚え、その奇想天外な発想力はDIY部随一。
DIY部入部後も天性の不器用さで中々腕が上達せず、アイデア出しや特技のイラストを活かしたイメージ作りが持ち味。
名前のモデルはDIYの語源である「yourself」
CV:市ノ瀬加那/演:野口衣織(=LOVE)
せるふの隣の家に住む幼馴染であり、湯専の1年生。
せるふとは正反対に、手先が器用なしっかり者。
エリート校の湯専に合格した才女で、最先端技術を学んで産業革命を起こす野望を持つ。
幼馴染のせるふが大好きだが、素直になれない所謂
ツンデレ。
昔はせるふと無二の親友だったが一緒に過ごす時間も減ってしまい、普段は素っ気ない態度を取りつつDIY部に入って友達が増える事にヤキモチを妬いている。
DIY部の手助けをしつつ少し距離を作っていた中、ツリーハウス作りから本格的に参加。
孤独を抱えるジョブ子を何かと気に掛け、押しかけてきた彼女を住まわせ、ツリーハウスの設計図やブレスレット作りにも協力した。
ジョブ子にはあだ名のぷりんから「pudding」と呼ばれている。
名前の元ネタはおそらく「3Dプリンター」。
CV:和氣あず未/演:平澤宏々路
せるふのクラスメイトで、潟女の1年生。
三つ編みの大人しい
メガネっ娘で、学年1位の秀才。
地味で堅実な作業を黙々と進める胆力のある真面目な性格。
隣の席で何かとボーっとしているせるふの面倒を見ている内に仲良くなった。
せるふから「
たくみん」というあだ名を付けられ、DIY部員にも同様に呼ばれている。
元々友達を作るのが苦手で一人本を読み過ごしていた中、隣の席のせるふに誘われたDIY部で他人に必要とされる嬉しさを実感して入部。
園芸部を題材にした小説「ひまわりの少女たち」の大ファンで、度々くれいとひま少談義に花を咲かせ布教活動に勤しんでいる。
CV:
佐倉綾音/演:森山晃帆
DIY部の部長である、潟女の3年生。DIY部の中では最も背が高い。
無愛想だが意外と面倒見が良く、困っている人を放っておけない性分。
生意気なジョブ子とは年齢差を超えた喧嘩友達だが、何かと気に掛けている。
実家はホームセンター「WAKUWAKU WANWAN」を経営。
何気に学力の高い者が多いDIY部員において成績は唯一普通。
廃屋のようなDIY部に篭って黙々と一人物作りに勤しんでいたお陰で、下級生の間ではトンカチで殴りかかってくるという不穏な噂が流され、DIY部に人が寄り付かない原因にもなっている模様。
先輩が卒業し部員が自分一人になり、積極的な部員集めにも出られず悠々自適に過ごしていた中、せるふ、たくみんが入部し、本格的な部員集めの手段を模索する。
なお、他のキャラと同じくニックネームが設定されてはいるものの、基本「部長」か本名でしか呼ばれておらず、本編中では一切使われない死に設定と化している。
そのくせ公式では「くれい」表記が多いので初見だと「そんな人いたっけ?」となりがち
CV:高橋花林/演:菊地麻衣
東南アジア出身の
褐色お嬢様で、湯専の1年生。
とにかく楽しい事が大好きな明るく好奇心旺盛な性格。他人を「〇〇っち」と呼ぶ。
ジョブ子に
忍者と称されるほど運動神経抜群で、毎度怪しまれないよう潟女の制服を着て、湯専の
校舎を飛び降り建物と木を利用して潟女のDIY部に訪れている。
湯専の生徒で頭も良く、警備システムを一時的に解除して侵入する念の入れよう。
楽しそうな活動を行うDIY部に興味を持って外部部員という形で参加。
CV:大森日雅/演:太田しずく
海外から潟女にやって来た12歳の飛び級天才少女。
自分を「天才」と憚らない生意気な性格の一方、内面は小学生相応で泣き虫な寂しがり屋。
忍者、酢昆布、おはぎなど、日本文化に興味津々。
世界的に有名なIT博士の娘で、
スマートフォンの自作から家やPCのセキュリティ解除までお手の物。また、DIYが趣味だった亡き母親の影響で一通りの知識や技術を持っている。
登校はヘリやリムジン、ブラックカードを所有し、編入中の宿泊先は一流ホテル、ぷりん宅へ渡すつもりだった家賃は相手の言い値と、
相当なお金持ち。
日常会話は熟せるものの
日本語の読み書きが苦手で、驚くと
英語が飛び出す。
本来は最先端技術を学ぶべくエリート校の湯専に行くはずが漢字を間違って潟女に編入。
寂しさからDIY部のベンチで号泣していたところ発見され、居心地の良さを感じて入部。
ホテルの
一人暮らしも飽きていた頃、ぷりんの孤独を察して湯専の授業内容のラーニングも兼ね自宅に転がり込み、屋根裏の空白スペースを作り変えて同居。ドラマ版ではぷりんの部屋を半分借りている。
本名が長過ぎて部の木札に入りきらず、せるふにより口癖の「
good job」から「
ジョブ子」というあだ名が付けられた。
CV:
かかずゆみ/演:三津谷葉子
潟女の養護教諭。某有名メーカーの酢昆布がお気に入り。
毎日生傷が絶えないせるふの相手が日課の優しい先生。
実家は豪商。しーとは親の交流で知り合った昔馴染みで、「治姉ちゃん」と慕われている。
DIY部の顧問を兼任し、日常的な部活動や技術指導は部長のくれいに一任しているが、顧問が必要な活動方針の相談や課外活動には参加している。
実は潟女の卒業生で、かつて現在とは比較にならない大所帯で活動していたDIY部のOGでもあり、せるふたちの大先輩。
CV:
井上喜久子/演:紺野まひる
せるふの母親。非常におっとりしてマイペースな性格。
娘のせるふに加え、大型犬のぶち、猫のたま、子豚のミートと暮らしている。
料理は非常に上手いが、よく豚肉を使ったものを作るのでミートをビビらせている。
ぷりんの母とはお隣さん同士で親交が深く、仕事で不在も多いことからぷりんの面倒も頼まれている模様。
幼少期のせるふの身を案じて工作を禁止するも、代わりにお絵描きセットをプレゼントして想像力を開花させた。
CV:水野理紗
ぷりんの母親。
夜勤や海外出張が日常茶飯事のキャリアウーマン。
多忙な日々を送り、ぷりんを寂しくさせることもしばしば。
押しかけてきたジョブ子をその場のノリで家賃月額一万円で受け入れた。
母を亡くしたジョブ子にとってもう一人の
お母さん的存在。
CV:
郷田ほづみ
ぷりん宅の家電製品を管理しているクラゲ型のAI
ロボット。
何故か毎日風呂を沸かすことに拘り、有料の最新型アップデートをおねだりしている。
演じる郷田ほづみは音響監督としても本作に参加し、ドラマ版でも同役の声を担当。
【主題歌】
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アニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』
どきどきアイデアをよろしく!
歌:潟女DIY部‼︎(稲垣好、市ノ瀬加那、和氣あず未、佐倉綾音、高橋花林、大森日雅)
作詞・作曲:佐高陵平
続く話
歌:せるふとぷりん(稲垣好/市ノ瀬加那)
作詞・作曲:佐高陵平
ドラマ『DIY‼︎ -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』
カナヅチ
歌:黒子首
作詞・作曲:坪胃あげは、編曲:三井律郎
Attitude
歌:こはならむ
作詞・作曲:すこっぷ
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追記、修正は項目をDIYしてからお願いします。
- ひま少が本当にある小説だと思って森林を覗いた間抜けは俺だ -- 名無しさん (2023-07-28 02:37:54)
- スポンサーにコーナンが付いてるけど、コーナンは新潟に出店していないという謎があったよーな -- 名無しさん (2023-07-28 08:51:53)
- 良いアニメだった。そして今まで項目なかったのか。 -- 名無しさん (2023-07-28 09:13:34)
- えっ、アニメは観たけど実写化されてるの!?知らなかった…。 -- 名無しさん (2023-07-28 11:55:35)
- ぼざろの影に完全に隠れちゃった印象。23年冬アニメだったら。 -- 名無しさん (2023-07-28 14:03:18)
- 潟女を取り囲むような形で建てられた湯専 創立者の間で何かあったんじゃないかと思う立地 -- 名無しさん (2023-07-28 14:28:51)
- 実写版はぷりんとジョブ子の再現率が実写ゆるキャン△の大垣並みに高い -- 名無しさん (2023-07-28 14:48:16)
- 超激戦クールの影に埋もれてしまった感はあるけど、限定版とかドラマ化とか顧客満足度はかなり高いのよね -- 名無しさん (2023-07-29 07:11:53)
- 新潟県民てして新潟が舞台のアニメ作品が作られたのは良かった -- 名無しさん (2023-07-29 13:39:13)
- 一応設定上は近未来の筈 -- 名無しさん (2023-07-29 13:44:57)
- ネタバレ要素があるわけでもなく主題歌隠す意味は無いかと。編集していい? -- 名無しさん (2023-07-30 01:11:25)
- アニメでは子豚のミートは豚肉料理が食卓に出ると冷や汗をかいて震えていた -- 名無しさん (2023-10-01 23:39:58)
最終更新:2024年06月14日 18:28