コーラルオルフェノク

登録日:2023/08/05 Sat 20:50:01
更新日:2025/01/26 Sun 23:22:34
所要時間:約 3 分で読めます





お前は王ではない…敵だ!


コーラルオルフェノクとは、仮面ライダー555に登場するオルフェノク
一般怪人としては最後のオルフェノクである。

演:成田浬


データ

身長:214.0㎝
体重:130.0㎏
特色/力:ゲル溶液、攻撃を拡散させる装飾、両端に刃がついた槍


概要

珊瑚の特質を有したオルフェノク。
丸みのある珊瑚の生えたイシサンゴのような模様の目元に正面と左右の三つの管のような口、頭部や腰から伸びたドレッドヘアーのような棒状の装飾が特徴。
人間体は革ジャンを羽織ったバイク乗りの男性。
OPクレジットには表記がなく、仮面ライダー図鑑等では『革ジャンの男』と載っている。

スマートブレインの配下らしくオルフェノクである事に矜持を持ち、人を襲う事に躊躇はない。
村上の理想に賛同し、人間を駆逐すべき存在と見なしているものの、あくまで自分の命ありきである。
村上に報告の際に特に時間を掛けた様子はないので、割と近い立場にいた可能性がある。


能力

全身の棒状の装飾は衝撃を拡散する機能を有しており、設定ではファイズエッジの斬撃すら防げるらしい。
劇中ではルシファーズハンマーを直撃しても浸透せず、吹き飛ぶくらいで済んでいる。

劇中では使用されなかったが、口からは相手を硬質化させるゲル溶液を発射する他、両端に刃がついた槍を武器にする。
格闘能力もファイズデルタの二人を同時に相手にして互角以上に戦える程高い。


活躍

線路沿いの道で駐車し電話していた男を使徒再生で殺害し、バイクを起動させた所で彼を察知した照夫と遭遇、その影から現れたオルフェノクの王の姿に恐れおののき、一目散に逃げ出し事なきを得た。
彼が逃げ出してすぐに正気に戻った照夫が西洋洗濯舗菊池に戻る姿を追っていた。
その後村上にこの事を話し、自分が遭遇したのがオルフェノクの王である事、オルフェノクの王の覚醒にはオルフェノクを喰らう必要がある事を聞き、「それじゃただの生け贄」と反論するが村上にそれを肯定され、更に自分は覚醒の為に命を差し出すべきだとまで言われる。
当然納得いく筈がなく、そもそも王の存在に必要性を抱けなかった彼は反発したが、何も分かってないと一蹴された。この時村上はオルフェノクは短命でそれを克服するのがアークオルフェノクの存在だと教えなかった様である*1

アークオルフェノクを敵と定義し、自分の身を守るべく半覚醒の今の内に討伐を決意し、公園で野球をしていて真理が打ったボールを追っていた照夫の前に現れ、オルフェノク態に変身して彼に襲い掛かる。
何も知らずしがみついた修二を振り払うが、啓太郎が二人に投げ渡したベルトで変身され、二人とは優位に戦うものの、ファイズを投げ飛ばし追撃をしようとした所でルシファーズハンマーを背後から喰らい、吹き飛んだ所でファイズのグランインパクトが直撃、衝撃で吹き飛んでいる最中に逆方向から打ち込まれた衝撃は装飾でも流石に緩和しきれず消滅した。
巧がファイズショットを装備したのは修二がマーカーを放って跳んだ直後だったので、ルシファーズハンマーだけでは彼を倒すには心許ないと判断した事がうかがえる。

この戦いは皮肉にも王を狙った反逆者の迎撃という、ベルトの本来想定された用途を果たしてしまった。


余談

人間態を演じた成田氏は、次回作『仮面ライダー剣』で大地/エレファントアンデッドを演じている。
スーツはライオンオルフェノクを改造したもの。


追記、修正お願いします。

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最終更新:2025年01月26日 23:22

*1 本当のことを話したところで信じてもらえないと思ったのか、大袈裟になることを恐れたのかは不明