水原(仮面ライダー555)

登録日:2024/03/24 Sun 14:03:43
更新日:2025/02/20 Thu 15:18:57
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演:速水もこみち

【人物像】


スマートブレインに対抗するレジスタンス、人間解放軍のリーダー。
一見すると勇猛果敢だが、その人間性は要約すれば自分勝手そのもの。

ベルトの力を得る事に執着しており、後述の独断専行の数々はその為のもの。彼がベルトの力を欲しているのは人間の矜持や使命感等ではなく、単に自分が英雄になりたいだけである。
これについては別に責められる事ではないが、名誉欲や承認欲求は常軌を逸しており、仲間を自分の計画に付き合わせた挙げ句死なせた事や意図しなかったといえ私利私欲の動機で無関係の人を殺害したとしても罪悪感を抱かない等、良心の欠片も見当たらない。
帝王のベルトについて情報の裏付けを取らなかったり、変身の為の手段が無いのにファイズに変身したりしようとする等無計画な行動も目立つ。
この事から雅人の事も(二人が対人スキルに非常に難のある事を踏まえても)よく思っていなかった。巧も彼を「小学校の頃俺を勝手に班長にした奴に似ている」といい感情を持たなかった。
オルフェノクに対して尋常でない敵意を向けており、勇治達に対しても彼等がオルフェノクである事から微塵も信用していない。

一応冒頭の仲間を見捨てた件については自分が招いた事態とはいえ自分の事で手一杯な状況ではあった。また、スマートブレインにやられた巧に執着している真理についても諭すような物言いをしたり、ライオンオルフェノク啓太郎が襲われた時助けようとした真理に逃げるよう言ったりと、薄情にも見えるがそこまで間違った言動は取ってない場面もある。
しかし彼の言動、行動の根本は前述の通り自分の英雄願望が起因したものであり、僅かにある正当性も自己賛美や正当化で自ら無下にしている。

どう見ても指揮権を持たせてはならないタイプの人間だが、そもそもコミュニティーが啓太郎やミナ達のようにオルフェノクそのものには敵愾心を持ってない人間が異端視されている状態で、行動力や決断力自体は悪い意味で確かである事からある種のカリスマ性を生んでおり、真理達以外の同胞の中で彼に意見する者はいなかった。
人望や人徳は皆無であり、野村は開発した変身一発を彼に授けようとせず、勇治が彼を殺したと誤解した解放軍の面々も、彼の死を勇治達を追放、または利用する為の口実に使っていただけだった。

【顛末】


帝王のベルトの噂を耳にすると、独断で開発途中のスパイラル弾を勝手に持ち出し自分に賛同する仲間6人と共にベルトの奪取を狙ってスマートブレイン本社に備品搬入を装って潜入し、途中女性社員にベルトの場所を聞くが社員がオルフェノクに変身し仲間の一人を殺害、更にスマートレディが率いたオルフェノクが襲い掛かった。
彼自身は雅人が駆け付けてくれたのもありどうにか逃げ延びる事は出来たが、勝手な行動で仲間を無駄死にさせた事は真理からは殴られ、啓太郎からも糾弾されたが一切意に介さず自己正当化したばかりか開発者の野村に責任転嫁する醜態を見せた。

ライオトルーパー部隊の襲撃には真理達と共にバスに乗り込み、何人か倒す事は出来たものの、ライオンオルフェノクやサイガが襲ってきた時は啓太郎に助勢しようとした真理に逃げるように言ったが膝蹴りを食らった。

巧が帰還した際はベルトを渡すよう要求したが突っぱねられる。この時普通の人間では変身できない事を根拠に巧がオルフェノクではないのかと疑った。
彼を暗殺しようとしたがミナが庇った事で失敗、ミナの死で動揺している巧の隙をついてベルトを奪い逃げようとしたが、勇治から返還を求められる。要求を突っぱね変身して元々目障りだった彼を始末しようとしたが当然変身できず、銃撃もオルフェノク態になった彼には通用せず、悪足掻きに爆弾を投げつける。爆発の際に高笑いをあげるも、衝撃で剣を手放した事で爆風によって剣が腹部に刺さってしまいそのまま死亡した。

オルフェノクの武器で死んだものの使徒再生ではなく事故である為遺体の灰化はしなかった。


彼の「巧はオルフェノクではないのか」という発言は真実ではあったものの、この時点では誰も知らない事である為真理に不快な思いをさせ、それを巧に吐露した時勇治が偶々耳にしてしまった事から僅かに疑心を生み、結果的に勇治がスマートブレイン側に寝返る遠因となってしまった。


追記、修正お願いします。


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最終更新:2025年02月20日 15:18