登録日:2024/06/02 Sun 18:10:00
更新日:2025/02/18 Tue 10:46:24
所要時間:約 15 分で読めます
出典:ELDEN RING ストーリートレーラー 【2021 The Game Awards】
ELDEN RING オフィシャルウェブサイト , URL:ttps://www.eldenring.jp 2024/06/04
©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©2024 FromSoftware, Inc.
■概要
破砕戦争とは、
ELDEN RINGの舞台である狭間の地でかつて繰り広げられた戦いである。
世界の法則を司るエルデンリングが砕けた後に、デミゴッドと呼ばれる神の子達が争った。
本編よりも前の出来事ながら、作中の多くの出来事に影響を与えた戦争である。
なお本項目の内容はDLC発売前時点での情報に基づいており、またあくまでこうだったのではないかという一つの解釈であることには留意していただきたい。
■前史
…古い話だな
ああ、覚えているとも
…冷たい霧の夜だった
死のルーンが盗まれ
黄金のゴッドウィンがデミゴッド最初の死者となったとき
…女王マリカは、狂ったのだろう
陰謀の夜
破砕戦争の直接的な元凶となったのは陰謀の夜と呼ばれる出来事である。
謎の多い事件であり、現在においても盛んに真相の考察が行われている。つまりいつものフロム
不明点が多いため、憶測を避けて事件中に起きたことのみを書き出すと次のとおり。
- 黒き剣のマリケスが封印していた「死のルーン」が何者かによって盗み出される。
- 黄金のゴッドウィンが黒き刃により「死のルーン」で殺害される。
- 月の王女ラニが「死のルーン」で自害する。
ゴッドウィンとラニは共に女王マリカの子たるデミゴッドであり、特にラニは神人という女王マリカの跡継ぎとなれる素質を持つ貴重な存在であった。
黄金樹の脅威になるとして封印された「運命の死」が一部とはいえ解放され、更にはデミゴッドの英雄であるゴッドウィンと女王マリカの後継者候補であるラニが相次いで死亡するという黄金樹支配の根幹を揺るがすような大事件であったことは間違いないだろう。
エルデンリングの破砕
陰謀の夜が女王マリカにどのような影響を与えたのかは定かではないが、マリカはこの事件の後に黄金律を司っているエルデンリングを黄金樹の中で自ら砕き、次のように宣言した。
デミゴッド、我が愛し子たちよ
お前たちはもう、何者にもなれる。王であれ、神であれ
そして、何者にもなれぬ時、お前たちは見棄てられる
…そして贄となるのだ
エルデンリングの破砕と共に半身が砕けた女王マリカはそのまま黄金樹の中に囚われることとなる。
そして黄金樹は防衛反応の一種なのか黄金樹内部への入口を無数の棘で閉ざし、外界との接触を拒絶するようになった。もはや黄金樹は閉ざされ、神たるマリカは隠れたのである。
後に残されたのは砕けたエルデンリングの破片たる大ルーンを得たデミゴッド達と、統べる者のいない狭間の地だけ。
後に破砕戦争と呼ばれる戦乱の時代の幕開けである。
■戦争の推移
破砕戦争は、暗がりばかりだ。
誰が、何のためにエルデンリングを砕いたのか?
…デミゴッドたちは、何のために戦ったのか?
第一次ローデイル防衛戦
第一次ローデイル防衛戦
君主連合、内から瓦解し敗軍となる
血の陰謀、その痕跡あり
- 交戦勢力:ローデイル軍 vs 君主連合
- 交戦場所:アルター高原、王都ローデイル外郭
- 交戦結果:ローデイル軍の勝利、君主連合の瓦解
作中で確認できる破砕戦争の戦いでは最古のもの。
戦いの図式としては「旧来の黄金樹体制を維持しようとする王都ローデイル」vs「それを認めない反体制派の君主達の連合軍」だと思われる。
ストーリートレーラーでは君主連合が大地を埋め尽くすほどの大軍で王都を包囲攻撃しており、多数の攻城兵器やトロルも投入されているなど非常に大規模な戦いであった。
しかしそれほどの大攻勢をもってしても君主連合は王都の城壁を突破することは叶わなかったようである。
これはもともと王都ローデイルが難攻不落の要害であり、加えて守護するローデイル騎士達も守りに長けているとテキストで明言されるほどの守備巧者なので、君主連合が戦下手というよりローデイル側の守りが鉄壁過ぎたということだろう。
そもそも王都ローデイルは城壁の内に侵入されたのさえ大古竜グランサクス襲来時のただ一度きりというガチガチぶりなのだ。ムリゲー
しかしローデイル側も余裕綽綽だった
というわけではなく、この時期に忌み子として幽閉されていたモーゴットとモーグ、その他多数の忌み子を解放して戦線に投入していたようだ。黄金樹体制のもとでは禁忌とされる彼らを表舞台に出すこと自体が、王都ローデイルがどれだけ追い詰められていたのかを物語っているだろう。
その後は剣の石碑に語られるように、攻めあぐねている所を
血の君主モーグの陰謀によって君主連合は瓦解、敗北を喫したようである。
結果として接ぎ木のゴドフロアはローデイルの古竜騎士クリストフに敗北し捕らえられ、黄金のゴドリックは女達にまぎれてリムグレイブへと敗走。ラダーン将軍もケイリッドへと撤退する。
ゲルミア火山に接ぎ木の貴公子がいることから考えると君主連合の残党の一部はゲルミア軍に合流した可能性があるものの、一つの勢力として王都ローデイルと対峙し続けるのは法務官ライカードのゲルミア軍のみとなってしまう。
これにより王都ローデイルと君主連合の戦いにはローデイル軍が勝利し、戦いは第二次ローデイル防衛戦へと移行していくのであった。
第二次ローデイル防衛戦
第二次ローデイル防衛戦
忌み鬼、英雄の屍を築く
黄金樹に揺らぎなし
- 交戦勢力:ローデイル軍 vs ゲルミア軍
- 交戦場所:アルター高原、王都ローデイル外郭
- 交戦結果:ローデイル軍の勝利、ゲルミア軍火山館へ敗走
第一次ローデイル防衛戦と地続きの戦い。
図式としては君主連合の瓦解後も残ったゲルミア軍と、王都の解囲を目指すローデイル軍の戦いとなる。
同盟軍が次々と離脱していく中でもゲルミア軍は果敢に王都へ攻撃を仕掛けたようで、第二次ローデイル防衛戦の戦場跡には大量のゲルミアの旗と攻城兵器、激しい戦闘の痕跡が残っており、ゲルミア軍の士気が非常に高かったことが窺える。
この時期はまだライカードが覇王の雄心と讃えられるほどの理想を保っていた頃であり、君主連合が崩壊する中でゲルミア軍が踏みとどまったのもその理想と戦いの意義を信じていたからなのかもしれない。
しかし忌み鬼こと
モーゴットが本格的に活躍しはじめたことにより戦局はゲルミア軍不利へと傾いていく。
モーゴットと
忌み鬼の手と呼ばれる彼の配下の夜騎兵は英雄の屍の山を築き、ゲルミア軍を散々に打ち破った。その功績は目覚ましいものであり、
忌み子であるにもかかわらず戦勝を祝う剣の石碑にその業績を刻まれているほど。
結果として黄金樹に揺らぎなしと言われるほどローデイル側の盤石の勝利となり、ゲルミア軍は本拠地であるゲルミア火山の火山館へと敗走、王都を包囲していた君主連合勢力は一掃された。
この後は攻守が切り替わり、今度はローデイル軍が火山館の攻略へと動き出すこととなる。
火山館攻略戦
火山館攻略戦
穢れた者たち、疫病、冒涜
名誉なく、終わりもない惨戦
- 交戦勢力:ローデイル軍 vs ゲルミア軍
- 交戦場所:アルター高原、ゲルミア火山
- 交戦結果:勝者なし、ゲルミア軍は事実上消滅
第一次、第二次ローデイル防衛戦に勝利したローデイル軍が攻勢に出て、ゲルミア軍の本拠地である火山館の攻略を目指した戦い。
ローデイルがなぜ君主連合の中でもゲルミア軍を真っ先に攻撃したのかは語られていない。
しかし地図を見てみるとデクタスの昇降機で物理的に切り離されているリムグレイブやケイリッドとは異なり、火山館は王都ローデイルの
すぐ西に位置していることが分かる。
仮にローデイルがゲルミア軍を放置してゴドリックやラダーンの征伐に動いた場合、ゲルミア軍は
がら空きの王都や遠征軍の側背を脅かした可能性が高く、ローデイルにとって非常に目障りな存在だったであろうことは想像に難くない。
またゲルミア軍の指導者
ライカードはおそらく君主連合の結成にあたって中心的な役割を果たしていたと思われ、そういった意味でもローデイル側にとって最優先で排除すべき脅威だったのかもしれない。
ともかくも火山館の攻略に取り掛かったローデイル軍だが、そんな彼らを待ち受けていたのはゲルミア火山の過酷な自然環境とゲルミア軍の激しい抵抗だった。
ゲルミア火山は険しい山道と切り立った崖に分断された複雑な地形をしており、更には地面から吹き出る熱気や溶岩地帯などとても人間の活動に適しているとは言えない土地である。加えてゲルミア軍の激しい抵抗によりローデイル軍の侵攻は遅々として進まず、必然的に戦いは終わりのない消耗戦へと移行していった。
戦局の打開を計ったのかこの段階でライカードは冒涜の儀式を行うことを決意したようで、自らを古代からゲルミア火山に巣くう老蛇に食らわせるという暴挙に出る。
冒涜の儀式の結果、ライカードの心は老蛇に蝕まれてしまい、覇王の雄心とまで讃えられた気高い理想は下卑きった貪欲に堕してしまう。
冒涜の君主へと変貌したライカードは貪欲に力を求め、なんと味方のゲルミア軍を食らい始める。
また冒涜の儀式の影響か戦場には穢れた者と呼ばれる怪物や狂い火の病が蔓延るようになり、
名誉なく、終わりもない惨戦と形容される地獄のような有様となってしまった。
ただでさえローデイル防衛戦から火山館攻略戦と激しい戦闘を続け大きな損害を被っていたゲルミア軍だが、この惨状に生き残っていた者達もライカードから離反することを決意。
一部のゲルミア騎士達は堕落したライカードを止めるべく
「大蛇狩り」を探し出して彼に挑んだものの、返り討ちにあってしまう。
一連の出来事で勢力としてのゲルミア軍は消滅し、ゲルミアの旗を掲げるものは誰もいなくなってしまった。
ゲルミア軍が自滅したことで阻む者のいなくなったローデイル軍が火山館を攻略し勝利した…と言いたいところだが、生き残ったローデイル軍も狂い火の病に冒され、味方の死体を食らっているような有様であり、とても火山館の攻略を行えるような状況ではなくなっていた。
結果として勝者なし。
数多の英雄が生まれ、死んでいった戦の華とも言えるローデイル防衛戦と比較すると、この火山館攻略戦は名誉なき凄惨な泥沼の戦いだったと言えるだろう。
マレニアの南進
マレニア南進の碑
ミケラの刃、貴腐の騎士
その翼を阻むものなし
- 交戦勢力:マレニア軍 vs カッコウの騎士団?
- 交戦場所:リエーニエ、リエーニエ街道沿い
- 交戦結果:マレニア軍の勝利、南進を続ける
時期ははっきりしないものの、おそらく第二次ローデイル防衛戦~火山館攻略戦と前後してマレニア軍が南進を開始する。
なぜマレニアが南進を始めたのか、どこを目指していたのかは謎であり、現在でも多くの考察がなされている。そんなのばっかだなフロム
第二次ローデイル防衛戦もしくは火山館攻略戦で手一杯なローデイル軍は対応する余裕がなかったのか、マレニア軍はアルター高原では妨害を受けることなくデクタスの昇降機からリエーニエへと降り立ったようである。
当時のリエーニエは
現当主の女王レナラが
ラダゴンとの離縁で心を病み、魔術学院に幽閉されている。
更には後継者の王女ラニも表向きには陰謀の夜で死亡し、霊体も行方をくらませている。
指導者不在のこの隙に乗じた魔術学院とカッコウの騎士団に本拠のカーリアの城館を攻撃され、カーリア騎士の活躍もあり撃退には成功したもののその後は家臣も離散し既に力を失っている。
破砕戦争への不干渉を宣言してその門を閉ざす。
信用されていなかったのか魔術学院へは入れてもらえなかったらしく、学院の周辺を警備しながら独自の裁量で活動している。
という状況である。
こうした状況から考えるとマレニア軍はほぼ素通りに近い状態だったと考えられ、抵抗があったとしてもカッコウの騎士団による散発的なものだったと思われる。
どちらにせよマレニア軍にとって障害足りえる出来事はなかったらしく、剣の石碑にもその翼を阻むものなしと刻まれている。
余談だが、リエーニエの溜水の洞窟に貴腐騎士がいるのはこの南進の名残なのかもしれない。
リムグレイブの戦い
黄金のゴドリック、屈辱の戦
ミケラの刃に、散々と敗れ
ひれ伏し、許しを請う
- 交戦勢力:マレニア軍 vs ゴドリック軍
- 交戦場所:リムグレイブ、アギール湖周辺
- 交戦結果:マレニア軍の圧勝、ゴドリックの降伏
リエーニエを抜けリムグレイブへと侵入したマレニア軍。
そこで
よせばいいのに待ち受けていたのはあの
黄金のゴドリックの軍勢だった。
第一次ローデイル防衛戦で敗走したゴドリック軍は一足先にリムグレイブに落ち延びており、そこにマレニア軍が通りかかったのである。
ゴドリックは理由は不明ながらマレニアを侮っており、彼女のことを酷く侮辱して挑発したという。
彼がローデイルでボロ負けして女に紛れて敗走した直後だということを考えるととてつもなく強靭なメンタルの持ち主である。
その結果マレニア軍とゴドリック軍の間で戦いが勃発し、案の定ゴドリック軍は散々に打ち破られる。
ケネス・ハイトの話によるとこの敗北の際ゴドリックは即堕ち2コマの如くマレニアにひれ伏してその足を舐めて許しを請うたという。
マレニアも呆れたのかゴドリックの命を奪うことはせず、彼を放置してリムグレイブから東へと向かい、ケイリッドへと進軍を続けている。
その後のゴドリックはラダーンを恐れてストームヴィル城に閉じこもるようになり、度重なる敗北に思うところがあったのか力を求めて接ぎ木の儀式を行うようになった。
彼が
接ぎ木のゴドリックと呼ばれるようになるのはここからである。
全体としてギャグめいた展開の戦いではあるのだが、マレニアがゴドリックの大ルーンを奪わなかったことなど、彼女の南進の目的を考察する上では重要な示唆に富んだ戦いであったりするのがこのリムグレイブの戦いである。
考察勢以外には関係ない?そうだね…
エオニアの戦い
出典:ELDEN RING ストーリートレーラー 【2021 The Game Awards】
ELDEN RING オフィシャルウェブサイト , URL:ttps://www.eldenring.jp 2024/06/04
©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©2024 FromSoftware, Inc.
エオニアの戦い
ラダーン、マレニアと相討ち
朱い腐敗の花が咲き誇る
- 交戦勢力:マレニア軍 vs 赤獅子の軍団
- 交戦場所:ケイリッド、エオニア
- 交戦結果:勝者なし
マレニア軍とラダーンの赤獅子の軍団が衝突した戦いであり、事実上の破砕戦争の最終決戦。
マレニアとラダーン、共にデミゴッド最強と言われる二人の決闘が行われ、破砕戦争の結末を決定づけた。
そんな重要な戦いであるこのエオニアの戦いだが、そもそもなぜマレニアとラダーンが戦ったのかははっきりとしていない。またかよフロム
リムグレイブの戦いでゴドリックを生かしその大ルーンを奪わなかったことから推察すると、マレニアには新たなエルデの王やマリカに代わる神になる野心はなかったようである。そんな彼女がなぜケイリッドまで軍を進めたのか?
有力視されているのは彼女が
兄ミケラを探していたという説である。破砕戦争のどこかの段階、おそらくマレニアの南進が開始される直前に
血の君主モーグによりミケラが聖樹エブレフェールから攫われてしまう。
そしてモーグは地底に築いたモーグウィン王朝の祭壇にミケラを祀り、
ニーヒル怪しげな儀式を行っていたのだ。奇しくもこの祭壇はエオニアの真下に位置しており、マレニアは兄ミケラを追っていたのではという説を補強している。
しかしその場合も浮上する疑問はやはりラダーンがマレニアと戦った理由となり、単に交渉が決裂したのか、それともラダーン側にも何かミケラやモーグに絡んだ思惑があったのか、ということになってしまう。新たな考察が待たれる謎である。
話を戻し、リムグレイブを抜けてケイリッドに侵入したマレニア軍だが、そんな彼らを赤獅子軍はエオニアで迎え撃った。
本編の時代では朱い腐敗に沈み沼のようになっているエオニアであるが、この時点では普通の平野だったようである。
マレニア軍の貴腐騎士は不敗を謳われた精鋭であり、赤獅子の軍団も「その全てが手練れである」と言われるほど精強な軍団だった。この両軍の戦闘は熾烈を極め、おびただしい戦死者を出すこととなる。
ケイリッドの端にある英霊たちの地下墓では、本編の時代になっても両軍の戦死者達が幽鬼となって戦い続けているほどである。
最終的に戦いはマレニアとラダーンの一騎打ちへともつれこむ。
一騎打ちはラダーンの優勢に進み、ラダーンの攻撃でマレニアは義手を破壊されてしまう。
それでもマレニアは捨て身でラダーンの懐へと飛び込み、一撃を加えることに成功したものの、それは致命傷には届かなかった。万策尽きたかに思われたマレニアだが、彼女はそこで自らを蝕む宿痾である腐敗の力を解放する。
結果、腐敗の朱い花がエオニアの戦場に咲き誇り、マレニアとラダーンを飲み込んだ。
マレニアは昏睡状態となるも、貴腐騎士のフィンレイが彼女を守りながら聖樹へと帰還。サラッと言っているがとんでもない難行である
ラダーンは死にはしなかったものの腐敗に体を蝕まれたことで正気を失ってしまい、敵味方の区別なく襲いその死体を貪り食う怪物へと成り果ててしまった。
また、これによりケイリッドはその全土が朱い腐敗に汚染され、異形化した動植物がひしめく地獄のような土地に変貌した。なんということをしてくれたのでしょう
こうして破砕戦争最後の戦いであるエオニアの戦いはマレニアとラダーンの相打ちとなり、破砕戦争は勝者を得ることなく終結したのである。
■戦後
破砕戦争の戦禍は狭間の地を酷く荒廃させた。
多くの村や都市が滅び、疫病や狂い火が蔓延り、世界はどうしようもなく壊れてしまった。
大いなる意思すらも破砕戦争の顛末を見てデミゴッド達を見捨てたとされる。もはやデミゴッド達では黄金律の修復は叶わないと判断したのだろう。
入れ替わるように、狭間の地には褪せ人が訪れるようになる。彼らはかつて祝福を失い狭間の地から追放された者や、その末裔であった。
彼らは大ルーンを求め、デミゴッド達に挑み、敗れ、勝利した。
そうして新たなエルデの王に至るための挑戦が幾度も繰り返され、破砕戦争すら遠い過去の物語になりつつあった頃、狭間の地に一人の褪せ人が訪れることとなる…
最も強かった二人が
最後に戦い
…遂に誰も勝たなかった
ああ、だから今も世界は壊れたまま
エルデの王を待っている
…あるいは、お前がそうなのかな?
追記・修正は大いなる意思に見放されてからお願いします。
- 石碑と敵の配置からよくここまでまとめたな。てか本当にここまで考えられて敵配置されてんのかな…だとしたら凄いけど -- 名無しさん (2024-06-02 18:39:26)
- マレニアの南進はラダーンを討って星を動かし、モーグウィン王朝へ向かうためと言う説も…いやそんなゲーム的なことあるかなぁ -- 名無しさん (2024-06-02 19:48:46)
- ミケラはマレニア治療のために黄金樹敵対勢力(というか見切りつけた)、ラダーンは黄金樹勢力なのでマレニアはラダーンを討っときたかったという説は見たな -- 名無しさん (2024-06-02 19:59:11)
- 本編以外にも、確実に大ルーンを得てるはずのヴァイクがいるし、ギデオンも大ルーンの入手が条件だと嘯くあたり、プレイヤーが狭間の地に現れる以前にも褪せ人に倒され大ルーンを奪われたデミゴッドはいるんだよな。そいつらはなぜ痕跡が残ってないんだろう -- 名無しさん (2024-06-02 20:42:05)
- ローデイル軍の指揮官て破砕戦争開戦時は誰なんだろ -- 名無しさん (2024-06-02 20:46:06)
- 凄く分かりやすいな。ソウル系大体そうだけどエルデンリングも人名なのか組織名なのか国家名なのか掴みづらい上に綴りが似通った固有名詞がごまんと出てくるから、時系列や敵対・友好関係がごっちゃになってわかりにくいんよ。 -- 名無しさん (2024-06-02 21:51:31)
- 言葉足らずな部分があったので訂正。凄く分かりやすいなこの記事。ソウル系大体そうだけどエルデンリングも人名なのか組織名なのか国家名なのか掴みづらい上に綴りが似通った固有名詞がごまんと出てくるから、時系列や敵対・友好関係がごっちゃになってゲーム本編内の説明だけではわかりにくいんよ。 -- 名無しさん (2024-06-02 21:52:26)
- ソウル系はある程度攻略ルートが決まってるから段階的にテキストを追いやすいんだが、エルデンリングは完全なオープンワールドだから広範囲に散ってる上に攻略必須じゃないポイントが多いから、余計とっ散らかりやすいよね。よくまとめたよこの記事 -- 名無しさん (2024-06-02 22:08:59)
- フィンレイさんの難行 -- 名無しさん (2024-06-02 23:31:08)
- ミス -- 名無しさん (2024-06-02 23:31:20)
- ミスった。フィンレイさんの難行 ①腐敗デバフの塊のマレニアを担ぎエアニアの沼離脱 ②地下を使ってないならそのまま復讐狙いのゴドリック軍を捌きながらリムグレイブを踏破 ③襲いかかってくるカッコウ騎士を叩きのめしながらリエーニエを北進、デクタスルートじゃない場合マレニアを担ぎながら古遺跡断崖を登り切る ④まぁまぁキレてるだろうモーゴット率いるローデイル軍を突破、禁域の卑兵達を突破しロルドの昇降機に到達 ⑤マレニア担ぎながらあの聖別雪原を横断し典礼街オルディナに到達 生前バケモノだろ彼女 -- 名無しさん (2024-06-02 23:38:40)
- こうしてみると大なり小なり目的が分かりやすいデミゴッドと違って、ラダーンだけどんな目的で破砕戦争に挑んだのかは分からないんだよなあ。高潔な武人であることは分かるけど、高潔な武人であること以外は分からないというか。そこもDLCで語られるのだろうか -- 名無しさん (2024-06-03 00:02:33)
- dlcに入るにはモーグとラダーンの撃破が必要だから、ラダーンもミケラ関連に何かしら関わってそうだけども -- 名無しさん (2024-06-03 00:37:19)
- マレニアは謎センサーでミケラの位置はわかったものの、地下とまでは分からず「ここら辺でビンビン兄上を感じるの!ラダーン私に隠し事しているんだろう!戦争だ!」みたいなノリだと思うよあのブラコン -- 名無しさん (2024-06-03 05:39:29)
- ↑詳しいな。マレニアの人格や行動には不明瞭な部分が多いと言うのに まさか適当な事を言ってるワケではあるまいな -- 名無しさん (2024-06-03 10:37:08)
- 作中のテキストから読み取れる情報の組み立てがめっちゃ上手いな。エルデンリングの考察は数あれど、なるべくそれを省いた事実の整理に徹したまとめは少ないから助かる -- 名無しさん (2024-06-03 10:53:12)
- この記事読んでやっと破砕戦争の内容を理解したわ -- 名無しさん (2024-06-03 13:20:59)
- モーグってはじめは、黄金樹側だったのね。 -- 名無しさん (2024-06-03 13:42:42)
- モーグは黄金樹側というか君主連合に勝たれたら自分の野望に都合が悪かった感じかなと -- 名無しさん (2024-06-03 13:56:51)
- ゴドリック、ミケラ、マレニア、ラダーン、ライカード、ラニを「まつろわぬ裏切り者供、野心の火に焼かれた略奪者 -- 名無しさん (2024-06-03 19:46:39)
- 失礼。〜略奪者」とモーゴット戦開幕の台詞で評してるから、モーグは君主連合側ではなくミケラとマレニアは君主連合側っぽいんだよね -- 名無しさん (2024-06-03 19:49:59)
- ↑破砕戦争からは早々に離脱したか下手したらろくに参加すらしてないラニも入れてるあたり、黄金樹陣営に参加していないってだけで裏切者扱いしてそうなのよね -- 名無しさん (2024-06-03 21:22:23)
- モーゴットが戦ってたのって混種じゃね? -- 名無しさん (2024-06-04 07:19:01)
- ↑↑ -- 名無しさん (2024-06-04 07:59:43)
- ミス。破砕戦争のキッカケになった陰謀の夜を引き起こしたのはラニだし、ラニも十分裏切り者だと思う。モーゴットが陰謀の夜の黒幕はラニだと知っているかどうかはわからんけど -- 名無しさん (2024-06-04 08:02:08)
- 実際のゲームはプレイヤーに考慮したサイズだから、体感での各国の面積と、OPの戦争の参加人数と広さが合わなくて、全盛期は人口密度ギチギチで、破砕戦争は隣り合った家にそれぞれ目一杯人を詰めて殴り合ってるイメージになってしまう。プレイヤーに考慮しないとリアルに何十日もかかる大きさになるんだろうか・・・ -- 名無しさん (2024-06-04 09:01:52)
- ま、さすがに馬に乗れば数時間で横断できるような狭い国ではないだろうから、ゲーム的な都合で縮小されていると考えていいでしょうね -- 名無しさん (2024-06-04 10:50:02)
- 結局狂い火とはなんだったのか。火山館守ってるからにはライカードの勢力の一つなんだろうけど。 -- 名無しさん (2024-06-04 18:25:45)
- 地に伏せよ!(自分が) -- 名無しさん (2024-06-04 18:47:46)
- 立て主に感謝……マレニア南進以前の話がめっちゃあやふやだったから記事読んでスゲースッキリしたわ。DLCで更に歴史が明らかになれば拡充できそうやね -- 名無しさん (2024-06-04 21:27:58)
- 狂い火はどうも忌み捨てに幽閉された放浪商人たちの隊商の恨みから生まれたっぽい(放浪商人シリーズのテキスト)のでただ単にライカードの取った手段のうちのひとつなんじゃないかな -- 名無しさん (2024-06-06 06:13:45)
- 狂い火は地獄みたいな戦場やん便乗して狂わせたろ!て勝手にやってきただけだと思う -- 名無しさん (2024-06-07 08:10:46)
- 誉を失いマジ狂い -- 名無しさん (2024-06-07 08:29:19)
- 気になる点なんだけど、ゴドリックのもともとの拠点はローデイルだよね。対して彼が与していたと思われる君主連合はローデイルの外側から侵攻を開始してついにその防壁を破れなかった。とすると、少々おかしくない? -- 名無しさん (2024-06-08 10:53:03)
- ↑居城が中にあったとしても、兵力を中から用意できるとは限らない。平時のローデイルなら警護で自前の兵力使う必要もないし、リムグレイブも昔から統治してたみたいだから兵力の過半はそっちに常駐してたんじゃない?いわば江戸の中に屋敷があってよく滞在してる地方大名みたいな。 -- 名無しさん (2024-06-08 11:18:22)
- この事件の前に宵眼の女王事件とかもあるんだよなー . -- 名無しさん (2024-06-08 22:33:39)
- OPのモーゴットが戦ってる相手は装備がラダーンのものじゃない+雑兵も赤獅子の装備じゃないから確定とするには時期尚早だと思う -- 名無しさん (2024-06-12 20:31:09)
- ↑3確かに。しかし、仮にそうであれば、ローデイル軍の指揮者はゴドリックおよび彼が当主を務める黄金の一族ではないということか。となると、ローデイル軍はエルデの王ラダゴンの直属の軍隊ということなるのかな? -- 名無しさん (2024-06-15 01:05:21)
- dlcで最後の戦いである、マレニアvsラダーンがなんで相対することになったのかわかったね。王の器たるラダーンは魅了も懐柔も受け付けなかったから、ミケラがマレニアに命じてラダーンを殺すことで魂を回収させようとした感じか。まぁ、結果はマレニアの完敗+自爆+完全に殺されなかったラダーンの魂は肉体に残されたままとか言う最悪のものになってしまったが。ミケラの身勝手な計画の為に振り回されたエブレンフェールのしろがね人や凄惨な目にあったケイリッド住民はもっと怒っていい -- 名無しさん (2024-06-24 20:59:36)
- 多分破砕戦争前にラダーンがミケラを拒絶→ならばラダーンの魂だけ奪おうと第一回ローデイル防衛戦の時点でモーグを器として洗脳し潜伏、マレニアにラダーンを討たせる ってことかな この計画のためだけに3人ものデミゴッドが翻弄されることに… -- 名無しさん (2024-07-03 10:15:27)
- ラダーンがミケラの願いにどう返答したかは完全に謎。モーグを洗脳できる力がラダーンに効かないとは正直考え辛いので、やはり何らかの合意みたいなものは存在したのでは…と思う。 -- 名無しさん (2024-07-25 07:33:35)
- DLCやったらマレニアとミケラはラダーンに王になって欲しかったってことなんかな。マレニアの南進もそれが理由か -- 名無しさん (2024-08-04 13:55:32)
- なんとなく数世紀以上前のことかと思ってたけど当時から生きてそうな連中が狂人常人問わず結構いるあたり割と直近の出来事だったりする? -- 名無しさん (2024-08-15 11:08:28)
- モーゴットと取っ組み合いしてるのはラダーンじゃないと思う。ラダーンは若い頃に馬とずっと共にあるためにサリアに修行しにいって星を砕いたのも若い頃。トレントよりデカい馬に負荷をかけてると感じてるならその時点でかなり大きくなっているはず。だとすれば取っ組み合いしてたラダーンはかなりのキッズ。ストーリートレーラーのムービーだと第一次ローデイル防衛戦と思われるムービーではゴドリック、ゴドフロア軍しか攻め入ってないからゴド一族の軍勢って感じがする。君主軍装備はどの勢力からも落ちるから勢力関係なく君主がいるなら落ちるものであってローデイル兵も聖樹兵も落とすから当てにならない。取っ組み合い描写は石碑と合わせれば第二次で活躍するモーゴットというのが当てはまる。だとすれば第二次でもまだキッズなのかラダーンってなってしまう。第二次でモーゴットにやられてるラダーンっぽい装備のやつがライカードだとすればその後の火山館攻略戦に繋がるし力を求めて自分を蛇に食わせたってので納得できる。何より最強としての比較対象がデミゴッドより強いとされる神人で不敗なのに一敗したデミゴッドが同様に扱われることはあり得なさすぎる。 -- 名無しさん (2024-08-16 18:39:32)
最終更新:2025年02月18日 10:46