シュウト(SDガンダムフォース)

登録日:2024/09/25 Wed 12:44:44
更新日:2025/05/28 Wed 12:24:56
所要時間約 3 分で読めるよ






ガンダムフォース、サイコー!!



シュウトとは、アニメ『SDガンダムフォース』に登場する人物で、本作の主人公の一人。声は朴璐美

【概要】


異次元世界・ソラ・ディオラーマに存在する人間とロボットが共存する次元・未来都市ネオトピアの郊外に暮らす機械弄りが好きなニワトリのトサカみたいな前髪がトレードマークの小学4年生の少年。

下校中にダークアクシズの侵攻に居合わせ、そこで突如現れた白いモビルシチズン・キャプテンガンダムに助けられた後、ソウルドライブを起動させてしまったことがきっかけとなり、彼の友達になろうという思いを抱き、さらにキャプテンが所属するS.D.G.長官・ハロ長官にその意気込みを認められS.D.G.特別隊員として迎え入れられたと同時に次元防衛特殊部隊・ガンダムフォースのメンバーに任命され、異次元から来た騎士ガンダム・ゼロ武者ガンダム・爆熱丸と共にダークアクシズとの戦いに身を投じることとなる。

【人物像】


元気一杯で真っ直ぐな性格だが、意外とませた一面も見せることも。

機械弄りが得意だが、インドア派ではなく、寧ろそれを生かして外で遊ぶのが好きなアウトドア派で、目の前で撃ち乱れる敵のビーム攻撃を交わしてみせたりあのスペシャルな子もかくやっていうくらいに運動神経も抜群。
家にいる時は自宅近くの作業小屋で何らかの発明をしていることが多く、下記の彼が使っている装備の大半は自作。一方で勉強嫌いという訳ではないが、10話でシュウトが通う学校の教師にして母親のけい子から課された作文の作成に頭を抱えて悩むなど文系科目が苦手な模様。「きっとパパのせいね!シュウトの前で変な歌ばっかり歌うから…!」(byけい子)
また、習字もあまり得意ではない模様*1
父親のマークとよく将棋を差していたため、将棋の腕は騎馬王丸には到底及ばなかったもののそれなりに高い。

また、戦争・支配とは無縁のロボット・アンドロイドとの共存共栄を謳歌する世界で育った故に破壊や殺戮などの行為を嫌悪する傾向が非常に強く(その姿勢はコマンダーサザビーや騎馬王丸との対話が特に顕著)、そのためシュウトが作った発明品には武器らしい武器は全くない。

近所に住むセーラちゃんに恋心めいたものを抱いているようだが、実際ははっきりとしない。
彼女の作るケーキを食べることを心待ちにしているのだが、大抵の場合ゼロに独り占めされることが多く(彼の初登場回の終盤でゼロがしれっとセーラのケーキを丸ごと持っていった際も二度と来るなー!!💢💨」と怒っていた)、最終回に至っても結局食べることは出来なかった。
セーラ以外にも友達は結構いるようだが、ほとんど存在を匂わせる程度で実際の劇中には登場することはなかった。

また、特徴的な前髪からザコソルジャーからは「トサカ虫」と呼ばれ怖れられている他、爆熱丸をはじめとする武者頑駄無たちからは天宮には人間がいないこともあり頬をぷにぷにされることが多い。

【キャプテンとの絆】



「今度は僕が助ける番だ!!」

「頑張れえええぇぇーーっ!!!」

「………シュウト…!!!」

上記にあるように、ダークアクシズの侵攻作戦に居合わせた際にキャプテンに助けられた後、ソウルドライブを起動させてしまったことがきっかけで彼のパートナーとなる。
キャプテンのソウルドライブを発動させるには基本的にシュウトの声援が必要不可欠。
また、阿修羅丸の攻撃から爆熱丸を庇って一時機能停止した時やコマンダーにソウルドライブを奪われて物言わぬ機械となった時でもシュウトの危機には意識を取り戻し、半自動状態で彼の許に駆けつけるなど、強い絆で結ばれている。初めて会った際、機能停止していたキャプテンを目を覚まさせる方法としてキスしようとしたことは忘れましょう。ロボットへのキスは某コンバット刑事と女性軍人で十分!


【シュウトの発明品】


  • 携帯端末
ガラケーのような見た目の端末。
通信や変声、下記のジェットローラーの操作など、様々な機能を搭載されている。
ちなみによくよく見ると、ところどころにセロテープやツギハギで補強している箇所やボタンのカバーが剥げている部分がちらほら見られる。廃棄された物を修理・改修したものだろうか?

  • ジェットローラー
シュウトが愛用しているローラーブレード。
携帯端末の操作により、以下のような動作が可能。
    • ジェットブレード
ローラーブレードの速度を上昇させる。
    • マグネローラー
ローラーを電磁石化させ、あらゆる金属に張り付くことが出来る。つまりぶら下がることも可能。

後半に入ってからは、艦内で易々と使うわけにはいかないこともあってか以降は使用することはなくなった。

  • タコ
3話で登場。
空中から安全にキャプテンの支援ができるように制作され、左右には強力接着剤が設置されている他、操縦が可能。
接着剤でザッパーザク率いる部隊の動きを封じたがキャプテンの動きも封じてしまうという大ポカをやらかし、最後はグラップラーグフによって叩き落とされ大破した。

  • 専用バックパック
普段から背負っているバックパックをベースにキャプテンガンダムのバックパックを模して作られた。
もちろん、下部にはブースターが設けられているためある程度の飛行が可能。

    • シュウトボンド
バックパックの左側面に設置されているビームサーベルの柄を模した接着弾。

【家族構成】

父親のマークと母親のけい子、妹のナナの4人家族構成。
家は広めのバルコニーとテラス付きの二階建ての一軒家で、少し離れた先には作業小屋が建っている。

  • マーク
CV:吉水孝宏
一家の大黒柱。
ミュージシャンとして活動しており、いつも作曲に余念がない。また、けい子曰く大事な時に姿を消すこともあるらしい。
ネオトピア市長のマーガレット市長とは旧知の間柄で、実はS.D.G.創設に大きく与しているとか…?

  • けい子
CV:久川綾
ロボットとの共存を謳歌する我が息子を微笑ましく思っているが、S.D.G.に所属していることは永らく知らなかった。

  • ナナ
CV:中川亜紀子
まだ生まれて日が浅い赤ちゃんのシュウトの妹。

【余談】


「ロボットと友情と絆を育む少年」「小学生」「赤・黄色系の服装」など勇者シリーズの少年主人公を思わせる要素が多分に取り入れられており、特に『勇者王ガオガイガー』の主人公の天海護とはトサカみたいな髪形が結構似てる。キャラデザも同じ人だし。

シュウトの声を担当した朴璐美は『∀ガンダム』のロラン・セアック役から4年ぶりの出演であり、また本作がW主人公と考えると二度目の起用となった。
が、収録時は音響監督から「君の代わりはいくらでもいるから」とピシャリとダメ出しされるアフレコがぐらい厳しかったという。
その後、本作から3年後に放送された『機動戦士ガンダム00』にてリジェネ・レジェッタ役を、さらにその4年後に放送された『機動戦士ガンダムAGE』にてシャナルア・マレン役で出演。
キャプテンの声を演じた神谷浩史と三度に渡って「ガンダム」と共演することとなった。
ちなみに神谷氏は27歳のシュウトの声もやっている。

【立体物】


立体物はSDフレクションでモビルシチズンver.のキャプテンとガンバイカーのセットで発売されている。



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最終更新:2025年05月28日 12:24

*1 シュウトが書いた文字は「いのち」だが、ほとんどはらいが出来ておらず「の」の部分が中央から右にずれてしまっている。でも爆熱丸からしてみれば良く書けているとのこと