麻枝准

登録日:2009/06/08 Mon 00:04:44
更新日:2025/05/29 Thu 10:44:31
所要時間:約 2 分で読めます




麻枝(まえだ)(じゅん)

key所属のシナリオライター、作詞家、作曲家。
1975年1月3日生まれ。三重県出身。本名は「前田純」。
愛称は「だーまえ」。
馬場隆博曰く「何でもできる天才」。


大学卒業後にscoopに就職するもすぐに退職、その後ネクストンに入社してTacticsブランドの一員になる。
ONEの制作後にVAの馬場社長と知り合いだったいたるの仲介もあり、Tacticsに所属していたほぼ全スタッフと共にKeyを立ち上げる。
現在も同社にて活動中。

彼の手がけた作品はプレーヤーを感動させて泣かせるいわゆる泣きゲーといわれるジャンルを生み出し、後にエロゲ界に大きな影響を与えた。

彼の泣きゲーとしての手法は、感動的なシーンで伏線等はなく唐突に…しかしタイミングよくそれに属した曲を投下し、ブワッとプレイヤーの涙腺を一気に崩壊させて泣かせに行くタイプ。
「鈍器で殴るような泣かし方」だと本人は述べている。
知っている人からすれば、AIRの終盤のあのシーンを思い浮かべてもらえればわかりやすいかもしれない。

だが、当初は全く注目されず、久弥直樹と比較され「はずれライター」扱いされていた。
実際にユーザーからアンケート等のはがきが会社に届いた際、「感動しました!」という喜びの声が沢山だったのだが、そのほとんどが久弥氏の書いたシナリオだったという。
さらにほとんどの作品で「死」「人生」「家族」など濃いものをテーマにしており、また人知を超えた力による干渉(奇跡)を多用する作風故にアンチも結構多い。
特に「死」を扱うシナリオにおいては、泣いた…泣いたけど…死んで(消えて)ほしくなかったよ!という声も少なくなく、非常に賛否が分かれるケースでもあるだろう。
その一方で当初から熱狂的なファンも多いのも特徴で、特にONEの長森シナリオはかなり極端な評価に分かれる傾向にある。
あとエロシーンはかなり薄い。まあこれに関してはKeyの作品のほぼ全てに当たることなのだが。

また作曲家としても有名で、彼の手がけた曲はほとんどが神曲レベルの完成度を誇る。
そこに自身のシナリオに合わせた相乗効果は凄まじく、彼ならではの武器となっている。

多くの場合頻繁に変拍子が使われ、メロディーでは広い範囲の音を使うという特徴があるため、歌うのが難しいと言われてしまう事も多い。
ちなみに彼自身に音感は無く、直しの時に「破綻している」と言われた事もある。
多少音痴な感もある。

編曲の才能の無さを自認しているために、基本的に他の人に納得いくまで編曲してもらっている。
実際、現在でも神曲と呼ばれている曲は、折戸伸治からアドバイスを貰って完成したものが多いという。
ただし彼自身が幅広く数多くの曲を聴いてきたこともあり、編曲は苦手でも感性に関しては超一流と言っても過言ではない。
マニアックになるが彼のファンなら編曲者にも注目するとまた違った味わい深さを楽しめる。


作品リスト
シナリオ

作詞、作曲
  • MOON.
 ┗陽のさす場所
  • Kanon
 ┣Last regrets
 ┗風の辿り着く場所
  • AIR
 ┣鳥の詩
 ┣夏影 -summer lights-
 ┗青空
  • CLANNAD
 ┣渚
 ┣小さなてのひら
 ┗だんご大家族
  • 智代アフター
 ┣Light colors
 ┗Life is like a melody
 ┣Little Busters!
 ┣遥か彼方
 ┗Saya's Song
 ┗風花雪月
 ┗Beat of the Night
  ┣Never Let You Go!
  ┗プラスマイナスゼロの法則

小説
  • 猫狩り族の長


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • key
  • シナリオライター
  • 作詞家
  • 作曲家
  • 三重県
  • だーまえ
  • エロゲライター十傑衆
  • エロゲライター十傑衆←混世魔王・麻枝
最終更新:2025年05月29日 10:44