登録日:2025/02/10 Mon 10:31:42
更新日:2025/04/24 Thu 11:39:06
所要時間:約 16 分で読めます
【概要】
「デッキ改造パック 破滅のレクイエム!!」にて美少女昆虫族サポートとして初登場し、その後「トリプルビルドパック エボリューション・インパクト」にて3大テーマの一角として本格的にテーマとなったカード郡。更にその後の「悠久のギャラクティカ」にも新規カードが多数収録されている。
見た目は寝間着に身を包みランタンを持った少女に、虫を意識した意匠が施されているというものであるが、グロテクスなものではなくどちらかというと綺麗さを感じさせる。いわゆる
アイドルデッキ。
ただしラッシュデュエルは子供向け+少女プレイヤーも多いということで、デザインや設定もどこか少女漫画っぽさを感じさせる。
全員が
光属性・
昆虫族で統一されており、相手の昆虫族モンスターに応じた効果を多数持つ。この組み合わせはOCGでも
電子光虫くらいしかいない珍しいものと言える。
…と言えば一見使いにくそうに見えるが、実はほぼ全員が表示形式を変更することで相手フィールドのモンスターを昆虫族にするという効果を持ち、それを前提とした戦法を得意とする。
???「卑劣な、相手を勝手に昆虫指定して発動条件をごまかすなど…!」
という風に一見可愛らしい少女達であるが、その本質は別種族の子を無理矢理虫にして従えさせている感じがある怪しいカテゴリとも言える。
スタンスは違えど
彼女達とは仲良く出来るかも。
ただそれはあくまで他の遊戯王テーマと同じように「そういう風に匂わせる」程度…かと思いきや…?
カテゴリ名の「夢中」は、「夢の中」という事と「心を奪われ、ほかの事を考えない状態になること」という慣用句のダブルミーニング。
また昆虫族中心なのは「虫」という漢字が「むし」とも「ちゅう」とも読めることからの関連と言える。
【夢中のカード】
【下級モンスター】
《夢中のパピヨン》
効果モンスター
星2/光属性/昆虫族/攻 800/守1200
【条件】攻撃表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、
その種族をターン終了時まで昆虫族にする。
自分または相手フィールドにこのカード以外の表側守備表示モンスターがいる場合、さらに自分は1枚ドローできる。
「デッキ改造パック 破滅のレクイエム!!」にて1人だけ先行登場した夢中カード。
この時点では単なる昆虫族内の汎用サポートであり、まさかこの後にお仲間が大量に登場するとは誰も思わなかったであろう。
とはいえ既に夢中お得意の表示形式変更+昆虫化は実装されている。
また効果を使った際に表側守備表示モンスターがいたら1ドローも可能と至れり尽くせりである。
登場時点ではドローまで繋ぐための表側守備表示の用意が同名カードか《プリンセス・テントウ・ホワイト》との組み合わせで無いとすぐには用意できず、相手が2体以上いないと適用しにくかった。
以降の種族変更効果と違い「(自分の)ターン終了時まで」なので、パピヨンの種族変更を受けた対象にパピヨン以外の種族変更を再度対象にすることができる。
パピヨンはご存知「蝶」の意味。
見た目はおでこの目立つお姉様という感じでありハート型のランタンを持っている。
別カードに描かれている描写から彼女が道先案内人を務めるようだ。
また登場時期の関係上、カードだけだがアニメにも登場している。
《夢中のシュエル》
効果モンスター
星2/光属性/昆虫族/攻 800/守1200
【条件】自分フィールドにこのカード以外の表側表示モンスター(光属性/昆虫族)がいる場合、
攻撃表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで表示形式を変更する。
その後、相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んでその種族を次の相手ターン終了時まで昆虫族にできる。
光属性昆虫族がいて自身を表側守備表示にすることが条件で、独自効果後に種族変更、というのは多くの夢中下級に共通する。
種族変更が任意であるため、パピヨン側のドローなど他のカードの種族変更後の追加効果側を狙う場合は変更しないことを選ぶこともできる。
この共通効果により共通では無いパピヨンのドローが適用しやすくなっているのはうれしいところ。
こちらの独自効果は相手のモンスターの表示形式を変えるというもの。
ラッシュデュエルでは「下級モンスターでレベルを問わず相手の表示形式を変更できる」という効果はなんらかのコストや墓地状況を要求されることが多いが、夢中デッキであればほぼ確実かつノーコストで行える。
種族変更からのコンボが重要な夢中にとって、ラッシュデュエルでは頻発する裏側守備表示の壁のみがいる状況を打破できる点でも優秀。
もちろん、攻撃力は高いが守備力は低いカードを守備表示にして戦闘破壊する、壁を起こして戦闘ダメージを稼ぐという基本的な使い方もできる。
名前の由来は「ジュエルビートル(タマムシ)」からか。
緑色を中心とした笑顔の似合う少女である。
《夢中のドローネ》
効果モンスター
星2/光属性/昆虫族/攻 800/守1200
【条件】自分フィールドにこのカード以外の表側表示モンスター(光属性/昆虫族)がいる場合、
攻撃表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。
その後、相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んでその種族を次の相手ターン終了時まで昆虫族にできる。
こちらは墓地肥やしを行うカード。名前の割にドローはしない。
夢中の下級の中では相手フィールドにモンスターがいなくても発動可能という独自性も持つ。
ラッシュデュエルもまた墓地のカードは非常に重要…なのだが、夢中は一部の墓地コスト、夢中のシルビクスのサルベージ以外にそこまで墓地に依存していない上に、切り札の夢中の抱擁のサルベージ手段が少ないため、単純に墓地肥やしを行えば有利になるデッキでもない。
本当に夢中で墓地肥やしが必要かを考慮して採用することになる。
名前の由来は「ドローネビートル(カナブン)」か。
金髪で巨乳の少女でありネグリジェもノースリーブとなかなか色っぽいカードと言える。
ラッシュデュエルは対象年齢9歳以上。
《夢中のマリキータ》
効果モンスター
星2/光属性/昆虫族/攻 800/守1200
【条件】自分フィールドにこのカード以外の表側表示モンスター(光属性/昆虫族)がいる場合、
攻撃表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、
その攻撃力・守備力をターン終了時まで500ダウンする。
その後、相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んでその種族を次の相手ターン終了時まで昆虫族にできる。
相手のステータスを下げる効果。戦闘によるビートダウンが中心のラッシュデュエルでは強力。
下級モンスター同士での戦闘は避けるデッキなので、最上級、フュージョンモンスターでの戦いを有利にするために活用することになる。
「マリキータ」はスペイン語でてんとう虫を意味する。
どこぞの主人公が嫌がりそうだ。
脈動的なポーズや服についた大きなリボン等、他の夢中モンスターと比べて特に幼い印象を与える。
《夢中のポリニア》
効果モンスター
星2/光属性/昆虫族/攻 800/守1200
【条件】自分フィールドにこのカード以外の表側表示モンスター(光属性/昆虫族)がいる場合、
攻撃表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター(レベル3以上)1体を選び、
そのレベルをターン終了時まで2下げる。
その後、相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んでその種族を次の相手ターン終了時まで昆虫族にできる。
相手モンスターのレベルを下げる効果。
レベル9以下のモンスターを対象とできる《夢中の抱擁》や、レベル5~8のモンスターをコントロール奪取出来る《夢中のランビリス》とのコンボに使用できる。
高レベル対策としては強力である反面、対策が不要な相手しかいなければ腐るどころか「相手にレベル7以上の昆虫族がいてほしい」状況で種族変更ができるのがこのカードだけであれば不都合すら生じてしまう点に注意。
名前はタテハチョウ族「キタテハ属」の学名「ポリゴニア」を捩ったものか。
目にかかる黒く長い髪と、そこから覗かせる橙色の瞳が蠱惑的な少女であり
《夢中のランビリス》
効果モンスター
星2/光属性/昆虫族/攻 800/守1200
【条件】相手フィールドにモンスターが2体以上いる場合、
自分フィールドの表側表示のこのカードと手札のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】この効果の条件で手札から墓地へ送ったモンスターと同じ種族を持つ
相手フィールドの表側表示モンスター(レベル5~8)1体を選んでそのコントロールを得る(自分フィールドに移動し、自分が使用する)。
というわけで上記ポリニアちゃんで少し触れたランビリスさん。
実は彼女も初出は2022年で結構古いカードである。
効果は上級モンスターのコントロール奪取。
種族変更は持たないためコンボ寄りの性能となり、ポリニアとのコンボを使えばレベル10まで奪えるが、フィールドの関係上
マキシマムモンスターは奪えないので注意しよう。
また少し工夫すれば昆虫族以外のモンスターも盗める為、環境メタ読みで採用するのも面白いかも知れない。
「ランビリス」はギリシャ語で「蛍」を意味する。
ラビュリンスではない。
見た目はダウナーなお姉さんだが、黒い髪と翅が不気味な美しさを感じさせる。
どうやらパピヨンと同じく「道先案内人」を務めているらしい。
【最上級モンスター】
《夢中のシルビクス》
効果モンスター
星8/光属性/昆虫族/攻2400/守1200
このカードはモンスター(光属性/昆虫族)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】なし
【効果】自分の手札・フィールドのモンスターを素材として墓地へ送り、
モンスター(光属性/昆虫族)を
フュージョン召喚する。
最上級ながら属性、種族があえばリリース軽減も出来るモンスター。
その分ステータスは控えめだが、魔法カードを使わずにフュージョン召喚が出来る。
夢中の潤滑油とも言えるカードであり、とりあえず彼女を降臨させることを目指せばいい。
なお2025年2月現在、フュージョン召喚できる(光属性/昆虫族)のフュージョンモンスターは夢中しかいないので、実質夢中専属カードと言える。
カード名は「シルク」とカイコガ属を意味する「ボムビクス」。
まさしく蚕の女王という出で立ちであり、黒い髪と白いドレスのアクセントが非常に美しい。
また今までの下級モンスターが何処か少女、行ってお姉さんと言った出で立ちだったのに対し、彼女は母親のような包容力を感じさせる。
名実共に夢中の女王様とも言える存在である。
《夢中のカラブローネ》
効果モンスター
星7/光属性/昆虫族/攻2500/守1200
【条件】自分の墓地にモンスター(光属性/昆虫族)がいる場合、
デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
その後、自分の墓地の「夢中のシルビクス」1体を選んで手札に加える事ができる。
下級モンスターは小手先だけだったのがいきなりパワーマシマシになる夢中の最上級モンスターの1人。
効果を使えば攻撃力が3000となる上に、マリキータも絡ませれば3500までのモンスターを食える。
また《夢中のシルビクス》の回収効果も割と重要な効果となる。
「カラブローネ」はイタリア語で
スズメバチを意味する。
その元ネタに加えて背格好はメイドカチューシャを付けた色黒のお姉さん。要するに夜の蝶である。
蜂なのに。
ある意味では「夜に寝る」事を意味はするのだが…。
《夢中のロザリア》
効果モンスター
効果モンスター
星7/光属性/昆虫族/攻2500/守1200
【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合、手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は1枚ドローする。
その後、自分の墓地の「夢中のシルビクス」1体を選んで手札に加える事ができる。
手札交換とサルベージを同時に行える最上級サポートカード。
シルビクスがいなくとも1ドローは確定、そのまま《夢中のシルビクス》の効果でロザリア1体でアドバンス召喚すればフュージョンの準備が整う。
こちらをアドバンス召喚した時点で手札を3枚(《代打バッター》などで軽減すれば2枚)消費しているため、手札交換のタイミングとしては若干厳しい面もある。
カード名は「ルリボシカミキリ」を意味する「ロサリア」が由来だろう。
メガネを掛けた癖っ毛お姉さんでちょっぴり陰キャらしいが、優しい…いや「甘い」性格。だが怒るとめっちゃ怖いのだとか。
【フュージョンモンスター】
《夢中のラーヴァ》
フュージョン・効果モンスター
星1/光属性/昆虫族/攻 800/守1200
効果モンスター(レベル6以下/昆虫族)×2
【条件】なし
【永続効果】自分フィールドの表側表示モンスター(昆虫族)の攻撃力は800アップする。
相手ターンの間、自分フィールドの魔法・罠カードは効果では手札・デッキ・EXデッキに戻されない。
まさかのレベル1フュージョンモンスター。
だが実質的な攻撃力は1600と下級としては妥協点となる。もちろん上級モンスターの昆虫族は化け物じみたパワーとなるだろう。
また魔法、罠カードのバウンス耐性も地味に強力。魔法、罠がEXデッキに戻ることがあるのかはともかく。
「ラーヴァ(larva)」は英語で昆虫の幼虫のことを指す。
額にずらして付けているアイマスクもカイコガの幼虫の顔を模している。
その名の通りマリキータよりも更に幼い印象を与えるが…。
《現夢中のシルビクス》
フュージョン・効果モンスター
星9/光属性/昆虫族/攻3000/守2500
効果モンスター(レベル7~9/昆虫族)×2
【条件】このカードをフュージョン召喚した自分メインフェイズに、
自分の墓地のモンスター(レベル9以外/昆虫族)3体をデッキに戻して発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
その後、相手フィールドのカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す事ができる。
シルビクス様がフュージョンモンスターとなった姿。カードイラスト的には寝そべっているだけなんだが。
本気を出したシルビクスの効果は、自らの攻撃力のパンプアップと相手フィールドカードのバウンス。
今までの夢中モンスターが相手を昆虫族にして仲間にしようとしていたが、このシルビクス様はともかく相手を追い払うことに終止している。
カードの名前的に夢の中から少し目覚めようとしているのだろうか…?
《栄華夢中のシルビクス》
フュージョン・効果モンスター
星9/光属性/昆虫族/攻3000/守2500
効果モンスター(レベル7~9/昆虫族)+効果モンスター(昆虫族)
【条件】なし
【永続効果】自分フィールドの表側表示モンスター(昆虫族)は相手の効果では破壊されない。
自分フィールドのモンスターを相手はフュージョン召喚の素材にできない。
もう1枚のシルビクス様の本気。
こちらは逆に守備的な効果であるが、シンプルに高いステータスに破壊耐性を広く付与できる。
後ろの効果は限定的であるが、《プライムドワーフ》対策やミラーマッチの際に役立つ、
これ対策にOCGにも欲しい。
今まで真っ白だったシルビクス様関係のカードだが、このカードは黄色く透明の布が映っており何処か違う印象を感じさせる。
個性豊かな女性や少女達。
皆、体が虫になっているとはいえ非常に楽しそうにしている。
だが、その正体は恐るべきものであった。
【魔法カード】
《夢中の抱擁》
通常魔法
【条件】なし
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター1体と、
自分または相手フィールドのモンスター(レベル9以下)1体を素材として墓地へ送り、
モンスター(光属性/昆虫族)をフュージョン召喚する。
このターン、自分はモンスター(昆虫族以外)で攻撃できない。
凄く簡単に言うと昆虫族限定の
アルバス君。
もしくは手札コストの無い代わりに限定された
これ。
OCG知らない人には難しい説明とか言わない。
相手モンスターを昆虫族にするカードが多い関係上、発動条件は非常に満たしやすいだろう。
レベル9以下なのでマキシマムモンスターはダメ…と言いたいが、ここで役立つのが《夢中のポリニア》。
彼女のお陰でレベル11、重ね掛けすればどんな高レベルでもこのカードで処理できるのである。
フュージョン先の関係上相手フィールドにレベル7~9のモンスターがいた方が夢中とこのカードにとっては都合が良く、特に現夢中のシルビクスにする流れであれば1枚でこちらの最上級モンスターを攻撃力3500にしつつ相手モンスターの素材化+バウンスの2枚除去で圧倒的に有利にできる。
昆虫族であれば扱えるため、別の昆虫族デッキのモンスターも夢中フュージョンモンスターにでき、そちらでの種族変更と組み合わせることもできる。
…と性能的には破格なのだが問題なのがイラスト。
《夢中のシルビクス》が優しく繭を抱えているというもので、一見神秘的な光景に見える。
だが、繭の中をよく見ると人間の少女の体がうっすらと見えている。 そして…
《夢中の甘言》
通常魔法
【条件】なし
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。
その後、その中からモンスター(光属性/昆虫族)、
「夢中の抱擁」、「夢中の再誕」のいずれか1枚を選んで手札に加える事ができる。
墓地肥やしから手札補充を同時に行えるカード。OCGにも欲しい。
夢中デッキであればほぼ必ず手札補充が出来るカードであり、《夢中の抱擁》を使わず墓地に送ることも無くなるため特にデッキに欲しい魔法カードと言える。
…と性能的には破格なのだが問題なのがイラスト。(2回目)
夜空に浮かぶ《夢中のパピヨン》を見ながら、2人の少女が夜道を歩いているというもの。
だが、その少女の左側は《夢中のラーヴァ》にクリソツ。というか持っているものとか髪型からほぼ《夢中のラーヴァ》確定である。
恐らくこの後は虫に誘われて…。
また、右の少女は現在のところ夢中カードにそっくりな子がおらず、ラーヴァのカテゴリから考えるに2人一緒になってしまった…のだろうか?
《夢翔の愛》
通常魔法
【条件】自分フィールドの表側表示モンスター(昆虫族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は2枚ドローする。
このターン、自分はモンスター(昆虫族以外)では攻撃できない。
「夢中」カードではないが関連性がある為、ここで紹介する。
昆虫族を墓地に送ってドローするドロー加速カード。実質的な2:2交換である。
攻撃制限が付くが、昆虫族主体のデッキなら問題はないだろう。
イラストは《夢中のシルビクス》が繭になった少女を優しく見守っているというもの。
《夢中の抱擁》ではまだわかりにくかったがこちらではよりくっきりと見えている。
その愛は確かに無償かも知れないが、押し付ける愛が正しいかどうかは答えは出ない。
【罠カード】
《夢中の誘い》
罠カード
【条件】相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、
自分フィールドのモンスター1体と手札1枚を好きな順番でデッキの下に戻して発動できる。
【効果】マキシマムモンスター以外の相手フィールドの表側表示モンスター(レベル8以下)1体を選んでそのコントロールを得る。
この効果でコントロールを得たモンスターはフィールドに表側表示でいる限り、攻撃できず効果を発動できない。
単純なコントロール奪取罠カード。
コストが若干重いものの相手の計算を狂わせるには十分なカードである。
また奪ったモンスターは効果の発動ができないだけで永続効果はそのままなので、何かしら上手く使いたいところ。
見ての通り「夢中」という名前があるが条件にはなんら影響しないので汎用カードとしても使用できる。
《夢中の甘言》の対象外でもある。
イラストは《夢中のパピヨン》と《夢中のランビリス》が何処かに誘おうとしているところ。
コントロール奪取されるも効果発動と攻撃を封じられているのは、恐らく繭にされた事の暗示だろう。
《夢中の再誕》
罠カード
【条件】自分の墓地にモンスター(昆虫族)がいる場合、
相手ターンに相手がドローした時、または相手ターンに相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時に発動できる。
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター1体と、
自分または相手フィールドの表側表示モンスター(レベル9以下)1体を素材として墓地へ送り、
モンスター(光属性/昆虫族)1体をフュージョン召喚する。
《夢中の抱擁》を相手ターンに使えるようにしたかのような罠カード。
一部を除いて夢中下級モンスターの種族変更は相手ターン終了時までであり、このカードで根こそぎ融合素材にすることが可能。
相手ターンに新しく出てきたモンスターに対しても《昆遁忍虫 変妖魔笛のアゲハ》の永続効果により
超融合(遊戯王)のような使い方もできるが、そちらが最上級モンスターなのでコンボ性は高くなる。
自分フィールドモンスターだけでもフュージョン可能なので《現夢中のシルビクス》で敵の高ステータスモンスターに対抗したり《栄華夢中のシルビクス》で守りを固めるのも悪くはない。
イラストは《夢中のラーヴァ》が目覚めているというもの。
目覚めただけで罠カードになる女再び
一見可愛らしいが「再誕」というカード名や、《夢中の甘言》の時に大事に抱えていたぬいぐるみが奥に押し込められていたり、やはりもう一人の少女の行方が知れなかったり…と、別のカードと一緒に見るとところどころ不穏さを感じさせる。
これは少女の見ている夢なのか現実なのか…そしてそれが明かされる日が来るのか…今はまだ、わからない。
【余談】
相手モンスターを昆虫族にするということで《
寄生虫パラサイド》を思い出したデュエリストも多い。
たしかに相性は悪くはないのだが、ラッシュデュエルは基本的に
リバースモンスターがいない事と、そもそも処理が複雑すぎることから
多分こっちには来ないと予想されている。
追記修正は、連れ立った少女とフュージョン召喚してからお願いします。エッチな意味じゃなくて。
- 寄生虫パラサイド「なんて恐ろしい女の子たちなんだ…!」 -- 名無しさん (2025-02-10 13:40:50)
- 蟲惑魔「ただ犠牲者を食べてるだけのこっちのほうがマシだよね?」 -- 名無しさん (2025-02-10 20:50:42)
- 百合洗脳同族化 -- 名無しさん (2025-02-11 00:15:04)
- パピヨンもOCGにきても効果は使えるだけで使われる事はまずないな -- 名無しさん (2025-02-11 02:58:07)
- 再誕の所で相手のモンスター昆虫にする効果自ターンだけと書いてるがビルドパックの下級は次の相手ターン終了時まで昆虫にするから再誕で一応食えるぞ -- 名無しさん (2025-02-11 22:07:50)
最終更新:2025年04月24日 11:39