登録日:2017/10/20 Fri 10:39:45
更新日:2025/02/17 Mon 19:50:53
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見てろ! オレの昆虫軍団で、このフィールドをうめつくしてやるよ!!
どうした~! オレの昆虫カードに攻撃してみろよー遊戯~!!
概要
その名の通り虫をモチーフとするモンスターが属する種族。
昆虫と名乗ってはいるが、
クモや
ムカデといった昆虫ではない節足動物に、果ては
虫っぽい格好の人たちも含まれている。
一般的に虫と呼ばれる生物や虫を連想させるものは大概この種族に割り振られると思ってよい。
属性の比率では
地属性が最も多く、次いで属性統一テーマの存在もあって
風属性と
闇属性が多い。
逆に
炎属性と
水属性は非常に少なく、未だ片手で数えられる程度しか存在しない。
原作では
インセクター羽蛾が多用した種族であり、彼が使用した《グレート・モス》系列や《
インセクト女王》が有名どころとして挙げられる。
他には妨害カードの「G」シリーズ、中でも
手札誘発モンスターの《
増殖するG》が高い知名度と
デッキ採用率を誇る。
また、かつて【
甲虫装機】が大会環境を一色に染め上げた時期もあるため、当時を経験したデュエリストの中には昆虫族といえば彼らを思い浮かべる者もいるだろう。
特色
- (多少Lモンスターは経由するが)ほぼメインデッキのみで戦線を確立可能
- サーチやリクルートといった「デッキからカードを取り出す能力」が高く、特殊召喚できるものも多いため展開力が高い
……と、
恐竜族に近しい特徴を持つ。
ただし、
EXデッキ0枚でも難なく行動できる恐竜族と比べると、EXデッキへの関与度は若干高め。
種族のほぼ全体が「大型を出して吶喊する」というカードゲームの基本に沿った動きをするため、こう見えて実は基本に忠実な連中である。
強いて言うなら、昆虫族サポート魔法・罠カードがなくても行動できる地力の高さが特徴といえば特徴か。
最上級アタッカークラスに対抗できる攻撃力を持ったものは少なく、対
ドラゴン族とかで大型同士の力比べになると厳しい物がある。
扱いやすい除去効果を持ったカードもかなり少ない方。
第11期では海外産昆虫族テーマ「
ビートルーパー」の来日に合わせて新規カードが多数登場し、大幅に強化された。
それらは高攻撃力や除去効果、
融合モンスターなど既存の昆虫族に不足していた要素を持つものが多く、上記の課題も改善され始めている。
12期からは、種族全体が「
蕾禍」サポートに属することとなり、実質的な強化を貰った。
主な昆虫族デッキの使い手
ご存じ虫野郎。「
遊戯王」シリーズ初の昆虫族使いである全日本チャンプの少年。
詳しくは項目を参照。
デュエルにおいてはテクニカルなコンボ戦術を使用する傾向にある。
装備魔法や繭カードによるモンスターの強化や進化、寄生虫カードによる種族操作など、力押しな戦術が目立つ原作遊戯王にしては練られたコンボも多い。
ただし勝利のためならばマナー違反や「
対戦相手のカードを海に捨てる」といった犯罪行為も辞さない卑劣漢の一面も持っている。
後の作品に登場する昆虫族使いも彼の影響か「コンボで攻めてくる」「(設定上は)実力者」などの要素を持ったキャラ付けがされる事が多い。
だが「性格やデュエルマナーが悪い」「明確な悪役・敵役」な人物も多く、善玉な昆虫族使いが非常に少ないという事態に陥ってしまっている。
キースによって集められた賞金稼ぎデュエリスト「カード・プロフェッサー」の一人。左右に跳ねた独特な髪型をした小柄な少年。
敵の罠により
海馬コーポレーションビル内の最下層に落とされた
城之内の前に立ちはだかり、デュエルを挑む。
自らの運に自信があったようだが
ギャンブルカードを愛用する城之内には敵わず、《ルーレット・スパイダー》で操られた自分の《アリジゴク》に爆☆殺された。
使用モンスターは《アリジゴク》と《ワームドレイク》の僅か2体。
後者は
爬虫類族としてOCG化されたが、アニメDM及び過去の
ゲーム作品では昆虫族に設定されている。
加えて彼のデッキには昆虫族専用の装備魔法《火器付機甲鎧》も採用されていたので、一応昆虫族使いとして分類できるか。
「カード・プロフェッサー」の一人で、ターバンのような帽子を被ったガラの悪い男。
懸賞金の低さから城之内を「安モン決闘者」と見下して嘲笑うなど性格も悪いようである。
本田曰く「ごちゃごちゃうるさい奴」。
口調は荒っぽいが、使用カードや戦い方は意外と堅実。
●モンスターの通常召喚時にライフを支払わせる永続魔法
《レイバー・ペイン》で相手の攻め手を緩ませる。
●自分は永続魔法
《カマキリの卵鞘-エッグ・シェル-》で毎ターンモンスターを特殊召喚。特殊召喚なので
《レイバー・ペイン》の影響は無い。
●相手モンスターを
バウンスする罠カード
《強制回収》で防御。バウンスなので再召喚時に
《レイバー・ペイン》で更なるライフロスを強要する。
●
《カマキリの卵鞘-エッグ・シェル-》で生まれる
《ベビーカマキリ》の攻守の低さを
《レイバー・ペイン》と
《強制回収》でカバー。
●切り札の
《デスサイズ・キラー》はフリーチェーンでモンスターを生け贄に自己強化ができるので、
《ベビーカマキリ》を無駄なく活用できる。
……といった風に使用カード同士のシナジーが強く、城之内が逆転のコンボを決めるまでは完全にフィールドを支配していた。
布陣が瓦解しても即座に壁モンスターを出して守りを固める柔軟性を見せるも、勢いづいた城之内にそのまま押し切られる形で敗北。
敗因は城之内を侮り過ぎた事と、切り札の《デスサイズ・キラー》の元々のステータスが貧弱すぎた事か。
そしてその《デスサイズ・キラー》はOCG化の際に効果の方も貧弱に調整されてしまい、同時収録の《
森の番人グリーン・バブーン》との性能差で涙を誘った。
「インセクト・プリンセス」の異名をとるオベリスクブルー女子でも指折りの実力者。
自分が勝てば憧れの存在である
亮のいるプロリーグへ推薦してもらう事を条件に、
翔のラーイエロー昇格試験の対戦相手を引き受けた。
対戦相手であり亮の弟でもある翔の事は、亮への憧れも拗らせてかかなり嫌っている模様。
「ドロップアウト」「坊や」「
十代の腰巾着」など徹頭徹尾小馬鹿にしており、その言動に十代や
剣山が眉を顰める場面もあった。
フィールド魔法《虫媒花の園》による
コントロール変更効果を軸としたデッキを使う。エースは自身の異名と同名の《インセクト・プリンセス》。
作中でもそれらを使ったコンボで翔のライフを大幅に削り、先制してものすごく調子に乗っていた翔の鼻っ柱を叩き折った。
ちなみに彼女が披露した《代打バッター》と《アリの増殖》のコンボはOCGでは不可能。
ゲーム作品の「めざせデュエルキング!」収録の詰めデュエルでも同様のミスがあり、当時の公式が
コンマイ語に踊らされていた事がよくわかる。
ご存じ宝玉の守護者にして宝玉の先導者……なのだが漫画版では
宝玉獣ではなく昆虫族デッキを使用する。
アニメDMより原作遊戯王に近い作品である漫画GXの世界では、既に
ペガサスが死亡しており宝玉獣のカード自体が存在していないのだろう。
明るく天真爛漫な性格やデュエルを楽しむスタイル、そしてそれが十代と似ていると認識される点などはアニメ版と変わっていない。
ただし設定の大幅変更に加え登場が物語最終盤であったためか、アニメ版と異なり十代との絡みはほとんど無かった。
また、上記の台詞から察せる通りデュエル外でも昆虫が大好きなようで、
デュエルアカデミア付近に生息する昆虫を追いかけまわしていた。
デュエルではハチや
ゴキブリなど様々な種類の昆虫族を使用するが、中でも《ローズ・パピヨン》や《蝶の妖精》など
チョウのモンスターが多い。
彼の昆虫族モンスターで最初にOCG化された《クイーン・バタフライ ダナウス》もチョウのモンスターである。
切り札は
プラネットシリーズの1枚、《The tripping MERCURY》。
手にした武器の形状はカマキリ(もしくは水星にかけたミズカマキリ)の前脚っぽいが、明確に虫モチーフではないためか種族は昆虫族ではなく
水族。残念。
元々住んでいたシティで事件を起こしてサテライト送りになったチンピラ。
サテライトでも
遊星の仲間に因縁をつけて暴力沙汰を起こし、そのせいで減給を喰らった腹いせに遊星たちの住居に押し掛ける。
決着をつけようと遊星にデュエルを挑むが、自らのカードを逆利用されてあっさりと敗北。
デュエル後は改心し再戦を匂わせる発言もあったが結局再登場する事は無かった。
てかこいつ項目あったのか……。
使用した「パワーインセクトデッキ」は、《鉄鋼装甲虫》など高攻撃力の昆虫族を並べて攻め込み、永続魔法《蟻地獄の報復》で追撃するデッキ。
しかし自分の発動したカードの効果でダメージを受けて大騒ぎするなど使い手の腕前はいまいちな様子。通称「インセクター馬鹿」。
彼が使用した《電動刃虫》と《デビルドーザー》は戦闘後に強制発動する誘発効果を持つのだが何故か作中ではそれらの効果が発動していない。
他にも通常魔法《闘虫仮装》発動時の作画ミスや遊星のカード名読み上げミスなど、「遊星vs瓜生」戦はミスが目立つ内容であった。
ダークシグナーのリーダー格である大男。右腕にクモの地上絵を模した痣を持つ。
詳しくは項目参照。
使用カードはクモをモチーフとしたものが多く、
ダークシンクロモンスター《地底のアラクネー》や「
地縛神」の1体《地縛神Uru》を従えている。
遊星との初戦では《グランド・スパイダー》や《スパイダー・ウェブ》で相手モンスターを守備表示に縛り付ける戦術を見せた。
これにより遊星の攻め手を大きく遅らせたが、本当の目的は永続罠《縛られし神への祭壇》で「地縛神」を呼び出すための布石であった。
彼の使用した《地底のアラクネー》は普通のSモンスターとしてOCG化されたが、扱いやすい除去効果で当時の昆虫族デッキのエース役を担った。
しかし当時闇属性・昆虫族のチューナーは《インフェルニティ・ビートル》1体しかおらず、S召喚のための選択肢が非常に狭いという問題もあった。
また、使用カードの纏まりが今一つだったり、《スパイダー・ウェブ》に自分モンスターも引っかかるようになったりとOCG目線だと何かと不遇。
鬼柳やミスティら他のダークシグナーたちと異なり長らく新規カードをもらえてない点でも不遇さが際立つ。
漫画遊戯王5D'sのオリジナルキャラクターで、遊星をアニキと慕うD・ホイーラー……もとい決闘疾走者の少年。
名前の由来がインセクト、誕生日が6月4日の虫の日、口癖が「アリ」「チョウ」など徹底して昆虫に関するキャラ付けがされている。
決闘疾走者としては未熟で周囲からは(激励も込めて)度々からかわれており、本人もよくそれに反発していた。
しかしたとえ負け続けても、遊星からもらった宝物のゴーグルと共に上を向いて疾走り続けてきた。
そしてついに遊星からもライバルと認められるが、レアカードがもらえるという儀式によって「とあるカード」を手にした事で彼自身の運命が動き始める……。
一時期は「
地獄蟲」と呼ばれるカード群を使用していたが、基本的には特定のモチーフに拘らず様々な昆虫族を使用する。
中には《デス・メイフライ》といった珍しいモチーフのモンスターも。
切り札は上記の儀式で手に入れた
決闘竜《
魔王龍 ベエルゼ》と、その強化形態《魔王超龍 ベエルゼウス》。
モチーフは蠅の王として知られる大悪魔ベルゼブブだが、「決闘竜」であるため種族は昆虫族ではなくドラゴン族。残念。
《魔王龍 ベエルゼ》入手以前は連続攻撃効果を持つ最上級昆虫族《ポセイドン・オオカブト》を切り札としていた。
使用デッキは
X召喚ないしXモンスターのランクアップに特化したもので、それによって呼び出される多数の
ナンバーズを所有している。
使用カードも様々だが、《レインボー・スパイダー》や《蜘蛛の子散らし》などクモがモチーフの昆虫族やそのサポートカードが目立つ。
ナンバーズも同様に《No.70 デッドリー・シン》《No.35 ラベノス・タランチュラ》などクモをモチーフとしたものが多かった。
上記の通り作中では様々なナンバーズを操っていたが、その切り札は作中初となるランク12ナンバーズ《
No.77 ザ・セブン・シンズ》。
見た目は完全に巨大なクモなのに種族は昆虫族ではなく
悪魔族。残念。
流石にこれはキレていいかも。
また、八雲に操られて彼の姿でデュエルさせられたハルトも昆虫族デッキを使用したが、それがハルト本人のものなのか彼に与えられたものなのかは不明。
そのデッキではクモではなくチョウや
ガをモチーフとするカードが主体で、《No.28 タイタニック・モス》は操られたハルトの手で発現・開眼された。
ドン・サウザンドと
ベクターによって召集された「闇デュエル界の四悪人」の一人。サングラスとデュエルマッスルが特徴の大男。
相手の記憶を奪う能力を持っており、記憶を奪った
小鳥たちを人質に遊馬からナンバーズを奪おうとするも遊馬の決意とその場に駆け付けた
Ⅲに阻まれる。
その後は2対1の代わりにライフの半分を奪う(&後攻1ターン目から攻撃ありの)特殊ルールで遊馬とⅢの2人相手にデュエルを挑む。
防御的なカードを駆使して立ち回り2人を追い詰めるも、「
アトランタル・ホープ」の前に敗北。ナンバーズを残して消滅した。
使用デッキは《
No.3 地獄蝉王ローカスト・キング》をはじめとしたセミがモチーフのカードで構築された昆虫族デッキ。
特徴としては表示形式に関する効果を持ったカードが散見され、彼のカードがOCG化した際にはこの部分がクローズアップされている。
また、《セミ・ファイナル》《蝉鳴くバリア-ミンミンフォース-》など強面な悪役のわりにイラストやカード名が非常にユニークなカードを多用するのも特徴。
強敵ポジションの悪者が良いボイスでこれらのカード名を読み上げるので、シリアスなデュエルなのに吹き出しかけた視聴者も居た模様。
「闇デュエル界の四悪人」の一人。包帯やゴーグルで素顔を隠した、その名の通り忍者のような恰好をした男。
飄々として掴みどころのない性格をしており、「~ってか」といった語尾で陽気に喋る。
四悪人のリーダーポジションであるMr.ハートランドとは「害虫ブラザーズ」として名を馳せた間柄との事。
アストラル世界への扉を開き遊馬をアストラルの下へ送り届けようとするカイトと
Vの前にそれを妨害すべく現れ、2人とデュエルする事となる。
「軍蚊」を素材にエースの《No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート》をX召喚し、それを「蚊学忍法」カードでサポートするデッキを使う。
エースのナンバーズは特段強力なカードではなかったが、対戦相手のカイトに幻覚を見せて自軍に引き入れる番外戦術でデュエルを有利に運んだ。
しかしデュエル終盤にカイトがデュエリストとしての生存本能で免疫系を活性化し血中の毒を焼き尽くして幻影を自力で突破。
本人も嫌う奥の手を解放するも、最終的には息の合った師弟2人の連携に一撃で叩き潰された。
シンクロ次元・コモンズ出身のD・ホイーラー。ARC-Vでの
クロウの仲間の一人。
子供たちにお菓子を持ってきたり、セキュリティに追われている
遊矢に警告を与えたりと、仲間内では頼れる兄貴分といった人物。
しかし、その心中には長年自分たちを虐げ続けてきた上流階級「トップス」への強い怒りが渦巻いている。
フレンドシップカップではその鬱憤を爆発させコモンズの観戦者たちを自らのデュエルで扇動。煽られ熱り立った彼らにより暴動寸前の事態となった。
使用デッキは風属性・昆虫族統一テーマの【
B・F】。アニメ5D'sで遊星や
アキが使用した懐かしの《緊急同調》も採用されている。
使用カードの特徴については「
B・F(遊戯王OCG)」の項目の下部で触れているのでそちらを参照。
ハッカー組織「ハノイの騎士」の一員。中でも「三騎士」と呼ばれる組織内でも幹部クラスのメンバーでもある男性。
鴻上聖博士と共に
イグニスを生み出した科学者であるためか、組織内でもイグニスの捕獲に人一倍精を出していたようである。
ネットワークを監視中にとある理由で
サイバース族のカードを手に入れてデュエルで使用した島直樹を発見。
彼を「
Playmaker及びイグニスの関係者」と判断し現実世界で接触。そのまま彼を拉致監禁してPlaymakerを呼び出す人質に利用する。
そして島を助けに来たPlaymakerに三騎士最後の将「ファウスト」としてデュエルを挑む。
作中では昆虫族Lモンスター《電動蟲スプレッド女王》をエースとしたデッキを使用。
トークンを生み出すカードを駆使して戦っていたため、メインデッキのモンスターカードを一切使用しなかった珍しいデュエリストでもある。
昆虫族の数で自己強化しトークンを生み出す「
女王」カードや種族操作による妨害と、彼のデュエルはインセクター羽蛾を思わせる要素が多かった。
次世代を担うデュエリストとして注目を集める存在である「(元)小学生四天王」の一人。面倒見が良く見た目通り太っ腹で豪快な性格をした少年。
「攻撃は最大の防御」として強気に攻める『ストロングデュエル』を信条としており、作中では通称の「ストロング十九」と呼ばれる事も多い。
カード知識の乏しいキャラ付けから「四天王最弱」呼ばわりされるなど周囲から格下扱いされる事も多いが、実力は作中の戦績でちゃんと発揮できている。
主人公の尚磨が姉以外で初めてデュエルした相手であり、同時に尚磨にとっては引っ越し後に初めてできた友人でもある。
その人柄から尚磨や他の四天王たちとの関係も良好で、中でも同年代の男子である黒田夜魅との絡みが多い。
中二病を拗らせて突飛な言動をとる黒田に対するツッコミ役に回ったり、高飛車な性格の黒田の挑発に乗って対立する、といった場面が目立つ。
高校生編では2人共同じ学校に進学した事が語られている。部活も同じ。
中学生編では【
LL鉄獣戦線】など風属性や
鳥獣族が主体のデッキを多用していたが、高校生編では【ビートルーパー】軸の昆虫族デッキを使用。
『勝利至上主義』を掲げる天道才狐のガチデッキ(by十九)【
スプライト】と激闘を繰り広げた。
ちなみにそのデュエルでは相手の妨害より攻撃力の高いモンスターの展開を優先としたプレイングを行い、観戦者の遊佐アゲハに突っ込まれている。
初登場時のイベントで使うデッキを【
シムルグ】に決め打ちしていたりと、大型モンスターが並ぶデッキや戦術が好みなのかもしれない。
代表的な昆虫族関連カード
個別項目のあるものは下線付きで表記。これ以外は
タグ:昆虫族
も参照。
メインデッキの昆虫族モンスター
基本的には登場順に紹介。リメイクカードのみ登場時期を無視してリメイク元の直後に記載。
「羽蛾さん、これゴキボール! レアカードなんかじゃない!」
《ゴキボール》のリメイクモンスター。イラストは積み重なってポール状になった《ゴキボール》。
どこからでも墓地に送られると、デッキからレベル4の昆虫族モンスターをサーチできる効果を持つ。
さらにそれが
通常モンスターであれば場に特殊召喚でき、その昆虫族以上の攻撃力を持つモンスターを破壊できる追加効果も使える。
戦闘や効果による破壊はもちろんの事、墓地にさえ行けば各種召喚素材や手札
コストなどにしても効果が使えるため使い勝手が良い。
《ゴキボール》と併用してくださいと言わんばかりのカードだが、実は一番除去範囲が広いのは《ゴキボール》ではなく《カマキラー》。
また《ゴキボール》と同じ攻撃力でも守備力が僅かに高く《マスマティシャン》などの攻撃を止められる《ビック・アント》も存在する。
そのため実用性だけを考慮すると《ゴキボール》より優先して採用すべき昆虫族たちがおり、ちょっと悲しい。
ちなみに初出時の
レアリティは「
Rare」なのでこちらは正しい意味で「レアカード」だったりする。
リバースすると場のモンスター1体を破壊する
リバースモンスター。遊戯王OCGにおいて初めて登場した効果モンスター及びリバースモンスターでもある。
リバースできれば《
ブラック・マジシャン》でも《
カオス・ソルジャー》でも問答無用で喰って破壊するその効果からOCG最初期に活躍した1枚。
より扱いやすい除去効果を持つ効果モンスターが登場するにつれ次第に使われなくなっていったが、古参プレイヤーにとっては印象深いカードであろう。
種族が
「戦士族」に誤植されているエラーカードが存在する事でも有名。
このエラーカードを意識したのか、OCG第11期登場の
リメイクモンスター《擬態する人喰い虫》は自身の種族を変更できる効果を持っている。
リバース時に相手のデッキを上から5枚墓地に送る効果を持ったリバースモンスター。《ラーバモス》の色違いモンスターでもある。
OCG最初期に登場し、遊戯王OCGに「
デッキ破壊」という概念を持ち込んだカードの1枚。
「一度に5枚」という枚数は以降のデッキ破壊カードのパワーに於いて1つの指標にもなっている。
構築にもよるが
【デッキ破壊】では未だに採用される事もある。リバースモンスターなので《
メタモルポット》などと組み合わせやすいのも強み。
OCG第1期に登場してから23年間、昆虫族最高攻撃力の記録を守り続けてきたグレートなモンスター。
その攻撃力自体は確かに高いが、テキストに記された特殊召喚のための条件は「
遊戯王OCG最高難易度」とまで称された非常に厳しいものとなっている。
そして効果耐性などは一切持たないので出したところで簡単に除去されてしまい、召喚条件に対しリターンが全く釣り合っていない。
しかし2017年に《超進化の繭》や《寄生虫パラノイド》といった召喚条件を
虫だけに無視できるサポートカードが登場し、出すだけであれば割と簡単になった。
上記の通り20年以上昆虫族最高攻撃力の記録を守り続けていたが、2022年秋に海外新規カード《超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス》が来日。
《
オベリスクの巨神兵》や《
覇王龍ズァーク》などと同値の攻守4000を持つあちらによって、その記録が打ち破られる事となった。
それでも
OCG第1期に登場して以降「自身の属する種族で最高攻撃力を持つモンスター」の座に最も長期間君臨し続けたのは昆虫族であるこのカード。
メインデッキに入る昆虫族の中では依然最高攻撃力であり、《寄生虫パラノイド》などそれを活かせるサポートもある。
王者の座は期待の新テーマの誇る巨大甲虫の一角に託されたが、やはりこのカードはグレートなのである。
インセクター羽蛾が使用した最上級モンスター。通称「女王様」。
フィールドの昆虫族の数×200ポイント自身の攻撃力が上がり、相手モンスターを戦闘破壊すると昆虫族のトークンを出せる。
しかし攻撃宣言時に他のモンスターのリリースが必要であり、戦闘する度に自軍戦力を削ってしまうのが無視できない欠点。
原作の世界では幻のレアカードと呼ばれたり城之内を追い詰める活躍を見せはしたが、アンティで城之内に奪われた後は1度も使われないなど不遇。
アニメDMでは「vs
リシド」「vs
闇マリク」戦での出番が追加されたが《
聖獣セルケト》に食われたり《地獄詩人ヘルポエマー》で
捨てられたりとやっぱり不遇。
ちなみにアニメ版のこのカードは展開の都合上原作仕様ともOCG版とも違う性能となっているが、詳しくは項目参照。
女王様のリメイクモンスター。
通常召喚ができなくなり自己強化効果を失ったが、元々の攻撃力が2800にアップ。
トークン生成効果は相手モンスターの戦闘破壊が不要になり特殊召喚時の表示形式も選べるようになって利便性が大幅に上昇。
そして新たに条件付きの連続攻撃効果と、自身を含むフィールドの昆虫族に《
召喚獣コキュートス》などと同じ効果耐性を与える効果を得た。
OCG化の際に原作での仕様から大幅に弱体化し、悲惨な性能となってしまった女王様。
だが、このリメイクによって昆虫族デッキのエースを担える優秀なモンスターに進化できたのである。
羽蛾の策略により城之内のデッキに無断で入れられたカード。相手のモンスターに寄生し種族を昆虫族に変更する特殊な効果を持つ。
OCG化の際には
効果ダメージを与える効果と不正行為をせずとも相手のデッキに潜り込める効果が追加された。
しかし、「効果処理が独特すぎる」「特殊な裁定が絡む」「手間のわりに全く強くない」
「イラストが怖い」と問題点だらけ。
羽蛾ごっこをする以外の目的でお呼びがかかる事はまずないだろう。
第2期の初収録時はウルトラレア(及びパラレルレア)という高レアリティだったため
ハズレアとして有名な1枚。
見た目は全然似ていないが、《寄生虫パラサイド》のリメイクモンスター。
効果もだいぶ違うが、「手札からフィールドの表側表示モンスター1体の装備カードになる」という形でこちらもちゃんと寄生効果を持っている。
このカードに寄生された装備モンスターは種族の昆虫族化・昆虫族を対象に取る効果の無効・昆虫族への攻撃不可を付与される。
相手モンスターに装備させるだけでも抑止として役立ち、フリーチェーンで使えるので防御カードとしても使える。
さらに、自身が装備状態で墓地に送られると手札の最上級昆虫族を召喚条件無視で特殊召喚できる効果も持つ。
しかも類似効果の《ドラグニティ-アキュリス》などと異なり、装備モンスターと共に墓地に送られても発動する。タイミングも逃さない。
ちなみに、装備カードになる効果なので《鉄の騎士 ギア・フリード》に取り付けないというある種の原作再現にもなっている。
同時収録の《超進化の繭》とは強いシナジーを持つ。
このカードで昆虫族となった相手モンスターを《超進化の繭》でリリースすれば相手モンスターを1体除去しつつ最上級昆虫族を最大2体展開できる。
手札消費は多めになるが《超進化の繭》のドロー効果を使えば1枚分は取り返せる。
フィールドから墓地へ送られた
時に手札の昆虫族1体をレベルを問わずに特殊召喚
できる効果を持つ下級モンスターの
バッタ。
低ステータス故に《共鳴虫》や《
クリッター》などのリクルーターやサーチャー、《
リミット・リバース》に対応するためサーチ・特殊召喚が非常に容易。
しかし、この効果は
時の任意効果。つまり
タイミングを逃す効果であるという最大の欠点を持つ。
これにより各種特殊召喚の素材や
アドバンス召喚でリリースしてもダメ、効果のコストで墓地へ送ってもダメと発動条件が厳しい。
同様にチェーン2以降で墓地へ送られたり《
破壊輪》などの墓地送りの後に何らかの効果処理を行う効果で墓地に行っても発動ができない。
そのため基本的には戦闘破壊時に効果を使う事になる。場合によっては
自爆特攻するのも手。
羽蛾のように自壊させるコンボ用カードを用意する手もあるが、上記の通り公式が勘違いするくらい処理を間違えやすいので合わせるカードは吟味しよう。
余談だが、日本語名《代打バッター》は野球の「代打バッター」と昆虫の「バッタ」をかけた洒落。
英語名《Pinch-Hopper》は野球の「ピンチヒッター」と昆虫のバッタを意味する英語「Hopper」をかけた洒落。
日本語名と英語名の両方で洒落を成立させている面白いモンスターでもある。
墓地の昆虫族を2体除外すると手札から出せる特殊召喚モンスターな巨大ムカデ。
サーチ・リクルートに長ける昆虫族はこのカードのサーチも特殊召喚コストの確保も簡単。
登場当時から昆虫族のアタッカーとして親しまれてきた古株で、かつては【
デミスドーザー】デッキで一世を風靡していた実績も。
しかし攻撃力は《
青眼の白龍》などの3000ラインに一歩及ばず、流石に現代ではエースとするには若干物足りない。
墓地の恐竜族を2体除外して特殊召喚する《究極伝導恐獣》と比較すると性能差は歴然。……
第4期と
第9期のカードを比較する方が悪いか。
その第9期では相性抜群の下級モンスター《共振虫》が登場(詳細は後述)。このカードを使う際には是非併用したい。
自分のレベル5以上のモンスターのレベルを1つ下げて墓地から自己
蘇生できるテントウムシ。
レベル調整、S素材の調達などを行えるうえ、1ターン内の発動回数制限もない。
その結果S召喚主体のデッキや
ソリティア系コンボデッキなどのお供として数多くのデッキで乱用され、
禁止カードに指定されてしまった。
アニメ5D'sでは遊星が使用。また、遊星はこのカードと外見のよく似た《ミラー・レディバグ》という昆虫族モンスターも使用している。
手札誘発モンスターなゴキブリ。
現代の遊戯王OCGで最も有名で採用率の高い昆虫族であろう1枚。
効果発動ターンの間、「相手が特殊召喚を行う度に自分は1枚ドローする」という効果を1ターンの間適用する。
一見
ドローソースに感じられるが、実際のところは相手のソリティアを躊躇わせる意味合いが強い。
現環境で特殊召喚をしないデッキは稀なので腐りにくく、手札で発動する効果なので奇襲性が高いのも利点。
1ターンキルや
先攻制圧に伴うソリティアに対する抑止力として頻繁に使用される。
しかし一方で、先攻側も展開するだけした直後の後攻ターンにこのカードを使う事で制圧を更に強固にできるという側面もある。
「結局このカード自体も先攻有利を助長している」という意見もあり、現在は
準制限カードに指定されている。
「レゾナンス・インセクト」と読む巨大スズムシ。
フィールドから墓地に送られると発動できるレベル5以上の昆虫族をサーチ、除外されると
デッキの昆虫族1体を墓地送りという2つの効果を持つ。
どちらも便利な効果であり《甲虫装機 ピコファレーナ》や《武装蜂起》などで持ってきてキーカードを集める戦術は【昆虫族】の基本となっている。
加えてこれらの効果にはターン1制限も無いため、デッキによっては延々とこの効果を使い回して手札や墓地にカードを貯め続けたりもする。
場から墓地へ、墓地からは除外され、除外後は《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》で回収……と現代の【昆虫族】における「
過労死」枠として名高い。
- 《粘糸壊獣クモグス》(☆7)
- 《怪粉壊獣ガダーラ》(☆8)
前者は地属性、後者は風属性の
壊獣モンスター。
前者は壊獣の中では低めの攻撃力が、後者は
《烈風の結界像》を突破できる属性が評価されている。
《共振虫》を使えばサーチも容易であり、さらに昆虫族なので《代打バッター》や《寄生虫パラノイド》の効果で自分の場に特殊召喚する事ができる。
除去カードとしてだけでなくアタッカー役も担えるのは他種族の壊獣には無い利点。
墓地の昆虫族か
植物族を合計3体除外すると手札か墓地から自身を特殊召喚できる特殊召喚モンスター。
《究極完全態・グレート・モス》には届かないものの充分高い攻撃力3400と、昆虫族・植物族モンスター以外の表側表示モンスターを全破壊する除去効果が強力。
加えて、自分の魔法・罠カードの効果の発動時に相手はモンスターの効果を発動できなくする効果も持っている。
言うなれば「令和の《デビルドーザー》」といったカードであり、昆虫族デッキの新たな主力モンスターとしての活躍が期待される。
植物族をコストに使える点も含めて、同時期に
ストラクチャーデッキが発売された
蟲惑魔とのシナジーを意識したカードであると思われる。
このカードの持つ高攻撃力や能動的な除去効果は【蟲惑魔】に不足しているものであり、魔法・罠への
カウンター封じも罠デッキとしては嬉しい。
全体的な弱点のカバーと「ホール」「
落とし穴」カード発動時のフォロー、その両方を任せられる。
可愛らしい妖精の姿をした昆虫族チューナー。日本語名及び英語名(《Fairyant the Circular Sorcerer》)から察するにアリの妖精らしい。
昆虫族か植物族が自分・相手の墓地に存在すると手札から特殊召喚でき、同種族のS召喚時に自身を「チューナー以外のモンスター」として扱える。
植物族が効果指定に入っているあたり、上記の《樹冠の甲帝ベアグラム》と同様に【蟲惑魔】との連携を意識されたカードであろう。
だが風属性の昆虫族チューナーである事から【蟲惑魔】以上に【B・F】との相性が良い。
ちなみに特殊召喚の条件は相手の墓地も参照するので、こちらの墓地が空っぽでも相手の《増殖するG》のおかげで特殊召喚できる場面もあり得る。
エクストラデッキの昆虫族モンスター
羽蛾の切り札モンスターである《グレート・モス》と《インセクト女王》がまさかの融合。
素材指定は「昆虫族・レベル8モンスター+昆虫族・レベル7モンスター」なので、《グレート・モス》と《インセクト女王》がそのまま融合素材になれる。
そしてそれらを使った融合召喚以外にも「装備カードを装備した守備力2000以上の昆虫族1体をリリース」する事でEXデッキから特殊召喚できる。
召喚した昆虫族に《団結の力》などの装備魔法を付けるのも良いが、装備カードに関する効果を持った昆虫族たちを使う事でも召喚条件を満たせる。
効果の方も優秀で、戦闘破壊耐性とフィールド魔法が存在すればお互いのバトルフェイズに相手モンスターを全破壊できる。
戦闘破壊耐性は地味だがあって困る効果ではなく、除去効果は発動条件こそあるが攻防を備える強力な効果。
《グレート・モス》の「モス・ハリケーン」の再現とも
遊戯の《
聖なるバリア −ミラーフォース−》への意趣返しとも取れるこの効果で相手の場を吹き飛ばしてやろう。
ルドガーが使用した、元・ダークシンクロな昆虫族Sモンスター。
「闇属性チューナー+チューナー以外の昆虫族モンスター1体」をS素材に指定する。
相手モンスター1体を自身の装備カードに変換する《
サクリファイス》や《
D-HERO Bloo-D》を思わせる独特な除去効果を持つ。
除去効果は魅力的だが、【昆虫族】で扱うにあたってはやはり闇属性チューナーを指定した素材縛りがネック。
未だ昆虫族では《インフェルニティ・ビートル》と《竜咬蟲》しか存在しない闇属性チューナーを如何にして用意するかがポイントとなる。
海外と『
遊戯王マスターデュエル』で先行実装されたレベル8の昆虫族Sモンスター。
S素材に使用したチューナー以外のモンスターの数まで昆虫族か植物族のモンスターをデッキから墓地に送る効果を持つ。
加えてフィールドの昆虫族・植物族1体をチューナーにする効果も持ち、総じてS召喚を軸とした昆虫族デッキを手厚くサポートしてくれる。
「魔王」や「
悪魔」を捩った仰々しい名前をしたモンスターだが、持っている効果はサポートに特化したものである。
ダークヒーロー然とした黒いカマキリ戦士という見た目は如何にも悪役といった風貌だが、実は意外と良いヤツなのかもしれない。
「レベル4の昆虫族or植物族を蘇生する効果」を持つXモンスター。モチーフはアリの一種でよく見ると衣装の胸元がアリの頭の形になってたりする。
蟲惑魔に属するモンスターだが、蘇生対象は蟲惑魔に限定されていないためそれ以外の昆虫族デッキでも採用が検討できる。
具体的には《共振虫》や《応戦するG》を蘇生して更なる展開に繋げる戦術が強力であり、【蟲惑魔】以外のデッキで使う場合はこれを狙っていきたい。
限定的な罠カードへの耐性や条件を満たした相手モンスターの蘇生効果も持つが、それらは
デッキ構築の段階で意識しておかないと活用は難しいだろう。
昆虫族2体で
L召喚できる甲虫装機のLモンスター。
甲虫装機では珍しい女性型モンスターでもある。
手札を1枚捨ててデッキの昆虫族1体を場の昆虫族に装備させる効果と、墓地の昆虫族3体をデッキに戻した後で1枚
ドローする効果を持つ。
甲虫装機に属してはいるが効果自体は他の様々な昆虫族デッキで活用でき、《応戦するG》や《ゴキポール》など彼女と相性の良い昆虫族も多い。
ドロー効果は昆虫族専用《
ダイガスタ・エメラル》といった効果。デッキに戻す対象が昆虫族に限定されている。
だが《
D.D.クロウ》や《
墓穴の指名者》などをチェーン発動され対象3枚のうち1枚が墓地を離れても残りを戻してドローできる点はあちらより優れている。
サポート役としては優秀だが攻撃力は僅か1000しかなく、効果使用後は早々に《熾天蝶》などの後続のLモンスターに繋げたいところ。
魔法・罠カード
自分のモンスター1体をリリースし、そのモンスターよりレベルが1つ高い昆虫族をデッキから特殊召喚する魔法カード。
勘違いしやすいが、リリースするモンスターは昆虫族である必要が無いので中々融通がきく。
また、参照するレベルは元々の数値ではないため
幻獣機などの自身のレベルが上昇するモンスターをコストに使えばより高いレベルの昆虫族を特殊召喚できる。
昆虫族のサポートカードだが、イラストの卵がどう見ても
鳥のものである点が度々ネタにされる。
リリースする種族を問わない事を考えると、「鳥の卵に産み付けられた寄生性昆虫族の卵が宿主の鳥の卵を破って『孵化』する」、という事なのだろう。
つまり《
ブラック・マジシャン・ガール》などの人型モンスターをコストに発動すると
彼女らの体から……ソリッドビジョンが実在しなくて良かったかもしれない。
英語名は《Insect Imitation》。カード名に「
Insect」の語が入ったおかげで日本語名より昆虫族サポートである事が理解しやすくなっている。
直訳すると「昆虫の模倣」となるがこれは即ち「擬態」を意味し、こちらは「鳥の卵に似せて身を隠した昆虫族が今から真の姿を現す」と解釈できる。
破壊された昆虫族と同レベルの昆虫族をサーチできる永続魔法。
《代打バッター》と同様に任意効果であるためタイミングを逃す弱点もあったが、かつての昆虫族デッキの生命線であり様々な昆虫族デッキで採用されていた。
当初はダメージステップでの破壊や裏側守備表示の昆虫族が攻撃された場合での戦闘破壊にも非対応だったが、後に裁定が変更され使い勝手が大きく向上した。
- 《G・ボールパーク》(フィールド魔法)
昆虫族通常モンスターに関する2つの効果を持ったフィールド魔法。
条件を満たすと昆虫族通常モンスターを特殊召喚でき、特に1つ目の効果なら一気に3体まで同名の昆虫族通常モンスターを展開できる。
中でも登場時期の近い《G戦隊 シャインブラック》は攻撃力2000と高く、3体展開し投げつけ……もとい攻撃すれば相手は大ダメージを被る事間違いなし。
これまた登場時期の近い《ゴキポール》と異なりレベル4以外にも対応するので《
プチモス》や《ツンドラの大蠍》などを使いたいネタデッキでも使用可能。
イラストは《昆虫人間》などの懐かしの昆虫族通常モンスターたちが野球をしているというもの。
カード名の通りボール役な《ゴキボール》や脚がいっぱいあるのでグローブをいっぱい付けた《蜘蛛男》など、非常にユニークなイラストをしている。
《進化の繭》のリメイクカード。
装備カードを装備した昆虫族1体をリリースし、デッキから昆虫族1体を召喚条件無視で特殊召喚する速攻魔法。
《究極完全態・グレート・モス》はもちろん《グレート・モス》系統以外の昆虫族にも進化できる。
リリースする昆虫族は相手でも良いため、上記の通り《寄生虫パラノイド》と併用すると除去と展開を兼ねる強力コンボとなる。
加えて、墓地から自身を除外し墓地の昆虫族1体をデッキに戻して1枚ドローする効果も持っている。
単純に手札を増やせるだけでなくサーチやリクルート効果の多い昆虫族の特性と嚙み合った効果で、昆虫族デッキを強力にサポートしてくれる。
主な昆虫族テーマ・シリーズカード
仲間の甲虫装機を装備カード扱いとして装備するという特性を持った昆虫族テーマ。
登場当時としては展開・除去の両面において他の追随を許さないレベルを誇っていたため、環境を一色に染め上げた。
《カブトロン》など相性の良い昆虫族は存在するものの、基本的にはテーマ間で強くまとまりを持っており他の昆虫族と組ませる利点はあまりない。
昆虫族に属してはいるが、見た目は
仮面ライダーか何かのような虫を模した特撮ヒーロー(&ロボット)のような出で立ち。
虫とも機械ともつかないグロテスクな容姿が特徴的な昆虫族テーマ。
各モンスターの名称は神経用語から採られており、体の至る所に神経を思わせる不気味な触手が蠢いている。
リバース効果とリクルート効果を持つ下級モンスターで相手を翻弄し、自軍強化を持つ専用Lモンスター達に繋げて数で攻める動きが得意戦法。
ただしステータスは貧弱な上にリバースモンスターの特性上動きが遅くなりやすいため、専用罠《星遺物の傀儡》によるサポートが欠かせない。
昆虫族と植物族の混合テーマ。
《アトラの蟲惑魔》・《
トリオンの蟲惑魔》・《ランカの蟲惑魔》・《キノの蟲惑魔》・《アロメルスの蟲惑魔》・《アティプスの蟲惑魔》の6体が昆虫族に所属。
登場当初は昆虫族の方が多かったのだが、追加カードは植物族の比率が高く現在は植物族の方が多くなっている。
人気投票で上位入賞し
スリーブ化を果たした《フレシアの蟲惑魔》と《セラの蟲惑魔》はどちらも植物族であり、昆虫族蟲惑魔の今後の発展に期待したい。
テーマとしては「落とし穴」罠カードと深い関わりを持ち、罠カードで相手を妨害しながら戦う戦術が特徴。
肉食の虫や食虫植物がモチーフのテーマだが、
見た目が美少女で穴とか危ないワードやフィールが飛び交うアイドルカード満載なテーマなのでかなり人気が高い。
テーマデッキとしても組めるが、一部の蟲惑魔や「落とし穴」罠カードを出張パーツとして派遣させる使い方も可能。
例えば《ランカの蟲惑魔》で《キノの蟲惑魔》をサーチし特殊召喚すると少ない手札消費でリンク2やランク4の昆虫族が出せる。
表示形式、とりわけ守備表示に関連する効果を持った
光属性・昆虫族のシリーズカード。
虫を意味する「バグ」とコンピュータ用語の方の「バグ」をかけたカード群であり、カード名もコンピュータ用語を多用している。
機械部品をデザインモチーフとしているカードも多く、
機械族かサイバース族のような見た目であるがれっきとした昆虫族である。
シリーズ間で特に繋がりが強くなるよう調整されてはいるが、「昆虫族・レベル3」を指定するカードが多いためシリーズ外の昆虫族も充分組み込める。
レベル3の昆虫族及びレベル3のサポートには有用な物が多いため、意外なカードとのシナジーを見出せたりするなどデッキ構築が面白いシリーズである。
ハチをモチーフとしたS召喚テーマ。アニメARC-Vにてシンジが使用したテーマである。
連続攻撃やバーンなどで相手ライフを積極的に奪いにかかる攻撃的な性質を持つ。
B・Fだけではなく昆虫族全般をサポートする効果も多いので、それらは各種【昆虫族】への出張パーツとして使う事もできる。
2024年夏には念願の新規をもらい、《武装蜂起》と《B・F-猛撃のレイピア》&《B・F・W》のおかげで展開力が大幅に強化された。
2022年に来日した海外先行テーマ。「騎甲虫」あるいは「○騎甲虫」と書き「ビートルーパー」と読む。
『遊戯王マスターデュエル』ではOCGに先んじて先行実装されており、同作の
ソロモードでは彼らに関する設定も語られている。
ステータスも召喚条件も文字通り重量級な大型モンスターや墓地・除外に関する効果を持ったカードを多く抱えているのが特徴。
所属カードは昆虫族デッキなら汎用的に使えるものも多く【昆虫族】の強化パーツとしても優秀。
イラストは
巨大昆虫やそれに跨り共闘する騎士といった外見で、昆虫族版
ドラグニティのような雰囲気。
昆虫族・植物族・爬虫類族の3種族混合テーマ。昆虫族と植物族は以前から縁があったが、そこに爬虫類族が加わるのは初となる。
「黒い流体状の植物が朽ちた鎧や刀や骸骨と絡み合い、各々の生物を模した鎧武者を象る」という不気味さとカッコよさが入り混じった和風デザインが目を引く。
設定から切り札は植物族が担当するのかと思いきや、昆虫族初のリンク5モンスター《蕾禍ノ大王鬼牙》がそのポジションに就いている。
その《蕾禍ノ大王鬼牙》など特定の条件で墓地から蘇るLモンスターを主体としており、昆虫族のものは既存の【昆虫族】でも活用できる。
追記・修正は《寄生虫パラサイド》を相手のデッキに仕込んでからお願いします。
- 電子光虫がさらっとないのに笑ってしまった -- 名無しさん (2017-10-20 14:14:48)
- 何故か昆虫族と言えば代打バッターのイメージ -- 名無しさん (2017-10-20 23:22:06)
- 初期のカードならニードルワームと人食い虫かな -- 名無しさん (2017-10-20 23:49:26)
- 種族項目待ってました! -- 名無しさん (2017-10-21 02:24:37)
- ARC-Vのドクトルもデュエルを行っていたら、十中八九、昆虫族を使ったろうな。 -- 名無しさん (2017-10-21 18:29:33)
- コメントで出ていた代打バッターと電子光虫を入れておきました。 -- 名無しさん (2017-10-21 19:26:17)
- パラサイド、リンクス環境では暴れたそうだけども詳しい人がいたら追記頼めないかしら -- 名無しさん (2017-10-25 10:06:53)
- 代打バッター(英名:Pinch Hopper)はホントに秀逸な約だと思う -- 名無しさん (2017-10-25 10:49:36)
- HA⭐GAのイメージで、昆虫族使いは(一部除き)「卑怯、卑劣、姑息、雑魚」のイメージが強い。 -- 名無しさん (2022-02-25 07:26:48)
- 共振虫、応戦するG、ゴキポールとサーチャーは有能揃いだけどリクルーターには乏しい感がある -- 名無しさん (2022-07-06 20:36:54)
- ビートルーパーは書いてもいいものなのかな…? マスターデュエルで実装されたが -- 名無しさん (2022-08-19 19:47:44)
- またお仲間が増えるみたいだな。 -- 名無しさん (2022-12-21 13:57:12)
- 主なテーマに「ナチュル」は入らない?ほぼ植物+昆虫(少し岩石、EXに獣とドラゴン少々)だからちょっと微妙かもしれないが。 -- 名無しさん (2024-04-21 22:36:52)
- 冷静に考えると昆虫族使いきっての大ボス格2人の使用モンスターのモチーフが「蜘蛛」というのもなかなかの皮肉……昆虫じゃないじゃねーか! -- 名無しさん (2025-01-12 15:53:11)
最終更新:2025年02月17日 19:50