サソリオーグ

登録日:2025/03/30 Sun 22:27:00
更新日:2025/04/15 Tue 16:36:20
所要時間:約6分か…掛かりすぎだな








「カーオスな世界をレッツ世直しっ!」



サソリオーグとは『シン・仮面ライダー』の登場人物である。
原典でのさそり男に当たる存在だが、性別は反転してサソリのお姉さま。

演:長澤まさみ







【概要】


SHOCKERの上級構成員にして、その名の通り人間とサソリを合成したオーグメント。
原典と同じく蜘蛛と蝙蝠の次に登場した3番目の怪人である。嘘は言っていない。

真っ赤なドレスに身を包み、スリットから覗く黒いストッキングのおみ足がとってもセクシー。
顔の左半分は佐清のラバーマスクみたいな白地に覆われ、黒いサソリが表面に張り付く。
この黒サソリは本人の感情に合わせてピコピコ動き回り、標的を怯ませたり視線誘導の効果があるらしい。ある意味ライダーファイト
大まかな分類としてはいわゆる人外融合型オーグメントにあたると思われるががクモ先輩のように完全に人の姿を捨てた訳ではなく、視認できる範囲で不可逆の人外ボディと化しているのは巨大なハサミとなった左手のみ。
そのためライダーカードなどでもサソリと人間の合成型オーグメントと具体的な分類は避けた表記になっており、いまいち煮え切らない。
死神グループによって現在の姿に改造された。
配下の下級構成員(戦闘員)は全て女性で構成されている。*1


何故か劇場公開前の情報では徹底してそのビジュアルや人物像について伏せられており、構成員のシンボルマークと漫画版のとあるキャラクターによってその存在が仄めかされる程度に留まっていた。
本編に出るかも分からない状態だったが、その記録よりも記憶に残る鮮烈すぎる登場シーンは最速上映日の観客にディープでカオスなインパクトを与え、今もなお人々に愛されている。

組織での識別IDは「SASORI AUGMENT-01」

【人格・能力】



「さぁ、レッツパーリィ〜♪」
「殺し合いを楽しみましょ〜!アハハハハッ!!」



まるで心が壊れたように顔には常に笑みが張り付いており、クレイジーだがある意味では無邪気な性格。
ルー語のように会話の節々に英単語を織り交ぜ、好きな言葉は「エクスタシー」
弾丸や爆発が飛び交う戦場でも「ややや!」「はにゃにゃ!」と、記号的すぎるリアクションをするSHOCKERでは割とよくいるイっちゃった人である。

そんな彼女の掲げる幸福は「毒」
「私のかわいい毒液たち」と呼ぶほどに愛した作品で大量殺人パーティーを楽しむ狂った愛毒者。
怪しげな毒物を日常的に開発し、まさに蠍の尻尾のように体内に猛毒を宿している。
その愛情は実り人類史上最高にエクスタシーな毒液となったが、常人に注入すると気持ち良すぎて死んでしまうのが玉に瑕の可愛い子ちゃんなのだ。


戦闘では左手のハサミを軽々とブン回し、残る手足に仕込んだ針に毒性を帯びさせて相手を突き刺す。
イく寸前ギリギリの殺し合いに身を任せればとってもエクスタシーで、突き刺した相手に毒で気持ち良くなってもらう事もささやかな幸せ。まさにウィンウィンの関係ってわけ。

傷つくことすら快感・幸福であり、寧ろ気持ち良くなれるので攻撃は避けず、戦いの場でも笑みを絶やさない。
死に近づくほど興奮しているフシすらある。殴るのも殴られるのも大好き。
Vexy・Vicious・VenomのトリプルVな、あるいはそれ以上に激しい毒の淑女。
危ないおねえさんは、好きですか。


「エクスタシー!エクスタシー!スゥパァ、エクスタシー!」
「いいわぁ!もっと幸せにして〜!!」

【活躍】

アンチSHOCKER同盟の特殊部隊が直轄の化学プラントを急襲する作戦を察知し、これを迎撃に向かう。
陽動のトラックに引っかかったと思われた矢先、自身が乗り込むリムジンと毒液を積んだトラックのある倉庫にまで政府部隊に突入され、交戦を開始する。

「ちょっと早いけど、ここでショータァイムとしましょ」

ここで我らがサソリオーグ様が初めてその姿を劇場大スクリーンに現したのである。
盾でディフェンスするように並んだ女性の下級構成員を引き連れ、政府部隊を相手に大暴れ。
銃弾を物ともせず華麗な活躍を見せ、仮面ライダーの新たな強敵になる、に違いないと思われつつ、狂気に身を任せ銃弾の雨に突撃するサソリオーグの勇姿。そして…








「はにゃっ、はにゃにゃ!ンアッ!"イ"グ"ゥ"!"イ"ィ"ッ!」



(中略)





「ガクッ…」





「サソリオーグの排除を確認」



死にました。なんならイきました。
断末魔は殆ど何を言ってるのか分からず、字幕にも(サソリオーグの うめき声)と匙を投げられており、よく聞くと「バットアイドゥー!」とか叫んでいる。

登場から約2分、事前情報に無いキャラの突然の登場に観客が混乱する間すら与えないスピード退場である。
特殊部隊の一斉射撃には勝てなかったよ…

これは出落ちなのか。ひょっとして笑うところだったのだろうか。
日本一贅沢な長澤まさみの起用方法に唖然とする観客を尻目に、物語は淡々と進んでいく。

ちなみにOMITシーンによると討伐にかかったタイムは5分26秒。
特殊部隊は対オーグメント戦の初陣だった。初っ端から相手が濃すぎる


【どうしてこうなった】

文字通りライダーの相手にすらならず、政府の特殊部隊による数の暴力とはいえ普通の銃撃でさっさとイってしまったこの展開は、まぁなんというか筆舌に尽くしがたい。
Blu-ray特典の各話フォーマット版ではわざわざ登場と同時に「怪人サソリオーグ!」の書き文字サブタイトルが用意され、退場と同時に何事もなかったかのように「怪異!ハチオーグ」のタイトルに切り替わる念の入った弄りよう。


何とかフォローをするならば、劇中で銃撃が効かないと自称しているのは緑川グループ製のプラーナを運用する昆虫合成型なのに対して、サソリオーグは従来の人外融合型オーグメント(的な何か)なうえに、生身の露出した部分の割合も結構多いのである。
同型のオーグメントには至近距離とはいえショットガンで羽根をブチ抜かれた人もいたりする訳で、彼女だけが特段紙装甲というよりは緑川のバッタが他と比べて規格外の化け物と言った方が正しい。

それどころか劇中では脆そうな腹で至近距離の銃弾を受けながら平然と進む防御力まで見せており、数人がかりの一斉射撃を何十秒も続けてようやく倒れたくらいなので、実は見た印象以上の激戦なのである。そうだと思いたい
避けず離れずの殺し合いが大好きなエクスタシー体質なのでノーガードで銃撃を受けまくったのも敗因の一つ。

そして特筆すべきは体内に蓄え、トラックに積み込んでいた毒薬。
「猛毒性化学兵器」と呼ばれるそれは、細菌のような生物兵器ではないのでプラーナシステムには対応できない。つまり仮面ライダーといえどマトモに喰らえばワンチャン即死しかねないという凄まじい代物なのである。
オーグメント手術の本家本元でありながら緑川グループに後塵を拝しがちな死神グループのリーサルウェポンといっても過言ではないだろう。

プラーナシステムに精通し、父と共に対SHOCKERの準備を進めていたルリ子ですらこの毒を警戒しており、そんな物をサソリオーグは手足から格闘の延長でホイホイ繰り出してくるのである。
徒手空拳で戦闘は単騎の本郷ライダーとぶつかればかなり危険だったのは想像に難くなく、政府部隊に処理してもらえた事はルリ子も素直に感謝していた。

が、その有用性はもちろん政府も活用しない手は無い。
政府側が討伐を引き受けたのは強力な戦力である本郷を失うリスクの防止でもあるが、同時に猛毒性化学兵器の入手をも視野に入れていたのである。
こうして回収された毒は「SV1(Scoripion Virus)」という銃弾に利用される形で目論み通り政府側の戦力となり、ルリ子の懸念通りプラーナシステムの昆虫合成型オーグメントを仕留める戦果を挙げた。
と言ってもバッタオーグ、すなわち仮面ライダーに使用するシーンはないので、実際に対峙したらどうなるかは未知数である。

いずれにせよSHOCKERの主戦力であるオーグメントを銃弾1発で仕留めたという事実はあまりに大きく、仮に量産に成功すれば他作品で言うところのバタル弾や神経断裂弾レベルの脅威になりうる技術なのは間違いない。

…そんな感じで、作劇的には必ずしも優しい隣人ではなく、本郷・ルリ子ペアとは対照的に必要なら非情の決断も即決できる政府サイドの説明とそのためにオーグメントを打倒できる兵器の調達と、実は場面転換と話作りへの仕込みを短時間でクリアする地味に凄い場面だったりするのだが、当のサソリオーグは観客からすれば出落ちで退場した次鋒レオパルドンでしかないのが悲しい所。

彼女がどのような過去を持ち、何をもって現在の姿と人格に至るか全てが謎のまま、閃光のように駆け抜けていった。




「サソリオーグのページ保存を確認」

「5分26秒か…掛かり過ぎだな」

「チーム初の項目作成です。充分な編集では?」

「SHOCKERを甘く見るな。3分切らなければ、次にやられるのは我々だ」










この項目が面白かったなら……\エクスタシー!/








































ところがぎっちょん。








「ね…!お姉さんとエクスタシーしない?」








【サソリ・ビギニング】


映画本編の十数年前を描く漫画スピンオフ「真の安らぎはこの世になく」
そこに「サソリ」のコードネームで活動するSHOCKER構成員がいた。
本編のサソリオーグとは似ても似つかぬ外見にも幼さの残るギャル少女。
厳密には正確な年齢は分からないのだが、初登場時に華麗にミニスカ制服を着こなしているので概ねJKからJDあたりの年代だと思われる。

彼女はあの「サソリオーグ」なのだろうか?だとしたら何故あんな劇的ビフォーアフターが起こってしまうのか?

謎は歴史を遡り、衝撃のあの日からをトレスする。















登録日:2025/03/30 Sun 22:27:00
更新日:2025/04/15 Tue 16:36:20
所要時間:約14分?とってもアウェーサム!<オーサムだよサソリさん







【真の概要は映画になく】

コードネーム「クモ」と共に、SHOCKERの絶望派と呼ばれる派閥の"お掃除屋さん"を務める少女。やっぱり英単語多めのルー語でテンション高め。
黒い下着が丸透けの扇情的なチャイナドレスを着ており、外見は普通の人間となんら遜色ない。
しかしその実態はイワン博士(死神博士っぽい人)の改造手術を受けた「強化人間」で、常人を遥かに凌駕した肉体を持つ。
博士の初期の強化手術は大半の人間が不可逆の精神崩壊を引き起こすとんでもない代物だったが、一見すると問題なく意思疎通のできる陽気なお姉さん。なのだが、やはり何かがおかしい。

とある抗争の最中に左腕を肩の根本から切断され、治療と実験を兼ねて「左腕だけ」オーグメント手術を施された。
これにより赤い異形の左腕となるが、クモとは異なり本人の意思で人間の姿に戻せる。
左腕のみという部分改造で、鬼の手みたいなノリに近い。

とてもじゃないが外に連れ回せない変態仮面集団のSHOCKERの仲間についてボヤいたりなどその感性は存外に人間臭く、そんな中で普通の人間の外見をした緑川イチローは気軽に遊びに連れ出せる相手であり、思うところがあるのか何かと気にかける。
ある時は組織で生きる術を経験則で教えてくれる職場の気さくな先輩、ある時は強化人間として稽古をつけてくれる先生、ある時はデートに連れてってくれる憧れのお姉さん。
そして時に達観した様子で人生への絶望を語ってから狂ったように笑い出し躁鬱が激しい。
イチローの歪な家庭環境には特に関心を示し、過去になにかしらあったようでもある。



「でもまぁ…SHOCKERには大人なんていないっちゃいないかもね」


「あなたの技術がどんな犠牲を払っているかイチロー君は知らないんでしょぉ?」
「私は経験あるから知ってるんだけどぉ 親に裏切られた子供ってすごく辛いのよねぇ」

【人物像】


「10歳…ワタシ的にはトゥーヤングだけど可愛いからありかもぉ」

変態。
まだ10歳のイチローに初っ端からエクスタシーを求め、隙あらば抱きつき"当ててきて"猥語を囁きかけてくる。Rainbow Pattyってわかる?
パーティー(暴力)でエクスタシーするのも大好き。

クモとは同僚だがそのアッパーすぎるマシンガン変態トークから嫌悪され、サソリも面白みのない変態仮面男として憎まれ口を叩くが、人間憎しで苛烈なクモの暴力はセクシーで大好き。
首を締められると気持ちよくなって逝きそうになるが、本当に逝くと楽しめなくなるので希死念慮のようなものはない。

一方でそういった性癖が絡む場面でなければ驚くほどマトモ。
イチロー少年に強化人間の先達として日常での力の抑え方や親という存在の危うさについて注意し、時に弟を教え導く姉のような一面も見せる。

善行や人助けに奉じる気はないが、クモのように任務を越えて積極的に人間を殺して回りたい訳でもない。
組織の命令に逆らう気もないが、それでもイチローのような子には優しくしてあげたい。
イカれているが、実は中庸的で情の深い女性でもある。

組織のお掃除、任務も軽口を叩きながら卒なくこなす。
クモさんと一緒にお仕事している姿はなんだかんだいいコンビに見えるくらい。説明しないまま単独先行したり精神異常を起こして暴走する相方に苦労している節すらある。「クモ君」とかなり気安く呼んでいるので意外と年代は近いのだろうか?

再改造の直後でクモが情緒不安定から行動不能になった時は現場指揮官としての役割をこなして戦闘員を統率し、その復活を期待しながら自分が失敗した場合を見越して先んじて指示を出しておくなど考えて行動していた。

基本的に底抜けにアーパーで明るいお姉さんにしか見えないサソリさんだが、団欒する家族の姿を見て自分とは別の世界の人間だと物憂げな表情を見せるなど、時にナイーブさを覗かせる。
組織の異常性を認識しながらもその存在がなければ生き場所の無かった身の上で、SHOCKERには感謝の念を抱く。

だが当時は普通の子供で"まだ引き返せる"イチローの身を案じ、共にSHOCKERからの逃亡を提案した事もある。
イチローのためなら全てを捨てて、全てを敵に回す覚悟がサソリにはあった。
人間社会に居場所がなく、またSHOCKERを改革できると本気で信じていたイチローは断ったが、受け入れていたら間違いなく未来は変わっていただろう。

ちなみにバイク乗りで、イチロー少年を背に乗せて走った事もある。
イチローにとっては父の次に背中越しの風を感じた相手で、異常な環境下でも幸せを感じていた。



【過去】


家族、取り分け子供の抱えるクマのぬいぐるみに強い反応を見せ、フラッシュバックを起こす。
そんな時はSHOCKER製の謎ドラッグを飲んで気持ちを落ち着けるようにしていた。

サソリがかつて人間だった頃の名前は「詩織」
その過去は地獄のような絶望に包まれ、しかし他人事として世界に有りふれた、絶望派のお手本のような記憶。


詩織はサソリに全てを任せるようになった。
サソリの行いもなんとなく知覚してはいたが、自分が表に出ることは決して無いまま。
しかしイチローとの出会いから5年後、米国支部との戦いにおいて精神に干渉する敵の攻撃を受け、サソリの人格が消滅。詩織が強制的に引っ張り出されるという事態に陥ったのである。


「ここはどこ…?助けてサソリ…!」
「どこにもサソリがいないの…私の中から消えちゃった…!」


過激なバイオレンスお姉さんから、暴力に怯える可憐な乙女へ。
元凶を絶ってもサソリは戻らず、寧ろ元に戻ってしまった詩織は組織に適応することはできない。
そしてサソリは父親すら信用できなくなったイチローにとって数少ない理解者でもあり、その喪失は大きな心の傷となった。
気持ちを分かち合う仲間を失い、イチローの心は摩耗していく。





「ちょっとストップねぇ。ここから先はネタバレいっぱいでとってもデンジャーなんだけどぉ…」
「下のスイートな所をオープンすれば逝けそうだから、私のことメチャメチャにしてほしいな…!」






映画本編の出オチからまさかのイチローのメインヒロインになった本作。
ギャグのように処理された登場シーンもバックグラウンドを知ってしまうと余計に反応に困ってしまう。
しかしそんな彼女の壮絶な生涯は誰に知られる事もなく、仮面ライダーは人間の尊厳のためにSHOCEKRと戦うのだ。


【余談】


  • 「私のかわいい毒液たち」の貯蔵庫をよく見ると「SAA*2 KAWAII DOKU 04 0417」SUGOI DEKAIみたいな表記が確認できる。もう少し真面目にやれ


  • 頭の意匠は快傑ズバットの悪の用心棒である地獄竜を参考にしており、某監督の「やっぱり頭に何か付けたい」というノリで行き着いた。長澤まさみの頭にである。デザイン担当の出渕裕や山下いくとは元ネタが分からず宇宙猫になったという。
    • それ以前の段階ではクモのドレッドやハチのツインデールと同じく髪型で動物の特性を現すようなお下げ三つ編みのデザイン画などが用意されていた。

  • 完全に演者の顔がモロ出しの怪人なので中の人対応が難しいと思われたが、後のBlu-rayの新撮映像では赤く塗った下級構成員の仮面で顔を隠すという力技で再生オーグメント軍団として登場した。それでええんか…


  • 当初の撮影は2日を予定していたが、長澤まさみのスケジュールを抑えるのは容易ではなく、最終的に1日しか時間が取れなかった。なので「取り敢えず時間いっぱい使えそうなカット撮りまくれ」の精神で撮影は進行している。ライダーカードなどで他のキャラと絡んでいる特写が全く無いのはこのせい。
    • あの伝説の出オチ退場はそういった事情も関わっており、大枠は変わらないにしろ2日あればもう少しドラマが膨らむ余地があったのだろうか?


  • テーマソングの「THE VEXY WOMAN」はもはや聞かずともタイトルだけで誰の事を指すのか丸わかりの怪曲。まるでスポーツ飲料のCMにでも使われそうな爽やかな曲調をバックに、狂った世界に猛毒を突き立てる女の情念が滲み出る。
    • VEXYという単語の意味するところは不明だが、"VEX"なら「相手をイライラさせる、悩ませる、掻き乱す」などになる。これにSEXYあたりを組み合わせれば、実に彼女らしい言葉になるのだ。


漫画版を踏まえたトピック

  • 英単語を多用するルー語ガールなのだが、実は英語は苦手。作中では流暢な発音の表現として英語表記になるが、サソリさんのルー語は大半がカタカナである。Come on!くらいシンプルじゃ無いと会話もままならない。
    • とはいえ、サソリという人物の成り立ちを考えれば、学を求めるのは酷な話である。

  • 漫画版は劇場公開に先行して始まっており、実は「サソリオーグ」より「サソリ」の方がメディアへの露出は早い。当時のサソリオーグは構成員のエンブレムのみ確認されている謎の存在だった。
    • 具体的な時系列は2022年12月24日にエンブレムの公開という形でサソリオーグの名前が登場→翌1月4日に漫画版の2話でサソリが初登場→劇場公開までサソリオーグの事前情報は無し、という流れ。リアルタイムで追いかけていたファンが最初に出会ったのは漫画のサソリで、この少女がサソリオーグになるのか、そもそも映画にサソリオーグは出るのだろうか…と情報の土砂崩れに混迷を極めていた。

  • 劇場公開後は別に長澤まさみに非がある訳ではないがサソリオーグのあまりのインパクトと漫画版との大きすぎるギャップに本当に両者は同一人物なのかと誰もが首を傾げ、2代目説、実は生きていた母親説などの珍説も流れたが、実際にはご存知の通り。地味に映画本編の2年前まであの若々しい容姿を保っている。
    • とはいえ、最終的に明らかになった漫画版スタート時の時系列は映画の17年前という遥か昔であり、寧ろ自然な時の流れではある。初登場時の年齢を10代後半〜20前後と仮定した場合映画はそこに+17する訳でサソリさんじゅう「レディのエイジを詮索するなんてリルバッドね?」


  • 実は初期段階では原典のサソリ男と同じく男。完全にドクトルGの兜のようなデザインの男サソリオーグも作られていたが、イチローのキャスティングなどの都合で最終的に両者の性別が入れ替わった。
    • ただしあくまでも初期段階なので、現在の設定にそのまま置換できるかは不明。そのまま性別逆転だと漫画版の絵面が更にとんでもない事になる








「サソリオーグ様、Wiki籠りが予定通り囮に引っかかりました」

「それはグウッド。じゃあ、大量編集パーティーに参りましょう」


※追記・修正はエクスタシーしてからお願いします。


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最終更新:2025年04月15日 16:36

*1 原典の女性戦闘員は2話しか登場しない激レアさんで、そのうちの1話がさそり男のエピソード

*2 バッタオーグの場合はBAAになり、オーグメント固有の表記と思われる