ロッキー(DQ)

登録日:2025/05/23 Fri 23:00:39
更新日:2025/05/25 Sun 11:21:37NEW!
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ロッキーとは、『DQ5』『DQ6』で仲間になるばくだんいわの名前。
DQ7』ではNPCとして登場する。

DQ5

ばくだんいわ自体は死の火山周辺やデモンズタワーの岩に混じっている。
仲間になる確率は1/64と低めだが、炎に強いのでようがんげんじん戦のある死の火山では即戦力になりうる…
はずだがかしこさが10しかないので勝手にメガンテする可能性がある。もう目が点である。となるともう同じく命令を聞かないジュエル以下である。なんてこった。
リメイク版では勝手にメガンテはしなくなったのでその心配はいらないが、命令を聞かないのはやはり難である。
なおDS版以降はかしこさ20未満のモンスターは勝手に防御するようになり、SFC版とは別方向で困ったちゃんになる。
幸い近場に「賢さの種」を高確率で落とすメタルハンターが出るので、早期から戦力にしたいなら種集めしておくといい。

能力はHPと力以外は低めで、そしてそれら以外のステータスはそんなに伸びない。特にメガンテ用の申し訳程度のMPは潔さすら感じる。
だが身の守りも低いので耐性の割に思ったよりも打たれ弱い。岩なのに。ただ装備グループはスミスと同じなので重装備は可能ではある。ただし耐性持ちの防具はほとんど装備できないので、そこは自前で何とかするしかない。
何故か剣や槍も持てる。そこそこいい武器が使えるので、最初から使えるきあいためと合わせて使うのも手か*1
色違いのメガーザはほとんどマトモな装備を使えないのに、この差は一体。

しかし岩らしく鈍足なので勝手にメガンテも含めしばらくは扱いに困る。
ただ死の火山のボスであるようがんげんじんには、実は低確率でメガンテが有効(メガンテの腕輪ではダメ)だったりするので、仲間にして早々にボスの一体でも吹き飛ばしてもらうとかなり楽になる。まあ低確率なので吹き飛ばなければそれで終いになってしまうわけだが。
そしてある程度育つとたいあたりを覚え、育ち切る直前にメガザルも覚える。これによりメガンテとたいあたりとメガザルという三択の選択肢が生まれる。
とはいえどれを取っても自己犠牲技、とにかく極端がすぎて扱いにくい。
しかも育ち切るのもクリアレベル帯とかなり遅い、何もかもが遅いのだ。
というわけで、早々に吹っ飛んでもらうかとっとと損切りされ即モンスターじいさん行きは免れないだろう……。

真面目に活躍させる方法を考えるなら、雑魚戦で最初の1ターン目にメガンテする鉄砲玉が最適。いやマジで。
というのも本作のメガンテは「無耐性の相手でも即死か瀕死のランダム」*2という効果なので、追い詰められてから使っても敵が生き残ってしまってあまり状況が改善しないことがあるため。なのでどうせ使うなら初っ端に爆発して敵の頭数を減らす方がいいのだ。
ゲーム後半になると「幸せの帽子」をザオラル・ザオリク使いに装備させたり、あるいは無限ザオラル装置の「復活の杖」が買えたりと蘇生も手軽になっていくので、これらがあればメガンテ後のリカバリーも容易。
何なら終盤になるとロッキー自身の成長にもあまり期待できないので、戦闘が終わった後にゆっくり復活させてもいい。
この運用の場合はやはり素早さの低さがネックとなるが、メガンテ無しだと数ターンはかかりそうな相手が2ターン目開始時には半壊していると考えたら充分有用だろう。


小説版では「メ」から始まる言葉をためながら発して周囲の注目を引くというお茶目なキャラになっている。「メガ」まで発したこともある。
しかし大神殿が崩壊する中での脱出に際し、本当にメガンテを唱え一行を助け砕け散ってしまった。
ロッキーの尊き犠牲を胸に、一行は打倒ミルドラースを改めて誓うのだった。


DQ6

大部分の仲間モンスターがリストラされる中、続投する。
ばくだんいわ自体はクリアベール周辺等に出現し、仲間になる確率もそのまま。ただし装備グループはスミスとは当然ながら別になった。
そして能力は相変わらず、力とHPと耐性に優れ身の守りが低いと扱いに困る。
とりあえずレベルが上がれば大防御とマグマにより低い身の守りのカバーと新たな攻め手を確保している。
だが今作のマグマは1/3の確率で失敗する上に成功しても威力はイオラ(今作ではかなり修得しやすい)よりちょっと強い程度、はげしいほのおにはあらゆる点で劣るという微妙過ぎる技なので、攻撃技は職業システムに頼る必要がある。

とはいえ職業システムと致命的に低すぎるMPの相性は非常に悪い、魔法が殆ど使えない以上特技で勝負するしかないのだ。
とりあえず最後攻ということでハッスルダンスしたり炎魔法への耐性を活かして仁王立ちするなどはできるが、やはり微妙。
レベルの上限が30しかないというのも痛手だが、レベルがカンストするまでは力とHPと耐性においてはあまり遅れは取っていない。
まあ、それだけでスタメンを張れるかというとまた別の話ではあるが…

リメイク版では他の仲間モンスター(スライム系とドランゴ除く)共々リストラされた。


DQ7

今回は仲間にならないが、過去のルーメン編でシーブルの屋敷を占拠しているモンスターの一体としてばくだんいわが登場。
ばくだんいわの登場時期は発掘現場の洞窟なので、かなり先んじて登場したことになる。
最初は屋敷の入り口を塞いで眠っていたが、町の井戸のシスターたちと会話すると屋敷の中に入る。
屋敷の中で闇のドラゴンをコントロールしているボルンガを倒すと中のモンスターは逃げていくのだが、このばくだんいわはそのまま居続ける。

闇のドラゴンを倒しても居続けるが、話しかけると「ドカーン!!」と寝言で叫ぶなどなんだか怖い。一体どんな夢を見ているのか…
マリベルからは「変なの」扱いされシーブルもやはり怖がっていたが、一緒に暮らすうちになんだか愛着が湧いたようでシーブルに「ロッキー」と名付けられ大事にされていた。吊り橋効果だろうか?
しかし新たな災厄であるヘルバオムが現れ、町はその根っこによって地獄絵図に。
シーブルもヘルバオムの根っこに連れ去られそうになるが、そこにロッキーが立ち塞がる。
そして専売特許と言えるメガンテを唱え自爆し、根っこと共に砕け散り死亡した。
ああロッキーよ、やはり君は自己犠牲と共にあるのか。

主人公たちがヘルバオムを倒すも、ペットロスとなったシーブルの傷心は癒えない。
だがシーブルはヘルバオムの根っこに噛みついていた芋虫にチビィと名付け、ロッキーと同じようにまた可愛がるのであった。
それがまた更なる災厄の訪れとも知らずに……




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最終更新:2025年05月25日 11:21

*1 リメイク版はきあいため(とちからため)の強化倍率が上がっており、通常攻撃2発分よりも期待値が高くなっている。

*2 耐性があるとここに「無効」が加わる。