登録日:2025/09/17 Wed 05:01:19
更新日:2026/08/03 Mon 23:18:17
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ウィルソンテソーロは、
日本の
競走馬。
【データ】
生誕:2019年2月25日
父:
キタサンブラック
母:チェストケローズ
母父:Uncle Mo
調教師:高木登 (美浦)
馬主:了徳寺健二ホールディングス
生産者:リョーケンファーム
産地:日高町
主戦騎手:戸崎圭太→川田将雅
【概要】
2019年2月25日生まれの鹿毛の牡馬。
父は2015年の菊花賞馬にして二年連続でJRA年度代表馬にも選ばれた
キタサンブラック。
2023年のドバイWCを制するなどGⅠ級4勝をあげた
ウシュバテソーロと同じ了徳寺健二ホールディングスが所有、高木登調教師が管理する一頭。
アンクルモー産駒である母チェストケローズの初仔であるが、ウィルソンテソーロの生まれた後亡くなってしまい、唯一の仔となっている。
【戦歴】
2歳
2021年8月28日に新潟競馬場の2歳新馬戦芝1800mでデビュー。
このレースには同父の
イクイノックスや、後の2歳女王
サークルオブライフも出走しており、デビュー戦はイクイノックスの背後で6着。
転厩等もありウィルソンテソーロの2歳での出走はデビュー戦のみで終了。
3歳〜4歳
2戦目は翌年6月の東京競馬場3歳未勝利戦芝2400m、3戦目は7月の福島競馬場3歳未勝利戦芝1800mに出走するもどちらも掲示板外、とここまでは掃いて捨てる程いる未勝利馬の1頭に過ぎなかった。
転機となったのは8月暮れの新潟競馬。ここ2戦で騎乗した戸崎騎手の進言もあり、残り開催3日で未勝利戦がなくなるという瀬戸際でダート路線に転向すると1.8秒もの大差をつける激走を見せつけ才能開花。破竹の4連勝(うち3戦で上がり最速)でわずか4カ月半にして未勝利馬からオープン馬へと成り上がった。
その後はオープン競走初戦の名古屋城Sこそ5着に敗れたものの、ハンデ制のダートグレード競走であるかきつばた記念(JpnⅢ)で全日本2歳優駿の勝ち馬ドライスタウトをハナ差競り落とし、産駒としてのダート重賞初制覇&コースレコードを達成。
次走は帝王賞(JpnⅠ)を予定するも
去年の東京大賞典はもっと賞金低くても出れたのに今年の帝王賞の出走ボーダーが異様な事になっていた為除外、マーキュリーカップへと向かう事に。
そしてマーキュリーカップではいつもの捲り逃げを仕掛けた
テリオスベルに惑わされずに先行競馬から残り200mで抜け出すとそのまま4馬身ちぎり捨てて
交流重賞連勝となった。
なおボーダー状況から見ると交流GⅠ出走にはまだまだ話にならない程足りない模様
白山大賞典でも1番人気に支持され5番手でレースを進め最後は
逃げるメイショウフンジンを交わし重賞(JpnⅢ)3連勝を達成した。
次走はJBCクラシックを予定するも最後の南関東三冠馬・
ミックファイアが出走予定だったこともあり出走回避が続出、更にそのミックファイアも調子が戻らず出走回避で初のGⅠ級挑戦はゲート割れ。
いつも通り番手でレースを進めたが最後は伸び脚を欠き連勝数は3でストップ。しかし、大井はこの開催からダートの質を変更しており、スプリントを地方馬のイグナイターが勝つなど結構波乱が起きていた、と
言い訳はまだできるものであった。
次走にチャンピオンズカップを選択。鞍上はこのレースから原優介に乗り替わり。しかし前走と原?誰だそれ?という状況から単勝92倍の12番人気。
レースは後方待機からの大外ズドンを敢行、
坂井瑠星騎乗の
レモンポップにこそ届かなかったものの
2着に食い込みキタサンブラック産駒初のダートGⅠ連対となった。2着12番人気ウィルソンテソーロに加えて3着に9番人気
ドゥラエレーデが突っ込んだことで、1番人気が勝ったのに
馬連万馬券、三連単は190万超の大荒れに。
ちなみにグリーンチャンネルの実況では一瞬アーテルアストレアと間違われていた模様
これで本賞金を加算できたので東京大賞典に出走できる…と陣営は安心していたのだが、事前登録の時点でウシュバテソーロとミックファイアが名を連ねていたため、中央、地方を問わず回避馬が続出。結局またゲート割れの9頭立て、とはいえ中央枠の7頭分は埋まっており、地方での出走はミックファイアとマンガンの2頭のみであった。
レースは誰もハナを切ろうとしないのを見るや、前走と打って変わって逃げの手を打ち、馬群を引っ張ることに。これはJBCで最終直線までに前に位置取れなかった反省を活かしたものだったと思われる。そしてそのまま最終直線を先頭で迎え、2番手集団の手応えが怪しくなりあわや2強共倒れの大金星な場面を作るも、最後は後方から差し脚を伸ばしたウシュバテソーロに交わされて2着。結局テソーロ2頭のワンツーという結果で、2023シーズンを終えた。
しかし、これは前残りのレースでしっかり差し脚を伸ばしたウシュバが強すぎたという他なく、逃げ粘ったウィルソンも、パフォーマンスの高さや脚質の自在性など、存分にポテンシャルを見せつけた格好だった。同馬主同厩舎の先輩を露骨につぶすようなペースを作ったことはちょっと話題になった。
5歳
2024年の始動戦は招待が来ればサウジカップと表明していたものの、招待状が来るのが難しいことから、フェブラリーSに決定。こっちは流石に賞金で突っぱねられるとは考えにくいし
しかし、ドンフランキーの作るスーパーハイペースに巻き込まれ、単勝11番人気のペプチドナイルの激走の前に屈し、ダート戦で初めて掲示板を外す8着と惨敗を喫してしまう。その後ドバイからは招待状が届いたため挑んだドバイワールドカップでは、ウシュバテソーロ共々後方から追い込むも4着まであがるにとどまる。
帰国後の帝王賞はキングズソードに次ぐ2着と、このあたりですっかりシルバーコレクターとして定着しつつあった。
しかしコリアカップ2着を経て、川田将雅騎手と組んでの2度目のJBCクラシックで躓きながらも直線で突き抜け、遂に悲願のJpnⅠ制覇を果たした。これによりキタサンブラック産駒は3年連続でGⅠ勝利となった。
なお了徳寺健二ホールディングスは馬主資格取得からこのウィルソンの勝利までの10年足らずで重賞累計13勝、内海外GⅠを含むGⅠ級6勝を挙げる大活躍を見せている中央馬主であるにもかかわらずJRA主催の所謂中央競馬では未だに重賞すら勝っていないと言う意味不明な状態となっている
その後、チャンピオンズカップに再挑戦するもラストランを宣言していた
坂井瑠星騎乗のレモンポップには勝てず
またしても2着(尚、ドゥラエレーデも3着だった為、
前年と3着までが全く同じになるという珍事が起きた)。
次はまたしても転厩を挟みつつも前年2着だった東京大賞典に。ウシュバテソーロへのリベンジとともに
フォーエバーヤングやラムジェットといった後輩ダート馬を迎え撃ち、ウシュバテソーロには初めて先着するがフォーエバーヤングに1と3/4馬身差の
2着。GⅠでの2着はこれで5回目となり
完璧に近い競馬をしてもその前に怪物が居るという運の無さを痛感させられ24年を終えることとなった。
6歳
翌6歳、2025年の始動戦はサウジカップ。ただでさえフォーエバーヤングとウシュバテソーロが居るところに、香港最強馬ロマンチックウォリアーまで出走してきた。道中は中団に位置取るものの、直線でのフォーエバーヤングとロマンチックウォリアーのマッチレースに割り込むこと敵わず、結果は4着。フォーエバーヤングとロマンチックウォリアーにちぎられ、最後方から突っ込んできたウシュバテソーロにも先着された。
この後はフォーエバーヤング、ウシュバテソーロと共にドバイへ転戦し、同馬主同厩舎の戦友のラストランを見届けることになる。ドバイWC本番では中団内目の位置取りを選択するが、コーナー途中から左右にブレるような動きを見せてしまい、7着と惨敗。加えて川田騎手は進路妨害と見なされ騎乗停止処分になるという後味悪い結果に…
その後帝王賞に出走するも、エバヤンと同世代の出走馬中筆頭格のミッキーファイトに完敗の5着。勝ち味に遅いが掲示板は確保するのは相変わらずであった。
休養を挟んで秋はMCS南部杯から始動。道中はシャマルが逃げるのを固まった先団の中程で追走、コーナーで馬群が解れたところを抜け出し直線で先頭に立つとそのまま後続を振り切りJpnⅠ2勝目をマーク。上半期の勝ち切れなさは単に使い詰めで疲労してたからなのでは…?
その後前年覇者としてJBCクラシックに転戦するも、またもやミッキーファイトの完勝劇の前に5着に敗退。そこから既定路線とばかりにチャンピオンズカップに向かうも、先抜け出しの
坂井瑠星騎乗の
ダブルハートボンドへの最内強襲が、またしてもクビの上げ下げの末鼻差の
2着、これで3年連続である。
ちなみにジャパンカップダート時代を含めれば
画伯ワンダーアキュート以来の3年連続2着であり、何の偶然か
3回とも坂井瑠星騎乗の馬に敗れている。
ところで馬主はいつになったら中央重賞を勝てるんですか?
7歳
翌7歳、サウジカップから招待状が来ていたものの辞退し、始動戦は2年前に8着に終わったフェブラリーステークスを選択。比較的スローなペースで中団につけ、ダブルハートボンドをマークする競馬を選択。直線に入るとダブルハートボンドと追い比べとなり、わずかにウィルソンテソーロが抜け出そうとしたその時、外から強烈な末脚で突っ込んで来る馬がいた…この日はまともな出足を切っていたコスタノヴァである。残り100mを切るところで交わされ、2着に終わってしまった。ダブルハートボンドにリベンジを果たしたと思ったら今度は前年度覇者の後塵を拝す羽目になった。これで先述した先輩ワンダーアキュートと並ぶGⅠ級7度目の2着である。ついでに獲得賞金も10億に到達。
次走はフォーエバーヤングも居るのを承知でドバイワールドカップに向かう予定だったが、イラン攻撃による中東情勢悪化から遠征を取りやめ、初参戦となるかしわ記念に変更。だが、こっちはこっちでミッキーファイトが圧倒的1番人気、ウィルソンはコスタノヴァに僅差続く3番人気でレースを迎える。
コスタノヴァが大きく出遅れるいつもの展開で、ミッキーファイトの真後ろでレースを進めたウィルソンテソーロ。直線でミッキーファイトが力強く抜け出すが、ここで内にモタれたところをウィルソンテソーロが一完歩ずつ接近。強大な壁を最後はクビ差差し切り見事JpnⅠ3勝目を挙げた。
その後はMCS南部杯連覇を目標にしつつ、さきたま杯へ出走。初めての短距離レースとなったが、スタート直後に他馬に寄られ後方からの競馬となり、上がり2位の末脚で追い込むも浦和の短い直線に加え、1400mが流石に短すぎたかロードフォンスを差し切れず2着。ついにワンダーアキュートを超えるGⅠ級8度目の2着である。
JpnⅠを3勝し中央GⅠでも海外でも奮戦し、26年フェブラリーステークス終了時点で獲得賞金額が10億円超えとなり、キタサンブラック産駒としてはイクイノックスに次ぐ金額を稼いでいるウィルソンテソーロ。強力なライバル達を前にあと一歩の所で勝ちきれないレースが続いているものの、彼もまた間違いなく現代のダート界を代表する屈指の強豪なのである。
追記・修正お願いします。
- ウシュバの舎弟みたいな扱いされてる印象強め。ローテ被りまくった同冠名の先輩だからね…。 -- 名無しさん (2025-09-19 21:42:03)
- とんでもないシルバーコレクターなってる まあJBCと南部杯勝ててるだけマシなのかもしれないけど -- 名無しさん (2025-12-07 22:16:19)
- 真の天敵は坂井瑠星だった...瑠星のダートG1馬全員の2着になったことがあるというね -- 名無しさん (2025-12-07 23:27:01)
- たすけてください僕の敵新馬戦からバケモンばっかです -- ウィルソン (2026-02-23 16:59:45)
- キタサン産駒や世代のダート代表格って言っていいぐらい力見せてるのにシルコレ化してるのマジで時代が悪かったと言うしかない…いやほんとユーガもなぜか勝てないって頭抱えるしかないわ -- 名無しさん (2026-03-05 11:38:39)
- 徐々にダートGIでたまにいる勝ち数以上にGIで善戦しまくっているGI馬になってきているな。 -- 名無しさん (2026-04-12 21:46:10)
- G1馬じゃないし。G1で2着6回の競馬史上に残る不運なシルバーコレクターではあるけど -- 名無しさん (2026-08-03 23:18:17)
最終更新:2026年08月03日 23:18