脳内エステ IQサプリ

登録日:2025/10/09 Thu 09:00:00
更新日:2025/10/26 Sun 18:52:36
所要時間:約 12 分でスッキリできます








しさはから


美脳






脳内エステ IQサプリ」とは、2004年4月24日から2009年3月14日までフジテレビ系列で毎週放送されていたクイズ・ゲームバラエティ番組である。

❍概要❍


解くためにひらめきや頭の柔らかさを要求するいわゆる「頭の体操系」クイズバラエティ。
90年代における「IQエンジン」(後述)や「マジカル頭脳パワー!!」のように、00年代を代表するヒラメキ系クイズ番組として人気を博した。

頭を働かせる問題「サプリメント」を解くことで、ストレスで凝り固まった脳をスッキリさせることが目的の番組。
なので他のクイズ番組で行われているような得点争いは番組のメインではなく、あくまで解答者それぞれや視聴者がスッキリできたかどうかが重要という事になっていた。

スッキリモヤっと

サプリ(問題)が終わるたび、解答者は今のサプリがどうだったかを判定する決まりになっている。

スッキリ」したと思ったら解答席のスイッチを押し、スッキリと書かれた「スッキリフラワー」を出す。
逆に「モヤっと」してストレスが貯まってしまった時はトゲトゲの生えたボール「モヤっとボール」をスタジオにある穴(モヤっとホール)にぶん投げてイライラを解消してもらう。

このスッキリ/モヤっとのジャッジは番組側が正解・不正解に基づいて下すのではなく、あくまで解答者個人の気持ちによって好きに決めて良い。
正解できなかったけど答えを聞いてスッキリした、納得した、などと思ったらスッキリフラワーを出しても良いし、逆に正解したけど問題の出来が悪い、すぐ思いつかなかった自分にイラっとした、などと感じたらモヤっとボールを投げ込んでも良い。
というか解答中や、まだサプリが出されてもないトーク中にモヤっとボールを投げ込んだ例も結構ある。
あまりのモヤっとに席を立ち上がってモヤっとボールを箱の中身全部豪快に注ぎ込んだこともある。(後述)
この「解答者が正解する必要がない」という特性もあって、出題される問題はアンフェア一歩手前の難易度の高い物が少なくなく、この傾向は後述の路線変更後も続いた

なお、穴に投げ込まれたモヤっとボールは回収され、司会席の頭上にある透明のカプセルにどんどん溜まっていく。
そして番組の最後にはカプセルが解放されボールが落下。解答者をモヤモヤさせてしまった責任として大量のモヤっとボールを司会者が被ることで皆にスッキリしてもらう、というのが番組の基本の流れとなる。


番組初期はサプリを解いて品評するというコンセプトが強く、レギュラー化前の単発特番ではスッキリモヤっとを1問につきそれぞれ最大5個分のボールで評価するという、クイズ版トリビアの泉とも言えるようなシステムだった。なお単発特番の第1回のみ中間の「ヤラレタ」という判定もあったが、第2回以降はなかったことにされている。

しかし、番組が続くと徐々に他の番組同様の成績勝負をする面が強くなっていったほか、通常の解答席を使わないサプリも増えてきたため、スッキリ=正解モヤっと=不正解と単純に表現される事が多くなった(後述)。

放送時期には番組内で紹介された問題をまとめたクイズブックも発売された。

❍出演者❍


司会

司会は銀色のスーツにピンク色のネクタイを締める衣装を着て、「脳内エステ」の支配人という立場で問題を出題する。

  • 伊東四朗/IQサプリマスター
ゴールデンタイムでのレギュラー放送から就任した支配人。
コワモテで解答者からの文句を跳ねのけたり、不正解した時の言い訳に突っ込んだりするが、一方で解答者と一緒にはしゃいだり、ヒントを徐々に出して解答者の反応を楽しんだりと、コミカルに番組を盛り上げる。
解答者への呼び方は男女問わず「〇〇君」で、これは前にやっていた番組他局の番組と同じ。
番組の最後には項目冒頭にも載っている「しさはから……美脳!!」と叫んで大量のモヤっとボールを被り、メガネをボールに叩き落されながら受け切りヘロヘロになりながら番組を締めるのがお約束。最初の方は出題者への罰という演出だったが、回を重ねていった最後の方はもはや縁起物みたいな扱いだった*1

なお2007年の特番から悪魔のような衣装で片目に眼帯をつけた「ブラックマスター」として登場する事もあり、後述する二段落ち・三段落ち問題のようなイジワルで高難易度なサプリを出題する専用キャラになっていた。
ちなみにブラックマスターはサプリマスター伊東の兄、という設定だったが、後述する対決方式へのリニューアル後に実は同一人物だったことにしれっと設定が変更され、最終的にはブラックマスターがサプリマスターに戻るという演出で更なるリニューアルが行われた。

  • 篠井英介/IQプレゼンター
深夜やレギュラー前の単発特番で司会を務めていた支配人。
常に貼り付けたような笑顔で進行しているかと思いきや、出題時の「IQサプリ」コールでは真顔で目を見開いた形相になるなど不気味で怪しい。番組最後にモヤっとボールを被る時は「世の美脳のため……美脳!!」と叫ぶが、その後は表情一つ変えずにボールを受け切るのもまた常人離れしたものを感じさせる。
ちなみにレギュラー移行後は司会から降板となってしまうが、別件で伊東四朗と会ったとき一言「すまんかったな」と謝られたらしい。また、「スッキリ」「モヤっと」の効果音ボイスは実は篠井の声を加工したもので、こちらは復活特番まで通して使われた。

アシスタント

レギュラー化以後は「秘書」としてフジテレビアナウンサーが進行アシスタントを担当。
  • 小島奈津子(初代)
  • 中野美奈子(2代目)
  • 本田朋子(1回だけ代理担当)
  • 加藤綾子(復活特番)
  • 久慈暁子(復活特番)

主な解答者

解答者は脳内エステの会員という扱いになり、レギュラー開始からしばらくは「サプリ会員ナンバー」として会員番号が振られていた*2

  • 今田耕司
レギュラー前から復活特番まで唯一番組レギュラー「サプリリーダー」として出演。サプリ会員No.001。
番組初期は主に問題へのツッコミ役として不正解からのモヤっとを連発していたが、回を重ねる度に正解を重ねていき、ゲスト解答者にアドバイスを送るまでに成長した。
番組の傾向の変化を考えると、名実ともに解答者たちのリーダーとして番組を引っ張っていった男である。
1人だけ解答を済ませてた状態になると「♪お~れっだけっ♪お~れっだけっ」と歌い始めるのはお約束*3
そして最後の復活特番となる2019版では「主任」として高齢となった伊東の代わりに進行を勤めるサブ司会に就任。特定の問題だけ専用の解答席に移動して答えるスタイルで番組に参加した。

  • 石塚英彦
当初は準レギュラーだったが後にレギュラーとして出演。サプリ会員No.018→002。
高い正解率を誇り、ひねった難問も正解してみせる番組のエースで、番組初パーフェクトスッキリ達成の記録持ち。
正解できなかった問題には素直に負けを認める意味でスッキリを出す潔さもあるが、意地悪な問題には怒りを込めて解答席に設置されたモヤっとボール入りの箱を丸ごと持ち出して穴に投げ込む暴挙を見せる。
この「箱投げ」は番組のちょっとした名物であり、箱投げ中はダースベイダーのテーマが流れるのがお約束。
復活特番時代は裏番組の兼ね合いもあって基本的に欠席となっている。

  • 磯野貴理子
こちらも当初は準レギュラーだったが後にレギュラーとして出演。サプリ会員No.014。
基本的にはおとぼけ枠で正解率は低いが、何を血迷ったか今田に正解数で勝負を仕掛けたことも。
また一部コーナー(IQミュージアム)では進行を勤めたりもした。

  • ウエンツ瑛士
容姿端麗なイケメン枠…のはずが体当たりな言動が元でほぼ芸人扱いされている残念なイケメン。サプリ会員No.017。
番組でも正解かと思いきや問題に仕掛けられたトラップにまんまと引っかかったり、カンニング竹山と一緒に「IQファーム」チームとして雑な解答席にぶちこまれたりと残念な扱いが多い。


❍番組の内容❍



  • 基本ルール
先述の通り出題されたサプリを解いて脳をスッキリさせるのが目的。

各問題の難易度は「IQ」*4として提示され、100が平均として120以上が高難易度という目安になっている。
また単発特番や番組初期ではIQの代わりに分析力*5・直感力*6・計算力・洞察力の4要素からなるチャートグラフで問題の難易度を表していた。

得点争いなどはないが正解数は数えられており、全問正解すると「パーフェクトスッキリ」、全問不正解で「パーフェクトモヤっと」として表彰される。
また、解答者側が勝手に「〇〇さんより正解数が少なければ××する」など宣言した場合はその通りに判定・罰が執行されたりする。

  • 対抗戦ルール
特番では複数人チームによる対抗戦となり、問題に正解することで得られる点数*7で優勝を争う。

また、2008年5月31日~9月13日はレギュラー放送でも同様のルールで5vs5の2チーム対抗戦が行われていた。

  • ブラックマスター VS サプリ連合軍
2008年10月11日に全面リニューアル。
ブラックマスター」が企てる「地球モヤッと化計画」を阻止すべく、解答者は「サプリ連合軍」となってブラックマスターが繰り出すサプリに挑戦したり、手下のブラックファイターズと戦ったりするステージクリア式に変更。
最終的にクリアした数だけ剣が刺せる黒ひげ危機一髪式のゲームで決着つける形となったが、これによりスッキリフラワーやモヤっとボールなど今までの番組の特徴はほとんど無くなってしまった。

  • 常識IQ問題
2009年1月24日に再び全面リニューアル。
個人戦となったほか、問題が一般常識を問う「常識IQ問題」に変わり、難易度表示も「常識IQ値」に変更された。
ただ常識問題を答えるだけでなく、文字を変換してみたりと、発想を転換させる問題が多い。
こらそこネプリーグと方向性まる被りとか言わない
IQ値は119までが一般人の範囲とされており、120以上は東大などの難関大学レベルとされている。
ただ問題としては間違い探しを除けば基本、IQ80以上の問題が出題されており、最高値も125が最大とされていた。

この形式で番組終了まで続いたが、最終回および復活特番では基本ルール・対抗戦ルールに戻っている。

サプリメント(通常問題・書き問題)

VTRで出題された問題に対し、ペンタブレットを使って答えを書く方式。
問題の制限時間が来るとマスターがハンドベルを鳴らして*8終了の合図を出し、答え合わせとなる。
スッキリ or モヤっとの判定を解答者が行うのはこの通常問題形式の時のみで、単発特番~レギュラー期の最初の方は全てこの形式で出題されていた。

よく出題されていた問題のタイプはこちら。

  • 合体漢字
よく1問目で出題されている問題。
複数の漢字が表示されるので、それを組み合わせてできる別の漢字で出来た熟語を当てる。
ただし、他のクイズ番組で出題されているような部首ごとの合体にとどまらず、時には文字を回転させてくっつける、ハネや払いを無視する、既に完成している漢字を分解するといったアクロバティックな組み合わせも多く、難易度は高め。

例)
  • 土、重、口、力、二、一 を使って2文字熟語 ▼答え
  • 山、山、八、八、月、口 を使って2文字熟語 ▼答え

出題VTRはなぜか宇宙空間と宇宙船をモチーフにしており、正解発表時には各漢字の形をした宇宙船が合体ロボよろしく合体を繰り広げる演出となっている。

本コーナー開始時にSTAR WARSシリーズのメインテーマが、出題時や正解の発表時にミッション:インポッシブルターミネーターの曲が使用されている。
ナレーターは稲田徹氏が担当している。

  • サプリdeどっち?
2つのグループに分けられた言葉を元に法則を推理する、いわゆる「あるなしクイズ」。
ただし最後に言葉が1つ提示され、それがどちらに入るのか理由もあわせて答えなければならない。
グループが3つになった「IQルーレット」などの変化球問題もある。

  • IQクロスワード
クロスワードのマス目と入れる言葉が提示されるので、言葉をマスに当てはめて完成させるクイズ。
ただし通常ではマスの数に対して言葉の文字数が多すぎたり少なすぎたりして、そのまま入れることができない。
そのためどうにか言葉を変換して無理やり収めることが求められる。

例)
       
×   × ×
×   × ×
埋める言葉:「テーブル」「バーテン」

  • アニマル商事のゴリラ社長
主に動物たちが社員になっている「アニマル商事」*9ワンマンなゴリラ社長が騒動を起こしたり、あるいはトラブルの解決をするので、その結末を推理する。
アニメーションによる出題で、問題の傾向は様々。

  • スパイ00Q
世界をまたにかけるスパイ00Qにとある指令が下されるので、一体00Qが何の任務を遂行するのかを当てる。
こちらもアニメーションによる出題だが、基本的には暗号を解く問題がメイン。

  • IQ探偵少女物語(名探偵加恋)
当時子役だった美山加恋が、テレビ局や撮影現場で起こる事件を解決していくドラマ仕立ての問題。
途中でタイトルが変更になり、名探偵加恋になった後は体は子供で頭脳は大人な推理物で使われたBGMや演出がパロディとして使われる事が多くなった。
実写ドラマによる出題なので、新ドラマから番宣目的で俳優がゲスト出演する事も多かった。

  • はなわのIQ都道府県
当時「佐賀県」ネタで一斉を風靡した歌ネタ芸人はなわによる、答えが都道府県のどれかになるなぞなぞ問題。
もちろん歌ネタ同様にベースの弾き語りに乗せ、スタジオで直接出題される。
なお、正解発表時にモヤっとボールがモヤっとホールではなく、その向こう側にいるはなわにぶつけられる事態が多発したため、最終的にホールの上にはなわ専用の足場が設けられ、そこで出題・正解発表をするようになった。
初期の頃は問題文に沿った言葉と一致した都道府県が答えの所謂ダジャレ染みた解答が多かったが、後にIQサプリらしく変換や入れ替えが取り入れられた解答が多くなった。
ちなみに一応はなわの持ち曲扱いらしく、1問だけだがアルバムに収録されている

  • 二段落ち、三段落ち問題
番組では特にコーナーとして括られてはおらず、通常問題の中でいきなり出題される。
必要IQ値が120オーバーと高い数値が出されるが、出題映像を見てすぐに答えが出せる拍子抜けしてしまうような問題となっている。場合によってはこの問題だけ制限時間が短いことも。

しかし、実はすぐに思いつく様な答えは厳密には正解の条件に当てはまらず、さらに裏読みをするような形で別の答えが隠されている。ひどいものだとその裏読みした答えにさらに別解が存在し、またそのさらに別の答えが…というパターンも。
正解発表の時、最初に簡単な解き方で分かる答えを紹介した後に「…ではありません!」と裏切ってくるのがお約束。そして大抵の解答者がひっかかられ大量のモヤっとボールが飛び交うのもお約束。
特番で決まって必ずこの系統の問題がどこかで(大体番組の後半当たりに)出題され、正解が発表された後、モヤッとボールが飛び交う中に特番常連のゲストである山崎邦正(現・月亭方正)が「汚いぞスタッフ!!」と叫ぶのもお約束。

早押しサプリ

解答権を早押しボタンで獲得し、口頭で答えるクイズ。
基本的に1人が正解でその問題は終了。そのためパーフェクトスッキリ(モヤっと)のカウント対象にはならない。
正解するとコーナーから早抜けし、最後まで残った人に罰がある早抜け形式で行われる場合もある。

なお、みんなdeサプリやIキューブのような時間経過で分かりやすくなる問題は、経過に合わせて問題が解けた時のIQ値も下がっていくようになっている。が、似た問題システムの番組とは異なり得点的な物には一切影響しない。

  • サプリ文字
絵で表された言葉を推理する、いわゆる「判じ絵」的な問題。
当初は通常の書き問題として出題されていたが、ウォーミングアップとして早押し形式になり、オープニングで出題される事が多くなった。
直観的で分かりやすいからか、この問題のみをまとめたクイズブックもVol.2まで発売された。

  • みんなdeサプリ
とある集団が人文字を作っていく様子を見て、何の文字なのかを当てる。
主に小学校のクラスなどが対象で、校庭や体育館で人文字を作る映像が多い。

  • Iキューブ
何かの写真やイラストが描かれた立方体がバラバラの小さなキューブに分割され、それが回転しながら浮遊している所を見て何が描かれているのかを当てる。
最初は破片が4個ほどしか浮かんでいない状態から始まるが、徐々にキューブが追加され分かりやすくなっていく。

  • IQホイール
回転する観覧車のゴンドラに1文字ずつひらがなが書かれており、ある文字から時計周りに文字を拾っていくと出来上がる人名を答える。
全部の文字が最初から表示されている訳ではなく、最初は数文字以外隠された状態でスタート。時間経過で徐々に隠された文字もオープンしていく。

  • IQミラー まちがい7(セブン)
左右鏡映しになっているアニメ映像を使った間違い探し。
簡単なものから、パット見では見つけにくいものもあったりと難易度は幅広い。また鏡の性質上から、反対になってないのも含まれている。
タイトルの「セブン」の所は映像に含まれる間違いの数によって変動する(9個の場合は「まちがいナイン」)
必ず早抜け形式で行われ、解答者の人数に対して間違いの数が少ないよう設定されており、全ての間違いが見つかった時点で正解できず居残っていた人は罰として「スッキリジュース*10」を飲まなければならない。レギュラーの今田などがIQの低い間違いを答えようとするとブーイングされるのはお約束。

間違い探しの映像は番組オリジナルの場合、赤い服の少年とスッキリフラワーがモチーフのピンク髪の少女、モヤっとボールモチーフの緑髪の少年からなる3人が出演するパターンや、番組レギュラー陣をモデルにしたキャラが登場する短編映像が多い。
このほか放送局が同じONE PIECEドラゴンボールからの出題も多かった。
ドラゴンボール回では元より同作ファンの今田が問題中に「ゆっくりアニメを見たい」と愚痴っており、さらに映像終盤で自身が石塚とともに悟空のかめはめ波を援護していた場面を見て「石ちゃん、俺ら(DBに)出たで!!」と大興奮していた。

モノサプリ

マッチ棒で出来た図形やコインなどの実物を使って行う問題。
解答者にはそれぞれ問題と同じものが配られ、自分の席で実際に触って試行錯誤し、答えが分かったらマスターの待つ個室マスタールームに1人ずつ入って解答を実演する。

なお、あまりにも無茶な解答ができないよう「サプリガード」として制約が付けられることも多い。*11
マッチ棒の場合は折らない事や燃やさない事、重ねてごまかさない事や食べない事があげられたり、コインの場合も同様に重ねたり家に持ち帰ったりしない事が触れられたりする。逆を言えばガードがかけられてない事はやっても良い。

アシスタントの女子アナによる、「マッチ田聖子」をはじめとする、芸能人とお題のモノをかけたダジャレは見どころの一つ。……たぶん

サプリdeだ〜れ?

ある物を「ゲスト」として呼んだ、というテイで、カーテンの向こうに隠されたゲストに質問をして、返ってきた反応から何なのかを当てる。
基本的には司会側が質問をするが、解答者からの質問を受け付けることもあった。
答えが分かったら挙手をして、マスターにただの筒コソコソパイプで耳打ちで解答する早抜け方式。
正解発表時には「ご対面」としてカーテンの向こう側にあったゲストが登場する。

なおゲストからのヒント回答は、マスターや秘書からではなくそのゲストが直接答えている(というテイでボイスチェンジャーを通したナレーターが喋っている)。
このような形式のため肝心のマスターである伊東が答えを忘れてしまった回が何回かあり、その時は回答側にまわっていた。




❍関連番組❍



IQエンジン

1989年に9か月間*12放送されていたフジテレビの深夜番組。
出題VTRを使ってひらめき系・頭の体操系クイズを出題した第一人者的な番組で、主に筧利夫や小須田康人らをはじめとする第三舞台によるコントや、当時まだ新しかったCGを使ったアニメーションで問題を出題していた。
なおこの番組、解答者的な立ち位置の出演者は居らず、淡々と出題・正解発表を続けていくという深夜番組らしいとても尖った構成だった。
問題の内容はかなりひねった意地悪な内容の物も多く、これにツッコミ役として解答者を置いたのが初期のIQサプリとも捉えられる。
なお、解答者なしかつコント要素も無し、完全にCGとテロップのみで進行する「古代エジプトパズル」という続編も放送されていたりする。

推理せよ! 迷Qポワロ

IQサプリの製作スタッフがモチーフを探偵と謎解きに衣替えした後継番組。
レギュラー化には至らなかったが3回単発特番が放送された。
司会はトリビアの泉でお馴染み八嶋智人で、探偵局の局長というポジション。

クイズ! 金の正解!銀の正解!

こちらもIQサプリと制作スタッフが共通するひらめき系クイズ番組。
捻り方に応じて素直な正解である「鉄の正解」、1段階ひねる「銀の正解」、2段階ひねる「金の正解」が存在する問題を出題するという、IQサプリでの二段落ち、三段落ち問題にクローズアップした内容となっている。
司会はフジテレビアナウンサーの加藤綾子と榎並大二郎が務めるが、出題を行うナビゲートキャラ「ひらめきの神様」の声を片桐仁が担当。





項目の美しさは
追記・修正から…

この項目が面白かったなら……\ スッキリ /

最終更新:2025年10月26日 18:52

*1 伊東四朗氏本人曰く「髪にいい刺激」らしい

*2 なお、会員ナンバーのうち001~010まではレギュラー枠用に設けられていたらしく、番組初期に準レギュラーからレギュラー昇格した石塚は番号が振り直されているほか、003~010は欠番となっていた。

*3 彼だけでなく石塚など他のメンバーも1人だけ解けた時も同じようにすることも。

*4 正式なIQ算出値とは異なり、サンプルとして解答してもらった結果から出した飽くまで難易度目安としての値

*5 単発特番での表記。のちにひらめき力に変更

*6 単発特番での表記。のちに言語力に変更

*7 正解数に応じて1スッキリ、2スッキリ…とカウントされ、IQ値による増減は基本的にない

*8 篠井MCの時はパフパフラッパで合図を出していた。

*9 ずっと不景気により、リストラも行なったり、時には会社が倒産に陥ったりしているの

*10 青汁。色的にどう見てもモヤっとで番組でも当初は「モヤっとジュース」だったが、各所への色々な影響を考えてスッキリジュースに名前が変えられた。

*11 ちなみにこの時のBGMには「電磁戦隊メガレンジャー」のOPのイントロが使用されている。

*12 当初は3ヵ月の短期予定だったのが、好評で6ヵ月延長したとのこと。