登録日:2025/04/14 Mon 12:19:32
更新日:2025/04/21 Mon 07:12:48
所要時間:どうやら約 23 分で読めるようじゃのう!
◆プロフィール
キャッチコピー:天下統一!夢を追うのに理由はいらない
誕生日:6月4日
身長:160cm
体重:乱れ気味?
スリーサイズ:B80・W55・H85
靴のサイズ:左右ともに24.0cm
学年:高等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:茶器の鑑定、漢文読解
苦手なこと:うす~い枕、花の蜜の香り
耳のこと:形に合わせた兜を発注している
尻尾のこと:炭酸シャンプーで洗うのが好き
家族のこと:父は自宅でも陣太鼓で娘のレースを応援
ヒミツ:①砂浜で策を練ると捗るらしい / ②目覚ましアラームは法螺貝の音にしている
自己紹介:にゃーっはっは、ワシこそはノーリーズン!天下を統べるためなら、手段など選ばん。いざ下剋上~!
閉じかけたドアの隙間を
ようやくすり抜けて
けれど得てしてそんな存在が
脚光を浴びたりする
ほんの些細なきっかけから
昨日までは主役だった者と
陽の光を浴びずにいた者の
立場入れ替わることもある
ここではいつも何かが起こる
いや誰かが何かを起こすのか
2023年URA「名ウマ娘の肖像」ノーリーズンより
◆概要
2002年皐月賞において15番人気でありながら勝利し万馬券を叩き出した一方、同年の菊花賞での"やらかし"でも有名な競走馬「
ノーリーズン」号をモチーフとした
ウマ娘。
3rdアニバ直前の2024年2月22日のぱかライブにおいて一気に9人も発表された新規ウマ娘の一角として参戦を果たす。
鹿毛イメージの濃いめのブラウンヘアーを二つ分けのおさげにして後ろで二重の輪っか状にして結っているというかなり独特のヘアースタイル。
ブライアンズタイム産駒系ウマ娘に共通する金色の瞳や、額に装着された面懸をイメージさせる赤色の髪飾りも目を引く。
が、私服については横書き黒文字でデカデカと「天下統一」の4文字が書かれた白シャツの上に赤い法被という
作中内でもはっきりツッコまれるレベルでかなり独特…というかダサいものだったりする。
外見・言動から「戦国武将」を地で行くかのような豪放磊落な気質のウマ娘。
一人称は「ワシ」で他称も「お主」、口調もメチャクチャ時代がかっているお堅いもの。
「にゃはは!」という特徴的な笑い方と豪快な立ち振る舞いと愛嬌の良さで周囲のウケも良く、
和菓子屋のおばちゃんやら近所の子供、果ては会ったばかりの外国人観光客など様々な人々を惹きつける。
また、戦国武将的な立ち振る舞いは決してにわかではなく、その筋の知識には非常に精通した知的な一面もある。
曰く「武将の言葉には含蓄がある。人生の手本じゃ!」とのこと。
それ故に、「時には卑怯卑劣な手を使ってでも成り上がる」という現実史における戦国武将の在り方もきちんと理解しており、
そのことから自身の勝負におけるスタンスも正々堂々だけでなく、勝つために必要な手段であるならそういったことも時には必要と認めており、
カラッとしたその言動に反して勝負観に関しては思いの外シビアな点も併せ持っている。
彼女の両親はアメリカ出身であり、彼らもまた日本の戦国大名に憧れ来日し、様々な武術を学んで実績を積み重ねていった先、
今では日本で道場を開ける程に大成したとのこと。
しかしそれは決して順風満帆な道ではなく、当初は何の後ろ盾もない両親は日本では冷遇されており、
結果を残すことで周囲に認められていったのだそう。
その在り方は歴史に名を馳せた日本の戦国武将たちと同じ、結果を残さなくては何も残せないし忘れ去られ埋もれていくだけ、
こういった経緯もまたノーリーズンの持つ勝負観を形作る要素の一つとなっている。
そのため、勝利に対する意欲・渇望も強く、いつかは群雄割拠のレース界において下剋上を果たし、
天下人となってその名を轟かせるという遠大な野望を胸に秘めている。
無鉄砲にツッコみうっかりやらかして劣勢になったかと思いきや、それすらも敵の情報を得て勝利に繋げるための仕込みであり、
術中にハマった敵はいつの間にか自身が逆に劣勢に追い込まれ手遅れになっているなんてことも。
ただの武将なりきり大好きアホの子娘などと彼女を軽視するような輩は、
裏で張り巡らせた策謀と彼女自身の持つ切れ味鋭い走りによって足元を掬われてしまうことだろう。
ただ、それはそれとして得意とする歴史学以外の成績は散々なようで、
追試を受けて学友に助けを求めるなんてアホの子そのものなエピソードもあったりするけど。
なお、ここまでの戦国推しキャラになった大きな要因と思われる事項として、
ノーリーズン号が種牡馬引退後は福島県相馬市に移住し、伝統行事「相馬野馬追」の顔役として長年活躍していたことがある。
後述の通り、作中でもウマ娘ストーリーにおいてウマ娘に置き換わった相馬野馬追がそのまんま登場する。
◆アプリでの活躍
性能
バ場 |
芝:A |
ダート:G |
距離 |
短距離:G |
マイル:B |
中距離:A |
長距離:C |
脚質 |
逃げ:G |
先行:D |
差し:A |
追込:F |
2025年3月21日に☆3「紅色塗早駆具足」として実装。
当初は代表レースである皐月賞繋がりの4月、関連行事である相馬野馬追と繋げた5月や7月の実装が予想されていたが、
3rdアニバでの発表から約1年と1ヶ月、まさかの3月での実装となりプレイヤー間に驚きを与えている。
正に理由なき反抗ならぬ、理由なき実装である。
適性はわかりやすく中距離・差しに特化した構成。
補正を懸ければマイルや長距離、先行などの運用も十分可能ではあるが、
通常衣装のスキルラインナップを考えると距離はともかく脚質を先行にするのはほぼ趣味の範疇だろう。
なお、何気に差し以外の適性がD以下のウマ娘はノーリーズンが初となる。
[紅色塗早駆具足]
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[紅色塗早駆具足]ノーリーズン」勝負服
水色の留め具と袖の色合いから、馬主である前田晋二所有競走馬の勝負服「赤、水色一本輪、水色袖赤三本輪」がベースと思われる。
赤色と水色をふんだんに使用した陣羽織に甲冑、内側衣装も腹掛けと徹底しており、ウマ娘ノーリーズンのキャラを全面に押し出した、戦国武将そのものなデザイン。
衣装イベントでのやり取りによるとレースでは動きにくそうな鎧を選択したことにも意味があり、
名を残すという己の野望に繋がるようにより人目に付くようにということと、
レースという戦場を生き抜き、嘗て夢見て戦った歴史の先人たちに名を残さんとする野心を刻み付けたいという覚悟が込められているとのこと。
成長率はスタミナに+20%、賢さに+10%の配分。
所持スキル
見事にノーリーズンが得意とする差しと中距離に特化したラインナップとなっている。
レアスキルも「気炎万丈」に「大胆不敵」とノーリーズンの性格・在り方をよく表しており、フレーバー色も強めといえる。
通常スキル:
闘争心、恐れぬ心、ありったけ、(覚醒Lv2)下準備、(覚醒Lv4)ワンチャンス
レアスキル:
(覚醒Lv3)気炎万丈(レース中盤に中団で競り合うと持久力が少し回復しさらに速度が上がる/中距離)
┗侵掠如火(レース中盤に中団で競り合うと持久力が少し回復しさらに速度がすごく上がる/中距離)
(覚醒Lv5)大胆不敵(レース後半に中団にいると速度が上がりさらに加速力がちょっと上がる/差し)
┗天下分け目(レース後半にすごく前に出る/差し)
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[紅色塗早駆具足]ノーリーズン」固有スキル発動」
固有スキルは「知宵欺敵、百戦不殆」。
効果は作戦・追込の時に「レース後半の第3コーナーで中団にいると少しの間速度が上がる、その後終盤の最終直線で追い抜こうとすると速度がわずかに上がる」というもの。
個々の効果自体は控えめなものの、後半以降のコーナーと最終直線でそれぞれ速度アップの2段ブーストをかけることが可能な固有スキル。
発動条件自体も中団での位置取りと追い抜きのみなため、そこまで難しくはない。
発動演出で敵本陣に単身突撃かと思いきや、即座にバレて明かりを焚かれて一時退却。
かと思いきや踵を返し、軍配片手に一転攻勢と、戦国武将ノーリーズンの在り方をよく表した個性的なもの。
固有二つ名は「波乱万丈、天下道」。
取得条件は「2番人気以下で皐月賞を勝利し、1番人気で菊花賞に出走し、日本ダービー、宝塚記念(シニア級)、天皇賞(秋)(シニア級)、ジャパンC(シニア級)を勝利する」。
史実再現をしながら史実を覆す活躍も求められるなど条件は多岐に渡る。
育成環境がインフレしている昨今だと育成シナリオ中のレースでは自然と1番人気になることが殆どなため、
まず最初の皐月賞の時点でその辺りを調整しないといけないというパターンも多々。
かと思いきや、菊花賞ではライバル補正を爆盛りされた強ステータスのヒシミラクルが出走してくるため、
こちらの成長度合いによっては普通に1番人気を逃す可能性も高いために真逆の対応を求められることにもなる。
加えて目標の一つである日本ダービーでも同じく、ライバル補正の乗ったタニノギムレットに勝たなくてはいけなかったりと、
ウマ娘固有目標型における二つ名取得のハードルはなかなかに高めといっていいだろう。
逆に実装時点の最新であるレジェンズシナリオでは、ライバルギムレットやライバルミラ子が消滅するため、
皐月賞の人気調整だけ怠らなければあとは自然と入手できる程度には難易度が低下する。
サポートカード
育成実装に先駆け、2024年4月30日にストーリーイベント「下剋上、兵どもが鬨の声」の配布報酬としてSSR【大胆不敵の兵よ】が実装されている。
SSR【大胆不敵の兵よ】
得意トレーニングは根性。
固有ボーナスが発動すると根性ボーナス+2が付くものの、それ以外のボーナスは無い上にトレーニング効果もゼロのため、
やはり配布報酬のサポカらしく全体的な性能は控えめの部類。
連続イベントを完走することで自身も持っている差しのレアスキル「大店不敵」を取得できる。
個別ストーリー
先輩からの頼み事で、伝統行事「相馬野馬追」の手伝いで出張に赴くことになったトレーナー。
URAはウマ娘に関わる伝統文化の支援も行っており、トレセン学園も卒業生含めてこれに協力的なのだが、
参加予定だった卒業生の1人が急遽出られなくなってしまい、代役として現役の学園性が1人名乗りを上げたのだとか。
そしてトレーナーが現地に赴いた先、そこにいたのは正に武将と形容する他ないウマ娘、ノーリーズン。
初対面のトレーナー相手にも気の良い笑顔を見せフランクに接し、意気揚々と祭事の一つである「神旗争奪戦」へと向かっていく。
はぁ、はぁ…………ぐうぅ、なぜ1本も取れぬのだ~~!!
が、撮影係としてカメラを回す先で映りこんでくるのは完全に気合が空回りしているノーリーズンの姿。
旗を取ったかと思いきや盛大にすっ転んだり、やたらと意気揚々に声を上げるためにすぐに敵方に囲まれてしまったりと、
結局彼女自身が取れた旗は一つだけ、反面周りの味方は多くの旗を獲得しているという結果になったものの、
それでも初対面の周囲大多数と笑い合い肩を組むノーリーズンはとても親しみ甲斐のある子だとトレーナーにも強く印象づけられる。
帰りの電車共に帰路に就く中、同席していたトレーナーはノーリーズンと暫し語り合う。
ノーリーズンは決して見てくれだけでなく、心の底から歴史上に名を馳せた戦国武将たちに憧れを抱いており、その生き様を手本としているのだそう。
嘗て天下をその手に掴んだ偉人たちは決して過去から名を轟かせていた猛将ばかりでなく、元は足軽や人質から成り上がった者たちもいた。
なればこそ自分も、自身の戦場であるトゥインクル・シリーズのレースにおいて、
伝説級のウマ娘たち相手に下剋上を果たし、いずれは天下統一を果たしてみるという野望を高らかに語っていた。
現実を知らない子供の大言壮語、そうやって一笑に付すのは容易い。
だがトレーナーは目の前のノーリーズンが掲げるその野望、その言葉の裏にある強い想いを感じ取り、彼女に益々興味を惹かれていた。
後日、トレーナーは野馬追執行委員会から先日の参加手伝いのお礼と共に撮影動画をメールで受け取ったのだが、
ふと目に入ったのが「郷の連携など見どころの多い動画をご撮影いただき~」という一文。
トレーナーとしてはアドバイス通りに合戦の全体像を撮影することに注力していただけで、そのようなポイントに意識を向けていた覚えはない。
浮かんだ疑問点を確かめるべく、添付動画の閲覧を開始。
時間を置いて見直したからこそ気づけた違和感。
あの日、確かにノーリーズンは果敢に敵陣の旗を奪わんと単身突撃していたために、あっという間に周囲に気づかれ囲まれてしまっていた。
だが、別の方に目を向ければ味方側のウマ娘ががら空きになった別方向の旗を容易く奪取するという光景が何度も見られたのだ。
もう一つ思い出すのが、奪取が1本に終わったノーリーズンとは対照的に、初参加ながら3本も旗を奪えたと嬉しそうに語る別のウマ娘の姿。
これらが意味するのはつまり…
単なる猪突猛進な無鉄砲などでは決してない、裏で味方を勝利に導くために道化を演じ策を巡らせた食わせ者なのか?
焼き付いた疑念に確信を持たせたいと思い立ったトレーナーは行動開始。
なんと。頼みとは……ワシと将棋を一局指したいと申すか。
教室まで足を運んだトレーナーがノーリーズンに頼み込んだのは将棋対決。
盤上で知恵を巡らせるこの勝負によって、ノーリーズンの真意を測ることができるかもしれないと。
そんなトレーナーの申し出に一際興味深そうな反応を見せ、ノーリーズンもこれを快諾。
序盤から守りを固めて様子見に徹するトレーナーに対し、ノーリーズンは序盤から積極的な攻めを展開。
しかし、それによってトレーナーの視点からでも隙の多さが見受けられる。
折り返しに入った辺りでそれは次々に露呈していき、彼女が焦って動かした駒をトレーナーが一方的に取る流れが続くことに。
ところがどっこい、直近の駒の流ればかり追っていたトレーナーが気づいた時には既に遅し。
盤面全体はトレーナー側不利の状況に逆戻りしており、対するノーリーズン側の大駒は未だ健在でこちらを取り囲んでいる。
「守りに徹して様子を見る筈が、ノーリーズンの迂闊な動きに揺さぶられてこちらが攻めた結果、守りを剝がされていた」
つまり全てはノーリーズンの手のひらの上だったということ、彼女は間違いなく迂闊者を演じるとんだ食わせ者だったのである。
それはあの日の相馬野馬追における一幕でも同じこと。自身が積極的に単身突撃して醜態を演じているように見せたのは、
味方側の旗を取りやすくして最終的な自陣営側の勝利に繋げるための策略の一環だったということだ。
自身の真意を見抜いた目の前のトレーナーにノーリーズンは更なる感心を見せる。
次いで語られるのは彼女の両親の身の上話、歴史上の戦国武将と同じく、何の後ろ盾も無い中で日本という異国の地で成り上がり、
確かな結果を残し続けて自身の立場を見事築いてみせたのだという。
なればこそ自分も、名だたる戦国武将と、自身の父と同じように、あらゆる手を用いて勝ち続け天下を握り、その名を轟かせてみせるのだと。
ワシは天下を取る。そして、ワシの生き様を見せつける。さすれば――
我が志を継ぐ者が現れる。きっと! そうして、ワシの存在をレース界に残すのじゃ!
生きた証を残したい――そこに、理由などなし。誰しもが、そうであろう?
そんな自分の真意を確かめたくて勝負を吹っかけたのだろう? と、自身の目的すら見抜き颯爽と去っていくノーリーズン。
自身の存在を歴史に刻む――一切の曇りなき瞳と自信に満ち満ちた宣言に、トレーナーは完全に惹きこまれていた。
更に後の選抜レース。今回出走するのはノーリーズンに加え、彼女の同期の注目株であるタニノギムレット。
相馬野馬追や将棋対決と同じく、確実な勝利のために裏で虎視眈々と情報を集めていたというノーリーズン。
であるならば、そこから導き出された用意周到な策がどのような結果を産み出すのか、トレーナーはこれを確かめたくて足を運んでいた。
迎えたレース本番、ノーリーズンは中団より後方をキープし、前の早いペースに流されることなく自分のペース維持に専念。
その更に後方に控えるギムレットは終盤での爆発的な末脚を武器としており、それに備える必要もある。
アーハハハハッ! 聞こえるか、終焉の到来を告げる角笛が!
そして予想通り第4コーナーで仕掛けてきたギムレットであったが、焦ることなくノーリーズンも進路を外目に。
結果、ギムレットは大外へと押し出される形になり、これはかなりのロスを強いられる展開へと追い込まれた。
諦めることなくギムレットは更に食らいつくも、同様に脚に余力を残していたノーリーズを捉えきることはできない。
見事、ノーリーズンの策略が見事にハマり、強敵タニノギムレットを破り1着を取って見せた。
そんな有様を眼前で見せつけられたトレーナーの心は完全に決まっていた。
彼女、ノーリーズンとならどんな状況さえもひっくり返せてしまうのではないか、
世代を制し並みいる強敵に下剋上を果たし、天下さえも取ってしまえるのではないかと。
足早に去っていったノーリーズンを追い、トレーナーは地下バ道で彼女と対面。
あれだけ鮮烈に勝って見せたのに何で1人しか追ってこないのだと憤慨するノーリーズンに、
他の子の選抜レースもまだあるから離れるわけには…と、冷静に諭すトレーナー。
カッコつけて去ったりしないであの場にいれば他のトレーナーからも引く手数多だったろうにと、
詰めの甘さを冷静に諭しつつも、トレーナーにとってはこの状況は好都合でもあった。
は…………? ……ワシを、スカウトしておるのか……?
……てことは……あーーーっ!! お主、ワシのミスを利用して、
まんまとハメられたと最初、ノーリーズンは憤慨を見せるも、不敵に笑うトレーナーに対してすぐさま自身も笑顔を見せる。
下剋上を果たし天下統一を果たす、そのための策を巡らせる軍師として取り立てるに相応しいと認めたのである。
自身の抱える大望を果たすべく、その覇道を見届けるべく、トレーナーとノーリーズンは共に歩み始めることになった。
育成シナリオ
デビュー戦、ファン数集めに続き、クラシック三冠路線や有馬記念、秋シニア三冠といった王道路線に挑んでいき、
ノーリーズンの掲げる下剋上、天下統一を果たさんがために進軍していくことになる。
ノーリーズン曰く、目下の最大の敵となるのは、「
静かなる一族」。
スペシャルウィークやサイレンススズカを始めとした、近年のレース界に名を馳せる数多の強敵たちを彼女はそう称する。
……当然ながら、彼女は何か自信満々に語っているものの、ウマ娘には血統の概念がなく、姉妹でないと血縁があることにならないため
ウマ娘の世界の中では意味不明のカテゴライズである。
曰く、図書室で見つけた古文書に照らし合わせると、しなやかな体や意志の強さを共通して持っているということらしいが……。
尚、実装前に注目されていた「菊花賞のやらかし」についてだが、
レースには目標として出走することになるため当然競走中止になったりはしないが、翻案した形で表現されている。
上述の通りノーリーズンは中距離特化型の適性で長距離適性はCと平均よりもマシ程度。
実装時点の環境インフレも加味すれば全く勝負にならないというほどではないだろうが、
目標レースにもなっている菊花賞や有馬記念で確実な勝利を見込みたいなら初期因子による底上げは欠かせない。
加えて、ウマ娘固有目標型のシナリオの場合、主にクラシック級の時に数多の強豪ライバルたちが出走してくるため、
その全てに打ち勝ち天下統一を成し遂げるのは一筋縄ではいかないことだろう。
そして情勢が目まぐるしく入れ替わり続ける激動の時代をノーリーズンはひたすらに駆けていくが、
見据えていたライバルたちの長期離脱や路線変更、共に天下を取るべく手を結んだ同志たちの挫折、
次々と頭角を現していく新たな強敵=下の世代といった荒波に飲まれ続ける中、
当初掲げていた野望にも陰りが見え始める…といった具合に、
底無しに明るいキャラでありながら、その多くが徒花として散っていった戦国武将というキャラモチーフと
当時の史実におけるブライアンズタイム系の衰退という要素を掛け合わせた、重く物悲しい要素の強いシナリオとなっている。
隠しイベントとして、シニア級において宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の4つのレースに勝利すると、
シニア級ラストに「天下統一の祝祭」が発生。
スピードとパワーがそれぞれ+25ずつされ、「中距離直線○」「中距離コーナー○」「長距離直線○」「長距離コーナー○」と4つものスキルを取得できる。
距離帯が分かれているため併用できないとはいえ、直線とコーナーの速度アップを同時に入手できるのは大きい。
目標外レースの有馬記念さえこぼさなければ容易く達成できるため、狙っていく価値は高い。
特殊実況はやはり、代表レースである皐月賞において発生する。
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特殊実況 ※ネタバレ注意 |
理由なき反抗とは言わないでくれノーリーズン!
タニノギムレットを退けて皐月賞を制しました!
元ネタ:2002年第62回宝塚記念 塩原恒夫(フジテレビ)
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◆関連キャラクター
鮮烈なる破壊をもたらす中二病全開な同期のライバルの1人。
個別ストーリーの時点で絡みが多く、油断ならない実力者として互いをライバル視していた。
一方で、それぞれ方向性は異なれど豪快さや割り切りの良さなどが共通しており、
ライバルであれど決して嫌悪な関係というわけでもなく、良好な仲を築いているといえる。
育成シナリオ内では皐月賞や日本ダービーで激突するも、ダービー直後にギムレットに故障が発生。
長期に渡る離脱を余儀なくされるという展開は、ノーリーズンの天下道にとっても想定外の事態であった。
しかし、それでも腐ることなく走り続けた先のシニア級終盤においては…
半球をも揺るがす地鳴りと共に倒れ、その痕跡、地の釜を残す!
天の雨を受け入れるために。散るときは、そう──誰よりも苛烈に、だ!
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「ノーリーズン育成シナリオ 日本ダービーパドック画面」
ノーリーズンの育成における最初の壁。皐月賞から僅か2ターンで何があったとツッコみたくなる爆裂強化で登場する。
全ステータスアベレージがB~C+に加え、疾風怒濤と君臨のレアスキルも備えている強敵中の強敵。
此方は夏合宿前ということもあってステータスを盛りにくく、体感的な強さは恐らくトップクラスかもしれない。
史実では02世代の同期の1頭で同じブライアンズタイム産駒。
1番人気で押されていた皐月賞において、15番人気のノーリーズンが見事に下剋上を果たしたことで有名である。
大望や闘争心といった要素とは対極に位置する、のんびり屋で自称ふつ~な同期の1人。
ストーリーイベント「下剋上、兵どもが鬨の声」で共に主演を果たし、各種サポカイベントでも登場する等、
ノーリーズンの育成実装前から特に絡みの多かったウマ娘。
同じクラス且つ名前の呼び順も近く、何かにつけて行動することの多い腐れ縁みたいな関係とミラ子の談。
ノーリーズンの視点では、おっとりのんびりに見えながらもここぞという時にミラクルを起こす存在として一目置かれており、
大局的な勝利のために策を巡らせ表向きは油断を誘う、そんな自分の在り方と似てシンパシーを感じていたのかもしれない。
ノーリーズン自身の育成シナリオでももちろん登場し、後述するダンツと共に手を取り合い、
共に天下を目指すべく共同戦線を張っていくことになるのだが…
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「ノーリーズン育成シナリオ 菊花賞パドック画面」
ダービーでの激闘と夏合宿を経た先で立ち塞がる第2の壁。
のほほんとした立ち振る舞いからお出しされるこの暴力的なステータスである。
スピードこそギムレットには劣るものの、その他のステータスは全てB以上とさらに高まっている上、
こちらもこちらでレアスキルとして無我夢中といいとこ入った!を備えておりやはり隙が無い。
夏合宿でステータスを大量に上乗せできていれば、体感的な強さはギムレットよりはまだマシかもしれないが、
こちらの素の長距離適性がCであることも含め、それでも勝利するのは容易ではない。
史実では同じく02世代の同期の1頭。
ノーリーズンがやらかした菊花賞をまんまと勝ってみせたステイヤー。
成すべきことを成すために、恩義に報いるべく走り続ける寡黙なウマ娘。ギムレットやミラ子と同じ同期の1人でもある。
日本ダービーでの激闘なども含め、ノーリーズンにとってはギムレット同様に下剋上を果たすには避けては通れぬ強豪の1人であったが、
ギムレットの故障離脱と同時に突如の天皇賞(秋)への出走を表明し路線転換。
思わぬ事態に困惑しつつも、後にはクラシック級での有馬記念をはじめとし、再び各レースで相まみえることになる。
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「ノーリーズン育成シナリオ クラシック級有馬記念パドック画面」
ギムレット、ミラ子と続いてクラシック期ラストに登場する第3の壁。
スピードとパワーはAを突破するなど更に凄まじいことになり、
こっちはこっちで無我夢中、弧線のプロフェッサー、一発必中とレアスキルを3つも備えているという容赦の無さ。
菊花賞と同様にこちらの長距離適性の低さも含め、本気で勝つには相応の準備が必要となる。
史実ではやはり02世代の同期の1頭で、ジャパンカップや有馬記念で対戦経験がある。
頼まれ事は断れない、ひたむき努力家な心優しいウマ娘。
ノーリーズンの視点から見れば1年先んじてデビューを果たした先達ではあるものの、
良くも悪くもそのような堅苦しい上下関係は持ち込まず、
ミラ子も併せて天下統一を果たさんための同志として共に協力し合っていたのだが…
史実では1年先にデビューした同じブライアンズタイム産駒同士。
ノーリーズンが早期にレース界を去ってしまったこともあり対戦経験はない。
数あるウマ娘の中でも特に闘争本能に溢れた、苛烈な走りで周囲を沸かす影をも恐れぬ怪物。
デビューしたててで揉まれ弱いというノーリーズンの弱点を克服すべく、指南役として半ば無理やり抜擢。
最初は取りつく島も無かったブライアンも、しつこく食い下がってくるノーリーズンに何かを見出したのか最終的に了承。
しかし、同シナリオにおけるブライアンは他のシナリオでの苛烈な面はほぼ鳴りを潜め、
ノーリーズンの行く先を憂い、どこか達観した様子の今までとはまるで違う姿を見せている。
史実では同じブライアンズタイム産駒ということに加え、
ノーリーズンとギムレットを最後に、同産駒のG1ホースの系譜はしばらく途絶えてしまう……という情勢が現れたものだろう。
火水合一の教えを胸にレース界を駆ける、武人肌のルームメイト。
武人と武将という属性の似通った2人ではあるが、ヤエノにとって突飛な行動で策を巡らせるノーリーズンの思考が読めなくなることがしばしば。
とはいえストーリーイベント「下剋上、兵どもが鬨の声」ではミラ子と共にメインとして共演。
共に戦うチームメイトとして信頼を置いていた。
史実では直接的な繋がりは無いが、強いて言えば「低人気で皐月賞を制した競走馬」という共通点がある。
アニヲタwikiでもワシの記事で天下統一じゃ! そのための軍師殿たちの追記・修正を頼むぞ?
この項目が面白かったなら……\にゃーっはっはっは!/
- 立て乙 ただ勝負服のモチーフは02皐月賞見れば分かるんだけど旧版の「赤、水色一本輪、水色袖赤三本輪」だと思うわ -- 名無しさん (2025-04-14 17:28:02)
- 引退後の史実がお辛い子なのよなぁ…放牧地に居たら件の3・11の津波に巻き込まれて自分以外流されたっていう… -- 名無しさん (2025-04-14 22:52:53)
- ↑明らかに別馬と間違えている、ノーリーズンを繋養していた松浦ライディングセンターは南相馬市原町地区の内陸で津波は到達してない、1F事故の緊急時避難準備区域に入ったぐらいで繋養10頭全部無事。41頭中39頭が死亡したベルシーサイドファーム(名取)辺りと間違えてるだろ -- 名無しさん (2025-04-15 06:35:26)
- 長いと弾かれたから分割したが↑のソースは島田明宏「
被災馬ドキュメントPart3 震災から1年後、取り戻した日常
」(投稿後リンクミス手動修正した) -- 名無しさん (2025-04-15 06:40:54)
- ↑2 3・11のコメ欄にもあたったけどノーリーズンの事柄じゃあなかったのか 失礼した… -- 名無しさん (2025-04-15 08:22:16)
- 私服はダサいというか部屋着のそれ -- 名無しさん (2025-04-15 13:48:51)
- ↑5言われてみると確かにそっちだな。赤のほうが足し色みたいだし、陣羽織の留め具が水色で一本を表してるっぽそう。 -- 名無しさん (2025-04-16 06:40:01)
- 勝負服の項目を編集しました -- 名無しさん (2025-04-18 21:18:12)
最終更新:2025年04月21日 07:12