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エモルギー犯罪者

登録日:2026/03/01 Sun 00:03:02
更新日:2026/08/24 Mon 13:48:39NEW!
所要時間:約 7 分で読めます






21世紀。地球は銀河系各惑星から来訪する異星人を迎え入れ、『宇宙共生時代』を迎えている。

だが……

悪意ある異星人による犯罪は後を絶たない。彼らを取り締まるのが、銀河連邦警察である。



エモルギー犯罪者とは、『PROJECT R.E.D.』シリーズ第1作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』に登場する敵勢力である。


【概要】

同作にて「コスモレイヤー」と称される多元宇宙において流通している電池型アイテムエモルギア
これには人間の感情に反応し、超人的な力を与えるエネルギー生命体「エモルギー」が内包されている。
主人公である宇宙刑事ギャバン達の使用するエモルギアが「怒り」「悲しみ」などの普遍的な喜怒哀楽の感情に反応するのに対し、「恨み」「憎しみ」など人間が持つ負の感情*1に反応するエモルギア「ネガエモルギア」を用いて商売や破壊行為を行う悪の人間達がこの「エモルギー犯罪者」である。
罪状は現実に例えると銃刀法違反に該当するか。

所持するだけでは武装している普通の人間と一見変わらないが、ネガエモルギアに内包された邪悪なエネルギー「ネガティブ波動」を解放する事により、人間をパワーアップさせさながらゾンビのように強制的に操る事ができる。
さらに「ネガティブ波動」の量が一定基準を超えると、邪悪なモンスター「エモンズ」や異空間「魔空空間」を発生させる事が可能となる。
メタ的な視点で見れば、この「ネガティブ波動により操られた一般人」が同作の「戦闘員」代わりとして殺陣のシーンが撮影されているようで、元が一般人なので「あくまで制圧に留める」「過剰な火力を避けるためなのか、蒸着せずに戦う」といった感じの描写もある。
この意味ではけっこう重要な設定と言える。

現時点ではリブート元となった『宇宙刑事ギャバン』の宇宙犯罪組織マクーなどに相当するような巨大な組織が存在するかは明らかになっておらず、それぞれが単独で活動しているが、ネガエモルギアを販売している元締めの存在も示唆されている。


【一覧】

  • ゴート

いいとこ来たな。コイツぶちのめしたら、銭が弾むぜ!!

事案:強盗
発生場所:多元地球Α0073
ネガエモルギア:ミッチターリエモルギー(ネガver.)
演:榮男樹

第1話に登場。
現実で言うところの半グレのような若者達を率いて強盗活動を行っていた、惑星ボドロ出身の若い男性の犯罪者。
ネガエモルギアの力を利用する事で右腕を銃器に変化させ、エネルギー弾を発射したり、自在に腕を伸ばして高層ビルの最上階にも一気に到達できる。

宝石類を奪って逃走している最中、ワニパトコンビを振り切るも弩城怜慈と遭遇し、仲間達と共に襲い掛かるが、彼が蒸着した宇宙刑事ギャバン・インフィニティに敗北。
エモルギアの出所を聞く前に手柄を横取りしたワニパトコンビに仲間達と拘束され、そのまま連行された。

演じる榮氏はジャパンアクションエンタープライズ(JAE)所属のスーツアクターであり、『仮面ライダーセイバー』のレジエルや『仮面ライダーリバイス』の仮面ライダーオーバーデモンズ玉置豪変身時)、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のゴジュウティラノなどを担当した経歴の持ち主。
名前の由来はそのままストレートに「強盗」、出身星も「泥棒」のアナグラムだと思われる。

  • 葛見(くずみ)仁志(ひとし)

世界の指導者ども! 搾取と隷属を強いるお前達が作る世界には価値がない!

俺のプランだけが世界を幸せにできる。俺の言葉を聞け。そして認めろぉっ!!

事案:テロ行為
発生場所:多元地球Λ8018
ネガエモルギア:ハズーイエモルギー(ネガver.)
演:福山翔大

第1話に登場。
社会制度に不満を持ち、国家転覆を図っていたテロ組織を指導する金髪の青年。
配下達は白を基調とした衣服に身を包み、散弾銃で武装した男女の兵士。ピンク色の旗を掲げており、さながら過激な宗教組織をも思わせる。
同じく社会に不満を持っていると思われる男女達を率いて武装させ、都市の中心部でテロを起こし、Λ8018の政府の警官隊と交戦していた。
妹の葛見美春(演:丸山純怜)によれば以前は心優しい性格だったが、ネガエモルギアを購入してから性格が変わってしまった模様。
一方でまだネガエモルギアの扱いに慣れていなかったのか、エモンズや魔空空間の事は知らなかったようで、その恐ろしさに恐怖する様子も見せていた。

最終的にΑ0073から訪れたギャバン・インフィニティに鎮圧され、組織は壊滅。
自身も哀哭院刹那に逮捕され、護送車で連行される最中も相変わらず社会への不満を口にしていたが、口封じに鴉麿一味が護送車もろとも襲撃してきた為に重傷を負い、意識不明となってしまう。
しかしながら一命は取り留めたようで、病院で意識を取り戻した事が刹那の口から語られた。

  • 鴉麿(からすまろ)

マロの儲けを邪魔する者は全て消えよ。銀河連邦警察とて例外ではないわのう。ハハハハハッ……!!

事案:ネガエモルギア売買、護送車襲撃
発生場所:多元地球Λ8018
ネガエモルギア:シンペーダーエモルギー(ネガver.)
演:宮下雄也

第2話・第3話・第20話~最終話に登場。
葛見にネガエモルギアを売り渡した張本人で、ネガエモルギアの販売で莫大な富を成していた死の商人。
黒いアイシャドウを施し、西洋の男爵風の服装に身を包んだ恰幅のいい男性で、一人称の「マロ」を始めとした平安貴族のような喋り方で話す。
ピエロの面を被った男性達を配下とし、ネガエモルギアの販売には商売以外の目的はなく、購入者達を「使い捨ての駒」としか思っていない冷酷な性格。
それにより人生を狂わされた購入者達についても「悪いのは買った方よのう」と全く気にしていない。
デス・ギャバンによればかつては「掃除人」として名を馳せていたらしく、見かけに反して腕っぷしも強い。
ネガエモルギアで商売するだけあってその扱い方も心得ており、自らの意思でエモンズや魔空空間を発生させる事ができる。
さらに右腕に装置したパワードアームで走っている護送車をパンチ一発で粉砕するほどの強力なパワーを発揮する他、左腕に装着したバリア発生装置で魔空空間内でも普通に活動する事が可能。

デス・ギャバンと共謀しており、逮捕された葛見を口封じで抹殺しようとするも阻止され、ギャバン・インフィニティとギャバン・ブシドーをエモンズ・パウンドと共にアジトのある魔空空間に誘い込んだ。
そのままギャバン・ブシドーと一戦交えるも、魔空空間もろともアジトを消し去られて敗北し、エモンズ・パウンドを撃破された上にパワーアームを喪って対抗手段を喪失した事から、そのまま刹那になすすべなく逮捕された。
その後は取調室でネガエモルギアを開発した卸元について聞かれているが、煽るような態度で黙秘権を主張し、答えようとしていない。
それ以降の音沙汰は不明だったが、第20話にてアザ・ゾルスの手引きにより脱獄を果たし、それと同時に以前のパワードアームに代わって、新たに顔面を覆う烏型のプロテクターを着用して闘うようになった。
以降はアザ・ゾルスの配下として信者達を扇動し、「エモルギーシンドローム」によるΑ0073の破壊を試みるも失敗。
その後はΛ8018の新たな拠点で再び悪事を行っていたが、最終的にギャバン・ブシドー達の活躍でエモンズ・チョークと手下達を倒され、自身も「奥義・氷双月輪斬」でプロテクターを破壊されて敗北し、そのまま再逮捕された。

演じた宮下氏は、本作のメインライターを務める冨岡淳広氏がシリーズ構成(前半部分)を担当した『遊戯王5D's』の主人公・不動遊星の声優として知られており、テレビ朝日公式サイトの紹介でも「不動の優勢」と明らかに意識した文言が見られる*2
また、氏は音楽グループ「RUN&GUN」に所属しており、同じメンバーの永田彬氏は過去に『仮面ライダー電王』で尾崎正義を演じていた。
外見のデザインの元ネタは『バットマン』に登場するヴィランの一人、オズワルド・コブルポット/ペンギンだと思われる。

  • デンス

奴はタマの仇だ! あいつらの身勝手で狩りの標的にされた!!
その悪党を守るというなら、警察ごと殺る!!

事案:連続殺傷行為
発生場所:多元地球Ι5109
ネガエモルギア:ヨリソーエモルギー(ネガver.)
演:齋藤礼

第3話に登場。
パーマ風の髪型の気弱な青年で、右頬に入っているタトゥーのようなマークは異星人の特徴を表す。
かつて惑星ヤークトにて可愛がっていた宇宙生物のペット・タマを密猟者のガレン(演:野澤いっぺい)とギンブル(演:池浪玄八)に殺害された事で復讐鬼と化し、Ι5109でかつて密猟を行っていたガレンをタマに擬態したエモンズ・タマシーの手で殺害していた。
そして過去の罪を清算し、政治家として地位を築いていたギンブルを次のターゲットに定めると彼の拠点を急襲、さらに彼のSP達をネガエモルギアで洗脳して怜慈達に差し向けた。
コスモギャバリオン10Qに撃破されてエモンズの素体に戻り、暴走して見境なく自身に襲い掛かろうとするタマシーをコントロールしようとするも制御できず魔空空間を出現させてしまい、飲み込まれそうになるが、宇宙刑事ギャバン・ルミナスがタマシーと魔空空間を破壊した事で事なきを得た。
祝喜輝(キキ)に逮捕され、「そんな簡単に俺の気持ちが癒えるものか……」と自暴自棄になるも、キキがエモルギアの声を聞き、タマが死にながらなおも彼の心に寄り添って復讐など望んでいなかった事を聞かされ、慟哭するのだった。
なおギンブルも命は助かったが、過去の密猟の罪で高鳴寿(コト)に逮捕され、事情聴取される事となった。

  • 大地(だいち)深治(しんじ)

冗談を言え。今の私は、貴様のようなちっぽけな虫けらを相手にするレベルじゃないんだよ。

こいつのおかげで、私はかつてない力を手に入れた……

事案:凶器準備集合、連続破壊行為
発生場所:多元地球Σ3302
ネガエモルギア:モーイッカエモルギー(ネガver.)
演:金子利幸

第4話に登場。
人間と知性を持つ昆虫が共生するΣ3302において、超掘削ドリルマシン・グランドアースとエモンズ・グラップルを利用して巨大ビルを次々と陥落させる事件を起こしていた犯罪グループのリーダー。
頭にバンダナを巻いた大柄の男で、配下は同じような服装をした男女達で構成されている。
本編から3年前に大量の非合法兵器を地下に隠し持っていた武器準備集合罪で有本未空朗に逮捕されていたが、いつの間にか脱獄。
計画頓挫で開発中止となった地下鉄の跡地を利用してビルを次々と陥落させ、最終的には中央銀行を陥落させて莫大な富を得て、地下から世界を掌握しようと目論んでいた。
調査にやってきた怜慈と有本、羽村翔子を罠に嵌めてエモンズ・グラップルとネガエモルギアでパワーアップさせた配下達で足止めすると、自身はグランドアースに乗り込み、地底でコスモギャバリオンGC-Rを翻弄しながら銀行へと向かうが、羽村が持ち出したギャバリオンドリル(ユニット)と合体したコスモギャバリオンWK-2に胴体部分を貫かれてグランドアースは爆散。
自身も爆風で吹き飛ばされるが、有本が蒸着した宇宙刑事ギャバン・アーマイゼに救助され、放心状態のまま羽村に逮捕された。

名前の由来は「大地震」及び「大地を深く掘り進む」の捩りと思われる。立木文彦さんシンジって言わせたかっただけでは?」とか言わない。
ちなみにグランドアースのプロップは『轟轟戦隊ボウケンジャー』のゴーゴードリルの改造。
プロップはゴーゴードリルに戻されており、「全スーパー戦隊展」の大阪会場にて展示されている。

  • メデル・デ・カッターナ

集めに集めしこの刀剣、ギャバンの二振りを加えれば遂に1000本……!

彼の持つ一振りは100年───いや、200年は使い込んだ骨董品! 我がコレクションに相応しい!

事案:天羽琉唯本部長誘拐
発生場所:多元地球Λ8018
ネガエモルギア:トキメッキエモルギー(ネガver.)
演:北代高士

第5話に登場。
宇宙を股にかける骨董武器商人で、中世ヨーロッパの貴族のような緋色のコートと波打つ金髪ロングが目を引く外見をしており、テンション高めの大仰な口調で話す。
配下は黒い仮面を被った男性達。
商売と同時に刀剣のコレクションを行っており、珍しい刀や貴重な刀に目がなく、それらを手に入れる為なら手段を選ばず誘拐や破壊などの犯罪行為も平然と行う。
その正体は惑星ヴェンケー出身の異星人であり、生身でギャバン達と渡り合えるほどの実力者。
「ギャラクスィーモ!」という一風変わった掛け声と決めポーズと共に自身の髪を伸ばしての移動や、剣を絡ませて第三の手のように使ったり相手を拘束する特殊能力を持つ。意外! それは髪の毛ッ!
天羽琉唯を誘拐し、彼女を人質に取ってギャバン・ブシドーの持つギャバリオンブレードを奪う事で、魔空空間にコレクションしている1000本目の刀に加えようと目論んでいた。
が、ヒソオエモルギーと怜慈の助太刀で計画が狂ってしまった為、そのままギャバン・ブシドーとギャバン・インフィニティをエモンズ・チョークと共に迎え打ち、バリア発生装置を起動して魔空空間で攻戦するも、ギャバン・インフィニティにエモンズ・チョークを撃破されてしまう。
さらに自身もギャバン・ブシドーの「奥義・氷双月輪斬」により身動きを封じられて敗北した挙句、これまで収集してきた刀剣もろとも魔空空間を消し去られてしまい、「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざを体現する形で逮捕された。

名前の由来は「刀を愛でる」のアナグラム、出身星及びキャラクターのモチーフは武蔵坊弁慶であろう。

  • 淳澄(ぬすみ)(ゆう)怪盗フェイド

世界一のお宝、確かに頂戴しました。

事案:宝石泥棒
発生場所:多元地球Ι5109
エモルギア:キットイーネエモルギー
演:磯野亨

第6話・第9話・第17話・第20話に登場。
Ι5109において、金銀財宝の泥棒容疑で指名手配中の世間を騒がす怪盗
赤い宝石をちりばめた黒いベネチアンマスクで顔を覆い、銀色の派手なスーツと白いマントに身を包んだいかにもな恰好が特徴。
金銀財宝の奪取を目的として活動しているが、「他人の笑顔」に金品以上の価値を見出しており、その為なら金銭的な利益よりもそちらを優先する場合もあり、それまでに登場したエモルギー犯罪者とは違った義賊的な一面も持つ。
また劇中で初めて登場したネガエモルギアではなくポジティブ波動の通常エモルギアを使用するエモルギー犯罪者でもあり、自作したエモルギア解凍器を使って周囲の物体を引き延ばし、相手を拘束したり地面を競り上がらせて足止めする事ができるが、複数回使うとボロボロになり使用不可になってしまう。
賞金首にもなっている怪盗ではあるが、紳士的な振る舞いと美形な容姿からか庶民の人気も高く、さらにコトとも互角以上に渡り合えるほど格闘術にも優れている。

第6話では大富豪・采原(演:ドロンズ石本)の依頼で財産を持ち逃げしたフワレ(演:永山よう)とエム(演:照井野々花)の母子を財産もろとも取り戻す為に2人を追い回し、偶然2人と遭遇した縁で彼を阻止しようとしたキキとコトをエモルギアの能力で足止めするが、
2人は采原のDV*3と傲慢な振る舞いに耐えかねて夜逃げを図っており、連れ戻されたくないというエムの感情に反応してエモルギアがネガ化してエモンズ・パウンドが出現、さらに逃走しようと乗り込んだシャトルが崖下へと転落してしまう。
ネガエモルギアによって洗脳され、ギャバン・ルミナス達に襲い掛かろうとする建築現場の作業員達を足止めしてシャトルの救出を結果的にアシストすると、エムから財産を盗む一方でネガエモルギアを返却。
コトに任意同行を求められるも振り切って逃走し、采原に母子を取り戻せなかった事を謝罪しつつ財産を返すが、采原が家族よりも財産を心配する傲慢な性格である事を見抜いていた為、偽物を手渡していた。
そして後日。移動式カフェの店員に変装し、キキとコトと共にカフェに来ていたエムとフワレに財産を売却して購入した逃亡用の宇宙船を手配すると、どこかへ姿を消した。

結果としてギャバン達に逮捕される事なく逃亡し、実質的に初めてギャバン達に勝利したエモルギー犯罪者となった為、再登場する可能性が示唆されていたが、第9話でやはり再登場。
「ネガだまり」と呼ばれるネガティブな感情が滞留している場所から自然発生したエモンズ・グラップルが街中で暴れていた為、退治してもらおうと鑑識課に通報した。
しかし、その場にいたのをいいことにコトの手で盾代わりにされたり、解凍器を無理やり奪われて増殖するエモンズ・グラップルの拘束に使われたりと散々な扱いを受け、挙句「問題のエモルギア、俺の好みじゃないからね」と逃げ去った。

第17話でも「祖母の誕生日にと注文したパワーストーンのサイズを確認せず、地球を滅ぼしかねない大きさだが、銀河連邦警察に言えば逮捕されて祖母が一人になり、悲しませてしまう」という弱木の依頼を受けて登場するが、エモルギア解凍器がネガエモルギアに対応していなかったせいで破損。
依頼人である弱木共々逮捕されるが、実は怜慈・キキ・コトを呼ぶ為にわざとネガエモルギアを使った事を見抜かれ、弱木から預かっていた印鑑を提出し、事件が解決した後に取調室から脱走した。
そして解決後に彼の本名と素性が明らかになり、認知症で祖父が亡くなった事が分からなくなった祖母と2人暮らしである事が判明した。
その為、第20話では記憶を失ったキキの姿にショックを受けつつも、コトに対して「今の彼女を受け入れるしかない」「君のした事は間違ってない。君のおかげで、彼女の笑顔は守られたんだ」などとドライながらも諭すような対応を取っている。

  • ドリマー

罪人(つみびと)よ、感情の赴くままに……

ああ……! ありがとうございます。もっとデカい事やってやる!

事案:凶器を用いた通り魔
発生場所:多元地球Α0073
ネガエモルギア:ロンリーヌエモルギー(ネガver.)
演:伊藤凌太郎

第7話に登場。
Α0073において連続通り魔事件を起こし、住民達を恐怖のどん底に突き落としていた惑星ギブ出身の青年。
アイシャドウを施し、両耳の後ろにある魚のヒレにも似た触覚や鼻筋に散りばめられたピアスのような具象を持つ、邪悪な妖精を思わせる風貌が特徴。
ネガエモルギアの反応を怜慈と伊達大佐に嗅ぎつけられ、逃走していたところを独自で捜査していたワニパトコンビと偶発的に挟み撃ちにされた事で逃げ場を無くした為、ネガエモルギアを使おうとしたところで怜慈にあっけなく奪われて御用かと思われたが、彼にネガエモルギアを与えたデス・ギャバンが助太刀に入った事でネガエモルギアを奪い返し、再度逃走した。
その後は「もっとデカい事」をやろうと目論んでいたようだが、それも叶わぬままワニパトコンビに逮捕された(かなり抵抗したのか、2人とも重傷で包帯姿だった)。
発動前に阻止された関係上、ネガエモルギアの能力は不明。ワニパトコンビを振り切れなかった描写からして大した能力ではなかったか、使い方に慣れておらず能力を十分に引き出せなかったかのどちらかと思われる。

名前の由来はストレートに「通り魔」の捩りと思われる。

  • 999(トリプルナイン)

そうだ、それでいい。俺達でもう一度、あの時代を取り戻そう。942(ナインフォーツー)

事案:遠距離射撃による機械暴走
発生場所:多元地球Λ8018
ネガエモルギア:ドーシヨンエモルギー(ネガver.)
演:潮見洸太

第8話に登場。
Λ8018において様々な重要施設を狙撃し、ネガエモルギアの力を込めた弾丸で機械を暴走させて社会を混乱に陥れていた男。
黒ずくめの服と帽子に身を包み、灰色の長いメッシュを垂らした髪型とサングラス姿の怪しげな風貌が特徴で、自前のライフルで5km以上離れた標的すらも正確に狙い撃つ凄腕のスナイパーである。
その正体は惑星ウェーバーで刹那と共に星間戦争を戦い抜いてきた人造人間の生き残りで、その高い射撃能力は狙撃特化型として生み出されたが故のもの。

戦争が終わった事で生きる目的を見失い、再び自分が活躍できる世界を求めて狙撃による機械暴走で各地を混乱に陥れ、捜査にやってきたアギと刹那を採石場で待ち構えてエモンズ・グラップルを差し向け、グラップルもろともギャバン・ブシドーを狙撃して洗脳。
洗脳されたギャバン・ブシドーは暴走してアギに襲い掛かってしまい、間一髪で止めに入ったギャバン・インフィニティとも戦った末に「エモーショナルバースト」を浴びながらも、ギャバリオンブレードで切り裂いて蒸着を解除させてしまう。
しかし、怜慈は実は天羽からスカットエモルギーを託されており、その効果で刹那は洗脳から解除されていたが、999を欺く為にギャバリオンブレードの柄の部分で切り裂いてギャバン・インフィニティの蒸着を解除させていた。
とはいえ、戦う為に作られた人造人間かつ歴戦の戦士である刹那の攻撃となると、人間の警官である怜慈にとっては凄まじいダメージとなってしまうのだが。
そうとは知らないまま勝利を確信して油断し、下に降りて刹那を勧誘しにきた結果、ライフルを切り裂かれて無力化され、刹那に拘束されてしまう。
刹那とのやり取りの中で、自分自身にも刹那と同じ「感情」が芽生え始めている事に困惑しながらも実感しつつ、銀河連邦警察の宇宙船で護送されていった。

  • ルルギエ

僕はそんな裏方じゃないよ。
次元超越者を待ってた夢見る者…。船乗りが風を待つようにねぇ~っ♪

事案:ネガエモルギアおよび武器の違法売買、風波初音の監禁
発生場所:多元地球Ζ2066
ネガエモルギア:コウフンガーエモルギー(ネガver.)
演:立道梨緒奈

第11話・第20話~最終話に登場。
Ζ2066で暗躍している、ネガエモルギアの売買で莫大な富を得ている犯罪組織「銀河結社バイ・アクベ」の総帥。
見た目は地球人女性のそれだが、一人称が「僕」で、芝居がかった舞台役者のような言動が特徴。加えて和洋折衷の煌びやかな衣服とメイクも相まってタカラジェンヌを思わせる。
しかし、優雅な雰囲気とは裏腹に本性は残忍にして世俗的な金の亡者であり、劇中では後述する配下達から伝えられる利益の話を聞いて悦に浸る姿を見せていた。
組織を一代で築きあげた強者の経営者であり、配下は狐の面を被った男性達。
人質に取った風波初音に研究させた風波流忍術と自身のネガエモルギアの能力を組み合わせた「風波流・機巧(からくり)屋敷(やしき)により、ありとあらゆる場所にトラップを仕掛けたバイ・アクベ要塞を本拠地とし、自前の戦闘機も多数保持するなど、従来の特撮番組の敵組織に比べれば小規模とはいえ、今までのエモルギー犯罪者達とは比較にならない一国の軍隊並みの強大な戦力を誇る。
さらに自身もデス・ギャバンが置き土産として残した昆虫型のパワードアーマーを着用して戦い、その力はギャバン・ライヤとギャバン・インフィニティの2人の宇宙刑事を圧倒するほど。

銀河連邦警察に悪事を見抜かれて潜入されるも、逆に返り討ちにすると初音を人質に取って風波流忍術の研究をさせつつ、風波駆無に商売の為に次元超越者達を集めるよう脅していた。
駆無から事情を聞かされ、潜入してきた怜慈達を圧倒するも、駆無/ギャバン・ライヤとの戦いに気を取られている隙を突かれてコスモギャバリオンK.I.に拠点を壊滅させられ、自身も初音に開発を急がせたパワードアーマーが故障し、動けなくなったところをギャバン・ライヤの「風波流・鎧断(よろいだち)」でアーマーを破壊されて敗北。
駆無に逮捕され、組織もスパイとして送り込んだグラフトも含めた全員がダーレス達に拘束された事で壊滅したが、その際に「全ての次元には僕みたいに、銀河の深き所に住まう偉大なるお方に共鳴した奴が大勢いる! 本当の敵は、永遠の宇宙の真理さ!」と意味深な捨て台詞を残している。
そして第20話にて鴉麿と共に永遠の宇宙の真理=アザ・ゾルスの手引きで脱獄し、同時に以前とは別形状のパワードアーマーを装着して戦うようになった。
以降はアザ・ゾルスの配下として信者達を扇動し、「エモルギーシンドローム」によるΑ0073の破壊を試みるも失敗。
その後はΖ2066の新たな拠点で再び悪事を行っていたが、最終的にギャバン・ライヤ達の活躍によりエモンズ・パウンドと手下達を倒され、自身も「風波流・火花」と「風波流・鎧断」の連続攻撃でまたもパワードアーマーを破壊されて敗北し、そのまま再逮捕された。

ちなみにテレビ朝日公式サイトには「おふざけを許さない」とあるが、これは演じた立道氏が2.5次元舞台『超ハジケステージ☆ボボボーボ・ボーボボ』にて魚雷ガールを演じていた事からの小ネタ。
また、配下の忍者の仮面は『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のスッパラゲの流用。

  • ゴーラン

君なら僕の気持ちも分かるはずだ!

何……!?

ワークショップでの君は、涙を流す事に強い憧れを持ってるように見えた!
感情に焦がれる君なら、大切な人の為に涙を集める気持ちも分かってくれるだろ!?

事案:地球人の監禁、涙の収集
発生場所:多元地球Λ8018
ネガエモルギア:ロンリーヌエモルギー(ネガver.)
演:渋江譲二

第12話に登場。
Λ8018において、「3秒で泣ける! 演劇ワークショップ」なる自己啓発セミナーのようなワークショップを開催していた、惑星ムルム出身の異星人。
外見はベージュのスーツと青いストライプ柄のシャツを着込んだ若々しい雰囲気の中年男性であり、如何にも異星人といった外見的特徴を持たない特撮番組の悪役としてはかなり異色の人物だが、固有能力として強力な突風を発生させ、対象を吹き飛ばしたりその場から逃走する能力を持つ。
彼らムルム人は綺麗な水がないと生存できない種族であり、Λ8018の水が身体に合わなかった自分の妻・アイル(演:白木サキ)が衰弱してしまい、彼女の身体に一番合う水が地球人の涙であった事から、やむなくワークショップという形で人々からネガエモルギアの力で涙を強引に流させ、監禁して涙を集め続けるという犯罪行為に手を染めていた。

偶然ワークショップに参加した刹那と、開催地を訪れていた怜慈と駆無に悪行を嗅ぎつけられた事で溜まっていた涙を持ち逃げして妻の元へ戻り、自分達の身の上を話して見逃してもらおうとするが、受け入れられなかった事で逆上し、それと同時に持ち出した地球人の涙からエモンズ・チョークが出現。
エモンズの戦闘能力に風を操る力を合わせてギャバン・インフィニティとギャバン・ライヤを苦しめるが、最終的にエモンズ・チョークはギャバン・ブシドーの「レーザーブレード」で撃破され、それに伴い元に戻った雨のように降り注ぐ地球人の涙を浴びながら、自身の目的が果たせなかった事を嘆くのだった。
その後は逮捕され、アイルも銀河連邦警察に保護される事になったが、それと同時にギャバリオンドルネードが刹那が発見した綺麗な水を湖から確保した為、ある程度の生活も保証される事になった。
犯罪行為に手を染めた事は許されないが、あくまでも私利私欲の為ではなく、妻を愛するが故に道を誤ってしまった結果であり、凶悪な悪とは言えない悲しい犯罪者だったと言えよう。

演じた渋江氏は実写ドラマ版『美少女戦士セーラームーン』の地場衛/タキシード仮面や『仮面ライダー響鬼』のイブキ/仮面ライダー威吹鬼、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のマスターブルー(先代リュウソウブルー)など東映特撮作品に何度か出演した事で知られ、本作が5作目のニチアサ出演作となった*4

  • ヘルボマー

……あいつら、惑星大学を首席で卒業した俺を、採用試験で落としやがった…! だから天誅を下してやったまでだ!

どいつもこいつも、俺の事バカにしやがってえええええっ!!

事案:連続ビル爆破
発生場所:多元地球Α0073
ネガエモルギア:ツマンナエモルギー(ネガver.)
演:中津川巧

第15話に登場。
Α0073において大手一流企業のビルに爆破予告を出し、物質転移爆弾による連続爆破事件を起こしていた異星人の青年。
マッシュルームカットと両頬に散りばめられた青い水晶のような物体が特徴で、上述した物質転移爆弾の他に自衛用の武器としてビームガンを使用する。
なお、「ヘルボマー」は爆破予告の際に名乗った名前の為、本名ではないと思われるが、本名及び出身星は不明。

元はΑ0073の国公立大学に相当すると思われる惑星大学を首席で卒業したが、就職活動に失敗し、自身を落とした各企業を逆恨みして爆破事件に及んでいた。
当初は時限爆弾による犯行と思われていたが、実際には半径300m以内に遠隔操作で起爆するタイプの爆弾であり、フードデリバリーの配達員になりすまして起爆させようとしたが、「爆破予告を出したビルには避難命令が出されており、そんな状況でフードデリバリーを頼む人物などいるはずがない」とパトランに追求された事で逃走。
ビームガンで抵抗するも、パトランのヒャクトーバーを駆使した警棒術に歯が立たず確保されるが、悪あがきで召喚したエモンズ・グラップルパウンドに起爆装置と爆弾を飲み込ませて復讐の完遂を試みるも、すんでのところでギャバン・インフィニティ達に阻止されて失敗に終わった。

パトランに逮捕された後も自暴自棄のままだったが、彼から「俺には、お前の気持ちが少しだけ分かる。選ばれない悔しさも、納得できない気持ちも分かる」と伝えられると共に、
実際に犠牲者を出さないように爆破予告を出したり、爆発直後に周囲の物質を転移させる爆弾を使ったりと、わずかながら良心が残っていた事を見透かされ、「罪を償って帰ってこい。試験に落ちたというなら、受かるまで諦めずに挑戦し直すんだ! 何度でも、何度でもな!」と諭されて泣き崩れるのだった。

  • AIロボット25号

こちらはエクスプレスギャバリオン25号、エクスプレスギャバリオン25号でございます。

当列車はこれより、人類を滅亡させます。
繰り返します。当列車はこれより、人類を滅亡させます。

事案:エクスプレスギャバリオンの暴走
発生場所:多元地球Φ5791
ネガエモルギア:スカットエモルギー(ネガver.)
CV:高岡香

第16話に登場。
過去の大規模な自然災害が原因で滅亡の危機に陥った人類が肉体を捨て、データ化する事で生存している多元地球Φ5791において、数少ない娯楽産業として実働している銀河鉄道「エクスプレスギャバリオン」の一台「25号」を統御するAIロボット。
その関係でエモルギー犯罪者達の中では初の肉体を持たない犯罪者であり、カメラを搭載した小型の機械端末が本体。
電脳空間で会話をする際には、巨大なデータの集合体のような姿を成形する。

ある日、「人類の感情は最適な宇宙鉄道の運行を阻害する危険な要素」という結論に達し、データ化された人類の集合体である惑星のメインサーバーにエクスプレスギャバリオン本体を衝突させる事で人類を滅亡させようと行動を開始。
突如ダイヤの運行活動から外れていたところ、駆けつけたコスモギャバリオン タイプドルネードにより乗客を救出され、操縦席で暴れていたエモンズ・パウンドチョークも撃破されるが、それは陽動であり、メインサーバーに向かって出発。

電脳空間に入ってきたアギを魔空空間を再現した「電脳魔空空間」とデジタルエモンズで迎撃するが、後を追ってきたビックリンガー/宇宙刑事ギャバン・ダイヤグラムによりデジタルエモンズ達を撃破されてしまう。
説得を試みるアギに「あなたも人工知能なら分かるでしょう? 人間の持つ感情……その危険性を」と逆に懐柔しようとするも、様々な多元地球を巡り、その中での出会いでアギが感情を理解していた事、「ギャバい」という聞き覚えがない単語が聞こえてきた事でバグが発生。
それにより減速した事でメインサーバが存在する終着駅に到達するも、コスモギャバリオン達が作っていたバリケードに衝突してストップ。
正常に戻らないまま端末を本体から切り離され、檻に入れられて御用となった。

エモルギー犯罪者達の中で初めて「人類を滅ぼす」という凶悪な犯罪を試みた犯罪者となったが、「感情を持たず、与えられた情報の集約から合理的な判断を優先する為に時として極端な結論に陥ってしまう」という人工知能の特性を皮肉ったものという見方もできる。

  • マリアン・トワネ

まさか警察が潜入していた、とはね……。でも、男はみ~んなあたしの味方。

事案:メロドロ詐欺
発生場所:多元地球Λ8018
ネガエモルギア:ハッピークエモルギー(ネガver.)
演:仲万美

第18話に登場。
Λ8018において「メロメロするするドロドロ詐欺泥棒事件」……通称「メロドロ詐欺*5により多くの男性から多額の金銭を騙し取っていた女性犯罪者。
豪奢なドレスを身に纏い、羽根付きの赤いベネチアンマスクで顔を覆った貴婦人のような見た目が印象的で、キャラ付けの一環なのか、語尾に時折自らの名前にかけた「~とはね」と付ける事もある。

過去に仮面をつけた男性と初めて恋に落ちたが、散々恋心を弄ばれた末に捨てられた事による私怨から、「合コン」と「婚活」を組み合わせた「合コン活」という仮装婚活パーティーで出会いの場を求める男女を集め、気に入った男性を自らお持ち帰りしては金銭を騙し取る犯罪行為を繰り返していた。
しかし、実際にこのパーティーで恋仲となった男女からは感謝されており、「クイーン」と呼ばれて慕われている。

ある日、合コン活パーティーに訪れたベルサ・イユから恋人を奪われた復讐でエモンズ・グラップルチョークに襲撃され、迎撃しようとネガエモルギアを使った事でパーティーに潜入していた怜慈・刹那・琉唯に正体が露見。
ネガエモルギアでメロメロに洗脳しようとするが、人造人間の刹那とヤミマクールエモルギーを浴びた怜慈には通じなかった為、その場に残っていた2人以外の男性陣を洗脳して足止めに利用し、会場から逃走した。
しかし、運動に不向きなドレスでは分が悪く海岸で転倒し、その拍子でマスクが剥がれて素顔を晒したところを刹那と琉唯に追い詰められ、悪あがきでエモンズ・グラップルを召喚するが、ギャバン・ブシドーの「奥義・氷双月輪斬」で撃破されてしまう。
そして犯罪行為に手を染めた動機を涙ながらに明かした後、琉唯から「あなたの気持ちがとても傷ついたのは理解するわ。けどね、失ったものに囚われ続けているのはもったいない。あなたはこれから、もっと大切なものを手に入れられるかもしれないのだから……」と諭されながら逮捕された。

名前の由来はフランス革命で処刑されたルイ16世の王妃「マリー・アントワネット」と思われる。

  • ベルサ・イユ

……返して!!
何を?
あなたが奪った、彼の恋心を!!

事案:銃刀法違反
発生場所:多元地球Λ8018
ネガエモルギア:トキメッキエモルギー(ネガver.)
演:伊藤雨音

第18話に登場。
Λ8018で行われた合コン活パーティーの参加者の1人で、シスターの仮装をした若い女性。
なお、シスターとしての姿は仮装なので本職ではないと思われるが、素性は不明。

その正体はトワネが連れていた交際相手(恐らく次のメロドロ詐欺のターゲット)の元カノであり、恋人をトワネに奪われた復讐を果たそうとパーティーに参加し、彼を返すよう要求するも、あしらわられた事で激昂。
持っていたビームガンとエモンズ・グラップルチョークを召喚して彼女を襲撃した為、琉唯に銃刀法違反及びネガエモルギア所持の現行犯で逮捕・連行された(その際「私は恋人を奪われた被害者なんだから!」と主張していた)。

モブや名無しの犯罪者を除けば劇中で初めて同一の回に登場した主犯とは別のエモルギー犯罪者であり、トワネが本性を見せるまでは彼女が主犯かと思われていた。
彼女自身は呆気なく逮捕されてしまったが、召喚されたエモンズ・グラップルチョークがギャバン・インフィニティの攻撃をことごとく寄せ付けず、ギャバリオントリガーEXを使ってようやく倒せるほどの戦闘能力を誇っていた事から、恨みが相当強かったものと思われる。怖いね、女の恨みって!

名前の由来はヴェルサイユ宮殿の所在地として知られるフランス北部のコミューン「ベルサイユ」からと思われる。

  • 叶宇(かのう)宙一郎(ちゅういちろう)

僕が宇宙一優秀だって証明するんです! ……宇宙でただ1人のギャバンを倒してね!

事案:立てこもり行為
発生場所:多元地球Ι5109
ネガエモルギア:彼自身は所持していない
演:木村風太

第19話に登場。
キキとコトの母校である私立光栄高等学校で生徒会長を務めている青年。
キキには及ばないながらも、高校生にして高性能爆弾を自作できるほど優れた頭脳を持つ。
銀河連邦警察の特別採用試験に落ちてしまった事からΙ5109のギャバンであるキキを逆恨みし、彼女と知略勝負で勝つ事で自分こそがギャバンに相応しいと証明する為、校長を人質にして校内に立てこもり、彼女と直接対決する事を希望して自ら銀河連邦警察に挑戦状を叩き付けた。

そして到着したキキに自作した高性能爆弾を解除できなければ校長もろとも学校が吹き飛ぶと脅迫するも、瞬く間にキキに爆弾を解除されて敗北。
これにより一気に自信を喪失し、ギャバンへの道を目指したのは本当は親に「ギャバンになれ」とプレッシャーをかけられていた事が理由と明かすと、キキに諭されて自分の愚かさに気付き、校長を解放した。
あっけない形で一人の被害者も犠牲者も出す事なく事件解決かと思われたその時、物陰から不意にエネルギー弾のようなものが放たれ、キキがその弾丸に倒れてしまい……?

  • 坂浦(さかうら)美弥(みや)

どんなに頑張っても評価されない、誰も私を認めてくれない! それは…その子みたいな天才がいるからよ。
優れた存在がいるせいで私達の評価が下がる…。ギャバンなんてこの世には必要ない!!

事案:ギャバン・ルミナス襲撃
発生場所:多元地球Ι5109
ネガエモルギア:モーイッカエモルギー(ネガver.)
演:山田姫奈

第19話・第20話~最終話に登場。
キキとコトのかつての恩師である私立光栄高等学校の女性教師。
彼女達からは「美弥ちゃん先生」と呼ばれて慕われていたが、実は裏でデス・ギャバンと繋がっており、宙一郎を唆して立てこもり事件を首謀し、この地球のギャバン=ギャバン・ルミナスを亡き者にしようとしていた。
今までのエモルギー犯罪者が登場時点で既に怪しい人物と描写されていたのに対し、登場時は味方側の人物と思われながら中盤で本性を表した初めてのケースとなった*6
もっとも、後述するように名前がアレな上に、自分の学校で立てこもり事件が起こっていながらやけに落ち着いた態度だった事から、よく考えると最初から怪しかったが。

教え子として表向きはキキ達を可愛がっていたが、内心ではキキのように天才としてもてはやされる存在に対し、世間から認められずに高校の一教師に留まっていた自分自身にコンプレックスを感じており、その心の闇に目を付けたデス・ギャバンの誘いに乗ってネガエモルギアを授けられた。
以降は完全にデス・ギャバンに心酔しており、彼からギャバンを倒す事で得られるという「ご褒美」欲しさから、かつての教え子をその手に掛ける事に一切の躊躇を持たない冷酷非情な性格になり果ててしまった。

宙一郎を使ってキキを交渉役に呼び出し、優しい彼女なら一般人の狙撃から庇うはずだと踏んで彼目掛けて解毒しなければ数時間で死に至る猛毒「ドクトキシン」の弾丸を打ち込み、庇って代わりに弾丸を受けてしまったキキを瀕死状態へ追い込むと、慌てて援護に駆けつけたコトにエモンズ・パウンドグラップルを差し向けた。
そして資格がない為にギャバンに蒸着できないコトを追い込む*7が、最終的に彼女がギャバン・ルミナスへの蒸着に成功し、エモンズ・パウンドグラップルも撃破されてしまう。
直後に「ギャバンを倒さないとご褒美がもらえない!」と往生際悪くギャバン・ルミナス(コト)にビームガンを突きつけるも、彼女から「“誰かを傷つけろ”って言う人が、先生の大事な人なの? それでもらったご褒美で、先生は本当に喜べるの!?」と説得され、残っていた良心が痛んだのか引き金を引く事ができず、そのまま彼女に逮捕された。
しかし、第20話ラストにて取り調べを受けていた最中にアザ・ゾルスが管轄する異空間へと連れ去られ、デス・ギャバンの手でアザ・ゾルスの称号を授けられる形で彼らの仲間となってしまう。
デス・ギャバンと鴉麿、ルルギエ、無数の信者達がいかにも特撮悪役な出で立ちの中、完全な一般人の彼女が明らかに浮いているのは気にしてはいけない。
以降はアザ・ゾルスの配下として信者達を扇動し、「エモルギーシンドローム」によるΑ0073の破壊を試みるも失敗。
デス・ギャバン達と違ってさすがに教職には復帰できなかった為、怪しげなコンサル活動を行っていたところをキキ達に発見され、応戦。
新たなネガエモルギアの力で身体能力が強化されており、ギャバンシステムが停止されていたとはいえキキ達を圧倒した他、左腕をゴートが使用したものと類似した光線銃に変化させての射撃も可能となった。
しかし、最終的にギャバン・ルミナス達の活躍によりエモンズ・グラップルと手下達を倒され、自身もギャバリオンドルネードで光線銃を破壊されて敗北し、そのまま再逮捕された。

名前の由来は「逆恨み」からと思われる。
また、演じる山田氏は過去に『ウルトラマンブレーザー』にてアオベ エミを演じており*8、本作が東映特撮初出演となった。

  • 粗暴犯

宇宙に俺の名前を響かせてやるんだーっ!!

事案:無差別銃乱射行為
発生場所:多元地球Ι5109
ネガエモルギア:ハテナゾーダエモルギー(ネガver.)
演:髙野光希

第20話に登場。
Ι5109にて白昼堂々、市街地で日頃の憂さ晴らしなのかビームガンを無差別に乱射していた、あごひげを生やした金髪の男。
目元にピアスにも似た装飾がある事から異星人と思われるが、キャストクレジットでも「粗暴犯」としか表記されておらず、本名は不明。そしてテレビ朝日公式サイトにも記載がなかったちょっとかわいそうな奴。
駆け付けたギャバン・ルミナス(コト)にビームガンを破壊され、隠し持っていた刀剣での不意打ちにも失敗した挙句、ネガエモルギアを使う間もないままあっけなく制圧され、そのまま逮捕された。

  • 御蔭(みかげ)哲真(てっしん)デス・ギャバン

デス・ギャバンは……止めない。

事案:ネガエモルギアの拡散
発生場所:無数のコスモレイヤー
ネガエモルギア:ヤッカミンエモルギー(ネガver.)
演:藤田玲
スーツアクター:齊藤謙也

第2話より登場する、ギャバン達と同じくコンバットスーツに身を包んだ謎の人物。
全体的なシルエットはギャバン・インフィニティと似ているが、そのカラーリングは黒を基調に赤と紫をあしらった毒々しいものとなり、さらに左胸と頭部の左側は破損したかのように内部メカが露出している。

その正体はΑ0073において先代のギャバンとして活動していた人物にして怜慈と同じ次元超越者で、当時は「ギャバン・デスティニー」というコードネームで呼ばれていた。
「ビスカトニック星団事件」を解決後に何らかの理由で銀河連邦警察を離反してアザ・ゾルスの下に就き、ネガエモルギアの力で各多元地球に悪意をもたらしていた。

詳細は個別項目を参照。


《関係する存在》

  • アザ・ゾルス
ネガエモルギアを用いた一連の事件の真の黒幕。
そしてデス・ギャバンやルルギエが口にしていた「宇宙の真理」の正体であり、彼らからは「大いなるアザ・ゾルス」と呼ばれている。
Α0073の銀河連邦警察最高議長曰く「理性の外にいる、暴力と犯罪の火種。されど秩序を成り立たせる禁じられた存在」らしいが、その実態は「高次元」と対を成す宇宙の闇に巣食う邪神とも呼ぶべきもので、力を与えられた者は印として黒い翼のような紋章が浮かび上がる。
第20話でその一部が姿を現し、その姿は赤く輝く眼を持つ邪悪なエネルギーの集合体であり、無数の光の触手を操って攻撃する。
魔空空間に拠点を構えており、デス・ギャバン、鴉麿、ルルギエ、坂浦美弥の4人をそれぞれの多元地球(Α0073・Λ8018・Ζ2066・Ι5109)における邪悪な意思を持つ存在の代表として、直属の配下に迎え入れた。
なお言葉の類は発さず、デス・ギャバンを始めとした配下達とどのようにコミュニケーションを取っているのか、そもそも自我や性別などの概念はあるのかは不明。

  • アザ・ゾルス信者

\マクー!マクー!マクー!マクー!/

アザ・ゾルスに魅入られ、神と称えて崇める人々。
老若男女を問わず多種多様な人間達によって構成されており、坂浦が迎えられた異空間には競技場のような場所を埋め尽くすほどの大勢の信者達がいたが、全次元に多数の信者を抱えている事が示唆され、一部はΖ2066の銀河連邦警察に捜査を打ち切らせるほどの権力を持っている事から、これでも氷山の一角と思われる。
異空間に集まった信者達は黒いフードを被った恰好をしており、一心不乱に「マクー!」という祈りの言葉を連呼してアザ・ゾルスを讃えているが、これは単なる祈りとしてだけではなく、多くの信者が所持するネガエモルギアからネガティブ波動を解放して複数の戦艦を合体させ、巨大エネルギー波を発射するなどの超人的なパワーを発揮する事も可能。
なお、坂浦の号令に従って祈りを止める描写がある事から、どうやら自らの意思で従っており、アザ・ゾルスの意思であれば惑星を消す事にも一切躊躇しない狂信者達である模様。
「マクー!」という祈りは、恐らく本家『ギャバン』に登場した宇宙犯罪組織マクーのオマージュと思われる。


《その他》

以下はネガエモルギアを所持・使用していたものの、悪意がなかったなどの理由で犯罪者にカウントするか微妙な者達。

  • レーコ

この日を1年間ずっと待ち続けてきたのに、ひどい……!

こんなのひど過ぎますわ!!

事案:祝喜輝の身体乗っ取り
発生場所:多元地球Ι5109
ネガエモルギア:アガールエモルギー(ネガver.)
演:つじかりん

第13話に登場。
レーダーにも感知されないガス状の惑星「霊王星」に住んでいる異星人の女性で、時折語尾に「~ですわ」とつけるお嬢様口調で話す。
自らの肉体を持たないエネルギー体状の異星人である為、他者の肉体に憑依して活動し、コックピットのような場所から対象の相手の肉体を操作する。

Ι5109において1年前に世話になったカフェのマスター・蓮太郎(演:馬場煇平)に再び会う為にやってきたが、肉体を持たないエネルギー体状の異星人である為、「大切な人に会いたい」という波長が合ったキキの身体に憑依。
そのまま彼女の肉体で活動し、彼女の給料を勝手に使って購入したドレスを身に纏い、目的地のカフェに辿り着くも、勤務していたのは蓮太郎ではなく蓮(演:馬場煇平・蓮太郎と兼役)という男性で、以前頼んだものを再注文するが全く話が噛み合わなかった事で約束を破られたと怒り、エモンズ・ゴーストを出現させてしまう。
また、怒りによるネガティブ波動に包み込まれたキキは外部からの干渉ができなくなってしまった。
しかし、ここでキキが霊王星の軌道を計算したところ、実はΙ5109と霊王星では違う時間が流れており、Ι5109では100年もの時間が経過していた(いわゆる「浦島太郎現象」)事が発覚。
ギャバン・インフィニティとギャバン・ライヤ、そしてレーコから解放されたキキ/ギャバン・ルミナスの活躍でエモンズ・ゴーストは退治され、再びカフェに戻ると、蓮が過去に曾祖父が書き残していたあるレシピを発見していた。
ここで蓮が蓮太郎のひ孫であり、蓮太郎はレーコとの約束を忘れておらず、いつか彼女が戻ってきた時に再びその紅茶を出せるようにレシピを書き残していた事が判明。
そのレシピを基に再現したミントティーを味わうと、約束が果たされた事でキキに礼を述べつつ、「コトさんと仲良くね」と言い残して満足しながら去っていった。

結果として明確な悪意はなかった為、キキに見逃される形で罪には問われなかったが、怜慈は「やれやれ、誘拐犯を逮捕し損ねたか……」と軽く愚痴っていた。ついでに言うとキキの給料も横領している。

  • 弱木(よわき)

頼む~! 助けてくれよぉ~! 俺が捕まったら、婆ちゃん一人にしちまう……!!

事案:宇宙通販の誤注文
発生場所:多元地球Ι5109
ネガエモルギア:ザイアークエモルギー(ネガver.)
演:中西南央

第17話に登場。
ラフなパンクファッションに身を包み、パーマヘアを赤く染めた今時の若者といった雰囲気の青年。
祖母と2人暮らしで、未成年か成人しているかは不明だが、かなり家が立派で骨董品らしきものも多数所持している事から、いいところのお坊ちゃんなのかもしれない。
そして、名前通り弱気で心配性な性格だが、祖母を心から愛している模様。
また、ネガエモルギアを所持してはいたが、その力を把握しないまま骨董品の横に置いていた為、単にレアものとしてコレクションしていただけの可能性がある。

祖母の誕生日プレゼントとして宇宙通販で天然石 パワーストーンを購入するが、内容をよく確認しないまま注文したパワーストーンは直径1km〜10kmもする巨大なもので、落下すれば北半球が吹き飛ぶほどの超巨大隕石と同格なもの。
サイズを間違えるのはあるあるとしても、これは星間テロに使えるレベルで危険すぎる。あと注文ページがやたら細かい。
慌ててキャンセルしようとするが、キャンセルできない仕様であった為に困り果て、かと言って銀河連邦警察に通報すれば地球を滅ぼしかけた大犯罪者として逮捕されてしまうと思い、怪盗フェイドに隕石を盗んで欲しいと相談した。
なお、この時フェイドからは男なのに「困ったお姫様だ……」と呆れられていた。もっとも、フェイドの背景を鑑みるに「お姫様」は弱木の祖母とも取れるが……

そしてザイアークエモルギー(ネガver.)の力で隕石落下を防ごうとするも、フェイドのエモルギア解凍器がネガエモルギアに対応していなかったせいでそのパワーに耐えきれず破損し、エモンズ・グラップルまで出現してしまう。
さらにフェイドが現れたとの通報を受けてキキとコト、ネガエモルギア反応を受けて出張してきたギャバン・インフィニティによってエモンズは撃破されるが、フェイド共々逮捕されてしまう。
しかし、キキ達が「キャンセルも破壊もできない*9なら受け取って返品(クーリング・オフ)すればいい」と気づいた事で、ギャバン・ルミナスがフェイドに貸し出していた弱木の印鑑をパワーストーンを封入した段ボール箱に押して受け取り、コスモギャバリオンACE-GOのパワーで返品された事で隕石もといパワーストーン衝突は免れた。
これにより厳重注意処分のみで釈放される事になり、安堵しながら取り調べ用の味噌ラーメンを美味しそうに頬張るのだった。


【エモンズ】

ネガエモルギアに内包されたネガティブ波動が一定基準を超える事で誕生する、によく似た人型の邪悪なモンスター。
犯罪者の邪悪な心に反応して勝手に生まれてしまう場合もあるが、ネガエモルギアを使い慣れていれば任意で召喚する事も可能。
また、犯罪者ではない民間人でも感情がネガティブになってしまった場合に誕生してしまうケースもある。

メタ的に言えばいわゆる「今週の怪人枠」にあたる存在ではあるが、一般的な特撮作品とは違ってメインで登場せず、あくまで戦闘時のアイテム的な存在である。
また、エモルギー犯罪者達が悪人とはいえ生身の人間である以上、従来の特撮作品のように必殺技で倒すわけにはいかない為、代わりの「やられ役」のポジションも担っていると言える*10

  • エモンズ・パウンド
身長:190cm
体重:195~220kg
エモルギア:ハズーイエモルギー(ネガver.)、シンペーダーエモルギー(ネガver.)、ヤーダエモルギー(ネガver.)

第1話・第2話・第6話・第22話・最終話に登場。
鴉麿と2対1の状況を作ったとはいえ、ギャバン・ブシドー相手に引かないなど戦闘力は高め。まぁ「放映順で最初の怪人」のお約束通り、必殺技には耐えられなかったが。
第1話と第6話ではエモルギアの持ち主の意思と無関係に誕生している為、エモンズの基本形態と思われる。

  • エモンズ・タマシー
身長:190cm~650m
体重:200kg〜10万t
エモルギア:ヨリソーエモルギー(ネガver.)

第3話に登場。
ガレンとギンブルに殺害された宇宙生物・タマの形見の牙からネガエモルギアの力で姿を再現したエモンズの変異体。
コスモギャバリオンに匹敵する巨体を持つ翼竜のような生命体で、空を自在に飛び回る大きな翼と鋭く長い牙を持ち、口から人間を泡状に溶かして殺害する……というか描写を見る限り比喩抜きにほぼなんでも溶かす*11強酸と、高エネルギーのエモルギー光弾を吐く。
ちなみにエモンズの素体はパウンドとほぼ同じだが、両手が白い牙のように尖っている。
タマシーの登場により、実質的な2つ目の事件で早くも「エモンズは必ずしも人型をしているわけではない」「何らかの変異を起こせば『怪獣』的な外見になる」という情報が提示された事になる。

  • エモンズ・グラップル
身長:190cm
体重:215kg~235kg
エモルギア:モーイッカエモルギー(ネガver.)、ドーションエモルギー(ネガver.)、ザイアークエモルギー(ネガver.)、ハッピークエモルギー(ネガver.)

第4話・第8話・第9話・第17話・第18話・第22話・最終話に登場。
両拳が肥大化してグローブ状になっており、外見に違わず強力なパンチが持ち味。
第4話では大地深治に使役されて各地にある巨大施設を次々に陥没させており、その能力故に大地からは「私にとっては救世主さ」と信頼されていた。
なお、同エピソードでギャバン・インフィニティやギャバン・アーマイゼと交戦した個体は拳が赤く染まっていたが、それ以外にも拳と単眼がそれぞれ青色の個体や緑色の個体も確認されている。

第8話では999が刹那を洗脳する為の囮役として使役され、最終的に狙撃可能地点まで引き寄せたところでギャバン・ブシドーもろとも狙撃されて消滅した。
第9話ではΙ5109の「ネガだまり」と呼ばれる場所に投棄されていたユトリッチエモルギー(ネガver.)から自然発生した個体が登場。
不特定多数のネガティブ感情がシンクロした結果、超振動のエネルギー(劇中ではギャバリオントリガーやギャバリオンレーザー、エモンズ・グラップル自身のレーザーによる射撃)を受けると分裂する体質になっており、キキの見立てでは最速で24時間以内にΙ5109の地球がエモンズで埋め尽くされるという。
第17話では弱木が所持していたザイアークエモルギー(ネガver.)から誕生した個体が登場。
こちらは単眼や両こぶしから光弾状の重力ビームを放つ能力を持ち、命中した対象に何倍もの重力をかけて動きを封じる事ができる。
第18話ではトワネが所持していたハッピークエモルギー(ネガver.)から誕生した個体が登場し、ブシドーと交戦した。

  • エモンズ・チョーク
身長:190cm
体重:202kg~205kg
エモルギア:トキメッキエモルギー(ネガver.)、ロンリーヌエモルギー(ネガver.)

第5話・第10話・第12話、第19話・第22話・最終話に登場。
両腕が黄色いハサミのような形状になっており、これを利用して相手を寸断する攻撃を得意とする。
第10話には出自不明の別個体が登場し、ギャバン・ブシドーと交戦していた。
第12話ではゴーランの怒りに反応して召喚され、彼の突風を巻き起こす能力との合わせ技でギャバン・インフィニティ達を苦しめた。
第19話ではデス・ギャバンに使役された個体が登場したが、魔空空間の影響なのか定かではないが、コスモギャバリオンGC-Rと同程度の巨大サイズとなっており、アークギャバリオンGC-Rに拘束されたコスモギャバリオンを痛めつけた。

  • エモンズ・ゴースト
身長:190cm~47m
体重:0kg~3000t
エモルギア:アガールエモルギー(ネガver.)

第13話に登場。
レーコがかつての恩人・蓮太郎に約束を破られたと勘違いした事による怒りにネガエモルギアが反応して誕生した。
見た目こそエモンズ・パウンドと同一だが、特筆すべきはその性質であり、ネガティブな感情に反応してさらに増殖し、個体数を増やしていく事が可能。
劇中では最終的には複数の分身体が合体し、47mのビルをも超える巨大な姿として具現化した。
なお、この世界にも幽霊という概念はあるようだが、前述したようにレーコはあくまでもエネルギー体状の「幽霊っぽい異星人」である。なのに「ゴースト」と名付けられてしまっているのはこれ如何に。

  • エモンズ・グラップルパウンド
身長:190cm
体重:227kg
エモルギア:ツマンナエモルギー(ネガver.)

第15話に登場。
その名の通り、エモンズ・パウンドをベースに右拳がエモンズ・グラップルのそれに変化しており、右腕から放つ重量級のパンチ技や赤い雷撃、左手のかぎ爪による引き裂き攻撃を得意とする。
さらに第15話の個体はヘルボマーの怒りに呼応して物質転移爆弾と起爆装置を取り込んでおり、うかつに攻撃すれば体内の爆弾が爆発する危険性がある為、武装解除に必要なシンペーダーエモルギーをこのエモンズに弾き飛ばされたギャバン・インフィニティは劣勢に立たされる羽目になった。

  • エモンズ・チョークグラップル
身長:???
体重:???
エモルギア:???

第16話に登場。
冒頭で「知人の家が自分より立派」という負の感情を抱えた一般市民が購入していたネガエモルギアから出現した。
その名の通り、左腕がエモンズ・グラップル、右腕がエモンズ・チョークのそれに変化しており、形状の異なる両腕から繰り出す接近戦を得意とする。

  • エモンズ・パウンドチョーク
身長:190㎝
体重:197kg
エモルギア:スカットエモルギー(ネガver.)

第16話に登場。
その名の通り、エモンズ・パウンドをベースに左拳がエモンズ・チョークのそれに変化しており、右手のかぎ爪と左腕のハサミを使い分けつつ、AIで制御されたかの如く正確な格闘で戦う。

  • デジタルエモンズ
身長:???
体重:???
エモルギア:なし

第16話に登場。
AIロボット25号が電脳魔空空間内で生み出したエモンズの大群。
姿はエモンズ・パウンド/グラップル/チョークと同一で、同空間で25号のコアから無数に出現し、数の暴力でギャバン・ダイヤグラムを追い詰める。
だが、25号がアギとの対話の末にバグを起こした事で存在が不安定になり、そのままギャバン・ダイヤグラムのギャバリオンブレードによる必殺技で全滅した。

  • エモンズ・グラップルチョーク
身長:190cm
体重:212kg
エモルギア:トキメッキエモルギー(ネガver.)

第18話に登場。
パッと見では第16話に登場したエモンズ・チョークグラップルと似ているが、こちらは逆に左腕がエモンズ・チョーク、右腕がエモンズ・グラップルのそれになっている点で異なる。
ベルサのトワネに対する憎悪に呼応するかの如く、ギャバン・インフィニティの各種デバイスを利用した攻撃をものともしないタフネスさが特徴。

  • エモンズ・パウンドグラップル
身長:190㎝
体重:223kg
エモルギア:モーイッカエモルギー(ネガver.)

第19話に登場。
その名の通り、エモンズ・パウンドをベースに左拳がエモンズ・グラップルのそれに変化しており、右手のかぎ爪と左腕のパンチによる格闘の他、左拳から放つ光弾や右手から放つ爪撃による遠距離攻撃もこなす。


【魔空空間】


『魔空空間』。

無数の次元が不条理に絡まり合うこの世界で、ネガエモルギアが何倍ものパワーを発揮するのだ。

ネガエモルギアに内包されたネガティブ波動が解き放たれる事により出現する異空間。
発現すると巨大な怪物の頭部を模した蜃気楼のような具象が現れる。
無数の次元が複雑に絡まり、あらゆる時間や空間が乱れた異空間であり、内部は崩壊したビル群の残骸などが横たわっている。
普通の人間が入れば瞬く間に肉体が引き裂かれて死に至るが、バリア発生装置やコンバットスーツなど対策を行えば入る事ができ、この空間内であれば銀河連邦警察の目も届かない為、内部にアジトを建設する犯罪者もいる。
なお、過去作の宇宙刑事シリーズと同様に内部に入る事でネガエモルギアの力が倍増する効果がある事が第5話で語られたが、旧シリーズと違って倍率は名言されていない。

第1話では肥大化した魔空空間により多元宇宙の地球全てが飲み込まれそうになる中、複数のギャバン達が立ち向かう悪夢をカレル・コム・ウィギレスが見ており……


【余談】

  • いわゆる着ぐるみの怪人ではなく生身の役者が演じる犯罪者達が主要な敵となるのは、宇宙刑事シリーズの延長線上にあったメタルヒーローシリーズのレスキューポリスシリーズを思わせる。

  • 敵が明確な組織を持たず宇宙犯罪者自体が敵となるパターンには、前番組にあたるスーパー戦隊シリーズの一つにして、『スペース・スクワッド』としてメタルヒーローシリーズとクロスオーバーした事もある『特捜戦隊デカレンジャー』のアリエナイザーが近いが、あちらは着ぐるみで毎週の怪人枠に相当する犯罪者が登場していたという点で相違がある。

  • 本作の原典である『ギャバン』の前半では、エイリアンのダブルマンと生物兵器であるベム怪獣の2体が毎週登場する体制が採用されていた。
    今作ではエモルギー犯罪者がダブルマン、エモンズがベム怪獣に相当する存在という事であろうか。

  • 他の作品では「怒り」「悲しみ」などもネガティブな感情と解釈している事があるが、本作では……恐らくは「適切にコントロールしている」怜慈や刹那*12だからというのもあるのだろうが、ポジティブエモルギーの方に含まれている。



アニヲタ
事案:追記・修正、立て逃げ
発生場所:不明
ネガエモルギア:アニヲタエモルギー(ネガver.)

この項目がギャバいと思ったなら……\エ〜モ〜……!/

最終更新:2026年08月24日 13:48

*1 劇中では「目的が善意なら普通のエモルギア、悪意ならネガエモルギア」と区分されているようなナレーションも入っている。

*2 一応、魔空空間にある以上は蒸着できなければ立ち入り捜査できないので間違ってはいないが。

*3 さすがに直接的な描写はないが、フワレの頬に生々しい傷跡が残っており、采原が日常的にDVを起こしていた事が示唆されている。

*4 他のニチアサ出演作は『仮面ライダーディケイド』と『獣電戦隊キョウリュウジャー』。

*5 アギ曰く「相手をメロメロにして、『結婚するする~』と二つ返事して恋心を盗み、泥のように捨ててドロンと消えるので、こんな名称になりました!」とのこと。

*6 それ以外ではルルギエの配下としてΖ2066地球の銀河連邦警察に潜入していたグラフトも該当するが、彼はネガエモルギアの所持者ではなく、また最初から怪しい挙動を見せていた。

*7 なお、怜慈達はΙ5109からの援護依頼を受けて訪れようとしていたが、デス・ギャバンにより魔空空間に引きずり込まれたせいで援護に行けなくなってしまった。

*8 当時は「搗宮姫奈」名義。

*9 当初はΙ5109のコスモギャバリオン艦隊で撃ち落とそうとしていたが、大佐とアギが「撃ち落とせば大規模なエアバーストが起きる可能性がある」と報告した為、断念せざるを得なくなった。

*10 『超人機メタルダー』のヨロイ軍団や、『特捜ロボ ジャンパーソン』の一部の犯罪者のように例外は存在する。

*11 豪邸も丸ごと溶かしていた為、生命活動に反応して溶かすという類のものではなく、本当に強い腐食性を持ったものであると思われる。

*12 あくまで「激怒して対応するべき悪」にのみ怒り、それ以外の一般市民にはむしろ優しい怜慈、出自上哀しみを知らないが故に「ギャバンの出番だ」となる事態に対してはいい意味でニュートラルな感情のもとに対応できる刹那など、宇宙刑事サイドの人物は感情を上手くコントロールした上で刑事としての仕事に携わっているように描写されていると思われる。