ジンバーアームズ

登録日:2021/06/23 Wed 17:30:30
更新日:2025/05/03 Sat 17:42:46
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ジンバーアームズは特撮テレビドラマ『仮面ライダー鎧武』に登場する変身形態。

スペック

身長:206cm
体重:110kg
パンチ力:13.7t
キック力:17.9t
ジャンプ力:ひと跳び25m
走力:100mを5.6秒

概要

仮面ライダー鎧武の強化形態。メインカラーは黒。
オレンジロックシードと3種類のエナジーロックシードで変身する。
その際オレンジロックシードは従来通り戦極ドライバーに、
エナジーロックシードはライダーインジケータ部分に設置されたゲネシスコアに接続する。
変身には基本形態のオレンジを使用するが、ギミック的にオレンジ以外でも変身可能と思われる(不可能という説明もない)。

アンダースーツは「ジンバーライドウェア」に強化されている。
兜飾りは「ジンバーカブト」に変わり、前立ては銀色の「ジンバーブレード」、額の鉱石は「ジンバーシグナル」と呼ばれる。
顎のウォークラッシャーは武神鎧武のように黒くなった。

鎧はオレンジとエナジーの鎧が融合し、陣羽織状の重装甲「ジンバーラング」を身に纏う。
パワーを供給する4枚の「エナジーパネル」には、エナジーロックシードの液化エネルギーが充填されている。
装着したエナジーロックシードによってパネル全体にその果物の模様が描かれる。

左上のパネルには鎧武のライダーズクレストがある。
他のアーマードライダーがジンバーアームズに変身した場合、この紋章が該当するライダーのものに変化する。

エナジーロックシードを使用したことで、スペックが新世代アーマードライダーに匹敵するまでに強化された。
その性能は戦闘のプロである凰蓮をして「ただのパワーアップじゃない」と言わしめるほどで、それまで鎧武が変身してきたアームズを遥かに凌駕している。
劇中では下記の3形態に変身しており、さまざまな特殊能力を身に着けることができる。
変身したジンバーアームズによって特殊能力は異なるが、スペックと装備は3形態とも共通している。

一覧

鎧武のジンバーアームズ

ジンバーレモンアームズ


ソイヤッ!
ミックス!
オレンジアームズ!花道!オン・ステージ!

ジンバーレモン!ハハーッ!


主に使用されている、ジンバーアームズの基本形態。
オレンジロックシードとレモンエナジーロックシードで変身する。
ジンバーラングのパネルにはレモンの模様が描かれている。

カタログスペック的にも他のジンバーアームズと変わらず、劇中ではこれといった特殊能力は披露していないが、他のジンバーアームズに比べるとパワー面で優れている模様。

設定上、鎧武の最強フォームである極アームズよりカチドキアームズの方が力が強く、尚且つジンバーアームズの特化した個々の能力はカチドキアームズを上回るらしいので、単純なパワー比べならジンバーレモン(補正込み)>カチドキとなる模様*1

ジンバーチェリーアームズ


ソイヤッ!
ミックス!
オレンジアームズ!花道!オン・ステージ!

ジンバーチェリー!ハハーッ!


スピードに長けたジンバーアームズの派生形態。
オレンジロックシードとチェリーエナジーロックシードで変身する。
ジンバーラングのパネルにはチェリーの模様が描かれている。

赤い残像と共に高速移動し敵を攻撃する。


ジンバーピーチアームズ


ソイヤッ!
ミックス!
オレンジアームズ!花道!オン・ステージ!

ジンバーピーチ!ハハーッ!


聴覚が強化されたジンバーアームズの派生形態。
オレンジロックシードとピーチエナジーロックシードで変身する。
ジンバーラングのパネルにはピーチの模様が描かれている。

このジンバーアームズの最大の特徴は聴覚の鋭敏化
これにより広大なヘルヘイムの森においても遠方にいる人物の声を聞き取る等、凄まじい索敵範囲を誇る。
ただし、聴覚が鋭敏化し過ぎている為、音波攻撃には極端に弱いという弱点も持つ。


ジンバーメロンアームズ


ソイヤッ!
ミックス!
オレンジアームズ!花道!オン・ステージ!
ジンバーメロン!ハハーッ!


ジンバーアームズの派生系でこのアームズを鎧武が装着したデザイン画は存在するが本編・劇場版ともに未登場のため詳細は不明。
劇場版では紘汰が一度メロンエナジーロックシードを手にしていたため、出そうと思えば出せたはずなのだが…
一応、玩具のACシリーズなどでは披露されており、DX玩具でも音声も収録されている。
また、プレミアムバンダイ公式の表記によればジンバーマツボックリ、ジンバードラゴンフルーツも存在するようである。

後述の斬月が変身したジンバーメロンアームズからして、固有特化能力は防御力だと思われる。


○創世弓ソニックアロー
ジンバーアームズ共通の弓矢型の武器。
基本的には新世代アーマードライダー達が使用するものと同じで、無双セイバーとの二刀流も可能。

遠近両用で、レーザーポインタの「エイミングスコープ」で標的を確認する。
トリガーの「ノッキングドローワー」を引いて弦の部分の「ソニックストリング」を伸ばし、アローレストからエネルギーの矢を放ち射抜く。
弓の両端部分は鋭い刃「アークリム」となっており、接近戦を仕掛けることも可能。
エネルギー矢はホーミング機能を持たせた曲射や無数に分裂しての広域掃射など、多機能な射ち分けができる。

エナジーロックシードをエナジードライブベイにセットすることで、必殺技「ソニックボレー」が発動する。
アークリムにエネルギーをチャージして扇形の斬撃を放つことも可能で、劇中では第17話のマリカ戦で使用した。


○必殺技
劇中ではすべてジンバーレモンが使用しているが、恐らく全形態共通技だと思われる。

●ソニックボレー

ロック・オン!
ソイヤッ!

オレンジ・スカッシュ!
レモンエナジー!

ソニックアローにレモンエナジーロックシードをセットした後、カッティングブレードを1回倒すと発動。
交互に重なったオレンジとレモンの輪切りのエフェクトを貫いた矢が敵を射抜く。
オレンジやレモンエナジー以外のロックシードで変身していた場合は、輪切りのエフェクトが変化すると思われる。

この場合のソニックアローによるオーレとスパーキングの必殺技は不明。

エナジーロックシードをセットした後、カッティングブレードを倒さない場合は、
ソニックアローの性能が同じなので新世代ライダーの射撃や斬撃に相当する技になると思われる。


●無頼キック

ソイヤッ!

オレンジ・スカッシュ!
ジンバーレモン・スカッシュ!

レモンエナジーロックシードをゲネシスコアにセットしたままカッティングブレードを1回倒すと発動。
スピニングダンスのように回転しつつ上昇してソニックアローの矢を相手に放ち、
交互に重なったオレンジとレモンの輪切りのエフェクトを通り抜けて無頼キックを決める。
こちらもロックシードによって輪切りのエフェクトが変化すると思われる。


オーレとスパーキングの必殺技は不明だが、後者はジンバーの場合も頭突きが使えるのだろうか。


●斬撃(正式名称不明)

ソイヤッ!

オレンジ・オーレ!
ジンバーレモン・オーレ!

レモンエナジーロックシードをゲネシスコアにセットしたままカッティングブレードを2回倒すと発動。
アークリムにエネルギーを溜め、輪切りになったレモン状の衝撃波を飛ばして相手を切り裂く。


この場合のソニックアローによるスカッシュとスパーキングの必殺技は不明。



鎧武以外のアーマードライダー


仮面ライダーナックル ジンバーマロンアームズ


今ならわかる!あいつは俺や、ペコや、お前…。

「弱い奴らの為に…世界を作り替えるために、強さを求めたんだ!!」

「戒斗…見ててくれ…!」

「変身!」

/クルゥゥミィィ!\/マロンエナジー!\

ロック・オン!

ミックス!

クルゥゥミアームズ!ミスタァァァー・ナックルマン!!

ジンバーマロン!ハハーッ!


クルミロックシードとマロンエナジーロックシードで変身する仮面ライダーナックルの強化形態。
鎧武以外のライダーでは初にして、映像作品としては唯一のジンバーアームズである。
陣羽織状の重装甲「ジンバーラング」は鎧武と共通だが、「エナジーパネル」に栗の輪切りイラストが描かれ、左上のパネルにはナックルのライダーズクレストが刻まれているのが相違点。
また、額に日輪を模した額当てが追加されるのが特徴。

端的に言えばクルミアームズの完全上位互換アームズであり、ウリであるボクシングスタイルをより突き詰めたパワフルなスタイルで戦う。
鎧武とは異なりソニックアローは使用しない。

ジンバーアームズだけあってその能力は凄まじく、相手のガードなど知るかと言わんばかりに叩き潰す圧倒的なパワーと、相手の攻撃など物ともしない圧倒的な防御力とシンプルに強いアームズである。
クルミアームズ同様、必殺技で遠距離にも対応可能等、隙がない。


マロンボンバー
クルミボンバーよりも一回り巨大な毬栗を模した手甲型アームズウェポン。
毬栗を模しているだけあって、殴られるととても痛そうな突起が無数に生えているのが特徴。
クルミボンバー同様、盾としても使え、ブラックバロンのバナスピアーの連撃を受けてもビクともしない頑強生を誇る。
大振りの強打で相手のガードごと貫いて打ちのめし、相手を持ち上げてブン投げる等、パワフルなスタイルで戦う。

更に後述のスカッシュ技を使うと、手甲の外装がパージされ、栗の実を模したクルミボンバーよりも一回り小型の紅い手甲アームズウェポンが現れる。
拳のインパクトの瞬間、爆炎が発生するのが特徴。
この場合、前述の毬栗状態から一転、俊敏な動きから繰り出す怒涛の拳のラッシュで相手を圧倒するスタイルに切り替わる。

ちなみに完全に手を被うクルミボンバーと違い、盾のように取っ手が手甲の内側に備え付けられており、
カッティングブレードは普通に指で弾けるようになっている。


必殺技(いずれも名称は不明)

●棘の射出

クルゥゥミ・スカッシュ!
ジンバーマロン・スカッシュ!

カッティングブレードを1回倒す事で発動。
空中に跳躍して錐揉み回転し、手甲の棘を周囲に雨霰と射出する遠距離技。


●炎の拳

クルゥゥミ・オーレ!
ジンバーマロン・オーレ!

カッティングブレードを2回倒す事で発動。
両拳の栗の実型の手甲アームズウェポンに強烈な炎を宿して突進し、跳躍して強烈な右ストレートを叩き込む。
必殺技発動時には日輪型の額当てが眩く輝くのが特徴。


☆仮面ライダー斬月・ジンバーメロンアームズ



「変身!」

/メロン!\/メロンエナジー!\

ロック・オン!


ミックス!
メロンアームズ! 天・下・御・免!

ジンバーメロン!ハハーッ!


講談社キャラクター文庫小説 仮面ライダー鎧武』に登場。
仮面ライダー斬月がそれぞれ戦極ドライバー本体にメロンロックシード、ゲネシスコアにメロンエナジーロックシードをセットして変身する強化形態。
武器はメロンディフェンダーとソニックアローの両方を使用。
作中ではメロンディフェンダーから電磁バリアを展開して蓮華座偽神セイヴァーの攻撃を防ぎつつ、そのままサーフボードの如く乗り回して戦った。



●名称不明(メロンディフェンダー)

ソイヤッ!メロン・スカッシュ!
ジンバーメロン・スカッシュ!

カッティングブレードを1回倒して発動。
メロンアームズにおける「メロウブラスト」の強化版。
メロンディフェンダーを覆う力場をメロン型のエフェクトに変化させ、敵目がけてライダーキックで蹴り飛ばす。

●名称不明(斬撃)

ソイヤッ!メロン・オーレ!
ジンバーメロン・オーレ!

カッティングブレードを2回倒して発動。
鎧武が使用するものと同じく、ソニックアローのアークリムにエネルギーを込めて強烈な斬撃を放つ。

●ソニックボレー

ロック・オン!
メロンエナジー!

ソニックアローにメロンエナジーロックシードをセットして発動。
ソニックアローの弦を引いてエネルギーをチャージし、強力なエネルギー矢を放つ。
恐らく斬月・真で使用するものとほぼ同一の技。



仮面ライダー龍玄・ジンバードラゴンフルーツアームズ



/ブドウ!\/ドラゴンフルーツエナジー!\

ロック・オン!

ミックス!

ブドウアームズ!龍!砲!ハッ!ハッ!ハッ!
ジンバードラゴンフルーツ!ハハーッ!

小説版で登場した仮面ライダー龍玄の強化フォーム。
何気に純粋な龍玄の強化形態としては初だが、イラストが存在しないため詳細な姿は不明。
「HEROSAGA」では解釈の一つとして中華鎧と陣羽織の折衷になっており、ソニックアローが青龍偃月刀をイメージした形状に変化している。

供界が差し向けた仮面ライダーデュークからドライバーとドラゴンフルーツエナジーロックシードを奪い取った光実が変身。
ソニックアローから二頭の龍を模したエネルギー矢を放ち、一度は仮面ライダーセイヴァーを撃破している。




ミックス!アニヲタアームズ!ジンバーツイキ・シュウセイ!ハハーッ!

この項目が面白かったなら……\ハハーッ!/

最終更新:2025年05月03日 17:42

*1 あくまで単純な力比べをした場合の仮定の話。カチドキ以上になると火縄大橙DJ銃などが使えるようになるため一概にどちらが強いとは言えない