隠者の紫(ハーミット・パープル)

登録日:2010/04/20 (火) 08:35:55
更新日:2019/08/12 Mon 22:21:48
所要時間:約 7 分で読めます





見たか?手から出たいばら(・・・)を!
これがわしの「幽波紋(スタンド)」!

荒木飛呂彦作の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物ジョセフ・ジョースターの持つ幽波紋(以下スタンドと表記)能力。
名前の由来はタロットカードの9番目の大アルカナ『THE HERMIT(隠者)』。

【ステータス】

破壊力……D
スピード…C
持続力……A
射程距離……D
精密動作性…D
成長性……E
(JOJO A-GO!GO!)


【特徴】

スタンド像は細長いイバラの形をしている。
ジョセフの両手から数本が伸びており、本体から完全に分離する事は出来ない。スタンド像自体の射程は10メートルほどで、その範囲であれば茨は自在に伸縮しジョセフの意のままに動く。
スタンドを破壊されるとスタンド使いにダメージがいくのがスタンドのルールの一つであるが、二、三本千切られた程度ではジョセフにダメージはいかない模様。群体型のスタンドとも言えるかもしれない。
アニメ等での配色は名前の通り紫色が主流だが、連載時のカラーページでは普通のイバラのような緑色で塗られたこともあった。

スタンド自体にも一応殺傷能力はあるが、かなり低い。その為ジョセフがスタンド自体で攻撃した回数はかなり少ない。
波紋法のエネルギーも伝達できるようで、攻撃する際もかつて得意としていたロープ・マジックやクラッカー・ヴォレイのように、波紋のエネルギーを流すなどの工夫を行って戦闘を繰り広げる*1
もしも2部の若りし頃に発現できていたら、対吸血鬼、対柱の男に於いて無敵の存在になっていたかもしれない。

イバラ自体もそこそこ頑丈に出来ており、木の杭を引っこ抜いたり、ターザンよろしくぶら下がって移動することもしばしばあった。
ジョースター一行のメンバーが全体的にシリーズを通しても高い戦闘力をもっていると言えるため、その非力さは作中かなり目立つ。
DIOに至っては素手で隠者の紫を破壊していた。
これはスタンドはスタンドでしか破壊できないというルールに反するが、第4部ではビンの中に閉じ込められたり第5部では鉄パイプに潰されたりしたスタンドもいるので、荒木先生自体もあまり気にしてないのかもしれない。


戦闘では非力さの目立つスタンドであるが、その真の強みはハーミットパープルの持つ特殊能力にある。


◆能力

軽くまとめると遠隔地の様子を映し出したり、目標物を探し出す能力
設定上は成長性:Eにもかかわらず、劇中ではどんどん能力が成長・進化している。

初期の頃は『念写』のみ。
スタンドを纏った状態でポラロイドカメラを叩き割ると目標とする物が写った写真が出来るという、金銭的な問題でハイコストなスタンドであったが、後に成長。

  • テレビの音をつなぎ合わせて必要な情報を得る『念聴』
  • 石や砂で探し物を探知する簡単なレーダーを作る
  • 離れたところから茨でゲーム機のコントローラーを操作する
  • 電子機器のハッキング
  • 生物の内部をテレビに映し出す
など、様々な派生能力を得ていった。
ポルナレフシルバーチャリオッツが成長するスタンドの最初の例と言われるが、解釈次第ではこのスタンドが最初であるといえる。

ちなみに念写した写真の画質はかなり鮮明であり、暗がりでなおかつピントが合っていないはずのハエをも写し出し、
ジョセフ達はそこからDIOの居場所を確定した。(まぁスタープラチナのおかげだが…)


以上の事から、間違っても強力なスタンドではないが、
作中ではジョースター一行の仲間と協力したり、頭脳戦で戦ったりとジョセフらしい戦い方で数々のスタンド使いを撃破している。
DIOが一番注意していたのは承太郎ではなくジョセフだったことから、ジョセフとこのスタンドの相性が相当良かった事がよくわかる。

そして隠者の紫を語る上で外せないのがDIOの問題。
第3部が始まってすぐ。DIOは世界ではなくこの隠者の紫にそっくりな能力を使い、ジョセフ達を念写している。
どうしてそんな事が起きたかはDIOの項目を参照されたし。


第3部・4部ともども、この能力での念写が物語の出発地点となっていたり。


【余談】

コミック17巻61ページで「隠者の紫」の読みが
ハーミット・パープルではなく、ハーット・パープルになっていた。

TVアニメ版第2部のオープニング映像では、ジョセフのシーンの背景にうねるイバラがカメオ出演。
スタッフの愛が感じられる。




見たか?これがわしの「追記・修正」!
能力は項目内容をアップロードする『念写』!

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