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隠者の紫(ハーミット・パープル)

登録日:2010/04/20 Tue 08:35:55
更新日:2026/02/26 Thu 00:15:07
所要時間:約 7 分で読めます





見たか?手から出たいばら(・・・)を!
これがわしの「幽波紋(スタンド)」!

荒木飛呂彦作の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物ジョセフ・ジョースターの持つ幽波紋(以下スタンドと表記)能力。
名前の由来はタロットカードの9番目の大アルカナ『THE HERMIT(隠者)』。

【ステータス】

破壊力……D
スピード…C
持続力……A
射程距離……D
精密動作性…D
成長性……E
(JOJO A-GO!GO!)


【特徴】

スタンド像は細長いイバラの形をしている。
ジョセフの両手から数本が伸びており、本体から完全に分離する事は出来ない。スタンド像自体の射程は10メートルほどで、その範囲であれば茨は自在に伸縮しジョセフの意のままに動く。
スタンドを破壊されるとスタンド使いにダメージがいくのがスタンドのルールの一つであるが、二、三本千切られた程度ではジョセフにダメージはいかない模様。群体型のスタンドとも言えるかもしれない。
アニメ等での配色は名前の通り紫色が主流だが、連載時のカラーページでは普通のイバラのような緑色で塗られたこともあった。

◆攻撃性能

スタンド自体にも一応殺傷能力はあるが、かなり低い。その為ジョセフがスタンド自体で攻撃した回数はかなり少ない。
波紋法のエネルギーも伝達できるようで、攻撃する際もかつて得意としていたロープ・マジックやクラッカー・ヴォレイのように、波紋のエネルギーを流すなどの工夫を行って戦闘を繰り広げる*1
もしも2部の若りし頃に発現できていたら、対吸血鬼、対柱の男に於いて無敵の存在になっていたかもしれない。
体に巻き付けて更に波紋を流し込むことで「電気が流れる有刺鉄線」のような防御手段にも転じれる。
流石のDIOも殴れずに別の方法で突破をする。

イバラ自体もそこそこ頑丈に出来ており、仲間を引き寄せる、木の杭を引っこ抜いたり、ターザンよろしくぶら下がって移動することもしばしばあり、DIOとの決戦では建物をワイヤーアクションのように立体移動して追跡から逃げていた。
ジョースター一行のメンバーが全体的にシリーズを通しても高い戦闘力をもっていると言えるため、その非力さは作中かなり目立つ。

戦闘では非力さの目立つスタンドであるが、その真の強みはハーミットパープルの持つ特殊能力にある。


◆能力

軽くまとめると遠隔地の様子を映し出したり、目標物を探し出す能力
設定上は成長性:Eにもかかわらず、劇中ではどんどん能力が成長・進化している。

初期の頃は『念写』のみ。
スタンドを纏った状態でポラロイドカメラを叩き割ると目標とする物が写った写真が出来るという、金銭的な問題でハイコストなスタンドであったが、後に成長。

  • テレビの音をつなぎ合わせて必要な情報を得る『念聴』
  • 石や砂で探し物を探知する簡単なレーダーを作る
  • 離れたところから茨でゲーム機のコントローラーを操作する
  • 電子機器のハッキング
  • 生物の内部をテレビに映し出す
  • 電子機器に接続して細工がされてないかを探る
など、様々な派生能力を得ていった。
ポルナレフシルバーチャリオッツが成長するスタンドの最初の例と言われるが、解釈次第ではこのスタンドが最初であるといえる。

ちなみに念写した写真の画質はかなり鮮明であり、暗がりでなおかつピントが合っていないはずのハエをも写し出し、
スタープラチナの精密な視力の解析と併せてジョセフ達はそこからDIOの居場所を確定した。


以上の事から、直接的な戦闘においては間違っても強力なスタンドではないが、
作中ではジョースター一行の仲間と協力したり、頭脳戦で戦ったりとジョセフらしい戦い方で数々のスタンド使いを撃破している。
DIOが一番注意していたのは承太郎ではなくジョセフだったことから、ジョセフとこのスタンドの相性が相当良かった事がよくわかる。

第3部が始まってすぐ、DIOはザ・ワールドではなくこの隠者の紫にそっくりな能力を使い、ジョセフ達を念写しているが、公式媒体にてこれはジョナサン・ジョースターのスタンドと説明されている。


第3部・4部ともども、この能力での念写が物語の出発地点となっていたりする。

第4部では更に老いによるジョセフの衰えなのか透明な赤ちゃんを助けるときに使用しただけで、ニューヨーク後ではアンジェロしか念写できず、レッドホットチリペッパーの使い手捜索を承太郎に依頼されるも同様にできずにわざわざ出向く事になった。
更に重ちーを殺したスタンド使いの殺人鬼がいる時でも残念ながら念写などを使う描写がなかった。
メタ的にいうと前部と違って舞台は杜王町とよばれる街の日常に潜むスタンド使いを追う話なのでこの能力では即座に事件解決してしまうので致し方なし。

【余談】

コミック17巻61ページで「隠者の紫」の読みが
ハーミット・パープルではなく、ハーット・パープルになっていた。

TVアニメ版第2部のオープニング映像では、ジョセフのシーンの背景にうねるイバラがカメオ出演。
スタッフの愛が感じられる。

ジョジョリオンによると、一巡後のジョセフ・ジョースターに発現したスタンドも茨のスタンドである模様。
さらに並行世界のディエゴの前例から、こちらの一巡前のジョセフもよりスタンドを成長させることができた場合、ひ孫と同じく人型を獲得していた可能性が出てきた。

ゲームでは相手を捕縛して引き寄せて殴ったり、波紋を流し込んだりと攻撃手段も多彩。
牽制や中距離技として有効だが、リーチが長いと硬直も長めという作品共通の弱点もある。



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能力は項目内容をアップロードする『念写』!

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最終更新:2026年02月26日 00:15

*1 年齢からくる衰えや長らく波紋を使っていなかったせいで、波紋自体には全盛期ほどの威力はなくなってしまっていた